JP2005194536A - 無鉛ガソリン - Google Patents

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恵一 大木
Kazuhito Uejima
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Abstract


【課題】自動車から排出される蒸発ガスのオゾン生成能を低下し、かつ蒸発ガス中のベンゼン量を低減することにより、蒸発ガスの光化学反応性及び有害性を低減する無鉛ガソリンの提供。
【解決手段】X=Σ(C×MIR)+1.6×RVP〔Cは無鉛ガソリン中に含有される炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iの重量濃度(重量%)を表し、MIRは炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iのMIR値(gO/gNMOG)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100である。〕で表される蒸発ガスオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値で、かつ、Y=BZ×(0.0715×RVP−1.045)〔BZは無鉛ガソリン中に含有されるベンゼンの重量濃度(重量%)〕で表される蒸発ガス有害指数Yが2.5以下の値である無鉛ガソリン。
【選択図】なし

Description

本発明は新規な無鉛ガソリンに関し、さらに詳しくは、自動車等から排出される蒸発ガスのオゾン生成能を低減し、かつ蒸発ガス中のベンゼン量を低減しうる無鉛ガソリンに関するものである。
自動車その他の発生源から排出される窒素酸化物と炭化水素に太陽からの紫外線が作用すると、オゾンを主体とした光化学オキシダントが生成する。この生成物は、特に風が弱い日でしかも空気が滞留し易い地域においては、いわゆる光化学スモッグと呼ばれ、人の目や喉を刺激するなどの急性の被害状況を発生させる環境汚染物質である。特に、自動車からの炭化水素排出物としては、エンジンでの燃料ガソリン燃焼後に排気管から排出される排気ガスと、キャブレタ,燃料タンク,燃料系統などから排出される燃料ガソリンの蒸発ガスとに分けることができる。
上記のような炭化水素の排出量を低減するために、排気ガスについては、吸気系統の汚れが炭化水素排出量を増大させるとの観点から、その清浄性を維持する目的で清浄剤を添加したガソリンが、また、エンジン過渡運転時における空燃比の適性範囲からのずれが炭化水素排出量を増大させるとの観点から、空燃比応答性を向上させたガソリンなどが提案されている。
しかしながら、前記蒸発ガスについては、その炭化水素の排出量を低減する方法はほとんど提案されていないというのが実情であった。
このような状況下で本発明者らは、自動車からの排出ガス、特にホットソーク時における蒸発ガスについて検討を行った。即ち、一般に、エンジン停止中に蒸発ガス炭化水素を大気中に放出させないための自動車側の対策としてチャコール・キャニスタがある。これは、ガソリン燃料タンクで発生した蒸発ガス炭化水素をキャニスタ中の活性炭内に一時貯蔵し、エンジン運転中に、キャニスタ本体底部からパージエアーを吸入し、そのエアーとともに蒸発ガス炭化水素を燃焼室に導き、燃焼させる装置である。通常、蒸発ガス炭化水素の大半はこのキャニスタで捕捉されるが、ホットソーク時においては若干量の蒸発ガス炭化水素がキャニスタ本体底部の大気開口部から放出されているのが実情である。本発明者らは、このような蒸発ガスについて、そのオゾン生成性や有害性を改善するために、蒸発ガス中の炭化水素量を低減すべく検討をおこなったところ、蒸発ガスのオゾン生成性や有害性は燃料ガソリンの組成及び性状と明らかな相関があることを見出した。
本発明は上記知見に基づいてなし遂げられたものである。即ち、本発明は自動車から排出される蒸発ガスのオゾン生成能を低下せしめ、かつ蒸発ガス中のベンゼン量を低減することにより、蒸発ガスの光化学反応性及び有害性を低減せしめる無鉛ガソリンを提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは上記蒸発ガスの光化学反応性及び有害性についての指標として、特定のパラメーター、即ち燃料ガソリン中の各炭化水素の濃度,MIR値,ベンゼン濃度及びガソリンの蒸気圧により算出される蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガス有害指数Yを見出し、これらの指数を特定の範囲に調整したガソリンが本発明の上記目的を効果的に達成できることを見出し本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は、式(1)
X=Σ(Ci×MIRi)+1.6×RVP ・・・(1)
〔式中、Ciは無鉛ガソリン中に含有される炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iの重量濃度(重量%)を表し、MIRiは炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iのMIR値(gO/gNMOG)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100である。〕
で表される蒸発ガスオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値であり、かつ、式(2)
Y=BZ×(0.0715×RVP−1.045) ・・・(2)
〔式中、BZは無鉛ガソリン中に含有されるベンゼンの重量濃度(重量%)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100である。〕
で表される蒸発ガス有害指数Yが2.5以下の値である無鉛ガソリンを提供するものである。
本発明の無鉛ガソリンは、蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガス有害指数Yを特定範囲内の値とすることにより、自動車から排出される蒸発ガスのオゾン生成能を著しく低下せしめ、また蒸発ガス中のベンゼン量を低減することができる。この結果、蒸発ガスの光化学反応性及び有害性を低減することが可能となる。
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明の無鉛ガソリンは、上記式(1)で表される蒸発ガスオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値であることが必要である。
ホットソーク時にキャニスタから排出される蒸発ガスのオゾン生成能に与える燃料ガソリンの組成及び性状の影響を調べた結果、オゾン生成能は、ガソリン中に含有される炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の各成分の濃度(重量%)と該成分のMIR値を積算した値の和、即ちΣ(Ci×MIRi)の値及びガソリンの蒸気圧に相関していることを見出した。即ち、蒸気圧が一定である場合には、蒸発ガスのオゾン生成能は上記Σ(Ci×MIRi)の値の増加に従って直線的に増加し、またΣ(Ci×MIRi)の値が一定の場合は上記オゾン生成能は蒸気圧の増加に従って直線的に増加する関係が認められる。
更に、重回帰分析により、Σ(Ci×MIRi)の値と蒸気圧の値の各々が蒸発ガスのオゾン生成能に与える影響度を調べたところ、蒸気圧1kPaとΣ(Ci×MIRi)1.6(重量%・gO/gNMOG)の影響度が等しいことが確認された。
以上より、本発明においては、燃料ガソリンの蒸発ガスオゾン生成性指数Xを、Σ(Ci×MIRi)+1.6×RVPと規定し、この値を低下させることにより、従来のガソリンに比較してホットソーク時にキャニスタから排出される蒸発ガスのオゾン生成能を低下させることができ、結果として光化学反応性、即ち光化学スモッグの発生を抑制しうる無鉛ガソリンを提供することができることを見出した。
尚、本発明においては、上記式(1)は、RVPが40〜100の範囲にある場合に適用できる。この範囲は、JIS K 2202「自動車ガソリン」にあるRVPの範囲を包含するものである。
本発明においては、上記蒸発ガスオゾン生成性指数Xは、64〜130の範囲内の値である。上記Xの値が130を超える場合は、前述のように蒸発ガスのオゾン生成能が高くなる。また、上記式(1)におけるΣ(Ci×MIRi)の値は小さい程環境にはよいが、蒸気圧RVPについてはエンジンの始動性の観点から、低すぎると好ましくない。即ち、日本国内の気温を考慮すると、蒸気圧が40kPa未満では、車種によってはエンジンの始動が困難となることから、蒸気圧の下限を40kPaとし、これに対応する蒸発ガスオゾン生成性指数Xの下限値を64と規定した。以上の点を考慮すると、蒸発ガスオゾン生成性指数Xは、64〜100の範囲内の値であることが更に好ましい。
また、上記式(1)においては、Σ(Ci×MIRi)のCi及びMIRiはいずれも炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素及びジオレフィン系炭化水素の成分iについての値である。即ち、後述のホットソーク試験を実施した結果、キャニスタから排出される炭化水素分は、ガソリンの蒸気圧が著しく高ければ炭素数7又は8の成分も若干増加するが、市販ガソリンの蒸気圧範囲であればほとんどが炭素数2〜6の範囲内の成分であると考えてよい。また、炭素数2〜6の範囲内の炭化水素分に限ってみれば、飽和炭化水素分や芳香族分等に比較して、オレフィン系炭化水素及びジオレフィン系炭化水素の光化学反応性は著しく高いため、本発明においては、上記Ci及びMIRiはいずれも炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素及びジオレフィン系炭化水素成分のものに限定した。
ここでMIR値とは、自動車排出ガス中の有機化合物の光化学反応性を評価するために提案された値であり、ある特定の有機化合物が大気中に放出された場合に増加するオゾン生成量を種々の条件下で求めた際のその最大値を示す。即ち、従来の排気ガス規制は窒素酸化物や炭化水素の全濃度等によるものであったが、近年米国においては光化学スモッグをより有効に防止するための新しい指標を得るため、自動車排出ガスのオゾン生成能を光化学反応モデルを用いて測定することが研究され、実際、いくつかの方法が提案されている。これらの方法の多くが環境条件に依存するものであることから、環境条件を決めなければ測定値を求めることができないのに対し、MIR(Maximum Incremental Reactivity) 法はある環境条件下で炭化水素が有するオゾン生成の最大潜在能力を反映する手法である。オゾン低減のために最も効果のある施策が反応性が最大となる種類の炭化水素を制御することにあることを考慮すれば、この方法は規制手段に使用する指標を与えるのに適したものであるといえる。この点から、米国カリフォルニア州大気資源局(California Air Resources Board; CARB)では、上記MIR値を用いて、下記式(3)により排出ガスのオゾン生性能を算出し、排出ガスの光化学反応性の指標として用いている。
オゾン生成能(gO/gNMOG)=Σ〔NMOGi(g/mile)×
MIRi(gO/gNMOG)〕/ΣNMOGi(g/mile)
・・・(3)
〔式中、NMOGiは、メタン以外の炭化水素及び含酸素有機化合物の成分iの量であり、MIRiは成分iのMIR値である。〕
本発明は、上記のようなMIR値を用いた前記式(1)を見出し、この式で表される蒸発ガスオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内にある無鉛ガソリンが上記オゾン生成能の観点から特に優れたものであることを見出したものであるが、本発明の無鉛ガソリンは、更にこれに加え、前記式(2)で表される蒸発ガス有害指数Yが2.5以下の値であることが必要である。
一般に、燃料ガソリン中のベンゼン含有量が多いと、ガソリン自体が人体に悪影響を及ぼすのみならず、その排気ガス中においてベンゼン分含有量が多くなる。このベンゼン分は発癌性の原因物質の疑いがあるなど人体に有害であり、また環境汚染をもたらす等種々の問題を引き起こすことは知られていた。特に、ホットソーク時にキャニスタから排出される蒸発ガス中のベンゼン含有量に与えるガソリンの組成及び性状の影響を調べた結果、ガソリン中に含有されるベンゼンの濃度(重量%)とガソリンの蒸気圧RVPが大きく寄与していることが見出された。即ち、蒸発ガス中のベンゼン含有量(Evp.-BZ)(mg/TEST)のガソリン中に含有されるベンゼン含有量(Fuel.-BZ)(重量%)に対する比とガソリンの蒸気圧(kPa)との間には、蒸気圧40〜100kPaの範囲においては直線的な関係があり、この関係は次の式で表すことができる。
(Evp.-BZ)/(Fuel.-BZ)=0.0715×RVP−1.045
この式は次のように変形できる。
Evp.-BZ=(Fuel.-BZ)×(0.0715×RVP−1.045)
以上より、本発明においては上記計算上のEvp.-BZを蒸発ガス有害指数Yと規定し、ガソリン中のベンゼン含有量あるいはガソリンの蒸気圧を減少させること、即ち、この(Fuel.-BZ)×(0.0715×RVP−1.045)の値を低下させることにより、従来のガソリンに比べホットソーク時キャニスタから排出される蒸発ガス中のベンゼン量を減少させることができる。この結果、蒸発ガスの有害性の少ない無鉛ガソリンを得ることが可能となる。
本発明においては、上記式(2)で表される蒸発ガス有害指数Yは2.5以下である。上記値が2.5を超える場合は、蒸発ガス中のベンゼン含有量が増大し、蒸発ガスの有害性が増す。従って、このような観点から、蒸発ガス有害指数Yは1.5以下の値であることが更に好ましい。
また、本発明の無鉛ガソリンは、そのベンゼン含有量が1.0重量%以下であることが、その有害性を低下させる点から好ましい。
本発明の無鉛ガソリンは、上記の条件を満たすものであればいずれの組成、性状を有するものでもよく、その起源についても、特に制限はないが、例えば次に示すガソリン基材を用いて、上記の条件及び所要のJIS規格を満たすように適宜配合することにより、調製することができる。このようなガソリン基材としては、例えば原油の常圧蒸留によるナフサ留分を分留して得られる軽質ナフサ,重質ナフサ,これらを水素化精製して得られる脱硫軽質ナフサ,脱硫重質ナフサ,接触改質法により得られる改質ガソリン,接触分解法,水素化分解法などで得られる分解ガソリン,オレフィンの重合により得られる重合ガソリン,イソブタンなどの炭化水素に低級オレフィンを付加(アルキル化)することにより得られるアルキレートガソリン、直鎖の低級パラフィン系炭化水素の異性化によって得られる異性化ガソリンまたはこれらの特定沸点範囲の留分や芳香族炭化水素,メチルターシャリーブチルエーテル(MTBE)などを使用することができる。特に、本発明においては、光化学反応性の高い軽質オレフィン留分、例えば沸点70℃以下の留分をカットした分解ガソリンやベンゼンの沸点近傍の留分、例えば沸点70〜90℃の範囲の留分をカットした改質ガソリンの使用がその目的からみて有効である。
本発明においては、上記の基材を無鉛ガソリンに要求される下記性状を満たすように適宜組み合わせ、更に蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガス有害指数Yがいずれも本発明の範囲を満足するように無鉛ガソリンを調製することができる。
密度(15℃) 0.783(g/cm)以下
リサーチ法オクタン価 89以上
50%留出温度 125℃以下
尚、蒸発ガスオゾン生成性指数Xを表す式(1)のΣ(Ci×MIRi)の項及び蒸発ガス有害指数Yを表す式(2)のBZの項については、上記ガソリン基材の各成分をガスクロマトグラフィー等で分離同定のうえ定量し、予め求めておくことが望ましい。
本発明の無鉛ガソリンには、さらに必要に応じて、各種の添加剤を適宜配合することができる。
このような添加剤としては、例えば上記したメチルターシャリーブチルエーテル(MTBE)の他、ターシャリーアミルメチルエーテル(TAME),エチルターシャリーブチルエーテル(ETBE),ターシャリーアミルエチルエーテル(TAEE)等の含酸素系化合物などのアンチノック剤、フェノール系やアミン系などの酸化防止剤、シッフ型化合物やチオアミド型化合物などの金属不活性剤、有機リン系化合物などの表面着火防止剤、コハク酸イミド,ポリアルキルアミン,ポリエーテルアミンなどの清浄分散剤、多価アルコールやエーテルなどの氷結防止剤、有機酸のアルカリ金属やアルカリ土類金属塩,高級アルコールの硫酸エステルなどの助燃剤、アニオン性界面活性剤,カチオン性界面活性剤,両性界面活性剤などの帯電防止剤、アルケニルコハク酸のエステルなどの防錆剤,キリザニン,クマリンなどの識別剤,天然精油,合成香料などの着臭剤,アゾ染料などの着色剤,腐食防止剤,微生物殺菌剤,潤滑性付与剤など公知の燃料油添加剤が挙げられ、これらを一種あるいは二種以上添加することができる。また、これらの添加剤の添加量は状況に応じて適宜選定することができる。
更に、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
なお、基材及び燃料油の性状、組成及び性能は次の方法に従って求めた。
〔性状〕
(1)密度
JIS K−2249に準拠して求める。
(2)リサーチ法オクタン価(RON)
JIS K−2280に準拠して求める。
(3)蒸気圧
JIS K−2258に準拠して求める。
(4)蒸留性状
JIS K−2254に準拠して求める。
(5)組成
石油学会法JPI−5S−33−90に準拠して、燃料油中の各炭化水素含有量を求める。
〔燃料油の性能〕
(1)ホットソーク時に大気中へ放出される蒸発ガス中の炭化水素含有量
使用した車両は、エンジンが排気量2000cc、直列4気筒、マルチポイントインジェクションのものであり、オートマチックトランスミッション仕様の乗用車であった。夏場の外気温度35℃を想定し、その温度条件下でFederal Test Procedureに規定の条件に従った運転を行った後、エンジンを停止し、1時間以内にキャニスタ底部開口部から排出された蒸発ガス中の個々の炭化水素の濃度及びガス重量(g/TEST)を測定し、1試験当たりの蒸発ガス中の個々の炭化水素重量(gNMOGi/TEST)を算出した。
(2)オゾン生成性
前記炭化水素重量と下記表に示すMIR値を用いて、前記式(3)に準じてオゾン生成能を評価した。ここで用いるMIR値としては、J.P.Cohenらによって報告されている「AUTO/OIL AIR QUALITY IMPROVEMENT RESEARCH PROGRAM: DEVELOPMENT OF EMISSIONS REACTIVITY VALUES FOR PHASE 1 RESULTS(1992年1月29日,SYSAPP−92/012)」の中のNovember 1991の値である。
NMOG成分 MIR(gO/gNMOG)
アルカン
ノルマルアルカン
メタン 0.015
エタン 0.25
プロパン 0.48
n−ブタン 1.02
n−ペンタン 1.04
n−ヘキサン 0.98
n−ヘプタン 0.81
n−オクタン 0.61
n−ノナン 0.54
n−デカン 0.47
n−ウンデカン 0.42
n−ドデカン 0.38
分岐アルカン
2−メチルプロパン 1.21
2,2−ジメチルプロパン 0.37
2−メチルブタン 1.38
2,2−ジメチルブタン 0.82
2,3−ジメチルブタン 1.07
2−メチルペンタン 1.53
3−メチルペンタン 1.52
2,2,3−トリメチルブタン 1.32
2,2−ジメチルペンタン 1.40
2,3−ジメチルペンタン 1.51
2,4−ジメチルペンタン 1.78
3,3−ジメチルペンタン 0.71
2−メチルヘキサン 1.08
3−メチルヘキサン 1.40
2,2,4−トリメチルペンタン 0.93
2,3,4−トリメチルペンタン 1.60
2,2−ジメチルヘキサン 1.20
2,3−ジメチルヘキサン 1.32
2,4−ジメチルヘキサン 1.50
2,5−ジメチルヘキサン 1.63
3,3−ジメチルヘキサン 1.20
2−メチルヘプタン 0.96
3−メチルヘプタン 0.99
4−メチルヘプタン 1.20
2,4−ジメチルヘプタン 1.34
2,2,5−トリメチルヘキサン 0.97
他の分岐C20アルカン 1.14
分岐C1022アルカン 1.01
シクロアルカン
シクロペンタン 2.38
メチルシクロペンタン 2.82
シクロヘキサン 1.28
c−1,3−ジメチルシクロペンタン 2.55
t−1,2−ジメチルシクロペンタン 1.85
メチルシクロヘキサン 1.85
エチルシクロペンタン 2.31
1c,2t,3−トリメチルシクロペンタン 1.94
ジメチルシクロヘキサン 1.94
エチルシクロヘキサン 1.94
アルケン
エテン 7.29
プロペン 9.40
1−ブテン 8.91
1−ブテン 9.94
2−メチルプロペン 5.31
1−ペンテン 6.22
2−ペンテン 8.80
2−メチル−1−ブテン 4.90
3−メチル−1−ブテン 6.22
2−メチル−2−ブテン 6.41
1−ヘキセン 4.42
2−ヘキセン 6.69
3−ヘキセン 6.69
メチル−1−ペンテン 4.42
メチル−2−ペンテン 6.69
3,3−ジメチル−1−ブテン 4.42
1−ヘプテン 3.48
2−ヘプテン 5.53
3−ヘプテン 5.53
3−エチル−2−ペンテン 5.53
2,3−ジメチル−2−ペンテン 5.53
3−メチル−1−ヘキセン 3.48
2−メチル−2−ヘキセン 5.53
3−メチル−3−ヘキセン 5.53
1−オクテン 2.69
2−オクテン 5.29
4−オクテン 5.29
2,4,4−トリメチル−1−ペンテン 2.69
2,4,4−トリメチル−2−ペンテン 5.29
1−ノネン 2.23
プロパジエン 7.29
1,3−ブタジエン 10.89
2−メチル−1,3−ブタジエン 9.08
シクロペンタジエン 7.66
シクロペンテン 7.66
3−メチルシクロペンテン 5.67
シクロヘキセン 5.67
アルキン
エチン 0.50
プロピン 4.10
1−ブチン 9.24
2−ブチン 9.24
芳香族炭化水素
ベンゼン 0.42
トルエン 2.73
エチルベンゼン 2.70
o−キシレン 6.46
m−キシレン 7.38
p−キシレン 7.38
n−プロピルベンゼン 2.12
i−プロピルベンゼン 2.24
メチルエチルベンゼン 7.20
1,2,3−トリメチルベンゼン 8.85
1,2,4−トリメチルベンゼン 8.83
1,3,5−トリメチルベンゼン 10.12
n−ブチルベンゼン 1.87
s−ブチルベンゼン 1.89
ジエチルベンゼン 6.45
10トリアルキルベンゼン 9.07
テトラメチルベンゼン 9.07
1−メチル−4−イソブチルベンゼン 5.84
インダン(C10) 1.06
ナフタレン 1.18
スチレン 2.22
芳香族酸素化物
ベンズアルデヒド −0.55
p−トルアルデヒド 3.32
酸素化物
アルコール
メタノール 0.56
エタノール 1.34
アルデヒド
ホルムアルデヒド 7.15
アセトアルデヒド 5.52
プロピオンアルデヒド 6.53
アクロレイン 6.77
n−ブチルアルデヒド 5.26
クロトンアルデヒド 5.42
ペンタンアルデヒド 4.41
ヘキサンアルデヒド 3.79
エーテル
メチルt−ブチルエーテル 0.62
エチルt−ブチルエーテル 1.98
ケトン
アセトン 0.56
ブタノン 1.18
実施例1〜4及び比較例1〜4
第1表に示す性状のガソリン基材を、第2表に示す割合で混合して、燃料油を調製し、その性状、組成及び性能を評価した。また、これらの値から蒸発ガスオゾン生成性指数X及び蒸発ガス有害指数Yを算出した。その結果を第2表に示す。但し、蒸発ガスオゾン生成性指数Xの計算においては、MIR値は上記オゾン生成性の評価で用いた値を用いた。
Figure 2005194536
Figure 2005194536
Figure 2005194536
Figure 2005194536

Claims (4)

  1. 式(1)
    X=Σ(Ci×MIRi)+1.6×RVP ・・・(1)
    〔式中、Ciは無鉛ガソリン中に含有される炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iの濃度(重量%)を表し、MIRiは炭素数2〜6のオレフィン系炭化水素又はジオレフィン系炭化水素の成分iのMIR値(gO/gNMOG)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100である。〕
    で表される蒸発ガスオゾン生成性指数Xが64〜130の範囲内の値であり、かつ、式(2)
    Y=BZ×(0.0715×RVP−1.045) ・・・(2)
    〔式中、BZは無鉛ガソリン中に含有されるベンゼンの濃度(重量%)を表し、RVPは無鉛ガソリンの蒸気圧(kPa)を表す。但し、40≦RVP≦100である。〕
    で表される蒸発ガス有害指数Yが2.5以下の値である無鉛ガソリン。
  2. 式(2)で表される蒸発ガス有害指数Yが1.5以下の値であることを特徴とする請求項1記載の無鉛ガソリン。
  3. 軽質オレフィン留分をカットした分解ガソリン及び/又はベンゼンの沸点近傍の留分をカットした改質ガソリンを含む基材からなる請求項1又は2記載の無鉛ガソリン。
  4. リサーチ法オクタン価が89以上である請求項1〜3のいずれかに記載の無鉛ガソリン。

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