JP2004509383A - 臨床試験管理システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

臨床試験は、連鎖式システムに従って、定義され管理され評価される。中央当局はプロトコルメタモデルを作成して臨床試験プロトコルデザイナーの利用に供する。各メタモデルは、特定の病種に適合する予備的な患者適格性属性のリストを含んでいる。プロトコルデザイナーは、メタモデルを選定し、臨床検査プロトコルを適格性と患者ワークフローも含めてメタモデル内でエンコードする。出来上がったプロトコルデータベースは、ライブラリに記憶される。スポンサー及び各臨床現場は、プロトコルへのアクセスが規制される。研究現場は、プロトコルデータベースライブラリの適切なプロトコルデータベースにアクセスして患者適格性スクリーニングを行う。患者が研究に登録されると、プロトコルデータベースは、患者の通院の都度行うべきタスクを臨床医に示す。このタスクには、患者管理タスクとデータ管理タスクが含まれる。ワークフローグラフは、臨床医が患者のインフォームドコンセントを得るのに適した時期も指示する。スポンサーは患者の進展具合の報告を受けて患者の進展具合を監視し、中央当局は報告を受けて成績測定基準を生成する。システムの全コンポーネントが共通に統制された医学専門用語データベースを使用する。
【選択図】図1

Description

【0001】
(技術分野)
本発明は、臨床情報科学の分野に関し、より厳密には臨床情報科学を使って、臨床試験を主に計画し、実行し、更にそれらの結果を分析するためのシステム及び方法に関する。
【0002】
(発明の背景)
過去何年にも亘り医薬産業は経済的な成功を享受してきた。しかしながら、この先はもっと挑戦的なものになりそうである。これから数年の間は、総収益の大きな割合を占める製品の特許が切れるので、産業界では新薬への依存度が高まることになろう。しかし、新薬であっても、別々の会社が同一の開発ツールを使い且つ同様の目標を追求している状態では、種別1番手の市場独占権も劇的に落ち込んできている。従って、将来、効果的に競合するためには、医薬産業は臨床開発のスループットを実質的に上げる必要がある。しかも、この臨床開発のスループットを上げるのはこれまでよりも早いペースで行わねばならず、というのも市場導入に要する時間がしばしば医薬品の採算性を操る最重要要因となるからであるからである。
【0003】
A.臨床試験:現在及び将来的なボトルネック
米国製薬会社だけを見ても、年間の総医薬研究及び開発基金のかなりのパーセンテージが人間の臨床試験に費されている。臨床試験に費やす資金は毎年凡そ15%ずつ増加し、産業界の売上伸び率を概ね50%も上回っている。治験は回数と複雑性が共に増加している。例えば、1980年代初頭以降、米国食品医薬品局(FDA)へ現在持ち込まれる平均的な新薬提案では、臨床試験数は2倍を超え、患者数では3倍を超え、治験毎の手続き数では50%を超えるまでに増加している。
新薬開発過程を分析すると、時間と費用のあり方を決定する要素に大きな変化が生じていることが分かる。発見過程が以前には市場導入までの時間を左右していたが、組合せ化学及び高スループットスクリーニングなどの技術により大改革を経ている。FDAの改革と欧州共同体の整合化により規制の面は緩和されてきた。それぞれの立場で、人間の臨床試験が主たるボトルネックになっている。臨床試験に要する時間は15年という期間の50%に近づきつつあるが、すなわちそれが平均的な新薬が市場に導入されるまでに要する時間である。
【0004】
B.今日の治験過程
臨床試験の実施は、1940年代に初めて治験が行われて以来ほとんど大きな変化はなかった。臨床研究では、事務処理及び学術的医療施設における医師達の家内工業的手法に頼った、人手による労働集約的書面本位の処理形態がほぼそのまま残っている。
【0005】
1.開始
通常の臨床試験は、臨床プロトコル、即ち、治験はどのように実行すべきか、どんなデータ要素を収集すべきか、及び製薬会社スポンサー及びFDAに対して直ちに報告する必要があるのはどのような医療状態か、を記載した文書を作成することから始まる。臨床プロトコル及びその起草者は、臨床試験実施の全ての面に関する最高権威である。この文書は、治験の全活動が行われる間、様々な場所で数多くの参画者により実行される全ての行為に対する基準となる。プロトコルの規定からの逸脱すれば、どれほど正しい意図を持って行ったとしても、FDA提出に際し、当該データとその有用性を活用できなくなる恐れが生じる。
【0006】
臨床プロトコルは、一般的に臨床管理者によるカット・アンド・ペーストのワープロ処理で始まるが、この臨床管理者が最初の臨床試験から最終的な規制当局の承認まで1−2種を超える新薬を開発することは稀であり、複数の会社からのデータベースどころか自社内の履歴臨床データベースですら参照することができないような状態にある。更に、通常、この医師達は、包含又は排除判定基準、即ちある個人を臨床試験に参加させるか否かを決める臨床的パラメータ、が研究に適格な患者の数にどのように影響するかについての信頼できるデータを持っていない。
【0007】
製薬会社の研究員は、通常、ワープロ技術と限られた数のこれまでの治験での個人的経験を駆使して、手作業で治験プロトコルの部分部分を症例報告書(CRF)に翻訳する。プロトコル及びCRF開発の両方でカット・アンド・ペーストを組み合わせたために、冗長的な項目又は見当違いですらあるような項目が1つの治験から次の治験へと次々に受け継がれてゆく結果となる。データ管理者は、予測結果を捕捉するために通常は手作業でデータベース構造を設計構築する。何年にも亘る大規模な治験では数回起きることもあるように、FDA規則の変更、低集積率、又は実施変更によりプロトコルを改訂する場合、普通はこれら設計構築の全工程を手作業で繰り返すことになる。
【0008】
治験現場はしばしば医師の診療所であるが、この治験現場では、プロトコル基準に合致する患者をふるい分ける段階から、必要な診断及び治療の管理段階を経て、研究所の内部及び外部両方からデータを収集する段階までの各過程が、大抵は、本職を別に持つ個人(日常的患者を診ている医者や看護士)により書面ベースのシステムを使って手作業で行われる。その結果、治験に適格な患者を採用又は登録できない事態がしばしば発生したり、治験プロトコル実施の際にエラーが発生したり、患者データが全く捕捉できないか或いは手書きの医療記録からCRFに不正確に書き写され判読できないという事態がしばしば起きる。治験費用の可成りの割合が、紛失データの解明、矛盾したデータの調整、データ入力及び確認などデータ検査業務に費やされている。これら業務の全てを事前に完了して始めて、データベースを「ロック」し、統計的分析を行い、提出報告書を作成することができる。
【0009】
2.実行
一旦治験が始まると、データは、数多くの現場から通常は書面で戻されて来始める。これらの書面には、元の文書からCRFにデータを写す際の間違いが日常的に含まれている。
【0010】
写し間違いがなかったとしても、現在の事後的データ収集モデルは、ひどく欠陥のあるものとなっている。多数の治験を実行する多忙な治験担当医師には、各プロトコルの詳細な規則を正確に記憶して適用することが要求される。臨床コーディネータが症例報告書を記入する時には患者は普通は既に去っており、これは収集できなかったデータ又は複雑な処置プロトコルに従っていないケースがあった場合、通常は埋め合わせできないということを意味する。症例報告書が書面ベースであろうと電子式であろうと、この問題は起きる。この問題に対する唯一の解は、介護時のデータ捕捉であるが、これは技術的限界によりこれまで実用的ではなかった。
【0011】
一旦プロトコルが定まっても、しばしば、改訂せねばならなくなる。プロトコルの変更の理由としては、新FDAガイドライン、服用規則の改訂、適格基準があまりに厳格すぎて治験に十分な数の患者登録が見込めないと判明した場合が挙げられる。これら「結果型の遅延」は、臨床試験において最も費用が掛かり時間を浪費する問題である。
【0012】
プロトコル改訂処理は、極度に労働集約的である。更に、プロトコル改訂は異なる場所で異なる時期に実行されることから、スポンサーは現時点でどのプロトコルが運用されているのか知らないこともしばしばある。このせいで、結果データと下流の検査という問題に更に雑音が加わることになる。最悪の場合、実験的薬剤に反応している患者がプロトコル違反により反応者として数えられず、処置を意図した分析の下で反応率に反して数えられることすらある。この純粋に統計学的な要件によって、そうでなければ有用な薬剤が治験失敗に追い込まれる事態さえ想定される。
【0013】
スポンサー、又はスポンサーの代理を務める臨床試験受託機関(CRO)は、書面に基づく文書に対して書面CRFをチェックする検査官の大群を送り出す。彼らが発見する間違いの多くは、ある書面から別の書面にデータを手書きで写す場合の単純な写し間違いである。データ紛失又はプロトコル違反というような他の間違いは、より重大で、しばしば取り返しがつかないこともある。
【0014】
3.監視
監視及び検査の機能は、治験過程中最も機能障害の起きやすい部分の1つである。かなりの人件費を使い、治験現場のオペレーションを混乱させ、高転職率に寄与し、その上、馬が逃走した後で戸に施錠するというような事態を伴うこともしばしばある。
【0015】
4.報告
現場から情報が戻されると、山積みの書類ができる。典型的な新薬申請(NDA)は、文字通り小さなトラックを書類で満たすことになる。過去数年間での大きな進歩は、電子ファイリングが加わったことであるが、これは基本的には同一文書の一連の電子ページコピーであって、必ずしも定量的データ表又は分析を自動化する他のツールを提供するものではない。
【0016】
B.非効率の費用
この複雑な手作業による処理は、非常に非能率的且つ緩慢であることが見て取れる。更に、各治験は大体において下請け仕事であるため、次の治験でも全く同じことが繰り返される。治験産業もやはり転職率が高いので、治験から治験及び薬剤から薬剤を通しての貴重な経験が失われることもしばしばである。
【0017】
この複雑な手作業の処理の結果は、詰まるところ、経験の蓄積があるにも関わらず、各一連の治験を行うのに益々費用が掛かるようになるということである。
【0018】
遅い、高い、に加えて、現在の臨床試験処理は、2つの点でできあがった薬の市場価値を貶めることもしばしばある。第1点として、FDAは「治療意図」に基づいて薬剤を検討するということである。これは、薬の有効性を計算する際、治験に登録された患者全員が分母(陽性反応者/治療者合計)に含まれることを意味する。しかしながら、処置に反応しプロトコルに一致する患者しか陽性反応者としての分子には含まれない。少なからぬ頻度で、患者は薬剤に好意的反応を示すが、この場合は実際には重大なプロトコル非準拠ということで失敗例として数えられる。まれな事例であるが、非準拠という理由で治験現場全体が失格となることもある。非準拠が、患者管理における防止可能なエラーの結果となることがしばしばある。
【0019】
現在の臨床試験が薬剤の市場価値を傷つけている第2の主な理由としては、薬剤及びその使用法についてのきめの細かい詳細事項の多くが、把握されず、製薬会社内の臨床開発から販売まで伝達されていないことである。その結果、事実上どの製薬会社も販売グループの一部である第2の医薬部門を持っている。このグループは、薬を効果的に販売するのに必要な情報を収集するために、規制当局承認のために使用されたのと同様の研究をしばしば繰り返している。
【0020】
C.治験現場の実情
膨大な数の臨床試験で活発に患者を採用しているという状況があるにもかかわらず、臨床試験に登録されている適格患者はほんの数パーセントの割合でしかない。医師たちもまた臨床試験に携わるのは気乗りがしないように見受けられる。米国臨床腫瘍学会によるある研究によれば、登録増加に対する障壁として、厳格な適格基準、膨大な書類作業を要すること、不十分な支援スタッフ、及び臨床研究のための十分な時間の欠如の挙げられることが分かっている。
【0021】
臨床試験は複雑な一連の段階で構成されている。平均すると、臨床試験には現場数10以上が必要で、現場毎に10人以上の患者が登録され、各患者毎に50ページを超える症例報告書(データ入力シート)が書かれることになる。このように複雑であると、頻繁に遅延が起きる。ある1つの段階で遅延が発生すると、例えばそれが患者集積(accrual)の初期段階に起きると、その遅延はそれ以降の段階にまで波及し遅れが拡大する。
【0022】
正確な集積計画に対する大きな障壁は、治験担当医師には治験開始後までの登録率を予測するのが困難なことである。経験の豊富な治験担当医師でさえ、研究終了までに獲得できる登録患者の合計数を過剰に見積もる傾向がある。新米の治験担当医師は、経験豊富な治験担当医師よりも採用の可能性を更に多めに見積もる傾向にあり、臨床試験に参加する治験担当医師の数が急激に増加した状況にあって、現在の治験担当医師の大多数は臨床試験に十分な経験を持たずにきてしまっている。
【0023】
D.情報インフラの欠如
以上の状況から考えて、臨床試験産業は自動化に向けて準備が整っているであろうと期待されるかもしれない。しかし、自動化への切なる必要性にもかかわらず、驚くほどほとんど何も行われていない。
【0024】
製薬会社は臨床情報システムに年間数億ドルを費やしているが、この投資のほとんどは製薬会社内の内部顧客データベース及びシステムであり、この技術投資は医師診療所レベルにはほとんど回っていない。各治験は、それが同一会社により実施される場合、又は同一薬剤を試験する場合であっても、大抵は、現場、手順、及びプロトコルの収集を慣行的に行うこととなる。治験の半数以上が、臨床試験受託機関(CRO)により、同じ手作業によるシステムと慣例的医師ネットワークを使って、製薬会社に代わって実施されている。
【0025】
臨床試験情報技術環境はこの実情に寄与する。臨床試験は情報集約的プロセスであり、事実、情報がその唯一の産物である。にもかかわらず、利用できる包括的情報管理ソリューションが存在しない。そうではなく、多くのベンダーがあって、それぞれが異なる問題に対処するツールを提供している。これらツールの多くは良い製品で果たすべき役割があるが、治験プロセス全般に亘って情報を統合し又は管理する方法を提供してはいない。
【0026】
現在利用可能な自動化ツールは、大きく以下のように分類される。
●臨床データ収集(CDC)
●現場向き治験管理
●治験支援機構付き電子医療記録(EMR)
●治験プロトコルデザインツール
●現場対スポンサー照合サービス
●臨床データ管理
臨床試験受託機関(CRO)及び現場管理受託機関(SMO)も、治験現場及びスポンサーに、ある程度の情報サービスを提供している。
【0027】
1.臨床データ収集(CDC)製品
これらの製品は治験現場に的を絞ったもので、データ入力の速度と正確さを改善することを目的としている。大部分はウェブベースアーキテクチャに迅速に移行しつつある。その中ではオフラインデータ入力を提供しているものもあり、これはコンピュータがインターネットと接続されていないときにもデータが収集できるようになっていることを意味する。ほとんどの会社は半ダースのパイロットサイトを狙うことができるが、支払う取引先はほとんどない。
【0028】
これらの製品は、全体的即ち開始から終了まで一貫した臨床試験管理フレームワークを作るのではない。これらの製品は「治験設計」を単なる「CRF設計」としてしか見ておらず、包括的臨床試験システムなら提供できるサービスと価値のホストを無視している。それらはまた、各治験を「1回限りの」活動として扱う従来の方法に比べても何ら意味のある進歩を見せていない。例えば、CDC製品を提供している会社は、治験毎に各CRFを特別に設計することを引き続き行っており、HTMLコードを印刷又はワープロ形式に置き換える以上のことはやっていない。
【0029】
2.現場向き治験管理
これらの製品は治験現場と治験スポンサーに的を絞ったもので、スケージューリング、経理、集積、通院追跡による治験実施の改良を狙っている。これらの製品は、電子的臨床データ入力を提供するわけでもなければ、プロトコル設計、スポンサーのための治験計画、患者集積、又は業務管理を補助するわけでもない。
3.治験支援機構付き電子医療記録(EMR)
これらの製品は、患者を研究するだけでなく、患者全員の患者管理を支援することを目的としており、書面記録システムのほとんど又は全てに取って代わるものである。EMRベンダーの中には、特定の疾病分野に焦点を絞っているものもあり、その中でKnowMedは腫瘍学において注目すべき例である。
【0030】
これらの製品は、大体において、臨床試験を支援するのに必要な特性に、特別に焦点を当てているわけではない。それら製品はまた、臨床的設定を行う際に全プロバイダに影響する重要な動作変更を必要とし、その上ハードウェア及びソフトウェアに実質的な設備投資を要する。おそらく、これらの高いハードルのせいであろうが、EMRの採用は非常に遅々としている。
【0031】
4.治験プロトコルデザインツール
これらの製品は治験スポンサーに的を絞ったもので、モデリング及びシミュレーション技術を駆使してプロトコル設計及びプログラム設計プロセスを改良することを目的としている。この分野におけるあるベンダーPharSightは、PK/PD(薬物動態学的/薬力学的)モデリングツールを使用していることで知られており、治験プロトコル設計をより広汎に支援するため、自社の製品とサービスを拡大中である。
【0032】
治験プロトコル設計ツールを提供している会社で、包括的な臨床試験システムにより与えられるサービスと価値のホストを提供しているものは皆無である。
【0033】
5.治験照合サービス
最近のウェブベースサービスの中には、スポンサーによる治験と現場の患者人口統計のデータベースに基づいて、スポンサーと現場を照合することを目的とするものもある。関連した取り組みとして、患者の特性を、活動中の治験についての適格基準のデータベースに対して照合することに基づいて、ある特定の患者が適格である治験を識別することが挙げられる。後者の機能性は、しばしばcancerfacts.com.のような特定疾患健康管理ポータルに組み込まれている。
【0034】
6.臨床データ管理
定評のある2つの製品、Domain ClinTrial及びOracleClinicalは、CRFから入ってくる治験データを記憶するために、スポンサーが必要とする後置データベース機能を支援する。これらの製品は、研究データの記憶及び問い合わせについて通院特定的なやり方を提供する。プロトコルスポンサーは、プロトコルの通院方針に従ってこのようなデータを記憶するためのテンプレートを設計することはできるが、これらのテンプレートはプロトコル毎の特別仕様設計である。これらの製品は、プロトコル執筆又は患者管理補助を提供しているわけではない。
【0035】
7.統計学的分析
SAS学会(SAS)は、統計学的分析及びFDA報告用の標準フォーマットを定義している。これはデータフォーマットであり、臨床試験プロトコルの設計又は実行を補助するものではない。
8.現場管理受託機関(SMO)
SMOは、臨床試験現場のネットワークを保守し、共通の学会的レビューボード(IRB)及び集中的契約/インボイスを提供する。SMOは十分な技術投資をしてきたわけではなく、いずれにしても、スポンサーへの治験設計サービスは行わない。
【0036】
9.臨床試験受託機関(CRO)
CROは、その他のサービスの中でも、治験プロトコル設計と実行のサービスを提供する。しかしながら、スポンサーと実質的に同じモデル上で行うのであって、つまりは、労働集約的、書面本位、緩慢、且つ高価なやり方である。CROは、情報技術には限られた投資しか行っていない。
【0037】
E.包括的臨床試験システムの必要性
臨床試験の現在の情報モデルは非常に断片化していることが分かる。これが、高い費用、ノイジーなデータ、及び長期の治験期間の原因となっている。包括的でサービス指向性の情報ソリューションがなければ、現在の書面、ファックス、及び労働集約的な処理のパラダイムから抜け出すことは非常に難しい。とりわけ治験スループットを上げることが求められていることから、単に治験に「もっと多くの人体を投入すること」だけでは要求される結果を生み出せないことが明らかになった。新しく且つ包括的なモデルが必要とされている。
【0038】
(発明の概要)
簡単に説明すると、本発明に係る臨床試験は、中央当局によるプロトコルメタモデルの作成から始まり、臨床現場による治験実施で終了し、次に現場は、研究スポンサーによるほぼリアルタイムのモニタリングと中央当局による分析のために電子的に報告を返す、全体的に端と端を繋いだシステムソリューションに従って定義され、管理され、評価される。中央当局は、まず第1に、幾つかの異なる病種それぞれに対しプロトコルメタデータを作成し、プロトコルデザイナーがそれらを利用できるようにする。各メタモデルは、特定の病種に適合する予備的な患者適格属性の短いリストを含んでいる。プロトコルデザイナーは、メタモデル及び関連病種の予備的な適格性リストを選定し、適格性及び患者のワークフローを含む臨床試験プロトコルを選択されたメタモデル内でエンコードする。できあがったプロトコルデータベースは、同一及び異なる病種の他のプロトコルのデータベースと共に、中央当局により保守されているプロトコルデータベースのライブラリに記憶される。スポンサー及び個々の臨床現場は、認可を受けた特定のプロトコルにしかアクセスできない。
【0039】
研究現場は、随意的に、個々の患者が適格とされる臨床研究と、個々の臨床研究に適格である患者を識別するために2段階のスクリーニング手続きを用いる。研究現場は、これらの判定を行うために、プロトコルデータベースライブラリ内にアクセスを有するプロトコルデータベースを参照する。ある実施例では、スクリーニング中の患者から収集されたデータは、患者属性の患者特定データベースに保持され、又他の実施例では、データは匿名で記憶されるかスクリーニング後に破棄される。一旦、患者が研究に登録されると、プロトコルデータベースは、臨床医に患者通院の都度どのような業務を行うべきかを正確に示す。これらの業務内容には、投薬又は計測などの患者管理業務、並びに特定CRFの完成及び提出のようなデータ管理業務の両方が含まれる。プロトコルデータベースに内蔵されたワークフローを示すグラフは、臨床医が適格性スクリーニング中に患者からインフォームドコンセントを得るのに適した時期、及び次回患者通院日の許容範囲など将来的業務を行うべき時期を教示するようになっており好都合である。
【0040】
本システムは、特定プロトコルのワークフローグラフを通して患者と臨床医の進展具合を追跡する。本システムは、この情報を研究のスポンサーに報告し、従ってスポンサーは全体的な臨床試験の進展具合をほぼリアルタイムで監視でき、更に、本システムは中央当局にも報告するので、当局は成績測定基準を作成できる。参加者全員が医療技術を確実に矛盾なく使用できるようにするために、共通の制御された医療用語データベースがシステムの全構成要素により使用され好都合である。本プロトコルデータベースは、集積シミュレーションツール及び患者発見ツールのような、他種の問題解消法を促進するのにも好都合に使用できる。
【0041】
(好適な実施例の詳細な説明)
以下、本発明を、特定の実施例に関連付けながら付随の図面を参照つつ説明する。
【0042】
図1は、本発明の特徴を組み込んだ臨床試験管理システム及び方法の重要な態様を説明する象徴的なブロック図である。本図において、実線矢印は処理の流れを示し、点線矢印は情報の流れを示す。広義に要約すると、本システムは、中央当局によるプロトコルメタデータの作成で始まって、臨床現場による治験の実施で終了し、次に現場は、研究中のスポンサーによるほぼリアルタイムのモニタリングのため、中央当局による分析のため、及び将来の研究用として有望な現場を識別する場合に研究のスポンサーが使用するために、電子的に報告を返す、端と端を繋いだソリューションである。本願で使用する場合「臨床現場」とは物理的には単一の又は複数の場所であってもよいが、臨床試験を1つの主体として実施する場である。この用語にはSMOも含まれる。
【0043】
図1に示すように、最初に中央当局は、臨床試験プロトコルを容易に設計するのに使用できるよう、1つ又は複数のプロトコルメタモデルを作成(ステップ110)する。各メタモデルは、ビルディングブロックのセットと考えることができ、これから特定のプロトコルを構築することができる。中央当局は、幾つかの病種それぞれに対し異なるメタモデルを作成し、各メタモデルのビルディングブロックがその病種に適合しているのが望ましい。ある実施例では、メタモデルはオブジェクト指向型設計の観点から記述される。ビルディングブロックは、オブジェクトクラスとして表現され、個々のプロトコルデータベースには利用可能なクラスのインスタンスが入っている。
【0044】
メタモデルに入っているビルディングブロックは、治験プロトコルワークフローに必要とされる異なる種類の段階、例えば、分岐段階、行為段階、同期段階等を含んでいる。乳癌治験に着眼したメタモデルに利用可能な行為段階は、前立腺癌治験に着眼したメタモデルで利用可能な行為段階とは、例えば、特定の病種に適合するであろう種類の段階だけを利用可能とすることにより異ったものとなっている。例えば、分岐療法の段階は前立腺癌メタモデルには利用できるが、乳癌メタモデルでは利用できず、また乳房撮影は乳癌メタモデルでは利用できるが前立腺癌メタモデルでは利用できない。
【0045】
メタモデルは、やはり特定の病種に適合するリストも含んでおり、そのリスト内でプロトコルデザイナーは特定の研究に対する患者の適格性を見る予備的判定基準を定義できるようになっている。これら予備的な適格性判定基準リストは、プロトコルデザイナーが更なる適格性判定基準を構築して特定の臨床試験プロトコルに組み込むことを妨げるものではない。後に更に詳しく説明するが、予備的適格性判定基準のリストで利用できるオプションは、意図的に数が制限され、特定の病種内での研究の対象になりそうな患者の大規模なデータベースが構築し易いようになっている。しかしながら同時に、適格患者を最初にうまく取り出すためには、オプションはその数が十分に多く又は十分に狭くなっているのが望ましい。これら2つの競合する目的を満たすためには、特定のメタモデルの特定の病種について知識を有する専門家又は専門家のチームが、特定メタモデルの予備的な適格性判定基準リストの開発に深く関わっていることが望ましい。更に、予想される患者の大規模なデータベースの開発に要する困難さと長い期間の故に、特定のメタモデル用に適格性判定基準オプションが一旦設定されると、絶対に必要な場合を除いて変更されないことが望まれる。このような変更は、例えば、ある疾患がもっとよく解明された場合に結果的に必要となることはありうるが、図1のシステム全体を通じて厳格に管理される。
【0046】
表1は、5つの病種、即ち、乳癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、結腸直腸癌、及び前立腺癌に対する予備的な適格性判定基準のリストを例示している。表1から分かるように、各リストは数個の患者属性を含み、各属性は、特定プロトコル用の予備的な適格性判定基準をエンコードするために、プロトコルデザイナーが選定に利用できる選択のセットを伴っている。乳癌のプロトコルメタモデルは、例えば、表の「乳癌」の行に示されるように、属性のリストと、属性毎の利用可能な選択のリストを含んでいる。
【0047】
【表1】
Figure 2004509383
【0048】
表1に示した実施例では、デザイナーは、選択されたリスト内の属性の少なくともサブセットそれぞれに対して、利用できる選択肢のうちの1つを割り当てることにより予備的な適格性判定基準をエンコードする。各「判定基準」は、属性及びその割当値により定義されるので、ある患者は、患者自身がその属性について指定された値を有する場合にのみ基準を満たすことになる。各判定基準は「包含」基準又は「排除」基準のいずれかに分類され、つまり、患者は予備的適格性に合格するには、包含基準を全て満たし且つ排除基準のどれにも当てはまらないことが要求される。
【0049】
予備的な適格性判定基準の論理は、異なる実施例で多くの変形が可能である。例えば、ある実施例では、デザイナーは利用可能な値を2つ以上、所与の属性に割り当てることも許される。この場合、所与の属性に対して割り当てられた値の何れかを有する患者は基準を満たす。別の実施例では、所与の属性に対して利用できる値1つ又はそれ以上を数的範囲として指定し、デザイナーは当該範囲内の何れかの値又は値の副次範囲をその属性に対して割り当てることができる。更には、基準を満たす条件についても、デザイナーは等式以外の何か別の形に指定する(例えば「Nより小さい値を有する属性」或いは「Nより大きい値を有する属性」など)ことができる。より一般的に言えば、各判定基準は属性及び「条件」により定義づけられ、患者は当該判定基準を満たすためには、属性に関する条件を満たさねばならないのである。
【0050】
出願人は、これまで臨床試験の設計、実行、分析のプロセス全体を通して有用なツールの作成が難しかった理由の1つは、図1に示すように、現時点で利用可能な各ツールが自身のデータを異なるフォーマットで保守していることであり、データ保守の基となる特定の医学用語が意味するところは何かというような重要な疑問に関して、異なるツールの間で一貫性がないからであったと考えている。一貫性のある医学用語という問題は、臨床試験の分野を越えて横たわる問題であり、診療情報科学の分野内で意義深い学術論文が生まれている。例えば、本願にその全体を参考文献として援用している、1998年11月発行「医学における情報の方式」第37巻、4−5号全体を参照されたい。特に、以下の記事、即ち「論説:言語のコンセプト及びコンセプトの言語」J.J.シミノ(p.311)、「21世紀の統制された医学語彙に対する切望」J.J.シミノ(p.394−403)、「コンセプト指向標準化及び統計指向分類:続く分類対術語論争」J.インゲナーフ、W.ギア(pp.527−539)、及び「健康管理テレマティックスの用語システムの支援開発に対する標準」A.ロッシ・モリ、F.コンソルティ、E.ガレアッジ(pp.551−563)を参照されたい。また、本願に参考文献として援用している、ブローブマンのCME治療行程用の「統制された臨床用語学の概要」スライド、1999年8月18日、も参照されたい。
【0051】
用語一貫性問題についての作業は、医学的コンセプト、専門用語、及び属性に関する多数の異なるデータベースを生み出し、そのうちの何れもが臨床試験プロトコルの分野で利用することを意図したものではないが、その大部分は当分野に何らかの利益をもたらす。これら専門用語データベースは、ここでは時に「統制された医療用語」(CMT)として言及するが、構築されたデータ入力のナビゲーションを支援することを意図したインターフェース専門用語、医学データの収集及び分析を支援することを意図した基準専門用語、及び報告及び請求書作成作業要件の支援を意図した管理専門用語を含んでいる。インターフェース専門用語としては、MEDCIN、OceaniaCKB、及びPurkinjie等の専門用語法が挙げられるが、それらは患者依存型専門用語法であり、ワークフローをサポートするのにナビゲーションが容易であり、コンテキストにより観察のグループ分けを行う。基準専門用語法としては、SNOMED、LOINC、Meddra、及びRead等が挙げられるが、それらは患者独立型専門用語法である。それらは、論文の領域を完全に網羅することを意図している。それらは、論理的コンセプトの定義を含んでおり、意味論分類の階層に編成されている。管理専門用語法としては、ICD−9及びCPT−4が挙げられ、それらもまた患者独立型である。それらは、本来報告及び請求書作成作業要件に合わせて設計されており形式的な定義は含んでいない。それらは階層的に編成されているが、限定された範囲に対してである。インターフェース専門用語法、基準専門用語法、又は管理専門用語法としてCMTを分類することに加えて、現行のCMTの中で、あるもの(SNOMED等)は、医学診断をカバーする場合は他のものより優れており、他のもの(CPT−4等)は医療処置の領域をカバーする場合に優れている。Meddraは、有害事象報告の分野をカバーする場合に優れているが、これは主に薬物使用経験の市販後サーベランスのために食品医薬品局により開発されたものである。上記CMTの全てを本願に参考文献として援用する。
【0052】
図1に示す臨床試験全体は多種多様な人々により行われ、各人の間で、様々なコンセプト、用語、及び属性の意味についての理解が異なる。従って、それぞれの段階及びツールの全てが良好に協働するようにするため、図1のシステムは、可能ならどんな場合にもCMT112を利用する。例えば、ワークフロータスクビルディングブロックに使用されるコンセプト、用語、及び属性、並びにステップ110で生成されたメタモデル内で利用可能にされている患者適格性判定基準オプションの、全てではないとしてもその大部分はCMT112のエントリである。ある実施例では、メタモデルはCMT112からの関連エントリのコピーを保有しているが、又別の実施例では、メタモデルはCMT112の関連エントリに対するポインタしか保有していない。メタモデルデザイナ−又はプロトコル作者は、CMTブラウザを使って、メタモデル又はプロトコル内に含めるのに望ましいCMTエントリを選択するのがよい。
【0053】
CMT112は、現時点で存在している何れのCMTでもよいし、又は全体で新しいCMTとなってもよい。CMT112は、現時点で存在している様々なCMTの幾つかから展開されたエントリ、並びに臨床試験プロトコル及びステップ110で生成された各種メタモデルがカバーしている特定の病種に適合する付加的エントリを含んでいるのが望ましい。CMT112は、コンセプトにより階層的に編成されるのが望ましい。各コンセプトは、同意語的にコンセプトを記述する1つ又は複数の用語に対するポインタを含んでいる。例えば、コンセプト「高血圧症」は「高血圧症」と「上昇した血圧」と「高血圧」の用語に対するポインタを有することになる。各コンセプトは、1つ又は複数の属性に対するポインタも含んでいる。例えば「高血圧症」コンセプトは「95mmHgより高い拡張期血圧」という属性に対するポインタを含んでおり、ここで「血圧」それ自体はコンセプトであり、コンセプトのリストにポインタが戻って表される。
【0054】
プロトコルメタモデルを作成するステップ110は、メタモデル著作ツールを使って行われる。
Figure 2004509383
は、メタモデル著作ツールとして使用できるツールの一例である。プロテジェ2000については、ウイリアム・E.グロッソ他による「ミレニアムの知識モデリング(プロテジェ2000の設計及び進化)」SMI報告書番号:SMI−1999−0801(1999年)等、これはhttp://smi−web.stanford.edu/pubs/SMI_Abstracts/SMI−1999−0801.htmlで入手可能であり、2000年1月1日にアクセスされ、本願に参考文献として援用しているものであるが、これを始めとして多くの出版物に記載されている。簡単に要約すると、プロテジェ2000は、ユーザーが、特定のアプリケーション区域におけるエキスパートシステム用に知識修得を支援するため個別に仕立てられる他のツールを構築するのを助けるツールである。ユーザーは、これを使えば、異なる分類の努力に対して「一般存在論」を定義し、次により特定の状況に対して一般存在論を適用するために「ドメイン特定存在論」を定義することができる。多くの点で、プロテジェ2000では、それぞれの一般存在論は医療努力の主要な分類(医学的診断対臨床試験など)により互いに異なり、ドメイン特定存在論は病種により互いに異なるものと想定している。しかしながら本実施例では、全存在論は臨床試験及びプロトコルとして知られている医療努力の分類の内にある。異なる一般存在論はステップ110(図1)で生成された異なるメタモデルに対応しており、病種により互いに異なっている。この意味では、ステップ110でプロテジェ2000により生成された一般存在論は、プロテジェ2000の他のアプリケーションで生成されたものより更に特定の度合いが強いドメインに向けられている。
【0055】
ステップ110で生成されたメタモデルは、患者適格性判定基準のための多数のビルディングブロック並びに多くのオプションを含んでいるので、単純なものも複雑なものも含めて多種多様な臨床試験プロトコルを設計することができる。これらのメタモデルは、臨床試験プロトコルデザイナーに提供され、デザイナーは、それを使って、望ましくはやはりプロテジェ2000の支援を得て、ステップ114で個々の臨床試験プロトコルを設計する。
【0056】
図1のステップ114で、特定病種の臨床試験用のプロトコルを設計したいと思っているプロトコルデザイナーは、最初に適合するメタモデルを選択し、次に著作ツールを使ってプロトコルを設計し記憶する。ステップ110でのように、ステップ114での著作ツールのある実施例は、プロテジェ2000に基づいている。ステップ114の出力は、プロトコルの必要とされる全ての重要な要素を含んでいるデータベースである。このデータベースは、時にインテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースとも呼ばれ、図1の残りの段階で起きる処理の多くを導くための下地の論理構造を提供する。
【0057】
概念上は、iCPデータベースは、適格性判定基準、ランダム化オプション、処置順序、データ要件、及び患者の結果と併発症を基にしたプトロコルの修正を含め、臨床プロトコルの最も重要な態様をエンコードする。iCP構造は、新しいコンセプト、新しい薬剤、及び新薬とプロトコルが必要とする新しい検査手順を包括するために容易に拡張できる。iCPデータベースは、全プロトコルパラメータ、処置決定、及び検査手順に確実に従うようにするため、システム全体のほとんどのソフトウェアモジュールにより使用される。
【0058】
iCPデータベースは、製造業で使用されるCAD/CAMツールに類似したものと考えることができる。例えば、航空機のCAD/CAMモデルは、エンジン、翼、及び胴体など、航空機の様々な構成要素を表すオブジェクトを保有している。各構成要素は、当該構成要素に特有な多数の付加的属性を有し、エンジンなら推力と燃料消費、翼なら揚力と重量を有する。航空機の包括的モデルを作り上げることにより、飛行特性、乗客/収益予測、メンテナンススケジュールなど矛盾のない結果を確保するために、同一のモデルを使って多数の異なる形式のシミュレーションを実行することができる。そして、最終的には、完成したCAD/CAMシミュレーションにより実際の生産を加速させるための図面及び製造仕様が自動的に作り出される。iCPデータベースは、肝心な点でCAM/CAMモデルとは異なるが、iCPも、集積、患者スクリーニング、及びワークフロー管理などの問題に対して作成された一貫したツールを支援するために臨床プロトコルの包括モデルを提供する。包括モデルを使い、標準的な語彙を統一することにより、全ツールはプロトコルの規定に従って挙動する。
【0059】
本願に使用する用語「データベース」は、必ずしも構造の統合を示唆しているわけではない。例えば、2つ又はそれ以上の別々のデータベースでも、一体的に捉える場合には、本願でその用語を使用するかぎりにおいては1つの「データベース」を構成する。
【0060】
後に更に詳しく説明するが、iCPデータ構造は、ツールが確実に臨床プロトコル要件に厳格に準拠して働くよう、多数のツールにより使用される。例えば、患者採用シミュレーションツールはiCPデータ構造にエンコードされた適格性判定基準を使い、ワークフロー管理ツールは、iCPデータ構造にエンコードされた通院特定業務ガイドライン及びデータ収集要件を使用する。これらのツール全ての挙動は、それら全てが同一のiCPデータベースを使っていることから、プロトコルと矛盾のないものとなる。
【0061】
多くの臨床システムは、患者データについて「まのぬけたデータベース」を提供しており、且つ知能も自動化も提供しない。これらのシステムは書面方式に比べれば効率的にいくらかましかもしれないが、ワークフロー管理の促進、精巧なデータ検証、又は患者データ内のプロトコル対臨床パターンの認識(例えば、処置の変更をトリガする薬剤に対する有毒反応)を行う能力はない。臨床医にもっと情報を届けるためにルールに基づくエキスパートシステム又は他の技術を使っているシステムが幾つかあるが、これらは、モデリング費用としての莫大な先行投資及び継続的な保守費用、時間経過に伴う予測不能なシステム挙動、及び知識内容又はソフトウェアコンポーネントの再利用不能、といった重大な問題に遭遇している。そのため、治験担当医師が利用できる選択肢は少なく、つまりは、書面を使うか、知能を持たない電子ファイルキャビネットを使うか、又は各治験毎に特注の知能システムを構築するしかない。iCPデータベース及びiCPデータベースにより駆動されるように設計された各種ツールは、先行技術のオプションに伴う欠陥を解消する。
【0062】
iCPデータベースは、電子症例報告書のような、下流の全ての「問題解消機構」を駆動するために使用され、プロトコルが変更されるとそれらアプリケーションが確実に自動的に改訂されるようにしている。これにより確実にプロトコルに準拠するようになる。iCP著作ツールは、治験デザイナーを助けるために外部知識ベースに頼り、新たな治験に組み込むことのできる再利用可能なプロトコル「モジュール」を創造し、これにより時間及び費用を節約しながら現在の「治験毎に特有の」モデルよりも更に特別仕様に類似した臨床試験プロトコル設計プロセスを可能にしている。
【0063】
図11−25はプロテジェ2000により作成された画面を示す図であり、プロトコルメタモデルと個々の臨床試験プロトコル例との間の関係を説明するのに役立つ。図11は、左側の枠1110に全体的なクラス構造を示している画面である。現在の論議にとりわけ関心があるのは、“FastTrackClass”と呼ばれるクラス1112及びクラス1112の下層のクラスである。FastTrackClass1112及びその下層のクラスは、プロトコルメタモデルの例を表している。この特有のメタモデルは、1つの病種に特定されるのではなく、1つの病種に特定されるメタモデルについては図2−8に関連づけて後に説明する。
【0064】
図11の画面の右側の枠1114は、左側の枠1110内のクラスのうち選択されたクラスについて設定された各種スロットを示している。図11の画像で、FastTrackClass1112のサブクラスである「プロトコル」クラス1116が(影つきで表示されているように)選択されている。右側の枠1114のウィンドウ1118には、プロトコルクラス1116に対する個々のスロットが表示されている。影つき“S”で表示されているものだけが現在の議論に関連があり、影つきでない“S”により表示されているものは、より一般的であって本発明を理解するうえであまり重要ではない。ウインドウ1118内のスロットの幾つかは「ファセット」を保有しており、そのファセットは、幾つかのスロットでは、特定スロットに記憶される「値」の限定セットを定義していることがお分かり頂けよう。例えば、スロット“quickScreenCriterion”は「前立腺癌」と「結腸直腸癌」と「乳癌」などの特定の値しか取らないようになっている。これらは、図11の画面を取り上げた時点でquickScreenCriteriaがすでに設定されていた唯一の病種である。
【0065】
図12は、図11の「プロトコル」クラスの特定のインスタンス画面であり、具体的には識別子CALGB9840を有するプロトコルオブジェクトの画面である。プロトコルクラス1116に対して定義されている各スロットは、図12のプロトコルクラス・オブジェクト・インスタンスの特定値で埋められていることがお分かり頂けよう。図11は臨床試験プロトコルメタモデルの態様を示しており、一方図12は実際にiCPが指定したCALGB9840の最上層オブジェクトを示している。特筆すべき点として、iCPCALGB9840については、スロット“quickScreenCriterion”1120(図11)は「乳癌」(図12の項目1210)としてプロトコル作者により充当されていることが分かるが、これは図11のquickScreenCriterionスロット1120にとって利用可能な値1122のうちの1つである。更に、プロトコル作者は、プロトコルクラスオブジェクトのEligibilityCriteriaSet(図11では図示せず)については、EligibilityCriteriaSetクラス1124のインスタンスである“CALGB9840EligibilityCriteria”を充当している。本質的には、従って、図12のプロトコルクラスオブジェクトは、iCPCALGB9840に関して「更なる適格性判定基準」を識別する別のオブジェクトに対するポインタを含んでいる。
【0066】
図13は、右側の枠1310に、クラス“EligibilityCriteriaSet” 1124に対しプロトコルメタモデル内で定義されるスロットを示している。特筆すべきは、EligibilityCriteriaSetオブジェクトは排除基準(スロット1312)と包含基準(スロット1314)の双方を含むことになるという点である。図13からは、スロット1312と1314に充当できる値はクラス“EligibilityCriterion”1126のオブジェクトであることが分かる。なお、異なる実施例では、同じ情報を保守するために、全患者の適格性判定基準を含んでいる単一のリストや、各基準が包含基準と排除基準の何れであるかを示すフラグなど、別の構造的編成が可能であると理解されたい。
【0067】
図14は、右側の枠1410に、クラス“EligibilityCriterion”のオブジェクトに対して充当できるスロットを示している。お分かり頂けるように、これらのスロットは記述テキストストリングのためだけのものであり、主として、スロット1412は長記述用、スロット1414は短記述用である。
【0068】
図15は、CALGB9840iCPに表示されるEligibilityCriteriaSetクラスのインスタンスを示している。オブジェクトは包含基準のリストと排除基準のリストを保有し、その中の各基準はEligibilityCriterionクラス1126のインスタンスであることが分かる。このようなインスタンスの1つ1510を図16に示す。短記述1610と長記述1612しかプロトコル作者は入力していない。
【0069】
iCPは、quickScreenCriteriaの関連セットに対するポインタ(図12の1210)を保有し、更なる適格性判定基準を識別する(1212)ことの他にも、患者通院の形態でのプロトコルワークフロー、つまり通院中及び通院から次の通院までの過渡期間中に起きる管理タスクを保有している。図17の右側枠1710には、クラス「通院」1128のオブジェクトインスタンスに利用可能なスロットを示している。予想される通院過渡のスロット1712の他に、通院クラスは患者管理タスク用のスロット1714並びにデータ管理タスク用のスロット1716も含んでいることが分かる。換言すると、この臨床試験プロトコルメタモデルを使って準備された臨床試験プロトコルは、患者管理タスク(ある薬剤を投与すること又はある検査を行うことなど)のためだけでなく、データ管理タスク(あるCRFを完成させることなど)のための臨床職員に対する指示を含んでいる。
【0070】
図18は、通院クラス1128の特定インスタンスを示しており、これはCALGB9840iCPに含まれている。お分かり頂けるように、これは、予想される通院過渡を保有しているウインドウ1810、患者管理タスクを保有しているウインドウ1812、及び「アームA処置通院」と称される特定の通院のためのデータ管理タスクを示しているウインドウ1816を含んでいる。データ管理タスク及び患者管理タスクは“ManagementTask”クラス1130(図11)の全インスタンスであり、そのスロットは図19の右側の枠1910に記載されている。EligibilityCriterionクラス1126(図14)でのように、ManagementTaskオブジェクトにおいてプロトコル作者が利用できるスロットは大部分がテキストフィールドである。
【0071】
図20はMangementTaskオブジェクト1816(図18)の「アームAパクリタキセル処置を与える」を示している。同様に図21は、ManagementTaskオブジェクト1818の「様式C−116提出」を示している。臨床試験プロトコルメタモデルによりiCPに含むことのできるデータ管理タスクの種類には、例えば、特定の様式書面を提出するよう臨床職員に要求するという仕事、及びインフォームドコンセントを入手するように臨床職員に要求するという仕事が含まれる。
【0072】
図17に戻るが、プロトコル作者が通院クラス1128オブジェクトのスロット1712に入れた値は、それ自体はメタモデル内のVisitToVisitTransitionクラス2210(図22)のインスタンスである。右側の枠2212は、VisitToVisitTransitionクラス2210のオブジェクト内で利用可能なスロットを示している。お分かり頂けるように、それは、過渡の第1の通院オブジェクトを指すスロット2214と、遷移の第2の通院オブジェクトを指すスロット2216と、プロトコル作者が最小遷移時間と最大過渡時間と好適な相対過渡時間を提供する3つのスロット2218、2220、2222を含んでいる。図23は、CALGB9840iCP内のVisitToVisitTransitionオブジェクト1818(図18)の内容を示している。
【0073】
Visitオブジェクト、管理タスクオブジェクト、及びVisitToVisitTransitionオブジェクトの形式に維持されることの他に、プロトコルメタモデルは、更に、iCPがプロトコルスキーマを図形又は図表形式で維持できるようにもしている。実際に、プロトコル作者が、プロテジェ2000を使って臨床試験プロトコルをエンコードするのに、直感的なドラッグ&ドロップ及びドリルダウン様式で使用するのは、一般には図形形式である。プロトコルメタモデル内で、スロット1134は、ProtocolSchemaDiagramクラス1132(図11)のオブジェクトを指すためにProtocolオブジェクトクラス1116に与えられている。図24はProtocolSchemaDiagramクラス1132に利用できるスロットを示している。お分かりのように、それらは図表コネクタ用のスロット2410及び図表ノード用のスロット2412を含んでいる。図表コネクタは、先に説明済みのVisitToVisitTransitionオブジェクトにすぎず、図表ノードは先に説明済みのVisitオブジェクトでしかない。図25は、CALGB9840iCPのProtocolSchemaDiagramオブジェクト1214(図12)を示している。全体的な臨床試験プロトコルスキーマは枠2510内にグラフィック表示されており、グラフ表示に利用可能なコンポーネント(コネクタオブジェクト2512とVisitオブジェクト2514)は、枠1516内で当該グラフ上の所望場所までドラッグするために利用される。
【0074】
図2−8は、プロテジェ2000を著作ツールとして使って作成、表示されたiCPデータベースの別の画面例である。このiCPは、臨床試験プロトコルのラベルが付いたCALGB49802をエンコードするが、これはCALGB49802が、既に特定の疾患分野つまり癌に指定されている開始用メタモデルを使ってエンコードされている点で、CALGB9840iCPとは異なる。なお、別の実施例では、メタモデルは疾患特定度がより強く、例えば、乳癌、前立腺癌などに特定的に向けられている。
【0075】
図2は、CALGB49802iCPデータベースの最上層の画面である。この画面図には、患者包含基準のリスト210及び患者排除基準のリスト212の他にもプロトコルのテキストフィールドの全てが記載されている。
【0076】
図3は、iCP用のManagement_Diagramクラスオブジェクトの画面であり、図2の臨床試験プロトコルのワークフロー図を示している。ワークフロー図は、臨床アルゴリズム、つまり、特定のプロトコルの下で患者を処置する過程において、プロトコル仕様が要求する一連の段階、決定及び行為を記述している。アルゴリズムは、図3の画面の左側枠内に示されるように、グラフ310として編成されたタスクのセットとして維持される。プロトコル作者は、図3の画面の右側枠内のパレット312から所望のオブジェクトのタイプを選択し、それらをグラフ310の所望の位置に例示することにより、グラフに対して段階及び/又は決定オブジェクトを加える。グラフ310の各オブジェクトの下には、各段階、各決定、又は各行為毎に必要な詳細事項を提供するためにプロトコルデザイナーが完成させるフィールドが埋められている。著作ツールのユーザーインターフェースは、デザイナーが、所望のオブジェクトをダブルクリックすることによりグラフ310内の各オブジェクトを下方に掘り進めるようにしている。iCPのManagement_Diagramオブジェクトは、FirstStep(フィールド344)とLastStep(フィールド346)も特定しており、FirstStep(フィールド344)はConsent&Enrollステップ314を指し、LastStep(フィールド346)はブランクとなっている。
【0077】
グラフ310を参照すると、ワークフロー図が“Consent&Enroll”オブジェクトで始まることが分かる。この段階は、後に更に詳しく説明するが、以下のサブ段階、即ち患者のインフォームドコンセントを得る段階、患者の診療情報を臨床試験プロトコルの適格性判定基準に照らして評価する段階、及びこのような基準が全て満たされたときにその患者を臨床試験に登録する段階を含んでいる。
【0078】
承諾(コンセント)と登録が行われた後のステップ316は、ランダム化ステップである。当該患者がプロトコルのアーム1に割り当てられた(ステップ318)場合、ワークフローは「CALGB49802アーム1開始」ステップオブジェクト320に続く。このアームでは、ステップ322で、手続きは研究のアーム1に従って行われ、ワークフローは「治療完了」ステップ324に続く。ステップ318で患者がアーム2に割り当てられた場合、ワークフローは「CALGB49802アーム2開始」ステップ326に続く。ワークフローは次にステップ328に続き、ここでプロトコルアーム2の手続きが実行され、それが済むとワークフローは「治療完了」シナリオステップ324に続く。
【0079】
ステップ324の後、全患者のワークフローは、condition_step「ER+又はPR+」ステップ330に進む。患者は、エストロゲン受容体陽性、プロゲステロン受容体陽性のどちらでもなければ「CALGB49802長期フォローアップ」サブガイドライン・オブジェクトステップ332に進む。患者が、エストロゲン受容体陽性又はプロゲステロン受容体陽性のどちらかであれば、代わりに「閉経後か?」condition_stepオブジェクト334に進む。患者が閉経後であれば「タモキシフェン開始」ステップ335に進み、その後、長期フォローアップ・サブガイドライン332に進む。
【0080】
ステップ334で患者が閉経後でない場合、ワークフローは「タモキシフェンを考慮」choice_stepオブジェクト338に進む。このステップで、医師は臨床的判断を用いてその患者にタモキシフェンを与えるべきか否かを判定する。与えると判定した(選択オブジェクト340)場合、患者は「タモキシフェン開始」ステップオブジェクト336に続く。タモキシフェンを与えないと判定した(選択オブジェクト342)場合、ワークフローはそのまま長期フォローアップ・サブガイドラインオブジェクト332に進む。なお、グラフ310は、異なる実施例において同一の全体プロトコルスキーマを記述するために作成されたグラフの一例にしかすぎないと理解されたい。又、オブジェクトクラス312のライブラリは、オブジェクトクラスの異なるライブラリに変更可能であり、しかもなおプロトコル指向臨床研究に向けられていることも理解されたい。
【0081】
図4は、“Consent&Enroll”ステップ314(図3)を「掘り下げた」結果を示す画面である。図面から分かるように、図4はサブグラフ410(このグラフはここでは自己決定権の「グラフ」であるとも捉えられる)を含んでいる。Concent&Enrollステップ314は、図4に示すあるテキストフィールドも保有しているが、本発明の理解にはあまり重要ではない。
【0082】
図面から分かるように、グラフ410は「研究前変数収集1」ステップオブジェクト410で始まり、ここで医師はインフォームドコンセントを必要としないある種の患者診療情報を入手するように指示される。ステップ412は「インフォームドコンセントを得る」ステップであり、このステップは研究のインフォームドコンセント書面を患者に提示して患者の署名を求めるように医師に指示するデータ管理タスクを含んでいる。別の実施例では、ステップ412は、医師に、インフォームドコンセント書面を提示して直ぐに署名され戻されない場合は、患者が署名済みの書面を戻すか参加を断るまで、フォローアップの催促電話を入れるこれからの日時を計画するように指示するサブグラフを含んでいる。
【0083】
インフォームドコンセントが得られた後、サブグラフ410はステップオブジェクト414の「研究前変数収集2」に続く。このステップは、医師に、適格性判定のために必要なある種の付加的な患者診療情報を得るよう指示する。患者に研究への適格性があって、参加を希望している場合、フローはステップオブエジェクト416の「層別変数収集」に進む。フローは次にステップ418の「登録IDとアーム割当を入手」に進み、その患者の治験登録を有効とする。
【0084】
図5は「層別変数収集」ステップ416(図4)の詳細である。図面から分かるように、医師が対象患者について収集しようとする情報の4項目の他に、多数のテキストフィールドを含んでいる。臨床現場プロトコル管理ソフトウェアがワークフローのこの段階に到ると、医師は、現在の患者についての情報のこれらの項目を入手して、それをプロトコル内で後日使用するために記録するよう求められる。この「研究前変数収集」1及び2のステップ410と414(図4)は、提示される特定タスクは無論異なるが、それ以外は同じである。
【0085】
図6は「CALGB49802アーム1」サブガイドライン332(図3)の詳細である。図4でのように、図6はサブグラフ(グラフ610)と幾つかの付加情報フィールド612を含んでいる。付加情報フィールド612は、他のものと一緒に、グラフの最初のステップ618の表示614とグラフの最後のステップ620の表示616を含んでいる。
【0086】
グラフ160に示されているように、アーム1サブガイドラインは「デカドロン前処置」ステップオブジェクト618で開始される。このプロセスは「サイクルI;第1日目」オブジェクト622に続き、次に「処置に対する評価」のchoice_object624が続く。医師は、遅延のステップ(選択オブジェクト626)と、研究座長を呼び出すステップ(選択オブジェクト628)と、現在の患者を中止するステップ(選択ステップ630)又は研究中の薬剤を投与するステップ(選択ステップ632)を含め、ステップ624中に幾つかの選択肢のうちの1つを行う。医師が遅延(オブジェクト626)を選択した場合、患者は「次回日程を組み直す」ステップ634に続き、その後この先の通院時に2度目の「デカドロン前処置」ステップ618が続く。ステップ624で医師が研究座長の呼び出し(オブジェクト628)を選択した場合、ワークフローはchoose_stepオブジェクト636に進み、研究座長が評価を下す。研究座長は、遅延オブジェクト626、又は「薬剤投与」オブジェクト632、又は中止オブジェクト630の何れかを選択する。
【0087】
医師(オブジェクト624において)又は研究座長(オブジェクト636において)の何れかが「薬剤投与」オブジェクト632で進むことを選択した場合、ワークフローはchoice_stepオブジェクト638に進み、ここで医師は服用量減衰について患者を評価する。このステップでは、医師は、服用量100%投与(選択オブジェクト640)か、服用量75%投与(オブジェクト642)を選択する。何れの場合も、投薬後、医師は「第8日目シプロ」ステップオブジェクト620を行う。すなわち、第8日目に患者はシプロフロキサシン(抗生物質)の治療行程を開始する。
【0088】
グラフ610にはオブジェクトを個々に記載してはいないが、これらオブジェクトの多くは、それ自体が特定タスクであるか、オブジェクトにより表される特定のステップ、通院、又は決定に対応付けられたタスクリストを保有しているかの何れかであることが理解頂けよう。
【0089】
図7は、長期フォローアップオブジェクト332(図3)の詳細である。フィールド710で述べたように、このオブジェクトのサブグラフ712の最初のステップは、長期フォローアップ通院シナリオ通院オブジェクト714である。つまり、グラフ712に示されるサブガイドラインは、患者の長期フォローアップ通院の通院時毎に実行される。フィールド724に表示されているように、長期フォローアップステップ332(図3)は、患者が死亡するまで続けられる。
【0090】
オブジェクト716は、患者の処置後の年数に依存するcase_objectである。患者の処置後期間が1から3年である場合は、患者はステップオブジェクト718に進み、他の物事と一緒に、3−4ヶ月以内に次の検診を受けるように予定を立てる。患者の処置後期間が4から5年である場合は、その患者はステップオブジェクト720に進み、他の物事と一緒に、6ヶ月以内に次の検診をうけるように予定を立てる。患者の処置後期間が5年を超す場合は、その患者はステップオブジェクト722に進み、他の物事と一緒に、1年以内に次の検診を受けるように予定を立てる。従って、サブガイドライン712では、患者が治療から離れて3年以内であるか、治療から4−5年であるか、治療から5年以上経っているか、それぞれの場合により異なるタスクが実行されることが分かるであろう。ステップオブジェクト718、720、及び722それぞれの下には、医師が今回の通院時に行うべき付加的ワークフロータスクがある。
【0091】
図8は、オブジェクト718、720、及び722(図7)の一例の詳細である。これは「CALGB49802f/u通院ステップ」consultation_branchオブジェクト812で始まるグラフ810を含んでおり、その後、7つのelementary_actionオブジェクト814と816a−f(まとめて816)が続く。consultation_actionオブジェクト814と816は、それぞれ多数のワークフロータスクを含んでいるが本図には示していない。しかしながら、オブジェクトの名前から、オブジェクト814の下のワークフロータスクは、毎回のフォローアップ通院時に行われ、一方オブジェクト816の下のワークフロータスクは年毎にしか行われないものであることが分かる。
【0092】
上記のように、iCPは図1の全体システムにおける全てのツールの統合を促進する。統合及び特に言語の一貫性は、CMT112(図1)の使用によっても促進される。上記のように、CMTは、異なるツールが同じ構造を「理解する」ようにするコンセプト、用語、及び属性の一貫性のあるセットを提供している。CMTコンセプトは、例えば、処置、通院、及び実験室検査を含んでいる。CMT用語としては、例えば、サイトキサン、好中球減少症、WBC数などを挙げることができる。CMT属性は、例えば、サイトキサンには適量があり、特定の副作用を引き起こすということ、好中球減少症は低白血球数が連続すること更にそれが短期間に併発することにより説明される臨床状態であるということ、及びWBC数はある一定の範囲を有しその有効性は数日間しか持続しないという血液検査の結果であること、といったことを規定している。ここに述べる実施例は、CMTを使って患者の適格性判定基準(予備的適格性判定基準及び更なる適格性判定基準の両方)を記述し、iCP内に表されるプロトコルスキーマに準拠して医師に要求される個々のワークフロータスクを記述する。ある実施例では、CMTの使用は随意であるが、一方別の実施例では、CMTの仕様は強制されている。CMTは、ここに説明した実施例では、医師が入手し記録する患者の医療状態情報を記述するためにも使用される。現行の臨床試験ツールは、何れも本願で説明するようにはCMTを利用していない。
【0093】
図1に戻るが、ステップ114では、プロトコルデザイナーは著作ツールを使って適格性判定基準及び設計中の臨床試験用のプロトコルスキーマをエンコードする。プロトコルスキーマに関して、著作ツールは知識獲得ツール(KA)ツールと呼ばれる(ここではプロトコル著作ツールの一環とも捉えられる)グラフィカルツールを作成するが、このツールをプロトコル作者が使って臨床試験の具体的特性を入力する。
【0094】
図9は、ステップ114(図1)のフローチャート詳細である。iCPを作成するために、ステップ910で、プロトコルデザイナーは、最初に、ステップ110で中央当局により提供されたメタモデルのうち適合するメタモデルを選択する。全ての場合ではないにしてもほとんどの場合、開発中の臨床試験プロトコルが特定疾患に対する具体的な処置を検査することを含んでいる場合には、メタモデルを選択するステップは、関連病種について作成されたメタモデルを単に選択するだけでよい。更に、ここに説明する実施例では、各メタモデルは関連する予備的患者適格性属性及び属性選択のリストを唯1つしか保有していない。メタモデルを選択するステップ910は、従って、予備的患者適格性属性の複数の現存リスト中から1つを選択する段階も達成する (ステップ910A) ことになる。本願で使用する場合、適格性属性のリストとは、多数の異なる方法により「定義される」ものであり、その方法の1つは、先に定義された適格性属性の複数のリストから当該リストを(又はリストの一部を)選択することによるものである。これは、予備的な患者適格性属性のリストがステップ910Aで定義されるときに使われる方法である。
【0095】
プロトコル作者は、メタモデルをステップ910で選択した後、プロトコルの設計へと進む。ステップ912は高度に反復的なプロセスであり、予備的な患者適格性属性リスト中の個々の属性に対して値を選択するステップ912A、プロトコルのために更なる適格性判定基準を設定するステップ912B、及びプロトコルのワークフローを設計するステップ912Cを含んでいる。一般的に、予備的な患者適格性属性リスト中の個々の属性に対して値を選択するステップ912Aは、更なる適格性判定基準を設定するステップ912Bに先んじ、ステップ912A、ステップ912Bの両者はワークフローを設計するステップ912Cに先んじる。しかしながら、プロセス中の何れの時点においても、適格性判定基準の1つ又はそれ以上を改定するためには、プロトコル作者はこれらステップの前のステップに戻ることになる。
【0096】
図10は、プロトコル作者が患者適格性判定基準を設定するための有効な方法のフローチャートである。プロトコル作者は図10の方法に従うことを要求されているわけではないが、お分かりのように、この方法が特に都合がよい。図10の方法は、ステップ914(図9)の詳細として示されているが、予備的患者適格性属性に対して値を選択するステップ又は更なる適格性判定基準を設定するステップ(ステップ912Aと912B)に特定の詳細であるというよりも、図10の方法は上記ステップの何れか、又は両方のステップで別々に、或いは両方のステップで同時に使用できることから、ステップ912A及びステップ912Bの両方を含んだものである。
【0097】
図10の方法は、患者の適格性判定基準を設定するための集積シミュレーション法と呼ばれることもあり、実質的には、臨床試験プロトコルを完成させ研究現場に従事し登録処理を開始したその後になって、研究用の適格性判定基準があまりに厳しすぎることやそのような基準では治験に十分な数の患者を登録することは不可能であることが最終的に分かるという、上記の問題を解消する。上記のように、これら集積の遅延は、臨床試験においては最も費用と時間がかかる問題の1つである。図10の方法は、研究を価値のあるものにするために十分な数の患者を登録できそうな適格性判定基準を選定する目的で、患者特性の既存データベース(図1のデータベース116)を、プロトコル設計ステップ912の間に必要に応じ何度でも引き出すことによりこの問題に対処している。全体としては、処置中の患者が、臨床条件、共存病、又は処置に対する反応を変更しかねない他の特性に関して、十分類似していることを確実にするために、研究サンプルの十分な特定性を維持しつつ、その必要性を満たすにほどよい程度に適格性判定基準の幾つか又は全ての範囲を広げるやり方を見つけることに努力している。
【0098】
図10に示すように、ステップ1010で、プロトコル作者は、先ず初期患者適格性判定基準を設定する。ステップ914(図9)のどのサブステップが現在アドレスされているかによって、このステップは、過去に選択された患者適格性属性リスト内の属性に対し値を選択すること、又は更なる適格性判定基準を設定すること、或いはその両方に関わる。ステップ1012では、集積シミュレーションツールは、集積シミュレーションデータベース116(図1)に対して現在の患者適格性基準を実行し、データベース内の患者のうちで特定の基準に合致する患者の数又はパーセンテージを戻す。データベースが各患者の場所を指定するフィールドを含んでいる場合には、著作ツールはどの臨床現場が患者登録に最も見込みがありそうかについての表示も戻す。
【0099】
ある実施例では、集積シミュレーションデータベースは、1つ又は複数の外部から提供された患者匿名方式電子医療記録データベースを含んでいる。別の実施例では、このデータベースは、過去の研究に参加していた各種臨床現場から集められた患者匿名データを含んでいる。後者の場合、患者匿名データには、通常、予備的適格性スクリーニング又は更なる適格性スクリーニングの何れかの間に、又はその両方の間に、現場が集めたデータが含まれている。データベースは、幾つかの異なる疾患の患者の(各症例において患者が疾患を持ち合わせていない可能性も含めた)現在の段階、もし有れば患者が過去に受けた化学療法のタイプ、患者が過去に受けた放射線治療のタイプ、患者が過去に外科処置を受けているか否か、患者が過去にホルモン療法を受けているか否か、転移、及び局部リンパ節の癌の存在などの情報を含む、多数の匿名患者についての情報を含んでいるのが望ましい。全てのフィールドが全患者についてデータを保有しているわけではない。集積シミュレーションデータベース116のフィールドと値は、プロトコルメタモデル、及び予備的及び更なる適格性判定基準に使用されたその同じCMT112に従って定義されるのが望ましい。このようなデータの一貫性は、集積シミュレーションステップ102の自動化を大幅に促進する。なお、集積シミュレーションデータベースに含まれる患者は、研究を行っている様々な臨床現場が引き出すことになる患者一般とは異なり且つその患者一般を正確に表しているのではないので、集積シミュレーションツールにより戻される数の幾つかの統計学的補正は、集積をより正確に予測する上で必要となる。
【0100】
最初にステップ1010で設定された患者適格性判定基準を使って集積をシミュレートした後、プロトコル作者は、それらの条件下での集積が本研究の目的に適切か否かを判断する。適切でない場合、ステップ1016で、プロトコル作者は患者の適格性判定基準を改定し、この場合も予備的な患者適格性判定基準リスト又は更なる適格性判定基準、或いはその両方における値を改定してから、ループを戻って集積シミュレーションステップ1012を再度試みる。このプロセスは、ステップ1014でプロトコル作者が集積率に満足するまで繰り返され、満足したその時点で患者の適格性判定基準設定ステップ914は終了する(ステップ1018)。
【0101】
別のやり方では、集積シミュレーションステップ1012は、事前に存在するデータベースに問い合わせることにより実施されるのではなく、むしろその後から現在までの適格性判定基準で各医療現場をポーリングすることにより実施される。このようなポーリングは、インターネットなどを介して電子的に行われる。ポーリングに参加している各現場は、ローカルデータベースに手動で又は自動的に問い合わせることにより返却用紙を完成させることによって応答するが、その返却用紙には、示された基準を満たすと現場が見越みを確信する患者の数が表示されている。完成された用紙は著作システムに送り戻され、著作システムはプロトコル作者が検討用にそれを使えるようにする。著作システムは、それらを、生の形式で、又は臨床現場により又は他のグループ分けにより編集された形式で、又は単に1つの合計として、の何れかの形式で利用できるようにする。このプロセスは、図10のフローチャートの残りに続く。
【0102】
図9に戻るが、ステップ912Aとステップ912Bは両方共、CMT112(図1)で既に説明したコンセプト、用語、及び属性を利用するのが望ましい。作者はこの目的でCMTブラウザを使用できるが、それは著作ツールに内蔵されていても、又は別のアプリケーションであって作者がそこから著作ツールにカット・アンド・ペーストできるようになっていても、どちらでもよい。逐語的なコンセプト、用語、及び属性入力に加えて、CMT112は、実際の入力名称自体よりも記述的で、プロトコル作者とそのプロトコルのこれから先のユーザーの両方にとって各入力を矛盾なく翻訳する手助けをする「画面質問」を保有していることも望ましい。
【0103】
ワークフローを設計するステップ912Cは、上記図面3、4、6、7、8に示されるようなグラフとなって表示される。なお先に指摘したように、著作ツールは、プロトコル作者が患者管理タスクだけでなくデータ管理タスクをも定義づけられるようにしている。このようなデータ管理タスクには、インフォームドコンセントを得ること、発生した患者通院に関する用紙を完成させること、ワークフロー進行データ(例えば、特定の通院について識別される各患者管理タスクが実際に行われたことの確認や、ブランチのどのアームを患者は採用したか)を入力すること、及び患者の医療状態情報(例えば、患者評価観察)などの項目が含まれる。更に、ワークフローグラフに使用されたコンセプト、用語及び属性は、CMTデータベース112の入力を参照することが望ましい。更に望ましくは、患者適格性判定基準では、著作ツールは、ワークフロータスクで使用された全コンセプト、用語及び属性について、CMTへの参照を強制するのがよい。ここでもCMTブラウザを使用することができる。
【0104】
ステップ912の結果として、図2から8に関して上で説明したようなiCPデータベースができあがる。お分かりのように、iCPは、適格性判定基準とワークフロータスクの両方をグラフとして編成された形で保有している。ワークフロータスクは、患者管理タスクとデータ管理タスクの両方を含んでおり、どちらのタイプも、登録前または登録後、何れの実行の場合にもグラフ上に置くことができる。
【0105】
ステップ916で、iCPはiCPデータベースライブラリ118(図1)に書き込まれるが、これは中央当局により保守される。iCPデータベースライブラリ118は、本質的には複数のiCPデータベースの中の1つのデータベースであり、個々のiCPデータベースのそれぞれに対する一連のポインタを含んでいる。ある実施例では、iCPデータベースライブラリは、各種iCPデータベースのアクセス規制をサポートするため適合する入力も含んでいるので、アクセスはある一定の問い合わせに与えられるが他のものには与えられないようになっている。
【0106】
例えば、ある種の臨床試験プロトコルは、公益機関などが援助しているものなどは通常誰でも利用可能であるが、他のもの例えば製薬会社が資金を出しているものなどは、大抵は極秘に維持される必要がある。機密保持を必要としないものは、iCPライブラリ118を保守する中央当局の承諾又は会員権以外にはアクセス規制はないが、一方機密保持を必要とするものは、スポンサー自身及びスポンサーとの機密保持同意書に署名した特定の臨床現場並びにSMOによるアクセスしかできないようになっている。ある実施例では、iCPデータベースライブラリ118は、各iCPデータベース毎にアクセス制御リストを含んでおり、このリストにはどのユーザー(ユーザーの種類を含む)がそのデータベースにアクセスを許されているかが掲載され、また随意的に各ユーザーにはどんな種類のアクセスが許容されているか(例えば、読み取り/書き込みアクセス、又は読み取りアクセスはできるが書き込みアクセスができないなど)が掲載される。各iCPのスポンサーは、iCPへのアクセス制御リストを修正できる唯一のエンティティである。
【0107】
臨床試験プロトコルを設計するプロセスは極端に複雑になる場合もあり、通常は幅広い医学的及び臨床的知識を必要とするので、本発明のある態様では、サブプロトコルコンポーネントが作成後にライブラリに記憶され後で他のプロトコルに再使用できるようにすることによって、タスクをやり易くする。サブプロトコルコンポーネントは、それ自体が、ここではサブプロトコルコンポーネントであると見なされるサブプロトコルサブコンポーネントを含んでいてもよい。図2−8及び図11−25に関する上記オブジェクト指向型実施例では、サブプロトコルコンポーネントはiCP内の何れのオブジェクトであってもよく、このようなサブプロトコルコンポーネントのサブコンポーネントはそのようなオブジェクトの何れのサブオブジェクトであってもよい。図1に示すように、サブプロトコルコンポーネントは再利用可能なiCPコンポーネントライブラリ130に記憶され、それらはステップ114でプロトコルデザイナーにより必要とされる際に引き出され、プロトコルデザイナー(またはスポンサー)により、iCP又はiCPの一部が完成した後に書き込まれる。
【0108】
ある実施例では、再利用可能なiCPコンポーネントライブラリ130のサブプロトコルコンポーネントへのアクセスは、iCPデータベースライブラリ118のiCPデータベースにアクセスするのと同じやり方で制御される。これは、別の実施例では又別のやり方で行われる。ある実施例では、スポンサーは、そのサブプロトコルコンポーネントを、何であれ所望の細分性でライブラリ130に書き込む。このようなコンポーネントはそれぞれ、自己依存性のアクセス制御リストを有しているので、ライブラリ130内のサブプロトコルコンポーネントへのアクセスは、スポンサーがライブラリ130へコンポーネントを書き込む際に使ったと同じ細分性で制御される。別の実施例では、アクセス制御リストはサブプロトコルコンポーネント内で階層的に用いられ、アクセス制御の細分性が、スポンサーによりライブラリ130へ書き込まれたオブジェクトの細分性よりも細かくなるようにしている。また別の実施例では、再利用可能なiCPコンポーネントライブラリ130は、物理的にはiCPデータベースライブラリ118と同じであり、アクセス制御リストは、サブプロトコルコンポーネント並びにiCPデータベース全体的に関係付けられている。
【0109】
ステップ120で、中央当局は、iCPデータベースライブラリ118からその受信を認可されている臨床現場へiCPを「配布」する。認可は、通常は中央当局側の臨床現場のネットワークを構成している現場に関わるもので、また各研究のスポンサーによる認可も関わってくる。ある実施例では「配布」とは、単に適当な臨床現場に対して適当なiCPデータベースを利用可能にすることにすぎない。別の実施例では「配布」とは、iCPデータベースライブラリ118から適当なiCPデータベースを、認可されたiCPの現場のローカルデータベースにダウンロードすることを含んでいる。更に別の実施例では、ライブラリ118全体が、メンバーである臨床現場全てにダウンロードされるが、各現場それぞれがアクセスを認可されたプロトコルに対してのみキーを与えられるようになっている。中央当局は中央サーバでのみiCPデータベースを保守して、ワークステーション、ラップトップコンピュータ、及びハンドヘルドデバイスを含む多数のユーザーデバイスをサポートする中央アプリケーションサービスプロバイダ(ASP)とシンクライアントモデルを使って、それらが利用できるようにしているのが望ましい。ハンドヘルドデバイスが利用できることによって、プロトコル固有、通院固有、患者固有、に必要なデータ要素、及びそれらに関連付けられたデータ検証規則がiCPに入っている情報を使って自動的に作成される、介護データ捕捉デバイスの「知的」視点の展開を図ることができる。例えば、iCPは、患者が有害事象の兆候を呈した場合、追加的なデータ収集要素が必要であることを指摘することができる。知的視点による介護データ捕捉は、有害事象の存在を検知し、新たに要求されたデータ要素を加えて事象を完全に記述することができるようにする。
【0110】
ステップ122で、個々の臨床現場は、1つ又は複数のiCPによる臨床試験を実施する。臨床現場は、1つのソフトウェアツール又は異なるソフトウェアツールの集合体のいずれかを使って、このプロセス内の多種多様な機能を実行するが、全てはiCPデータベースにより駆動される。プロテジェを臨床試験プロトコル著作ツールとして使っているある実施例では、元はスタンフォード大学の医療情報科学に関する部門により作成されたEON実行エンジンに類似した「ミドルウェア」コンポーネントの関連セットを使って、iCPデータ構造を理解し且つある意味でそれを「実行する」適当なユーザーアプリケーションとツールを作り出すことができる。EON及びそのプロテジェとの関係は、先に援用したSMI報告書番号SMI−1999−0801、及び本願に参考文献として援用している以下の2つの出版物、即ち、ムーセン他による「EON:プロトコル指向型治療の自動化へのコンポーネントに基づく取り組み」SMI報告書番号SMI−96−0606、JAMIA3:367−388(1996年)と、ムーセンによる「ソフトウェア工学におけるドメイン存在論、EONアーキテクチャを備えたProtegeの使用」医薬における情報の方式37:540:550、SMI報告書番号SMI−97−0657(1998年)に記載されている。
【0111】
これらミドルウェアコンポーネントは、タスクを自動化して解決するドメイン独立型手続きであるドメイン独立問題解決法(PSM)の開発をサポートする。例えば、臨床現場で臨床試験手続きをガイドするソフトウェアは、適格性判定PSMを使って、特定の患者が1つ又は複数のプロトコルに適格か否か評価する。PSMは、ドメイン独立型であり、これは同一のソフトウェアコンポーネントが腫瘍治験又は糖尿病治験に利用でき、更にどの患者にも利用できることを意味する。異なる治験間で変更になるものは、iCP内で表現されるプロトコル記述だけである。この取り組みは、同一のテスト済みコンポーネントを治験の都度何度も繰り返し再利用できるため、先行技術で行われたように治験毎に特注の規則本位のシステムを作成するよりも、はるかに頑強で拡張性に富んだものである。適格性判定PSMに加えて、特筆すべきは、プロトコル及び患者データに基づく治療に着眼した治療計画作成PSM、及び本願の別の箇所で説明する集積シミュレーションPSMがある。
【0112】
ドメイン独立PSMをサポートする能力のおかげで、ここで説明した実施例のiCPは、プロトコル著作からデータベースロックまで治験プロセス全般が自動化できるようにする。例えば、iCPを使えば、電子症例報告書用紙、データ妥当性確認論理、治験性能測定基準、患者日誌、及び文書管理報告書を含め、多くの治験管理ツールを作成することができる。iCPデータ構造は、多くのツールが、これを使用して、確実に臨床プロトコル要件に厳格に準拠して実行できるようになる。例えば、図10に関連して先に説明した集積シミュレーションツールはドメイン独立PSMとして実行される。同様に、ある実施例は、臨床現場が、所与の臨床試験を行うための署名に先立ち自身の集積をシミュレートするために使用することのできるPSMも含んでいる。患者適格性判定基準は各研究毎にiCP内の事前に決められたフォーマットで全て識別されるので、集積を様々な研究にシミュレートするのに使うのは1つのPSMで済む。別のPSMは、臨床現場が、所与の臨床試験に対し可能性のある患者を識別する手助けをする。更に別のPSMは、プロトコルにより要求される各所与の患者毎の通院特定のワークフロータスクを通して、医師たちをガイドする。これらツール全ての挙動は、それらが全て同じiCPを使っているので、それらが進化し変化しても、プロトコルに準拠したものであることが保証されている。ツールは次の関連する治験で再利用できるライブラリに組み込むことができ、従って、その都度再発明をするのではなく、知識が治験から治験に引き継げるようになっている。
【0113】
図26は、ステップ122(図1)のフローチャートの詳細である。図1のステップは、通常、多種多様な患者情報を保有している現場の私的患者情報データベース2610を使用し又はこれに貢献する。この情報は患者の識別に結び付けて保守されるため、これらデータベース2610は、臨床現場又はSMOに対して通常は秘密にされ、研究スポンサーや中央当局を含め他の誰にも利用できないようにされている。ある実施例では、患者情報データベース2610は物理的には臨床現場に置かれる。別の実施例では、データベース2610の記憶装置は、臨床現場に対するサービスとして中央当局によって提供される。後者の実施例では、臨床現場以外のエンティティが秘密にされている患者情報を確実に見ることができないようにするため、暗号化又は他のセキュリティ手段を講じている。
【0114】
図1に示すように、中央当局は、匿名患者情報を保有している、自身の「オペレーショナル」データベース124も保守している。オペレーショナルデータベース124は、単数又は複数の極秘患者情報データベース2610とは別になっていてもよいが、その場合には、患者情報データベース2610の患者匿名バージョン又は少なくともデータベース2610のある部分が、オペレーショナルデータベース124(図1)に含まれるよう周期的に転送される。代わりに、2つのデータベースを統合して一体化し、中央当局が、暗号によって、微妙な患者機密情報にアクセスを拒絶するようにしてもよい。図26に示すように、ある特定の現場が、認可を得ている臨床研究に対して署名記入を考慮している場合、先ず第1に、自身の患者情報データベース2610内のデータに基づいて集積シミュレーションを行って、研究への参加を価値あるものとするために十分な数の患者を見込めそうか否かを判定(ステップ2612)する。上記のように、ステップ2612は、予備的な適格性判定基準を参照し、幾つかの実施例では候補研究に対し更なる適格性判定基準を参照するPSMにより実行される。このPSMは、現場の情報データベース2610に問い合わせを行う。患者情報データベース2610は、どの患者が臨床試験に既に登録されているかの表示を含んでおり、それらの患者をローカルの集積シミュレーションツールにより報告された予測集積数から排除する。
【0115】
臨床現場は、研究を進めることを決定すると“Find−MePatient”ツール(ステップ2614)又は“QuickScreen”ツール(ステップ2616)の何れかを使って、登録候補者を識別することができる。この“Find−MePatient”ツールは、ローカル集積シミュレーションツールと同一である場合も異なっている場合もあるが、自身の患者情報データベース2610から、特定プロトコルに関する適格性判定基準を満たしそうな患者のリストを作り上げる。ここでも、このローカルの“Find−MePatient”ツールは、対象プロトコルに関する予備的な適格性判定基準を満たすと考えられる患者について、患者情報データベース2610に適当な問い合わせを行う。
【0116】
一方、QuickScreenツールは、候補患者毎に、患者の特性を、当該臨床現場に関連する研究の全てに関する予備的適格性判定基準と比較する。ある実施例では、これは全ての関連プロトコルに関する適格性判定基準により駆動される自動化されたプロセスであり、現場の患者情報データベース2610に問い合わせを行う。ある実施例では、QuickScreenツールは、患者からのインフォームドコンセントが元来不要であるか、又は患者が別の目的で以前にインフォームドコンセントを与えている、既に患者情報データベース2610に記憶されている患者の特性だけを参照する。なお、本実施例のiCPは、実際にはiCP側に予備的判定基準を含んでいない。そうではなく、予備的判定基準は、統合された“QuickScreenデータベース”で中央当局により別個に提供される。別の実施例では、予備的適格性判定基準は、iCPに直接含まれているか、又はiCPからポインタにより識別される。本願で用いる場合、データベースは、それが情報を含んでいる場合又は情報を指し示す場合には、1つ又はそれ以上の表示レベルによるよらないは別にして、ある種の情報を「識別する」。
【0117】
所与の候補患者について現場がQuickScreenステップ2616に含める調査は、当該現場が承認している全ての調査であってもよい。代わりに、候補調査のリストは、特定の疾患分野に限定されても、及び/又は患者自身が宣言した嗜好により限定されても、及び/又は現場により適用される他の調査選択基準により限定されていてもよい。QuickScreenステップ2616で、新たに入手した患者データを手作業により入力する場合、そのようなデータは患者情報データベース2610に追加されることが望ましい。
【0118】
ステップ2616で、候補患者が1つ又は複数の臨床試験の予備的適格性判定基準を満たすと判定される場合、ステップ2618で、臨床現場は候補患者の医学上の特性を、1つ又は複数の選抜調査用の更なる適格性判定基準に対して評価する。このステップは、患者を次の調査の更なる適格性判定基準に対して評価する前に各調査を規定して連続的に、又は部分的に、又は全体を並行して、の何れかのやり方で行われる。所与の調査毎にステップ2618は、ワークフロー管理PSMにより管理され、所与の調査毎にiCPを参照するのが望ましい。iCPは、特定の研究の更なる適格性判定基準に関連するある種の患者評価タスクを指揮する。それはまた、臨床現場職員が更なる適格性判定基準に対する比較を行う上で患者評価結果をシステムに入力するのが適当となるようにデータ管理タスクを指揮する。更に、本願の別の箇所で詳しく説明しているように、iCPは、更なる適格性評価ステップ2618の開始時、又は進行前にインフォームドコンセントが必要となる場合のある適当な時期の何れかに、インフォームドコンセントを入手するよう指揮することができる。更に、可能な場合には、ステップ2618の間に本システムに入力された全データは、臨床現場の患者情報データベース2610に記録される。
【0119】
ステップ2618の後、患者が依然として1つ又は複数の臨床試験に適格であれば、ステップ2620で、ワークフロー管理ツールは、当該患者を治験の1つに登録するプロセスを指揮し管理する。登録の事実が患者情報データベース2610に記録される。ステップ2622で、iCPデータベースにより統制されているワークフロー管理ツールは、確実にプロトコルへ準拠するようにするため、患者通院の都度必要とされるワークフロータスクの全てを指揮する。上記のように、このプロトコルによれば、患者の進展についての情報はワークフロータスクを通して患者情報データベース2610に書き込まれるが、その情報はプロトコルのデータ管理タスク内で呼び出されるある種の付加的データである。ある実施例では、ワークフロー管理ツールは、患者毎、通院毎に、タスクの成果有り/無しを記録する。別の実施例では、より詳細な患者進展情報が記録される。
【0120】
図1に戻るが、お分かりのように、患者匿名方式診療情報は、ワークフロー進展情報と共に、ネットワーク内の各臨床現場で患者情報データベース2610から中央のオペレーショナルデータベース124にアップロードされる。様々な実施例において、このデータの内の幾らか又は全ては作成されると直ぐに、及び/又は定期的にアップロードされる。臨床研究スポンサーは、リアルタイム又はほぼリアルタイム(アップロード頻度次第)で研究の進展具合を監視できるようにするためにデータにアクセス(ステップ126)し、中央当局もまた、各現場の成績を臨床現場成績測定基準に照らして評価するためにオペレーショナルデータベース124内のデータを分析 (ステップ128) する。
【0121】
このような成績測定基準には、現場の集積成績(実績対予測集積率)と、治験の進行に合わせてタイムリー且つ正確な情報を届ける現場の能力が含まれる。後者の測定基準としては、タスク完了時間、来院からCRF入力までの時間、来院からCRF終了までの時間、最後の来院から患者終了までの時間、最後の患者の最後の来院から研究終了までの時間、などの測定値が挙げられる。複数の先行技術によるシステムが現場の成績データを収集するために存在しているが、これらのシステムは、症例報告書用紙の完成及び現場で実施された監査の数などの非常に狭い測定基準しか得ていない。先行技術によるシステムも、もっぱら書面本位である。最も重要なことであるが、先行技術システムは、1つの特定の研究についてしか現場の成績を評価せず、所与の臨床現場で多数の研究にまたがって成績測定基準を累積することはしない。しかしながら、ここに説明した実施例では、中央当局は、参加している各臨床現場で実施中の2つ以上の研究の治療行程に亘って電子的に成績データを集める。ステップ128では、中央当局は各現場の成績を成績測定基準に照らして評価するが、これらの評価は各現場の証明され文書化された過去の成績を元にしたもので、通常は実施された多数の研究に亘っている。中央当局は、臨床試験を実施するのに最良の現場が選定されるように、スポンサーが現場成績評価を利用できるようにしていることが望ましい。
【0122】
研究スポンサーは、特定の新しい研究を実施できそうな見込みのある臨床現場を識別するために、オペレーショナルデータベース124内のデータにもアクセスする。この目的で、オペレーショナルデータベース124にアップロードされている患者情報は、データが採集された臨床現場の表示を含んでいる。スポンサーは次に、iCP又は新しいプロトコルに適用できる予備的適格性判定基準に従ってオペレーショナルデータベース124に問い合わせを行う“Find−Me−Sites”PSMを実行し、PSMは、各現場からのデータベース内で適格性判定基準を満たすか又は満たしそうな患者の数又はパーセンテージを戻す。
【0123】
本願で使用する場合、前の事象又は値が所与の事象又は値に影響しておれば、所与の事象又は値は前の事象に「呼応」する。介在するステップ又は介在する時間がある場合にも、所与の事象又は値は前の事象又は値に依然として「呼応」することがある。介在するステップが、2つ以上の事象又は値を組み合わせる場合は、そのステップの出力は当該事象又は値の入力のそれぞれに「呼応」すると考えられる。所与の事象又は値が前の事象又は値と同じである場合には、これは単なる退化事例であり、所与の事象又は値は、なお前の事象又は値に「呼応」していると考えられる。所与の事象又は値の別の事象又は値への「依存性」は同様に定義される。
【0124】
以上、本発明を説明し解説するために、好適な実施例について説明してきた。以上の記述は、本発明を網羅し、或いは本発明を開示された形式に厳密に限定することを意図したものではない。当業者には、多くの修正及び変更を加えうることが自明であろう。限定するわけではないが、特に、本特許出願の背景の節に記載し、示唆し、又は参考文献として援用した全ての変型は、本発明の実施例の説明に参考文献として具体的に援用する。ここに説明した実施例は、本発明の原理及びその実際の用途を最も分かり易く説明するために選定し、記述したものであり、これにより当業者が、本発明を、各種実施例に関して理解できるようにし、考えられる特定の用途に適した各種変更を理解できるようにしている。本発明の範囲は、特許請求の範囲の内容及びその等価物により定義されるものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の特徴を組み込んだ臨床試験管理システム及び方法の重要な態様を説明する象徴的なブロック図である。
【図2】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図3】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図4】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図5】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図6】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図7】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図8】
インテリジェント臨床プロトコル(iCP)データベースの画面の例を示す図である。
【図9】
図1のiCPを作成する段階の詳細なフローチャートである。
【図10】
プロトコル作者が患者適格性判定基準を設定するための随意的方法を示すフローチャートである。
【図11】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図12】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図13】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図14】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図15】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図16】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図17】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図18】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図19】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図20】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図21】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図22】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図23】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図24】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図25】
プロテジェ2000により生成された画面を示しており、プロトコルメタモデルと一例的な個々の臨床試験プロトコルとの間の関係を説明する役に立つ。
【図26】
段階122(図1)の詳細なフローチャートである。

Claims (138)

  1. 機械読み取り可能なデータベースを集合的に備えた少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体において、前記データベースは、
    第1臨床試験プロトコル用の第1患者適格性判定基準と、
    前記第1試験臨床プロトコル用の、登録後のワークフロータスクを含む複数のワークフロータスクと、を識別することを特徴とする媒体。
  2. 前記データベースは、前記第1臨床試験プロトコルに適用可能な予備的患者適格性判定基準を更に識別することを特徴とする請求項1に記載の媒体。
  3. 前記データベースは、統制された医療専門用語データベースを参照することにより用語を識別することを特徴とする請求項1に記載の媒体。
  4. 前記第1の複数のワークフロータスクは、データ管理タスクを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の媒体。
  5. 前記登録後ワークフロータスクは、登録後患者管理タスクを含んでいることを特徴とする請求項4に記載の媒体。
  6. 前記データ管理タスクは、臨床医が特定書類を完成させるための指示を含んでいることを特徴とする請求項4に記載の媒体。
  7. 前記データ管理タスクは、臨床医が、患者のインフォームドコンセントを得るための指示を含んでいることを特徴とする請求項4に記載の媒体。
  8. 前記第1の複数のワークフロータスクは、前記インフォームドコンセントを得るための指示の前に特定の患者診療情報を得るための指示を含んでいることを特徴とする請求項7に記載の媒体。
  9. 前記第1の複数のワークフロータスクは、前記インフォームドコンセントを得るための指示の後に特定の患者診療情報を得るための登録前指示を含んでいることを特徴とする請求項8に記載の媒体。
  10. 前記データ管理タスクは、患者を臨床試験に登録するための指示を更に含んでいることを特徴とする請求項7に記載の媒体。
  11. 前記データ管理タスクは、患者を臨床試験に登録するための指示を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の媒体。
  12. 機械読み取り可能なデータベースを集合的に備えた少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体において、前記データベースは、
    第1臨床試験プロトコル用の複数の患者管理タスクと、
    前記第1試験臨床プロトコル用の複数のデータ管理タスクと、を識別することを特徴とする媒体。
  13. 前記データベースは、前記第1臨床試験プロトコルに適用可能な患者適格性判定基準を更に識別することを特徴とする請求項12に記載の媒体。
  14. 前記データベースは、統制された医療専門用語データベースを参照することにより用語を識別することを特徴とする請求項12に記載の媒体。
  15. 前記複数の患者管理タスクは、登録後患者管理タスクを含んでいることを特徴とする請求項12に記載の媒体。
  16. 前記複数のデータ管理タスクは、臨床医が特定書類を完成させるための指示を含んでいることを特徴とする請求項12に記載の媒体。
  17. 前記複数のデータ管理タスクは、臨床医が患者のインフォームドコンセントを得るための指示を含んでいることを特徴とする請求項12に記載の媒体。
  18. 前記複数の患者管理タスクは、前記インフォームドコンセントを得るための指示の前に特定の患者診療情報を得るための指示を含んでいることを特徴とする請求項17に記載の媒体。
  19. 前記複数の患者管理タスクは、前記インフォームドコンセントを得るための指示の後に特定の患者診療情報を得るための登録前指示を含んでいることを特徴とする請求項18に記載の媒体。
  20. 前記複数のデータ管理タスクは、患者を臨床試験に登録するための指示を更に含んでいることを特徴とする請求項17に記載の媒体。
  21. 前記複数のデータ管理タスクは、患者を臨床試験に登録するための指示を含んでいることを特徴とする請求項12に記載の媒体。
  22. 臨床試験方法において、
    各臨床試験プロトコルに対し、患者適格性判定基準及びプロトコルワークフロータスクから構成されるグループの内の少なくとも1つの要素をそれぞれに識別する複数のデータベースを記憶する段階と、
    所定の現場適格性判定基準に則り複数の臨床現場それぞれによる、前記データベースの個々のデータベースへのアクセスを提供する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  23. 前記臨床現場それぞれが、当該現場がアクセスを提供された臨床試験プロトコルの治験を実行することを承認する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  24. 前記アクセスを提供する段階は、前記プロトコルの内の特定プロトコル用のデータベースを前記臨床現場のうちの特定の現場へダウンロードする段階を含んでいることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  25. 前記アクセスを提供する段階は、前記臨床現場の内の特定の現場が前記プロトコルの内の特定のプロトコル用のデータベースへ遠隔アクセスを行えるようにする段階を含んでいることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  26. 前記データベースの少なくとも1つのサブセットを前記臨床現場の内の特定の現場へダウンロードする段階を更に含んでおり、
    前記アクセスを提供する段階は、前記特定の臨床現場が、ダウンロードされたデータベースの内の1つにアクセスできるようにする段階を含んでいることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  27. 前記データベースを複数の異なるプロトコルデザイナーから受け取る段階を更に含んでいることを特徴とする請求項22に記載の方法。
  28. 前記データベースはそれぞれ、
    各臨床試験プロトコルに対する患者適格性判定基準と、
    各臨床試験プロトコル用の、登録後のワークフロータスクを含む複数のワークフロータスクと、を識別することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  29. 前記データベースはそれぞれ、各臨床試験プロトコルに適用可能な予備的患者適格性判定基準を更に識別することを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 前記データベースはそれぞれ、
    各臨床試験プロトコル用の複数の患者管理タスクと、
    各臨床試験プロトコル用の複数のデータ管理タスクと、を識別することを特徴とする請求項22に記載の方法。
  31. 複数の機械読み取り可能プロトコルデータベースを識別するライブラリを集合的に備えた少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体において、各データベースは、各臨床試験プロトコルに対し、患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクとから構成されるグループの内の少なくとも1つの要素を識別することを特徴とする媒体。
  32. 所定の現場適格性判定基準に則り、複数の臨床現場それぞれによる前記プロトコルデータベースの個々のデータベースへのアクセスを提供するための手段を更に備えていることを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  33. 前記プロトコルデータベースの異なるデータベースは、異なるプロトコルデザイナーにより用意されたものであることを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  34. 前記プロトコルデータベースはそれぞれ、
    各臨床試験プロトコル用の患者適格性判定基準と、
    各臨床試験プロトコル用の、登録後のワークフロータスクを含む複数のワークフロータスクと、を識別することを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  35. 前記プロトコルデータベースはそれぞれ、各臨床試験プロトコルに適用可能な予備的患者適格性判定基準を更に識別することを特徴とする請求項34に記載の媒体。
  36. 前記プロトコルデータベースはそれぞれ、
    各臨床試験プロトコル用の複数の患者管理タスクと、
    各臨床試験プロトコル用の複数のデータ管理タスクと、を識別することを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  37. 前記プロトコルデータベースの内少なくとも1つは、統制された医療専門用語データベースを参照することにより用語を識別することを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  38. 前記プロトコルデータベースはそれぞれ、統制された医療専門用語データベースを参照することにより用語を識別することを特徴とする請求項37に記載の媒体。
  39. 複数の前記プロトコルデータベースはそれぞれ、共通の統制された医療専門用語データベースを参照することにより用語を識別することを特徴とする請求項37に記載の媒体。
  40. 前記臨床試験プロトコルの異なるプロトコルは、異なる病種に取り組んでいることを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  41. 前記機械読み取り可能プロトコルデータベースはそれぞれに、対応するオブジェクトクラスの所定のセットから例示されたソフトウェアオブジェクトを含んでいることを特徴とする請求項31に記載の媒体。
  42. 前記機械読み取り可能プロトコルデータベースは全て、オブジェクトクラスの共通の所定のセットから例示されたソフトウェアオブジェクトを含んでいることを特徴とする請求項41に記載の媒体。
  43. 前記機械読み取り可能プロトコルデータベースの第1のデータベースは、オブジェクトクラスの第1の所定のセットから例示されたソフトウェアオブジェクトを含んでおり、前記機械読み取り可能プロトコルデータベースの第2のデータベースは、オブジェクトクラスの第1の所定のセットとは異なるオブジェクトクラスの第2の所定のセットから例示されたソフトウェアオブジェクトを含んでいることを特徴とする請求項41に記載の媒体。
  44. 前記機械読み取り可能プロトコルデータベースは、複数の病種の臨床試験プロトコル用であり、
    前記機械読み取り可能プロトコルデータベースの内の各所与のデータベースに含まれているソフトウェアオブジェクトは、前記所与のプロトコルデータベースの臨床試験プロトコルの病種に対応し且つ当該病種に特定されたオブジェクトクラスのセットから例示されていることを特徴とする請求項41に記載の媒体。
  45. 臨床試験プロトコルを設計するための方法において、
    患者が特定の臨床試験プロトコルの臨床試験に含まれるように第1の適格性判定基準の最初のグループを定義する段階と、
    前記第1の適格性判定基準の最初のグループに基づいて患者集積をシミュレートする段階と、から成ることを特徴とする方法。
  46. 前記シミュレートする段階に基づいて、前記第1適格性判定基準の最初のグループを改定する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  47. 前記シミュレートする段階が許容可能な患者集積率を予測するまで、前記シミュレートする段階と前記改定する段階を反復的に繰り返す段階を更に含んでいることを特徴とする請求項46に記載の方法。
  48. 前記第1の適格性判定基準の最初のグループを定義する段階は、
    患者属性の事前に存在する複数のリストから患者属性の第1のリストを選択する段階と、
    前記第1のリストの属性のうちの対応する属性に初期条件を割り当てることにより前記最初のグループ内で第1の適格性判定基準のそれぞれを設定する段階であって、この各基準は、患者が前記対応する属性に割り当てられた条件に合致している場合にのみ満たされ、且つ各基準は、包含基準と排除基準とから成るプループの要素となるような、設定する段階と、から成ることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  49. 患者属性の事前に存在する複数のリストから、前記特定の臨床試験プロトコル用の予備的適格性判定基準を定義する際に使用する前記リストの内の第1のリストを選択する段階と、
    前記第1のリスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てることにより前記予備的適格性判定基準のそれぞれを設定する段階であって、この各基準は、患者が前記対応する属性に割り当てられた条件に合致する場合にのみ満たされ、且つ各基準は、包含基準と排除基準とから成るプループの要素となるような、設定する段階と、から成り、
    前記第1の適格性判定基準は、前記予備的適格性判定基準により前記特定プロトコル用の予備的適格性に合格したと判定された患者にのみ適用される更なる適格性判定基準であることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  50. 前記第1の適格性判定基準は、予備的適格性判定基準と更なる適格性判定基準の2つを含んでおり、前記更なる適格性判定基準は、前記予備的適格性判定基準により前記特定プロトコル用の予備的適格性に合格したと判定された患者にのみ適用されることを特徴とする請求項45に記載の方法。
  51. 臨床試験プロトコルを設計するための方法において、
    患者が特定の臨床試験プロトコルの臨床試験に含まれるように第1の適格性判定基準の最初のグループを定義する段階と、
    前記第1の適格性判定基準の最初のグループに基づいて予測される患者集積を求めて臨床現場をポーリングする段階と、から成ることを特徴とする方法。
  52. 前記ポーリングする段階に基づいて、前記第1の適格性判定基準の最初のグループを改定する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項51に記載の方法。
  53. 前記ポーリングする段階が許容可能な合計患者集積率を予測するまで、前記ポーリングする段階と前記改定する段階を反復的に繰り返す段階を更に含んでいることを特徴とする請求項52に記載の方法。
  54. 前記第1の適格性判定基準の最初のグループを定義する段階は、
    患者属性の事前に存在する複数のリストから患者属性の第1のリストを選択する段階と、
    前記第1のリスト内の属性の内の対応する属性に初期条件を割り当てることにより前記初期グループ内で第1の適格性判定基準それぞれを設定する段階であって、この各基準は、患者が前記対応する属性に割り当てられた条件に合致している場合にのみ満たされ、且つ各基準は、包含基準と排除基準とから成るプループの要素となるような、設定する段階と、から成ることを特徴とする請求項51に記載の方法。
  55. 患者属性の事前に存在する複数のリストから、前記特定の臨床試験プロトコル用の予備的適格性判定基準を定義する際に使用する前記リスト内の第1のリストを選択する段階と、
    前記第1のリスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てることにより前記予備的適格性判定基準のそれぞれを設定する段階であって、この各基準は、患者が前記対応する属性に割り当てられた条件に合致している場合にのみ満たされ、且つ各基準は包含基準と排除基準とから成るプループの要素となるような、設定する段階と、を更に含み、
    前記第1の適格性判定基準は、前記予備的適格性判定基準により前記特定プロトコル用の予備的適格性に合格したと判定された患者にのみ適用される更なる適格性判定基準であることを特徴とする請求項51に記載の方法。
  56. 前記第1の適格性判定基準は予備的適格性判定基準と更なる適格性判定基準の2つを含んでおり、前記更なる適格性判定基準は、前記予備的適格性判定基準により前記特定プロトコル用の予備的適格性に合格したと判定された患者にのみ適用されることを特徴とする請求項51に記載の方法。
  57. 臨床試験の方法において、
    複数の患者それぞれについて患者情報項目の第1のサブセットを入手する段階と、
    第1の臨床試験に対する患者の適格性を判定する目的で、前記複数の患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを、前記第1の臨床試験用の第1の適格性判定基準と比較する段階と、
    前記各患者についての患者情報の第1のサブセットをデータベースへ記録する段階と、引き続き
    第2の臨床試験に対する患者の適格性を判定する目的で、前記患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを、前記第2の臨床試験用の第2の適格性判定基準と比較する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  58. 第1の臨床試験に対する患者の適格性を判定する目的で、前記患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを、前記第1の臨床試験用の第1の適格性判定基準と比較する前記段階の後に、前記複数の患者の少なくとも1つのサブセットそれぞれについての患者情報項目の第2のサブセットを入手する段階と、
    前記第1の臨床試験に対する患者の適格性を判定する目的で、前記患者の各サブセットについての患者情報項目の第2のサブセットを、前記第1の臨床試験用の第2の適格性判定基準と比較する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項57に記載の方法。
  59. 前記患者の各サブセットについての患者情報項目の第2のサブセットを前記データベースに記録する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項58に記載の方法。
  60. 前記第2の臨床試験に対する患者の適格性を判定する目的で、前記患者の各サブセットについての患者情報項目の第2のサブセットを、前記第2の臨床試験の適格性判定基準と比較する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項59に記載の方法。
  61. 前記複数の患者を含む患者のグループそれぞれについての情報項目の予備的サブセットを入手する段階と、
    前記複数の患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを第1の適格性判定基準と比較する前記段階に先立ち、前記患者のグループ内の各患者についての患者情報項目の予備的サブセットを前記第1の臨床試験用の予備的適格性判定基準と比較する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項57に記載の方法。
  62. 前記患者のグループ内の各患者についての患者情報項目の前記予備的サブセットを前記データベースに記録する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項61に記載の方法。
  63. 前記患者情報項目の予備的サブセットを比較する前記段階に基づいて、前記複数の患者を選択する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項61に記載の方法。
  64. 前記各患者についての患者情報項目の前記第1の予備的サブセットを前記データベースに記録する前記段階は、前記情報項目それぞれが関係する患者の識別を前記データベースに記録する段階を含んでいることを特徴とする請求項57に記載の方法。
  65. 前記第1の適格性判定基準の少なくとも1つは所定の統制された医療専門用語に従って定義されていることを特徴とする請求項57に記載の方法。
  66. 臨床試験プロトコルを設計するための方法において、
    患者属性の事前に存在する複数のリストから、第1の臨床試験プロトコル用の予備的適格性判定基準を定義する際に使用するための前記リスト内の第1のリストを選択する段階と、
    前記第1のリスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てることにより前記予備的適格性判定基準のそれぞれを設定する段階であって、この各基準は、患者が前記対応する属性に割り当てられた条件に合致している場合にのみ満たされ、且つ各基準は包含基準と排除基準とから成るプループの要素となるような、設定する段階と、
    前記予備的適格性判定基準により第1プロトコル用の予備的適格性に合格したと判断された患者にのみ適用される、前記第1臨床試験プロトコル用の更なる適格性判定基準を定義する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  67. 前記第1のリスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てる前記段階は、当該属性に利用可能な値の所定セットから当該属性に対する値を選択する段階を含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  68. 前記第1のリスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てる前記段階は、当該属性に利用可能な値の所定セットから当該属性に対する許容可能な複数の値を選択する段階を含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  69. 前記予備的適格性判定基準は、前記第1のリスト内の各属性に対応する判定基準を含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  70. 前記予備的適格性判定基準は少なくとも1つの包含基準と少なくとも1つの排除基準を含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  71. 前記第1リスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てることにより、第2の臨床試験プロトコル用の複数の予備的適格性判定基準それぞれを設定する段階と、
    前記第2の予備的適格性判定基準により前記第2のプロトコル用の予備的適格性に合格したと判定された患者にのみ適用される、第2の臨床試験プロトコル用の更なる適格性判定基準を定義する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  72. 患者属性の事前に存在する複数のリストから、第2の臨床試験プロトコル用の第2の予備的適格性判定基準を定義する際に使用するための前記リストの内の第2のリストを選択する段階と、
    前記第2のリスト内の属性の内の対応する属性に条件を割り当てることにより前記第2の予備的適格性判定基準内の各基準を設定する段階と、
    前記第2の予備的適格性判定基準により前記第2のプロトコル用の予備的適格性に合格したと判定された患者にのみ適用される、第2の臨床試験プロトコル用の第2の更なる適格性判定基準を定義する段階と、を含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  73. 前記第1の臨床試験プロトコルに関係付けられた第1の機械読み取り可能プロトコル定義内で、第1の臨床試験プロトコル用の前記更なる適格性判定基準を識別する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  74. 更なる適格性判定基準を定義する前記段階は、所定の統制された医療専門用語から用語を選択する段階を含んでいることを特徴とする請求項66に記載の方法。
  75. 臨床試験の方法において、
    第1の臨床現場において、複数の患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを入手する段階と、
    第1の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で、前記複数の患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを、前記第1の臨床試験用の第1の適格性判定基準と比較する段階と、
    前記各患者についての患者情報項目の第1のサブセットを、前記第1の臨床現場の識別と結び付けて中央のデータベースに送信する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  76. 第1の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で、前記複数の患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを、前記第1の臨床試験用の第1の適格性判定基準と比較する前記段階の後で、前記複数の患者の少なくとも1つのサブセットのそれぞれについての患者情報項目の第2のサブセットを入手する段階と、
    前記第1の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で、前記患者のサブセットのそれぞれについての患者情報項目の第2のサブセットを、前記第1の臨床試験用の第2の適格性判定基準と比較する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項75に記載の方法。
  77. 前記患者のサブセットのそれぞれについての患者情報項目の第2のサブセットを前記中央のデータベースに送信する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項76に記載の方法。
  78. 前記複数の患者を含む患者のグループのそれぞれについての情報項目の予備的サブセットを入手する段階と、
    前記複数の患者それぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを、第1の適格性判定基準と比較する前記段階に先立ち、前記患者グループ内の各患者についての患者情報項目の予備的サブセットを前記第1臨床試験用の予備的適格性判定基準と比較する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項75に記載の方法。
  79. 前記患者グループ内の各患者についての患者情報項目の前記予備的サブセットを前記中央のデータベースに送信する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項78に記載の方法。
  80. 患者情報項目の予備的サブセットを比較する前記段階に基づき、前記複数の患者を選択する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項78に記載の方法。
  81. 前記各患者についての患者情報項目の前記第1のサブセットを、前記第1の臨床現場の識別と結び付けて中央のデータベースに送信する前記段階は、前記各患者についての患者情報項目の前記第1のサブセットを、前記第1の臨床現場の識別と結び付けて、患者匿名様式で前記中央のデータベースに送信する段階から成ることを特徴とする請求項75に記載の方法。
  82. 前記第1の適格性判定基準の少なくとも1つは、所定の統制された医療専門用語に従って定義されていることを特徴とする請求項75に記載の方法。
  83. 臨床試験の方法において、
    第1の臨床現場から、第1の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で第1の臨床試験用の第1の適格性判定基準と既に比較されている、第1の複数の患者のそれぞれについての患者情報項目の第1のサブセットを受信する段階と、
    前記患者情報項目の第1のサブセットを、中央のデータベースに記録する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  84. 前記第1の臨床現場から、前記第1の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で前記第1の臨床試験用の第2の適格性判定基準と既に比較されている、前記第1の複数の患者の少なくとも1つのサブセットのそれぞれについての患者情報項目の第2のサブセットを受信する段階と、
    前記患者情報項目の第2のサブセットを、前記中央のデータベースに記録する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項83に記載の方法。
  85. 前記第1の臨床現場から、前記第1の臨床試験のために予備的患者適格性判定基準と既に比較されている、第1の複数患者を含む患者グループ内の各患者についての患者情報項目の予備的サブセットを受信する段階と、
    前記患者情報項目の予備的サブセットを、前記中央のデータベースに記録する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項83に記載の方法。
  86. 前記複数の患者は、患者情報項目の前記予備的サブセットに基づいて選択されたことを特徴とする請求項85に記載の方法。
  87. 前記患者情報項目の第1のサブセットを前記中央のデータベースに記録する前記段階は、前記患者情報項目の第1のサブセットを、前記第1の臨床現場の識別に対応する前記中央のデータベースに記録する段階を含んでいることを特徴とする請求項83に記載の方法。
  88. 第2の臨床現場から、前記第1の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で、前記第1の臨床試験用の前記第1の適格性判定基準と既に比較されている、第2の複数の患者それぞれについての患者情報項目の第2のサブセットを受信する段階と、
    前記患者情報項目の第2のサブセットを、前記中央のデータベースに記録する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項83に記載の方法。
  89. 前記患者情報項目の第1のサブセットを前記中央のデータベースに記録する段階は、前記患者情報項目の第1のサブセットを前記第1の臨床現場の識別に対応する前記中央のデータベースに記録する段階を含んでおり、
    前記患者情報項目の第2のサブセットを前記中央のデータベースに記録する段階は、前記患者情報項目の第2のサブセットを前記第2の臨床現場の識別に対応する前記中央のデータベースに記録する段階を含んでいることを特徴とする請求項88に記載の方法。
  90. 臨床現場特定患者集積を、患者が特定の臨床試験プロトコルの臨床試験に含まれるようになる適格性判定基準に基づいてシミュレートするために、前記中央データベースに問い合わを行う段階を更に含んでいることを特徴とする請求項89に記載の方法。
  91. 前記特定の臨床試験プロトコルは、前記第1の臨床試験プロトコルとは異なることを特徴とする請求項90に記載の方法。
  92. 臨床現場から、第2の臨床試験のために患者適格性を判定する目的で、前記第2の臨床試験用の前記第1の適格性判定基準と既に比較されている、複数患者のそれぞれについての患者情報項目の第3のサブセットを受信する段階と、
    前記患者情報項目の第3のサブセットを前記中央のデータベースに記録する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項88に記載の方法。
  93. 前記患者情報項目の第1のサブセットを前記中央のデータベースに記録する段階は、前記患者情報項目の第1のサブセットを前記第1の臨床現場の識別に対応する中央のデータベースに記録する段階を含んでおり、
    前記患者情報項目の第2のサブセットを前記中央のデータベースに記録する段階は、前記患者情報項目の第2のサブセットを前記第2の臨床現場の識別に対応する前記中央のデータベースに記録する段階を含んでおり、
    前記患者情報項目の第3のサブセットを前記中央のデータベースに記録する段階は、前記患者情報項目の第3のサブセットを、前記患者情報の第3のサブセットが受信された臨床現場の識別に対応する前記中央のデータベースに記録する段階を含んでいることを特徴とする請求項92に記載の方法。
    いることを特徴とする請求項88に記載の方法。
  94. 臨床現場特定患者集積を、患者が特定の臨床試験プロトコルの臨床試験に含まれるようになる適格性判定基準に基づいてシミュレートするために、前記中央データベースに問い合わせを行う段階を更に含んでいることを特徴とする請求項93に記載の方法。
  95. 前記特定の臨床試験プロトコルは、前記第1及び第2の臨床試験プロトコル双方とは異なることを特徴とする請求項94に記載の方法。
  96. 前記第1適格性判定基準の内少なくとも1つは、所定の統制された医療専門用語に従って定義されていることを特徴とする請求項83に記載の方法。
  97. 臨床試験方法において、
    第1の臨床試験の第1の複数の患者の進展具合を、第1の臨床試験プロトコルの一環として形成された第1の所定のワークフローグラフに従って管理する段階と、
    前記第1の複数の患者内の各患者の進展具合を前記第1のワークフローグラフを通して記録する段階と、
    前記第1の複数の患者内の各患者の記録された進展具合を中央のデータベースに送信する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  98. 第2臨床試験の第2の複数の患者の進展具合を、前記第1の臨床試験プロトコルとは異なる第2の臨床試験プロトコルの一環として形成された第2の所定のワークフローグラフに従って管理する段階と、
    前記第2の複数の患者内の各患者の進展具合を前記第2のワークフローグラフを通して記録する段階と、
    前記第2の複数の患者内の各患者の記録された進展具合を前記中央のデータベースに送信する段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項97に記載の方法。
  99. 前記第1のワークフローグラフは第1の複数のワークフロータスクを接続し、
    前記第1の複数の患者内の各患者の記録された進展具合を中央のデータベースに送信する前記段階は、前記中央のデータベースに、前記第1の複数の患者内の各患者に関してワークフロータスクのうちのどのタスクが行われたかを示す表示を送信する段階を含んでいることを特徴とする請求項97に記載の方法。
  100. 前記第1の複数の患者内の各患者の記録された進展具合を中央のデータベースに送信する前記段階は、前記中央のデータベースに、前記第1の複数の患者内の各患者を観察することにより収集された患者の医療状態情報を送信する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項99に記載の方法。
  101. 前記第1の複数の患者内の各患者の記録された進展具合を中央のデータベースに送信する前記段階は、前記中央のデータベースに、前記第1の複数の患者内の各患者を観察することにより収集された患者の医療状態情報を送信する段階を含んでいることを特徴とする請求項97に記載の方法。
  102. 前記患者の医療状態情報には、所定の統制された医療専門用語に従って定義された少なくとも1つの情報項目が含まれ、
    前記各現場から複数の患者それぞれについての、前記患者適格性判定基準の1つ又はそれ以上に関連している各情報項目を受信する段階と、
    前記情報項目をデータベースに記憶する段階と、を含んでいることを特徴とする請求項101に記載の方法。
  103. 臨床試験方法において、
    第1の臨床現場から、第1の複数の患者それぞれの進展具合に関する第1の通知を、第1の臨床試験の一環として形成された第1の所定のワークフローグラフを通して受信し、前記第1の通知をデータベースに記録する段階と、
    前記第1の臨床現場から、第2の複数の患者それぞれの進展具合に関する第2の通知を、第2の臨床試験の一環として形成された第2の所定のワークフローグラフを通して受信し、前記第2の通知をデータベースに記録する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  104. 前記第1のワークフローグラフは第1の複数のワークフロータスクを接続し、
    前記第1の所定のワークフローグラフを通した前記第1の複数の患者それぞれの進展具合の第1の通知は、前記第1の複数の患者内の各患者に関してワークフロータスクのうちのどのタスクが行われたかを示す表示を含んでいることを特徴とする請求項103に記載の方法。
  105. 前記進展具合の第1の通知は、前記第1の複数の患者内の患者を観察することにより収集された患者の医療状態情報を更に含んでいることを特徴とする請求項104に記載の方法。
  106. 前記患者の医療状態情報には、所定の統制された医療専門用語に従って定義された少なくとも1つの情報項目が含まれることを特徴とする請求項105に記載の方法。
  107. 第2の臨床現場から、第3の複数の患者それぞれの進展具合の第3の通知を、前記第1の臨床試験の一環として形成された第1の所定のワークフローグラフを通して受信し、前記第3の通知を前記データベースに記録する段階を、更に含んでいることを特徴とする請求項103に記載の方法。
  108. 少なくとも前記第1及び第2現場の相対的な臨床試験成績を比較する測定基準を開発する目的で、少なくとも前記第1及び第2臨床現場から受信された進展具合の通知を評価する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項107に記載の方法。
  109. 前記第1現場の臨床試験成績の測定基準を開発する目的で、少なくとも前記第1臨床現場から受信された進展具合の通知を評価する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項103に記載の方法。
  110. 臨床試験方法において、
    臨床試験サブプロトコルコンポーネントのライブラリに、患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクとから成るグループの少なくとも1つの要素を識別する第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントを記憶する段階と、
    第1のサブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を、前記ライブラリ内の前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントに割り当てる段階と、から成ることを特徴とする方法。
  111. 各臨床試験プロトコルについて、患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクとから成るグループの少なくとも1つの要素をそれぞれに識別する複数のデータベースを記憶する段階を備え、
    前記複数のデータベースを記憶する段階は、第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントを記憶する前記段階を含んでいることを特徴とする請求項110に記載の方法。
  112. 所定の現場適格性判定基準に従って、複数の臨床現場のそれぞれによる、前記データベースのそれぞれへのアクセスを提供する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項111に記載の方法。
  113. 前記第1のサブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を前記ライブラリの前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントに割り当てる前記段階は、
    第1ユーザーによる前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントへの読み取り/書き込みアクセスを提供する段階と、
    第2ユーザーによる前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントへの読み取りアクセスを提供するが書き込みアクセスは提供しない段階と、を含んでいることを特徴とする請求項110に記載の方法。
  114. 前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントは、第1及び第2のサブプロトコルサブコンポーネントを含んでいることを特徴とする請求項110に記載の方法。
  115. 第1のサブプロトコルサブコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を前記第1のサブプロトコルサブコンポーネントに割り当てる段階と、
    第2のサブプロトコルサブコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を前記ライブラリ内の前記第2の臨床試験サブプロトコルサブコンポーネントに割り当てる段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項114に記載の方法。
  116. 前記ライブラリに、患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクから成るグループの少なくとも1つの要素を識別する第2の臨床試験サブプロトコルコンポーネントを記憶する段階と、
    第2のサブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を前記ライブラリ内の前記第2の臨床試験サブプロトコルコンポーネントに割り当てる段階と、を更に含んでいることを特徴とする請求項110に記載の方法。
  117. 前記第1及び第2の臨床試験サブプロトコルコンポーネントは、共通の臨床試験プロトコルの両方のコンポーネントであることを特徴とする請求項116に記載の方法。
  118. 前記第1及び第2の臨床試験サブプロトコルコンポーネントは、異なる臨床試験プロトコルのコンポーネントであることを特徴とする請求項116に記載の方法。
  119. 第1のサブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を前記ライブラリ内の前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントに割り当てる前記段階は、第1のユーザーによる前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントへの読み取り/書き込みアクセスを提供する段階を含んでおり、
    第2のサブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を前記ライブラリ内の前記第2の臨床試験サブプロトコルコンポーネントに割り当てる前記段階は、前記第1のユーザーによる前記第2の臨床試験サブプロトコルコンポーネントへの読み取りアクセスを提供するが書き込みアクセスは提供しない段階を含んでいることを特徴とする請求項116に記載の方法。
  120. 臨床試験方法において、
    患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクから成るグループの少なくとも1つの要素をそれぞれに識別する複数の臨床試験サブプロトコルコンポーネントを記憶する段階と、
    所定のサブプロトコルコンポーネントレベルのアクセス制御に従って、複数のユーザーそれぞれによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントそれぞれへのアクセスを提供する段階と、から成ることを特徴とする方法。
  121. 各臨床試験プロトコルについて、患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクとから成るグループの少なくとも1つの要素をそれぞれに識別する複数のデータベースを記憶する段階を含み、
    複数のデータベースを記憶する前記段階は、複数の臨床試験サブプロトコルコンポーネントを記憶する前記段階を含んでいることを特徴とする請求項120に記載の方法。
  122. 所定の現場適格性判定基準に従って、複数の臨床現場それぞれによる前記データベースそれぞれへのアクセスを提供する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項121に記載の方法。
  123. 前記複数のユーザーそれぞれによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントそれぞれへのアクセスを提供する前記段階は、
    前記ユーザーのうちの第1のユーザーによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントの第1のコンポーネントへの読み取り/書き込みアクセスを提供する段階と、
    前記ユーザーのうちの第2のユーザーによる前記第1の臨床試験サブプロトコルコンポーネントへの読み取りアクセスを提供するが書き込みアクセスは提供しない段階と、を含んでいることを特徴とする請求項120に記載の方法。
  124. 前記複数のユーザーそれぞれによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントそれぞれへのアクセスを提供する前記段階は、
    前記第2のユーザーによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントの第2のコンポーネントへの読み取り/書き込みアクセスを提供する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項123に記載の方法。
  125. 前記サブプロトコルコンポーネントの内の第1のコンポーネントは第1及び第2のサブプロトコルサブコンポーネントを含んでいることを特徴とする請求項120に記載の方法。
  126. 所定のサブプロトコルサブコンポーネントレベルのアクセス制御に従って、複数のユーザーそれぞれによる前記臨床試験サブプロトコルサブコンポーネントへのアクセスを提供する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項125に記載の方法。
  127. 複数の異なるプロトコルデザイナーから前記サブプロトコルコンポーネントを受信する段階を更に含んでいることを特徴とする請求項120に記載の方法。
  128. 患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクから成るグループの少なくとも1つの要素をそれぞれに識別する複数の臨床試験サブプロトコルコンポーネントを識別するライブラリを集合的に有する少なくとも1つのコンピュータ読み取り可能媒体において、前記ライブラリは前記サブプロトコルコンポーネントの少なくとも1つのサブセットに対してサブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセスを更に識別することを特徴とする媒体。
  129. 前記ライブラリは、各臨床試験プロトコルについて、患者適格性判定基準とプロトコルワークフロータスクとから成るグループの少なくとも1つの要素をそれぞれに識別する複数のプロトコルデータベースを更に識別し、
    前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントの内の1つは、前記臨床試験プロトコルの内の1つのコンポーネントであることを特徴とする請求項128に記載の媒体。
  130. 前記ライブラリは、複数の臨床現場それぞれによる前記データベースそれぞれへのアクセスを制御するプロトコルレベルのアクセス制御を更に識別することを特徴とする請求項129に記載の媒体。
  131. 前記サブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御は、第1のユーザーによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントの第1のコンポーネントへの読み取り/書き込みアクセスを提供し、第2のユーザーによる前記第1の臨床試験サブプロトコルへの読み取りアクセスは提供するが書き込みアクセスは提供しない、第1の制御を含んでいることを特徴とする請求項128に記載の媒体。
  132. 前記サブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御は、前記第2のユーザーによる前記臨床試験サブプロトコルコンポーネントの第2のコンポーネントへの読み取り/書き込みアクセスを提供する第3の制御を含んでいることを特徴とする請求項131に記載の媒体。
  133. 前記サブプロトコルコンポーネントの第1のコンポーネントは、第1及び第2のサブプロトコルサブコンポーネントを含んでいることを特徴とする請求項128に記載の媒体。
  134. 前記サブプロトコルコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御は、サブプロトコルサブコンポーネントレベルのユーザーアクセス制御を更に含んでいることを特徴とする請求項133に記載の媒体。
  135. 前記サブプロトコルコンポーネントの第1及び第2のコンポーネントは、異なるプロトコルデザイナーにより用意されたことを特徴とする請求項128に記載の媒体。
  136. 前記サブプロトコルコンポーネントの第1及び第2のコンポーネントは、共通の臨床試験プロトコルの両方のコンポーネントであることを特徴とする請求項128に記載の方法。
  137. 前記サブプロトコルコンポーネントの第1及び第2のコンポーネントは、第1及び第2の異なる臨床試験プロトコルのコンポーネントであることを特徴とする請求項128に記載の方法。
  138. 前記第1及び第2の臨床試験プロトコルは、異なる病種に取り組んでいることを特徴とする請求項137に記載の媒体。
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