JP2005201080A - シリンダヘッドカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】リリーフ弁のメンテナンスや交換を容易に行うことができるシリンダヘッドカバーを提供することを課題とする。
【解決手段】通常時には、シリンダヘッド上面室2a内のブローバイガスは主ガス流路上の第1のフィルタ8でオイルを分離された後に吸気側へ排出される。一方、シリンダヘッド上面室2aの内圧が所定値以上にまで上昇すると、オイルフィラーキャップ11に内蔵されたリリーフ弁12が自動的に開いてバイパス流路が開通され、ブローバイガスがこのバイパス流路を通って吸気側へ排出される。また、カバー本体4からオイルフィラーキャップ11を取り外すことで、リリーフ弁のメンテナンスや故障時の交換を行う。
【選択図】図1
【解決手段】通常時には、シリンダヘッド上面室2a内のブローバイガスは主ガス流路上の第1のフィルタ8でオイルを分離された後に吸気側へ排出される。一方、シリンダヘッド上面室2aの内圧が所定値以上にまで上昇すると、オイルフィラーキャップ11に内蔵されたリリーフ弁12が自動的に開いてバイパス流路が開通され、ブローバイガスがこのバイパス流路を通って吸気側へ排出される。また、カバー本体4からオイルフィラーキャップ11を取り外すことで、リリーフ弁のメンテナンスや故障時の交換を行う。
【選択図】図1
Description
この発明は、内燃エンジンのシリンダヘッドに固定されるシリンダヘッドカバーに関する。
例えば、特許文献1には、ブローバイガス中のオイルを分離するためのオイル分離ケースが内部に形成されたシリンダヘッドカバーが開示されている。このシリンダヘッドカバーのオイル分離ケース内には多孔質フィルタが配置されており、シリンダヘッド上面室内のブローバイガスはこのフィルタを通って排出口からインテークマニホルドへ排出される構成になっている。また、このオイル分離ケースには、シリンダヘッド上面室の内圧が所定値以上にまで上昇したときに開いて多孔質フィルタの下流側のガス流路とシリンダヘッド上面室とを連通するリリーフ弁が配置されており、フィルタの目詰まりに起因してシリンダヘッド上面室の内圧が異常に上昇することを防止している。
しかしながら、上述のシリンダヘッドカバーでは、リリーフ弁がオイル分離ケースを構成しているケース枠体に一体に形成されているため、リリーフ弁のメンテナンスや交換時には、シリンダヘッドからシリンダヘッドカバーを取り外した後に、このシリンダヘッドカバーからケース枠体全体を取り外す必要があり、そのため作業に手間がかかるという問題点があった。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、リリーフ弁のメンテナンスや交換を容易に行うことができるシリンダヘッドカバーを提供することを目的とする。
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、リリーフ弁のメンテナンスや交換を容易に行うことができるシリンダヘッドカバーを提供することを目的とする。
この発明に係るシリンダヘッドカバーは、カバー本体内の主ガス流路上に配置された第1のフィルタにシリンダヘッド上面室内のブローバイガスを通すことによりオイルを分離して吸気側へ排出するシリンダヘッドカバーにおいて、第1のフィルタを迂回してシリンダヘッド上面室内と吸気側とを連通するようにカバー本体内に形成されるバイパス流路と、カバー本体に対して脱着自在に取り付けられてバイパス流路を遮断するオイルフィラーキャップと、オイルフィラーキャップ内に配置されると共にシリンダヘッド上面室の内圧が所定値以上にまで上昇すると自動的に開いてバイパス流路を開通させるリリーフ弁とを備えるものである。
通常時には、シリンダヘッド上面室内のブローバイガスは主ガス流路上の第1のフィルタでオイルを分離された後に吸気側へ排出される。一方、第1のフィルタの目詰まり等に起因してシリンダヘッド上面室の内圧が所定値以上にまで上昇すると、オイルフィラーキャップに内蔵されたリリーフ弁が自動的に開いてバイパス流路が開通され、これによりシリンダヘッド上面室内のブローバイガスはバイパス流路を通って吸気側へ排出される。また、カバー本体からオイルフィラーキャップを取り外すことで、リリーフ弁のメンテナンスや故障時の交換を行う。
主ガス流路とバイパス流路が、ブローバイガスを吸気側へ排出するための共通の排出口を有するようにカバー本体を形成すれば、シリンダヘッドカバー全体の構造が簡素化される。
また、バイパス流路におけるオイルフィラーキャップの下流側には第2のフィルタが配置され、リリーフ弁を通ったブローバイガスは第2のフィルタを通って吸気側へ排出されることが好ましい。この場合、主ガス流路を流れるブローバイガスも第1のフィルタを通った後に第2のフィルタを通って吸気側へ排出されるように構成してもよい。このようにすれば、ブローバイガスは第2のフィルタを通った後に吸気側へ排出されるので、吸気側への異物の混入などが防止される。
また、バイパス流路におけるオイルフィラーキャップの下流側には第2のフィルタが配置され、リリーフ弁を通ったブローバイガスは第2のフィルタを通って吸気側へ排出されることが好ましい。この場合、主ガス流路を流れるブローバイガスも第1のフィルタを通った後に第2のフィルタを通って吸気側へ排出されるように構成してもよい。このようにすれば、ブローバイガスは第2のフィルタを通った後に吸気側へ排出されるので、吸気側への異物の混入などが防止される。
この発明によれば、第1のフィルタを迂回してシリンダヘッド上面室内と吸気側とを連通するようにカバー本体内に形成されるバイパス流路と、カバー本体に対して脱着自在に取り付けられてバイパス流路を遮断するオイルフィラーキャップと、オイルフィラーキャップ内に配置されると共にシリンダヘッド上面室の内圧が所定値以上にまで上昇すると自動的に開いてバイパス流路を開通させるリリーフ弁とを備えたので、リリーフ弁のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に、この発明の実施の形態に係るシリンダヘッドカバーの全体構成を示す。このシリンダヘッドカバー1は、内燃エンジンのシリンダヘッド2の上部にオイルシール部材3を介して固定されており、シリンダヘッド上面室2aを覆っている。このシリンダヘッド上面室2a内には、吸気弁及び排気弁を動作させるためのカム軸等からなる動弁機構が収容されている。また、このシリンダヘッドカバー1はカバー本体4を有しており、カバー本体4内には両端側にオイル分離ケース5及びバイパスケース6が区画形成されると共に、これらオイル分離ケース4とバイパスケース6との間に排出ケース7が区画形成されている。
図1に、この発明の実施の形態に係るシリンダヘッドカバーの全体構成を示す。このシリンダヘッドカバー1は、内燃エンジンのシリンダヘッド2の上部にオイルシール部材3を介して固定されており、シリンダヘッド上面室2aを覆っている。このシリンダヘッド上面室2a内には、吸気弁及び排気弁を動作させるためのカム軸等からなる動弁機構が収容されている。また、このシリンダヘッドカバー1はカバー本体4を有しており、カバー本体4内には両端側にオイル分離ケース5及びバイパスケース6が区画形成されると共に、これらオイル分離ケース4とバイパスケース6との間に排出ケース7が区画形成されている。
オイル分離ケース5内には多孔質フィルタからなる第1のフィルタ8が配置され、排出ケース7内には第1のフィルタ8よりも目の粗い多孔質フィルタからなる第2のフィルタ9が配置されている。また、排出ケース7の上部壁面には図示しないインテークマニホルドに接続されたガス排出口10が形成されている。また、オイル分離ケース5及びバイパスケース6はそれぞれ排出ケース7に連通すると共にシリンダヘッド上面室2aに対して開口しているガス流入口5a及び6aを有している。カバー本体4内には、ガス流入口5aからオイル分離ケース5の第1のフィルタ8及び排出ケース7の第2のフィルタ9を経てガス排出口10へと至る主ガス流路と、ガス流入口6aからバイパスケース6の内部及び排出ケース7の第2のフィルタ9を経てガス排出口10へと至るバイパス流路とがそれぞれ形成されている。
また、カバー本体4には、オイルフィラーキャップ11が脱着自在に取り付けられており、通常時はこのキャップ11の先端部によりバイパスケース6のガス流入口6aが閉じられている、すなわち、オイルフィラーキャップ11によりバイパス流路が遮断されている。
また、オイルフィラーキャップ11は、その内部にリリーフ弁12を有している。このリリーフ弁12は、オイルフィラーキャップ11の先端部から側部へ抜けるように形成されたリリーフ流路12aを有すると共にシリンダヘッド上面室2aの内圧が所定値以上にまで上昇すると自動的に開いてこのリリーフ流路12aを開通させるように設定されている。また、リリーフ流路12aはバイパス流路上に位置しており、そのためリリーフ弁12が開いてリリーフ流路12aが開通すると、バイパス流路も開通する構成になっている。
また、オイルフィラーキャップ11は、その内部にリリーフ弁12を有している。このリリーフ弁12は、オイルフィラーキャップ11の先端部から側部へ抜けるように形成されたリリーフ流路12aを有すると共にシリンダヘッド上面室2aの内圧が所定値以上にまで上昇すると自動的に開いてこのリリーフ流路12aを開通させるように設定されている。また、リリーフ流路12aはバイパス流路上に位置しており、そのためリリーフ弁12が開いてリリーフ流路12aが開通すると、バイパス流路も開通する構成になっている。
なお、オイルフィラーキャップ11はカバー本体4に螺合して取り付けられるが、このキャップ11をカバー本体4に取り付けると、キャップ11の先端部の外周にバイパスケース6が広がっているため、オイルフィラーキャップ11の側部に位置するリリーフ流路12aの出口がバイパスケース6内のどの方向を向いても、このリリーフ流路12aの出口はバイパスケース6内に連通するように構成されている。
また、オイルフィラーキャップ11の先端部とバイパスケース6における下部壁面との間、及びオイルフィラーキャップ11の基端部とカバー本体4の上面との間にはそれぞれシール部材であるOリング13及び14が配置されている。
また、バイパスケース6のガス流入口6aは、シリンダヘッド上面室2a内に潤滑油を注入するためのオイル注入口をバイパス流路のガス流入口としても兼用したものである。
また、オイルフィラーキャップ11の先端部とバイパスケース6における下部壁面との間、及びオイルフィラーキャップ11の基端部とカバー本体4の上面との間にはそれぞれシール部材であるOリング13及び14が配置されている。
また、バイパスケース6のガス流入口6aは、シリンダヘッド上面室2a内に潤滑油を注入するためのオイル注入口をバイパス流路のガス流入口としても兼用したものである。
次に、以上のような構成を有するシリンダヘッドカバー1の作用を説明する。通常時には、シリンダヘッド上面室2a内のブローバイガスは、図1に実線矢印で示されるような主ガス流路を通って吸気側へと排出される。すなわち、ブローバイガスはガス流入口5aからオイル分離ケース5内に流入して、第1のフィルタ8でオイルを分離された後に、排出ケース7の第2のフィルタ9を通ってガス排出口10からインテークマニホルドへ排出される。なお、オイル分離ケース5の下部壁面にはオイル排出口5bが形成されており、第1のフィルタ8でブローバイガスから分離されたオイルは、このオイル排出口5bからシリンダヘッド上面室2a内へ排出される。
また、ブローバイガス中のオイルに含まれる添加物とブローバイガス中の水分とが反応して生成されるスラッジ等に起因して第1のフィルタ8が目詰まりすると、シリンダヘッド上面室2aの内圧が上昇するが、シリンダヘッド上面室2aの内圧が所定値以上にまで上昇すると、オイルフィラーキャップ11に内蔵されたリリーフ弁12が自動的に開いてバイパス流路が開通され、図1に破線矢印で示されるように、シリンダヘッド上面室2a内のブローバイガスはガス流入口6aからリリーフ流路12aを通ってバイパスケース6内に流入し、さらに排出ケース7の第2のフィルタ9を通ってガス排出口10からインテークマニホルドへ排出される。従って、シリンダヘッド上面室2aの内圧が異常に上昇することが防止され、その結果、シリンダヘッドカバー1とシリンダヘッド2との境界部からオイルが漏出する等の不具合が防止される。
ここで、リリーフ弁12がオイルフィラーキャップ11内に設けられており、このキャップ11はカバー本体4に対して脱着自在であるため、リリーフ弁12が故障した場合には、シリンダヘッドカバー1をシリンダヘッド2から取り外すことなく、カバー本体4からオイルフィラーキャップ11を取り外してこのキャップ11を新しいものと交換するだけでリリーフ弁を容易に交換することができる。従って、リリーフ弁のメンテナンスや組み付け作業なども容易に行うことができる。また、リリーフ弁の故障時にオイルキャップ11のみを交換すればよいので、コストを低く抑えることができる。
また、リリーフ弁12をオイルフィラーキャップ11内に設けることにより、オイルフィラーキャップ11のオイル注入口を、バイパスケース6のガス流入口6a、すなわちバイパス流路のガス流入口として兼用できるようにしたので、構造を簡素化することができた。
また、リリーフ弁12のリリーフ流路12aを通ったブローバイガスは、排出ケース7の第2のフィルタ9を通ってガス排出口10からインテークマニホルドへ排出されるため、第2のフィルタ9により吸気側への異物の混入などを防止することができる。
また、リリーフ弁12のリリーフ流路12aを通ったブローバイガスは、排出ケース7の第2のフィルタ9を通ってガス排出口10からインテークマニホルドへ排出されるため、第2のフィルタ9により吸気側への異物の混入などを防止することができる。
1 シリンダヘッドカバー、2 シリンダヘッド、2a シリンダヘッド上面室、3 オイルシール部材、4 カバー本体、5 オイル分離ケース、5a,6a ガス流入口、5b オイル排出口、6 バイパスケース、7 排出ケース、8 第1のフィルタ、9 第2のフィルタ、10 ガス排出口、11 オイルフィラーキャップ、12 リリーフ弁、12a リリーフ流路、13,14 Oリング。
Claims (4)
- カバー本体内の主ガス流路上に配置された第1のフィルタにシリンダヘッド上面室内のブローバイガスを通すことによりオイルを分離して吸気側へ排出するシリンダヘッドカバーにおいて、
第1のフィルタを迂回してシリンダヘッド上面室内と吸気側とを連通するようにカバー本体内に形成されるバイパス流路と、
カバー本体に対して脱着自在に取り付けられて前記バイパス流路を遮断するオイルフィラーキャップと、
前記オイルフィラーキャップ内に配置されると共にシリンダヘッド上面室の内圧が所定値以上にまで上昇すると自動的に開いて前記バイパス流路を開通させるリリーフ弁と
を備えることを特徴とするシリンダヘッドカバー。 - カバー本体は、ブローバイガスを吸気側へ排出するための主ガス流路と前記バイパス流路とに共通の排出口を有することを特徴とする請求項1に記載のシリンダヘッドカバー。
- 前記バイパス流路におけるオイルフィラーキャップの下流側には第2のフィルタが配置され、前記リリーフ弁を通ったブローバイガスは前記第2のフィルタを通って吸気側へ排出されることを特徴とする請求項1または2に記載のシリンダヘッドカバー。
- 前記主ガス流路を流れるブローバイガスも第1のフィルタを通った後に前記第2のフィルタを通って吸気側へ排出されることを特徴とする請求項3に記載のシリンダヘッドカバー。
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| JP2004005909A JP2005201080A (ja) | 2004-01-13 | 2004-01-13 | シリンダヘッドカバー |
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