JP2005128065A - ズームレンズおよび撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学性能を損なうことなく、プリズムをより小型化してレンズ系全体を小型化することが可能なリアフォーカス式のズームレンズを提供する。
【解決手段】 物体側より順に複数のレンズ群が配置された構造を有し、これらのレンズ群のうち最も物体側に配置された第1レンズ群GR1は、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群(例えばレンズL1)、光路を折り曲げる光学部材(例えばプリズムP1)、正の屈折力を有する後側レンズ群(例えばレンズL2)によって構成される。また、後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズ(例えばレンズL2)を、その外径の一部が欠落した形状とすることにより、前側レンズ群と後側レンズ群とが干渉することを防止する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、ズームレンズ、およびこのズームレンズを撮像レンズとして用いた撮像装置に関し、特に、デジタルスチルカメラや家庭用ビデオカメラ等の小型撮像装置に適したリアフォーカス式のズームレンズ、およびこのズームレンズを用いた撮像装置に関する。
近年、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラは家庭用としても広く普及しているが、これらの小型の撮像装置に対しては、より一層の小型化が求められている。このため、これらに搭載される撮影用レンズ、特にズームレンズに対しても、全長や奥行きの短縮等による小型化が求められている。また、このような撮影用レンズ、特にデジタルスチルカメラ用のものに対しては、撮像素子の高画素数化に対応して、小型化とともにレンズ性能の向上も求められている。
例えば、最も物体側に配置される第1レンズ群以外のレンズ群を移動させてフォーカスを行う、いわゆるリアフォーカス式のズームレンズは、レンズ系全体を比較的容易に小型化し、かつ、画素数の多い固体撮像素子に適した結像性能が得られることが知られている。また、最近では、第1レンズ群から像面までの光路を途中で折り曲げて、撮像装置に組み込んだ際にその前後長を短縮するとともに、ズーミング時のレンズの可動方向を上下方向とすることで、撮影時におけるレンズの突起部をなくすことが考えられている。例えば、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を有し、第2および第4レンズ群を移動させることによりズーミングが行われる4群レンズ構成をなし、第1レンズ群が物体側から順に、負の屈折力を有する単レンズの第1レンズ、光路を折り曲げるプリズム、正の屈折力を有する単レンズの第2レンズを有しているズームレンズがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−131610号公報(段落番号〔0010〕〜〔0027〕、第1図)
ところで、プリズムを用いて光路が折り曲げられた光学系を有するズームレンズでは、プリズムの大きさを小型化することで、より一層の小型化、薄型化が可能となる。しかし、特許文献1で開示されたズームレンズでは、第1レンズ群に含まれるレンズの径や厚さをより小さくすると、光学性能が悪化してしまうという問題があった。
また、光学性能を悪化させずにプリズムを小型化する場合に、プリズムを挟んで配置される2つのレンズの端部が干渉してしまうことから、第1レンズ群内に配置されたレンズの間隔を短くすることができず、結果的にプリズムの奥行きや幅を小さくすることが困難になることが課題となっていた。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、光学性能を損なうことなく、プリズムをより小型化してレンズ系全体を小型化することが可能なリアフォーカス式のズームレンズを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、光学性能を損なうことなく、プリズムをより小型化してレンズ系全体を小型化することが可能なリアフォーカス式のズームレンズを用いた撮像装置を提供することである。
本発明では上記課題を解決するために、物体側より順に複数のレンズ群が配置された構造を有するズームレンズにおいて、前記レンズ群のうち最も物体側に配置された第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備し、前記後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径の一部が欠落した形状を有することを特徴とするズームレンズが提供される。
このようなズームレンズでは、第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備することで、より像面側のレンズを移動させてズーミングを行う際には、レンズの移動方向が後側レンズ群の光軸方向となり、レンズ系が薄型化される。また、後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径の一部が欠落した形状を有するので、第1レンズ群内のレンズの間隔を短くした場合に、光路を折り曲げる光学部材を挟んで前側レンズ群と後側レンズ群とが干渉することが防止される。
また、本発明では、物体側より順に複数のレンズ群が配置された構造を有するズームレンズを撮像レンズとして用いた撮像装置において、前記レンズ群のうち最も物体側に配置された第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備し、前記後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径の一部が欠落した形状を有することを特徴とする撮像装置が提供される。
このような撮像装置が具備するズームレンズでは、第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備することで、より像面側のレンズを移動させてズーミングを行う際には、レンズの移動方向が後側レンズ群の光軸方向となり、レンズ系が薄型化される。また、後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径の一部が欠落した形状を有するので、第1レンズ群内のレンズの間隔を短くした場合に、光路を折り曲げる光学部材を挟んで前側レンズ群と後側レンズ群とが干渉することが防止される。
本発明のズームレンズによれば、第1レンズが、光路を折り曲げる光学部材を具備することにより、レンズ系を薄型化することができるとともに、後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズが、その外径の一部が欠落した形状を有するので、前側レンズ群と後側レンズ群とが干渉することなく、第1レンズ群内のレンズの間隔を短くするとともに、光学部材を小型化することができる。従って、良好な光学性能を有する小型のズームレンズが実現される。
また、本発明の撮像装置によれば、撮像レンズとして用いられたズームレンズの第1レンズが、光路を折り曲げる光学部材を具備することにより、レンズ系を薄型化することができるとともに、後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズが、その外径の一部が欠落した形状を有するので、前側レンズ群と後側レンズ群とが干渉することなく、第1レンズ群内のレンズの間隔を短くするとともに、光学部材を小型化することができる。従って、良好な光学性能を有する小型のズームレンズが実現され、撮像装置が小型化される。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るズームレンズのレンズ構成例を示す断面図である。
図1では、例として、デジタルスチルカメラ等の撮像装置の撮像レンズとして用いられるズームレンズの構成例を示している。このズームレンズでは、物体側から像面IMG側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、正の屈折力を有する第4レンズ群GR4、負の屈折力を有する第5レンズ群GR5が配置されている。また、第3レンズ群GR3の像面IMG側には、光量を調整するアイリスIRが配置され、第5レンズ群GR5のさらに像面IMG側には、赤外カットフィルタといったローパスフィルタ等からなるフィルタFLと、撮像素子のカバーガラスCGとが配置されている。像面IMGは、例えばCCD(Charge Coupled Devices)等の撮像素子の受光面とされる。
このズームレンズは、第2レンズ群GR2と第4レンズ群GR4とを移動させてズーミングを行うように構成されている。短焦点距離端から長焦点距離端にズーミングを行うときには、第2レンズ群を物体側から像面IMG側に、第4レンズ群を像面IMG側から物体側にそれぞれ移動させる。また、このズームレンズはいわゆるリアフォーカス方式を採用しており、第4レンズ群GR4または第5レンズ群GR5を移動させることによりフォーカシングを行うことが可能となっている。
さらに、第1レンズ群GR1は、物体側より順に、負の屈折力を有する1枚のレンズL1と、光路を折り曲げるためのプリズムP1と、正の屈折力を有する1枚のレンズL2によって構成されている。このような構成により、ズーミングやフォーカシング時に移動するレンズの移動方向は、最も物体側のレンズL1の光軸方向とは異なり、レンズL2の光軸方向となるので、レンズ系の奥行きを縮小するとともに、その奥行きをズーミング時、フォーカシング時、あるいは電源のオン/オフに関係なく常に一定とすることができる。
なお、本実施の形態では、レンズL1を、物体側に向けて凸型形状とされた、負の屈折力を有するメニスカスレンズにより構成している。また、レンズL2は、正の屈折力を有し、その双方のレンズ面が凸型形状の非球面とされている。
また、第2レンズ群GR2は、物体側より順にレンズL3、L4およびL5の3枚のレンズによって構成され、そのうちレンズL4とレンズL5との間のレンズ面が接合されている。また、第3レンズ群GR3は、1枚のレンズL6によって構成されている。また、第4レンズ群GR4は、2枚のレンズL7およびL8によって構成され、レンズL7とレンズL8との間のレンズ面が接合されている。また、第5レンズ群GR5は、2枚のレンズL9およびL10によって構成され、レンズL9とレンズL10との間のレンズ面が接合されている。また、これらのうち、レンズL6の双方のレンズ面と、レンズL7の物体側の面とが非球面により構成されている。
次に、図1に示した構成を有するズームレンズの具体的な数値実施例について説明する。
表1に、上記のズームレンズにおけるレンズ系の各数値例を示す。また、表2に、本実施例における各焦点位置での焦点距離f、Fナンバー(FNo.)および半画角ωの値を示す。さらに、表3に、本実施例において非球面で構成された各面の非球面係数を示す。
Figure 2005128065
Figure 2005128065
Figure 2005128065
なお、表1において、面番号S1〜S24は、レンズL1〜L10、プリズムP1、アイリスIR、フィルタFLおよびカバーガラスCGの中心軸における光の入射面および出射面を、物体側から順に示している。例えば、面番号S1はレンズL1の物体側のレンズ面を示し、面番号S2はその像面IMG側のレンズ面を示している。また、面番号S3はプリズムP1の物体側の面を示し、面番号S4はその像面IMG側の面を示している。また、接合レンズについては、各レンズの接合面を同一の面番号で示している。例えば、面番号S10はレンズL4とレンズL5との接合面を示している。
また、Rは各面の曲率、dは面と面との間隔、neはe線に対する屈折率、νeはe線を基準としたアッベ数をそれぞれ示す。曲率Rの欄では、数値の後に「ASP」と示した面は、その面が非球面によって構成されたことを示している。また、間隔dは、その面と、像面IMG側に隣接する面との間の間隔を示している。例えば、面番号S1の欄に記載された間隔dの値は、レンズL1の物体側と像面IMG側との間の厚さを示している。また、ズーミングやフォーカシングの際に移動する面の間隔dについては、ズーミングの際の短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端の順に示している。
また、この実施例では、レンズL2の両面(面番号S5およびS6)、レンズL6の物体側の面(面番号S12)、およびレンズL7の物体側の面(面番号S15)が、それぞれ非球面によって構成されている。非球面の形状は、以下の式(1)によって表される。
Figure 2005128065
ただし、各レンズ面の頂点からの光軸方向の距離をx、頂点でのレンズの曲率半径をr、円錐定数をκとする。また、4次、6次、8次および10次の非球面係数をそれぞれC4、C6、C8およびC10としており、表3では、これらの非球面係数の値を示している。また、表3中の“E”は、10を底とする指数表現を意味している。
この実施例のように、第1レンズ群GR1の具備するレンズのうち少なくとも1つのレンズ面を非球面とすることにより、歪曲収差が補正されるとともに、レンズL1の有効径を小さくして、プリズムP1を小型化することが可能となる。また、第5レンズ群GR5において、レンズL9とレンズL10との接合面が物体側に凸型の形状とされていることにより、色収差が補正されるとともに、レンズ性能悪化に対する第5レンズ群GR5の敏感度を低減することができる。なお、接合レンズを用いることにより、当該レンズ群内での偏心による像面の乱れを小さくするとともに、製造を容易にすることができる。
図2〜図4は、上記実施例についてのそれぞれ短焦点距離端、中間焦点距離、長焦点距離端における諸収差図である。
ここで、各図の(A)は球面収差を示しており、縦軸が開放F値との割合、横軸がフォーカス量を示している。また、実線はd線(波長587.6nm)、破線はg線(波長435.8nm)、一点鎖線はC線(波長656.3nm)での球面収差をそれぞれ示している。また、各図の(B)は像面湾曲(非点収差)を示しており、縦軸が像高、横軸がフォーカス量を示し、実線はサジタル像面、破線はメリジオナル像面における値を示している。さらに、各図の(C)は歪曲収差を示しており、縦軸が像高、横軸が割合(%)を示している。
以上の実施例では、第1レンズ群GR1に光路を折り曲げるプリズムP1が配置された構造により、レンズ系の奥行きが縮小されるとともに、その奥行きをズーミング時、フォーカシング時、あるいは電源のオン/オフに関係なく常に一定とされる。また、従来と比較して第1レンズ群GR1の結像倍率が低くされているために、第1レンズ群GR1内のレンズの有効径および焦点距離がともに縮小されており、レンズ系の全長が短縮されているとともに、プリズムP1が小型化されている。さらに、図2〜図4の各諸収差図によれば、上記実施例では短焦点距離端、中間焦点距離および長焦点距離端において、諸収差がバランスよく補正されていることがわかる。従って、小型・薄型で良好な光学性能を有する変倍比4倍程度のズームレンズが実現されている。このズームレンズは、撮像装置の撮像レンズ、特に画素数の比較的多い薄型のデジタルスチルカメラ用の撮像レンズとして好適である。
次に、図5は、第1レンズ群GR1を拡大して示す図である。
図5(A)は、第1レンズ群GR1の拡大断面図を示し、(B)は、レンズL2を光軸方向から見た平面図を示している。また、各図において、実線は実際のレンズおよびプリズムの外形を示し、破線はレンズ外径の欠落部分を示している。
上記のズームレンズでは、第1レンズ群GR1内の各レンズL1およびL2の有効径および焦点距離を小さくすることにより、プリズムP1を小型化することが可能となっていた。しかしこの結果、各レンズL1およびL2とプリズムP1との間隔が小さくなり、光軸の異なるレンズL1およびL2の外周部が干渉してしまう。このような干渉を防止するために、レンズL1およびL2のいずれかをプリズムP1から遠ざけると、プリズムP1をより大きくする必要が生じるので、レンズ系の奥行きが大きくなってしまう。
このような問題に対して、上記のズームレンズでは、図5に示すように、レンズL2の外径の一部を欠落させることで、レンズ同士の干渉を防止している。レンズL2は、レンズL1と干渉する、物体に近い側と、それに対向する側とを欠落させた形状としている。これにより、レンズL1およびL2をプリズムP1により近づけることができるとともに、プリズムP1を小型化してレンズ系の奥行きを小さくすることが可能となる。
また、例えばレンズL2の代わりにレンズL1の外径の一部を欠落させることも可能であるが、この場合、レンズL1はレンズ系の最外面に位置することになる。レンズはその外径を欠落させると強度が弱まるため、外部から力が加えられた場合にレンズL1が破損してしまう恐れがある。また、強度を保つためレンズL1の中心厚を厚くすると、レンズ系の奥行きが大きくなってしまい、適当でない。これに対して、内部に配置されたレンズL2では、このような問題は生じない。
ところで、ズームレンズにより被写体からの反射光が集光され、フィルムあるいは撮像素子の受光面となる像面IMGは、通常、長方形となっている。このため、特にアイリスIRから離れた位置にあるレンズでは、像面IMGの形状にあわせて長方形に近い領域が光が通る有効領域となる。このようなレンズでは、有効領域の対角方向についてはレンズ外径の近くまで光が通るが、長辺側や短辺側では光が通る範囲はそれより狭くなる。従って、長辺側や短辺側では、光の通らない領域についてレンズの外径に欠落部分を設けてもよいことになる。
図6は、外径欠落部分のレンズ上の位置を説明するための図である。
図6では、プリズムP1から像面IMGへの光軸に沿って見たときの、レンズL2と像面IMGとの位置関係を模式的に示している。例えば、本発明のズームレンズを、プリズムP1から像面IMGまでの光軸を垂直方向となる状態で使用する場合には、図6のように、像面IMGの長辺側が、最外面に位置するレンズL1の光軸方向に向くことになる。この場合、レンズL2についても、その外径のうち、有効領域の長辺側を欠落させた形状とすることで、プリズムP1の奥行きをより小さくすることができるとともに、レンズが収納されるカメラ筐体90の奥行きを小さくすることができる。
さらに、上記のズームレンズでは、レンズL2だけでなく、それより像面IMG側に配置されたレンズについても、外径の一部が欠落した形状としてもよい。この場合、欠落させる位置を、レンズL2と同じ側、すなわち図6に示すように像面IMGの長辺側に一致させる。これにより、レンズ系の奥行きを小さくすることができ、特に、プリズムP1や像面IMGに近いレンズでは、アイリスIRに近いレンズと比較して欠落部分を大きくすることができ、小型化に対する効果が大きい。
なお、各レンズには、像面IMGの長辺側だけでなく、短辺側にも欠落部分を設けてもよい。これにより、レンズ系の幅を小さくすることができ、例えばその空いたスペースにレンズの駆動機構等を配置すること等が可能となる。
次に、上記のズームレンズを用いた撮像装置の例について説明する。図7は、本発明のズームレンズを搭載可能なデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。
図7に示すデジタルスチルカメラは、撮像機能を担うカメラブロック10と、撮像された画像信号のアナログ−デジタル変換等の信号処理を行うカメラ信号処理部20と、画像信号の記録再生処理を行う画像処理部30と、撮像された画像等を表示するLCD(Liquid Crystal Display)40と、メモリカード51への書き込み/読み出しを行うR/W(リーダ/ライタ)50と、装置全体を制御するCPU60と、ユーザによる操作入力のための入力部70と、カメラブロック10内のレンズの駆動を制御するレンズ駆動制御部80を具備する。
カメラブロック10は、本発明が適用されるズームレンズ11を含む光学系や、CCD等の撮像素子12等により構成される。カメラ信号処理部20は、撮像素子12からの出力信号に対するデジタル信号への変換や、ノイズ除去、画質補正、輝度・色差信号への変換等の信号処理を行う。画像処理部30は、所定の画像データフォーマットに基づく画像信号の圧縮符号化・伸張復号化処理や、解像度等のデータ仕様の変換処理等を行う。
メモリカード51は、着脱可能な半導体メモリからなる。R/W50は、画像処理部30によって符号化された画像データをメモリカード51に書き込み、またメモリカード51に記録された画像データを読み出す。CPU60は、デジタルスチルカメラ内の各回路ブロックを制御する制御処理部であり、入力部70からの指示入力信号等に基づいて各回路ブロックを制御する。
入力部70は、例えばシャッタ操作を行うためのシャッタレリーズボタンや、動作モードを選択するための選択スイッチ等により構成され、ユーザによる操作に応じた指示入力信号をCPU60に対して出力する。レンズ駆動制御部80は、CPU60からの制御信号に基づいて、ズームレンズ11内のレンズを駆動する図示しないモータ等を制御する。
以下、このデジタルスチルカメラの動作を簡単に説明する。
撮影の待機状態では、CPU60による制御の下で、カメラブロック10において撮像された画像信号が、カメラ信号処理部20を介してLCD40に出力され、カメラスルー画像として表示される。また、入力部70からのズーミングのための指示入力信号が入力されると、CPU60がレンズ駆動制御部80に制御信号を出力し、レンズ駆動制御部80の制御に基づいて、ズームレンズ11内の所定のレンズが移動される。
そして、入力部70からの指示入力信号によりカメラブロック10の図示しないシャッタが切られると、撮像された画像信号がカメラ信号処理部20から画像処理部30に出力されて圧縮符号化処理され、所定のデータフォーマットのデジタルデータに変換される。変換されたデータはR/W50に出力され、メモリカード51に書き込まれる。
なお、フォーカシングは、例えばシャッタレリーズボタンが半押しされた場合、あるいは記録のために全押しされた場合等に、CPU60からの制御信号に基づいてレンズ駆動制御部80がズームレンズ11内の所定のレンズを移動させることにより行われる。
また、メモリカード51に記録された画像データを再生する場合は、入力部70による操作に応じて、R/W50によりメモリカード51から所定の画像データが読み出され、画像処理部30で伸張復号化処理された後、再生画像信号がLCD40に出力される。これにより再生画像が表示される。
図8は、このデジタルスチルカメラにおける部品の取り付け構造を示す断面図である。
図8では、図中左側に被写体が存在する場合のデジタルスチルカメラの内部を示している。ズームレンズ11は、カメラ筐体90の内部に収納されており、その下部に撮像素子12が設けられる。また、LCD40は、被写体と対向する側のカメラ筐体90面に設けられ、撮影時の画角合わせや画像の再生、各種設定情報の確認等に使用される。
本発明のズームレンズは、被写体からの光の光軸をプリズムによって折り曲げ、さらにその折り曲げた方向(図中の上下方向)に沿って所定のレンズを移動させることでズーミングやフォーカシングを行うことが可能となっている。従って、ズームレンズ11をカメラ筐体90から突出させずに撮影を行うことが可能で、撮影時のカメラ本体の奥行きが短縮される。これに加えて、上述した条件を満足するようにズームレンズ11が設計されることにより、カメラ筐体90のさらなる薄型化、および上下方向の小型化が可能となり、小型でありながら、3〜5倍程度のズーミングが可能で、かつ、各種焦点距離において収差の少ない高画質な撮像画像を得ることが可能である。
なお、上記の実施の形態では、本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラに適用した場合について説明したが、例えばビデオカメラといった他の撮像装置等に適用することも可能である。
本発明の実施の形態に係るズームレンズのレンズ構成例を示す断面図である。 本発明の実施例についての短焦点距離端における諸収差図である。 本発明の実施例についての中間焦点距離における諸収差図である。 本発明の実施例についての長焦点距離端における諸収差図である。 第1レンズ群を拡大して示す図である。 外径欠落部分のレンズ上の位置を説明するための図である。 本発明のズームレンズを搭載可能なデジタルスチルカメラの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルスチルカメラにおける部品の取り付け構造を示す断面図である。
符号の説明
GR1……第1レンズ群、GR2……第2レンズ群、GR3……第3レンズ群、GR4……第4レンズ群、GR5……第5レンズ群、L1〜L10……レンズ、P1……プリズム、IR……アイリス、FL……フィルタ、CG……カバーガラス、IMG……像面

Claims (9)

  1. 物体側より順に複数のレンズ群が配置された構造を有するズームレンズにおいて、
    前記レンズ群のうち最も物体側に配置された第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備し、前記後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径の一部が欠落した形状を有することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径のうち前記前側レンズ群に最も近接した側とそれに対向する側とが欠落した形状を有することを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  3. 物体側より順に、全体として正の屈折力を有する前記第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群を少なくとも具備し、前記第2レンズ群および前記第4レンズ群を移動させることによりズーミングを行うように構成されたことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  4. 少なくとも前記第2〜第4レンズ群に含まれるレンズの一部は、その外径の一部が欠落した形状を有することを特徴とする請求項3記載のズームレンズ。
  5. 物体側より順に、全体として正の屈折力を有する前記第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、正の屈折力を有する第4レンズ群、負の屈折力を有する第5レンズ群を具備し、少なくとも前記第2レンズ群および前記第4レンズ群を移動させることによりズーミングを行うように構成されたことを特徴とする請求項1記載のズームレンズ。
  6. 前記第2〜第5レンズ群に含まれるレンズの少なくとも一部は、その外径の一部が欠落した形状を有することを特徴とする請求項5記載のズームレンズ。
  7. 物体側より順に複数のレンズ群が配置された構造を有するズームレンズを撮像レンズとして用いた撮像装置において、
    前記レンズ群のうち最も物体側に配置された第1レンズ群が、物体側より順に、負の屈折力を有する前側レンズ群、光路を折り曲げる光学部材、正の屈折力を有する後側レンズ群を具備し、前記後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径の一部が欠落した形状を有することを特徴とする撮像装置。
  8. 前記ズームレンズによって集光された光を受ける撮像素子をさらに有し、
    前記後側レンズ群に含まれる少なくとも1枚のレンズは、その外径のうち、前記撮像素子の長辺側または短辺側の少なくとも一方が欠落した形状を有することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
  9. 前記第1レンズ群より像面側に配置されたレンズのうちの少なくとも1枚は、その外径のうち、前記撮像素子の長辺側または短辺側の少なくとも一方が欠落した形状を有することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。
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