JP2005178917A - 剛性杆用リール - Google Patents
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Abstract
【課題】リール枠より人為的に繰り出した以上の繰り出しが行われることがなく、しかも、繰り出し操作の中断により剛性杆の繰り出しを自動的に中止することができる剛性杆用リールを提供する。
【解決手段】基台1に籠状体で成るリール枠4を支軸2によって回動自在に枢支し、該リール枠4に前記支軸2を取り囲むように巻回状に収容した剛性杆を、前記リール枠4より順次繰り出すようにする。そして、前記リール枠4にその回動方向に適宜の間隔を存して骨杆5,…を並設し、該骨杆5,5間を先端が前記剛性間の剛性よりも強い弾性作用によって係脱する規制片11Aの基部を前記基台に取付ける。
【選択図】図1
【解決手段】基台1に籠状体で成るリール枠4を支軸2によって回動自在に枢支し、該リール枠4に前記支軸2を取り囲むように巻回状に収容した剛性杆を、前記リール枠4より順次繰り出すようにする。そして、前記リール枠4にその回動方向に適宜の間隔を存して骨杆5,…を並設し、該骨杆5,5間を先端が前記剛性間の剛性よりも強い弾性作用によって係脱する規制片11Aの基部を前記基台に取付ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、ケーブル架線工事に用いる通線ロッド(剛性杆で構成する)を収容するために用いるリールなどに適用するための剛性杆用リールに関するものである。
基台に籠状体で成るリール枠を支軸によって回動自在に枢着し、該リール枠に前記支軸を取り囲むように巻回状に収容した剛性杆を前記リール枠より作業者の手元から順次繰り出すようにした構造のものが知られている(例えば、特許文献1)。
剛性杆は、巻回状にしたとき、いうまでもなく、剛性により原状すなわち直線状になろうとするが、従来の前記リールの場合は、剛性杆の先端を規制状態から解放してリール枠より引き出して放置すると、その剛性によりリール枠を回動させつつリール枠より自然に繰り出され、従って、その繰り出しを人為的に中断する必要があり、このため、例えば、ケーブル架線工事に際し、剛性杆用リールを設置し、高所等の離れた作業位置で作業者が通線ロッドとしての剛性杆を架空の架設設備内又は配線用管路内に押し込む際、剛性杆リール操作専従の別の作業者を配置し、リールを停止させる必要があった。
なお、剛性杆の剛性による自発的な繰り出しを防止する目的でリール中心回動軸又は剛性杆の取り出し箇所で接触摩擦による制動板を設置し連続的に回転抵抗を付加する場合が考えられるが、この場合は作業者の繰り出し及び巻き取り収納時のリール回転操作の負荷が増加し、作業の支障となる。
本発明は、リール枠より人為的に繰り出した以上の繰り出しが行われることがなく、しかも、その中断操作を自動的に行える剛性杆用リールを提供すべく創案したものである。
基台に籠状体で成るリール枠を支軸によって回動自在に枢支し、該リール枠に前記支軸を取り囲むように巻回状に収容した剛性杆を、前記リール枠より順次繰り出すようにした剛性杆用リールにおいて、前記リール枠にその回動方向に適宜の間隔を存して骨杆を並設し、該骨杆間を先端が前記剛性杆の剛性よりも強い弾性作用によって係脱する規制片の基部を前記基台に取付けた構成としたものである。
本発明によれば、剛性杆の剛性によるリール枠の回動は、基台に基部を取付けた規制片の先端がリール枠を構成する骨杆間に係合し、しかも、該規制片に剛性よりも強い弾性が作用して阻止され、その結果、リール枠からの剛性杆の繰り出しを規制することができる。そして、この状態で剛性杆を牽引して、その牽引力が弾性より強く働いたとき、規制片の先端はそれに対応して骨杆間の係脱を繰り返し、リール枠から剛性杆が繰り出され、外力の付与を中断することにより、リール枠からの繰り出しを自動的に中止することができる。
また、この剛性杆用リールを使用して、例えば、螺旋状ハンガー等の設備に対し、電柱等の高所で剛性杆の挿通操作を行う場合、高所の作業位置にリール枠を設置する必要がなく、当該電柱の地上にリール枠を設置して安全に放置可能となる。
図面は本発明に係る剛性杆用リールの実施例を示し、図1は第一実施例の正面図、図2は図1の側面図、図3は図2の一部の拡大図、図4は図3の平面図、図5は第二実施例の要部の正面図、図6は図5の平面図、図7は第三実施例の要部の正面図、図8は図7の一部欠截平面図、図9は第四実施例の要部の正面図、図10は図9の一部欠截平面図である。
実施例の剛性杆用リールAは、金属杆を互いに組付けて構成した基台1に片持ち梁状にして支軸2を横設し、該支軸2を中央の軸管3に貫通させるようにしてリール枠4を前記支軸2に回動自在に枢支させて基台1に組付けて構成したものである。
リール4は、屈曲部を円曲させたややL字形の、複数本の骨杆5,…を等間隔を存して放射状に配し、該骨杆5,…を、該骨杆5の長杆部5aの中間部と短杆部5bの自由端部および長杆部5aと短杆部5b間の屈曲杆部5cにそれぞれ円形の、第一乃至第三のリング杆6,6´,6´´を配してこれらを互いに熔接して組付けた籠体を、長杆部5aの自由端部において前記軸管3に熔接して軸管3を中心とする正面視円形状の籠状体で構成し、軸管3部において基台1の支軸2に前記の通り回動自在に枢支させたものである。
そして、リール枠4は、各短杆部5b,…の自由端部を接続した第二リング杆6´で取り囲まれる円形の空隙部を剛性杆7の収容口8と成し、剛性杆7は該収容口8を通じて剛性を利用して前記支軸2乃至軸管3を取り囲むようにして巻回状に収容され、その収容状態は、末端がリール枠4に固定した支持筒9に嵌挿され、先端が該先端に設けたフック10を適宜の骨杆5に係止することにより剛性機能を規制して確実に維持するようにしてある。
前記基台1は、二又に分岐した脚杆1a,1a´と該脚杆1a,1a´の接続部から上方に延設した把手杆1bおよび前記接続部から水平方向に延設した前記支軸2とで成り、一方の脚杆1aには規制片11A,11B,11C,11Dを取付けてある。
規制片11A,11B,11C,11Dは取付け手段12の部片13に取付けて取付け手段12に突設したもので、取付け手段12は前記部片13を突設した第一挟持片14と第二挟持片15を前記脚杆1aを介して相対向させ、これら挟持片14,15に貫通した蝶ボルト16の先端を第一挟持片14側に設けたナット材17に螺合締付けるようにして構成し、前記規制片11A,11B,11C,11Dの先端を前記リール枠4の前記骨杆5,5(長杆部5a,5a)間の間隙に係合させるものである。
なお、実施例の剛性杆は、前記公報に記載の通線ロッドとして適用できるものである。すなわち剛性杆7に設けたフック10を先導材に接続し、電柱間に吊架した吊線に吊設した螺旋状ハンガーに該先導材を挿通させながら、剛性杆の剛性を利用して一方の電柱から他の一方の電柱へと押し出し、他の一方の電柱側へと送り出した後、該電柱側から剛性杆を引張り、剛性杆の末端に接続したケーブルを前記螺旋状ハンガーに保持させて電柱間に吊架する、所謂ケーブル吊架作業に用いるために適用したもので、前記の先導材の送り出し作業を中断しても、規制片11A,11B,11C,11Dが剛性杆7の剛性よりも強い弾性によって骨杆5に当接してリール枠4の前記剛性に基く回動を規制し、従って、リール枠4より剛性杆が人為的外力付与以外に繰り出されることがないから、剛性杆がその剛性によって繰り出されることによって生じる種々の支障を防ぐことができるのである。
図1乃至図4で示す第一実施例は、規制片11Aを板ばねで構成し、その基部を前記取付け手段12の部片13にねじ止めしたもので、規制片11Aは、リール枠4を強制的(人為的)に回動させたとき、前記骨杆5が衝接して弾性変形して屈曲して瞬間的に骨杆5,5間から外部に離脱する程度の量(長さ)分、骨杆5,5杆に係合(介在)するようにしてあり、その係合量(長さ)が大きい(長い)ほど、強制力を必要とし、該係合量は、剛性杆7の剛性力によって決められる。
すなわち、フック10を骨杆5より外して放置したとき、剛性杆7はその剛性により直線状になろうとして、リール枠4を回動させつつリール枠4より繰り出ようとするが、規制片11Aの先端がリール枠4の骨杆5に当接して剛性杆7の剛性を規制、すなわち、規制片11Aの弾性が剛性杆7の剛性より勝ってリール枠4の回動を規制でき得る程度の弾性を規制片11Aに求めれば良く、この意味では、リール枠4に対する規制片11Aの係合量のみならず規制片11Aそれ自体の弾性力も、剛性杆7の剛性に対する調節手段とすることができる。
図5および図6で示す第二実施例は、第一実施例が板ばねを帯状体のまま規制片11Aとするに対し、板ばねをリング状に屈曲して両端を互いに重ね合わせ形態とした点で第一実施例と異なるだけで、残余の点は第一実施例と同様である。
この実施例の規制片11Bは、円曲面が骨杆5に接触して骨杆5,5間を係脱するものであるから、リール枠4に対する比較的弱い外力の負荷で、その係脱操作が行われるから、弱い剛性の剛性杆のためのリールに適用するに好適である。
図7および図8で示す第三実施例は、規制片11Cの先端を骨杆5,5間を係脱させるために、第一、第二の実施例の規制片11A,11Bが該規制片11A,11B自体の弾性を利用するものであるに対し、規制片11Cと別体のばね18の弾性を利用する点が第一、第二の実施例と異なる。
すなわち、前記取付け手段12の部片13に、先端側に一対の腕部片19a,19aを備えた支持片19の基部片19bと一対の前記ばね18,18の一端をねじ止めし、該支持片19の腕部片19a,19a間に、主体部片11C´の後方に側部片11C´´,11C´´を相対設して構成した前記規制片11Cの側部片11C´´,11C´´を介在させ、腕部片19aと側部片11C´´を前記ばね18の中間部を巻回した支軸20によって枢着して規制片11Cを支持片19に回動自在に枢着し、支軸20を支点とする回動を、一端を前記部片13に止着し、他の一端を挟持杆23を用いて規制片11Cの前記主体部片11C´に止着した前記ばね18で規制するようにしたものである。
この実施例の場合、骨杆5,5間に規制片11C(の主体部片11C´´)を係合させたとき、剛性杆7の剛性が働こうとしてもばね18の弾性が作用して骨杆5による支軸20を中心とする規制片111Cの回動を規制し、この結果、リール枠4の剛性杆7の剛性に伴う回動は規制され、リール枠4からの剛性杆7の繰り出しは中断される。そして、ばね18の弾性力以上の外力の負荷によって人為的に剛性杆7を牽引すると、骨杆5はばね18の付勢に抗して規制片11Cを支軸20を中心として回動させることになり、規制片11Cによるリール枠4の規制は開放されることになって、剛性杆7がリール枠4より繰り出されるのである。
図9および図10で示す第四実施例は第三実施例と同様に規制片11Dと別体のコイルばね18A,18Aの弾性を利用して規制片11Dによる骨杆5の移動すなわちリール枠4の回動を規制するようにしたものである。
この第四実施例は取付け手段12の部片13をやや長めの角筒体で構成し、該部片13の中間部に角筒体で成る前記規制片11Dの中間部を支軸20Aによって回動自在に枢着し、棒杆状の規制片11Dの一端側に一対の前記コイルばね18A,18Aの一端を支杆21を介して取付け、該コイルばね18A,18Aの他の一端を互いに前記支軸20Aから等距離位置に存するようにして支杆21´,21´を介して前記部片13に取付けた構成とし、残余の点は第三実施例等と同様にしたものである。
第四実施例の規制片11Dは、外力が負荷されていないときは、互いに対称位置に配したコイルばね18A,18Aの作用によって部片13に対して直交する方向に静止状態を維持し、コイルばね18Aは、剛性杆の剛性によって伸縮しない弾性を備えさせてあり、従って、骨杆5,5杆に係合した規制片11Dの先端は骨杆5の動きを規制し、その動きに伴うリール枠4の回動も中断され、剛性杆7のリール枠4からの繰り出しは規制されることになる。
そして、剛性杆7を第三実施例と同様に牽引すると、牽引力はコイルばね18Aの弾性に打ち勝ち、骨杆5は規制片11Dを押圧して支軸20Aを中心に回動させ、当該骨杆5,5間から脱して、次段の骨杆5,5間に係合することになり、剛性杆7のリール枠4からの繰り出しが行われる。
剛性杆7の牽引を中断すると、各コイルばね18A,18Aはその弾性によって原状に復帰し、規制片11Dは規制杆5すなわちリール枠4の動きを規制し、剛性杆7の繰り出しを規制する。
なお、実施例の場合は、互いに弾性力を同じくするコイルばね18A,18Aを用いているために、互いに対称位置してあるが、弾性力を異にする一対のコイルばね18A,18Aを用いるときは、設置位置に注意すべきである。
1 基台
2 支軸
4 リール枠
7 剛性杆
11A,11B,11C,11D 規制片
2 支軸
4 リール枠
7 剛性杆
11A,11B,11C,11D 規制片
Claims (1)
- 基台に籠状体で成るリール枠を支軸によって回動自在に枢支し、該リール枠に前記支軸を取り囲むように巻回状に収容した剛性杆を、前記リール枠より順次繰り出すようにした剛性杆用リールにおいて、前記リール枠にその回動方向に適宜の間隔を存して骨杆を並設し、該骨杆間を先端が前記剛性杆の剛性よりも強い弾性作用によって係脱する規制片の基部を前記基台に取付けた、剛性杆用リール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003417968A JP2005178917A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 剛性杆用リール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003417968A JP2005178917A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 剛性杆用リール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005178917A true JP2005178917A (ja) | 2005-07-07 |
Family
ID=34780300
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003417968A Pending JP2005178917A (ja) | 2003-12-16 | 2003-12-16 | 剛性杆用リール |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP2005178917A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-12-16 JP JP2003417968A patent/JP2005178917A/ja active Pending
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