近年、画素を発光ダイオード(LED)などの発光素子で形成した、いわゆる自発光型の表示装置が注目を浴びている。このような自発光型の表示装置に用いられる発光素子としては、有機発光ダイオード(OLED(Organic Light Emitting Diode)、有機EL素子、エレクトロルミネッセンス(Electro Luminescence:EL)素子などとも言う)が注目を集めており、有機ELディスプレイなどに用いられるようになってきている。
このような発光素子は自発光型であるため、液晶ディスプレイに比べて画素の視認性が高く、バックライトが不要であり、応答速度が速い等の利点があり、発光素子の輝度は流れる電流値によって制御可能となっている。
このような自発光型の発光素子を用いた表示装置では、その駆動方式として単純マトリックス方式とアクティブマトリクス方式とが知られている。前者は構造は簡単であるが、大型かつ高輝度のディスプレイの実現が難しい等の問題があり、近年は発光素子に流れる電流を画素回路内部に設けた薄膜トランジスタ(TFT)によって制御するアクティブマトリクス方式の開発が盛んに行われている。
アクティブマトリクス方式の表示装置の場合、駆動TFTの電流特性のバラツキにより発光素子に流れる電流が変化し表示画面を形成する個々の発光素子の輝度がばらついてしまうという問題があった。つまり、このようなアクティブマトリクス方式の表示装置の場合、画素回路には発光素子に流れる電流を駆動する駆動TFTが用いられており、これらの駆動TFTの特性がばらつくことにより発光素子に流れる電流が変化し、輝度がばらついてしまうという問題があった。
そこで画素回路内の駆動TFTの特性がばらついても発光素子に流れる電流は変化せず、輝度のバラツキを抑えるための種々の回路が提案されている(例えば、特許文献1乃至4参照。)。
特許出願公表番号2002-517806号公報
国際公開第 01/06484号パンフレット
特許出願公表番号2002-514320号公報
国際公開第 02/39420号パンフレット
特許文献1乃至4は、いずれもアクティブマトリクス型表示装置の構成を開示したもので、特許文献1乃至3には、画素回路内に配置された駆動TFTの特性のバラツキによって発光素子に流れる電流が変化しないような回路構成が開示されている。この構成は、電流書き込み型画素、もしくは電流入力型画素などと呼ばれている。また特許文献4には、ソースドライバ回路内のTFTのバラツキによる信号電流の変化を抑制するための回路構成が開示されている。
図6に、特許文献1に開示されている従来のアクティブマトリクス型表示装置の第1の構成例を示す。図6の画素は、ソース信号線601、第1〜第3のゲート信号線602〜604、電流供給線605、TFT606〜609、保持容量610、EL素子611、映像信号入力用電流源612を有する。
TFT606のゲート電極は、第1のゲート信号線602に接続され、第1の電極はソース信号線601に接続され、第2の電極は、TFT607の第1の電極、TFT608の第1の電極、およびTFT609の第1の電極に接続されている。TFT607のゲート電極は、第2のゲート信号線603に接続され、第2の電極はTFT608のゲート電極に接続されている。TFT608の第2の電極は、電流供給線605に接続されている。TFT609のゲート電極は、第3のゲート信号線604に接続され、第2の電極はEL素子611の陽極に接続されている。保持容量610はTFT608のゲート電極と電流供給線605との間に接続され、TFT608のゲート・ソース間電圧を保持する。電流供給線605およびEL素子611の陰極には、それぞれ所定の電位が入力されて互いに電位差を有する。
図7を用いて、信号電流の書き込みから発光までの動作について説明する。図中、各部を示す図番は図6に準じている。図7(A)〜(C)は、電流の流れを模式的に示している。図7(D)は、信号電流の書き込み時における各経路を流れる電流の関係を示しており、図7(E)は、同じく信号電流の書き込み時に、保持容量610に蓄積される電圧、つまりTFT608のゲート・ソース間電圧について示している。
まず、第1のゲート信号線602および第2のゲート信号線603にパルスが入力され、TFT606、607がONする。このとき、ソース信号線を流れる電流、すなわち信号電流をIdataとする。
ソース信号線には、電流Idataが流れているので、図7(A)に示すように、画素内では、電流の経路はI1とI2とに分かれて流れる。これらの関係を図7(D)に示している。なお、Idata=I1+I2であることは言うまでもない。
TFT606がONした瞬間には、まだ保持容量610には電荷が保持されていないため、TFT608はOFFしている。よって、I2=0となり、Idata=I1となる。すなわちこの間は、保持容量610における電荷の蓄積による電流のみが流れている。
その後、徐々に保持容量610に電荷が蓄積され、両電極間に電位差が生じ始める(図7(E))。両電極の電位差がVthとなると(図7(E) A点)、TFT608がONして、I2が生ずる。先に述べたように、Idata=I1+I2であるので、I1は次第に減少するが、依然電流は流れており、さらに保持容量には電荷の蓄積が行われる。
保持容量610においては、その両電極の電位差、つまりTFT608のゲート・ソース間電圧が所望の電圧、つまりTFT608がIdataの電流を流すことが出来るだけの電圧(VGS)になるまで電荷の蓄積が続く。やがて電荷の蓄積が終了する(図7(E) B点)と、電流I1は流れなくなり、さらにTFT608はそのときのVGSに見合った電流が流れ、Idata=I2となる(図7(B))。こうして、定常状態に達する。以上で信号の書き込み動作が完了する。最後に第1のゲート信号線602および第2のゲート信号線603の選択が終了し、TFT606、607がOFFする。
続いて、発光動作に移る。第3のゲート信号線604にパルスが入力され、TFT609がONする。保持容量610には、先ほど書き込んだVGSが保持されているため、TFT608はONしており、電流供給線605から、Idataの電流が流れる。これによりEL素子611が発光する。このとき、TFT608が飽和領域において動作するようにしておけば、TFT608のソース・ドレイン間電圧が変化したとしても、Idataは変わりなく流れることが出来る。
このように、設定した電流を出力する動作を、出力動作と呼ぶことにする。以上に一例を示した、電流書き込み型画素のメリットとして、TFT608の特性等にばらつきがあった場合であっても、保持容量610には、電流Idataを流すのに必要なゲート・ソース間電圧が保持されるため、所望の電流を正確にEL素子に供給することが出来、よってTFTの特性ばらつきに起因した輝度ばらつきを抑えることが可能になる点がある。
以上の例は、画素回路内での駆動TFTのバラツキによる電流の変化を補正するための技術に関するものであるが、ソースドライバ回路内においても同一の問題が発生する。特許文献4には、ソースドライバ回路内でのTFTの製造上のバラツキによる信号電流の変化を防止するための回路構成が開示されている。
このように、従来の電流駆動回路やこれを用いた表示装置においては、信号電流とTFTを駆動するための電流あるいは信号電流と発光時に発光素子に流れる電流とが等しいか、あるいは比例関係を保つように構成されている。
従って、発光素子を駆動するための駆動TFTの駆動電流が小さい場合や、発光素子で暗い階調の表示を行おうとする場合、信号電流もそれに比例して小さくなってしまう。よって、信号電流を駆動TFTや発光素子に供給するために用いられる配線の寄生容量は極めて大きいため、信号電流が小さいと配線の寄生容量を充電する時定数が大きくなり、信号書き込み速度が遅くなってしまうという問題点がある。つまり、トランジスタに電流を供給して、前記トランジスタが前記電流を流すのに必要な電圧をゲート端子に生成させる速度が、遅くなってしまうことが問題となっている。
そこで、信号書き込み速度を早くする技術が検討されている(例えば、特許文献5、6を参照。)。
特許出願公開番号2003-50564号公報
特許出願公開番号2003-76327号公報
特許文献5では、データ線駆動手段から供給されるデータ線電流を、画素回路の各々に対する輝度情報を書き込むデータ電流と、残りのバイパス電流とに分割して駆動する電流制御手段とを備えた表示装置について開示されている。例えば、図33に示すように、書き込みを行っていない画素回路を、データ電流制御回路(バイパス電流)として利用している。
図34、35には、駆動タイミングを示す。連続したx個(図33では、x=2)の画素回路が同時に選択される。このように、2つの画素回路を同時選択した際に、1つの画素回路については、データ線を駆動するデータ線電流の一部を輝度データ電流として書き込む。このとき、他の1つの画素回路の一部分については、輝度データ電流の書き込みを行わないが、データ線電流の残りを流すデータ電流制御回路(バイパス電流)として利用する。
特に、図35の例では、列方向において連続したx個(図33では、x=2)の画素回路を1つのブロックとして、このブロック内の1つの画素回路についてデータ電流を書き込むとき、同一ブロック内の他の画素回路ついてはデータ電流の書き込みを行わず、バイパス電流として利用するようにしている。このとき、データ電流の書き込みを行っている画素回路では、第1の走査線WSと第2の走査線ESが共に選択される。例えば、図33において、画素回路11−k−1をデータ電流の書き込みを行う画素回路とすると、WS k−1、ES k−1の両方が選択される。
一方、データ電流の書き込みを行わないが、バイパス電流として利用される画素回路では、第1の走査線WSのみが選択される。図33の例では、WSkが選択され、第2の走査線ES kは選択されない。これにより、TFT24、25がバイパス電流として利用されるデータ電流制御回路として機能する。すなわち、図33に示す画素回路において、第2の走査線ESkが選択されず、TFT26がオフ状態にあるため、キャパシタ23に保持された輝度データに応じた電荷はTFT26を通して放電されることなく、保持されたままとなる。このとき、一部分の回路、即ちTFT24,25のみがデータ電流制御回路(バイパス電流)として機能することになる。
このように、電流書き込み型画素回路を用いたアクティブマトリクス型有機EL表示装置において、列方向において隣り合う2つの画素回路を同時に選択し、データ線電流Iw0の一部を輝度データの書き込みを行う画素回路に供給し、残りの電流については他方の画素回路の一部分をバイパス電流として利用して流すようにしたことにより、画素回路内のTFT24,25のサイズの大型化を抑制しつつ、これらTFT24,25に流れるデータ電流Iw1よりもデータ線電流Iw0を大きく設定することが可能になる。これにより、データ書き込み時間を大幅に短縮できるため、有機EL表示装置の大型化・高精細化を図ることが可能となる。
一方、特許文献6では、図36に示す回路が開示されている。つまり、駆動トランジスタ7と並列に、駆動トランジスタ7のn倍の電流駆動能力を有する補助トランジスタ12を接続し、選択期間の一部(加速期間)において補助トランジスタ12にもドレイン電流が流れるようにするとともに信号線3を流れる信号電流自体も(n+1)倍となるようにする。このことにより、保持容量や寄生容量の充放電が速やかに行われるようになり、駆動トランジスタのゲート電位が選択期間中に確実に所定電位に到達するようになって、信号電流(入力信号)が微小なときでも適正な駆動電流で電流駆動素子を駆動できるようになる、という効果がある。したがって、電流駆動素子が有機EL素子である場合には、意図した通りの駆動電流で有機EL素子が駆動されることになるので、表示画質の劣化が防止される。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、本発明の趣旨及びその範囲から逸脱することなくその形態及び詳細を様々に変更し得る事は当業者であれば容易に理解される。従って、本発明は、本実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
本発明は、発光素子に流れる電流値によって発光輝度を制御することが可能な素子で画素を形成する。代表的にはEL素子を適用することができる。EL素子の構成としては種々知られたものがあるが、電流値により発光輝度を制御可能なものであれば、どのような素子構造であっても本発明に適用することができる。すなわち、発光層、電荷輸送層または電荷注入層を自由に組み合わせてEL素子を形成するものであり、そのための材料として、低分子系有機材料、中分子系有機材料(昇華性を有さず、かつ、分子数が20以下または連鎖する分子の長さが10μm以下の有機発光材料)や高分子系有機材料を用いることができる。また、これらに無機材料を混合または分散させたものを用いても良い。
また、EL素子などのような発光素子を有する画素だけでなく、電流源を有する様々なアナログ回路に適用することが出来る。そこでまず、本実施の形態では、本発明の原理について述べる。
まず、図1に、本発明の基本原理に基づく構成について示す。信号線108には、スイッチ102を介して基本電流源101が接続され、それらと並列にスイッチ104を介して追加電流源103が接続されて、電流供給手段が構成されている。勿論、電流供給手段は図1に示す構成に限定されず、動作タイミングに応じて以下で説明するユニット回路に所定の電流を供給できる構成のものであれば良い。例えば、スイッチを省略して、出力を自在に可変可能な電流源を用いても良い。あるいは、電流源の数を2つではなく、さらに多くしてもよいし、1つにまとめてもよい。
信号線108には、複数のユニット回路105a〜105eが接続されている。図1では、5個のユニット回路が接続されている。各々のユニット回路は、少なくとも、スイッチ回路と電流源回路とで構成され、例えば、ユニット回路105aは、少なくとも、スイッチ回路106aと電流源回路107aなどから構成されている。他のユニット回路105b〜105eについても、同様である。また、電流源回路は、少なくとも1個のトランジスタで構成され、容量素子を有する場合も多い。スイッチ回路は、少なくとも1個のスイッチで構成されている。
ユニット回路としては、様々な構成を用いることが出来る。そこで、本実施の形態では一例として、図6と同様の回路を用いた場合のユニット回路について、図2に示す。ユニット回路105のスイッチ回路106が、図6でのTFT606に相当する。ユニット回路105の電流源回路107は、電流源トランジスタ208、容量素子210、スイッチ207、209で構成されている。スイッチ209の先には、負荷201が接続されている。電流源回路107のトランジスタ208が、図6でのTFT608に相当し、容量素子210が保持容量610に相当し、スイッチ207がTFT607に相当し、スイッチ209がTFT609に相当する。負荷201が図6でのEL素子611に相当する。
次に、図1の回路の動作について、説明する。まず、図3に示すように、プリチャージ動作を行う。プリチャージ動作では、信号を入力する対象のユニット回路だけでなく、それ以外のユニット回路にも電流を流すようにする。そして、電流を流すユニット回路を増やした分だけ、合計の電流も多く流すようにする。
つまり、スイッチ104をオンにし、スイッチ102をオフにして、追加電流源103の電流が流れるようにする。そして、複数のユニット回路において、スイッチ回路がオン状態となり、電流が流れるようになる。図3では、スイッチ回路106a〜106eがオンになっており、5個のユニット回路に電流を流すようになっている。したがって、追加電流源103の電流は、基本電流源101の5倍の大きさとなっている。このように、大きな電流を流すため、すばやく定常状態にすることが出来る。プリチャージ動作において、定常状態になったときの信号線108の電位をVpとする。
なお、プリチャージ動作の時には、各々の電流源回路では、電流源トランジスタのゲート端子とドレイン端子が接続された状態となっていることが好ましい。例えば図2の場合は、スイッチ207がオンになっていることが好ましい。またその時、図2の場合は、負荷201の方に電流が流れてしまうことを防ぐために、スイッチ209がオフになっていることが好ましい。ただし、これに限定されない。
次に、図4に示すように、設定動作を行う。なお、ここでは、信号を入力する対象のユニット回路は、ユニット回路105aであるとする。そのため、ユニット回路105aのみに電流が流れるようにし、ユニット回路105b〜105eには、電流が流れないようにする。したがって、スイッチ回路106aはオンしており、スイッチ回路106b〜106eはオフしている。また、スイッチ104はオフし、スイッチ102がオンして、基本電流源101の電流が流れる。ただし、基本電流源101の電流の大きさは小さい。したがって、従来であれば、なかなか定常状態にならなかった。しかし、図4の場合は、設定動作の前にプリチャージ動作を行っている。よって、信号線108の電位はVpとなっている。Vpは、設定動作が完了したときの、信号線108の電位と概ね等しい。したがって、素早く設定動作を完了させ、定常状態とすることが可能となる。
このように、プリチャージ動作の時(プリチャージ期間)には、大きな電流を流す。例えば、A倍の電流を流す。この時、A個のユニット回路に電流を流すようにする。すると、電流値が大きいので、すばやく定常状態とすることが出来る。つまり、電流が流れる配線に寄生している負荷(配線抵抗や交差容量など)による影響を少なくし、すばやく、定常状態にすることが出来る。そして次に、設定期間において、1倍の電流を1個のユニット回路に流して、設定動作を行う。ただし、プリチャージ動作によって、電流が流れる配線の電位は、設定動作が完了したときと概ね等しい状態になっている。これは、プリチャージ動作のときの電流の倍率(A倍)が、電流を流すユニット回路の個数(A個)と、対応がとれていることが理由である。このように、プリチャージ動作を行うため、素早く設定動作を行うことが出来る。
したがって、例えば、負荷201がEL素子で有る場合、EL素子を低階調で発光させたい場合の信号書き込み時にも、つまり、設定動作の時の電流値が小さくても、すばやく信号を書き込むことが出来る。
なお、プリチャージ動作が完了したときの信号線の電位は、設定動作が完了したときの信号線の電位と概ね等しくなっている。もし、完全に等しくなっている場合は、プリチャージ動作が完了した時点で、設定動作も完了したことになる。もし、電位が完全に等しくない場合は、その差の電位分だけ、設定動作によって、調節されることになる。したがって、信号線の電位に関して、設定動作を開始してから完了するまでの変動が小さくて済み、素早く定常状態とすることが可能となる。
また、プリチャージ動作が完了したときの信号線の電位が、設定動作が完了したときの信号線の電位と等しくなっているかどうかは、各電流源回路107a〜107eにおける電流源トランジスタの電流特性のバラツキの度合いに依存する。もし、電流特性がばらついていなければ、電流源トランジスタのゲート・ソース間電圧は、プリチャージ動作の時と設定動作の時とでは、一致する。しかし、電流特性がばらついていれば、プリチャージ動作の時と設定動作の時とで、電流源トランジスタのゲート・ソース間電圧が異なってしまう。よって、信号線108の電位も、プリチャージ動作が完了したときと、設定動作が完了したときとでは電位差がでてしまう。したがって、各電流源回路107a〜107eにおける電流源トランジスタは、電流特性が揃っていることが望ましい。電流特性が揃っていれば、設定動作において、すばやく定常状態にすることが可能となる。電流源トランジスタの電流特性をそろえるためには、トランジスタの半導体層を結晶化させる場合のレーザー照射が同じショットで行われるようにすることなどで改善することが可能である。
なお、図1では、5個のユニット回路が接続されているが、これに限定されない。
また、プリチャージ動作の時に、図3では、5個のユニット回路に電流が入力されているが、これに限定されない。例えば、図5に示すように、4個のユニット回路に電流を流しても良い。この場合、追加電流源103の電流は、基本電流源101の4倍の大きさにするのが望ましい。また、図5では、スイッチ回路106b〜106eがオン、スイッチ回路106aがオフになっているが、これに限定されない。ここでは、信号を入力する対象のユニット回路は、ユニット回路105aであるとしているので、トランジスタの電流特性のバラツキの観点から、プリチャージ動作の時には、ユニット回路105aに電流を入力することが望ましい。しかし、図5に示すように、スイッチ回路106aをオフにして、ユニット回路105aに電流を入力しないようにして、プリチャージを行ってもよい。
また、設定動作の時に、図4では、1個のユニット回路に電流が入力されているが、これに限定されない。例えば、複数個のユニット回路に電流を流しても良い。この場合、基本電流源101の電流も、その個数に合わせて大きくする必要がある。
なお、図1では、信号線108と各電流源回路107a〜107eとは、各スイッチ回路106a〜106eを介して接続されているが、これに限定されない。信号線108から各ユニット回路105a〜105eに電流が入力されるかどうかを制御できる構成になっていればよい。なお、図1では各ユニット回路に信号線を介して電流が入力されているが、他の信号も入力してもよい。例えば、別の配線を介してユニット回路に電圧も入力してもよい。
なお、プリチャージ動作の時には、図3では、スイッチ102はオフし、スイッチ104はオンしているが、これに限定されない。電流の大きさを調整しておけば、スイッチ102をオンにして、基本電流源101と追加電流源103の両方から電流が流れるようにしてもよい。
なお、図1では、説明を明快にするため、信号線108は、スイッチ102を介して基本電流源101と接続され、スイッチ104を介して追加電流源103と接続されているが、これに限定されない。プリチャージ動作の時と、設定動作の時とで、信号線108へ流れる電流の大きさを制御できる構成になっていればよい。したがって、スイッチ102、104は、基本電流源101や追加電流源103から流れる電流の大きさを制御できるようになっていれば、どこに配置してもよい。また、基本電流源101や追加電流源103が電流を出力するかどうかを切り替えられる機能を有している場合は、スイッチ102、104を配置しなくてもよい。また、プリチャージ動作の時と、設定動作の時とで、電流の大きさを切り替えられる機能を有している場合は、基本電流源101と追加電流源103を1つの電流源にまとめてもよい。
なお、図1〜図4では、ユニット回路から基本電流源101や追加電流源103の方に電流が流れるように配置されているが、これに限定されない。基本電流源101や追加電流源103からユニット回路の方に電流が流れていても良い。ただし、その場合は、各ユニット回路における電流源回路について注意する必要がある。つまり、電流源回路が図2のような構成の場合は、電流源トランジスタ208は、トランジスタの極性をPチャネル型からNチャネル型へ変更する必要がある。なぜなら、電流の流れる向きによって、トランジスタのソース端子とドレイン端子とが入れ替わるからである。もし仮に、基本電流源101や追加電流源103からユニット回路の方に電流が流れて、かつ、電流源トランジスタの極性をPチャネル型にした場合は、図8に示すような構成にする必要がある。図8では、電流源トランジスタ808のゲート・ソース間に、容量素子810が接続されている。トランジスタを流れる電流の大きさは、ゲート・ソース間電圧によって制御されるため、ゲート・ソース間電圧を保持する必要がある。そのため、容量素子810は、電流源トランジスタ808のゲート・ソース間に接続することが好ましい。また、スイッチ807は、電流源トランジスタ808のゲート・ドレイン間に接続されている。このように、電流の流れる向きによって、つまり、電位の高低によって、ソース端子とドレイン端子とが決定されるため、それに合わせて、接続構造を決定する必要がある。
なお、図2や図8における負荷201は、何でもよい。抵抗などのような素子でも、トランジスタでも、EL素子でも、そのほかの発光素子でも、トランジスタと容量とスイッチなどで構成された電流源回路でも、何かの回路が接続された配線でもよい。信号線でも、信号線とそれに接続された画素でもよい。その画素には、EL素子やFEDで用いる素子など、どのような表示素子を含んでいてもよい。また、画素に電流を供給するような信号線駆動回路の中の電流源回路でもよい。
なお、図2における容量素子210や図8おける容量素子810は、電流源トランジスタ208などのゲート容量によって、代用することが出来る。その場合は、容量素子210や容量素子810を省略できる。
なお、容量素子210は、電流源トランジスタ208のゲート端子とソース端子とに接続されているが、これに限定されない。最も望ましいのは、電流源トランジスタ208のゲート端子とソース端子に接続されていることが望ましい。なぜなら、トランジスタの動作は、ゲート・ソース間電圧によって決定されるため、ゲート端子とソース端子の間で、電圧を保持していると、他の影響(配線抵抗などによる電圧降下などの影響)を受けにくいからである。もし、容量素子210が電流源トランジスタ208のゲート端子と別の配線との間に配置されていたら、その別の配線における電圧降下量によって、電流源トランジスタ208のゲート端子の電位が変ってしまう可能性がある。
なお、図1では、5つの電流源回路107a〜107eが示されているが、この電流源回路の電流能力、つまり、各電流源トランジスタのゲート幅Wとゲート長Lは、全てのユニット回路において、同じであってもよいし、異なっていてもよい。異なっている場合は、プリチャージ動作の時と、設定動作の時とで、定常状態になったときの信号線108の電位が概ね等しくなるように、調整しておく必要がある。
なお、図1などに示すスイッチは、電気的スイッチでも機械的なスイッチでも何でも良い。電流の流れを制御できるものなら、何でも良い。トランジスタでもよいし、ダイオードでもよいし、それらを組み合わせた論理回路でもよい。よって、スイッチとしてトランジスタを用いる場合、そのトランジスタは、単なるスイッチとして動作するため、トランジスタの極性(導電型)は特に限定されない。ただし、オフ電流が少ない方が望ましい場合、オフ電流が少ない方の極性のトランジスタを用いることが望ましい。オフ電流が少ないトランジスタとしては、LDD領域を設けているもの等がある。また、スイッチとして動作させるトランジスタのソース端子の電位が、低電位側電源(Vss、Vgnd、0Vなど)に近い状態で動作する場合はnチャネル型を、反対に、ソース端子の電位が、高電位側電源(Vddなど)に近い状態で動作する場合はpチャネル型を用いることが望ましい。なぜなら、ゲート・ソース間電圧の絶対値を大きくできるため、スイッチとして、動作しやすいからである。なお、nチャネル型とpチャネル型の両方を用いて、CMOS型のスイッチにしてもよい。
なお、本発明の回路として、図1、図2、図8などに示したが、構成はこれに限定されない。ユニット回路の数、各電流源の数、スイッチの配置や数、各トランジスタの極性、電流源トランジスタの数や配置、各配線の電位、電流の流れる向きなどを変更することにより、様々な回路を用いて構成することが出来る。また、各々の変更を組み合わせることにより、様々な回路を用いて構成することが出来る。
なお、図1の場合、図3や図5のようにプリチャージ動作を行い、その後、図4のように設定動作を行っているが、これに限定されない。
例えば、図3や図5のようなプリチャージ動作を、複数回行っても良い。例えば、1回目のプリチャージ動作では、図3の場合と同様に、電流の大きさを5倍にして、5個のユニット回路に電流を流す。次に、2回目のプリチャージ動作では、図9に示すように、電流の大きさを3倍にして、3個のユニット回路に電流を流す。そして最後に、設定動作として、電流の大きさを1倍にして、1個のユニット回路に電流を流すようにしてもよい。
このように、複数回のプリチャージ動作を行うことによって、滑らかに、設定動作へ移行することが出来る。
あるいは、別のプリチャージ動作を組み合わせてもよい。
例えば、図10に示すように、図3のようなプリチャージ動作の前に、別のプリチャージを行っても良い。図10では、端子1001から、スイッチ1002を介して、電圧を供給する。その電位は、プリチャージ動作や設定動作において、定常状態になった時の電位と、概ね等しい値にしておく。つまり、図10に示すように、スイッチ1002をオンにして、端子1001の電位を供給する。電圧を加えるため、瞬間的に多くの電流を流すことが出来る。これにより、すばやく、プリチャージできる。その後、スイッチ1002をオフにして、図3と同様にプリチャージ動作を行う。なお、電圧を供給してプリチャージを行う技術は、同じ出願人による特願2003−019240号出願に記載されている。そこには、さまざまなプリチャージ技術が開示されており、その内容を本発明と組み合わせることが出来る。
また例えば、各ユニット回路(電流源回路)において、そこに流れる電流の大きさを複数段階に変化させることによってプリチャージを行う動作を、図3のようなプリチャージ動作と組み合わせても良い。電流源回路107に流れる電流を複数段階に変化させることが可能な場合の構成例を図11、図12に示す。
図11の場合は、第2電流源トランジスタ1111が電流源トランジスタ1108と直列に接続されている。そして、第2電流源トランジスタ1111のソース・ドレイン間を短絡させるようなスイッチ1112が接続されている。スイッチ1112がオフしていると、電流源トランジスタ1108のゲート端子と第2電流源トランジスタ1111のゲート端子とは、互いに接続されているため、電流源トランジスタ1108と第2電流源トランジスタ1111とは、マルチゲートのトランジスタとして動作することになる。その時のマルチゲートのトランジスタのゲート長Lは、電流源トランジスタ1108のゲート長Lよりも大きい。そのため、そこを流れる電流も小さい。一方、スイッチ1112がオンしていると、第2電流源トランジスタ1111のソース・ドレイン間は短絡されているので、第2電流源トランジスタ1111のソース・ドレイン間には電流が流れない。したがって、実質的に、電流源トランジスタ1108のみが動作していることになる。以上のことから、スイッチ1112のオンオフによって、電流源トランジスタ1108に流れる電流を変化させることが出来る。この動作を図3や図4の前後や最中などで行うことにより、より素早くプリチャージすることが出来る。
図11では、直列に接続されていたが、図12には、第2電流源トランジスタ1211が電流源トランジスタ1208と並列に接続されている場合の例を示す。この場合も、電流を多く流したい場合は、スイッチ1212をオンにすることによって、第2電流源トランジスタ1211の方にも電流が流れるようにすることが出来る。
なお、図11や図12に示したように、電流源回路107に流れる電流を複数段階に変化させることが可能な場合の構成に関しては、同じ出願人による特願2003−055018号出願に記載されている。そこには、さまざまな構成が開示されており、その内容を本発明と組み合わせることが出来る。
なお、プリチャージ動作において用いられるトランジスタと、設定動作において用いられるトランジスタとは、出来るだけ、特性がそろっていることが望ましい。例えば、図1の場合、電流源回路における電流源トランジスタ208、808、1108、1208、第2電流源トランジスタ1111、1211は、電流源回路107a〜107eにおいて、電流特性がそろっていることが望ましい。よって、電流源トランジスタや第2電流源トランジスタを作成する過程において、できるだけ、電流特性が揃うように工夫することが望ましい。例えば、電流源トランジスタや第2電流源トランジスタの半導体層にレーザを照射して製造する場合、電流源トランジスタや第2電流源トランジスタの電流特性が揃うようにレーザを照射することが望ましい。したがって例えば、線状のレーザを照射する場合は、信号線108と平行にレーザを照射し、信号線108と垂直方向にレーザを走査していくのが望ましい。
なお、基本電流源101と追加電流源103を、飽和領域で動作するトランジスタで実現する場合は、各々のゲート電極を接続しておくことが望ましい。そして、各々のトランジスタのゲート幅Wとゲート長Lの比率を調節することによって、各々の電流源の電流の大きさを、制御することが望ましい。
このように、スイッチの配置や数、各トランジスタの極性、電流源トランジスタの数や配置、基本電流源の種類や数や配置、ユニット回路の構成や数、ユニット回路中の電流源回路の構成、プリチャージを行う回数、別のプリチャージ方法との組み合わせの有無、電流の流れる向きなどを変更することにより、様々な回路を用いて、本発明を構成することができ、各々の変更を組み合わせることにより、さらに様々な回路を用いて本発明を構成することが出来る。
(実施の形態2)
実施の形態1では、図1〜図4において、信号を入力する対象のユニット回路、つまり、設定動作を行う対象のユニット回路が、ユニット回路105aである場合について述べた。本実施の形態では、設定動作を行う対象のユニット回路が時間によって順次変わっていく場合の動作について述べる。
なお、図1に示した構成を用いて動作を述べるが、構成や動作は、これに限定されない。なお、本実施の形態の内容は、実施の形態1で説明した内容を組み合わせることは可能である。
また、プリチャージ動作の時に、電流が入力されるユニット回路の数は、簡単のため、3つであるとする。なお、プリチャージ動作の時に、電流が入力されるユニット回路の数はこれに限定されない。
まず、信号を入力する対象のユニット回路、つまり、設定動作を行う対象のユニット回路が、ユニット回路105aであるとする。そこで、ユニット回路105aに対して設定動作を行う前に、プリチャージ動作を行う。ここでは簡単のため、3つのユニット回路に電流を流してプリチャージ動作を行うこととしている。よって、図13に示すように、ユニット回路105b、105c、105dに電流を流して、プリチャージ動作を行う。
ここで、ユニット回路105aへの設定動作の前に行うプリチャージ動作として、電流を流す回路を、ユニット回路105b、105c、105dにした理由を述べる。それは、設定動作を行う対象のユニット回路が、ユニット回路105aの次は、ユニット回路105bであり、その次はユニット回路105cであり、その次はユニット回路105dであるからである。つまり、ユニット回路の構成によっては、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流すと、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまう場合がある。したがって、このあとすぐに設定動作を行うのであれば、プリチャージ動作のために電流を流しても、問題が少ない。
よって、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流すと、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまわないような場合は、ユニット回路105b、105c、105d以外のユニット回路を用いて、プリチャージ動作を行ってもよい。
また、設定動作の時とプリチャージ動作の時とで、信号線108の状態は概ね等しいことが望ましい。そのためには、設定動作を行うユニット回路(電流源回路)と、プリチャージ動作を行うユニット回路(電流源回路)とは、電流特性が揃っていることが望ましい。よって、ユニット回路105a(つまり設定動作を行うユニット回路)の近くに配置されているユニット回路を用いてプリチャージ動作を行うことが望ましい。もちろん、ユニット回路105a(つまり設定動作を行うユニット回路)を用いて、プリチャージ動作を行っても良い。
以上のように、あるユニット回路への設定動作の前に行うプリチャージ動作として、電流を流すユニット回路は、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流すと、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまう場合は、プリチャージ動作の後に設定動作を行うユニット回路を選択することが望ましい。ユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまわない場合は、設定動作を行うユニット回路の近くに配置されているユニット回路を選択することが望ましい。ただし、これに限定されない。
次に、図13のようなプリチャージ動作の後、図14に示すように、ユニット回路105aに設定動作を行う。
そして、次に、信号を入力する対象のユニット回路、つまり、設定動作を行う対象のユニット回路がかわって、ユニット回路105bになったとする。すると、ユニット回路105bに対して設定動作を行う前に、プリチャージ動作を行う。そこで、図15に示すように、ユニット回路105c、105d、105eに電流を流して、プリチャージ動作を行う。なお、ユニット回路105aには、プリチャージ動作として電流を流すことは、設定動作を完了させた直後であり望ましくない。
次に、図16に示すように、ユニット回路105bに設定動作を行う。
このようにして、設定動作を行う対象が時間によって順次かわっていき、図17、図18に示すように、プリチャージ動作と設定動作とを行っていく。
なお、ユニット回路105cへの設定動作の前のプリチャージ動作を行う場合、ユニット回路105eの次にはユニット回路がない。そこで、プリチャージ動作としては、電流を流すユニット回路として、最初のユニット回路に戻って、ユニット回路105d、105e、105aに電流を流せばよい。この時の動作を図17、18に示す。
同様に、設定動作を行う対象が時間によってかわって、ユニット回路105dへ設定動作を行う場合、図19に示すように、ユニット回路105e、105a、105bに電流を流してプリチャージ動作を行い、その後、図20に示すように、ユニット回路105dへ設定動作を行う。次も同様に、図21、図22に示すように、プリチャージ動作と設定動作とを行っていく。
このように動作させることにより、順次、各ユニット回路に設定動作を行っていくことが出来る。そして、設定動作の前にプリチャージ動作を行うことにより、電流が小さくても、すばやく設定動作を完了させることが出来る。
なお、プリチャージ動作を行うとき、プリチャージ動作を行った後に、設定動作を行うユニット回路を含めずに、それ以外のユニット回路に電流を流しているが、これに限定されない。例えば、図14に示すように、ユニット回路105aに設定動作を行う場合、その前のプリチャージ動作では、図13ではなく、図21のように、設定動作を行う対象であるユニット回路105aも含めて、電流を流しても良い。
なお、本実施の形態で説明した内容は、実施の形態1で説明した構成における、ある動作を詳細に述べたものに相当するがこれに限定されず、その要旨を変更しない範囲であれば様々な変形が可能である。したがって、実施の形態1で説明した内容は、本実施の形態にも適用できる。
(実施の形態3)
実施の形態1において、図2、図8、図11、図12などに例を示したように、ユニット回路としては、様々な構成を用いることが出来る。そこで、本実施の形態ではユニット回路の別の例や、ユニット回路の動作について示す。
まず、図23に、回路例を示す。図23の回路の場合、スイッチ207をオンにすると、トランジスタ2309のゲート・ソース間電圧が0になる。そのため、トランジスタ2309はオフし、負荷201には電流が流れない。したがって、プリチャージ動作を行う場合は、スイッチ106、207をオンにすればよい。なお、図23の回路の場合、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流すと、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまう。そのため、プリチャージ動作を行った後は、新たに設定動作を行うまで、負荷に電流を流すのは望ましくない。そこで、そのような場合は、スイッチ106をオフにした場合、スイッチ207をオンにすればよい。スイッチ106をオフにすれば、ユニット回路に電流は入ってこない。一方、スイッチ207はオンなので、負荷201に電流は流れない。負荷201に電流を流す場合は、スイッチ106、207をオフにすればよい。また、設定動作を行う場合は、スイッチ106、207をオンにすればよい。
別の例を図24に示す。図24の回路の場合、スイッチ2407をオンにすると、トランジスタ2409のゲート・ソース間電圧が0になる。そのため、トランジスタ2409はオフし、電源線2413から負荷201には電流が流れない。したがって、プリチャージ動作を行う場合は、スイッチ106、2407をオンにすればよい。ただし、そのままでは、負荷201に電流が流れてしまうため、スイッチ2411をオンにして、配線2412の方に電流が流れるようにすればよい。配線2412の電位を調節すれば、負荷201に電流が流れない場合が多いが、流れてしまう場合は、スイッチ209をオフにすればよい。なお、図24の回路の場合、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流すと、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまう。そのため、プリチャージ動作を行った後は、新たに設定動作を行うまで、負荷に電流を流すのは望ましくない。そこで、そのような場合は、スイッチ106をオフにして、スイッチ2407をオンにすればよい。あるいは、スイッチ209をオフにしておけばよい。スイッチ106をオフにすれば、ユニット回路に電流は入ってこない。一方、スイッチ2407はオンなので、電源線2413から負荷201に電流は流れない。負荷201に電流を流す場合は、スイッチ106、2407、2411をオフにして、スイッチ209をオンにすればよい。また、設定動作を行う場合は、スイッチ106、2407、2411をオンにすればよい。
なお、図23、24に示した構成については、同じ出願人による特願2002−274680号出願に記載されている。その内容を本発明と組み合わせることが出来る。
次に、カレントミラー回路を用いた例を図25、図26に示す。図25の場合、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流すと、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化してしまう。そのため、スイッチ2509によって、負荷201に電流を流すかどうかを制御する必要がある。しかし、図26の場合は、プリチャージ動作としてユニット回路に電流を流しても、スイッチ2601をオフしておけば、そのユニット回路に対して設定動作を行ったときの状態が変化しない。つまり、容量素子2510に保存された信号が変わってしまったりすることはない。そのため、プリチャージ動作を行っていても、負荷201に電流を流すことができる。
次に、他の例を図27に示す。図27の回路の具体例として、その一例を、図28に示す。なお、図27、28に示した構成やその動作については、同じ出願人による国際公開第03/027997号パンフレットにて開示されている。その内容を本発明と組み合わせることが出来る。
このように本実施の形態では、さまざまな構成のユニット回路を示したが、これに限定されず、その要旨を変更しない範囲であれば様々な変形が可能である。また、本実施の形態で述べた内容は、実施の形態1〜2と自由に組み合わせることができる。
(実施の形態4)
本実施の形態では、表示装置、および、信号線駆動回路などの構成とその動作について説明する。信号線駆動回路の一部や画素に、本発明の回路を適用することができる。
表示装置は、図29に示すように、画素配列2901、ゲート線駆動回路2902、信号線駆動回路2910を有している。ゲート線駆動回路2902は、画素配列2901に選択信号を順次出力する。信号線駆動回路2910は、画素配列2901にビデオ信号を順次出力する。画素配列2901では、ビデオ信号に従って、光の状態を制御することにより、画像を表示する。信号線駆動回路2910から画素配列2901へ出力するビデオ信号は、電流である場合が多い。つまり、各画素に配置された表示素子や表示素子を制御する素子は、信号線駆動回路2910から入力されるビデオ信号(電流)によって、状態を変化させる。画素に配置する表示素子の例としては、EL素子やFED(フィールドエミッションディスプレイ)で用いる素子などがあげられる。
なお、ゲート線駆動回路2902や信号線駆動回路2910は、複数配置されていてもよい。
信号線駆動回路2910は、構成を複数の部分に分けられる。大まかには、一例として、シフトレジスタ2903、第1ラッチ回路(LAT1)2904、第2ラッチ回路(LAT2)2905、デジタル・アナログ変換回路2906に分けられる。デジタル・アナログ変換回路2906には、電圧を電流に変換する機能も有しており、ガンマ補正を行う機能も有していてもよい。つまり、デジタル・アナログ変換回路2906には、画素に電流(ビデオ信号)を出力する回路、すなわち、電流源回路を有しており、そこに本発明を適用することが出来る。
また、画素は、EL素子などの表示素子を有している。その表示素子に電流(ビデオ信号)を出力する回路、すなわち、電流源回路を有しており、そこにも、本発明を適用することが出来る。
そこで、信号線駆動回路2910の動作を簡単に説明する。シフトレジスタ2903は、フリップフロップ回路(FF)等を複数列用いて構成され、クロック信号(S-CLK)、スタートパルス(SP)、クロック反転信号(S-CLKb)が入力される、これらの信号のタイミングに従って、順次サンプリングパルスが出力される。
シフトレジスタ2903より出力されたサンプリングパルスは、第1ラッチ回路(LAT1)2904に入力される。第1ラッチ回路(LAT1)2904には、ビデオ信号線2908より、ビデオ信号が入力されており、サンプリングパルスが入力されるタイミングに従って、各列でビデオ信号を保持していく。なお、デジタル・アナログ変換回路2906を配置している場合は、ビデオ信号はデジタル値である。また、この段階でのビデオ信号は、電圧であることが多い。
ただし、第1ラッチ回路2904や第2ラッチ回路2905が、アナログ値を保存できる回路である場合は、デジタル・アナログ変換回路2906は省略できる場合が多い。その場合、ビデオ信号は、電流であることも多い。また、画素配列2901に出力するデータが2値、つまり、デジタル値である場合は、デジタル・アナログ変換回路2906は省略できる場合が多い。
第1ラッチ回路(LAT1)2904において、最終列までビデオ信号の保持が完了すると、水平帰線期間中に、ラッチ制御線2909よりラッチパルス(Latch Pulse)が入力され、第1ラッチ回路(LAT1)2904に保持されていたビデオ信号は、一斉に第2ラッチ回路(LAT2)2905に転送される。その後、第2ラッチ回路(LAT2)2905に保持されたビデオ信号は、1行分が同時に、デジタル・アナログ変換回路2906へと入力される。そして、デジタル・アナログ変換回路2906から出力される信号は、画素配列2901へ入力される。
第2ラッチ回路(LAT2)2905に保持されたビデオ信号がデジタル・アナログ変換回路2906に入力され、そして、画素2901に入力されている間、シフトレジスタ2903においては再びサンプリングパルスが出力される。つまり、同時に2つの動作が行われる。これにより、線順次駆動が可能となる。以後、この動作を繰り返す。
なお、デジタル・アナログ変換回路2906が有している電流源回路が、設定動作と出力動作とを行うような回路である場合、その電流源回路に、電流を流す回路が必要となる。そのような場合、リファレンス用電流源回路2914が配置されている。
なお、すでに述べたように、本発明におけるトランジスタは、どのようなタイプのトランジスタでもよいし、どのような基板上に形成されていてもよい。したがって、図29や図30などで示したような回路が、全てガラス基板上に形成されていてもよいし、プラスチック基板に形成されていてもよいし、単結晶基板に形成されていてもよいし、SOI基板上に形成されていてもよいし、どのような基板上に形成されていてもよい。あるいは、図29や図30などにおける回路の一部が、ある基板に形成されており、図29や図30などにおける回路の別の一部が、別の基板に形成されていてもよい。つまり、図29や図30などにおける回路の全てが同じ基板上に形成されていなくてもよい。例えば、図29や図30などにおいて、画素2901とゲート線駆動回路2902とは、ガラス基板上にTFTを用いて形成し、信号線駆動回路2910(もしくはその一部)は、単結晶基板上に形成し、そのICチップをCOG(Chip On Glass)で接続してガラス基板上に配置してもよい。あるいは、そのICチップをTAB(Tape Auto Bonding)やプリント基板を用いてガラス基板と接続してもよい。
つまり、信号線駆動回路やその一部は、画素配列2901と同一基板上に存在せず、例えば、外付けのICチップを用いて構成されることもある。
なお、信号線駆動回路などの構成は図29に限定されない。
例えば、第1ラッチ回路2904や第2ラッチ回路2905が、アナログ値を保存できる回路である場合、図30に示すように、リファレンス用電流源回路2914から第1ラッチ回路(LAT1)2904に、ビデオ信号(アナログ電流)が入力されることもある。また、図30において、第2ラッチ回路2905が存在しない場合もある。そのような場合は、第1ラッチ回路2904に、より多くの電流源回路が配置されている場合が多い。
例えば、電流源回路が2つあり、一方の電流源回路が設定動作を行い、他方の電流源回路が通常動作を行って電流を出力し、それらを切り替えるようにしてもよい。これにより、設定動作と通常動作とを同時に行うことが出来るようになる。
なお、具体的な構成などは、国際公開第 03/038793号パンフレット、国際公開第 03/038794号パンフレット、国際公開第 03/038795号パンフレット、国際公開第 03/038796号パンフレット、国際公開第 03/038797号パンフレットなどに記載されているため、その内容を本発明に適用したり、本発明と組み合わせることが出来る。
このような場合、図29における、デジタル・アナログ変換回路2906の中の電流源回路に、本発明を適用することが出来る。デジタル・アナログ変換回路2906の中に、多くのユニット回路があり、リファレンス用電流源回路2914に、基本電流源101や追加電流源103が配置されている。
あるいは、図30における、第1ラッチ回路(LAT1)2904の中の電流源回路に、本発明を適用することが出来る。第1ラッチ回路(LAT1)2904の中に、沢山のユニット回路があり、リファレンス用電流源回路2914に、基本電流源101や追加電流源103が配置されている。
あるいは、図29、図30における画素配列2901の中の画素(その中の電流源回路)に、本発明を適用することが出来る。画素配列2901の中に、沢山のユニット回路があり、信号線駆動回路2910に、基本電流源101や追加電流源103が配置されている。
次に、ゲート線駆動回路2902の例を図31に示す。ユニット回路のスイッチ部(例えば、図1におけるスイッチ部106a〜106e)は、プリチャージ期間では、複数がオン状態になる。そして、設定期間では、1つのスイッチ部がオンになる。そこで、図31に示すように、シフトレジスタ3101は、プリチャージ期間中に複数行がオンになるような信号を出力する。一方、シフトレジスタ3102は、設定期間中に1行がオンになるような信号を出力する。そして、制御信号線3103を制御することにより、シフトレジスタ3101とシフトレジスタ3102の出力を切り替えて、ゲート線に出力するようにしている。
なお、画素(ユニット回路)が有する他のスイッチのオンオフも、同様の技術を用いたゲート線駆動回路により、制御できる。
なお、画素に本発明を適用した場合、画素(ユニット回路)の構成によっては、プリチャージ期間中は、負荷(発光素子など)に電流を供給しない場合がある。そのような場合は、発光素子が発光しない。そのため、1フレーム期間の間、ずっと発光しつづけるホールド型の発光ではなく、1フレーム期間の間、ある期間だけ発光するインパルス型の発光になる。ホールド型の発光の場合、動画を表示すると、目の残像効果によって、残像が見えてしまう場合がある。一方、インパルス型の発光の場合、動画を表示しても、残像が見えにくい。したがって、画素に本発明を適用した場合、動画を表示したときの残像を抑えることも出来る。
なお、本実施の形態で説明した内容は、実施の形態1〜3で説明した内容を利用したものに相当する。したがって、実施の形態1〜3で説明した内容は、本実施の形態にも適用できる。
(実施の形態5)
これまでの実施の形態では、信号線を通して、電流を供給する場合について述べてきたが、これに限定されない。電流だけでなく、電圧を供給してもよい。例えば、同じ出願人による特願2003−123000号出願に記載されている技術を本発明と組み合わせることが出来る。
特願2003−123000号出願では、図37に示すように、電流だけでなく、電圧も供給している。増幅回路3707を用いて帰還回路を形成することにより、電圧も供給している。なお、詳しい動作の説明は、ここでは省略する。
図38には、図37における電流源回路のトランジスタ3808が複数配置されている場合について示している。なお、増幅回路として、オペアンプ3707を用いた場合の例を示している。ここでは簡単のため、電流源回路のトランジスタ(あるいは画素)が2個配置されている場合について示す。ただし、これらに限定されない。
図38に示すように、ユニット回路105A、105Bが接続されている。電流を供給する信号線108と電圧を供給する信号線3803とがある。それらの信号線と、各ユニット回路中の電流源回路とは、スイッチ回路(スイッチ106A、3807A)などを介して接続される。各ユニット回路のスイッチ回路(スイッチ106A、3807Aや、スイッチ106B、3807B)を制御することにより、プリチャージ動作や設定動作を行う。これにより、素早く信号を書き込むことが出来る。
なお、図38では、簡単のため、電流源として電流源3701のみを示したが、プリチャージ動作や設定動作において、電流の大きさを制御できるものとする。あるいは、図1に示すように、電流源3701は、スイッチ102、104、基本電流源101、追加電流源103などで構成されているものとする。
なお、ユニット回路の構成は、図38に限定されず、さまざまな構成が可能である。また、図37、38のような構成で帰還回路を構成し、また、増幅回路を使用しているが、これに限定されず、さまざまな構成が可能である。
なお、本実施の形態で説明した内容は、実施の形態1〜4で説明した内容と自由に組み合わせることが出来、また、実施の形態1〜4で説明した内容は、本実施の形態にも適用できる。
(実施の形態6)
図13から図21では、信号線108に、5つのユニット回路105a〜105eが接続されており、3つのユニット回路に電流を流すことによってプリチャージ動作を行っていた。本実施の形態では、1本の信号線に、より多数の画素、つまり、ユニット回路が接続されている場合について説明する。
例えば、携帯電話用表示装置の場合、QVGAのものが用いられており、縦長の表示なので、その場合は、1本の信号線に320個の画素(ユニット回路)が接続されていることになる。そのほか、カーナビゲーション用表示装置の場合、VGAのものが用いられており、横長の表示なので、1本の信号線に480個の画素(ユニット回路)が接続されていることになる。コンピュータ用表示装置の場合、XGAのものなどが用いられており、横長の表示なので、1本の信号線に768個の画素(ユニット回路)が接続されていることになる。
このように、1本の信号線に多くの画素(ユニット回路)が接続されている場合、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数について述べる。
プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数は、多い方が望ましい。なぜなら、プリチャージ動作の時に流れる電流値が大きいので、すばやく定常状態にすることができるからである。しかし、電流値が大きくなりすぎると、消費電力が高くなってしまう。また、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数が多いと、発光素子に電流を流すことが出来る画素の数が減ってしまう場合がある。つまり、デューティー比が小さくなってしまう場合がある。なぜなら、プリチャージ動作によって、設定動作によって保存された情報が破壊されてしまう場合があるため、その状態で発光素子に電流を流すと誤った表示になってしまうから、発光素子に電流を供給できない期間が生じるからである。このようにデューティー比が小さくなることによって、発光素子の寿命が短くなってしまう場合がある。よって、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数は、これらのトレードオフで決定すればよい。
例えば、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を50個にすれば、プリチャージ動作の時に流す電流値を50倍に出来る。QVGA表示の携帯電話の場合、1本の信号線に320個の画素(ユニット回路)が接続されているため、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数の割合は50/320=16%である。そして、デューティー比は(320-50)/320=84%であり、許容範囲である。また、プリチャージ動作の時に流す電流値を50倍に出来れば、定常状態にするまでの時間も短く出来る。特に、携帯電話用表示装置の場合、表示領域(画素配列部分)の大きさが小さいため、信号線の長さも短い。したがって、信号線についてしまう負荷容量も小さいため、プリチャージ動作の時に流す電流値を50倍以上に出来れば、定常状態にするまでの時間も十分短くできる。したがって、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を50個以上、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数の割合は16%以上、デューティー比は84%以下にすることが好適である。
ただし、デューティー比が5%以下にすると、発光素子の寿命が短くなってしまう場合があるため、デューティー比は5%以上、より好ましくは10%以上になるように、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を決定することが望ましい。
例えば、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を100個にすれば、プリチャージ動作の時に流す電流値を100倍に出来る。VGA表示のカーナビゲーション用表示装置の場合、1本の信号線に480個の画素(ユニット回路)が接続されているため、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数の割合は100/480=20%である。そして、デューティー比は(480-100)/480=79%であり、許容範囲である。また、プリチャージ動作の時に流す電流値を100倍に出来れば、定常状態にするまでの時間も短く出来る。特に、カーナビゲーション用表示装置の場合、表示領域(画素配列部分)の大きさがあまり大きくないため、信号線の長さもあまり長くない。したがって、信号線についてしまう負荷容量も大きくないため、プリチャージ動作の時に流す電流値を100倍以上に出来れば、定常状態にするまでの時間も十分短くできる。したがって、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を100個以上、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数の割合は20%以上、デューティー比は79%以下にすることが好適である。
ただし、デューティー比が5%以下にすると、発光素子の寿命が短くなってしまう場合があるため、デューティー比は5%以上、より好ましくは10%以上になるように、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を決定することが望ましい。
例えば、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を200個にすれば、プリチャージ動作の時に流す電流値を200倍に出来る。XGA表示のパソコン用表示装置の場合、1本の信号線に768個の画素(ユニット回路)が接続されているため、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数の割合は200/768=26%である。そして、デューティー比は(768-200)/768=73%であり、許容範囲である。また、プリチャージ動作の時に流す電流値を200倍に出来れば、定常状態にするまでの時間も短く出来る。したがって、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を200個以上、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数の割合は26%以上、デューティー比は73%以下にすることが好適である。
ただし、デューティー比が5%以下にすると、発光素子の寿命が短くなってしまう場合があるため、デューティー比は5%以上、より好ましくは10%以上になるように、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を決定することが望ましい。
なお、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数は、これに限定されない。例えば、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を多くして、デューティー比が50%程度になるように、プリチャージ動作の時に電流を流す画素(ユニット回路)の数を決定してもよい。
(実施の形態7)
本発明を用いた電子機器として、ビデオカメラ、デジタルカメラ、ゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)、ナビゲーションシステム、音響再生装置(カーオーディオ、オーディオコンポ等)、ノート型パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、携帯情報端末(モバイルコンピュータ、携帯電話、携帯型ゲーム機または電子書籍等)、記録媒体を備えた画像再生装置(具体的にはDigital Versatile Disc(DVD)等の記録媒体を再生し、その画像を表示しうるディスプレイを備えた装置)などが挙げられる。それらの電子機器の具体例を図32に示す。
図32(A)は発光装置であり、筐体13001、支持台13002、表示部13003、スピーカー部13004、ビデオ入力端子13005等を含む。本発明は表示部13003を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図32(A)に示す発光装置が完成される。発光装置は自発光型であるためバックライトが必要なく、液晶ディスプレイよりも薄い表示部とすることができる。なお、発光装置は、パソコン用、TV放送受信用、広告表示用などの全ての情報表示用表示装置が含まれる。
図32(B)はデジタルスチルカメラであり、本体13101、表示部13102、受像部13103、操作キー13104、外部接続ポート13105、シャッター13106等を含む。本発明は、表示部13102を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図32(B)に示すデジタルスチルカメラが完成される。
図32(C)はノート型パーソナルコンピュータであり、本体13201、筐体13202、表示部13203、キーボード13204、外部接続ポート13205、ポインティングマウス13206等を含む。本発明は、表示部13203を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図32(C)に示す発光装置が完成される。
図32(D)はモバイルコンピュータであり、本体13301、表示部13302、スイッチ13303、操作キー13304、赤外線ポート13305等を含む。本発明は、表示部13302を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図32(D)に示すモバイルコンピュータが完成される。
図32(E)は記録媒体を備えた携帯型の画像再生装置(具体的にはDVD再生装置)であり、本体13401、筐体13402、表示部A13403、表示部B13404、記録媒体(DVD等)読み込み部13405、操作キー13406、スピーカー部13407等を含む。表示部A13403は主として画像情報を表示し、表示部B13404は主として文字情報を表示するが、本発明は、表示部A、B13403、13404を構成する電気回路に用いることができる。なお、記録媒体を備えた画像再生装置には家庭用ゲーム機器なども含まれる。また本発明により、図32(E)に示すDVD再生装置が完成される。
図32(F)はゴーグル型ディスプレイ(ヘッドマウントディスプレイ)であり、本体13501、表示部13502、アーム部13503を含む。本発明は、表示部13502を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図32(F)に示すゴーグル型ディスプレイが完成される。
図32(G)はビデオカメラであり、本体13601、表示部13602、筐体13603、外部接続ポート13604、リモコン受信部13605、受像部13606、バッテリー13607、音声入力部13608、操作キー13609等を含む。本発明は、表示部13602を構成する電気回路に用いることができる。また本発明により、図32(G)に示すビデオカメラが完成される。
図32(H)は携帯電話であり、本体13701、筐体13702、表示部13703、音声入力部13704、音声出力部13705、操作キー13706、外部接続ポート13707、アンテナ13708等を含む。本発明は、表示部13703を構成する電気回路に用いることができる。なお、表示部13703は黒色の背景に白色の文字を表示することで携帯電話の消費電流を抑えることができる。また本発明により、図32(H)に示す携帯電話が完成される。
なお、将来的に発光材料の発光輝度が高くなれば、出力した画像情報を含む光をレンズ等で拡大投影してフロント型若しくはリア型のプロジェクターに用いることも可能となる。
また、上記電子機器はインターネットやCATV(ケーブルテレビ)などの電子通信回線を通じて配信された情報を表示することが多くなり、特に動画情報を表示する機会が増してきている。発光材料の応答速度は非常に高いため、発光装置は動画表示に好ましい。
また、発光装置は発光している部分が電力を消費するため、発光部分が極力少なくなるように情報を表示することが望ましい。従って、携帯情報端末、特に携帯電話や音響再生装置のような文字情報を主とする表示部に発光装置を用いる場合には、非発光部分を背景として文字情報を発光部分で形成するように駆動することが望ましい。
以上の様に、本発明の適用範囲は極めて広く、あらゆる分野の電子機器に用いることが可能である。また本実施の形態の電子機器は、実施の形態1〜6に示したいずれの構成の半導体装置を用いても良い。