以下、本発明の可動パネルを備えた電子機器の第1ないし第7の実施の形態を図面を参照して説明する。
なお、以下の各実施の形態においては、電子機器は、静止画あるいは動画を撮影する撮像装置であり電子カメラであるデジタルカメラ100,200,300,400,500,600,700とし、機器本体はカメラ本体101,201,301,401,501,601,701、可動パネルは、第1ないし第6の実施の形態については、可動式モニタであるモニタユニット102,202,302,402,502,602とし、第7の実施の形態については、第1のユニット702a、第2のユニット702b、第3のユニット702cとして説明する。そして、図面の簡略化のため、カメラ本体101〜701、モニタユニット102〜602及び第1ないし第3のユニット702a〜702cの内部構造については図面を省略し、モニタユニット102〜602及び第1ないし第3のユニット702a〜702cを支持する機構部品(回動機構部)である支持機構104,204,304,404,504,604の構成及び動作を中心に説明を行う。
また、カメラ本体101〜701は、略直方体状をなし、本体側機能部を構成する沈胴式の鏡筒であるレンズ部としてのレンズユニット105,205,305,405,505,605,705を備えた第1の面部としての前面(-Z)、この前面(-Z)の反対側に位置する第2の面部としての後面(Z)、第3の面部としての上面(Y)、下面(-Y)、第3の面部としての他側の側面(-X)、一側の側面(X)を備えている。そして、レンズユニット105〜705の内部構造については省略するが、基本的には、カメラ本体101〜701には、レンズユニット105〜705を含みレンズ及び絞りなどを備えた光学系、撮像素子としてのCCD、このCCDの出力を処理する画像処理回路、記憶手段としてのRAMなどのメモリ、制御手段を構成するCPU、メモリカードなどの画像記録媒体、操作手段、電源装置、入出力端子などを備えている。また、モニタユニット102〜602及び第1ないし第3のユニット702a〜702cは、略平板状をなし、一面としての表面(F)に、液晶パネルなどを用いたパネル側機能部を構成する平面状のモニタ部としての電子ディスプレイ107,207,307,407,507,607,707などを備えている。また、モニタユニット102〜602及び第1ないし第3のユニット702a〜702cには、表面(F)の反対側に位置する裏面(R)、天面(T)、底面(B)、一側の端面(LS)、他側の端面(RS)を備えている。
また、図示しない操作手段を構成するスイッチ類として、メイン電源スイッチ、モニタオープンスイッチ、手動映像切替スイッチ、撮影スイッチ及び再生スイッチなどが設けられている。
また、以下の説明においては、モニタユニット102〜602及び第1ないし第3のユニット702a〜702cが収納位置にある時を0°として、各部材(モニタユニット)の回動位置(回転角度)を表している。
また、図1などに矢印で示すように、カメラ本体101,201,301,401,501,601,701の前面(-Z)の方向を(-Z)方向とし、同様に、後面(Z)の方向を(Z)方向、上面(Y)の方向を(Y)方向、下面(-Y)の方向を(-Y)方向、側面(X)、(-X)の方向をそれぞれ(X)、(-X)として説明する。
以下、第1ないし第7の実施の形態を概説すると、第1の実施の形態と第2の実施の形態は、モニタユニット102,202が、1軸の回転作動とスライド移動により回動する方法に関するものである。そして、第1の実施の形態は、支持機構104がカメラ本体101の上面(Y)に設けられている場合であり、第2の実施の形態は支持機構204がカメラ本体201の側面(X)に設けられている場合である。なお、一側の側面(X)と対称な他側の側面(-X)に支持機構を設けることも可能であるが、説明は省略する。
また、第3の実施の形態〜第6の実施の形態は、モニタユニット303から603が、平行に設けられた2軸の回転作動により回動する方法に関するものである。そして、第3の実施の形態は、支持機構304の第1の軸O1がカメラ本体301の上面(Y)のZ軸方向の中央部に設けられている場合であり、第4の実施の形態は、支持機構404の第1の軸O1がカメラ本体401の側面(X)のZ軸方向の中央部に設けられている場合である。なお、一側の側面(X)と対称な他側の側面(-X)に支持機構の第1の軸O1を設けることも可能であるが、説明は省略する。また、第5の実施の形態は支持機構504の第1の軸O1がカメラ本体501の上面(Y)の-Z方向の端部に設けられている場合である。なお、第1の軸O1を-Z方向の端部と対称のZ方向の端部に設けることも可能であるが、説明は省略する。さらに、第6の実施の形態は、支持機構604の第1の軸O1がカメラ本体601の側面(X)の-Z方向の端部に設けられている場合である。なお、第1の軸O1を-Z方向の端部と対称のZ方向の端部に設けることも可能であるが、説明は省略する。さらに、同様に、第1の軸O1を、第6の実施の形態と対称の側面(-X)の-Z方向の端部と、これと対称のZ方向の端部に設けることも可能であるが、説明は省略する。
そして、第7の実施の形態は、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のいずれかと同様の支持機構704を有する複数のユニット702a〜702cがカメラ本体701の複数の面に設けられた場合のものである。
次に、第1の実施の形態について、図1ないし図13及び表1を参照して説明する。
この第1の実施の形態は、モニタユニット102が、1軸の回転作動とスライド移動により回動する方法に関するものであり、支持機構104がカメラ本体101の上面(Y)に設けられている場合である。
そして、図1の(a)から(f)は、モニタユニット102が360°オープン状態からクローズ状態までの往復可能な回動位置とレンズユニット105の突出・収納関係を示す回動動作の説明図である。そして、図2は、標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態) 軸の回転位置 360°であり、図3は、ローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態) 軸の回転位置 270°であり、図4は、自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態) 軸の回転位置 180° (スライド往復移動可能、Z方向端部)であり、図5は、映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態) 軸の回転位置 180° (スライド往復移動可能、-Z方向端部)であり、図6は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態) 軸の回転位置 90°であり、図7はモニタユニット収納位置(モニタユニット0°クローズ状態) 軸の回転位置 0°である。また、図2ないし図7において、(a)は斜視図、(b)は支持機構の斜視図である。
さらに、カメラ100における構成図、ユニット構成図及び部品展開図として、図8は、図4に示す自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置180°(スライド往復移動可能、Z方向端部)における構成図である。図9は図2に示す標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置360°における構成図である。図10は、図2に示す標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置360°におけるユニット構成図である。図11は、図2に示す標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置360°における部品展開図である。図12は、図5に示す位置と図6に示す位置との間、すなわち回転位置90°〜180°(スライド位置-Z方向端部)時のスライド移動規制位置における部品展開図である。図13は、図3に示す位置と図4に示す位置との間、すなわち回転位置180°〜270°(スライド位置Z方向端部)時のスライド移動規制位置における部品展開図である。また、図12及び図13において、(a)は斜視図、(b)は一部の断面図である。
また、以下の表1は、モニタ反転スイッチのON-OFF及びレンズスイッチのON-OFF状態と電子ディスプレイ107の表示位置の関係を示す表である。
次に、第1の実施の形態の構成を説明する。
図8ないし図11に示すように、カメラ100は、カメラ本体101と、モニタユニット102と、支持機構としてのスライドユニット104を備えている。そして、カメラ本体101は、図示しない内部構造部材の前面(-Z)側に収納式レンズユニット105を取り付け、内部構造部材の上面(Z)の上側に、モニタ反転スイッチ111及びレンズスイッチ112が取り付けられている。また、モニタユニット102が取り付けられたスライドユニット104の構成部材である第1ヒンジプレート121がカメラ本体101の上面(Y)側に取り付け固定されている。そして、前後のカバー125,126が、図示しない内部構造部材、スライドユニット104、モニタユニット102を挟持して取り付けられている。また、前後のカバー125,126を組み合わせた状態で、カメラ本体101には、カメラ本体101の上側に位置し、両側方向(X,-X)に開口し前後方向に延びる一対の内側カバー溝部127と、この内側カバー溝部127に対向し両側方向(X,-X)に開口し前後方向に延びる一対の外側カバー溝部128とが形成されている。これら溝部127,128は、上下方向に所定の寸法を有するとともに、前後の端部で高さ寸法が大きく形成されている。
また、収納式のレンズユニット105は、非撮影状態の時にカメラ本体101の内部に収納される、いわゆる沈胴式機構を有するレンズ鏡筒であり、カメラ本体101の図示しない内部構造部材の後面(Z)の上側に取り付けられたレンズスイッチ112がONした時、前側のカバー125の前面(-Z)の孔部から突出し撮影状態となり、OFFした時レンズユニット105は収納され非撮影状態となる。
また、モニタユニット102は、電子ディスプレイ107及び図示しない内部構造部材が一対のモニタカバー131,132に取り付けられて構成されている。そして、表面(F)側のモニタカバー131には、開口が形成され、電子ディスプレイ107が露出している。さらに、モニタユニット102には、両側一対の脚部134が突設され、これら脚部134から、両側方向の外側に向かい、断面略D字状の筒状のモニタカバー係止軸135が突設されている。そして、これらモニタカバー係止軸135は、外側カバー溝部128に挿入されているとともに、このモニタカバー係止軸135に、カム軸140が接続されている。そして、このカム軸140に設けたカム軸凸部141がモニタユニット102の位置に応じてモニタ反転スイッチ111を押動する。一方、各脚部134には、両側方向のモニタカバー係止軸135の反対側に位置し、円形でない異形の孔であるDカット部143が形成されている。
また、スライドユニット104は、スライドベースユニット145と、このスライドベースユニット145に前後方向にスライド自在に支持された移動プレートユニット146とを備えている。そして、スライドベースユニット145は、第1ヒンジプレート121を備えている。この第1ヒンジプレート121は、金属板を折曲などして形成され、内部構造部材の上面(Z)の上側に水平に固定される基部151と、この基部151の前後方向の中央部近傍から下方に折曲された前後4対の第1の折曲部152と、この基部151の前後の端部から上側に折曲された第2の折曲部154とを備えている。そして、これら第2の折曲部154間には、前後方向を長手方向として一対のガイド軸156が取り付けられている。また、第1の折曲部152には、それぞれ両側方向を長手方向とするロック解除ベース軸161が軸支され、これらロック解除ベース軸161に回動可能に軸支され、前側に延びる前側ロック解除ベース162と、後側に延びる後側ロック解除ベース163とを備えている。そして、これらロック解除ベース162,163の先端部の両側方向の中央部には、上側に向かい凸部162a,163aが突設されているとともに、両側の端部には、上側に傾斜して突出する受け凸部が162b,163bが突設されている。さらに、これらロック解除ベース162,163は、それぞれねじりコイルばね165,166により、先端部すなわち凸部162a,163aが上側に向かう方向に付勢されている。
一方、移動プレートユニット146は、ガイド軸156に摺動可能に嵌合して前後方向にスライド可能に支持された扁平な角筒状の移動プレート170と、この移動プレート170に両側方向を軸方向として360°回転可能に支持されるとともにモニタユニット102に固定される略コの字状の第2ヒンジプレート172とを備えている。そして、この第2ヒンジプレート172を移動プレート170に軸支する軸構造は、両側にそれぞれ、筒状をなすかしめ軸174と、このかしめ軸174に嵌合する筒状のクリックばね175、クリック板176、クリック軸177、及びロック解除軸178とにより構成されている。
そして、かしめ軸174は、移動プレート170の端面にかしめられ、移動プレート170とともに回転する。また、ロック解除軸178は、周面に凸部178aが突設されているとともに、平面状の係止部178bが形成された断面D字状をなし、クリック軸177とともに第2ヒンジプレート172ともに回転する。そして、互いに摺接するかしめ軸174と第2ヒンジプレート172の端面との間に配置されたクリックばね175及びクリック板176により、所定の摺動抵抗が発生し、任意の位置で保持されるとともに、クリック軸177の4カ所に形成した溝状の凹部177aがクリック板176の凸部とクリック係合すなわち係脱可能に係合し、90°ごとの所定の位置で保持されるようになっている。すなわち、表裏のモニタカバー131,132は、移動プレートユニット146のロック解除軸178のDカット部である係止部178bを挟持した状態で第2ヒンジプレート172に取り付けられ、モニタユニット102が回動自在に係止されている。
そして、移動プレートユニット146のDカット部である係止部178bが、前後のカバー125,126に設けられた溝部127と嵌合し、さらに、モニタカバー係止軸135のDカット部も、前後のカバー125,126に設けられた溝部128と嵌合した状態でスライド可能に設けられているため、モニタユニット102はZ軸に対してY方向に垂直に保持され、前記軸の回転により倒れないように規制されながらスライド移動する。
さらに、カメラ本体101側には、進退駆動されて、モニタユニット102の0°位置への回動を阻止するレンズガード部180が設けられている。
また、182,183は、それぞれ脚部134の両側の軸孔及びこの軸孔に嵌合された軸部材の内側を通り、カメラ本体101のメイン基板とモニタユニット102の電子ディスプレイ107とを電気的に接続するリードワイヤである。
また、カメラ本体101あるいはモニタユニット102には、図示しないメイン電源スイッチ、モニタオープンスイッチ、手動映像切替スイッチ、撮影スイッチ及び再生スイッチが設けられている。
すなわち、この第1の実施の形態では、カメラ100は、カメラ本体101、収納式のレンズユニット105、モニタユニット102、スライドユニット104で構成されている。
そして、図1ないし図7には、モニタユニット102が、1軸の回転機構と、さらに、その回転軸がスライド移動機構によりスライド移動し、カメラ本体101の後面(Z)から上面(Y)を通過して前面(-Z)に回動する動作を示す。
また、モニタユニット102は、図7(モニタユニット102がクローズ状態)から図2(モニタユニット102が360°オープン状態)まで、または図2(モニタユニット102がオープン状態)から図7(モニタユニット102がクローズ状態)まで回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。但し、回転軸がZ方向端部及び-Z方向端部において、回転範囲はそれぞれ180°以内に規制されている。Z方向端部から-Z方向端部の間は回転軸が回転しないように規制されながらスライド移動する。
また、これらは各回動位置におけるモニタユニット102のクリック係止状態と、収納式のレンズユニット105のレンズ鏡筒が突出した撮影状態と収納された非撮影状態を示している。
さらに、各回転軸部に設けられた回転制動部材により、モニタユニット102は、クリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持可能に設けられている。
なお、第1の実施の形態では、回転軸のフリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとした時の力量関係を、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう設定することにより、モニタユニット102が所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持される。
また、表裏のモニタカバー131,132のDカットされた軸部であるモニタカバー係止軸135には、カム軸140が嵌合して固定されていて、モニタユニット102の回動に連動してカム軸凸部141がモニタ反転スイッチ111をON/OFFすることにより、表1に示すように、映像の正位置表示と上下・左右反転位置表示を自動的に切替える。
さらに、表裏のモニタカバー131,132のDカットされた軸部であるモニタカバー係止軸135は、前後のカバー125,126に設けられた溝部128と嵌合した状態でスライド可能に設けられているため、モニタユニット102はZ軸に対してY方向に垂直に保持され、前記軸の回転により倒れないように規制されながらスライド移動する。
なお、映像の表示位置は図2において、電子ディスプレイ107に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする。
スライドユニット104は、スライドベースユニット145の第1ヒンジプレート121に互いに平行に設けられた2個のガイド軸156に、往復移動可能な移動プレートユニット146が嵌合係止されている。
そして、スライドユニット104は、構成部材である第1ヒンジプレート121がカメラ本体121の図示しない内部構造部材の上面(Y)側に取り付けられ固定されている。
移動プレートユニット146は、一対のカシメ軸174に、それぞれクリックばね175、クリック板176、クリック軸177、第2ヒンジプレート172、ロック解除軸178を挿入し、移動プレート170の両端にかしめ固定する。クリックばね175、クリック板176の軸が挿入される孔形状は小判型をしていて、カシメ軸174の対応する箇所もDカット形状をしているため、これらクリックばね175及びクリック板176は、各カシメ軸174に対して位置決めされている。同様に、両側のクリック軸177の直径方向の外形形状は小判型をしていて、それぞれ第2ヒンジプレート172に対して位置決めされている。また、両側のロック解除軸178の直径方向の外形形状はDカット形状をしていて、それぞれクリック軸177に対して位置決めされている。
そこで、モニタユニット102がカシメ軸174の軸中心で回転する時、クリック軸177、ロック解除軸178、第2ヒンジプレート172はモニタユニット102と係合して、クリックばね175により圧接されながら回転を行う。そして、各クリック軸177には、複数の溝状の凹部177aが設けられているため、モニタユニット102の回転によりクリック板176が溝に落ち込み複数の所定位置でクリック係止される。さらに、クリックばね175は、モニタユニット102の回転途中において、常時付勢状態となるように設けられていて、任意の位置における回転制動力を発生させることにより、モニタユニット102を任意の位置で圧接フリクション保持可能としている。
この時、回転軸のフリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニット102が所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持される。
同様に、図示しないメイン基板からモニタユニット102への配線用のリードワイヤ182,183は、カシメ軸174及びカム軸140が取り付けられた表裏のモニタカバー131,132のDカットされた軸部であるモニタカバー係止軸135の中空部を通ってモニタユニット内の電子ディスプレイ107等へ配線されている。
また、モニタ反転スイッチ111は、モニタユニット102がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部に回動して図2の状態の時、両面のモニタカバー131,132のDカットされている軸部のモニタカバー係止軸135に嵌合し固定されたカム軸140のカム軸凸部141が、カメラ本体101内部の後面(Z)の上側に取り付けられているモニタ反転スイッチ111と当接し押圧するため、スイッチはOFFとなり映像を正位置表示する。一方、モニタユニット102が回動して図3から図6の状態の時、カム軸凸部141がモニタ反転スイッチ111と非当接となるため、スイッチはOFFとなり映像を上下・左右反転位置表示する。
なお、カム軸140のカム軸凸部141の形状を変えることにより、図2から図4の間でスイッチのON/OFFを任意に設定可能である。
また、両側のロック解除軸178の係止部178bはDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた内側カバー溝部127と嵌合し、さらに、両側のモニタカバー係止軸135もDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた外側カバー溝部128と嵌合した状態でスライド可能に設けられているため、モニタユニット102はZ軸に対してY方向に垂直に保持され、前記軸の回転により倒れないように規制されながらスライド移動する。
この時、モニタユニット102は回転位置180°でクリック係止された状態であり、さらに、図5〜図4の範囲のスライド移動は前記嵌合状態で行われるため、適当なフリクションで保持されている。
なお、モニタユニット102が図4位置から図7の収納位置まで短時間で回動された時、レンズユニット105がカメラ本体101内に完全に収納状態とならない場合には、電子ディスプレイ107とレンズユニット105の鏡筒部とが当接することにより損傷等の不具合が発生するおそれがある。そこで、モニタユニット102が図6の位置において、移動プレートユニット146が90°から0°方向(図6から図7)へ回転しないように、レンズユニット105の突出・収納状態とリンクして規制するガード機構として、レンズガード板180が設けられている。
スライドベースユニット145は、前側ロック解除ベース162が第1ヒンジプレート121の-Y方向への折り曲げられた第1の折曲部152に、X,-X方向に平行する2個のロック解除ベース軸161により、図示しないEリング等で回動可能に係止されている。同様に、対向する後側ロック解除ベース163が、第1ヒンジプレート121の-Y方向へ折り曲げられた第1の折曲部152に、X,-X方向に平行する2個のロック解除ベース軸161により、図示しないEリング等で回動可能に係止されている。
そして、前側ロック解除ベース162のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね165がセットされ、前側ロック解除ベース162が反時計方向に付勢されている。一方、後側ロック解除ベース163のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね166がセットされ、後側ロック解除ベース163が時計方向に付勢されている。
また、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部及びZ方向端部にある時、両側のロック解除軸178の凸部178aが前側ロック解除ベース162及び後側ロック解除ベース163と非当接状態となり、図12及び図13に示すように、凸部162a,163aは移動プレート170の板間170aに挿入される。
そこで、モニタユニット102が図6から図5への反時計方向の回動中、及び図5から図6への時計方向の回動中にスライド移動しないように、前側ロック解除ベース162の凸部162aは移動プレートの板間170aに挿入され、移動プレートユニット146のZ方向への移動を規制する(図12参照)。
同様に、モニタユニット102が図3から図4への時計方向の回動中、及び図4から図3への反時計方向の回動中にスライド移動しないように、後側ロック解除ベース163の凸部163aは移動プレートの板間170aに挿入され、移動プレートユニット146の-Z方向への移動を規制する(図13参照)。
一方、モニタユニット102は、図4から図5(図5から図4)において、両側のロック解除軸178の凸部178aが前側ロック解除ベース162あるいは後側ロック解除ベース163と当接し、いずれかの凸部162a,163aを‐Y方向へ押し下げることにより、移動プレート170との係合状態が解除され、Z、-Zの両方向にスライド移動可能となる。
また、レンズスイッチ112は、カメラ本体101内部の後面(Z)の上側に取り付けられていて、モニタユニット102が回動することにより、移動プレート170の後面(Z)が当接した時スイッチをONし、レンズユニット105は突出され撮影状態(図2から図4)となる。
また、移動プレートの面1431(Z)が非当接時にはスイッチがOFFし、レンズユニット105は収納され非撮影状態(図5から図7)となる。
次に、モニタユニット102が図2ないし図7に示す各位置に位置する状態について説明する。
図7は、モニタユニット102が後面(Z)に当接した状態である。このときモニタユニット102の表面(F)の電子ディスプレイ107と収納されたレンズユニット105は向かい合っているため、モニタユニット102の裏面(R)により保護されている。この時、レンズスイッチ112は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあるため、非当接状態となりスイッチはOFFされ、レンズユニット105は収納されている。同様に、モニタ反転スイッチ111は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり非当接状態で、スイッチはON状態となっているが、図示しないモニタオープンスイッチがOFF状態となっているため、電子ディスプレイ107の映像は表示されない(表1参照)。
図6は、図7に対して、両側のカシメ軸174を軸中心として反時計方向に90°回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあるため、非当接状態となりスイッチはOFFされ、レンズユニット105は収納されている。また、図示しないモニタオープンスイッチはON状態となり、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。モニタ反転スイッチ111は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で再生表示されている(表1参照)。
図5では、モニタユニット102は、図6からさらに、両側のカシメ軸174を軸中心として反時計方向に90°回転された位置となっている。また、ロック解除軸178の係止部178bはDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた内側カバー溝部127と嵌合し、さらに、モニタカバー係止軸135もDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた外側カバー溝部128と嵌合した状態でスライド可能に設けられているため、モニタユニット102はZ軸に対してY方向に垂直に保持され、図4への移動中においては、前記軸の回転により倒れないように規制されながらスライド移動する。
この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体101の上面(Y)の-Z方向端部にあるため、非当接状態となりスイッチはOFFされ、レンズユニット105は収納されている。また、図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。モニタ反転スイッチ111は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で再生表示されている(表1参照)。
図4では、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146が、図5からスライド移動してカメラ本体101の上面(Y)の反対側のZ方向端部にある。一方、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は図2から時計方向に180°回転された図5と同一位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあるため、当接状態となりスイッチはONされ、レンズユニット105は突出し撮影状態となっている。
図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあり、モニタ反転スイッチ111はカム軸のカム軸凸部141と非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で表示されている(表1参照)。
図3では、図4位置よりモニタユニット102はさらに、反時計方向に90°回転(図2から時計方向に90°)回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあるため、当接状態となりスイッチはONされ、レンズユニット105は突出し撮影状態となっている。図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。移動プレートユニット146がカメラ本体101の上面(Y)のZ方向端部にあり、モニタ反転スイッチ111はカム軸のカム軸凸部141と非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で表示されている(表1参照)。
図2では、図3位置からさらに、反時計方向に90°回転された位置となっている。すなわち、図7位置に対しては両側のカシメ軸174を軸中心に反時計方向に360°回転した位置である。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体101の上面(Y)のZ方向端部にあるため、当接状態となりスイッチはONされ、レンズユニット105は突出し撮影状態となっている。図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあり、モニタユニット102の回転によりモニタユニット102の一方のモニタカバー係止軸135に取り付けられたカム軸140のカム軸凸部141がモニタ反転スイッチ111と当接し押圧するため、スイッチはOFF状態となり、電子ディスプレイ107の映像は正位置表示される(表1参照)。
次に、第1の実施の形態の図1すなわち図7〜図2において、クローズ状態のモニタユニット102がカメラ本体の後面(Z)から上面(Y)を通過して、360°オープン状態のモニタユニット102が後面(Z)に回動する動作について説明する。なお、以下の説明においては、モニタユニット102が収納位置にある時を0°として、各部材の回転・回動角度を表している。
また、モニタユニット102は、図7(モニタユニット102がクローズ状態)から図2(モニタユニット102が360°オープン状態)まで、または図2(モニタユニット102が360°オープン状態)から図7(モニタユニット102がクローズ状態)まで回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。
なお、図示しないメイン電源スイッチは全ての位置においてON状態になっていている。図示しない手動映像切替スイッチは自動切替えが選択されていて、モニタ反転スイッチ111のON/OFFに連動して映像の表示位置が切替られる状態となっている(表1参照)。
図7の状態は、モニタユニット102収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)で、モニタユニット102はカメラ本体101の後面(Z)に当接した状態であり、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は0°(図2から時計方向に360°)回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあるため、非当接状態となりスイッチはOFFされ、レンズユニット105は収納されている。同様に、モニタ反転スイッチ111は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり非当接状態で、スイッチはON状態となっているが、図示しないモニタオープンスイッチがOFF状態となっているため、電子ディスプレイ107の映像は表示されない(表1参照)。
この時、回転制動部材であるクリック板176に形成した凸部であるクリック部が両側のクリック軸177の凹部177aの溝に落ち込み圧接状態でクリック係止されている。
そして、このクリック係止のフリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニット102が回転位置0°でクリック係止され、圧接フリクション保持されている。
そして、モニタユニット102はカメラ本体101の後面(Z)に当接し、モニタユニット102の表面(F)の電子ディスプレイ107と収納されたレンズユニット105は向かい合っていて、モニタユニット102の裏面(R)により保護されている。
図6の状態は、映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)で、図7と同様に、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は図7から反時計方向に90°(図2から時計方向に270°)回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあるため、非当接状態となりスイッチはOFFされ、レンズユニット105は収納されている。そして、図示しないモニタオープンスイッチはON状態となり、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。モニタ反転スイッチ111は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で再生表示されている(表1参照)。
また、図7から時計方向に180°回転されてモニタユニットが完全に180°オープン状態になるまでは、下記の機構により移動プレートユニット146のZ方向への移動が規制されている。すなわち、スライドベースユニット145に設けられた前側ロック解除ベース162のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね165がセットされ、前側ロック解除ベース162が反時計方向に付勢されている。一方、後側ロック解除ベース163のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね166がセットされ、後側ロック解除ベース163が時計方向に付勢されている。そこで、モニタユニット102が図6から図5への反時計方向の回動中、及び図5から図6への時計方向の回動中は、両側のロック解除軸178の凸部178aが前側ロック解除ベース162と非当接であるため、前側ロック解除ベース162の凸部162aは移動プレートの板間170aに挿入されモニタユニット102がスライド移動しないように、移動プレートユニット146のZ方向への移動を規制する(図12参照)。
この時、回転制動部材である両側のクリック板176のクリック部が両側のクリック軸177の凹部177aの溝に落ち込み圧接状態でクリック係止されている。
そして、このフリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニット102が回転位置90°でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない0°から90°までの回転位置で圧接フリクション保持される。
なお、モニタユニット102が図4位置から図7の収納位置まで短時間で回動された時、レンズユニット105がカメラ本体101内に完全に収納状態とならない場合には、電子ディスプレイ107とレンズユニット105の鏡筒部とが当接することにより損傷等の不具合が発生するおそれがある。
そこで、モニタユニット102が、図6位置において、移動プレートユニット146が90°から0°方向(図6から図7)へ回転しないように、レンズユニット105の突出・収納状態とリンクして規制するガード機構として、レンズガード板180が設けられている。
図5の状態は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)で、図7と同様に、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は図6から反時計方向に90°(図7から反時計方向に180°、図2から時計方向に180°)回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあるため、非当接状態となりスイッチはOFFされ、レンズユニット105は収納されている。また、図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。モニタ反転スイッチ111は、移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)の-Z方向端部にあり非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で再生表示されている(表1参照)。
また、図6から時計方向に90°回転されてモニタユニットが完全に180°オープン状態になるまでは、下記の機構により移動プレートユニット146のZ方向への移動が規制されている。すなわち、スライドベースユニット145に設けられた前側ロック解除ベース162のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね165がセットされ、前側ロック解除ベース162が反時計方向に付勢されている。一方、後側ロック解除ベース163のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね166がセットされ、後側ロック解除ベース163が時計方向に付勢されている。そこで、モニタユニット102が図6から図5への反時計方向の回動中、及び図5から図6への時計方向の回動中は、両側のロック解除軸178の凸部178aが前側ロック解除ベース162と非当接であるため、前側ロック解除ベース162の凸部162aは移動プレートの板間170aに挿入されモニタユニット102がスライド移動しないように、移動プレートユニット146のZ方向への移動を規制する(図12参照)。
この時、回転制動部材である両側のクリック板176のクリック部がそれぞれ両側のクリック軸177の凹部177aの溝に落ち込み圧接状態でクリック係止されている。
そして、このフリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニット102が回転位置180°でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない90°から180°までの回転位置で圧接フリクション保持される。
そして、モニタユニット102が完全に180°オープン状態になった時、両側のロック解除軸178の凸部178aが前側ロック解除ベース162を押し下げることにより、前側ロック解除ベース162の凸部162aは-Y方向へ押し下げられ、移動プレートの板間170aに挿入された係合状態が解除されるため、移動プレートユニット1440はZ方向への移動が可能となる(図12参照)。
同様に、両側のロック解除軸178の凸部178aが後側ロック解除ベース163を押し下げることにより、後側ロック解除ベース163の凸部163aは-Y方向へ押し下げられ、移動プレートの板間170aに挿入された係合状態を解除されるため、移動プレートユニット146は-Z方向への移動が可能となる(図13参照)。
そこで、モニタユニット102は、図5と図4との間の双方向において、Z、-Zの両方向にスライド移動可能となる。
また、ロック解除軸178の係止部178bはDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた内側カバー溝部127と嵌合し、さらに、モニタカバー係止軸135もDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた外側カバー溝部128と嵌合した状態でスライド可能に設けられているため、モニタユニット102はZ軸に対してY方向に垂直に保持され、前記軸の回転により倒れないように規制されながらスライド移動する。
そのため、カメラ100の前後のカバー125,126と両面のモニタカバー131,132の外観部との当接による損傷を回避することができる。
図4の状態はいわゆる自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)で、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146が、図5からスライド移動してカメラ本体の上面(Y)の反対側のZ方向端部にある。一方、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は図2から時計方向に180°回転された図5と同一位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあるため、当接状態となりスイッチはONされ、レンズユニット105は突出し撮影状態となっている。また、図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあり、モニタ反転スイッチ111はカム軸140のカム軸凸部141と非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で表示されている(表1参照)。
なお、カム軸140のカム軸凸部141の形状を変えることにより、図3から図4の間でスイッチのON/OFFを任意に設定可能である。
また、図3から時計方向に90°回転されてモニタユニットが完全に180°オープン状態になるまでは、下記の機構により移動プレートユニット146の-Z方向への移動が規制されている。すなわち、スライドベースユニット145に設けられた前側ロック解除ベース162のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね165がセットされ、前側ロック解除ベース162が反時計方向に付勢されている。一方、後側ロック解除ベース163のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね166がセットされ、後側ロック解除ベース163が時計方向に付勢されている。そこで、モニタユニット102が図4から図3への反時計方向の回動中、及び図3から図4への時計方向の回動中は、両側のロック解除軸178の凸部178aが後側ロック解除ベース163と非当接であるため、後側ロック解除ベース163の凸部163aは移動プレートの板間170aに挿入されモニタユニット102がスライド移動しないように、移動プレートユニット146の-Z方向への移動を規制する(図13参照)。
そして、モニタユニットが完全に180°オープン状態になった時、両側のロック解除軸178のロック凸部178aが後側ロック解除ベース163を押し下げることにより、後側ロック解除ベース163の凸部163aは-Y方向へ押し下げられ、移動プレートの板間170aに挿入された係合状態を解除されるため、移動プレートユニット146は-Z方向への移動が可能となる(図13参照)。
同様に、両側のロック解除軸178の凸部178aが前側ロック解除ベース162を押し下げることにより、前側ロック解除ベース162の凸部162aは-Y方向へ押し下げられ、移動プレートの板間170aに挿入された係合状態を解除されるため、移動プレートユニット146はZ方向への移動が可能となる(図12参照)。
そこで、モニタユニット102は、図5と図4との間の双方向において、Z、-Zの両方向にスライド移動可能となる。
また、ロック解除軸178の係止部178bはDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた内側カバー溝部127と嵌合し、さらに、モニタカバー係止軸135もDカットされていて、前後のカバー125,126に設けられた外側カバー溝部128と嵌合した状態でスライド可能に設けられているため、モニタユニット102はZ軸に対してY方向に垂直に保持され、前記軸の回転により倒れないように規制されながらスライド移動する。
そのため、カメラの前後のカバー125,126と両面のモニタカバー131,132の外観部の当接による損傷を回避することができる。
この時、モニタユニット102は回転位置180°でクリック係止された状態であり、さらに、図5と図4との間の双方向において、スライド移動は前記嵌合状態で行われるため、適当なフリクションで保持されている。
そして、自分撮り撮影位置ではセルフタイマ機能等を使用して撮影するときに、カメラ前面側から電子ディスプレイの映像を見ながら撮影を行うことができる。
図3の状態はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態)で、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146が、図5からスライド移動してカメラ本体の上面(Y)の反対側のZ方向端部にある。一方、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は図4から反時計方向に90°回転(図2から時計方向に90°)回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあるため、当接状態となりスイッチはONされ、レンズユニット105は突出し撮影状態となっている。また、図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあり、モニタ反転スイッチ111はカム軸のカム軸凸部141と非当接状態で、スイッチはON状態となっているため、電子ディスプレイ107は図2の映像の正位置表示に対して上下・左右反転表示位置で表示されている(表1参照)。
なお、カム軸140のカム軸凸部141の形状を変えることにより、図3から図4の間でスイッチのON/OFFを任意に設定可能である。
さらに、図示しない手動映像切換スイッチにより電子ディスプレイの映像表示位置の切替えは可能である。
また、図2から時計方向に180°回転されてモニタユニットが完全に180°オープン状態になるまでは、下記の機構により移動プレートユニット146の-Z方向への移動が規制されている。
スライドベースユニット145に設けられた前側ロック解除ベース162のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね165がセットされ、前側ロック解除ベース162が反時計方向に付勢されている。一方、後側ロック解除ベース163のロック解除ベース軸161にはねじりコイルばね166がセットされ、後側ロック解除ベース163が時計方向に付勢されている。そこで、モニタユニット102が図4から図3への反時計方向の回動中、及び図3から図4への時計方向の回動中は、両側のロック解除軸178の凸部178aが後側ロック解除ベース163と非当接であるため、後側ロック解除ベース163の凸部163aは移動プレートの板間170aに挿入されモニタユニット102がスライド移動しないように、移動プレートユニット146の-Z方向への移動を規制する(図13参照)。
この時、回転制動部材である両側のクリック板176のクリック部が両側のクリック軸177の凹部177aの溝に落ち込み圧接状態でクリック係止されている。
そして、このフリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニット102が回転位置270°でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない180°から270°までの回転位置で圧接フリクション保持される。
そして、ローアングル撮影位置ではカメラ上面側から電子ディスプレイの映像を見ながら、ローアングルで撮影を行うことができる。
図2の状態は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)で、モニタユニット102が回転自在に係止された移動プレートユニット146が、図5からスライド移動してカメラ本体101の上面(Y)の反対側のZ方向端部にある。一方、回転軸部を軸中心に両側のクリック軸177は図3から反時計方向に90°(図7から反時計方向に360°)回転された位置となっている。この時、レンズスイッチ112は移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあるため、当接状態となりスイッチはONされ、レンズユニット105は突出し撮影状態となっている。また、図示しないモニタオープンスイッチはON状態で、電子ディスプレイ107は表示状態となっている。移動プレートユニット146がカメラ本体の上面(Y)のZ方向端部にあり、モニタユニット102の回転によりモニタユニット102のモニタカバー係止軸135に取り付けられたカム軸140のカム軸凸部141がモニタ反転スイッチ111と当接し押圧するため、スイッチはOFF状態となり、電子ディスプレイ107の映像は正位置表示される(表1参照)。
この時、回転制動部材である両側のクリック板176のクリック部が両側のクリック軸177の凹部177aの溝に落ち込み圧接状態でクリック係止されている。
そして、このリクショントルクをF1、モニタユニット102の重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニット102が回転位置360°でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない270°から360°までの回転位置で圧接フリクション保持されている。
ここで、図示しないスイッチの動作について説明する。
カメラ本体101あるいはモニタユニット102には、図示しないメイン電源スイッチ、モニタオープンスイッチ、手動映像切替スイッチ、撮影スイッチ及び再生スイッチが設けられている。
メイン電源スイッチは、メイン電源のON/OFFを行うもので、OFFされるとレンズスイッチのON/OFF状態に関係無く、レンズユニットは収納状態となり、OFFされるとモニタオープンスイッチのON/OFF状態に関係無く、電子ディスプレイ107の表示はOFFとなる。
モニタオープンスイッチは、電子ディスプレイの表示のON/OFFを行う。そして、モニタユニット102がカメラ本体101の前面に閉じられると、モニタオープンスイッチがOFFされる。そして、OFFされてから10秒後に電子ディスプレイ107の表示はOFFされる。そして、メイン電源スイッチON状態でモニタユニット102を図7から図6まで開ける間に、電子ディスプレイ107の表示はONとなる。また、メイン電源スイッチOFF状態で、電子ディスプレイ107の表示はOFFとなる。
手動映像切替スイッチは、映像の表示位置を自動か手動で切替えるかの選択を行う。そして、自動時にはモニタ反転スイッチのON/OFFに連動して切替え、手動時には正位置と反転位置(上下、左右、上下・左右)を任意に選択できる。なお、映像の表示位置はモニタユニット102の360°オープン状態図2の面(Z)において、電子ディスプレイ107に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする。
撮影スイッチは、撮影のON/OFFを行うもので、撮影位置(レンズスイッチがON時)において、撮影ボタンを押すことにより電子映像がメモリに記録される。
再生スイッチは、再生のON/OFFを行うもので、図示しないモニタオープンスイッチがONしている時、再生ボタンを押すことにより、メモリに記録されている電子映像を電子ディスプレイに表示する。
次に、第2の実施の形態について、図14ないし図22及び表2を参照して説明する。
第2の実施の形態は第1の実施の形態と同様にカメラ200のモニタユニット202が、1軸の回転作動とスライド移動により回動する方法に関するものであるが、回動機構部がカメラ本体201の側面(X)に設けられている場合であり、これと対称の側面(-X)側に設けられている場合については省略してある。
そして、図14の(a)から(f)は、モニタユニット202が360°オープン状態からクローズ状態までの往復可能な回動位置とレンズユニット205の突出・収納関係を示す回動動作図(図15〜図20)である。そして、図15は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)軸の回転位置 360°であり、図16はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態) 軸の回転位置 270°であり、図17は自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)軸の回転位置 180°(スライド往復移動可能、Z方向端部)であり、図18は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)軸の回転位置 180°(スライド往復移動可能、-Z方向端部)であり、図19は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)軸の回転位置 90°であり、図20はモニタユニット収納位置(モニタユニット0°クローズ状態) 軸の回転位置 0°である。
さらに、カメラ200における構成図として、図21は図17の自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置180°(スライド往復移動可能、Z方向端部)における構成図である。図22は図15の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置360°における構成図である。
また、以下の表2は、モニタ反転スイッチのON-OFFとレンズスイッチのON-OFF状態との組合せによる電子ディスプレイ207の表示位置の関係を示す表である。
次に、第2の実施の形態の構成を説明する。
この第2の実施の形態のカメラ200は、第1の実施の形態と同様の基本構成であり、カメラ本体201、収納式のレンズユニット205、モニタユニット202、図示しないスライドユニット204で構成されているので、第1の実施の形態との相違についてのみ説明する(図14、図21、図22参照)。
第2の実施の形態におけるカメラ200の第1の実施の形態との相違は、第1の実施の形態と同様構造の図示しないスライドユニット204が、カメラ本体201の図示しない内部構造部材の側面(X)側に設けられている点である。なお、これと対称の側面(-X)側に設けることもできるが、この構成については説明を省略してある。
第2の実施の形態の図15〜図20には、モニタユニット202が、1軸の回転機構と、さらに、その回転軸がスライド移動機構によりスライド移動し、カメラ本体の後面(Z)から側面(X)を通過して前面(-Z)に回動する動作を示す。
また、第1の実施の形態と同様に、モニタユニット202は、図15(モニタユニット202がオープン状態)から図20(モニタユニット202がクローズ状態)または、図20(モニタユニット202がクローズ状態)から図15(モニタユニット202がオープン状態)まで回動する途中、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。
モニタユニット202が図15の位置にある時の映像の表示を、電子ディスプレイ207に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする時、モニタユニット202はY軸に対して360°回動するため、その他の映像表示位置の図16から図20においても映像の表示位置は正位置表示となり、映像の表示位置は変化しない(表2参照)。
そこで、機能上では、第1の実施の形態におけるモニタユニット102の回動に連動してON/OFFするモニタ反転スイッチ111が不用となり、削除されている点のみが相違している。
また、スライドユニット204を側面(X)に配置したため、カメラ本体201のカバー225,226及びモニタユニット202のモニタカバー231,232の形状などは変更されている。
このように、第1の実施の形態及び第2の実施の形態の基本的構成は、
回動式モニタ部が設けられた電子機器において、
1軸が回転作動とスライド移動を行う回動機構部がカメラ本体の上面(Y)に設け(第1の実施の形態)られているか、カメラ本体の側面(X)または、これと対称の側面(-X)側に設け(第2の実施の形態)られていて、
モニタ部はクローズ状態から360°オープン状態まで回動し、所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持され、また回動する途中の任意の位置において両方向への回動が可能で、
モニタ部が収納位置において撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護の両方を兼用して行うよう設けられた電子機器であり、
(1.1) 前記回転軸は、カメラ本体の上面(Y)に設けられているスライドガイド部(カバー溝部127、カバー溝部128)のZ方向端部及び-Z方向端部において、それぞれ180°回転してカメラ本体に垂直に立った状態となる。
この時、モニタユニット102が回転可能に係止された移動プレート170の0°から180°(図7〜図5)及び360°から180°(図2〜図4)の回転範囲では、モニタユニット102がカメラ本体に垂直に立った状態になるまで、前側ロック解除ベース162の凸部162a及び後側ロック解除ベース163の凸部163aが移動プレートの板間170aに挿入されため、移動プレートユニット146の第2ヒンジプレート172に取り付けられたモニタユニット102のスライド移動が出来ないよう規制される(図2、図3参照)。
(1.2) モニタユニット102が180°回転してカメラ本体101に垂直に立った状態となると、前記移動プレートユニット146のスライド移動規制が解除され、モニタユニット102はZ,-Zの両方向(図4〜図5)にスライド移動可能となる。この時、スライドガイド部であるカバー溝部127と係止部178bのDカット部が、スライドガイド部であるカバー溝部128とモニタカバー係止軸135のDカット部が嵌合した状態でスライド移動するため、モニタユニット105がカメラ本体101に垂直に立った状態で倒れずにスライド移動することができる(図2参照)。
(1.3) 前記回転軸のクリック軸177には、複数の溝状の凹部177aが設けられているため、モニタユニット102の回転によりクリック板176が溝に落ち込み、複数の所定位置でクリック係止される。
この時のフリクショントルクをF1、モニタユニットの重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係が設定されていて、モニタユニットが所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の任意の位置で圧接フリクション保持される(図11参照)。
(1.4) レンズユニット105がカメラ本体101に完全に収納状態となるまで、モニタユニット102が90°から0°方向(図6から図7)へ回転して、レンズユニット105と当接しないよう規制するガード機構であるレンズガード板180が設けられている(図11参照)。
(1.5) モニタユニット102の回動に連動してレンズスイッチ112がON/OFFすることにより、沈筒式レンズ鏡筒機構を有する収納式レンズユニット105が、カメラ本体101からの突出(撮影状態)/収納(映像再生状態)を自動的に切替えることができる(図11、表1参照)。
(1.6) 図示しないメイン基板からモニタユニット102への配線用のリードワイヤ182,183はモニタユニット102の回転軸部が中空構造となっていて、その中空部を通って配線されている。
本実施の形態では、モニタユニット102の回転軸部の両側に2箇所ずつの配線用中空部が設けてあり、リードワイヤ182はカシメ軸174の中空部を通って配線され、リードワイヤ183は表裏のモニタカバー131,132のDカットされた軸部であるカム軸140が取り付けられたモニタカバー係止軸135の中空部を通って配線されている(図10、図11参照)。
(1.7) 第1の実施の形態においては、モニタユニット102の回動に連動してモニタ反転スイッチ111がON/OFFすることにより、電子ディスプレイ部に表示される映像の正位置表示と上下・左右反転位置表示を自動的に切替えることができる(図11、表1参照)。なお、第2の実施の形態においては、モニタユニット102がY軸に対して360°回動するため、映像の表示位置は変化せず、モニタ反転スイッチ111が不用である。
(1.8) 図示しない手動映像切替スイッチが、カメラ本体101あるいは、モニタユニット102に設けられていて、自動時にはモニタ反転スイッチ111のON/OFFに連動して、自動的に映像位置の切替えが行われ、手動時には正位置と反転位置(上下、左右、上下・左右)を任意に選択できる。
このように、第1の実施の形態及び第2の実施の形態によれば、従来の構成に対し、第1の実施の形態および第2の実施の形態において、モニタユニット102が収納時に撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を行い、また、モニタユニット102の回転軸が回転し、さらに、ガイド部をスライド移動するのみならず、スライド移動用ガイド部をカメラ本体101の前面(撮影レンズ側)以外に設けたことにより、モニタユニット102が収納状態から360°回動するため、操作者の見る方向に応じてモニタユニット102の姿勢を変えることができる(図1参照)。
そして、この時、回転軸のフリクショントルクをF1、モニタユニットの重量をW1mとすると、
(式1)F1>W1m
(式2)F1≒2×W1m
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニットが所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の任意の位置で圧接フリクション保持される(図11参照)。
また、この時、モニタユニット102の回動に連動してレンズスイッチがON/OFFすることにより、沈筒式レンズ鏡筒機構を有する収納式レンズユニット105が、カメラ本体101からの突出(撮影状態)/収納(映像再生状態)を自動的に切替えることができる(表1参照)。
また、レンズユニット105がカメラ本体101に完全に収納状態となるまで、モニタユニット102が90°から0°方向(図6から図7)へ回転しないよう規制するガード機構としてレンズガード板180が設けられているため、モニタユニット102の回動中におけるレンズユニット105との当接による損傷を防止できる(図11参照)。
モニタユニット102の回動中の回転軸がカメラ本体101のスライドガイド部のZ方向端部及び-Z方向端部においては、モニタユニット102が180°回転してカメラ本体101に垂直に立った状態になるまで、モニタユニット102のスライド移動が出来ないよう規制できる(図12、図13)。
さらに、モニタユニット102のスライド移動中は、モニタユニット102がカメラ本体101に垂直に立った状態で倒れずにスライド移動する機構になっているため、モニタユニット102のカバー131,132とカメラ101のカバー125,126の外観部が当接して損傷を受けることがない。
また、メイン基板からモニタユニット102への配線用のリードワイヤ182,183は、モニタユニット182の回転軸部が中空構造となっていて、その中空部を通って配線されているため、外部へ露出せず損傷を受けることがない。
この時、第1の実施の形態において、モニタユニット102の回動に連動してモニタ反転スイッチがON/OFFすることにより、電子ディスプレイ部に表示される映像の正位置表示と上下・左右反転位置表示を自動的に切替えることができる(表1参照)。なお、第2の実施の形態においては、モニタユニット102がY軸に対して360°回動するため、映像の表示位置は変化せず、モニタ反転スイッチ111が不用である。
次に、第3の実施の形態について図23〜図37、及び表3を参照して説明する。
第3の実施の形態は、カメラ300のモニタユニット302が、平行に設けられた2軸の回転作動により回動する方法に関するものであり、回動機構部の第1の軸がカメラ本体301の上面(Y)のZ軸方向の中央部に設けられている場合である。
図23の下段(a)から(d)及び上段の(e)すなわち図24ないし図28は、モニタユニット302がクローズ状態から360°オープン状態までの回動位置と、レンズユニット305の突出・収納関係を示す回動動作図(図24から図28)であり、図23の上段の(e)から(f)及び下段の(a)はモニタユニット302が360°オープン状態からクローズ状態までの回動位置と、レンズユニット305の突出・収納関係を示す回動動作図(図28から図24)である。
そして、図24はモニタユニット収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)、軸の回転位置(第1の軸 0°、第2の軸 0°)、図25は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸 0°、第2の軸 90°)、図26は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸 0°、第2の軸 180°)、図27は映像再生表示位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸 90°、第2の軸 180°)、図28は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 180°)、図29はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 90°)、図30は自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 0°)、図31は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸 90°、第2の軸 0°)である。また、図24ないし図31において、(a)は斜視図、(b)は支持機構の斜視図である。
そして、カメラ300における構成図、ユニット構成図及び部品展開図について、図32は図30の自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 0°)における構成図である。図33は図28の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 180°)における構成図である。図34は図28の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 180°)におけるユニット構成図である。図35は図28の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 180°)における部品展開図である。図36は図28の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸 180°)における一側のストッパプレート334の部分の詳細部品展開図である。図37は図28の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸180°、第2の軸O2 180°)における他側のストッパプレート335の部分の詳細部品展開図である。
また、以下の表3は、モニタ反転スイッチのON-OFFとレンズスイッチのON-OFF状態との組合せによる電子ディスプレイ307の表示位置の関係を示す表である。
なお、以下の説明においては、モニタユニット302が収納位置にある時を0°として、各部材の回転・回動角度を表している。
そして、この第3の実施の形態では、カメラ300は、カメラ本体301、収納式のレンズユニット305、モニタユニット302、支持機構としてのヒンジユニット304で構成されている(図32、図33、図34参照)。
そこで、ヒンジユニット304のカメラ本体301と回転可能に係止された軸部を第1の軸O1と呼び、ヒンジユニット304のモニタユニット302と回転可能に係止された軸部を第2の軸O2と呼ぶことにする。
また、カメラ本体301は、後面のカバー311及び前面のカバー312、及びレンズスイッチ313を備えている。そして、モニタユニット302は、表面のモニタカバー315及び裏面のモニタカバー316を備えている。また、ヒンジユニット304は、一対のヒンジカバー321,322を備え、これらヒンジカバー321,322の内側に、第1のヒンジプレート331、第2のヒンジプレート332、両側に対をなすストッパプレート334,335を備えている。さらに、これら部材を回動可能に接続するため、3対のカシメ軸341、クリックばね342、クリック板343、クリック軸344と、1個のカシメ軸345を備えている。さらに、ヒンジユニット304には、カム軸351、モニタ反転スイッチ352、レンズガード板355、及びリードワイヤ358,359が配置されている。また、カメラ本体301の前面には、フラッシュ360が設けられている。
また、図23の下段(a)〜(d)に示す図24、図25、図26、図27、及び図23の上段(e)に示す図28では、クローズ状態のモニタユニット302がカメラ本体301の前面(-Z)から上面(Y)を通過して、360°オープン状態のモニタユニット302が後面(Z)まで回動する動作を示し、図23の上段(e)〜(h)に示す図28、図29、図30、図31、及び図23の下段(a)に示す図24では、360°オープン状態のモニタユニット302がカメラ本体の後面(Z)から上面(Y)を通過してクローズ状態のモニタユニット302が前面(-Z)まで回動する動作を示す。
また、モニタユニット302は、図24(モニタユニット302がクローズ状態)から図28(モニタユニット302が360°オープン状態)または、図28(モニタユニット302が360°オープン状態)から図24(モニタユニット302がクローズ状態)まで回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。但し、後述するように、2軸とも各回転範囲は180°以内に規制されている。
また、図23は各回動位置におけるモニタユニット302及びヒンジユニット304のクリック係止状態と、収納式のレンズユニット305のレンズ鏡筒が突出した撮影状態と収納された非撮影状態を示している。
さらに、各回転軸部に設けられた回転制動部材によりモニタユニット302は、クリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持可能に設けられている。
なお、第3の実施の形態では、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3h、第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3aとした時に、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302とヒンジユニット304が所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持される。
カメラ本体301は、図示しない内部構造部材の前面(-Z)側に収納式のレンズユニット305、上面(Y)側にレンズスイッチ313が取り付けられている。
また、モニタユニット302が取り付けられたヒンジユニット304の構成部材である第1ヒンジプレート331がカメラ本体301の図示しない内部構造部材の上面(Y)側に取り付け固定されている。
そして、前後のカバー311及びカバー312が、カメラ本体301の図示しない内部構造部材とヒンジユニット304の構成部材である第1ヒンジプレート331を挟持して取り付けられている。
収納式レンズユニット305は非撮影状態の時にカメラ本体301の内部に収納される、いわゆる沈筒式機構を有するレンズ鏡筒であり、カメラ本体301の図示しない内部構造部材の後面(Z)の上側に取り付けられたレンズスイッチ313がONした時、カバー311の前面(-Z)の孔部から突出し撮影状態となり、OFFした時レンズユニット305は収納され非撮影状態となる。
また、カメラ本体301あるいはモニタユニット302には、図示しないメイン電源スイッチ、モニタオープンスイッチ、手動映像切替スイッチ、撮影スイッチ及び再生スイッチが設けられている。
図35〜図37にモニタユニット302がオープン状態である図28の時の各機構部の詳細部品構成を示す。
モニタユニット302は、電子ディスプレイ307及び図示しない内部構造部材が表裏のモニタカバー315またはモニタカバー316に取り付けられて構成されている。
また、表裏のモニタカバー315,316は、ヒンジユニット304の第2の軸O2を構成する2個のカシメ軸341,345の構成部材を挟持した状態で、第2ヒンジプレート332に取り付けられ、モニタユニット302が180°回転可能に係止されている。
さらに、モニタユニット302は、第2の軸O2に設けられた回転制動部材であるクリックばね342、クリック板343、クリック軸344に形成した凹部344bにより、クリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持可能に設けられている。
この時のフリクショントルクは、第2の軸O2の回転制動力をF3a、第1の軸O1の回転制動力をF3b、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302とヒンジユニット304が所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持される。
また、第2の軸O2の構成部材であるカム軸351が他側のカシメ軸345のDカット部に嵌合して固定されていて、モニタユニット302の回転に連動して、カム軸351から突設したカム軸凸部351aがモニタ反転スイッチ352をON/OFFする。
そして、映像の表示位置の切替えは、モニタ反転スイッチ352のON-OFFとレンズスイッチ313のON-OFFとの組合せにより、正位置表示と上下・左右反転位置表示の切替えが自動的に行われる(表3参照)。
なお、映像の表示位置は図28において、電子ディスプレイ107に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする。
ヒンジユニット304には、モニタユニット302を取り付けて回転可能に係止する第2の軸O2のための第2ヒンジプレート332が、両側一対のストッパプレート334,335により回動可能に係止されている。さらに、第1ヒンジプレート331には、カメラ本体301と回転可能に係止された第1の軸O1が設けられていて、カメラ本体301の図示しない内部構造部材に取り付けられている。
そして、一対のヒンジカバー321,322は構成部材を覆うために、第1の軸O1と第2の軸O2を回動可能に係合する両側一対のストッパプレート334,335に取り付けられている。
次に、モニタユニット302が回動可能に係合する一対のカシメ軸341,345の軸中心を結んだ第2の軸O2の構成について説明する。
第2ヒンジプレート332には、一側にクリック軸344、他側にカシメ軸345がカシメられている。さらに、クリック軸344には、カシメ軸341にクリックばね342及びクリック板343が挿入されたものが挿入される。一側のカシメ軸341は、一側のストッパプレート334にカシメられる。この時、クリックばね342、クリック板343の内径部は小判型になっており、カシメ軸341に対応する個所も小判形状していて位置決めされる。この為、第2の軸O2によるモニタユニット302の回転においてはカシメ軸341の位置は固定である。一方、第2ヒンジプレート332にカシメられたクリック軸344は、第2ヒンジプレート332に取り付けられたモニタカバー315とモニタカバー316に挟持された状態で係合しているため、モニタユニット302の回転に連動して回転を行う。第2ヒンジプレート332の回動に伴う第2の軸O2の回転範囲は180°である。そして、モニタユニット302は第2の軸O2の回転途中においてもクリックばね342により任意の位置で圧接フリクション保持される。
この時、第2の軸O2のクリック軸344には複数の溝状の凹部344bが形成され、モニタユニット302の回転と係合して回転することにより、クリック板343の突出部が凹部344bに入り込むことでクリック係止されている。
次に、ヒンジユニット304がカメラ本体301と回動可能に係合する両側一対のカシメ軸341の軸中心を結んだ第1の軸O1の構成について説明する。
第1ヒンジプレート331には、両側のクリック軸344がカシメられている。各クリック軸344には、カシメ軸341にクリックばね342、クリック板343を挿入したものが挿入される。そして、各カシメ軸341は、それぞれストッパプレート334,335にカシメられる。この時、クリックばね342、クリック板343の内径部は小判型になっており、各カシメ軸341の対応する個所も小判形状していて各軸に対して位置決めされる。また、各クリック軸344には複数の溝状の凹部344bがあり、各カシメ軸341の第1の軸O1の回転によりクリック板343の突出部がクリック軸344の凹部344bにはまり込むことでクリック係止されている。また、モニタユニット302は、第1の軸O1の回転途中においてもクリックばね342により、任意の位置で圧接フリクション保持される。そして、ストッパプレート334及びストッパプレート335の回動に伴う第1の軸O1の回転範囲は180°である。
この時のフリクショントルクは、第2の軸O2の回転制動力をF3a、第1の軸O1の回転制動力をF3b、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302とヒンジユニット304が所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持される。
そして、第1の軸O1と第2の軸O2の往復可能な回転範囲はそれぞれ180°で、時計方向および反時計方向ともに180°以上回転しないよう規制されている(図36、図37参照)。
第2ヒンジプレート332にカシメられた他側のカシメ軸345は、ストッパプレート335の孔に挿入され、ストッパプレート335を挟み込んだ状態でこのカシメ軸345にカム軸351が取り付けられている。同様に、カシメ軸345とカム軸351は、第2ヒンジプレート332に取り付けられたモニタカバー315とモニタカバー316とに挟持された状態で係合しているため、モニタユニット302の回転に連動して回転を行う。
そこで、ストッパプレート335に取り付けられたモニタ反転スイッチ352は、カム軸351の回転によりカム軸351のカム軸凸部351aが、モニタ反転スイッチ352と当接してスイッチをON-OFFすることにより、映像の正位置表示と上下・左右反転位置表示を自動的に切替える。
但し、映像の表示位置の切替えは、モニタ反転スイッチ352のON-OFFとレンズスイッチ313のON-OFFとの組合せにより、正位置表示と上下・左右反転位置表示の切替えが自動的に行われる(表3参照)。
レンズスイッチ313はカメラ本体301の図示しない内部構造部材の上面(Y)側に取り付けられていて、第1の軸O1の回転に連動した他側のカシメ軸341の凸部341bにより、スイッチをON-OFFされる。第1の軸O1が反時計方向に180°回転した位置でスイッチがONされると、収納式のレンズユニット305のレンズ鏡筒が突出して撮影状態となり、それ以外の回転位置ではスイッチがOFFされレンズ鏡筒は収納されて非撮影状態となる(表3参照)。
そして、図示しないメイン基板からモニタユニット302への配線用のリードワイヤ358は、第1の軸O1である他側のカシメ軸341及び、第2の軸O2である他側のカシメ軸345の中空部を通ってモニタユニット内の電子ディスプレイ307等へ配線されている。同様に、図示しないメイン基板からモニタユニット302への配線用のリードワイヤ359は、第1の軸O1である一側のカシメ軸341及び、第2の軸O2である一側カシメ軸341の中空部を通ってモニタユニット内の電子ディスプレイ307や図示しないスイッチ等へ配線されている。
レンズガード板355は、レンズユニット105の突出・収納状態とリンクして作動するよう設けられていて、モニタユニット302が図30の位置から図24の収納位置まで短時間で回動された時、レンズユニット305がカメラ本体301内に完全に収納状態とならない場合に、モニタユニット302が図31の位置において、第1の軸O1が90°から0°の時計方向(図31から図24)へ回転しないよう規制するガード機構として設けられている。そこで、レンズガード板355により電子ディスプレイ307とレンズユニット305の鏡筒部とが当接することによる損傷等の不具合が防止される。
以下の説明においては、モニタユニット302が収納位置にある時を0°として、各部材の回転・回動角度を表している。
まず、この第3の実施の形態の図23において、モニタユニット302が第1の軸O1及び第2の軸O2の回転・回動作動により、図23の下段(a)〜(d)に示す図24、図25、図26、図27、及び図23の上段(e)に示す図28では、クローズ状態のモニタユニット302がカメラ本体301の前面(-Z)から上面(Y)を通過して、360°オープン状態のモニタユニット302が後面(Z)まで回動する動作を説明する。次いで、図23の上段(e)〜(h)に示す図28、図29、図30、図31、及び図23の下段(a)に示す図24では、360°オープン状態のモニタユニット302がカメラ本体301の面後(Z)から上面(Y)を通過してクローズ状態のモニタユニット302が前面(-Z)まで回動する動作を説明する。
また、モニタユニット302は、図24(モニタユニット302がクローズ状態)から図28(モニタユニット302が360°オープン状態)または、図28(モニタユニット302が360°オープン状態)から図24(モニタユニット302がクローズ状態)まで回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。
そして、ヒンジユニット304の第2の軸O2および第1の軸O1が、各々時計方向及び反時計方向へ180°以上回転しないよう規制されていて、かつ前記力量関係によりモニタユニットが収納位置図24から360°オープン位置図28まで反時計方向で回動する場合と、モニタユニットが360°オープン位置図28から収納位置図24まで時計方向で回動する場合で、モニタユニットの回動途中の係止位置が異なる。
この第3の実施の形態では、モニタユニット302が収納位置図24から360°オープン位置図28まで反時計方向で回動する時、前記力量関係により最初に第2の軸O2が0°位置から180°反時計方向へ回転図26する。この時、第2の軸O2は反時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制されるため、続いて第1の軸O1が0°位置から180°反時計方向へ回転し、第1の軸O1も同様に反時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制される。
また、モニタユニット302が360°オープン位置図28から収納位置図24まで時計方向で回動する時、前記力量関係により最初に第2の軸O2が180°位置から180°時計方向へ回転して第2の軸O2が0°の回転位置図30になった時、第2の軸O2は時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制されるため、続いて第1の軸O1が180°位置からから90°時計方向へ回転し図31、レンズスイッチ112がOFFし収納式レンズユニット105がカメラ本体に収納され非撮影状態となる。
さらに、第1の軸O1が90°位置から0°位置まで90°時計方向へ回転し、モニタユニットが収納位置図24となる。この時、第1の軸O1は時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制される。
この第1の軸O1および第2の軸O2の往復可能な回転範囲が180°以上回転しないよう規制されている規制機構について下記に説明する。
図24及に示すように、モニタユニット302収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)において、モニタユニット302はカメラ本体301の後面(-Z)に当接した状態であり、第1の軸O1と第2の軸O2を係合する両側のストッパプレート334,335は、面(XY)に対して-Z方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は0°(図6から時計方向に180°)回転された位置となっていて、第2の軸O2も0°(図4、図5、図6から時計方向に180°)回転された位置となっている。また、図24の第1の軸O1の回転位置は、図30に示すように、一側のクリック軸344に形成したストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、図31に示すように、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、0°で規制されている。同様に、第2の軸O2の回転位置は、図30に示すように、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、図31に示すように、対向するカシメ軸345のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、0°で規制されている(図36、図37参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は0°でモニタユニットは収納されクローズ状態となっている。
また、図24における第1の軸O1の0°回転位置規制は、カメラ本体の上面(Y)のカバー311の外観面とヒンジユニット304のヒンジカバー321の外観面が当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。なお、カメラ本体のカバー311の上面(Y)とヒンジユニット304のヒンジカバー321の露出されない外観部を当接させる構造にしても良い。
そして、一対のヒンジカバー321,322は構成部材を覆うために、第1の軸O1と第2の軸O2を回動可能に係合するストッパプレート334,335に取り付けられている。
同様に、図24における第2の軸O2の0°回転位置規制は、モニタユニット302の表面(F)がカメラ本体301の後面(Z)のカバー311の外観面と当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。
また、一側のクリック軸344のストッパ部344c、他側のクリック軸344のストッパ部344d、一側のクリック軸344のストッパ部344a、他側のカシメ軸345のストッパ部345cは(180+2α)°範囲が凹部形状に設けられていて、対応する凸部334a、凸部335a、凸部334b、凸部335bの各凸部と嵌合している。そして、第1の軸O1、第2の軸O2の時計方向および反時計方向への全回転に伴い、各軸の凹部形状の両側端面が各ストッパプレートの凸部の両側端面と当接することにより回転は止められる。前記α°はストッパプレートの凸部の幅に相当する角度である。
図28は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)で、モニタユニット302はカメラ本体301の後面(Z)に当接した状態であり、第1の軸O1と第2の軸O2を係合する両側のストッパプレート334,335は、面(XY)に対してZ方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は180°反時計方向に回転された位置となっていて、第2の軸O2も180°反時計方向に回転された位置となっている。
図28の第1の軸O1の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、180°で規制されている。同様に、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する他側のカシメ軸345のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、180°で規制されている(図36、図37参照)。そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は360°でモニタユニットは360°オープン状態となっている。
この第1の軸O1および第2の軸O2の回転範囲が180°以上回転しないよう往復可能に規制されている規制機構について下記に説明する。なお、前記のように第1の軸O1および第2の軸O2は、時計方向および反時計方向に往復可能に180°以上回転しないよう規制されている。
また、図28における第1の軸O1の180°回転位置規制は、カメラ本体の上面(Y)のカバー312の外観面とヒンジユニット304のヒンジカバー322の外観面が当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。なお、カメラ本体のカバー312の上面(Y)とヒンジユニット304のヒンジカバー322の露出されない外観部を当接させる構造にしても良い。
同様に、図28における第2の軸O2の180°回転位置規制は、モニタユニット302の裏面(R)がカメラ本体の後面(Z)のカバー312の外観面と当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。
この時、クリック軸344のストッパ部344c、ストッパ部344d、ストッパ部344a、ストッパ部345cは(180+2α)°範囲が凹部形状に設けられていて、対応する凸部334a、凸部335a、凸部334b、凸部335bの凸部と嵌合している。
そして、第1の軸O1、第2の軸O2の時計方向および反時計方向への全回転に伴い、各軸の凹部形状の両側端面が各ストッパプレートの凸部の両側端面と当接することにより、回転は時計方向および反時計方向ともに180°で止められる。前記α°はストッパプレートの凸部の幅に相当する角度である(図36、図37参照)。
なお、図示しないメイン電源スイッチは全ての位置においてON状態になっている。図示しない手動映像切替スイッチは自動切替えが選択されていて、モニタ反転スイッチ352のON/OFFとレンズスイッチ313のON-OFF状態の組合せに連動して映像の表示位置が切替られる状態となっている(表3参照)。
図24はモニタユニット302収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)で、モニタユニット302はカメラ本体301の前面(-Z)に当接した状態であり、モニタユニット302の表面(F)の電子ディスプレイ307と収納されたレンズユニット305は向かい合い、モニタユニット302の裏面(R)により保護されている。そして、第1の軸O1と第2の軸O2を係合する両側のストッパプレート334,335は、面(XY)に対して-Z方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は0°(図28から時計方向に180°)の回転位置となっていて、第2の軸O2も0°(図26、図27、図28から時計方向に180°)の回転位置となっている。
そして、レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと非当接となっているため、スイッチはOFFとなり、レンズユニット305は収納されている。また、ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351の回転に伴い、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aとの当接-非当接によりスイッチがON-OFFされる。そこで、第2の軸O2の回転位置が0°でカム軸凸部351aはモニタ反転スイッチ352に当接し押圧するためスイッチがONし、第2の軸O2の回転位置が90°から180°の範囲でカム軸凸部351aはモニタ反転スイッチ352に非当接となりスイッチがOFFするよう設けられている。
また、図24では第2の軸O2の回転位置が0°であり、モニタ反転スイッチ352はスイッチはON状態となっているが、図示しないモニタオープンスイッチがOFF状態となっているため、電子ディスプレイ107の映像は表示されない。但し、映像の表示位置の切替えは、モニタ反転スイッチ352のON-OFFとレンズスイッチ313のON-OFFとの組合せにより、正位置表示と上下・左右反転位置表示の切替えが自動的に行われる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は、第1の軸O1の一側のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、0°で規制されている。
同様に、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、0°で規制されている(図36、図37参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は0°でモニタユニット302は収納されクローズ状態となっている。
なお、前記のように第1の軸O1および第2の軸O2の往復可能な回転範囲は180°で、時計方向に180°以上回転しないよう規制されている。
また、図24における第1の軸O1の0°回転位置規制は、カメラ本体の上面(Y)のカバー311の外観面とヒンジユニット304のヒンジカバー321の外観面が当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。なお、カメラ本体301のカバー311の上面(Y)とヒンジユニット304のヒンジカバー321の露出されない外観部を当接させる構造にしても良い。
そして、一対のヒンジカバー321,322は構成部材を覆うために、第1の軸O1と第2の軸O2を回動可能に係合する両側のストッパプレート334,335に取り付けられている。
同様に、図24における第2の軸O2の0°回転位置規制は、モニタユニット302の表面(F)がカメラ本体の後面(Z)のカバー311の外観面と当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302がヒンジユニット304と係合した第2の軸O2の回転位置が0°、ヒンジユニット304がカメラ本体301と係合した第1の軸O1の回転位置が0°でクリック係止され、圧接フリクション保持される。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
そして、モニタユニット302はカメラ本体301の前面(-Z)に当接し、モニタユニット302の表面(F)の電子ディスプレイ307と収納されたレンズユニット305は向かい合い、モニタユニット302の裏面(R)により保護されている。
図25は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)で、モニタユニット302が第2の軸O2を中心に図24から反時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側のストッパプレート334,335は図24と同様に、面(XY)に対して-Z方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は0°(図28から時計方向に180°)回転された位置となっていて、第2の軸O2のみが図24から反時計方向に90°回転し90°(図28から時計方向に90°)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと非当接となっているため、スイッチはOFFとなり、レンズユニット305は収納されている。
そして、モニタユニット302がカメラ本体の後面(Z)の当接状態から反時計方向に回動するのに伴い、図示しないモニタオープンスイッチは全ての位置でON状態となり、電子ディスプレイ107の映像は表示される。
そして、ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351が90°回転したのに伴い、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと非当接となるためスイッチがOFFとなる。
そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のOFFとレンズスイッチ313のOFFとの組合せにより、上下・左右反転位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は図24と同様に、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、0°で規制されている。
そして、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに非当接となり、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに非当接となり、90°の中間位置となっているが、圧接フリクションによりクリック係止される(図35参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は90°でモニタユニットは90°オープン状態となっている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、
モニタユニット302が図24から図25まで反時計方向へ90°回動する時、第1の軸O1は回転位置0°でクリック係止されたまま回転せず、第2の軸O2のみが回転位置0°から90°まで回転する。
さらに、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない0°から90°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
図26は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)で、モニタユニット302が第2の軸O2を中心に図25から反時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側のストッパプレート334,335は図24と同様に、面(XY)に対して-Z方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は0°(図28から時計方向に180°)回転された位置となっていて、第2の軸O2のみが図25から反時計方向に90°回転し180°(図28と同一)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと非当接となっているため、スイッチはOFFとなり、レンズユニット305は収納されている。
ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351が180°回転したのに伴い、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと非当接となるためスイッチがOFFとなる。そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のOFFとレンズスイッチ313のOFFとの組合せにより、上下・左右反転位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は図24と同様に、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、0°で規制されている。
モニタユニット302が図25から図26まで反時計方向へ回動する時、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係により第1の軸O1はクリック係止されていて回転しない。同様に、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、180°回転位置で規制されている(図36、図37参照)。そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は180°でモニタユニットは180°オープン状態となっている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、
モニタユニット302が図25から図26まで反時計方向へ90°回動する時、第1の軸O1は回転位置0°でクリック係止されたまま回転せず、第2の軸O2のみが回転位置90°から180°まで回転する。
さらに、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない90°から180°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
図27は映像再生表示位置(モニタユニット270°オープン状態)で、モニタユニット302が第1の軸O1を中心に図26から反時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側のストッパプレート334,335は、面(XZ)に対してY方向に垂直状態の回転位置であり、第2の軸O2は図26と同一の180°(図28と同一)の回転位置で規制されたままであり、第1の軸O1のみが図26から反時計方向に90°回転し90°(図28から時計方向に90°)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと非当接となっているため、スイッチはOFFとなり、レンズユニット305は収納されている。ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351が180°回転していて、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと非当接となるためスイッチがOFFとなる。そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のOFFとレンズスイッチ313のOFFとの組合せにより、上下・左右反転位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに非当接となり、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに非当接となり、90°の中間位置となっているが、圧接フリクションによりクリック係止される(図35参照)。
同様に、第2の軸O2の回転位置は図26と同様に、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、180°回転位置で規制されている(図36、図37参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は270°でモニタユニットは270°オープン状態となっている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302が図26から図27まで反時計方向へ回動する時、第2の軸O2は回転位置180°でクリック係止され回転せず、第1の軸O1のみが回転位置90°まで回転する。
さらに、第1の軸O1の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない0°から90°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に時計方向へも回動可能である。
同様に、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない0°から180°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
図28は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)で、モニタユニット302が第1の軸O1を中心に図27から反時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側のストッパプレート334,335は、面(XY)に対してZ方向に垂直状態の回転位置であり、第2の軸O2は180°(図26と同一)の回転位置のままであり、第1の軸O1のみが図27から反時計方向に90°回転し180°(図24から反時計方向に180°)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと当接状態となるため、スイッチはONとなり、レンズユニット305は突出されている。ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351が180°回転していて、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと非当接となるためスイッチがOFFとなる。そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のOFFとレンズスイッチ313のONとの組合せにより、正位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、180°で規制されている。同様に、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、180°で規制されている(図36、図37参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は360°でモニタユニットは360°オープン状態となっている。
なお、前記のように第1の軸O1および第2の軸O2の往復可能な回転範囲は180°で、反時計方向に180°以上回転しないよう規制されている。
また、図28における第1の軸O1の180°回転位置規制は、カメラ本体の上面(Y)のカバー312の外観面とヒンジユニット304のヒンジカバー322の外観面が当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。
しかし、カメラ本体のカバー312の上面(Y)とヒンジユニット304のヒンジカバー322の露出されない外観部を当接させる構造にしても良い。
同様に、図28における第2の軸O2の180°回転位置規制は、モニタユニット302の裏面(R)がカメラ本体の後面(Z)のカバー312の外観面と当接することによる損傷を防止するためにクリアランスを生じるよう設けられている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、
モニタユニット302が図27から図28まで反時計方向へ回動する時、第2の軸O2は回転位置180°でクリック係止され回転せず、第1の軸O1のみが回転位置180°まで回転する。さらに、第1の軸O1の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない0°から180°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に時計方向へも回動可能である。同様に、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない0°から180°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
図29はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態)で、モニタユニット302が第2の軸O2を中心に図28から時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側のストッパプレート334,335は図28と同様に、面(XY)に対してZ方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は180°(図24から反時計方向に180°)回転された位置のままで、第2の軸O2のみが図28から時計方向に90°回転し90°(図25と同一)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと当接状態となるため、スイッチはONとなり、レンズユニット305は突出されている。ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351が図28から時計方向に90°回転したのに伴い、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと非当接となるためスイッチがOFFとなる。そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のOFFとレンズスイッチ313のONとの組合せにより、正位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、180°で規制されている。
そして、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに非当接となり、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに非当接となり、90°の中間位置となっているが、圧接フリクションによりクリック係止される(図35参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は270°でモニタユニットは270°オープン状態となっている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302が図28から図29まで時計方向へ90°回動する時、第1の軸O1は回転位置180°でクリック係止されたまま回転せず、第2の軸O2のみが回転位置180°から90°まで回転する。さらに、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない180°から90°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に反時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
図30は自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)で、モニタユニット302が第2の軸O2を中心に図29から時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側一対のストッパプレート334,335は図28と同様に、面(XY)に対してZ方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は180°(図24から反時計方向に180°)回転された位置のままで、第2の軸O2のみが図29から時計方向に90°回転し0°(図24と同一)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと当接状態となるため、スイッチはONとなり、レンズユニット305は突出されている。ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351が図28から180°時計方向に回転し0°の回転位置となったのに伴い、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと当接状態となるためスイッチがONとなる。そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のONとレンズスイッチ313のONとの組合せにより、上下・左右反転位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに当接し、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに同時に当接し、180°で規制されている。同様に、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、0°で規制されている(図36、図37参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は180°でモニタユニットは180°オープン状態となっている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302が図29から図30まで時計方向へ90°回動する時、第1の軸O1は回転位置180°でクリック係止されたまま回転せず、第2の軸O2のみが回転位置90°から0°まで回転する。さらに、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない180°から0°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に反時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
図31は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)で、モニタユニット302が第1の軸O1を中心に図30から時計方向に90°回転された位置である。第1の軸O1と係合する両側のストッパプレート334,335は図27と同様に、面(XZ)に対してY方向に垂直状態の回転位置であり、第2の軸O2は0°(図24と同一)の回転位置のままであり、第1の軸O1のみが図30から時計方向に90°回転し90°(図24から反時計方向に90°)の回転位置となっている。
レンズスイッチ313は第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bと非当接となっているため、スイッチはOFFとなり、レンズユニット305は収納されている。ストッパプレート335に取り付けられているモニタ反転スイッチ352は、モニタユニット302が係合して回動する第2の軸O2であるカム軸351は0°の回転位置の図30と同一のままで、このカム軸351に設けられたカム軸凸部351aと当接しスイッチがONとなっている。そして、映像の表示位置は、モニタ反転スイッチ352のONとレンズスイッチ313のOFFとの組合せにより、上下・左右反転位置表示となる(表3参照)。
この時、第1の軸O1の回転位置は、第1の軸O1の一側のクリック軸344のクリック軸344のストッパ部344cがストッパプレート334の凸部334aに非当接となり、対向する他側のクリック軸344のストッパ部344dもストッパプレート335の凸部335aに非当接となり、90°の中間位置となっているが、圧接フリクションによりクリック係止される(図35参照)。同様に、第2の軸O2の回転位置は、一側のクリック軸344のストッパ部344aがストッパプレート334の凸部334bに当接し、対向する一側のカシメ軸341のストッパ部345cもストッパプレート335の凸部335bに同時に当接し、0°で規制されている(図36、図37参照)。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2の合計された回動角度は90°でモニタユニットは90°オープン状態となっている。
この時、第1の軸O1の回転制動部材である2個のクリック板343の突出部が一側のクリック軸344の凹部344eと他側のクリック軸344の凹部344fの溝に落ち込み2個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止され、第2の軸O2の回転制動部材である1個のクリック板343の突出部が他側のクリック軸344の凹部344bの溝に落ち込み1個のクリックばね342により圧接状態でクリック係止されている。
そこで、第1の軸O1と第2の軸O2のフリクショントルクの力量関係は、
第1の軸O1の回転制動力をF3b、第2の軸O2の回転制動力をF3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
の力量関係となるよう設定されているため、モニタユニット302が図30から図31まで時計方向へ90°回動する時、第2の軸O2は回転位置0°で回転規制されたまま回転せず、第1の軸O1のみが回転位置1800°から90°まで回転する。
さらに、第1の軸O1の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない180°から90°までの時計方向へ90°の回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に反時計方向へも回動可能である。同様に、第2の軸O2の回転軸部は、クリック係止位置以外の図示しない180°から0°までの回転位置で圧接フリクション保持され、回動途中に反時計方向へも回動可能である。
ここで、(式5)の力量関係はクリックばね342により設定され、第1の軸O1においてクリックばね342を2個使用し、第2の軸O2においてクリックばね342を1個使用していることによる。
なお、モニタユニット302が図30位置から図24の収納位置まで短時間で回動された時、レンズユニット305がカメラ本体内に完全に収納状態とならない場合には、電子ディスプレイ307とレンズユニット305の鏡筒部とが当接することにより損傷等の不具合が発生するおそれがある。そこで、モニタユニット302が図31位置において、ヒンジユニットの第1の軸O1の両側のストッパプレート334,335が90°から0°方向(図31から図24)へ回転しないように、レンズユニット105の突出・収納状態とリンクして規制するガード機構として、レンズガード板355が設けられている。
図24はモニタユニット102収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)で上記の構成と同一である。すなわち、モニタユニット302は第1の軸O1を中心に図31から時計方向に90°回転された位置となり、モニタユニット302はカメラ本体301の前面(-Z)に当接した状態であり、第1の軸O1と第2の軸O2を係合する両側のストッパプレート334,335は、面(XY)に対して-Z方向に垂直状態の回転位置であり、第1の軸O1は0°(図28から時計方向に180°)の回転位置となっていて、第2の軸O2も0°(図28から時計方向に180°)の回転位置となっている。モニタユニット302が反時計方向に回動してカメラ本体の後面(Z)に当接状態するのに伴い、図示しないモニタオープンスイッチはOFF状態となり、電子ディスプレイ107の映像は非表示となる(表3参照)。
ここで、図示しないスイッチの動作について説明する。
カメラ本体301あるいはモニタユニット302には、図示しないメイン電源スイッチ、モニタオープンスイッチ、手動映像切替スイッチ、撮影スイッチ及び再生スイッチが設けられている。
メイン電源スイッチはメイン電源のON/OFFを行うもので、OFFされるとレンズスイッチのON/OFF状態に関係無く、レンズユニットは収納状態となり、OFFされるとモニタオープンスイッチのON/OFF状態に関係無く、電子ディスプレイの表示はOFFとなる。
モニタオープンスイッチは、電子ディスプレイの表示のON/OFFを行うもので、モニタユニットがカメラ前面に閉じられると、モニタオープンスイッチがOFFされる。また、OFFされてから10秒後に電子ディスプレイの表示はOFFされる。また、メイン電源スイッチON状態でモニタユニットを図24から図25まで開ける間に、電子ディスプレイの表示はONとなる。さらに、メイン電源スイッチOFF状態で、電子ディスプレイの表示はOFFとなる。
手動映像切替スイッチは、映像の表示位置を自動か手動で切替えるかの選択を行うもので、自動時にはモニタ反転スイッチのON/OFFに連動して切替る。また、手動時には正位置と反転位置(上下、左右、上下・左右)を任意に選択できる。なお、映像の表示位置はモニタユニットの360°オープン状態図28の面(Z)において、電子ディスプレイ307に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする。
撮影スイッチは撮影のON/OFFを行うもので、撮影位置(レンズスイッチがON時)において、撮影ボタンを押すことにより電子映像がメモリに記録される。
再生スイッチは再生のON/OFFを行うもので、図示しないモニタオープンスイッチがONしている時、再生ボタンを押すことにより、メモリに記録されている電子映像を電子ディスプレイに表示する。
次に、第4の実施の形態を図38ないし図48、表4を参照して説明する。
第4の実施の形態は第3の実施の形態と同様に、回動機構部の第1の軸O1がカメラ本体401の側面(X)のZ軸方向の中央部に設けられている場合であり、これと対称の側面(-X)に設けられている場合については省略してある。
図38の下段の(a)から(d)及び上段の(e)は、カメラ400のモニタユニット402がクローズ状態から360°オープン状態までの回動位置と、レンズユニット405の突出・収納関係を示す回動動作図(図39から図43)であり、図38の上段の(e)から(h)及び下段の(a)はモニタユニット402が360°オープン状態からクローズ状態までの回動位置と、レンズユニット405の突出・収納関係を示す回動動作図(図43から図39)である。
そして、図39はモニタユニット収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 0°)、図40は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 90°)、図41は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 180°)、図42は映像再生表示位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 90°、第2の軸O2 180°)、図43は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 180°)、図44はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 90°)、図45は自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 0°)、図46は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 90°、第2の軸O2 0°)である。
また、カメラ400における構成図として、図47は図45の自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 0°)における構成図である。図48は図43の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 180°)における構成図である。
また、以下の表4は、モニタ反転スイッチのON-OFF及びレンズスイッチのON-OFF状態と電子ディスプレイ407の表示位置の関係を示す表である。
第4の実施の形態のカメラ400は、第3の実施の形態と同様の基本構成であり、カメラ本体401、収納式のレンズユニット405、モニタユニット402、ヒンジユニット404で構成されているので、第3の実施の形態との相違についてのみ説明する。
第4の実施の形態におけるカメラ400の第3の実施の形態との相違は、第3の実施の形態と同様構造のヒンジユニット404の第1の軸O1が、カメラ本体の図示しない内部構造部材の側面(X)側のZ軸方向の中央部に設けられている場合である。なお、これと対称の側面(-X)側に設けられている場合については省略してある。
また、第3の実施の形態と同様に、クローズ状態のモニタユニット402がカメラ本体の前面(-Z)から側面(X)を通過して後面(Z)まで回動し360°オープン状態となる(図38の下段(a)〜(d)に示す図39、図40、図41、図42、及び図38の上段(e)に示す図43)。
一方、360°オープン状態のモニタユニット402がカメラ本体の後面(Z)から側面(X)を通過して前面(-Z)まで回動しクローズ状態となる(図38の上段(e)〜(h)に示す図43、図44、図45、図46、及び図38の下段(a)に示す図39)。
この時、第3の実施の形態と同様に回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。但し、2軸とも各回転範囲は180°以内に規制されている。
モニタユニット402が図43の位置にある時の映像の表示を、電子ディスプレイ407に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする時、モニタユニット402はY軸に対して360°回動するため、その他の映像表示位置図40から図46においても映像の表示位置は正位置表示となり、映像の表示位置は変化しない(表4参照)。
そこで、機能上では、第3の実施の形態におけるモニタユニット302の回動に連動してON/OFFするモニタ反転スイッチ352が不用となり、削除されている点のみが相違している。
また、ヒンジユニット404を側面(X)に配置したため、カメラ本体401のカバー425,426及びモニタユニット202のモニタカバー431,432、ヒンジカバー433,434の形状などは変更されている。
次に、第5の実施の形態を図49ないし図59、表5を参照して説明する。
第5の実施の形態は第3の実施の形態と同様であるが、回動機構部の第1の軸O1がカメラ本体501の上面(Y)の-Z方向の端部に設けられている場合であり、これと対称のZ方向の端部に設けられている場合については省略してある。
図49の下段の(a)から(d)及び上段の(e)は、カメラ500のモニタユニット502がクローズ状態から360°オープン状態までの回動位置と、レンズユニット505の突出・収納関係を示す回動動作図(図50から図54)であり、図49の上段の(e)から(h)及び下段の(a)は、モニタユニット502が360°オープン状態からクローズ状態までの回動位置と、レンズユニット505の突出・収納関係を示す回動動作図(図54から図50)である。
そして、図50はモニタユニット収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 0°)、図51は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 90°)、図52は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 90°、第2の軸O2 90°)、図53は映像再生表示位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 90°)、図54は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 270°、第2の軸O2 90°)、図55はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 270°、第2の軸O2 0°)、図56は自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 0°)、図57は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 90°、第2の軸O2 0°)である。
また、カメラ500における構成図として、図58は図56の自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 0°)における構成図である。図59は図54の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 270°、第2の軸O2 90°)における構成図である。
また、以下の表5は、モニタ反転スイッチのON-OFF及びレンズスイッチのON-OFF状態と電子ディスプレイ507の表示位置の関係を示す表である。
この第5の実施の形態のカメラ500は第3の実施の形態と同様の基本構成であり、カメラ本体501、収納式のレンズユニット505、モニタユニット502、ヒンジユニット504で構成されているので、第3の実施の形態との相違についてのみ説明する。
第5の実施の形態におけるカメラ500の第3の実施の形態との相違は、第3の実施の形態と同様構造のヒンジユニット504の第1の軸O1が、カメラ本体501の図示しない内部構造部材の上面(Y)の-Z方向の端部に設けられている場合である。なお、これと対称の上面(Y)のZ方向の端部に設けられている場合については省略してある。
また、第3の実施の形態と同様に、クローズ状態のモニタユニット502がカメラ本体501の前面(-Z)から上面(Y)を通過して後面(Z)まで回動し360°オープン状態となる(図49の下段(a)〜(d)に示す図50、図51、図52、図53、及び図49の上段(e)に示す図54)。
一方、360°オープン状態のモニタユニット502がカメラ本体の後面(Z)から上面(Y)を通過して前面(-Z)まで回動しクローズ状態となる(図49の上段(e)〜(h)に示す図54、図55、図56、図57、及び図49の下段(a)に示す図50)。
この時、第3の実施の形態と同様に回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。但し、第3の実施の形態ではヒンジユニット304の第1の軸O1及び第2の軸O2の各回転範囲はともに180°であったが、第5の実施の形態ではヒンジユニット504の第2の軸O2の回転範囲が90°、第1の軸O1の回転範囲が270°で規制されている点が相違している。
モニタユニット502が図54の位置にある時の映像の表示を、電子ディスプレイ507に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする時、各位置における映像表示位置は第3の実施の形態と同一である(表5参照)。
また、ヒンジユニット504の第1の軸O1を上面(Y)の-Z方向の端部に配置したため、カメラ本体501のカバー525,526及びモニタユニット502のモニタカバー531,532、ヒンジカバー533,534の形状などは変更されている。
次に、第6の実施の形態を図60ないし図70、表6を参照して説明する。
第6の実施の形態は第3の実施の形態と同様であるが、回動機構部の第1の軸O1がカメラ本体の側面(X)の-Z方向の端部に設けられている場合であり、これと対称のZ方向の端部に設けられている場合については省略してある。同様に、第6の実施の形態と対称の側面(-X)の-Z方向の端部に設けられている場合と、これと対称のZ方向の端部に設けられている場合については省略してある。
図60の下段の(a)から(d)及び上段の(e)は、カメラ600のモニタユニット602がクローズ状態から360°オープン状態までの回動位置と、レンズユニット605の突出・収納関係を示す回動動作図(図61から図65)であり、図60の上段の(e)から(h)及び下段の(a)は、モニタユニット602が360°オープン状態からクローズ状態までの回動位置と、レンズユニット605の突出・収納関係を示す回動動作図(図65から図61)である。
そして、図61はモニタユニット収納位置(モニタユニット0°クローズ状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 0°)、図62は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 0°、第2の軸O2 90°)、図63は映像再生表示位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 90°、第2の軸O2 90°)、図64は映像再生表示位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 90°)、図65は標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 270°、第2の軸O2 90°)、図66はローアングル撮影位置(モニタユニット270°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 270°、第2の軸O2 0°)、図67は自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 0°)、図68は映像再生表示位置(モニタユニット90°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 270°、第2の軸O2 90°)である。
また、カメラ600における構成図として、図69は図67の自分撮り撮影位置(モニタユニット180°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 0°)における構成図である。図70は図65の標準撮影位置(モニタユニット360°オープン状態)、軸の回転位置(第1の軸O1 180°、第2の軸O2 180°)における構成図である。
また、以下の表6は、モニタ反転スイッチのON-OFF及びレンズスイッチのON-OFF状態と電子ディスプレイ607の表示位置の関係を示す表である。
第6の実施の形態のカメラ600は第3の実施の形態と同様の基本構成であり、カメラ本体601、収納式のレンズユニット605、モニタユニット602、ヒンジユニット604で構成されているので、第3の実施の形態との相違についてのみ説明する。
第6の実施の形態におけるカメラ600の第3の実施の形態との相違は、第3の実施の形態と同様の構造のヒンジユニット604の第1の軸O1が、カメラ本体601の側面(X)の-Z方向の端部に設けられている場合であり、これと対称のZ方向の端部に設けられている場合については省略してある。
同様に、第6の実施の形態と対称の側面(-X)の-Z方向の端部に設けられている場合と、これと対称のZ方向の端部に設けられている場合については省略してある。
また、第3の実施の形態と同様に、クローズ状態のモニタユニット602がカメラ本体の前面(-Z)から側面(X)を通過して後面(Z)まで回動し360°オープン状態となる(図60の下段(a)〜(d)に示す図61、図62、図63、図64、及び図60の上段(e)に示す図65)。
一方、360°オープン状態のモニタユニット602がカメラ本体の後面(Z)から側面(X)を通過して前面(-Z)まで回動しクローズ状態となる(図60の上段(e)〜(h)に示す図65、図66、図67、図68、及び図60の下段(a)に示す図61)。
この時、第3の実施の形態と同様に回動する途中でも、任意の位置において両方向への回動が可能に設けられている。
但し、第3の実施の形態ではヒンジユニット304の第1の軸O1及び第2の軸O2の各回転範囲はともに180°であったが、第6の実施の形態ではヒンジユニット604の第2の軸O2の回転範囲が90°、第1の軸O1の回転範囲が270°である点が相違している。
モニタユニット602が図65の位置にある時の映像の表示を、電子ディスプレイ607に表示された(Y、-Y)方向を(上下)方向、(X、-X)方向を(左右)方向とする映像を正位置表示とする時、モニタユニット602はY軸に対して360°回動するため、その他の映像表示位置図62から図68においても映像の表示位置は正位置表示となり、映像の表示位置は変化しない(表6参照)。そこで、機能上では、第3の実施の形態におけるモニタユニット302の回動に連動してON/OFFするモニタ反転スイッチ352が不用となり、削除されている点が相違している。
また、ヒンジユニット604の第1の軸O1を側面(X)の-Z方向の端部に配置したため、カメラ本体601のカバー625,626及びモニタユニット602のモニタカバー631,632、ヒンジカバー633,634の形状などは変更されている。
このように、第3の実施の形態ないし第6の実施の形態の基本的構成は、
回動式モニタ部が設けられた電子機器において、
平行に設けられた2軸の回転作動により回動する回動機構部の第1の軸O1がカメラ本体の上面(Y)の中央部(第3の実施の形態)及び、Z,-Z方向の端部(第5の実施の形態)に設けられているか、カメラ本体の側面(X)の中央部(第4の実施の形態)及び、Z,-Z方向の端部(第6の実施の形態)または、これと対称の側面(-X)側に設けられていて、
モニタ部は回動機構部の平行に設けられた第1の軸O1と第2の軸O2がそれぞれ所定の角度ずつ回転し、クローズ状態から360°オープン状態まで回動し、所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持され、また回動する途中の任意の位置において両方向への回動が可能で、
モニタ部が収納位置において撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護の両方を兼用して行うよう設けられた電子機器であり、
第2の軸O2の一側のクリック軸344には複数の溝状の凹部344bがあり、また、第1の軸O1の両側のクリック軸344にも複数の溝状の凹部344e,344fがあり、モニタユニット302の回転と係合して回転することによりクリック板343の突出部が各軸の溝状凹部に入り込むことでクリック係止されている。
この時、第1の軸O1および第2の軸O2のフリクショントルクをF3b、F3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
となるよう力量関係が設定されていて、モニタユニットとヒンジユニットが所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持されるものである。
また、第3の実施の形態(第4の実施の形態も回転範囲規制は同一)では、ヒンジユニット304の第2の軸O2および第1の軸O1が、各々時計方向及び反時計方向へ180°以上回転しないよう規制されていて、かつ前記力量関係によりモニタユニットが収納位置図24から360°オープン位置図28まで反時計方向で回動する場合と、モニタユニットが360°オープン位置図28から収納位置図24まで時計方向で回動する場合とで、モニタユニットの回動途中の係止位置が異なる。
第3の実施の形態では、モニタユニット302が図24の収納位置から図28の360°オープン位置まで反時計方向で回動する時、前記力量関係により最初に第2の軸O2が0°位置から180°反時計方向へ回転する(図26)。この時、第2の軸O2は反時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制されるため、続いて第1の軸O1が0°位置から180°反時計方向へ回転し、第1の軸O1も同様に反時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制される。
また、モニタユニットが図28の360°オープン位置から図24の収納位置まで時計方向で回動する時、前記力量関係により最初に第2の軸O2が180°位置から180°時計方向へ回転して第2の軸O2が図30の0°の回転位置になった時、第2の軸O2は時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制されるため、続いて第1の軸O1が180°位置からから90°時計方向へ回転し(図31)、レンズスイッチ112がOFFし収納式レンズユニット105がカメラ本体に収納され非撮影状態となる。
さらに、第1の軸O1が90°位置から0°位置まで90°時計方向へ回転し、モニタユニットが図24の収納位置となる。この時、第1の軸O1は時計方向へ180°以上回転しないようストッパプレート334,335により規制される。
第5の実施の形態(第6の実施の形態も回転範囲規制は同一)では、ヒンジユニット504の第2の軸O2の回転範囲が90°、第1の軸O1の回転範囲が270°で規制されていて、かつ、前記力量関係によりモニタユニット502が収納位置図50から360°オープン位置図54まで反時計方向で回動する場合と、モニタユニット502が360°オープン位置図54から収納位置図50まで時計方向で回動する場合とで、モニタユニットの回動途中の係止位置が異なる。
前記第3、第5の実施の形態のように、第1の軸O1及び第2の軸O2の異なる回転規制範囲は、各回転軸のストッパプレート334,335の凸部の幅により設定され、ストッパ部材の強度を考慮すると、0°〜約300°の回転範囲で設定可能である。
レンズユニット305がカメラ本体に完全に収納状態となるまで、ヒンジユニットが90°から0°方向(図31から図24)へ回転して、レンズユニット305と当接しないよう規制するガード機構であるレンズガード板355が設けられている。
レンズスイッチ313のON/OFFは、モニタユニット302の回動に連動してヒンジユニット304の第1の軸O1である他側のカシメ軸341に設けられた凸部341bがレンズスイッチ313に当接し押圧することにより行われ、沈筒式レンズ鏡筒機構を有する収納式レンズユニット305が、カメラ本体から突出(撮影状態)/収納(映像再生状態)を自動的に行うことができる(表3〜6参照)。
図示しないメイン基板からモニタユニット302への配線用のリードワイヤは、モニタユニットの回転軸部が2軸とも中空構造となっていて、その中空部を通って配線されている。
第3の実施の形態では、ヒンジユニット304の回転軸部の第1の軸O1及び第2の軸O2とも両側に配線用中空部が設けてあり、リードワイヤ358は、第1の軸O1である他側のカシメ軸341及び、第2の軸O2である他側のカシメ軸345の中空部を通ってモニタユニット内へ配線され、リードワイヤ359は、第1の軸O1である一側のカシメ軸341及び、第2の軸O2である一側カシメ軸341の中空部を通ってモニタユニット内へ配線されている(図34、図35参照)。
第3の実施の形態および第5の実施の形態において、モニタ反転スイッチ352のON/OFFはモニタユニットの回動に連動する第2の軸O2であるカム軸351に設けられたカム軸凸部351aがモニタ反転スイッチ352に当接し押圧することにより行われるが、映像の表示位置の切替えは、モニタ反転スイッチ352のON-OFFとレンズスイッチ313のON-OFFとの組合せにより、正位置表示と上下・左右反転位置表示の切替えが自動的に行われる(図35、表3〜6参照)。
なお、第4の実施の形態および第6の実施の形態においては、モニタユニット302がY軸に対して360°回動するため、映像の表示位置は変化せず、モニタ反転スイッチ352が不用である。
図示しない手動映像切替スイッチが、カメラ本体あるいは、モニタユニットに設けられていて、自動時にはモニタ反転スイッチ352のON/OFFとレンズスイッチ313のON-OFF状態の組合せにより自動的に切替えが行われ、手動時には正位置と反転位置(上下、左右、上下・左右)を任意に選択できる。
このように、第3の実施の形態ないし第6の実施の形態によれば、
モニタユニットが2軸の回転・回動機構により2軸の合計で360°回動し、モニタユニットが収納時に電子ディスプレイ部の保護を行い、モニタユニットが収納状態から360°回動するため、操作者の見る方向に応じてモニタユニットの姿勢を変えることができるのみならず、平行する2軸の回転・回動機構を設けたことにより、モニタユニットが収納時に撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を兼用することができる。
この時、第3の実施の形態及び第4の実施の形態においては、第1の軸O1および第2の軸O2のフリクショントルクをF3b、F3a、モニタユニット302の重量をW3m、ヒンジユニット304の重量をW3hとすると、
(式3)F3b>F3a>(W3m+W3h)
(式4)F3a≒2×(W3m+W3h)
(式5)F3b≒2×F3a
となるよう力量関係を設定することにより、モニタユニットとヒンジユニットが所定の位置でクリック係止され、かつクリック係止位置以外の図示しない任意の回転範囲内位置で圧接フリクション保持される。
そこで、モニタユニットが収納位置図24から360°オープン位置図28まで反時計方向で回動する時、前記力量関係により最初に第2の軸O2が0°位置から180°反時計方向へ回転図26する。この時、第2の軸O2は反時計方向へ180°以上回転しないよう規制されるため、続いて第1の軸O1が0°位置から180°反時計方向へ回転し、第1の軸O1も同様に反時計方向へ180°以上回転しないよう規制され、レンズスイッチ112がONし収納式レンズユニット105がカメラ本体から突出し撮影位置図28となるので、映像再生表示位置(図25〜図27、図31)ではモニタユニットの回動中におけるレンズユニットとの当接による損傷を防止できる。
また、モニタユニットが360°オープン位置図28から収納位置図24まで時計方向で回動する時、前記力量関係により最初に第2の軸O2が180°位置から180°時計方向へ回転して0°の回転位置図30になった時、第2の軸O2は時計方向へ180°以上回転しないよう規制されるため、続いて第1の軸O1が180°位置から90°時計方向へ回転し図31、レンズスイッチ112がOFFし収納式レンズユニット105がカメラ本体に収納され非撮影状態となるので、モニタユニットの回動中におけるレンズユニットとの当接による損傷を防止できる。
さらに、第1の軸O1が90°位置から0°位置まで90°時計方向へ回転し、モニタユニットが収納位置図24となる。この時、第1の軸O1は時計方向へ180°以上回転しないよう規制される。この第1の軸O1の回転規制により、ヒンジカバー321及びヒンジカバー322が、カメラのカバー311及びカバー312と当接して損傷することを防止できる。
なお、第1の軸O1が時計方向及び反時計方向へ180°以上回転しないよう規制する構造については、ヒンジカバーとカメラのカバーの双方の外観に露出しない箇所を当接させる構造にしてもよい。
さらに、レンズユニット305がカメラ本体に完全に収納状態となるまで、ヒンジユニットが90°から0°方向(図31から図24)へ回転しないよう規制するガード機構としてレンズガード板355が設けられているため、モニタユニットの回動中におけるレンズユニットとの当接による損傷を防止できる。
この時、モニタユニットの回動に連動してレンズスイッチがON/OFFすることにより、沈筒式レンズ鏡筒機構を有する収納式レンズユニットが、カメラ本体からの突出(撮影状態)/収納(映像再生状態)を自動的に切替えることができる。
また、メイン基板からモニタユニットへの配線用のリードワイヤは、モニタユニットの回転軸部が2軸とも中空構造となっていて、その中空部を通って配線されているため、外部へ露出せず損傷を受けることがない。
この時、第3の実施の形態および第5の実施の形態において、モニタユニットの回動に連動するモニタ反転スイッチのON/OFFとレンズスイッチのON-OFF状態の組合せにより、電子ディスプレイ部に表示される映像の正位置表示と上下・左右反転位置表示を自動的に切替えることができる。なお、第4の実施の形態および第6の実施の形態においては、モニタユニット302がY軸に対して360°回動するため、映像の表示位置は変化せず、モニタ反転スイッチ352が不用である。
次に、第7の実施の形態を図71、図72を参照して説明する。
この第7の実施の形態は、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のいずれかの支持機構を有する複数のユニット702a,702b,702cがカメラ本体701の複数の面に設けられた場合のものでる。
そして、図71は、全てのユニット702a,702b,702cが収納状態(第1のユニット702aの回転位置が 0°、第2のユニット702bの回転位置が 0°、第3のユニット702cの回転位置が 0°)のカメラの構成図である。図72は、第1のユニット702aの回転位置が360°オープン状態、第2のユニット702bの回転位置が180°オープン状態、第3のユニット702cの回転位置が180°オープン状態の時のカメラ700の構成図である。
図71、図72について説明する。
この第7の実施の形態のカメラ700は、本発明の第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のいずれかの支持機構104〜604を有する複数のユニットがカメラ本体701の複数の面に設けられた場合のものであり、本実施の形態では、3個のユニット702a,702b,702cがカメラ本体701の3つの面に設けられている。
この第7の実施の形態では、第1の実施の形態の支持機構104を有する第1のユニット702aがカメラ本体701の上面(Y)に設けられ、第4の実施の形態の支持機構404を有する第2のユニット702bがカメラ本体701の側面(X)に設けられ、第4の実施の形態と対称の支持機構404を有する第3のユニット702cがカメラ本体701の側面(-X)に設けられている。
そして、これらのユニット702a,702b,702cをカメラ本体701の前面(-Z)に収納する回動順番は、最初に第1のユニット702aを収納し、次に第2のユニット702bを収納し、最後に第3のユニット702cが収納される。なお、各面に配置されたユニット702a,702b,702cの収納がどのような回動順番で収納されるかにより、各々の回動機構の中から最適なものが選択して使用される。
また、第1のユニット702aの表面(F)には電子ディスプレイ707が設けられていて、裏面(R)側は360°オープン時にカメラ本体の後面(Z)側と当接する面となるため何も設けられていないが、キーボード部等の複数の機能部材を設けることもできる。また、第2のユニット702bの表面(F)にはタッチパネル711とフラッシュ712が、裏面(R)側には電子ディスプレイ714等の機能部材が設けられている。さらに、第3のユニット702cの表面(F)にはキーボード716が設けられているが、裏面(R)側は収納時に外部に露出される面となるため何も設けられていない。
しかし、上記第1のユニット702a及び第2のユニット702bのように、収納時にカメラ本体701と第3のユニット702cとの中間部に位置し、外部に露出されないユニットにおいては、その両側の面(表面(F)、裏面(R))に電子ディスプレイ部、キーボード部、フラッシュ部等の複数の機能部材を設けることもできる。
そこで、各ユニットの複数の機能に対応して複数の機能をON-OFFするために設けられた図示しない複数のスイッチは、使用方法に応じた組合せにより制御されるよう設定することが可能であるが、省略してある。
このように、第7の実施の形態の基本的構成は、
本発明の第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のいずれかの支持機構を有する少なくとも一つ以上のユニットが電子機器本体の少なくとも一つ以上の面に設けられた電子機器において、
第3のユニット702cが、収納時にカメラ本体701に収納された撮影レンズ部の保護と第1のユニット702a及び第2のユニット702bの保護を兼用するよう設けられているもので、
上記第1のユニット702a及び第2のユニット702bのように、収納時にカメラ本体701と第3のユニット702cの中間部に位置し、外部に露出されないユニットにおいては、その両側の面(表面(F)、裏面(R))に電子ディスプレイ部、キーボード部、フラッシュ部等の複数の機能部材を設けることができる。
また、前記複数のユニットをカメラ本体の前面(-Z)に収納する回動順番は、最初に第1のユニット702aを収納し、次に第2のユニット702bを収納し、最後に第3のユニット702cが収納される。
なお、各面に配置されたユニットの収納がどのような回動順番で収納されるかにより、各々の支持機構の中から最適なもの選択して使用される。
複数の機能を有する複数のユニットが設けられた時、各ユニットの複数の機能に対応して複数の機能をON-OFFするために設けられた図示しない複数のスイッチは、使用方法に応じた組合せにより制御されるよう設定することが可能である。
そして、この第7の実施の形態は、第1の実施の形態ないし第6の実施の形態のいずれかの支持機構を有する複数のユニットがカメラ本体701の複数の面に設けられた場合のものであり、3個のユニットがカメラ本体701の3つの面に設けられている。そして、第1の実施の形態の支持機構104を有する第1のユニット702aがカメラ本体の上面(Y)に設けられ、第4の実施の形態の支持機構404を有する第2のユニット702bがカメラ本体の側面(X)に設けられ、第4の実施の形態と対称の支持機構404を有する第3のユニット702cがカメラ本体の側面(-X)に設けられている。そして、第3のユニット702cが収納時にカメラ本体701に収納された撮影レンズ部の保護と第1のユニット702a及び第2のユニット702bの保護を兼用するよう設けられている。
そこで、それぞれのユニットが所定の位置に回動したオープン状態において、各ユニットに設けられている電子ディスプレイ部、キーボード部、フラッシュ部等の複数の機能部材を利用することができるが、収納時には同一面に重ねて収納できるためカメラを小型化ができる。
なお、第7の実施の形態においては複数の面に設けられた複数のユニットとして3個のユニットが設けられているが、2ないし4個のユニットが設けられた電子機器を構成してもよい。
以上のように、本発明の各実施の形態によれば、電子ディスプレイを用いた電子機器において、モニタを可動式(360度回転方式)にすることにより、レンズ保護、モニタ保護などを可能にできる。
すなわち、各実施の形態によれば、電子カメラ等のモニタ部がスライド移動と180°回動により、モニタ部の収納時にモニタユニットが撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を行う方法と、モニタ部が収納状態から360°回動することにより、操作者の見る方向に応じてモニタ部の姿勢を変えることができる方法との両方を一つの機構で行うことができる。
そこで、1軸がカメラ本体の前面(撮影レンズ側)以外に設けられたスライドガイド部をスライド移動し、さら360°回動する回動機構により、モニタ部が撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を行うことと、操作者の見る方向に応じてモニタ部の姿勢を変えることができるように小型化することができる。
また、平行する2軸の回転・回動機構を設けたことにより、モニタ部が収納時に撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を兼用することと、操作者の見る方向に応じてモニタ部の姿勢を変えることができるように小型化することができた。
また、電子カメラ等のモニタ部がスライド移動と180°回動により、モニタ部の収納時にモニタ部が、撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を行う場合に、レンズ部が撮影時には突出し、非撮影時には電子カメラ本体内部に収納される収納式レンズ部と、モニタ部の収納方向への回動途中における当接による損傷を防止することができる。
すなわち、レンズ部がカメラ本体に完全に収納状態となるまで、モニタ部が撮影レンズ部の保護を行うための収納位置に回動しないよう規制する、レンズ部収納作動に連動したガード機構があり、モニ部が撮影レンズ部の保護と電子ディスプレイ部の保護を行う時に、収納式レンズ部とモニタ部の収納方向への回動途中における当接による損傷を防止することができる。
また、回動する複数のユニットとして上下に回動自在なビューファインダーと開閉用の90°回転およびこの軸に直交する270°回動を行う液晶表示パネルが、カメラ本体の複数の面であるカメラ本体11の上面と片側側面に別々に設けられている構成に対し、収納時に複数の面に設けられた複数のユニットが同一面に重ねて収納されることにより、カメラを小型化することができる。
すなわち、第3のユニット702cが収納時にカメラ本体701に収納された撮影レンズ部の保護と第1のユニット702a及び第2のユニット702bの保護を兼用するよう設けられている。そこで、カメラ本体701と収納時に最も外側に位置する第3のユニット702cの中間部に収納される前記第1のユニット702a及び第2のユニット702bのように、外部に露出されないユニットにおいては、その両側の面(表面(F)、裏面(R))に電子ディスプレイ部、キーボード部、フラッシュ部等の複数の機能部材を設けることができるので、複数の機能を使用する時の利便性を向上できる。
また、複数の機能を有する複数のユニットが設けられた時、各ユニットの複数の機能に対応して複数の機能をON-OFFするために設けられた図示しない複数のスイッチは、使用方法に応じた組合せにより制御されるよう設定することができる。
なお、上記の各実施の形態では、電子機器はデジタルカメラとして説明したが、この構成に限られず、本発明は、オーディオビジュアル機器などの電子機器の箱体のヒンジ機構として利用できる。
また、第1の実施の形態において、カメラ本体の前面から上面を通ってカメラ本体の後面まで連続したスライドガイド部を設けることもできる。あるいは、第2の実施の形態において、カメラ本体の前面から側面を通ってカメラ本体の後面まで連続したスライドガイド部を設けることもできる。そして、このようなスライドガイド部を設けることにより、可動パネルに電子ディスプレイ部、キーボード部、タッチパネル部等の複数の機能部材を設けて、より自由度を高い位置及び姿勢に配置させることができる。
また、第3の実施の形態において、ヒンジ部の第1の軸O1および第2の軸O2の回転範囲の規制は、規制部材であるストッパプレート334及びストッパプレート335の凸部の位置を変えて設けることにより最大で300°程度の回転範囲を設定できる。
また、第3の実施の形態〜第6の実施の形態において、ヒンジ部の第1の軸O1が時計方向及び反時計方向へ所定角度以上回転しないよう規制する構造については、ヒンジカバーとカメラのカバーの双方の外観に露出しない箇所を当接させる構造にしてもよい。
また、第7の実施の形態において、回動機構を有する複数のユニットがカメラ本体701の複数の面に設けられている場合に、収納時に中間部に位置し外部に露出されないユニットにおいては、その両側の面(表面(F)、裏面(R))に電子ディスプレイ部、キーボード部、フラッシュ部等の複数の機能部材を設けてもよい。