JP2004504338A - デンプンベタイネートの使用及び化粧組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪の不快な感触、ボリューム及び生気の損失及び輝きの喪失を回避できる化粧組成物を提供すること。
【解決手段】本発明は、ケラチン物質に有益な剤と組み合わせたデンプンベタイネートを含む、ケラチン物質、特にケラチン繊維及び皮膚の処置のための少なくとも一つのデンプンベタイネートの化粧品としての使用に関する。本発明はさらに化粧処置方法及び該組成物の後シャンプー及びスタイリングローションとしての使用にも関する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも一つのデンプンベタイネートの化粧品としての使用、ケラチン物質に有益な剤と組み合わせた本デンプンベタイネートを含む、ケラチン物質、特にケラチン繊維及び皮膚の化粧処置用組成物、化粧処置方法及び本組成物の使用に関する。
【0002】
【従来の技術】
毛髪は一般に外部の大気に存在する剤の作用により、例えば光及び悪天候により、及び機械的又は化学的処置、例えばブラッシング、くしで梳かすこと、漂白、パーマネントウエーブ処置及び/又は染色により、損傷を受けかつもろくなる。この結果、毛髪に生気と生命力が欠けるため、毛髪は多くの場合もつれをほぐすこと又はスタイリングが困難になり、豊富な場合であっても良好な外観のスタイルを保持することが困難になる。
さらに、大気に存在する剤の作用及び洗浄製品の反復する作用により、皮膚は種々の程度に損傷を受ける可能性がある。皮膚の組織は火傷を受け、皮膚は乾燥しかつ粗くなってその自然の弾力性を失う。次いでふけの出現、過度の脂漏症の出現、又は逆に過度の乾燥が見られる。
ポリマー又はポリマーでない水溶性の又は水溶性でないUV−遮蔽剤、ナノ粒子、抗酸化剤、金属錯化剤又はキレート化剤、又はフリーラジカル防止剤を皮膚に適用して光の作用から毛髪及び皮膚を保護することが公知である。
カチオン性ポリマーを単独で又は特定の電解質との混合物で毛髪に適用して、もろくなった毛髪を機械的に直毛化することもできる。
【0003】
毛髪のもつれをほぐしかつその粗さを防止するために、水溶性又は非水溶性の、モノマー又はポリマーコンディショナーを毛髪に適用することも可能である。
皮膚に関しては、保湿剤及び/又はエモリエントを皮膚に適用して乾燥及び粗さに対処しており、かつ抗ふけ剤及び抗脂漏剤で皮膚疾患に対処している。
毛髪及び/又は皮膚の問題を処置するための化粧品で常用されるこれらの種々の原料は、化粧品の作用を強化しかつ化粧特性を改良するために、カチオン性ポリマーと配合される可能性があることが現在公知である。先行技術のカチオン性ポリマーの例として挙げられる頻度が高いカチオン性デンプンをこの目的のために使用することも可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、先行技術の組成物は生じる問題をある程度は解決することが可能であるが、これらの使用は満足すべきものではない。実際、これらの組成物を繰り返し使用すると、毛髪に不快な感触、毛髪のボリューム及び生気の損失を与え、かつ場合により輝きを失わせる作用を生じることが多い。
さらに、長いリンスの間皮膚に永続的な脂じみた感触を与える。
【0005】
【課題を解決するための手段】
驚くべきことに出願人は、少なくとも一つのデンプンベタイネートを少なくとも一つのケラチン物質に有益な剤と組み合わせて、化粧品として受容可能な媒体中で使用すると、これらの望ましくない作用を回避できることを見出した。
【0006】
【発明の実施の形態】
化粧品として受容可能な媒体という表現は、全てのケラチン物質、例えば皮膚、爪、毛髪、まつげ及び眉毛、唇及び身体及び顔のあらゆる他の領域と共存可能であり、さらに快適な香り、外観及び感触を有する媒体を意味すると理解すべきである。
ケラチン物質に有益な物質は、ケラチン物質、特に毛髪の保護、美化、コンディショニング、処置及び/又は形態の保持が可能な剤である。
これらのデンプンベタイネートは新規なポリマーであり、レイシオ ケミカルズ OY(Raisio Chemicals OY)社の特許出願WO 00/15669及び“Preparation of starch betainate: a novel cationic starch derivative”の論文に記載されている。これらは製紙工業においてのみ知られており、化粧品に使用されたことはない。
これらの新規なデンプンベタイネートは天然物から製造され、従って生分解性であるという利点を有する。ケラチン物質に有益な剤と組み合わせた場合、先行技術のカチオン性デンプンとケラチン物質に有益な剤との組合せと比較して、化粧処置用組成物の性能を改良することができる。
従って、本発明の主題は少なくとも一つのデンプンベタイネートの化粧品としての使用である。
本発明の他の主題は、化粧品として受容可能な媒体中に少なくとも一つのデンプンベタイネートと組み合わせたケラチン物質に有益な剤を含む、ケラチン物質の処置用組成物より成る。
本発明の主題はさらに、本発明による組成物を使用する毛髪及び皮膚の化粧処置方法でもある。
本発明の他の主題は、本発明による組成物のシャンプー又は毛髪スタイリングローションとしての使用より成る。
本発明の他の主題、特徴、観点及び利点は、以下の説明及び種々の例を読むことによってより明らかとなろう。
【0007】
本発明は、以下の式に対応する少なくとも一つのデンプンベタイネートの化粧品としての使用に関する:
Figure 2004504338
式中、Stはデンプンポリマー構造を表す。
デンプン分子をデンプンを含むいずれの植物からも誘導することができ、特にトウモロコシ、ジャガイモ、カラスムギ、コメ、タピオカ、モロコシ、オオムギ及びコムギから誘導できる。ジャガイから誘導したモデンプンが好ましい。
本発明で使用可能なデンプンベタイネート及びその製造は特に出願WO 00/15669及び論文“Preparation of starch betainate: a novel cationic starch derivative”に記載されている。これらを天然物、すなわち上記のデンプンとベタインから製造する。
【0008】
本発明により、ケラチン物質、特にケラチン繊維及び/又は皮膚を化粧処置するための組成物は化粧品として受容可能な媒体中に、少なくとも一つの以下の式に対応するデンプンベタイネート及び少なくとも一つのケラチン物質に有益な剤を含む:
Figure 2004504338
式中Stはデンプンポリマー構造を表す。
デンプンベタイネートは上記に記載されかつ化粧用組成物の全質量に対して0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.05質量%〜10質量%の量でこれらを使用する。
【0009】
ケラチン物質に有益な剤を以下から選択することができる:
(1)加水分解したか又は加水分解していない、変性したか又は変性していないサッカリド、オリゴ糖類、多糖類、
(2)加水分解したか又は加水分解していない、変性したか又は変性していないアミノ酸、オリゴペプチド、ペプチド、タンパク質、
(3)分岐したか又は分岐していない脂肪酸及びアルコール、
(4)動物性、植物性又は無機ワックス、
(5)セラミド及びシュードセラミド、
(6)ヒドロキシル化した有機酸、
(7)UV−遮蔽剤、
(8)抗酸化剤及び抗フリーラジカル剤、
(9)キレート化剤、
(10)抗ふけ剤、
(11)脂漏制御剤、
(12)鎮静剤、
(13)カチオン性界面活性剤、
(14)カチオン性及び両性ポリマー、
(15)有機変性したか又は有機変性していないシリコーン、
(16)鉱油、植物油又は動物油、
(17)ポリイソブテン及びポリ(α−オレフィン)、
(18)エステル、
(19)溶解性又は分散性のアニオン性ポリマー、
(20)溶解性又は分散性のノニオン性ポリマー
及びこれらの混合物。
【0010】
本発明による組成物はさらに、本技術分野で周知のアニオン性、ノニオン性、両性及び/又は双性イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物を、本発明に従う組成物の全質量に対して総量で3質量%より少なく含むことができる。
本発明による組成物は、加水分解したか又はしていない、有機変性したか又はしていない、同一又は異なる一又は複数のサッカリド、オリゴ糖類又は多糖類を含むことができる。一般に、本発明で使用可能なこの型の化合物を特に以下に記載されているものから選択する:“Encyclopedia of Chemical Technology、Kirk−Othmer、第3版、1982年、3巻、pp.896−900、及び5巻、pp.439−458、“Polymers in Nature、E. A. MacGREGOR及びC. T. GREENWOOD編、John Wiley & Sons、6章、pp.240−328、1980年”及び“Industrial Gums−Polysaccharides and their Derivatives、Roy L. WHISTLER発行、第2版、Academic Press Inc.”、これらの三つの文献を参考として本出願に完全に含める。
【0011】
本発明で使用することができる加水分解したか又はしていない、変性したか又はしていないサッカリド、オリゴ糖類又は多糖類の例として、特に以下を挙げることができる:グルカン、変性したか又はしていないデンプン(例えば穀物、例えばコムギ、トウモロコシ又はコメ、野菜、例えばゴールデンピー(golden pea)、塊茎、例えばジャガイモ又はキャッサバ、から誘導したもの)であって上記のデンプンベタイネートとは異なるもの、アミロース、アミロペクチン、グリコゲン、デキストラン、β−グルカン、セルロース及びその誘導体(メチルセルロー、ヒドロキシアルキルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース)、フルクトサン、イヌリン、レバン、マンナン、キシラン、リグニン、アラバン、ガラクタン、ガラクトウロナン、キチン、グルコロノキシラン、アラビノキシラン、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、ペクチン酸及びペクチン、アルギン酸及びアルギネート、アラビノガラクタン、カラギナン、カンテン、グルコサミノグルカン、アラビアゴム、トラガントガム、ガッチガム、カラヤガム、イナゴマメガム、グアガム及びキサンタンガム、及びこれらの混合物。
【0012】
本発明による組成物は一又は複数の加水分解したか又はしていない、変性したか又はしていないアミノ酸、オリゴペプチド、ペプチド、タンパク質を含むことができる。アミノ酸として、例えば、システイン、リジン、アラニン、N−フェニルアラニン、アルギニン、グリシン、ロイシン、及びこれらの混合物を挙げることができる。本発明による組成物で使用可能な、加水分解したか又はしていない、変性したか又はしていないオリゴペプチド、ペプチド、タンパク質として、特に変性したか又はしていない羊毛又は絹タンパク質の加水分解物、植物タンパク質、例えばコムギタンパク質を挙げることができる。
本発明による組成物は、一又は複数の分岐したか又はしていない脂肪酸及びアルコールを含むことができる。本発明に適する脂肪酸のうち、特にC〜C30カルボン酸、例えば以下の酸を挙げることができる:パルミチン酸、オレイン酸、リノレン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、及びこれらの混合物。本発明で使用することができる脂肪アルコールは特にC〜C30アルコール、例えば以下を含む:パルミチル、オレイル、リノレイル、ミリスチル、ステアリル及びラウリルアルコール、及びこれらの混合物。
本発明による組成物は一又は複数の動物、植物又は無機ワックスを含むことができる。
【0013】
本発明の目的に適するワックスは、親油性化合物であり、室温(約25℃)で固形であり、固体/液体の状態変化が可逆的であり、約40℃より高くかつ200℃までの融点を有し、固体状態で異方性結晶構造を示す。一般に、ワックスの結晶の大きさは、結晶が光を回折及び/又は散乱させる大きさであり、それを含む組成物に多少とも不透明な曇った外観を与えるものである。ワックスをその融点まで加熱すると、それは油と混合して顕微鏡で見て均一な混合物を形成することが可能となるが、該混合物の温度を室温まで低下させると、混合物の油からワックスの再結晶が生じ、顕微鏡で見ても肉眼で見ても検出可能となる(乳白色)。
本発明で使用することができるワックスとして以下を挙げることができる:動物起源のワックス、例えばミツロウ、ゲイロウ、ラノリンワックス及びラノリン誘導体;植物ワックス、例えばカルナウバワックス、キャンデリア、オウリキュリ(Ouricury)又はモクロウ、ココアバター又はコルク繊維又はサトウキビワックス;無機ワックス、例えばパラフィン、ワセリン又はリグナイトワックス又は微結晶ワックス又はオゾケライト、及びこれらの混合物。
本発明による組成物は一又は複数のセラミド及び/又はシュードセラミドを含むことができる。特に以下を挙げることができる:ダウニング(DAWNING)分類によるクラスI、II、III及びVのセラミド、及びこれらの混合物、さらにN−オレイルデヒドロスフィンゴシン。
【0014】
本発明に従う組成物を、本技術で周知でかつ使用されているものから選択する一又は複数のヒドロキシル化した有機酸を含むことができる。特にクエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸及びこれらの混合物を挙げることができる。
本発明による組成物は一又は複数のUV−A及び/又はUV−Bに活性な日焼け止め剤を含むことができ、これらは当業者に周知である。特に以下を挙げることができる:ジベンゾイルメタン誘導体、例えば4−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、4−t−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメタン、4−t−ブチル−4’−ジイソプロピルジベンゾイルメタン、p−アミノ安息香酸及びそのエステル、例えば2−エチルヘキシルp−ジメチルアミノベンゾエート及びN−プロポキシル化したエチルp−アミノベンゾエート、サリチレート、例えばトリエタノールアミンサリチレート、ケイヒ酸エステル、例えば2−エチルヘキシル4−メトキシシンナメート、メチルジイソプロピルシンナメート、メンチルアントラニレート、ベンゾトリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、β,β’−ジフェニルアクリレート誘導体、例えば2−エチルヘキシル2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート及びエチル2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩、ベンゾフェノン誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体、シリコーンをベースとする遮蔽剤、及び類似物、及びこれらの混合物。
【0015】
本発明で使用する抗酸化剤及び抗フリーラジカル剤として例えば以下を挙げることができる:アスコルビン酸、アスコルビル化した化合物、例えばアスコルビルジパルミテート、t−ブチルヒドロキノン、ポリフェノール、例えばフルオログルシノール、亜硫酸ナトリウム、エリスロブ酸(erythrobic acid)、フラボノイド、及びこれらの混合物。
本発明による組成物は特に以下から選択する一又は複数のキレート化剤を含むことができる:EDTA(エチレンジアミンテトラ酢酸)及びその塩、例えば2ナトリウムEDTA及び2カリウムEDTA、ホスフェート化した化合物、例えばナトリウムメタホスフェート、ナトリウムヘキサメタホスフェート、テトラカリウムピロホスフェート、リン酸及びその塩、例えばエチレンジアミンテトラメチレンリン酸の塩、及びこれらの混合物。
【0016】
本発明による組成物は例えば以下から選択する抗ふけ剤を含むことができる:
− ベンゼトニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド、クロロヘキシジン、クロラミンT、クロラミンB、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、3−ブロモ−1−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、N−クロロスクシンイミド;
− 1−ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体、例えば1−ヒドロキシ−4−メチル−2−ピリドン、1−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピリドン及び1−ヒドロキシ−4,6−ジメチル−2−ピリドン;
− トリハロカルバミド;
− トリクロサン;
− アゾールを含む化合物、例えばクリムバゾール、ケタコナゾール、クロトリアゾール、エコナゾール、イソコナゾール及びミコナゾールb;
− 抗真菌性ポリマー、例えばアンホテリシンB又はニスタチン;
− セレンスルフィド;
− 種々の形態の硫黄、カドミウムスルフィド、アラントイン、石炭タール又は木タール及びこれらの誘導体、特にカデ油、ウンデシレン酸、フマル酸、アリルアミン、例えばテルビナフィン;
− 又はこれらの抗ふけ剤の混合物。
【0017】
これらを生理学的に受容可能な酸、特に以下の酸付加塩の形態で使用することもできる:硫酸、硝酸、チオシアン酸、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、リン酸、酢酸、安息香酸、グリコール酸、アセツル酸、コハク酸、ニコチン酸、酒石酸、リンゴ酸、パルミチン酸、メタンスルホン酸、プロパン酸、2−オキソプロパン酸、プロパンジ酸、2−ヒドロキシ−1,4−ブタンジ酸、3−フェニル−2−プロペン酸、α−ヒドロキシベンゼン酢酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、4−メチルベンゼンスルホン酸、4−アミノ−2−ヒドロキシ安息香酸、2−フェノキシ安息香酸、2−アセチルオキシ安息香酸、ピクリン酸、乳酸、クエン酸、リンゴ酸、及びシュウ酸及びアミノ酸。
【0018】
適切な場合には、上記の抗ふけ剤をこれらと生理学的に受容可能な有機又は無機塩基との付加塩の形で使用することもできる。有機塩基の例は特に以下のものである:低分子量アルカノールアミン、例えばエタノールアミン、ジエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジエチルアミノエタノール、2−アミノ−2−メチルプロパンジオン;非揮発性塩基、例えばエチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、N−メチルピペラジン;4級アンモニウムヒドロキシド、例えばトリメチルベンジルヒドロキシド;グアニジン及びその誘導体、及び特にそのアルキル化誘導体。無機塩基の例は特に以下のものである:アルカリ金属、例えばナトリウム又はカリウムの塩;アンモニウム塩、アルカリ土類金属、例えばマグネシウム又はカルシウムの塩;2価、3価又は4価のカチオン性金属、例えば亜鉛、アルミニウム及びジルコニウムの塩。アルカノールアミン、エチレンジアミン及び無機塩基、例えばアルカリ金属塩が好ましい。
本発明による組成物は一又は複数の脂漏制御剤、例えばスクシニルキトサン及びポリ−β−アラニン、及びこれらの混合物を含むことができる。
【0019】
本発明による組成物は一又は複数の鎮静剤、例えばアズレン及びグリシルレチン酸、及びこれらの混合物を含むことができる。
本発明による組成物は自体周知の一又は複数のカチオン性界面活性剤、例えば以下を含むことができる:任意にポリオキシアルキレン化した第1、第2又は第3脂肪アミンの塩;4級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又はアルキルピリジニウムクロリド又はブロミド;イミダゾリン誘導体;又はカチオン性があるアミンオキシド。
本発明による組成物は一又は複数のカチオン性ポリマーを含むことができる。“カチオン性ポリマー”という表現は、カチオン性基及び/又はカチオン性基にイオン化することが可能な基を含む全てのポリマーを意味すると理解すべきである。
本発明に従って使用することができるカチオン性ポリマーを、洗浄剤組成物で処置した毛髪の化粧特性を改良するための既に自体公知である全てのものから選択することができ、すなわち、特に以下に記載されているものから選択することができる:特許出願EP−A−0 337 354及びフランス特許出願FR−A−2 270 864、2 383 660、2 598 611、2 470 596及び2 519 863。
【0020】
好ましいカチオン性ポリマーを第1、第2、第3及び/又は4級アミン基を含む単位を含むものから選択し、これらの基はポリマーの主鎖を形成することができ、又はこれらに直接結合した側鎖置換基に結合していることもできる。
一般に使用するカチオン性ポリマーの数平均分子量は約500〜5×10、好ましくは10〜3×10である。
カチオン性ポリマーのうち特に、ポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ(4級アンモニウム)型のポリマーを挙げることができる。これらは公知である。
本発明の組成物で使用することができるポリアミン、ポリアミノアミド及びポリ(4級アンモニウム)型のポリマーは、フランス特許2 505 348及び2 542 997に記載されているものである。これらのポリマーのうち以下を挙げることができる:
(1)アクリル酸又はメタクリル酸のエステル又はアミドから誘導されるホモポリマー又はコポリマー;
(2)4級アンモニウム基を含むセルロースエーテル誘導体、フランス特許1 492 597に記載されているもの;
(3)カチオン性セルロース誘導体、例えば4級アンモニウム水溶性モノマーでグラフトしたセルロースコポリマー又はセルロース誘導体、特に米国特許4,131,576に記載されており、例えば特にメタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム、メタクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウム又はジメチルジアリルアンモニウム塩でグラフトしたヒドロキシアルキルセルロース、例えばヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル又はヒドロキシプロピルセルロース;
【0021】
(4)カチオン性多糖類、特に米国特許3,589,578及び4,031,307に記載されているもの、例えばカチオン性トリアルキルアンモニウム基を含むグアガム;
(5)直鎖又は分岐鎖を有し、任意に酸素、硫黄又は窒素原子又は芳香族若しくはヘテロ環で中断されたアルキレン又はヒドロキシアルキレン2価基とピペラジニル単位とから成るポリマー、並びにこれらのポリマーの酸化及び/又は4級化生成物。これらのポリマーは特にフランス特許2 162 025及び2 280 361に記載されている;
(6)水溶性ポリアミノアミド、例えば特にフランス特許2 252 840及び2 368 508に記載されているもの;
(7)ポリアミノアミド誘導体、例えばアジピン酸/ジアルキルアミノヒドロキシアルキルジアルキレントリアミンポリマー、ここでアルキル基は1〜4の炭素原子を含み、好ましくはメチル、エチル又はプロピル基を意味し、かつアルキレン基は1〜4の炭素原子を含み、好ましくはエチレン基を意味する。これらのポリマーは特にフランス特許1 583 363に記載されている。
【0022】
(8)二つの第1アミン基と少なくとも一つの第2アミン基を含むポリアルキレンポリアミンと、ジグリコール酸及び3〜8の炭素原子を有する飽和脂肪族ジカルボン酸から選択するジカルボン酸とを反応させて得られるポリマー。ポリアルキレンポリアミンのジカルボン酸に対するモル比は0.8:1〜1.4:1であり;これから得られるポリアミノアミドをエピクロロヒドリンと、ポリアミノアミド中の第2アミン基に対するエピクロロヒドリンのモル比を0.5:1〜1.8:1として反応させる。これらのポリマーは特に米国特許3,227,615及び2,961,347に記載されている;
(9)アルキルジアリルアミン又はジアルキルジアルリアンモニウムの環状ポリマー、例えばジメチルジアリルアンモニウムクロリドのホモポリマー及びジアリルジメチルアンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマー;
(10)数平均分子量が一般に1000〜100,000である4級ジアンモニウムポリマー、例えば以下に記載されているもの:フランス特許2 320 330、2 270 846、2 316 271、2 336 434及び2 413 907及び米国特許2,273,780、2,375,853、2,388,614、2,454,547、3,206,462、2,261,002、2,271,378、3,874,870、4,001,432、3,929,990、3,966,904、4,005,193、4,025,617、4,025,627、4,025,653、4,026,945及び4,027,020;
【0023】
(11)ポリ(4級アンモニウム)ポリマー、例えば特に特許出願EP−A−122 324に記載されているもの;
(12)4級ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールポリマー、例えばB.A.S.F.社によりLuviquat(登録商標)FC 905、FC 550及びFC 370の名称で市販されている製品;
(13)ポリアミン、例えばヘンケル(HENKEL)によりPolyquart(登録商標)Hとして市販され、CTFA辞書に“POLYETHYLENEGLYCOL (15) TALLOW POLYAMINE”と記載されているもの;
(14)メタクリロイルオキシアルキル(C〜Cアルキル)トリ(C〜Cアルキル)アンモニウム塩の架橋したポリマー、例えばアライド コロイズ(ALLIED COLLOIDS)社によりSALCARE(登録商標)SC 95及び SALCARE(登録商標)SC 96の名称で市販されているもの;及び
これらの混合物。
【0024】
本発明で使用することができる他のカチオン性ポリマーは以下のものである:、カチオン性タンパク質又はカチオン性タンパク質の加水分解物、ポリアルキレンイミン、特にポリエチレンイミン、ビニルピリジン又はビニルピリジニウム単位を含むポリマー、ポリアミンとエピクロロヒドリンとの縮合物、4級ポリウレイレン及びキチン誘導体。
本発明で適切な上記のカチオン性ポリマーのうち、以下を使用することが好ましい:4級セルロースエーテル誘導体、カチオン性環状ポリマー、ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの4級ポリマー、及びこれらの混合物。
本発明による組成物は一又は複数の両性ポリマーを含むことができる。
本発明に従って使用できる両性ポリマーをB単位とC単位を含むポリマーから選択することができ、両単位はポリマー鎖中に十分に分散され、ここでBは少なくとも一つの塩基性窒素原子を含むモノマーから誘導する単位を意味し、かつCは一又は複数のカルボキシル又はスルホン基を含む酸性モノマーから誘導する単位を意味し、又はB及びCはカルボキシベタイン又はスルホベタインの双性イオン性モノマーから誘導する基を意味してもよい;
B及びCは第1、第2、第3又は4級アミン基を含むカチオン性ポリマー鎖を意味することができ、ここでアミン基の少なくとも一つは炭化水素基を介して結合したカルボキシル又はスルホン基を有し、又はB及びCはα,β−ジカルボキシルエチレン単位を有するポリマーの一部を形成し、ここでカルボキシル基の一つが一又は複数の第1又は第2アミン基を含むポリアミンと反応している。
【0025】
上記の定義に対応する両性ポリマーのうち特に好ましいものを以下のポリマーから選択する:
(1)カルボキシル基、例えば特にアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、α−クロロアクリル酸を有するビニル化合物から誘導するモノマーと、少なくとも一つの塩基性元素を含む置換ビニル化合物から誘導する塩基性モノマー、例えば特にジアルキルアミノアルキルメタクリレート及びアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリルアミド及びアクリルアミドとの共重合の結果得られるポリマー。これらの化合物は米国特許3,836,537に記載されている。これにはナトリウムアクリレート/アクリルアミドプロピルトリメチルアンモニウムクロリドコポリマーも記載され、これはヘンケル(HENKEL)社によりPOLYQUART(登録商標)KE 3033の名称で市販されている。
ビニル化合物はジアルキルジアリルアンモニウム塩、例えばジエチルジアリルアンモニウムクロリドであってもよい。
アクリル酸と後者のモノマーのコポリマーは、カルゴン(CALGON)社によりMERQUAT(登録商標)280、MERQUAT(登録商標)295及びMERQUAT(登録商標)PLUS 3330の名称で提供されている。
【0026】
(2)以下から誘導する単位を含むポリマー:
a)窒素をアルキル基で置換したアクリルアミド又はメタクリルアミドから選択する少なくとも一つのモノマー、
b)一又は複数の反応性カルボキシル基を含む少なくとも一つの酸性コモノマー、及び
c)少なくとも一つの塩基性モノマー、例えばアクリル酸及びメタクリル酸の第1、第2、第3及び4級アミン置換基を有するエステル、及びジメチルアミノエチルメタクリレートのジメチル又はジエチルスルフェートによる4級化生成物。
本発明に従ってより好ましいN−置換アクリルアミド又はメタクリルアミドは、これらのアルキル基が2〜12の炭素原子を含み、かつより特定的には、N−エチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−デシルアクリルアミド、N−ドデシルアクリルアミド、及び対応するメタクリルアミドである。
酸性コモノマーを特に以下から選択する:アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸及びフマル酸、並びに無水マレイン酸若しくはフマル酸又は酸の1〜4の炭素原子を有するアルキルモノエステル。塩基性コモノマーは好ましくは以下のものである:アミノエチル、ブチルアミノエチル、N,N’−ジメチルアミノエチル、N−t−ブチルアミノエチルのメタクリレート。特に使用するものは、CTFA名(第4版、1991年)がオクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、例えばナショナル スターチ(NATIONAL STARCH)社がAMPHOMER(登録商標)又はLOVOCRYL(登録商標)47の名称で市販する製品である。
【0027】
(3)以下の一般式のポリアミノアミドから誘導する部分的又は完全にアルキル化しかつ架橋したポリアミノアミド:
Figure 2004504338
式中R10は飽和ジカルボン酸、エチレン系二重結合を有するモノ−又はジカルボキシル脂肪酸、1〜6の炭素原子を有する低級アルカノールとこれらの酸とのエステルから誘導する2価の基又は該酸のいずれか一つとビス−第1又はビス−第2アミンとの付加から誘導する基を表し、Zはビス−第1、モノ−又はビス−第2ポリアルキレン−ポリアミンから誘導する基を意味し、好ましくは以下を意味する:
a)60〜100モル%の比率で以下の基:
Figure 2004504338
式中、x=2かつp=2又は3、又はx=3かつp=2
この基をジエチレントリアミン、トリエチレンテトラアミン又はジプロピレントリアミンから誘導する;
b)0〜40モルモル%の比率で上記式(III)の基、式中x=2かつp=1であってエチレンジアミンから誘導するもの、又はピペラジンから誘導する基:
Figure 2004504338
c)0〜20モル%の比率で基−NH−(CH−NH−、これをヘキサメチレンジアミンから誘導し、これらのポリアミノアミンを二官能性架橋剤を添加して架橋し、架橋剤をエピハロヒドリン、ジエポキシド、ジ無水物、ビス−不飽和誘導体から選択し、ポリアミノアミドのアミン基当たり0.025〜0.35モルの架橋剤を使用し、アクリル酸、クロロ酢酸又はアルカンスルトン又はこれらの塩の作用によりアルキル化する。
飽和カルボン酸を好ましくは以下から選択する:6〜10の炭素原子を有する酸、例えばアジピン酸、2,2,4−トリメチルアジピン酸及び2,4,4−トリメチルアジピン酸、テレフタル酸、エチレン系二重結合を有する酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸及びイタコン酸。アルキル化で使用するアルカンスルトンは好ましくはプロパン−又はブタンスルトンであり、アルキル化剤の塩は好ましくはナトリウム又はカリウム塩である。
【0028】
(4)以下の式の双性イオン性単位を含むポリマー:
Figure 2004504338
式中、R11は重合可能な不飽和基、例えばアクリレート、メタクリレート又はメタクリルアミド基を意味し、y及びzはそれぞれ1〜3の整数を表し、R12及びR13は水素原子、メチル、エチル又はプロピル基を表し、R14及びR15は水素原子又はアルキル基、例えばR14とR15の炭素原子の総和が10を越えない基を表す。
これらの単位を含むポリマーはさらに非双性イオン性モノマー、例えばジメチル−又はジエチルアミノエチルアクリレート又はメタクリレート又はアルキルアクリレート又はメタクリレート、アクリルアミド又はメタクリルアミド又はビニルアセテートから誘導する単位を含むこともできる。
例として以下を挙げることができる:メチルメタクリレート/メチルジメチルカルボキシメチルアンモニオエチルメタクリレート、例えばザンド(SANDOZ)社がDIAFORMER(登録商標)Z301の名称で市販する製品。
【0029】
(5)以下の式に対応するモノマー単位を含むキトサンから誘導するポリマー:
Figure 2004504338
式(V)の単位は0〜30%の比率で、式(VI)の単位は5〜50%の比率で、かつ式(VII)の単位は30〜90%の比率で存在し、単位FにおいてR16は以下の式の基を表す:
Figure 2004504338
式中、q=0の場合、R17、R18及びR19は同一又は異なり、それぞれ水素原子、メチル、ヒドロキシ、アセトキシ又はアミノ残基、一又は複数の窒素原子で中断されていてもよく、かつ/又は一又は複数のアミン、ヒドロキシル、カルボキシル、アルキルチオ又はスルホン基で置換されていてもよいモノアルキルアミン残基又はジアルキルアミン残基、アルキル基がアミノ残基を有するアルキルチオ残基を表し、R17、R18及びR19の少なくとも一つの基がこの場合は水素原子であり;
又はq=1の場合、R17、R18及びR19はそれぞれ水素原子を表し、並びにこれらの化合物の塩基又は酸と形成した塩。
【0030】
(6)キトサンのN−カルボキシアルキル化から誘導するポリマー、例えばN−カルボキシメチルキトサン又はN−カルボキシブチルキトサン、ジャン デッカー(JAN DEKKER)社によりEVALSAN(登録商標)の名称で市販されているもの。
(7)式(IX)の一般式に対応するポリマー、例えばフランス特許1 400 366に記載されているもの:
Figure 2004504338
式中、R20は水素原子、CHO、CHCHO又はフェニル基を表し、R21は水素又は低級アルキル基、例えばメチル又はエチルを意味し、R22は水素又は低級アルキル基、例えばメチル又はエチルを意味し、R23は低級アルキル基、例えばメチル又はエチル又は以下の式に相当する基を意味し:−R24−N(R22、R24は基−CH−CH−、−CH−CH−CH−又は−CH−CH(CH)−を表し、R22は上記の意味を有し、
並びに6までの炭素原子を含むこれらのこの高級同族体。
【0031】
(8)以下から選択する−D−X−D−型の両性ポリマー:
a)少なくとも一つの以下の式の単位を含む化合物へのクロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムの作用によって得られるポリマー:
−D−X−D−X−D−   (X)
式中Dは以下の基を意味し、
Figure 2004504338
かつXは符号E又はE’を意味し、E又はE’は同一又は異なって2価の基を意味し、該基は主鎖中で7までの炭素原子を含む直鎖又は分岐した鎖を有するアルキレン基であり、該主鎖は未置換か又はヒドロキシル基で置換されており、かつさらに酸素、窒素又は硫黄原子、1〜3の芳香族環及び/又はヘテロ環を含んでもよい;酸素、窒素及び硫黄原子は以下の形態で存在する:エーテル、チオエーテル、スルホキシド、スルホン、スルホニウム、アルキルアミン又はアルケニルアミン基、又はヒドロキシル、ベンジルアミン、アミンオキシド、4級アンモニウム、アミド、イミド、アルコール、エステル及び/又はウレタン基。
【0032】
b)以下の式のポリマー:
−D−X−D−X−   (XI)
式中Dは以下の基を意味する:
Figure 2004504338
かつXは符号E又はE’を意味し、かつ少なくとも1度はE’を意味し;Eは上記の意味を有しかつE’は2価の基であり、該基は主鎖中で7までの炭素原子を有する直鎖又は分岐した鎖を有するアルキレン基であり、該主鎖は未置換か又は一又は複数のヒドロキシル基で置換されており、かつ一又は複数の窒素原子を含み、窒素原子はアルキル鎖で置換されており、該鎖は任意に酸素原子で中断されておりかつ必ず一又は複数のカルボキシル基又は一又は複数のヒドロキシル基を含み、クロロ酢酸又はクロロ酢酸ナトリウムとの反応によってベタイン化している。
【0033】
(9)N,N−ジアルキルアミノアルキルアミン、例えばN,N−ジメチルアミノプロピルアミンによるセミアミド化又はN,N−ジアルカノールアミンによるセミエステル化で部分的に変性したコポリマー(C〜C)アルキルビニルエーテル/無水マレイン酸。これらのコポリマーはさらに他のビニルコモノマー、例えばビニルカプロラクタムも含むことができる。
本発明に特に好ましい両性ポリマーは群(1)のものである。
本発明に使用することができるシリコーンは組成物に可溶性であるか又は不溶性であり、特に本発明の組成物に不溶性のポリオルガノシロキサンであり、これらを油、ワックス、樹脂又はガムの形態で提供することができる。
オルガノシロキサンはより詳細に、Walter NOLL著、“Chemistry and Technology of Silicones”、Academic Pressの本に記載されている。これらは揮発性又は非揮発性である。
これらが揮発性である場合、シリコーンを特に沸点が60℃〜260℃のものから選択し、さらに以下から選択する:
【0034】
(i) 3〜7のケイ素原子、好ましくは4〜5のケイ素原子を含む環状シリコーン。これらは例えばオクタメチルシクロテトラシロキサンであり、特にユニオン カーバイド(UNION CARBIDE)により“VOLATILE SILICONE 7207”の名称で、ローディア(RHODIA)により“SILBIONE 70045 V 2”の名称で、ユニオン カーバイド(UNION CARBIDE)により“VOLATILE SILICONE 7158”の名称で、ローディア(RHODIA)により“SILBIONE 70045 V 5”の名称で市販されている。
ジメチルシロキサン/メチルアルキルシロキサン型の環状コポリマー、例えばユニオン カーバイド(UNION CARBIDE)社が市販する“SILICONE VOLATILE FZ 3109”も挙げることができ、これは以下の化学構造を有する:
Figure 2004504338
ケイ素から誘導する有機化合物を有する環状シリコーンの混合物、例えば以下のものも挙げることができる:オクタメチルシクロテトラシロキサンとテトラトリメチルシリルペンタエリスリトール(50/50)の混合物及びオクタメチルシクロテトラシロキサンと1,1’−オキシ(2,2,2’,2’,3,3’−ヘキサトリメチルシリルオキシ)ビスネオペンタンの混合物;
【0035】
(ii) 2〜9のケイ素原子を有しかつ粘度が25℃で5×10−6/sに等しいか又はそれより小さい直鎖の揮発性シリコーン。これは例えばデカメチルテトラシロキサンであり、特に東レ シリコーン(TORAY SILICONE)社により“SH 200”の名称で市販されている。この分類に属するシリコーンはさらにCosmetics and Toiletries, Vol. 91, Jan. 76, p. 27−32−TODD & BYERS“Volatile Silicone Fluids for Cosmetics”に公開された文献にも記載されている。
非揮発性シリコーンのうち特に以下を挙げることができる:ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム及び樹脂、有機官能基で変性したポリオルガノシロキサン、及びこれらの混合物。
本発明に従って使用できる有機変性シリコーンは上記のシリコーンであってかつその構造中に、炭化水素基を介して結合する一又は複数の有機官能基を含むものである。
【0036】
有機変性したシリコーンのうち、以下を含むポリオルガノシロキサンを挙げることができる:
− 任意にC〜C24アルキル基を含むポリエチレンオキシ及び/又はポリプロピレンオキシ基、例えばジメチコーン−コポリマーといわれる製品であって、ダウ コーニング(DOW CIRNING)社によりDC 1248の名称で市販され、又はユニオン カーバイド(UNION CARBIDE)社の油SILWET(登録商標)L 722、L 7500、L 77、L 711、及びダウ コーニング(DOW CORNING)社によりQ2 5200の名称で市販されている(C12)アルキル−メチコーン−コポリマーである;
− 置換したか又は未置換のアミン含有基、例えばジニーズ(GENESEE)社によりのGP 4 Silicone Fluid 及び GP 7100名称で市販されている製品、又はダウ コーニング(DOW CORNING)社によりQ2 8220及びDOW CORNING 929又は939の名称で市販されている製品。置換したアミン含有基は特にC〜Cアミノアルキル基である;
− チオール基、例えばジニーズ(GENESEE)が“GP 72 A”及び“GP 71”の名称で市販する製品;
− アルコキシル化した基、例えばSWS SILICONESが“SILICONE COPOLYMER F−755”の名称で市販し、ゴールドシュミット(GOLDSCHMIDT)社によりABIL WAX(登録商標)2428、2434及び2440の名称で市販される製品;
【0037】
− ヒドロキシル化した基、例えばヒドロキシアルキル基を有するポリオルガノシロキサン、これらはフランス特許出願FR−A−85 16334に記載されている;
− アシルオキシアルキル基、例えばUS−A−4,957,732に記載されているポリオルガノシロキサン;
− カルボン酸型のアニオン性基、例えばチッソ(CHISSO)社の特許EP 186 507に記載されている製品中のもの、又はアルキルカルボキシル型のアニオン性基、例えばシンエツ(SHIN−ETSU)社の製品X−22−3701E中に存在するもの;2−ヒドロキシアルキルスルホネート;2−ヒドロキシアルキルチオスルフェート、例えばゴールドシュミット(GOLDSCHMIDT)社により“ABIL(登録商標)S201”及び“ABIL(登録商標)S255”の名称で市販される製品;
− ヒドロキシアシルアミノ基、例えば出願EP 342 834に記載されているポリオルガノシロキサン。例えばダウ コーニング(DOW CORNING)社の製品Q2−8413を挙げることができる。
【0038】
本発明に従う組成物は、一又は複数の鉱油、植物油又は動物油を含むことができる。植物起源の油として特に以下を挙げることができる:ヘントウ油、アボカド油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、ヒマワリ油、コムギ胚芽油、ゴマ油、グラウンドナット油、ブドウ種子油、ダイズ油、ナタネ油、サフラワー油、コプラ油、メイズ油、ヘーゼルナッツ油、シェアバター、パーム油、アプリコットストーン油、カロフィラム油;動物起源の油としてペルヒドロスクアレン;無機物起源の油としてパラフィン油及び流動パラフィン;及びこれらの混合物を挙げることができる。
本発明に従う組成物は一又は複数の本技術分野で周知のものから選択するポリイソブチレン及びポリ(α−オレフィン)を含むことができる。
本発明に従う組成物は一又は複数のエステルを含むことができる。例として特に以下を挙げることができる:脂肪酸エステル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、パーセリン油(ステアリルオクタノエート)、イソノニル又はイソステアリルイソノナノエート、イソプロピルラノレート、及びこれらの混合物。
【0039】
本発明に従う組成物は一又は複数の自体周知の溶解性又は分散性アニオン性ポリマーを含むことができる。本発明で一般的に使用するアニオン性ポリマーは、カルボン酸、スルホン酸又はリン酸から誘導する基を含み、かつ質量平均分子量が500〜5,000,000のポリマーである。
カルボキシル基は不飽和モノ−又はジカルボン酸モノマー、例えば以下の式に対応するものである:
Figure 2004504338
式中nは0〜10の整数であり、Aはメチレン基を意味し、該基は不飽和基の炭素原子に結合していてもよく、nが1より大きい場合は酸素又は硫黄のようなヘテロ原子を介して隣接するメチレン基に結合していてもよく、Rは水素原子、又はフェニル若しくはベンジル基を意味し、Rは水素原子、カルボキシル又は低級アルキル基を意味し、Rは水素原子又は低級アルキル基、基−CH−COOH、又はフェニル若しくはベンジル基を意味する。
上記式(XII)において、低級アルキル基は好ましくは1〜4の炭素原子を含み、特にメチル及びエチル基を意味する。
【0040】
本発明に従うカルボキシル基を有するアニオン性ポリマーは好ましくは以下のものである:
A)アクリル酸又はメタクリル酸のホモ−又はコポリマー又はこれらの塩、特にアライド コロイド(ALLIED COLLOID)社によりVERSICOL(登録商標)E又はKの名称で、及びBASF社によりULTRAHOLD(登録商標)の名称で市販されている製品、ハーキュリーズ(HERCULES)社によりRETEN(登録商標)421、423又は425の名称でナトリウム塩の形態で市販されているアクリル酸とアクリルアミドのコポリマー、ポリヒドロキシカルボン酸のナトリウム塩;
B)モノエチレン系モノマー、例えばエチレン、スチレン、ビニルエステル、アクリル酸又はメタクリル酸エステルとアクリル酸又はメタクリル酸とのコポリマー、これらは任意にポリアルキレングリコール、例えばポリエチレングリコールにグラフトしていてもよく、かつ任意に架橋していてもよい。これらのポリマーは特にフランス特許1 222 944及びドイツ特許出願2 330 956に記載されており、この型のポリマーはその鎖中に任意にN−アルキル化した及び/又はヒドロキシアルキル化したアクリルアミド単位を含んでもよく、これらは特にQUADRAMER(登録商標)の名称でアメリカンシ アナミド(AMERICAN CYANAMID)社に付与されたルクセンブルグ特許出願75370及び75371に記載されている。アクリル酸とC〜Cアルキルメタクリレートのコポリマー及びメタクリル酸とエチルアクリレートのコポリマーも挙げることができ、これはBASF社によりLUVIMER(登録商標)MAEXの名称で市販されている。
【0041】
C)クロトン酸から誘導したコポリマー、例えばその鎖中にビニルプロピオネート又はアセテート単位を含み、かつ長い炭化水素鎖、例えば少なくとも5の炭素原子を有する鎖を有する直鎖又は分岐した飽和カルボン酸のメタリル又はアリルエステル、ビニルエーテル若しくはビニルエステルのような他のモノマーを任意に含んでもよく、これらのポリマーを任意にグラフト化しかつ架橋してもよく、又はα−若しくはβ−環状カルボン酸のビニル、アリル又はメタリルエステルを含んでもよい。これらのポリマーは特にフランス特許1 222 944;1 580 545;2 265 782;2 265 781;1 564 110及び2 439 798に記載されている。この群に入る市販品は、ナショナル スターチ(NATIONAL STARCH)社が市販する樹脂28−29−30、26−13−14及び28−13−10である。
【0042】
D)マレイン酸、フマル酸又はイタコン酸又は無水物とビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルハライド、フェニルビニル誘導体、アクリル酸及びそのエステルから誘導するポリマー;これらのポリマーをエステル化することができる。これらのポリマーは特に米国特許2,047,398、2,723,248、2,102,113、英国特許839 805に記載されており、特にISP社によりGANTREZ(登録商標)AN又はESの名称で市販されているもの。
この群に入るポリマーはさらに以下のものである:無水マレイン酸、無水シトラコン酸又は無水イタコン酸と、アクリルアミド又はメタクリルアミド基、α−オレフィン、アクリル酸又はメタクリル酸エステル、アクリル酸又はメタクリル酸又はビニルピロリドンを鎖中に任意に含むアリル又はメタリルエステルとのコポリマー;該無水物官能基はモノエステル化又はモノアミド化している。これらのポリマーは例えば本出願人のフランス特許2 350 384及び2 357 241に記載されている。
【0043】
E)カルボキシレート基を含むポリアクリルアミド。
スルホン基を含むポリマーは、ビニルスルホン、スチレンスルホン、ナフタレンスルホン又はアクリルアミドアルキルスルホン単位を含むポリマーである。
これらのポリマーを以下から選択することができる:
− 分子量が約1000〜100,000のポリビニルスルホン酸の塩、及び不飽和コモノマー、例えばアクリル酸又はメタクリル酸及びこれらのエステル並びにアクリルアミド又はその誘導体、ビニルエーテル及びビニルピロリドンとのコポリマー;
− ポリスチレンスルホン酸の塩、ナトリウム塩は約500,000及び約100,000の分子量を有し、ナショナル スターチ(National Starch)社によりそれぞれFlexan(登録商標)500及びFlexan(登録商標)130の名称で市販されている。これらの化合物は特許FR 2 198 719に記載されている。
− ポリアクリルアミドスルホン酸の塩、例えば特許US4,128,631に記載されているもの、特にヘンケル(Henkel)によりCOSMEDIA POLYMER(登録商標)HSP 1180の名称で市販されているポリアクリルアミドエチルプロパンスルホン酸。
【0044】
本発明に従うと、アニオン性ポリマーを好ましくは以下から選択する:アクリル酸コポリマー、例えばBASF社によりULTRAHOLD(登録商標)STRONGの名称で市販されているターポリマーアクリル酸/エチルアクリレート/N−t−ブチルアクリルアミド、クロトン酸から誘導するコポリマー、例えばナショナル スターチ(National Starch)社によりResine 28−29−30の名称で市販されているターポリマー酢酸ビニル/ビニルt−ブチルベンゾエート/クロトン酸及びターポリマークロトン酸/酢酸ビニル/ビニルネオドデカノエート、イタコン酸、フマル酸及びマレイン酸又は無水物とビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルハライド、フェニルビニル誘導体、アクリル酸及びそのエステルとから誘導するポリマー、例えばISP社によりGANTREZ(登録商標)ES 425の名称で市販されているモノエステル化した無水マレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマー、ローム ファルマ(ROHM PHARMA)社によりEUDRAGIT(登録商標)Lの名称で市販されているメタクリル酸とメチルメタクリレートのコポリマー、BASF社によりLUVIMER(登録商標)MAEXの名称で市販されているメタクリル酸とエチルアクリレートのコポリマー、BASF社によりLUVISET(登録商標)CA 66の名称で市販されているコポリマー酢酸ビニル/クロトン酸、BASF社によりARISTOFLEX(登録商標)Aの名称で市販されているターポリマー酢酸ビニル/クロトン酸/ポリエチレングリコール。
【0045】
特に好ましいアニオン性ポリマーを以下から選択する:ISP社によりGANTREZ(登録商標)ES 425の名称で市販されているモノエステル化した無水マレイン酸/メチルビニルエーテルコポリマー、ローム ファルマ(ROHM PHARMA)社によりEUDRAGIT(登録商標)Lの名称で市販されているメタクリル酸とメチルメタクリレートのコポリマー、BASF社によりLUVIMER(登録商標)MAEXの名称で市販されているメタクリル酸とエチルアクリレートのコポリマー、ISP社によりACRYLIDONE(登録商標)LMの名称で市販されているターポリマービニルピロリドン/アクリル酸/ラウリルメタクリレート。
本発明に従うと、アニオン性ポリマーをラテックス又は疑似ラテックスの形態で、すなわち不溶性ポリマー粒子の水性懸濁物の形態で使用することもできる。
本発明に従うと、アニオン性ポリマーは最終組成物の全質量の、0.1質量%〜20質量%、好ましくは0.2質量%〜15質量%、さらに好ましくは0.5質量%〜10質量%存在することができる。
【0046】
本発明に従う組成物は一又は複数の可溶性又は分散性ノニオン性ポリマーを含むことができる。本発明に従って使用することができるノニオン性ポリマーとして、特に以下を挙げることができる:
− ビニルピロリドンのホモポリマー;
− ビニルピロリドンと酢酸ビニルのコポリマー;
− ポリアルキルオキサゾリン、例えばダウ ケミカル(DOW CHEMICAL)社がPEOX(登録商標)50 000、PEOX(登録商標)20 000及びPEOX(登録商標)500 000の名称で提供するポリエチルオキサゾリン;
− 酢酸ビニルのホモポリマー、例えばヘキスト(HOECHST)社がAPPRETAN(登録商標)EMの名称で提供する製品又はローン プーラン(RHONE POULENC)社がRHODOPAS(登録商標)A 012の名称で提供する製品;
− 酢酸ビニルとアクリル酸エステルのコポリマー、例えばローン プーラン(RHONE POULENC)社がRHODOPAS(登録商標)AD 310の名称で提供する製品;
− 酢酸ビニルとエチレンのコポリマー、例えばヘキスト(HOECHST)社がAPPRETAN(登録商標)TVの名称で提供する製品;
− 酢酸ビニルとマレイン酸エステルのコポリマー例えばジブチルマレエート、例えばヘキスト(HOECHST)社がAPPRETAN(登録商標)MB EXTRAの名称で提供する製品;
− ポリエチレンと無水マレイン酸のコポリマー;
− アルキルアクリレートのホモポリマー及びアルキルメタクリレートのホモポリマー、例えばマツモト(MATSUMOTO)社によりMICROPEARL(登録商標)RQ 750の名称で提供される製品又はBASF社によりLUHYDRAN(登録商標)A 848 Sの名称で提供される製品;
【0047】
− アクリルエステルのコポリマー、例えばアルキルアクリレートとアルキルメタクリレートのコポリマー、例えばローム アンド ハース(ROHM & HAAS)社によりPRIMAL(登録商標)AC−261 K及びEUDRAGIT(登録商標)NE 30 Dの名称で提供される製品、BASF社によりACRONAL(登録商標)601、LUHYDRAN(登録商標)LR 8833又は8845の名称で提供される製品、又はヘキスト(HOECHST)社によりAPPRETAN(登録商標)N 9213又はN 9212の名称で提供される製品;
− 例えばブタジエン及びアルキル(メタ)アクリレートから選択するノニオン性モノマーとアクリロニトリルのコポリマー;ニッポン ゼオン(NIPPON ZEON)社によりNIPOL(登録商標)LX 531 8の名称で提供される製品又はローム アンド ハース(ROHM & HAAS)社によりCJ 0601 8の名称で提供されるもの;
− ポリウレタン、例えばローム アンド ハース(ROHM & HAAS)社によりACRYSOL(登録商標)RM 2020、DSMレジン(RESINS)社による製品URAFLEX(登録商標)XP 401 UZ、URAFLEX(登録商標)XP 402 UZ;
− 酢酸アルキルとウレタンのコポリマー、例えばナショナル スターチ(National Starch)社による製品8538−33;
− ポリアミド、例えばローン プーラン(RHONE POULENC)社により提供される製品ESTRAPOR(登録商標)LO 11;
− 化学的に変性したか又は未変性のノニオン性グアガム。
【0048】
未変性のノニオン性グアガムは、例えばウニペクチン(UNIPECTINE)社によりVIDOGUM(登録商標)GH 175の名称で、又はメイホール(MEYHALL)社によりJAGUAR(登録商標)Cの名称で市販されている製品である。
本発明に従って使用できる変性したノニオン性のグアガムは好ましくはC〜Cヒドロキシアルキル基で変性される。例として、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル及びヒドロキシブチル基を挙げることができる。
これらのグアガムは本技術分野で周知であり、例えば対応するアルケンオキシド、例えばプロピレンオキシドをグアガムと反応させてヒドロキシプロピル基で変性したグアガムを得ることにより製造することができる。
任意にヒドロキシアルキル基で変性したこれらのノニオン性グアガムは、例えばメイホール(MEYHALL)社によりJAGUAR(登録商標)HP8、JAGUAR(登録商標)HP60及びJAGUAR(登録商標)HP120、JAGUAR(登録商標)DC 293及びJAGUAR(登録商標)HP 105の商品名で、又はアクアロン(AQUALON)社によりGALACTASOL(登録商標)4H4FD2の名称で市販されている。
ノニオン性ポリマーのアルキル基は好ましくは1〜6の炭素原子を含む。
【0049】
本発明に従うケラチン物質を処置する組成物はケラチン物質に有益な一又は複数の上記の剤を含むことができ、その総量は化粧処置用組成物の全質量に対して、0.01〜30質量%、好ましくは0.05〜25質量%、さらには0.1〜20質量%である。
化粧品として受容可能な媒体は水単独又は化粧品として受容可能な溶媒、例えばC〜C低級アルコール、例えばエタノール、イソプロパノール、t−ブタノール、n−ブタノール;アルキレングリコール、例えばプロピレングリコール、及びグリコールエーテルと水との混合物から成ることができる。
本発明の組成物のpHは4〜8、好ましくは5〜7である。
本発明に従う組成物はさらに例えば以下の添加物も含むことができる:会合性又は非会合性、アニオン性、両性、双性イオン性、ノニオン性又はカチオン性の、天然又は合成ポリマー増粘剤、ポリマーでない増粘剤、例えば酸又は電解質、真珠光沢剤、不透明化剤、有機溶媒、芳香剤、着色剤、無機又は有機粒子、保存剤、pH−安定化剤。
当業者は注意して任意の添加物及びその量を選択して、それが処置組成物の特性を損なわないようにするであろう。
【0050】
本発明に従う組成物中にこれらの添加物は、組成物の全質量に対して0〜20質量%の範囲の量で存在する。
組成物を流体又は増粘したリキッド、ジェル、クリーム、フォーム、ワックス、W/O、O/Wエマルション又は多層エマルションの形態で提供することができる。
これらをシャンプー、洗い流し又は洗い流さないトリートメント、ディープトリートメントマスク、頭皮を処置するローション又はクリーム、マスカラ、メーキャップ除去剤、毛髪を染色し又は皮膚を着色する製品、日焼け止め製品、及び類似物として使用することができる。
本発明は、上記の組成物を有効量で毛髪に適用し、適切な曝露時間後に任意にリンスを行うことから成る、化粧処置方法にも関する。
本発明の好ましい態様によると、組成物をアフターシャンプーとして又はスタイリングローションとして使用することができる。
以下の例は本発明を性津瞑しており、いかなる方法でも本発明を制限すると理解すべきでない。
【0051】
【実施例】
例1
本発明に従うアフターシャンプーを以下の成分から製造する:
Figure 2004504338
リンス後、毛髪は柔らかくもつれをほぐすのが容易である。
【0052】
例2
本発明に従うアフターシャンプーを以下の成分から製造する:
Figure 2004504338
リンス後、毛髪は柔らかくもつれをほぐすのが容易である。
【0053】
例3
ヘアスタイリングローションを以下の成分から製造する:
Figure 2004504338
pH 6
リンス後、毛髪は柔らかくもつれをほぐすのが容易である。

Claims (31)

  1. 以下の式に対応する少なくとも一つのデンプンベタイネートの化粧品としての使用:
    Figure 2004504338
    式中、Stはデンプンポリマー構造を表す。
  2. デンプンをトウモロコシ、ジャガイモ、カラスムギ、コメ、タピオカ、モロコシ、オオムギ又はコムギから誘導することを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 組成物が少なくとも一つの以下の式に対応するデンプンベタイネート及び少なくとも一つのケラチン物質に有益な剤を含むことを特徴とする、ケラチン物質の化粧処置用組成物:
    Figure 2004504338
    式中Stはデンプンポリマー構造を表す。
  4. デンプンをトウモロコシ、ジャガイモ、カラスムギ、コメ、タピオカ、モロコシ、オオムギ又はコムギから誘導することを特徴とする、請求項3に記載の組成物。
  5. ケラチン物質に有益な剤を以下から選択することを特徴とする、請求項3又は4に記載の組成物:
    (1)加水分解したか又は加水分解していない、変性したか又は変性していないサッカリド、オリゴ糖類、多糖類、
    (2)加水分解したか又は加水分解していない、変性したか又は変性していないアミノ酸、オリゴペプチド、ペプチド、タンパク質、
    (3)分岐したか又は分岐していない脂肪酸及びアルコール、
    (4)動物性、植物性又は無機ワックス、
    (5)セラミド及びシュードセラミド、
    (6)ヒドロキシル化した有機酸、
    (7)UV−遮蔽剤、
    (8)抗酸化剤及び抗フリーラジカル剤、
    (9)キレート化剤、
    (10)抗ふけ剤、
    (11)脂漏制御剤、
    (12)鎮静剤、
    (13)カチオン性界面活性剤、
    (14)カチオン性及び両性ポリマー、
    (15)有機変性したか又は有機変性していないシリコーン、
    (16)鉱油、植物油又は動物油、
    (17)ポリイソブテン及びポリ(α−オレフィン)、
    (18)エステル、
    (19)溶解性又は分散性のアニオン性ポリマー、
    (20)溶解性又は分散性のノニオン性ポリマー
    及びこれらの混合物。
  6. 組成物がさらにアニオン性、ノニオン性、両性及び/又は双性イオン性界面活性剤、又はこれらの混合物を、組成物の全質量に対して総量で3質量%より少なく含むことを特徴とする、請求項3ないし5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. 加水分解したか又はしていない、変性したか又はしていないサッカリド、オリゴ糖類又は多糖類を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:グルカン、変性したか又はしていないデンプンであって前記のデンプンベタイネートとは異なるもの、アミロース、アミロペクチン、グリコゲン、デキストラン、β−グルカン、セルロース及びその誘導体、フルクトサン、イヌリン、レバン、マンナン、キシラン、リグニン、アラバン、ガラクタン、ガラクトウロナン、キチン、グルコロノキシラン、アラビノキシラン、キシログルカン、ガラクトマンナン、グルコマンナン、ペクチン酸及びペクチン、アルギン酸及びアルギネート、アラビノガラクタン、カラギナン、カンテン、グルコサミノグルカン、アラビアゴム、トラガントガム、ガッチガム、カラヤガム、イナゴマメガム、グアガム及びキサンタンガム、及びこれらの混合物。
  8. 加水分解したか又はしていない、変性したか又はしていないアミノ酸、オリゴペプチド、ペプチド、タンパク質を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:システイン、リジン、アラニン、N−フェニルアラニン、アルギニン、グリシン、ロイシン、及びこれらの混合物。
  9. 分岐したか又はしていない脂肪酸及びアルコールが8〜30の炭素原子を含みかつ以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:パルミチン酸、オレイン酸、リノレン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、及びパルミチル、オレイル、リノレイル、ミリスチル、ステアリル及びラウリルアルコール、及びこれらの混合物。
  10. 動物、植物又は無機ワックスを以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:ミツロウ、ゲイロウ、ラノリンワックス及びラノリン誘導体;カルナウバ、キャンデリア、オウリキュリ(Ouricury)又はモクロウ、ココアバター又はコルク繊維又はサトウキビワックス;パラフィン、ワセリン又はリグナイトワックス又は微結晶ワックス又はオゾケライト、及びこれらの混合物。
  11. セラミド及びシュードセラミドをダウニング(Dawning )分類によるクラスI、II、III及びVのセラミド、及びこれらの混合物から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  12. ヒドロキシル化した有機酸を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:クエン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸及びこれらの混合物。
  13. UV−遮蔽剤を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:ジベンゾイルメタン誘導体、p−アミノ安息香酸及びそのエステル、サリチレート、ケイヒ酸エステル、ベンゾトリアゾール誘導体、トリアジン誘導体、β,β’−ジフェニルアクリレート誘導体、2−フェニルベンズイミダゾール−5−スルホン酸及びその塩、ベンゾフェノン誘導体、ベンジリデンカンファー誘導体、シリコーンをベースとする遮蔽剤、及びこれらの混合物。
  14. 抗酸化剤及び抗フリーラジカル剤を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:アスコルビン酸、アスコルビル化した化合物、t−ブチルヒドロキノン、ポリフェノール、亜硫酸ナトリウム、エリスロブ酸(erythrobic acid)、フラボノイド、及びこれらの混合物。
  15. キレート化剤を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:EDTA及びその塩、ホスフェート化した化合物、リン酸及びその塩、及びこれらの混合物。
  16. 抗ふけ剤を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:
    − ベンゼトニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド、クロロヘキシジン、クロラミンT、クロラミンB、1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、1,3−ジクロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、3−ブロモ−1−クロロ−5,5−ジメチルヒダントイン、N−クロロスクシンイミド;
    − 1−ヒドロキシ−2−ピリドン誘導体;
    − トリハロカルバミド;
    − トリクロサン;
    − アゾールを含む化合物;
    − 抗真菌性ポリマー;
    − セレンスルフィド;
    − 種々の形態の硫黄;
    − 又はこれらの抗ふけ剤の混合物。
  17. 脂漏制御剤をスクシニルキトサン及びポリ−β−アラニン、及びこれらの混合物から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  18. 鎮静剤をアズレン及びグリシルレチン酸、及びこれらの混合物から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物。
  19. カチオン性界面活性剤を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:任意にポリオキシアルキレン化した第1、第2又は第3脂肪アミンの塩;4級アンモニウム塩、例えばテトラアルキルアンモニウム、アルキルアミドアルキルトリアルキルアンモニウム、トリアルキルベンジルアンモニウム、トリアルキルヒドロキシアルキルアンモニウム又はアルキルピリジニウムクロリド又はブロミド;イミダゾリン誘導体;又はカチオン性があるアミンオキシド;及びこれらの混合物。
  20. カチオン性ポリマーを以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:4級セルロースエーテル誘導体、カチオン性環状ポリマー、カチオン性多糖類、ビニルピロリドン及びビニルイミダゾールの4級ポリマー、及びこれらの混合物。
  21. 有機変性したか又はしていないシリコーンが組成物に可溶性又は不溶性であり、かつそれを以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:揮発性シリコーン、例えば3〜7のケイ素原子を含む環状シリコーン、2〜9のケイ素原子を有しかつ25℃で5×10−6/sに等しいかそれより小さい粘度を有する直鎖シリコーン;非揮発性シリコーン、例えばポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンゴム及び樹脂、有機官能基、例えばポリエチレンオキシ及び/又はプロピレンオキシ基、置換又は未置換アミン含有基、チオール、アルコキシル化した又はヒドロキシル化した基、アシルオキシアルキル、カルボン酸又はヒドロキシアシルアミノ基で変性したポリオルガノシロキサン、及びこれらの混合物。
  22. 鉱油、植物油又は動物油を以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:パラフィン油、流動パラフィン、ヘントウ油、アボカド油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油、ヒマワリ油、コムギ胚芽油、ゴマ油、グラウンドナット油、ブドウ種子油、ダイズ油、ナタネ油、サフラワー油、コプラ油、メイズ油、ヘーゼルナッツ油、シェアバター、パーム油、アプリコットストーン油、カロフィラム油、ペルヒドロスクアレン、及びこれらの混合物。
  23. エステルを以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:脂肪酸エステル、例えばイソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、パーセリン油(ステアリルオクタノエート)、イソノニル又はイソステアリルイソノナノエート、イソプロピルラノレート、及びこれらの混合物。
  24. 溶解性又は分散性アニオン性ポリマーを以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:カルボン酸、スルホン酸又はリン酸から誘導する基を含むポリマーであってかつ質量平均分子量が500〜5,000,000であるもの;及びこれらの混合物。
  25. 溶解性又は分散性ノニオン性ポリマーを以下から選択することを特徴とする、請求項5に記載の組成物:ビニルピロリドンのホモポリマー;ビニルピロリドンと酢酸ビニルのコポリマー;ポリアルキルオキサゾリン;酢酸ビニルのホモポリマー;酢酸ビニルとアクリルエステルのコポリマー;酢酸ビニルとエチレンのコポリマー;酢酸ビニルとマレイン酸エステルのコポリマー;ポリエチレンと無水マレイン酸のコポリマー;アルキルアクリレートのホモポリマー及びアルキルメタクリレートのホモポリマー;アクリルエステルのコポリマー;アクリロニトリルとブタジエン又はアルキル(メタ)アクリレートのコポリマー;ポリウレタン;酢酸アルキルとウレタンのコポリマー;ポリアミド;化学的に変性したか又は未変性のノニオン性グアガム;及びこれらの混合物。
  26. 組成物がデンプンベタイネートを組成物の全質量に対して0.01質量%〜20質量%、及びケラチン物質に有益な剤を0.01質量%〜30質量%の量で含むことを特徴とする、請求項3ないし25のいずれか1項に記載の組成物。
  27. 組成物がさらに以下のような添加物を含むことを特徴とする、請求項3ないし26のいずれか1項に記載の組成物:増粘剤、真珠光沢剤、不透明化剤、有機溶媒、芳香剤、着色剤、無機又は有機粒子、保存剤、pH−安定化剤。
  28. 組成物をシャンプーの形態で提供することを特徴とする、請求項3ないし27のいずれか1項に記載の組成物。
  29. 請求項3ないし28のいずれか1項に記載の組成物を毛髪に適用することを特徴とする、化粧処置方法。
  30. 請求項3ないし28のいずれか1項に記載の組成物のアフターシャンプーとしての使用。
  31. 請求項3ないし28のいずれか1項に記載の組成物のヘアスタイリングローションとしての使用。
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