JP2005184657A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オートフォーカス(自動合焦)終了後のマニュアルフォーカス(手動合焦)動作(ダイレクトマニュアルフォーカス動作)において、被写界深度に応じた撮影効果を簡易に確認することが可能な技術を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ1は、自動合焦制御による焦点位置の調整後(ステップSP1)に、手動操作に応じて撮影レンズのレンズ位置を移動させて焦点位置をさらに調整する手動合焦動作(ステップSP14,SP15)を行うに際して、自動合焦制御後に絞りを撮影用の設定値に設定し(ステップSP11)、その状態で取得された画像を表示する(ステップSP16)。
【選択図】図5

Description

本発明は、撮像装置に関し、特にマニュアルフォーカスモードにおけるプレビュー動作に関する。
銀塩フィルムを用いた一眼レフカメラでは、光学系を介して得られる被写体像を光学ファインダを用いて確認することが行われる。このようなカメラでは、シャッタボタンを押下する前のプレビュー時点においては撮影レンズの絞りを開放して被写体像の明るさを確保し、シャッタボタンが押下されると絞りを設定値に絞り込んだ状態にして露光動作を行って撮影画像を得ることが行われる。
ただし、このままでは、絞りの設定値(撮影時の絞り値)による被写界深度に応じた撮影効果(ぼけ具合等)を、プレビュー時点で確認することができない。
そこで、プレビュー時においても所定のボタンが押下されたときには、そのボタンの押下に応じて絞りを設定値に変更し、その設定値での絞りによる撮影効果をプレビュー表示させて、その被写体像を確認可能にするものが存在する。
また、特許文献1においては、オートフォーカス(AF)モードとマニュアルフォーカス(MF)モードとを切替可能な、電子ファインダ付きのカメラが開示されている。
このカメラは、マニュアルフォーカスを行うときには、絞りを開放した状態でCCDによって取得された画像をLCDにプレビュー表示する。
そして、マニュアルフォーカス時において、所定のボタン(絞り制御ボタン)が押下されると、この押下に応答して、絞り値が設定値に変更され、絞り変更後にCCDで取得された画像がLCDにプレビュー表示される。これによれば、操作者が実際の被写界深度に応じた撮影効果を確認することができる。
特開平11−119294号公報
ところで、オートフォーカス制御においては、遠近競合等のために所望の被写体が合焦状態になっていない場合がある。このような事態を解消するため、オートフォーカス動作(自動合焦制御)の直後にマニュアルフォーカス動作(手動合焦動作)を行うダイレクトマニュアルフォーカス(以下、単にDMFとも称する)が行われることがある。このようなダイレクトマニュアルフォーカスによれば、オートフォーカス制御によって被写体を合焦状態にした後、さらに手動操作によって合焦状態を修正することができる。
このダイレクトマニュアルフォーカス動作、より詳細には、オートフォーカス終了後のマニュアルフォーカス動作の時点において、上記のマニュアルフォーカスにおけるプレビュー技術を仮に適用すれば、次のような動作になる。すなわち、原則として絞りを開放した状態でCCDによって取得された画像(ライブビュー画像)がLCDにプレビュー表示(ライブビュー表示)される一方で、操作者がプレビュー時において実際の撮影時の被写界深度に応じた撮影効果を確認したい場合には、所定のボタンを押下することによって、絞り値が設定値に変更された後にCCDで取得された画像がLCDにプレビュー表示されるのである。
しかしながら、このような技術においては、原則として撮影時の絞りの設定値とは異なる絞り値で取得された画像がLCDにライブビュー表示されるため、撮影時の被写界深度に応じた撮影効果を即座に確認することができない。そして、プレビュー時において撮影時の被写界深度に応じた撮影効果を確認したい場合には、その都度、所定のボタンを押下することが必要になり、操作が煩雑であるという問題がある。
そこで、この発明の課題は、ダイレクトマニュアルフォーカス動作、より詳細には、オートフォーカス終了後のマニュアルフォーカス動作において、被写界深度に応じた撮影効果を簡易に確認することが可能な技術を提供することにある。
上記課題を解決すべく、請求項1に記載の発明は、撮像装置であって、撮影レンズと、前記撮影レンズを介して被写体の画像を撮像する撮像手段と、所定の合焦用評価基準に従って前記被写体が合焦状態になるように前記撮影レンズの焦点位置を調整する自動合焦制御手段と、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に、操作者による手動操作に応じて前記撮影レンズのレンズ位置を移動させて前記焦点位置をさらに調整する手動合焦動作を行う手動合焦制御手段と、前記撮影レンズの絞りを調整する絞り調整手段であって、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後においては前記絞りを撮影用の設定値に設定する第1モードによって絞り調整を行う絞り調整手段と、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に、前記絞りを前記設定値に設定した状態で前記撮像手段により取得された画像を表示する表示手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1の発明に係る撮像装置において、前記絞り調整手段は、前記設定値に設定された前記絞りを、前記手動合焦動作中における前記絞りの変更操作に応答して、前記設定値とは異なる値に再設定する。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2の発明に係る撮像装置において、前記絞り調整手段は、前記第1モードと、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に前記絞りを開放値に設定する第2モードと、を含む複数のモードの中から選択されたモードで絞り調整を行う。
請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、自動合焦制御終了後の手動合焦動作において、本画像被写界深度に応じた撮影効果を簡易に確認することができる。
特に、請求項3に記載の発明によれば、操作者の要求に応じて、絞り調整のモードを選択することができるので、柔軟性が高い。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<A.構成>
<構成概要>
図1、図2及び図3は、本発明の実施形態に係るデジタルカメラ(より詳細にはデジタルスチルカメラ)1の外観構成を示す図であり、図1は正面図、図2は上面図、図3は背面図に相当する。これらの図は必ずしも三角図法に則っているものではなく、デジタルカメラ1の外観を例示することを主眼としている。
デジタルカメラ1の正面側には撮影レンズ2が設けられる。この撮影レンズ2はズーム機能を有しており、ズームリング2aを手動操作で回動させることによって撮影倍率の変更を行うことができるように構成される。
撮影レンズ2の外周部(言い換えれば鏡胴部)2bには、フォーカスリング8が設けられている。このフォーカスリング8は、鏡胴部2bに対して回動自在であり、その回転量は所定のセンサ(図示せず)によって検出される。そして、この回転量に応じて撮影レンズ2のレンズ位置が変更されることによって、手動操作に応じて焦点位置を調整すること、すなわち手動合焦(以下、「マニュアルフォーカス」あるいは単に「MF」とも称する)動作が可能になる。
また、このデジタルカメラ1においては、撮影レンズ2のレンズ位置(より詳細には光軸方向におけるレンズ位置)を変更して焦点位置を調整する動作、すなわちフォーカス動作として、このようなマニュアルフォーカス動作だけでなく、自動合焦(以下、「オートフォーカス」あるいは単に「AF」とも称する)動作も行われる。このAF動作は、所定の合焦用評価基準に従って被写体が合焦状態になるように撮影レンズ2の焦点位置を調整する動作である。具体的には、このAF動作は、画像内の合焦状態評価領域に関する合焦用評価値(たとえばコントラスト等)を用いることによって実現される。
さらに、このデジタルカメラ1においては、このオートフォーカス動作の後に引き続いてマニュアルフォーカス動作を行う動作、すなわち、ダイレクトマニュアルフォーカス(以下、DMFとも称する)動作を行うことが可能である。このDMF動作については、後に詳述する。
また、デジタルカメラ1の上面にはシャッタボタン(レリーズボタン)9が設けられており、該シャッタボタン9はユーザによる半押し状態(状態S1とも称する)と全押し状態(状態S2とも称する)とを区別して検出可能な2段階押し込みスイッチとなっており、自動合焦モードが設定されている場合には半押し状態のときに自動合焦制御を開始し、全押し状態のときに記録用画像を撮影するための本撮影動作を開始する。
また、デジタルカメラ1の上面には、「撮影モード」と「再生モード」と「通信モード」とを切替設定するモード切替ダイアル3が設けられている。撮影モードは被写体の撮影を行って画像データの生成を行うモードであり、撮影モードはさらに静止画像撮影モードと動画像撮影モードとに細分化されている。また、再生モードはメモリカード90に記録された画像データを、デジタルカメラ1の背面側に設けられた液晶ディスプレイ(LCD)5に再生表示するモードである。さらに通信モードはデジタルカメラ1の側面に設けられる外部接続インタフェース38を介して、外部コンピュータ91等とのデータ転送を行うモードである。このように、デジタルカメラ1は、画像の撮影機能と画像の再生機能とを有している。
デジタルカメラ1の背面には、本撮影動作前のプレビュー用の表示(すなわち、ライブビュー表示)及び記録画像の再生表示等を行うための液晶ディスプレイ5(以下、LCDとも称する)と、電子ビューファインダ(以下、EVFとも称する。)4とが設けられている。これらのLCD5及びEVF4では、それぞれカラー画像の表示が行われる。なお、LCD5およびEVF4の両表示部は、いずれも、電子式のファインダであるとも表現できる。
LCD5は、液晶および光源を用いて構成される表示部である。LCD5には、ライブビュー画像および撮影画像などの画像を含む各種の情報が表示される。
また、デジタルカメラ1の背面にはメニューボタン6が設けられており、このメニューボタン6が押下されることによって各種メニュー画面がLCD5に表示される。さらに、デジタルカメラ1の背面には、LCD5における表示カーソルを4方向に移動させるための十字カーソルボタン7U,7D,7L,7R及び十字カーソルボタンの中央部に設けられる決定ボタン7Cで構成されるコントロールボタン7が設けられている。これらメニューボタン6及びコントロールボタン7を用いることによって、各種撮影パラメータの設定操作が行われる。たとえば、ダイレクトマニュアルフォーカスを有効化するか無効化するかなどについての設定操作が行われる。
なお、デジタルカメラ1の背面には上記の他にも拡大ボタン35a等の各種操作ボタンが配置される。
さらに、デジタルカメラ1の側面には、着脱自在な記録媒体であるメモリカード90の挿入装着部が設けられており、本撮影によって得られる画像データはこの挿入装着部にセットされるメモリカード90に記録される。
<内部構成>
次に、デジタルカメラ1の内部構成について説明する。図4は、デジタルカメラ1の内部機能を示すブロック図である。
撮影レンズ2はレンズ駆動部31によって駆動され、CCD撮像素子10に結像される像の合焦状態を変化させるように構成される。なお、自動合焦(オートフォーカス)設定時には全体制御部20において画像から自動的に撮影レンズ2のレンズ駆動量が決定され、このレンズ駆動量に基づいて撮影レンズ2が駆動されるのに対し、手動合焦(マニュアルフォーカス)設定時にはユーザによるフォーカスリング8の操作量(回転量)に応じてレンズ駆動量が決定され、このレンズ駆動量に基づいて撮影レンズ2が駆動される。
CCD撮像素子10は被写体像を撮影して電子的な画像信号を生成する撮像手段として機能するものであり、所定数の画素を有し、撮影レンズ2によって結像された被写体の光像を、画素毎にR(赤),G(緑),B(青)の色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる信号)に光電変換して出力する。タイミングジェネレータ32は、CCD撮像素子10の駆動を制御するための各種のタイミングパルスを生成するものである。
CCD撮像素子10から得られる画像信号は信号処理回路11に与えられ、信号処理回路11において画像信号(アナログ信号)に対して所定のアナログ信号処理が施される。信号処理回路11は相関二重サンプリング回路(CDS)とオートゲインコントロール回路(AGC)とを有しており、相関二重サンプリング回路により画像信号のノイズ低減処理を行い、オートゲインコントロール回路でゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行う。
A/D変換器12は、画像信号の各画素信号を12ビットのデジタル信号に変換するものである。A/D変換器12は、全体制御部20から入力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号(アナログ信号)を12ビットのデジタル信号に変換する。
WB(ホワイトバランス)回路13は、R,G,Bの各色成分のレベル変換を行うものである。WB回路13は、全体制御部20で記憶されるレベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色成分のレベルを変換する。なお、レベル変換テーブルの各色成分のパラメータ(特性の傾き)は全体制御部20により、オートまたはマニュアルで、撮影画像毎に設定される。γ補正回路14は、画素データの階調を補正するものである。
色補正部15は、γ補正回路14から入力される画像データに対し、ユーザから設定された色補正に関するパラメータに基づいて色補正を行うとともに、RGB色空間で表現されたカラー情報をYCrCb色空間で表現されたカラー情報に変換する。この表色系変換により、全画素について輝度成分値が得られることになる。
解像度変換部16は、CCD撮像素子10から得られる画像データに対して所定の解像度変換や、領域の切り出しを行うものである。
なお、自動合焦制御開始前のライブビュー表示時には、解像度変換部16によって所定の解像度変換が施された画像データ(画像信号)は、全体制御部20を介して表示制御部33に与えられ、LCD5及びEVF4に対してライブビュー画像の表示が行われるとともに、測光演算部18にも与えられ、自動露出(AE)制御用の評価値が算出される。これに対し、自動合焦制御時には、解像度変換部16によって所定の解像度変換が施された画像データは、AF評価値演算部17に与えられ、自動合焦(AF)制御用の評価値(「合焦用評価値」ないし「AF評価値」とも称する)が算出されるとともに、測光演算部18にも与えられ、自動露出(AE)制御用の評価値(「AE評価値」とも称する)が算出される。また、自動合焦制御終了後においては、ダイレクトマニュアルフォーカス操作が行われ、被写体に関するライブビュー画像がLCD5などに表示される。
AF評価値演算部17はユーザによってシャッタボタン9が半押し状態(S1)とされた場合に機能し、コントラスト方式の自動合焦制御を行うための評価値演算動作が行われる。ここでは、解像度変換部16から得られるAF評価領域の画像成分に基づいて、水平方向に隣接する2画素間での差分絶対値の総和がAF評価値Vfとして算出される。そしてAF評価値演算部17において算出されるAF評価値Vfは全体制御部20へと出力される。全体制御部20は、このAF評価値Vfを用いて、撮影レンズ2の焦点位置を調整する。
測光演算部18では、解像度変換部16から出力される画像データを複数のブロックに分割し、各ブロックの輝度値に基づいてAE評価値Veを算出する。測光演算部18において算出されるAE評価値Veは全体制御部20へと出力される。全体制御部20は、このAE評価値Veに基づいて、露出制御を行う。たとえば、露出モードが絞り優先モードであるときには、操作者がダイアル70(図2参照)を操作することによって絞りの設定値を決定すると、全体制御部20及び絞り制御部61は絞りをその設定値に設定する。また、絞り以外のパラメータ(具体的には、シャッタスピード、ゲイン(感度))を、被写体の露出が適正となるように変更して設定する。
画像メモリ34は、本撮影時にCCD撮像素子10で取得され上記の画像処理が施された画像データを一時的に記憶するメモリである。画像メモリ34は、少なくとも1フレーム分の記憶容量を有している。そして本撮影後に画像のアフタービュー表示等が行われる場合には、画像メモリ34から表示制御部33に画像データが与えられ、撮影画像を確認するための画像表示が行われる。また、ユーザによって記録指示が与えられた場合には、画像メモリ34からメモリカード90に対して画像データが転送され、画像データの記録保存が行われる。
カードインタフェース(カードI/F)37は、デジタルカメラ1側面の挿入装着部に対して装着されるメモリカード90への画像データの書込み及び読出しを行うためのインタフェースである。メモリカード90に対する画像データの読み書き時には、圧縮・伸張部36において例えばJPEG方式で画像データの圧縮処理又は伸張処理が行われる。また、外部接続インタフェース(外部接続I/F)38は通信ケーブル等を介して外部コンピュータ91と通信可能にするためのインタフェースであり、例えばUSB規格に準拠した通信用インタフェース等で実現される。これらカードI/F37、外部接続I/F38を介して、メモリカード90や外部コンピュータ91にセットされるCD−ROM等の記録媒体に記録される制御プログラムを、全体制御部20のRAM20a又はROM20b内に取り込むことができる。
操作部35は、上述したモード切替ダイアル3、メニューボタン6、コントロールボタン7、シャッタボタン9、及び拡大ボタン35a等を含む操作部であり、ユーザがデジタルカメラ1の設定を操作する部材である。
全体制御部20は内部にRAM20a及びROM20bを備えたマイクロコンピュータによって構成され、マイクロコンピュータが所定の制御プログラムを実行することにより、上記各部を統括的に制御する制御手段として機能する。
<B.動作>
図5は、デジタルカメラ1の撮影動作を示すフローチャートである。次に、この図5を参照しながら、デジタルカメラ1の撮影動作について説明する。
まず、操作者(撮影者)によって電源がオンにされると、ライブビュー画像がLCD5に表示される。操作者は、このライブビュー表示を見ながら、フレーミング動作を行うことができる。
そして、所望の被写体に関する構図が決定されると、操作者はシャッタボタン9を半押し状態S1にまで押下する。
デジタルカメラ1は、シャッタボタン9が半押し状態S1にまで押下されたことを検知すると、自動合焦制御を実行する(ステップSP1)。ここでは、自動合焦制御として、ワンショットAFを行うものとする。ワンショットAFは、1回の自動合焦制御の開始指示に応答して、1回の合焦動作を行うものである。また、ステップSP1では、より正確なAF動作を行うため、絞りを開放値(あるいは開放値に近い値)に設定し、被写界深度を浅くした状態でAF動作を行うものとする。なお、自動露出(AE)制御動作は、撮像記録動作終了時点まで随時行われ、被写体の露出状態が適正に維持される。
理想的には、上記の自動合焦制御動作によって、所望の被写体が合焦状態になるはずであるが、遠近競合等のために所望の被写体が合焦状態になっていない場合もある。このデジタルカメラ1は、上述のDMF動作によって、オートフォーカス制御を行った後のマニュアルフォーカス操作によって合焦状態を修正することができるので、このような事態などを解消することが可能である。
なお、このDMF動作を有効化するか否かは、たとえば、LCD5に表示される所定の設定画面などを用いて予め定めておくことができる。図6は、この設定画面の一例を示す図である。この設定画面G1は、撮影モードにおいて、メニューボタン6の押下に応じて表示される。この設定画面G1は、撮影モードに関する様々な設定項目を設定する画面であり、DMF動作について、そのDMFを有効化する(DMF=「有り」)項目と、無効化する(DMF=「無し」)項目とを有している。そして、操作者によるコントロールボタン7を用いたカーソルCSの移動操作及び項目決定操作に応じて、いずれかの項目が選択される。ここでは、DMF動作を有効化するために「有り」の項目を選択するものとするが、DMF動作を無効化するために「無し」の項目を選択するようにしてもよい。また、選択結果に対応するパラメータ値がデジタルカメラ1に記憶される。
また、ステップSP1においては、撮影用の露出制御パラメータを決定するための自動露出(AE)動作も行われる。この実施形態においては、露出制御が「絞り優先モード」で行われるものとする。「絞り優先モード」は、絞りを操作者による指定値に優先的に決定した上で、被写体が適正露光となるようにシャッタスピードおよびゲインを決定する露出制御モードである。具体的には、絞りが操作者による指定値A2(例えば、F11.0)に設定されるとともに、露出が適正となるように、シャッタスピードおよびゲインが適宜に設定される。なお、操作者は、シャッタボタン9を半押し状態S1にする前に、ダイアル70(図2参照)の操作等によって絞り値を予め指定しておくことができる。
ステップSP1のワンショットAF動作(およびAE動作)が終了すると、ステップSP2に進み、DMF動作が有効化されているのか無効化されているのかが、上記の選択結果に対応するパラメータ値に応じて判定される。
DMF動作が無効化されていると判定される場合には、ライブビュー画像を随時更新してLCD5に表示するとともに、シャッタボタン9が全押し状態S2にされるまで待機する(ステップSP3,SP4)。この待機期間にLCD5に表示されるライブビュー画像は、絞りが値A1(ここでは、「開放値」(たとえば、F2.8))に設定されて撮像された画像である。言い換えれば、この時点でのライブビュー表示は、絞りを開放値の値に設定して撮像された時系列画像が連続的に表示されるものである(図7参照)。なお、絞り以外の露出制御パラメータ(具体的には、シャッタスピードおよびゲイン)は、適正露光となるように適宜決定される。
その後、シャッタボタン9が全押し状態S2にまで押下されると、露光動作等が行われてCCDにより本撮影画像(静止画像)が取得されるともに、撮影された画像がメモリカード90に記録される(ステップSP5)。
なお、待機時(ステップSP3,SP4)における絞りの値A1(例えば、F2.8)は、一般に本撮影画像撮影時(ステップSP5)の絞りの値A2(例えば、F11.0)と異なるため、待機時におけるライブビュー画像(図7参照)は、本撮影画像(図8参照)の状態(特に絞りに応じた撮影効果)を反映したものではない。たとえば、図7と図8とでは、手前側および奥側(後ろ側)の2つの被写体のうち、奥側の被写体のぼけ具合が異なっている。なお、図7および図8はいずれも同一の被写体を撮影した画像である。図7は、絞り値をF2.8に設定して撮影された画像であり、図8は、絞り値をF11.0に設定して撮影された画像である。
一方、DMF動作が有効化されていると判定される場合には、ステップSP11に進む。
ステップSP11では、ステップSP1で決定された撮影用の絞り値A2に基づいて、「絞り優先モード」で露出制御が行われる。具体的には、絞りが撮影用の設定値と同一の値A2に設定されるとともに、露出が適正となるように、シャッタスピードおよびゲインが適宜に設定される。
より詳細には、原則的には、絞りおよびゲインを所定値に固定した上で、シャッタスピードのみを変更して、適正露光となるように制御すればよい。また、ライブビュー画像のリアルタイム性を損なわないようにするため、シャッタスピード(正確には撮像素子での露光時間)に上限値(たとえば、1/30秒)を設けることが好ましい。被写体が暗いために適正露光とするためのシャッタスピード(正確には撮像素子での露光時間)が長くなりすぎる場合には、シャッタスピードをその上限値に設定した上で、ゲインを大きくして適正露光となるように調整すればよい。
次のステップSP12では、絞りの再設定操作がなされたか否かが判定される。絞りの再設定操作は、例えばダイアル70(図2参照)を回転させて絞り値を変更する操作である。再設定操作がなされていない場合にはそのままステップSP14に進み、再設定操作がなされている場合には、絞りをその再設定後の値A3(たとえば、F8.0)に変更(ステップSP13)した後にステップSP14に進む。
まず、絞りの再設定操作がなされない場合について説明する。この場合、ステップSP12からステップSP14に進み、フォーカスリング8が操作者によって移動(回転移動)されたか否かが判定される。そして、フォーカスリング8が移動されていないと判定されるときには、そのままステップSP16に進む。一方、フォーカスリング8が移動されていると判定されるときには、フォーカスリング8の移動量(回転量)に応じて撮影レンズ2(詳細にはフォーカスレンズ)が移動される(ステップSP15)。このようなマニュアルフォーカス操作によって、撮影レンズ2の光軸方向における結像位置が移動し、被写体の合焦状態が調整される。
次のステップSP16では、ライブビュー画像が適宜更新されて表示される。具体的には、ステップSP11でのパラメータ変更後の絞りの設定値A2で撮像された画像がライブビュー画像としてLCD5に表示される。
そして、シャッタボタン9が全押し状態S2にされたか否かを判定し(ステップSP17)、未だ全押し状態S2にされていないときにはステップSP12に戻り、上述の動作が繰り返される。
その後、シャッタボタン9が全押し状態S2にまで押下されたと判定される(ステップSP17)と、露光動作等が行われてCCDにより本撮影画像(撮影の目的物たる静止画像)が取得されるとともに、撮影された画像がメモリカード90に記録される(ステップSP18)。
ここにおいて、このDMF動作時(ステップSP12〜SP17)においてLCD5に表示されるライブビュー画像は、本撮影画像撮影時(ステップSP18)の絞り値と同一の絞り値A2に設定されて取得された画像である。したがって、このライブビュー画像は、本撮影画像撮影時の絞り値に応じた撮影効果を反映したものとなる。
図7および図8を参照しながらより詳細に説明する。
図7は絞りを開放した状態(図7ではF2.8)で取得されるライブビュー画像を示す図であり、図8は絞りを設定値A2(図8ではF11.0)に設定した状態で取得されるライブビュー画像を示す図である。
図7のように絞りを開放した状態(たとえば、F2.8)では被写界深度が比較的浅いため、その状態で取得されるライブビュー画像において手前側の被写体にピントを合わせると、後ろ側の被写体がぼけた状態となる。
一方、図8のように絞りを絞った状態(たとえば、F11.0)では、被写界深度が比較的深くなる。そのため、図8の状態で取得されるライブビュー画像において手前の被写体にピントを合わせたとしても、光軸方向において比較的広い範囲で合焦状態となり、後ろ側の被写体のぼけが比較的少ない状態(あるいは、ぼけていない状態)になる。
ここにおいて、ステップSP18で取得される本撮影画像は、絞りが設定値A2に設定された状態で撮影されるため、図8のような画像である。
仮に、DMF動作時に絞りを開放に設定するとすれば、本撮影画像よりも比較的ぼけが大きい状態の図7のような画像をライブビュー画像として得ることになる。したがって、このライブビュー画像のぼけの程度と本撮影画像におけるぼけの程度とは相違することとなるため、そのような状態で取得されたライブビュー画像によっては本撮影画像におけるぼけ具合を確認することができない。
これに対して、上記の動作によれば、DMF動作時(ステップSP12〜SP17)のライブビュー画像は、本撮影画像の撮影時と同じ絞り値A2で取得されるため、図8のような画像として取得される。すなわち、このライブビュー画像は、本撮影画像撮影時の絞り値に応じた撮影効果を反映したものとなる。したがって、ステップSP16で表示されるライブビュー画像によって、本撮影画像におけるぼけ具合(撮影効果)を確認することができる。
つぎに、ステップSP12において絞りの再設定操作がなされたと判定される場合について説明する。この場合、この再設定操作によって、本画像撮影時の絞りが新たな値A3に変更されるとともに、ステップSP13においてライブビュー画像取得用の絞りもその値A3に変更される。また、絞り値の変更に応じて、適正露出となるように、シャッタスピード及び/又はゲインが変更される。
そして、上述のマニュアルフォーカス動作(ステップSP14,15)が行われた後、変更後の絞り値A3並びに変更後のシャッタスピード及びゲインで取得されたライブビュー画像が更新表示される(ステップSP16)。
その後、シャッタボタン9が全押し状態S2にまで押下されたと判定される(ステップSP17)と、露光動作等が行われてCCDにより本撮影画像(静止画像)が取得されるとともに、撮影された画像がメモリカード90に記録される(ステップSP18)。
この絞りの再設定操作後の本撮影画像は、絞りが新たな値A3に変更されて取得された画像である。すなわち、この絞り値の再設定後のDMF動作時においてLCD5に表示されるライブビュー画像は、絞りが本撮影画像撮影時の絞り値と同一の絞り値A3に設定されて取得された画像である。したがって、このライブビュー画像は、本撮影画像撮影時の絞り値に応じた撮影効果を反映したものとなる。
<C.変形例>
上記実施形態においては、DMF動作を行う場合には、常に、AF制御による焦点位置の調整後に絞りを本画像撮影用の設定値A2に設定するモードM1で絞り調整を行う場合を例示したが、これに限定されない。
たとえば、このモードM1と、AF制御による焦点位置の調整後に絞りを開放値に設定するモードM2と、を含む複数のモードの中から選択されたモードで絞り調整を行うことが可能であるように構成してもよい。
図9は、この変形例に係る動作を示すフローチャートである。以下では、相違点を中心に説明する。
ステップSP1,SP2は、上述の動作と同様である。その後、ステップSP9において、モードM1とモードM2とのうちのいずれのモードが選択されているかに関する設定情報に応じて、分岐処理が行われる。いずれのモードを選択するかは、例えば、所定の設定画面G2(図10参照)を用いて予め設定される。
モードM1が選択されていると判定される場合には、ステップSP11に進む。ステップSP11〜SP18では、上述と同様の動作が行われる。これによって、DMF動作がライブビュー表示を伴って行われ、シャッタボタン9の全押し状態S2への押下に応答して本撮影画像の取得および記録動作が行われる。
一方、モードM2が選択されていると判定される場合には、ステップSP21に進む。ステップSP21では、絞りが値A1(たとえば、F2.8)に設定されるとともに、露出が適正となるように、シャッタスピードおよびゲインが適宜に設定される。なお、ステップSP1よりも前の時点での絞り値が値A1に等しい場合には、引き続き同じ値が絞り値として設定されることになる。
また、モードM2におけるステップSP24〜SP28の動作は、モードM1におけるステップSP14〜SP18の動作と同様である。端的に言えば、DMF動作がライブビュー表示を伴って行われ、シャッタボタン9の全押し状態S2への押下に応答して本撮影画像の取得および記録動作が行われる。ただし、両モードM1,M2のライブビュー画像は互いに相違する。具体的には、モードM1におけるライブビュー画像は、絞り値が本撮影画像撮影時の設定値A2に設定された状態で取得された画像であるのに対して、モードM2におけるライブビュー画像は、絞り値が開放値A1に設定された状態で取得された画像である。
以上のようにして、操作者は撮影画像を得ることができる。
この変形例によれば、DMF動作のモードとして、モードM1とモードM2とを切り替えることができる。したがって、操作者は、自己の要求に応じて、DMF動作のモードとして、適宜のモードを選択することができる。
より詳細には、モードM1では、絞りが本撮影画像の撮影用の設定値に設定されてDMF動作が行われるので、本撮影画像における被写体のぼけ具合をプレビュー時に確認しやすい。一方、モードM2では、絞りが開放値に設定され被写界深度が浅い状態でMF操作が行われるので、より正確なピント合わせが可能になる。したがって、操作者は、被写体のぼけ具合をプレビュー時により確実に確認したい場合にはモードM1を採用し、被写体をより正確に合焦状態にしたい場合にはモードM2を採用すればよい。
また、上記実施形態においては、露出制御モードとして、「絞り優先モード」を採用する場合について例示したが、これに限定されない。たとえば、露出制御モードとして、「シャッタスピード優先モード」を採用する場合に上記の思想を適用するようにしてもよい。なお、「シャッタスピード優先モード」は、シャッタスピードを操作者による指定値に優先的に決定した上で、被写体が適正露光となるように絞りおよびゲインを決定する露出制御モードである。
具体的には、ステップSP11,SP13の露出制御パラメータ(絞り、シャッタスピード、ゲイン)の設定において、この露出制御パラメータを、自動露出(AE)処理によって撮影用の設定値として決定された値に設定すればよい。これによれば、DMF時に本撮影画像と同様の撮影効果が反映されたライブビュー画像を確認することが可能になる。
さらに、上記実施形態においては、CCD10により撮像された画像内の合焦状態評価領域についての合焦用評価値を用いたAF動作(より詳細には、いわゆる山登り法)によるAF動作を行う場合について例示したが、これに限定されない。たとえば、種々のパッシブ方式あるいはアクティブ方式のAF動作等を行っても良い。
デジタルカメラの外観構成を示す正面図である。 デジタルカメラの外観構成を示す上面図である。 デジタルカメラの外観構成を示す背面図である。 デジタルカメラの内部機能を示すブロック図である。 デジタルカメラの撮影動作を示すフローチャートである。 DMF動作等に関する設定画面の一例を示す図である。 絞りを開放した状態で取得されるライブビュー画像を示す図である。 絞りを撮影時の設定値に設定した状態で取得されるライブビュー画像を示す図である。 変形例に係る撮影動作を示すフローチャートである。 DMF動作等に関する設定画面の別の一例を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
2 撮影レンズ
4 電子ビューファインダ(EVF)
5 液晶ディスプレイ(LCD)
6 メニューボタン
7 コントロールボタン
8 フォーカスリング
9 シャッタボタン
10 撮像素子
70 ダイアル
G1,G2 設定画面

Claims (3)

  1. 撮像装置であって、
    撮影レンズと、
    前記撮影レンズを介して被写体の画像を撮像する撮像手段と、
    所定の合焦用評価基準に従って前記被写体が合焦状態になるように前記撮影レンズの焦点位置を調整する自動合焦制御手段と、
    前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に、操作者による手動操作に応じて前記撮影レンズのレンズ位置を移動させて前記焦点位置をさらに調整する手動合焦動作を行う手動合焦制御手段と、
    前記撮影レンズの絞りを調整する絞り調整手段であって、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後においては前記絞りを撮影用の設定値に設定する第1モードによって絞り調整を行う絞り調整手段と、
    前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に、前記絞りを前記設定値に設定した状態で前記撮像手段により取得された画像を表示する表示手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記絞り調整手段は、前記設定値に設定された前記絞りを、前記手動合焦動作中における前記絞りの変更操作に応答して、前記設定値とは異なる値に再設定することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記絞り調整手段は、前記第1モードと、前記自動合焦制御手段による前記焦点位置の調整後に前記絞りを開放値に設定する第2モードと、を含む複数のモードの中から選択されたモードで絞り調整を行うことを特徴とする撮像装置。
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