JP2005174687A - コネクタの取付構造 - Google Patents

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Shigeru Ishikawa
茂 石川
Takeo Niwa
武夫 丹羽
Tsutomu Koda
勉 幸田
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Abstract

【課題】 嵌合誤差を吸収することができ、ブッシュの上下の遊びをなくしてアンカー部の係合が外れるおそれをなくし、ブッシュはフランジ部とは別体に形成され、コスト面でも有利なものとする。
【解決手段】 第1コネクタ1と第2コネクタ2とから成るコネクタの取付パネル3に取付く第1コネクタ1のフランジ部4をブッシュ5を用いて取付けるコネクタの取付構造において、鍔状頭部5Aとこの頭部5Aより径の小さな本体部5Bとこの本体部5Bの先端側に形成されたアンカー部5Cとからブッシュ5を構成し、フランジ部4に本体部5Bの径よりも大きくかつ頭部5Aの径よりも小さい貫通孔6を形成し、取付パネル3にアンカー部5Cが撓んで挿入され抜け出て拡開して取付パネル3に係合する取付孔7を形成し、アンカー部5Cが取付パネル3に係合した状態で頭部5Aが貫通孔6の周辺のフランジ部4に当接するように構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パネル等の取付部材にコネクタを取付けるためのコネクタの取付構造に関する。
従来のパネル等の取付部材に対して可動的に取付けられる遊嵌コネクタは、通常、図4に示すように、第1コネクタ101と第2コネクタ102とで一対のコネクタ100を形成している。これら第1及び第2コネクタ101,102は、互いに嵌合可能な形状で形成され、かつ第1及び第2コネクタ101,102のいずれか一方が取付部材である取付パネル103に対して可動的に取付けられているため(この例では、第2コネクタ102)、両コネクタ101,102が嵌合する際の嵌合誤差z(第1コネクタ101の軸方向中心線xと第2コネクタ102の軸方向中心線yとのズレ量z)を適宜吸収することができる構造となっている。
このような遊嵌コネクタとしては、図5に示すように、第2コネクタ102は、取付パネル103に対向可能な形状のフランジ部104を有し、このフランジ部104には、所定数の径の異なる丸穴105a,105bが穿設されている。第2コネクタ102を取付パネル103に取付けるためには、丸穴105a,105bに遊嵌可能な形状で形成された部品Aと、この部品Aの一部とカシメなどにより一体化される部品Bとからなるブッシュ106を、フランジ部104を部品A及び部品Bで挟み込むようにしてこれら丸穴105a,105bに取付ける。そして、ブッシュ106を貫通するように形成された貫通穴107に汎用ねじ108を挿通し、取付パネル103に穿設されねじ溝が形成されたねじ穴109に汎用ねじ108をねじ込んでブッシュ106を取付パネル103に取付固定する。第2コネクタ102は、フランジ部104に形成された丸穴105a,105bとブッシュ106との遊嵌隙間の範囲内で可動的に取付パネル103に取付けられるため、第1コネクタ101を第2コネクタ102に嵌合する際の嵌合誤差zは、この範囲内で適応的に吸収される。
しかしながら、上述したような従来例では、ブッシュ106をフランジ部104に取付ける際には、部品Aをフランジ部104の丸穴105a,105bに取付けた後、部品Bを部品Aにセットしてカシメ等を行いブッシュ106を形成して取付けるため、組立工数が増えてしまうと共に、部品点数が多いため、各部品の管理(寸法精度管理等)やコスト面での負担が大きくなってしまうという問題があった。
そこで、部品点数を少なくし、取付パネルへの着脱が容易で部品管理やコスト面での負担を軽減するものが開発された。これは、取付部材に取付固定されるブッシュと、このブッシュが遊嵌されるブッシュ装着孔が形成されたフランジ部と、このフランジ部に前記ブッシュが遊嵌された状態で前記ブッシュと前記フランジ部とを連結するヒンジ部とが一体的に形成されてなるものである。また、このブッシュが貫通孔を有さず、ブッシュの本体部にアンカー部を形成し、ブッシュがブッシュ装着孔に装着されるとこのアンカー部が取付部材の取付穴の下面周囲に係合するようになっているものが開発されている(特許文献1参照)。これは、ねじを使用しないので、ドライバー等の工具を必要とせず、ドライバーを操作するための取付作業スペースも不要となる。
特開2003−217751号公報(第3−4頁、図2)
上記特許文献1に記載のものは、ブッシュとブッシュ装着孔とは、ブッシュの本体部がブッシュ装着孔内に遊嵌された状態で、ブッシュの軸方向に対して斜めとなるように形成されたヒンジ部を介して、本体部の外壁の一部とブッシュ装着孔の内壁の一部が連結され、互いに一体的に係合した状態で形成されているものであり、取付パネルに取付けられたブッシュとヒンジ部を介してブッシュと一体的に結合されたブッシュ装着孔との遊嵌可能範囲内においてコネクタが可動するため、遊嵌コネクタを構成する他のコネクタとの嵌合の際に嵌合誤差が生じた場合でも適宜その誤差を吸収し、確実に嵌合することができるものである。このヒンジの形成は、例えば樹脂材料でモールド成形するとき、金型設計も複雑となり、工程も面倒なものであり、また、フランジ部とブッシュとは常に一体化されているのでヒンジが破損するおそれもあった。さらに、ブッシュが下方に押されるとアンカー部の係合が外れるおそれもあった。
そこで、本発明は、嵌合誤差を吸収することができ、ブッシュの上下の遊びをなくしてアンカー部の係合が外れるおそれをなくし、ブッシュはフランジ部とは別体に形成され、コスト面でも有利なコネクタの取付構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明は、第1コネクタと第2コネクタとから成るコネクタの取付パネルに取付く第1コネクタのフランジ部をブッシュを用いて取付けるコネクタの取付構造において、鍔状頭部とこの頭部より径の小さな本体部とこの本体部先端側に形成されたアンカー部とからブッシュを構成し、前記フランジ部に本体部の径よりも大きくかつ頭部の径よりも小さい貫通孔を形成し、前記取付パネルにアンカー部が撓んで挿入され抜け出て拡開して取付パネルに係合する取付孔を形成し、前記アンカー部が取付パネルに係合した状態で頭部が貫通孔周辺のフランジ部に当接するように構成したものである。
本発明によれば、鍔状頭部とこの頭部より径の小さな本体部とこの本体部先端側に形成されたアンカー部とからブッシュを構成し、第1コネクタのフランジ部に本体部の径よりも大きくかつ頭部の径よりも小さい貫通孔を形成し、取付パネルにアンカー部が撓んで挿入され抜け出て拡開して取付パネルに係合する取付孔を形成し、前記アンカー部が取付パネルに係合した状態で頭部が貫通孔周辺のフランジ部に当接するので、ブッシュを装着した後は、ブッシュの上下方向の遊びはなく、ブッシュが外れるおそれがなくなり、確実に第1コネクタを取付パネルに取付けることができる。また、このブッシュの製造も容易かつ安価に行え、コネクタ同士の嵌合誤差も吸収できる。
以下に、この発明の好適な実施例を図面を参照にして説明する。
図1は、この発明の要部を示す断面図であり、第1コネクタ1と第2コネクタ2とからコネクタを構成し、取付パネル3に第1及び第2のいずれかのコネクタ1,2を取付けるようになっている。この実施形態では、第1コネクタ1を雌側のコネクタとし、この第1コネクタ1を取付パネル3に取付ける構造となっている。前記第2コネクタ2は、雌側コネクタを構成している。符号zは、第1コネクタ1と第2コネクタ2との取付誤差を示す。この取付誤差zは、第1コネクタ1を取付パネル3に取付ける際に、その第1コネクタ1の取付位置を図面上上下にずらして調整できるようになっている。より具体的には、第1コネクタ1のフランジ部4をブッシュ5を用いて取付パネル3に取付けるようになっていて、このフランジ部4に形成された貫通孔6の径を、ブッシュ5の後述する本体部5Aの径より大きく形成しておくことにより、第1コネクタ1の図面上上下の調整を可能としている。
ブッシュ5は、鍔状の頭部5Aと、この頭部5Aより径の小さな本体部5Bと、この本体部5Bの先端側に形成されたアンカー部5Cと、アンカー部5Cと本体部5Bとの間の中間部5Dとからなる。前記貫通孔6は、本体部5Bの径よりも大きくかつ頭部5Aの径よりも小さいものである。さらにアンカー部5Cが取付パネル3の取付孔7から抜け出て、取付パネル3に係合した状態で頭部5Aが貫通孔6の周辺のフランジ部4に当接する。アンカー部5Cは、この実施例においては、軸方向に沿って2分割されたものであり、テーパー状部分50Cを有するとともに係合するための段部51Cを有している。
図2は、ブッシュ5を示す斜視図であり、鍔状の頭部5Aに続いて本体部5Bが形成され、この本体部5Bに続いて中間部5Dが形成され、この中間部5Dから先に2分割されたアンカー部5Cが形成してある。図3は、取付パネル3に取付ける前の第1コネクタ1の斜視図並びにこのフランジ部4の貫通孔6へブッシュ5を装着した状態の斜視図を示す。
上述した実施形態においては、アンカー部5Cは2分割したが3分割あるいは4分割したものであってもよい。またこのブッシュ5は合成樹脂材料を射出成形することなどにより容易にかつ安価に成形することができるものである。従来例で説明した特許文献1に開示されたブッシュとは異なり、この発明におけるブッシュ5は、フランジ部4とは別体に成形されたものであり、かつ頭部5Aがフランジ部4の表面から離れた状態ではアンカー部5Cが係合せず、アンカー部5Cの係合状態において頭部5Aはフランジ部4の表面に当接した状態となっている。そのために、一旦係合した状態ではブッシュ5が抜け出るおそれはない。また、第1コネクタ1のフランジ部4と一体にブッシュ5を成形するのは、金型装置の設計も難しくなり、コスト面でも不利である。ブッシュ5の本体部5Bと貫通孔6との間には遊びがあるため、取付誤差zを吸収することができるようになっているものである。さらに、第1コネクタ1を取付パネル3に取付けるためにドライバーを用いることなく、ブッシュ5を貫通孔6から取付孔7へ押し込むだけで取付けることができるので、ドライバー等を操作するためのスペースは不要である。
この発明の好適な実施形態を示す要部の断面図。 ブッシュの斜視図。 第1コネクタにブッシュを装着した斜視図。 従来例を示す図。 従来の取付部分の拡大した断面図。
符号の説明
1 第1コネクタ
2 第2コネクタ
3 取付パネル
4 フランジ部
5 ブッシュ
5A 頭部
5B 本体部
5C アンカー部
6 貫通孔
7 取付孔

Claims (2)

  1. 第1コネクタと第2コネクタとから成るコネクタの取付パネルに取付く第1コネクタのフランジ部をブッシュを用いて取付けるコネクタの取付構造において、
    鍔状頭部とこの頭部より径の小さな本体部とこの本体部先端側に形成されたアンカー部とからブッシュを構成し、
    前記フランジ部に本体部の径よりも大きくかつ頭部の径よりも小さい貫通孔を形成し、
    前記取付パネルにアンカー部が撓んで挿入され抜け出て拡開して取付パネルに係合する取付孔を形成し、
    前記アンカー部が取付パネルに係合した状態で頭部が貫通孔周辺のフランジ部に当接することを特徴とするコネクタの取付構造。
  2. 前記ブッシュのアンカー部は少なくとも軸方向に沿って2分割され、さらにアンカー部から本体部途中まで軸心に沿って穴が形成され、アンカー部と本体部との間には取付孔の内径とほぼ同一径の外径を有する中間部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタの取付構造。
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