JP2004363302A - Mosfet - Google Patents
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- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
Abstract
【課題】アップドレインをとるn+拡散に大きな領域が必要せず、チップ面積の増大を招かないアップドレイン型MOSFETを提供する。
【解決手段】n− 領域101の表層部において、素子形成領域から離間した位置においてトレンチ112が形成されている。このトレンチ112はn+埋め込み層106に達しており、トレンチ側壁は、斜めインプラでn+領域111を形成し、アップドレインが形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】n− 領域101の表層部において、素子形成領域から離間した位置においてトレンチ112が形成されている。このトレンチ112はn+埋め込み層106に達しており、トレンチ側壁は、斜めインプラでn+領域111を形成し、アップドレインが形成されている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、MOSFETに関し、特にアップドレイン型パワーMOSFETに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用に使用されるパワーMOSFETは、一般に低オン抵抗、高サージ耐量、低コストが要求される。従来、ディスクリートのパワーMOSFETには縦型DMOS(以下、VDMOSという)があるが、パワーMOSFETにバイポーラトランジスタやCMOSを1チップ上に集積した、いわゆる複合ICの分野では、その集積のし易さからVDMOSの基板底面のドレインを基板表面にもってくるアップドレイン型のパワーMOSFETがよく利用される。
【0003】
従来のアップドレイン型パワーMOSFETの構成を図6に示す(例えば、特許文献1参照。)。図6において、シリコン基板100上のn−型エピ層101の表層部には、p型ウェル領域102が複数個形成される。これらの各p型ウェル102の表層部にはn+ 領域103およびp+領域104が形成されている。これらのp型ウェル領域102にはそれぞれソース電極Sが接続されている。さらに、隣接するp型ウェル領域102の表面部には、ゲート酸化膜106を介してゲート電極Gが配置されている。そして、n−型エピ層101の表層部において、前記各p型ウェル領域102から離間した位置においてn+ 領域108が形成され、このn+ 領域108からドレイン電極Dが取り出されている。
【0004】
このように、アップドレイン型では、n−型エピ層101の表層部からドレイン電極Dを取り出しているため、基板の裏面からドレインを取るパワーMOSFETと比較してオン抵抗が著しく増加する。
【0005】
そこで、オン抵抗の改善のため、図7及び図8に示すように、ドレイン領域としてn+埋め込み層111を設け、n+型のディープ拡散領域110を表面から埋め込み層111まで到達させ、このディープn+領域110からドレイン電極Dが取り出されるように構成したMOSFETも知られている(特許文献1参照)。なお、図7及び図8において、図6の構成と同一の構成部分には同一符号を付し、説明は省略する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−127294号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したアップドレイン型パワーMOSFETの構成では、n+埋め込み層を深く形成する必要がある場合(tVGが厚い)には、高耐圧系のMOSでは、数10μm以上の拡散が必要となる。したがって、拡散時間がかかるとともに、サイド拡散も考慮すると、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域が必要となりチップ面積が増大するという問題点があった。特に深い拡散を得るための製造方法として、図8に示すようにディープn+領域を形成するためにエピと拡散を繰り返す方法を用いる場合には、複雑な製法プロセスが必要であり、コストアップになるという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記した技術的課題を解決するためになされたものであり、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域を必要とせず、チップ面積の増大を招かないアップドレイン型パワーMOSFETを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために成されたアップドレイン型MOSFETである。すなわち、本発明のアップドレイン型MOSFETは、第1導電型の埋め込み半導体層上での同半導体層よりも低濃度である第1導電型の表面側半導体層における表層部に形成された第2導電型のチャネル領域と、前記チャネル領域の表層部に形成された第1導電型のソース領域と、前記表面側半導体層での少なくとも前記チャネル領域の一部領域に対しゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、前記表面側半導体層の表層部から前記埋め込み半導体層上に達する第1導電型のディープドレイン領域と、を備えたアップドレイン型MOSFETであって、前記ディープドレイン領域は前記表面側半導体層の表層部から前記埋め込み半導体層上に達するように形成されたトレンチ溝の側壁にインプラントにより形成されていることを特徴とする。本発明によれば、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域を必要とせず、チップ面積の増大を防ぐことができる。
【0010】
また、本発明のアップドレイン型MOSFETは、誘電体分離ウェーハを半導体基板としても好適である。
【0011】
さらに、好ましくは、本発明のアップドレイン型MOSFETは、トレンチの内壁にSiO2 膜あるいはSi3N4膜を介してポリシリコンが絶縁物として埋め込まれている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付してある。また、同一箇所についての重複した説明は省略する。
【0013】
図1は本発明の一実施例に係るアップドレイン型パワーMOSFETの構成を示す断面図である。シリコン基板100上のn−型エピ層101の表層部には、p型ウェル領域102が複数個形成される。これらの各p型ウェル102の表層部にはn+ 領域103およびp+領域104が形成されている。これらのp型ウェル領域102にはそれぞれソース電極Sが接続されている。さらに、隣接するp型ウェル領域102の表面部には、ゲート酸化膜106を介してゲート電極Gが配置されている。さらに、n−型エピ層101の内部深い位置にはn+埋め込み層111が形成されている。そして、n−型エピ層101の表層部において、前記各p型ウェル領域102から離間した位置においてn+ 領域113が形成され、このn+ 領域113からドレイン電極Dが取り出されている。
【0014】
次に、n−型エピ層101の表層部において、前記p型ウェル領域102から離間した位置においてトレンチ112が形成されている。図1に示すように、このトレンチ112はn+埋め込み層111に達している。このトレンチの側壁には、例えば、斜めインプラでn+領域113を形成し、この領域からドレイン電極Dが取り出され、アップドレインが形成されている。この斜めインプラおよび熱拡散の条件としては、例えば、リン濃度7×1015cm−2、100KeV、温度1170℃、10時間が設定することができる。この熱処理は、下の埋め込みn+ 層111と十分に重なり合うように高温で長時間行う。
【0015】
本発明によれば、n+埋め込み層が数10μm以上であっても、トレンチ幅は10μm程度で形成可能である。また、トレンチ側壁からインプラを行うため、トレンチを含めたn+拡散の領域も10μm+αで形成可能であり、チップ面積の増大も最小限に抑える事ができる。
【0016】
次に、図2乃至図5により本発明の他の実施形態について説明する。なお、これらの図において図1の構成部分と同一の構成部分には同一符号を付して以下では詳細な説明は省略し、異なる部分について説明する。
【0017】
図2は、ディープトレンチ型のパワーMOSFETの断面を示している。n−型エピ層101上のp型ウェル領域102内にp型ドリフト層120 とその両側にn+ドリフト層117 が形成されている。これらのドリフト層117を取り囲むn−型エピ層101にはその表面からn+埋め込層111に達する深さでトレンチ(溝)112が例えば、ドライエッチングにより形成される。2つのn+ドリフト層117 とn+ドリフト層115 との間のチャネル領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極Gが形成されている。p型ウェル領域102内のp型ドリフト層120からは、また、ソース電極Sが取り出されている。上記トレンチ112の一方の側壁には、図1と同様に、インプラントでn+ドリフト層115が形成されている。
【0018】
この実施の形態のように、ディープトレンチ型のパワーMOSFETの場合、n+ドリフト層115の形成と同時にディープトレンチを形成することができ、アップドレイン用トレンチ形成のための追加プロセスを必要としないことから、プロセスによるコストアップも抑えることができる。
【0019】
次に、図3には、アップドレイン型の主なアプリケーションである、誘電体分離ウェーハを半導体基板として用いた本発明の実施形態を示す。誘電体分離ウェーハは、電気絶縁性の高い酸化膜層をウェーハ内部に形成させたSOI(Silicon−On−Insulator)ウェーハの一種であり、素子間を酸化膜で島状に分離するための構造をもつものである。この実施形態においては、図1のシリコン基板100の代わりにSiO2のような絶縁基板116が用いられ、この上に形成されたn−エピ層101、n+埋め込み層111上にMOSFET素子が形成される。そしてMOSFET素子が形成されたエピ層101の表面から絶縁基板116に達する素子分離用トレンチ112が例えばドライエッチングにより形成されている。そしてトレンチ112の素子側の側壁にはn+領域113が施され、この領域からソース電極Dが取り出される。この実施の形態においても、n+領域形成のために新たなトレンチを掘るプロセスを追加する必要がなく、製造コストの上昇も最低限に抑えられる。
【0020】
図4および図5は、同様に、誘電体分離ウェーハを半導体基板として用いたディープトレンチ型のパワーMOSFETを示すもので、基板の構成を異にしている点を除き、図2に示す実施形態と同じである。すなわち、これらの実施形態においては、シリコン基板100の表面にSiO2からなる絶縁層116が形成されている。
【0021】
本発明は上記実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】
本発明にかかるアップドレイン型MOSFETによれば、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域が必要せず、チップ面積の増大を招かないで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施態様に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【図2】本発明の他の実施形態に係るディープトレンチ型パワーMOSFETの断面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係るもので、誘電体分離ウェーハ上に形成したパワーMOSFETの断面図。
【図4】本発明の他の実施形態に係り、誘電体分離ウェーハ上に形成したディープトレンチ型パワーMOSFETの断面図。
【図5】本発明の他の実施形態に係り、誘電体分離ウェーハ上に形成したディープトレンチ型パワーMOSFETの断面図。
【図6】従来技術に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【図7】従来技術に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【図8】従来技術に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【符号の説明】
100:n 型シリコン基板
101: n−エピ 領域
102: p型ウェル領域
103:n+ 領域
104:p+領域
106:ゲート酸化膜n+埋め込み層
111:n+拡散領域
112:トレンチ
113:n+領域
115:p+領域
116:絶縁基板
S:ソース電極
G:ゲート電極
D:ドレイン電極
【発明の属する技術分野】
本発明は、MOSFETに関し、特にアップドレイン型パワーMOSFETに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用に使用されるパワーMOSFETは、一般に低オン抵抗、高サージ耐量、低コストが要求される。従来、ディスクリートのパワーMOSFETには縦型DMOS(以下、VDMOSという)があるが、パワーMOSFETにバイポーラトランジスタやCMOSを1チップ上に集積した、いわゆる複合ICの分野では、その集積のし易さからVDMOSの基板底面のドレインを基板表面にもってくるアップドレイン型のパワーMOSFETがよく利用される。
【0003】
従来のアップドレイン型パワーMOSFETの構成を図6に示す(例えば、特許文献1参照。)。図6において、シリコン基板100上のn−型エピ層101の表層部には、p型ウェル領域102が複数個形成される。これらの各p型ウェル102の表層部にはn+ 領域103およびp+領域104が形成されている。これらのp型ウェル領域102にはそれぞれソース電極Sが接続されている。さらに、隣接するp型ウェル領域102の表面部には、ゲート酸化膜106を介してゲート電極Gが配置されている。そして、n−型エピ層101の表層部において、前記各p型ウェル領域102から離間した位置においてn+ 領域108が形成され、このn+ 領域108からドレイン電極Dが取り出されている。
【0004】
このように、アップドレイン型では、n−型エピ層101の表層部からドレイン電極Dを取り出しているため、基板の裏面からドレインを取るパワーMOSFETと比較してオン抵抗が著しく増加する。
【0005】
そこで、オン抵抗の改善のため、図7及び図8に示すように、ドレイン領域としてn+埋め込み層111を設け、n+型のディープ拡散領域110を表面から埋め込み層111まで到達させ、このディープn+領域110からドレイン電極Dが取り出されるように構成したMOSFETも知られている(特許文献1参照)。なお、図7及び図8において、図6の構成と同一の構成部分には同一符号を付し、説明は省略する。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−127294号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したアップドレイン型パワーMOSFETの構成では、n+埋め込み層を深く形成する必要がある場合(tVGが厚い)には、高耐圧系のMOSでは、数10μm以上の拡散が必要となる。したがって、拡散時間がかかるとともに、サイド拡散も考慮すると、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域が必要となりチップ面積が増大するという問題点があった。特に深い拡散を得るための製造方法として、図8に示すようにディープn+領域を形成するためにエピと拡散を繰り返す方法を用いる場合には、複雑な製法プロセスが必要であり、コストアップになるという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、上記した技術的課題を解決するためになされたものであり、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域を必要とせず、チップ面積の増大を招かないアップドレイン型パワーMOSFETを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために成されたアップドレイン型MOSFETである。すなわち、本発明のアップドレイン型MOSFETは、第1導電型の埋め込み半導体層上での同半導体層よりも低濃度である第1導電型の表面側半導体層における表層部に形成された第2導電型のチャネル領域と、前記チャネル領域の表層部に形成された第1導電型のソース領域と、前記表面側半導体層での少なくとも前記チャネル領域の一部領域に対しゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、前記表面側半導体層の表層部から前記埋め込み半導体層上に達する第1導電型のディープドレイン領域と、を備えたアップドレイン型MOSFETであって、前記ディープドレイン領域は前記表面側半導体層の表層部から前記埋め込み半導体層上に達するように形成されたトレンチ溝の側壁にインプラントにより形成されていることを特徴とする。本発明によれば、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域を必要とせず、チップ面積の増大を防ぐことができる。
【0010】
また、本発明のアップドレイン型MOSFETは、誘電体分離ウェーハを半導体基板としても好適である。
【0011】
さらに、好ましくは、本発明のアップドレイン型MOSFETは、トレンチの内壁にSiO2 膜あるいはSi3N4膜を介してポリシリコンが絶縁物として埋め込まれている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付してある。また、同一箇所についての重複した説明は省略する。
【0013】
図1は本発明の一実施例に係るアップドレイン型パワーMOSFETの構成を示す断面図である。シリコン基板100上のn−型エピ層101の表層部には、p型ウェル領域102が複数個形成される。これらの各p型ウェル102の表層部にはn+ 領域103およびp+領域104が形成されている。これらのp型ウェル領域102にはそれぞれソース電極Sが接続されている。さらに、隣接するp型ウェル領域102の表面部には、ゲート酸化膜106を介してゲート電極Gが配置されている。さらに、n−型エピ層101の内部深い位置にはn+埋め込み層111が形成されている。そして、n−型エピ層101の表層部において、前記各p型ウェル領域102から離間した位置においてn+ 領域113が形成され、このn+ 領域113からドレイン電極Dが取り出されている。
【0014】
次に、n−型エピ層101の表層部において、前記p型ウェル領域102から離間した位置においてトレンチ112が形成されている。図1に示すように、このトレンチ112はn+埋め込み層111に達している。このトレンチの側壁には、例えば、斜めインプラでn+領域113を形成し、この領域からドレイン電極Dが取り出され、アップドレインが形成されている。この斜めインプラおよび熱拡散の条件としては、例えば、リン濃度7×1015cm−2、100KeV、温度1170℃、10時間が設定することができる。この熱処理は、下の埋め込みn+ 層111と十分に重なり合うように高温で長時間行う。
【0015】
本発明によれば、n+埋め込み層が数10μm以上であっても、トレンチ幅は10μm程度で形成可能である。また、トレンチ側壁からインプラを行うため、トレンチを含めたn+拡散の領域も10μm+αで形成可能であり、チップ面積の増大も最小限に抑える事ができる。
【0016】
次に、図2乃至図5により本発明の他の実施形態について説明する。なお、これらの図において図1の構成部分と同一の構成部分には同一符号を付して以下では詳細な説明は省略し、異なる部分について説明する。
【0017】
図2は、ディープトレンチ型のパワーMOSFETの断面を示している。n−型エピ層101上のp型ウェル領域102内にp型ドリフト層120 とその両側にn+ドリフト層117 が形成されている。これらのドリフト層117を取り囲むn−型エピ層101にはその表面からn+埋め込層111に達する深さでトレンチ(溝)112が例えば、ドライエッチングにより形成される。2つのn+ドリフト層117 とn+ドリフト層115 との間のチャネル領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極Gが形成されている。p型ウェル領域102内のp型ドリフト層120からは、また、ソース電極Sが取り出されている。上記トレンチ112の一方の側壁には、図1と同様に、インプラントでn+ドリフト層115が形成されている。
【0018】
この実施の形態のように、ディープトレンチ型のパワーMOSFETの場合、n+ドリフト層115の形成と同時にディープトレンチを形成することができ、アップドレイン用トレンチ形成のための追加プロセスを必要としないことから、プロセスによるコストアップも抑えることができる。
【0019】
次に、図3には、アップドレイン型の主なアプリケーションである、誘電体分離ウェーハを半導体基板として用いた本発明の実施形態を示す。誘電体分離ウェーハは、電気絶縁性の高い酸化膜層をウェーハ内部に形成させたSOI(Silicon−On−Insulator)ウェーハの一種であり、素子間を酸化膜で島状に分離するための構造をもつものである。この実施形態においては、図1のシリコン基板100の代わりにSiO2のような絶縁基板116が用いられ、この上に形成されたn−エピ層101、n+埋め込み層111上にMOSFET素子が形成される。そしてMOSFET素子が形成されたエピ層101の表面から絶縁基板116に達する素子分離用トレンチ112が例えばドライエッチングにより形成されている。そしてトレンチ112の素子側の側壁にはn+領域113が施され、この領域からソース電極Dが取り出される。この実施の形態においても、n+領域形成のために新たなトレンチを掘るプロセスを追加する必要がなく、製造コストの上昇も最低限に抑えられる。
【0020】
図4および図5は、同様に、誘電体分離ウェーハを半導体基板として用いたディープトレンチ型のパワーMOSFETを示すもので、基板の構成を異にしている点を除き、図2に示す実施形態と同じである。すなわち、これらの実施形態においては、シリコン基板100の表面にSiO2からなる絶縁層116が形成されている。
【0021】
本発明は上記実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることはいうまでもない。
【0022】
【発明の効果】
本発明にかかるアップドレイン型MOSFETによれば、アップドレインをとるn+拡散に大きな領域が必要せず、チップ面積の増大を招かないで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施態様に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【図2】本発明の他の実施形態に係るディープトレンチ型パワーMOSFETの断面図。
【図3】本発明の他の実施形態に係るもので、誘電体分離ウェーハ上に形成したパワーMOSFETの断面図。
【図4】本発明の他の実施形態に係り、誘電体分離ウェーハ上に形成したディープトレンチ型パワーMOSFETの断面図。
【図5】本発明の他の実施形態に係り、誘電体分離ウェーハ上に形成したディープトレンチ型パワーMOSFETの断面図。
【図6】従来技術に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【図7】従来技術に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【図8】従来技術に係るアップドレイン型パワーMOSFETの断面図。
【符号の説明】
100:n 型シリコン基板
101: n−エピ 領域
102: p型ウェル領域
103:n+ 領域
104:p+領域
106:ゲート酸化膜n+埋め込み層
111:n+拡散領域
112:トレンチ
113:n+領域
115:p+領域
116:絶縁基板
S:ソース電極
G:ゲート電極
D:ドレイン電極
Claims (3)
- 第1導電型の埋め込み半導体層上での同半導体層よりも低濃度である第1導電型の表面側半導体層における表層部に形成された第2導電型のチャネル領域と、前記チャネル領域の表層部に形成された第1導電型のソース領域と、前記表面側半導体層での少なくとも前記チャネル領域の一部領域に対しゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、前記表面側半導体層の表層部から前記埋め込み半導体層上に達する第1導電型のディープドレイン領域と、を備えたアップドレイン型MOSFETであって、前記ディープドレイン領域は前記表面側半導体層の表層部から前記埋め込み半導体層上に達するように形成されたトレンチ溝の側壁に形成されていることを特徴とするMOSFET。
- 前記トレンチ溝の内壁にSiO2 膜またはSi3N4膜を介してポリシリコンが絶縁物として埋め込まれていることを特徴とする請求項1記載のMOSFET。
- 前記半導体層または前記半導体基板が誘電体分離ウェーハ基板であることを特徴とする請求項1記載のMOSFET。
Priority Applications (2)
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|---|---|---|---|
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