JP2005127585A - ダクトカバー,換気装置,空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ダクトカバー1の内周面に小径部と大径部とが形成され,小径部がダクトカバー1の軸心に平行な複数(この場合4本)の尾根部3と,尾根部3に挟まれた複数の谷部12とによって構成されている。また小径部が尾根部3と谷部12から形成されているので,換気ダクト5の先端が尾根部の段付き部3aに当接した状態でも,換気ダクト5から排気される空気が,前記尾根部3と尾根部3との間の谷部12を通って流れることができるため,小径部における流路の面積が広く,ダクトカバー1が排気流量を低下させる不都合を生じない。
【選択図】図2
Description
このダクトカバーにおける従来の技術として,例えば図13及び図14に示されるような,換気ダクトの室外側の側端部に冠着するダクトカバー101が挙げられる。図からも分かるように,このダクトカバー101の空気排出口102は,格子状の有孔閉塞板により通気状に閉塞されている。
ダクトカバー101の径は2段階になっており,径の異なる小径の換気ダクト105(図13),及び大径の換気ダクト106(図14)の両方に共用できる構造になっている。即ち,大小2つの径の換気ダクト105及び106のうち,径が小さい換気ダクト105については,空気排出口102側のダクトカバーの小径部103にまで差し込むことが可能な構造になっている(図13)。また,径が大きな換気ダクト106については,換気ダクト差込口107側のダクトカバーの大径部104にのみ差し込むことが可能な構造になっている(図14)。
ここで,特に換気装置に用いられるダクトカバーには,換気ダクトにダクトカバーを差し込んで取り付けるタイプのものがある。例えば特許文献2及び特許文献3に示されるようなダクトカバーが,それに該当する。
また特許文献1に示される技術では,大きな径の冷媒配管を接続する場合,上述した接続部を切断したり,割ったりする等の作業が必要となり手間がかかる。また,例えば接続部の切断に失敗すると,切断に失敗したダクトカバーの使用ができないため,別途新しいダクトカバーを調達する必要があり,経済性に関する問題がある。
更に,前記特許文献2及び特許文献3に示される技術では,ダクトカバーを換気ダクトに差し込んで取り付ける構成上,空気排出口の断面積が換気ダクトの断面積よりも小さくならざるを得ない。このため,室外に排気する空気流量の低下を招く可能性がある。また,ダクトカバーを換気ダクトに差し込んで取り付けるため,換気ダクトの形状或いは径の大きさによっては,ダクトカバーが対応できない場合もあり得る。
このことにより,上述した従来のダクトカバーによって生じる欠点を解消すると共に,ダクトカバーを複数の種類の換気ダクトに対して共用可能としつつ,空気流量の低下をも抑えることができる。即ち,室外に排出される室内の空気が,換気ダクトを通ってダクトカバーの室外側端部まで導かれる際に,空気排出口の断面積とダクトカバー室内側端部の断面積とが大きく変化しないので,ダクトカバー内部の空気の流通に抵抗がなくなり,空気の流通効率を上昇させる効果が得られると共に,排気流量の減少の防止にも繋がる。またダクトカバーの内周面に,小径ダクトを装着する小径部と大径ダクトを装着する大径部とを接続する段付き部が設けられることにより,ダクトカバーの内周面に接する大きさの径を持つ換気ダクトと,上記段付き部に接する大きさの径をもつ換気ダクトとの両方に共用できる。
また,前記ダクトカバーの一例として,該ダクトカバーの形状が概略中空円筒形状であることが考えられる。
尚,前記尾根部については,更にその内部に通気孔を備えたものであることが考えられる。また,前記通気性を備えた構造については,該ダクトカバーの形状が概略中空円筒形状である場合,前記ダクトカバーの内部に形成された同心円筒により構成されてもよい。更に,前記大径部と前記小径部とを接続する段付き部先端については面取りされていることが好ましい。
このことにより,室外に排出される室内の空気が,前記換気ダクトを通って前記ダクトカバーの室外側端部まで導かれる際に,前記空気排出口の断面積と前記ダクトカバーの室内側端部の断面積とが,ほぼ同じ面積となるので,ダクトカバー内部の空気の流通に抵抗がなくなるため,空気流量を増大させる効果が得られる。
更に,前記ダクトカバーの前記入り口側の部分に前記鍔部材が設けられることにより,前記ダクトカバーに前記小径部に相当する径の換気ダクトが差し込まれた際,前記鍔部材によって前記換気ダクトを固定することが可能になり,設置状態が安定する。
また,前記付勢部材により,前記有孔閉塞板が前記ダクトカバーの前記冠着端部が閉じられる方向に付勢されることで,前記ダクトカバーを下向きに設置した場合でも,前記有孔閉塞板が自重で開くことがない。このことによりダクトカバー内にごみや虫が侵入するなどの問題がなく,前記ダクトカバーを備えた,換気装置及び空気調和機の設置場所に関する条件が緩和されよう。
ここに,図1は本発明の一実施形態(以下,本実施形態例と言う)に係るダクトカバー1を径が小さい換気ダクト4に冠着させた際の斜視図,図2は本実施形態例に係るダクトカバー1を径が大きい換気ダクト5に冠着させた際の斜視図,図3は本実施形態例に係るダクトカバー1の横断面図,図4は本実施形態例に係る3種類の径の換気ダクトに対して共用可能なダクトカバー1の横断面図,図5は本実施形態例に係るダクトカバー1の先端の空気排出口を通気状に閉鎖する格子形状の有孔閉塞板2の正面図,図6は本実施形態例に係るダクトカバー1の差込口2aにふた8を取り付ける際の斜視図,図7は本実施形態例に係るダクトカバー1における尾根部9が内部にダクトカバー1の軸心に平行な中空部10をそなえた場合のダクトカバー1を差込口2a側から見た際の正面図,図8は本実施形態例に係るダクトカバー1におけるダクトカバー1と同軸の同心円筒13を備えた場合のダクトカバー1を差込口2a側から見た際の正面図,図9は本実施形態例に係るダクトカバー1において有孔閉塞板2が閉じられている際の斜視図,図10は本実施形態例に係るダクトカバー1において有孔閉塞板2が開かれている際の斜視図,図11は本実施形態例に係るダクトカバー1に有孔閉塞板2を常時弾性付勢するゴム22が設けられた際の斜視図,図12は本実施形態例に係るダクトカバー1が設けられた,空気調和機が備える換気装置の一例を示した図である。
本実施形態例に係るダクトカバー1は,プラスチック等の樹脂部材,或いは金属部材等から構成されており,上述した図からも分かるように,その形状は概略中空円筒形状(図1及び図2)をしているため,ダクトカバーの形状が角状である場合よりも強度が増す構造になっている。また,ダクトカバー1の室外側端部には空気排出口が設けられており,この空気排出口は格子形状の有孔閉塞板2により通気状に閉鎖されている。ここで,本実施形態例に挙げられる有孔閉塞板2が有する多孔の形状については格子形状としているが(図5),多孔の形状については,これに限定されるものではなく,例えば円形状等の閉じた曲線からなる形状,或いは六角形状等の多角形状であっても問題ないことは言うまでもない。このように,有孔閉塞板2が有する多孔の形状を,上述したような形状にすることにより,ごみや昆虫等の侵入の防止が可能になっている。
また,大径の換気ダクト5がダクトカバー1に差し込まれた際には,図2に示すように換気ダクト5の先端が尾根部3の差込口2a側の段付き部3aに当接し,この段付き部3aがストッパーの役目を果たし,換気ダクト5がそれ以上尾根部3の段付き部3aよりダクトカバー1の奥側に挿入されない。またダクトカバー1の大径部の内周面に換気ダクト5が密に勘合することで,換気ダクト5が大径部に固定される。この時,前記小径部には複数の谷部12が形成されているので,図2からも分かるように,換気ダクト5の先端が尾根部の段付き部3aに当接した状態でも,換気ダクト5から排気される空気が,前記尾根部3と尾根部3との間の谷部12を通って流れることができるので,図13に示した従来のダクトカバー101と較べて,小径部における流路の面積が広く,ダクトカバー1が排気流量を低下させる不都合を生じない。
図1および図2に示したダクトカバー1は,大径部1個,小径部1個の1段構造のものであるが,この発明では,上記段付き部の数は1段に限定されない。例えば図4は2段構造の場合を示している。この場合,ダクトカバー1の内周面に形成された尾根部7の高さを,図4に示されるように,有孔閉塞板2に近いほど段階的に高くなるよう,尾根部7に複数段階の高さ(例えば,Z=2mm,Y=4mm)をもたせておくことにより,3種類の径の異なる換気ダクトに対してもダクトカバー1が共用可能となる。この場合,尾根部7の高さが変化する段付き部7aについては,図4のようにテーパ面取りした形状にしておくか,或いはR面取り形状にすることで,段付き部7aがとがった角形状である場合に比べて,換気ダクトが差し込みやすくなる。
尚,上記の説明では,2段の場合(図1,2,3)および3段の場合(図4)について記載したが,段数はこれ以外にも任意に設定可能である。また,本実施形態例に係るダクトカバー1の内部には,尾根部3が4本設けられているが,尾根部の本数については,これに限定されるものではなく何本でもよい。
図6はダクトカバー1の差込口2a側に,ふた8(鍔部材の一例)を取り付けることを示す斜視図であるが,このようにふた8を取り付けることで,差込口2a側からの昆虫等の侵入を防止することができる。また,ふた8は,上述した尾根部により固定される換気ダクト(例えば換気ダクト4)がダクトカバー1へ差し込まれた場合に,この換気ダクトを固定してダクトの振動を防止する機能も有している。更に,ふた8をゴム等の伸縮性のある素材により構成することで,ふた8の有する孔を換気ダクトの径に合わせて変形可能とし,ダクトカバー1の径よりも小さい種々の換気ダクトに対して共用できるようにすることが望ましい。
尚,ふた8については,ダクトカバー1の差込口2a側端部に,例えばネジ,接着材等で取り付けることができる。
図7は尾根部9が内部にダクトカバー1の軸心に平行な中空部10を備えた場合のダクトカバー1を差込口2a側から見た際の正面図である。ダクトカバー1の内周面に設けられた尾根部9の形状は中空状形状をしており,また尾根部9に設けられた中空孔10は,空気排出口のある上述した有孔閉塞板2まで貫通している。このような構造によって,ダクトカバー1に径の大きな換気ダクト(例えば換気ダクト5)を差し込んだ場合に,換気ダクトから排気された空気は,中空孔10を通って有孔閉塞板2を経て空気排出口から排出される仕組みになっている。このため,尾根部9の形状が中空形状でない,即ち尾根部9が中空孔10を有さない場合より,空気を排出する面積が広くなると共に,空気の流量も増大する。尚,上述した尾根部9の形状については,図7に示される形状に限定されない。
前記したダクトカバーの軸心に平行な方向に通気性を備えた構造の別例として例えば図8のような形状が考えられる。この場合,上記ダクトカバー1の内部に,ダクトカバー1と同軸の同心円筒13が形成され,この同心円筒13と外部のダクトカバー1との間の空間11を通って,大径の換気ダクトからの換気が外部に流出する。尚,空間11には尾根部9を形成することで構造的に強化することが望ましい。また尾根部9とダクトカバー1とを図8に示したように一体で構成しても,或いは別体に形成してもよいことは言うまでもない。
以下,図9,図10,及び図11を用いて,有孔閉塞板2をダクトカバー1の冠着部に開閉自在に取り付けた場合について説明する。尚,図9は本実施形態例に係るダクトカバー1において有孔閉塞板2が閉じられている際の斜視図,図10は本実施形態に係るダクトカバー1において有孔閉塞板2が開かれている際の斜視図,図11は本実施形態例に係るダクトカバー1に有孔閉塞板2を常時弾性付勢するゴム22が設けられた際の斜視図である。ここでダクトカバー1の内部の構成については,上述した構成と同様であるので,ここでは省略する。
図9及び図10に示されるように,ダクトカバー1の中空円筒部20と有孔閉塞板2とは,例えば蝶番等の接続部材21で接続されている。このことにより有孔閉塞板2は,例えば換気していない時や,換気ダクトからの排気流量が少ない時は,有孔閉塞板2の自重により有孔閉塞板2が閉じるため,有孔閉塞板2によりダクトカバー1の端部が閉塞された状態となる(図9)。この場合,ダクトカバー1の中空円筒部20と有孔閉塞板2とは密着していることが望ましいが,昆虫等が侵入できない程度の隙間があっても問題ない。
また,有孔閉塞板2は,例えば換気ダクトからの排気流量が増大すると,その排気の風圧によって図10のように開くようにその重量が調節されていることが望ましい。即ち,有孔閉塞板2は換気ダクトからの排気流量が多い程大きく開く構成になっている。その結果,換気ダクトからの排気流量が多い程,有孔閉塞板2の開口面積が広くなり,排気の空気流量が上昇するのである。この場合,排気の風圧が高いため,ダクトカバー1或いは換気ダクトへの昆虫等の侵入も防止できる。
尚,本実施形態例における接続部材21については,上述したように蝶番でもよいが,市販されるシャンプー等が備えるキャップのように,接続部材21,ダクトカバー1の中空円筒部20,及び有孔閉塞板2が一体成型であっても問題ない。
尚,本発明における付勢部材の一例としてゴムを使用しているが,板バネ,コイルバネ,つるまきバネ等のバネ部材であっても問題ない。
図12に示されるように換気装置Vは,ダクトカバー1及び換気ダクト5から構成されており,換気装置Vの周辺に,室内機(不図示)と室外機(不図示)とを接続する冷媒配管31及び32,室内機(不図示)から排出されるドレン水を導くドレンホース33が配置されている。また,冷媒配管31,冷媒配管32及びドレンホース33については,家屋の壁面に設けられた壁穴30に挿通して室内機(不図示)へ接続されている。ここで,使用される換気ダクトについては,壁穴30に通す冷媒配管31,冷媒配管32及びドレンホース33の兼ね合いから,壁穴30の径が小さい場合には,例えば換気ダクト4のように径が細いものがよい。
2…有孔閉塞板
2a…差込口
3,7,9…尾根部
3a,7a…段付き部
4…換気ダクト(小径)
5…換気ダクト(大径)
6…間隙
8…ふた
10…中空孔
11…空間
12…谷部
13…同心円筒
20…ダクトカバー1の中空円筒部
21…接続部材
22…ゴム
101…ダクトカバー(従来)
102…空気排出口
103…ダクトカバーの小径部(従来)
104…ダクトカバーの大径部(従来)
105,106…換気ダクト
107…換気ダクト差込口
Claims (12)
- 室外側端部に空気排出口が設けられると共に排気される空気を室内から室外へと導く換気ダクトの室外側の側端部に冠着される中空状のダクトカバーであって,冠着端部が有孔閉塞板によって通気状に閉塞されてなるダクトカバーにおいて,
該ダクトカバーの内周面に,前記有孔閉塞板を設けた奥側に設けられ小径ダクトを装着可能な小径部と,入り口側に設けられ大径ダクトを装着可能な大径部とを備え,前記小径部が該ダクトカバーの軸心に平行な方向に通気性を備えた構造を具備してなることを特徴とするダクトカバー。 - 前記通気性を備えた構造が,ダクトカバーの軸心に平行な尾根部と,該尾根部に平行な谷部とから構成されてなる請求項1に記載のダクトカバー。
- 前記尾根部が更にその内部に通気孔を備えたものである請求項2に記載のダクトカバー。
- 前記ダクトカバーの形状が概略中空円筒形状である請求項1〜3に記載のダクトカバー。
- 前記通気性を備えた構造が,前記ダクトカバーの内部に形成された同心円筒により構成されてなる請求項4に記載のダクトカバー。
- 前記大径部と前記小径部とを接続する段付き部先端が面取りされてなる請求項1〜5に記載のダクトカバー。
- 前記換気ダクトの該ダクトカバーから出た部分を前記ダクトカバーの前記入り口側の部分に固定するべく前記換気ダクトが貫通する鍔部材を備えてなる請求項1〜6に記載のダクトカバー。
- 前記有孔閉塞板が前記ダクトカバーの前記冠着端部に開閉自在に取り付けられてなる請求項1〜7に記載のダクトカバー。
- 前記有孔閉塞板が前記ダクトカバーの前記冠着端部に接続部材を介して開閉自在に取り付けられてなる請求項8に記載のダクトカバー。
- 前記有孔閉塞板を前記ダクトカバーの前記冠着端部が閉じられる方向に前記有孔閉塞板を常時弾性付勢する付勢部材を更に具備してなる請求項8に記載のダクトカバー。
- 室外側端部に空気排出口が設けられると共に排気される空気を室内から室外へと導く換気ダクトと,該換気ダクトの室外側の側端部に冠着される中空状のダクトカバーとから構成される換気装置において,前記ダクトカバーが請求項1〜10に記載のダクトカバーである換気装置。
- 請求項11に記載の換気装置を備えてなる空気調和機。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003362850A JP2005127585A (ja) | 2003-10-23 | 2003-10-23 | ダクトカバー,換気装置,空気調和機 |
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Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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2003
- 2003-10-23 JP JP2003362850A patent/JP2005127585A/ja active Pending
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