JP2005201093A - 車両用エンジンの冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジンルーム内にエンジンが横置きに配設され、エンジンの車両前方側に吸気マニホールドが、エンジンの車両後方側には排気マニホールド6が接続されており、エンジン上方側には、インタークーラ8と、インタークーラ8の上面側に接続され、インタークーラ8のコア部8bに走行風を導入する導風ダクト9とが配設される一方、排気マニホールド6には排気ターボ過給機12が取付けられると共に、排気マニホールド6の上方側には排気マニホールド6を覆う遮熱カバー7が配設されており、遮熱カバー7にはインタークーラ8のコア部8bを通過した空気を排気マニホールド6に接触可能とする導風部7aが形成され、導風部7aにはコア部8bを通過した空気流に対向するよう先端に開口部13aが形成された案内ダクト13が設けられている。
【選択図】 図2
Description
また、近年では、環境問題への取組みが高まっており、その取組みの一つとして冷間始動後における排気浄化性能を向上することが求められている。具体的には、冷間始動直後は、エンジンから排出されるHC排出量が多くなることから、触媒等の排気浄化装置を早期にHC浄化可能な活性温度まで上昇させることが求められている。
そこで、上述の横置きエンジンにおいて排気浄化性能の向上を図るため、下記特許文献1に開示されるように、エンジンの後方側に排気マニホールドや触媒等から構成される排気系を配設することが行われている。この特許文献1によれば車両前方側からの走行風によって排気系が冷却されることが抑制されるため、冷間始動後早期に触媒を活性化することができ、排気浄化性能を向上することができるものである。
このインタークーラは、通常、過給された吸気と走行風との熱交換がなされるコア部の面積を広くとり冷却性を高めたいという要求があることから、通常、エンジン上方とボンネットとの間の空間にレイアウトされる。
そこで、排気マニホールドを覆う遮熱カバーを設け、排気マニホールド周辺の部品に対する熱的影響を抑制することが考えられる。
しかしながら、遮熱カバーによって排気マニホールド周辺の部品に対しては熱的影響を抑制することができるものの、排気マニホールドそのものの熱負荷を低減することはできないため、排気マニホールドの熱負荷を軽減することが望まれている。
上記エンジンの上方側には、インタークーラと、該インタークーラの上面側に接続され、当該インタークーラのコア部に走行風を導入する導風ダクトとが配設される一方、
上記排気マニホールドには排気ターボ過給機が取付けられるとともに、
上記排気マニホールドの少なくとも上方側には、当該排気マニホールドを覆う遮熱カバーが配設されており、
該遮熱カバーには上記インタークーラのコア部を通過した空気を上記排気マニホールドに接触可能とする導風部が形成されるとともに、該導風部には上記インタークーラのコア部を通過した空気流に対向するよう先端に開口部が形成された案内ダクトが設けられるよう構成してある。
ところが、排気マニホールドを鋳物製にした場合、その熱容量が大きいことから、その熱負荷が更に高くなるものである。
本発明の第2の構成によれば、排気マニホールドが鋳物製とされるため、排気ターボ過給機の取付け支持性を維持しつつ、インタークーラのコア部を通過した空気が案内ダクト、導風部を介して案内される走行風によって排気マニホールドの熱負荷を軽減することができる。
上記インタークーラは、少なくとも上記コア部の一部が、上記エンジンのシリンダヘッドカバーの車両後方側端部よりも車両後方側に位置するよう配設されており、
上記案内ダクトは、その先端に形成された開口部が上記インタークーラのコア部下面近傍まで延設されるよう構成してある。
つまり、インタークーラのコア部は金属製で熱的影響が小さいのに対し、吸気導入用タンク部や吸気導出用タンク部は樹脂製とされることが多く、熱的影響を大きく受ける。
本発明の第3の構成によれば、インタークーラのコア部の一部が、エンジンのシリンダヘッドカバーの車両後方側端部よりも車両後方側に位置するよう配設されるとともに、案内ダクトは、その先端に形成された開口部がインタークーラのコア部下面近傍まで延設されるため、車両停車時案内ダクトからの熱気は熱的影響が小さいコア部に集中して案内され、吸気導入用タンク部や吸気導出用タンク部に対する熱的影響を抑制することができる。
上記インタークーラの外縁部には、上記導風ダクトの開口部の周縁と当接される受部が上記インタークーラのコア部の上面よりも下方側に位置するよう配設され、かつ上記導風ダクトの開口部の周縁と上記受部との間にシール部材が介在されるよう構成してある。
そして、このような場合、導風ダクトは、ボンネットが閉じられている時はインタークーラの外縁部側に設けられた受部に当接され、ボンネットが開けられた時はインタークーラの外縁部側に設けられた受部から離れることになるが、ボンネットが閉じられた時の導風ダクトとインタークーラの外縁部に設けられた受部との間のシール性を確保するためこれらの間にはシール部材が必要になる。
ところが、排気マニホールドを冷却するため案内ダクトを設けた場合、上述したように、車両が停車されると、排気マニホールド付近の熱気がインタークーラに案内されるため、この熱気がシール部材に熱的影響を及ぼす虞がある。
本発明の第4の構成によれば、導風ダクトは、当該導風ダクト上方側に配設されるボンネットに取付けられるとともに、インタークーラよりも大きな開口部が形成されるとともに、インタークーラの外縁部には、導風ダクトの開口部の周縁と当接される受部がコア部の上面よりも下方側に位置するよう配設されており、導風ダクトの開口部の周縁と上記受部との間にシール部材が介在されるため、排気マニホールド付近からの熱気はコア部の上方側に上がり、コア部よりも下方側に配設されるシール部材は排気マニホールドからの熱気の影響を受けにくいため、シール部材の耐熱性を維持することができる。
尚、図1において、吸気マニホールドと排気マニホールドとは仮想線(二点鎖線)で示している。
図1において、1は、例えば、直列4気筒ガソリンエンジンであって、エンジンルームRにおいてクランク軸(不図示)が車幅方向に延びるように横置き配置されている。
エンジン1には、シリンダブロック2と、そのシリンダブロック2の上に配設されたシリンダヘッド3と、そのシリンダヘッド3の上に配設されたシリンダヘッドカバー4とが備えられている。
また、シリンダヘッド3の車両前方側には、吸気マニホールド5が接続される一方、車両後方側には、排気マニホールド6が接続されている。
また、排気マニホールド6の外周には、後で詳述する遮熱カバー7が設けられている。
インタークーラ8は、インタークーラ8の上流側の吸気系部品(不図示のエアクリーナ、吸気ダクト等)からインタークーラ8に吸気が導入される樹脂製の吸気導入用タンク部8aと、その吸気導入用タンク部8aと連通され、吸気導入用タンク部8aから導入される吸気と走行風との熱交換を可能とする金属製のコア部8bと、そのコア部8bと連通され、コア部8bから導入される吸気をインタークーラ8の下流側の吸気系部品(不図示のサージタンク、吸気マニホールド5等)に導出する樹脂製の吸気導出用タンク部8cとから一体的に構成されている。
インタークーラ8は、コア部8bの車両後方側がシリンダヘッドカバー4の車両後方側端部4aよりも車両後方側に位置するよう配設されている。
また、インタークーラ8の吸気導入用タンク部8a、吸気導出用タンク部8cの外縁部には、後述する導風ダクト9と当接する当接部として機能し、インタークーラ8の外形形状に略沿った矩形の受部10が取付けられている。
この受部10は、内方側が、インタークーラ8のコア部8bの上面よりやや上方側に位置するとともに、内方側から外方側に向かってインタークーラ8のコア部8bの下面部付近まで徐々に傾斜するよう形成されており、外方側に形成された平坦部には、後述するシール部材11が当接し、シールするようになっている。
従って、導風ダクト9の導風口9bから導入された走行風を、開口部9aを介してインタークーラ8のコア部8bに供給することができる。
図2、図3に示すように、排気マニホールド6は、4気筒にそれぞれ対応する排気枝管6a、6b、6c、6dと、集合部6eとから構成されている。そして、この集合部6eには、排気ターボ過給機12が接続されるようになっている。
尚、排気ターボ過給機12は、従来から良く知られている構造であって、排気側に配設されるタービンと、吸気側に配設されるブロアとがシャフトを介して連結されており、排気ガスエネルギーによってタービンが回転させられ、その回転に伴ってブロアが回転され、エンジンに供給される吸気が正圧以上に過給されるようになっている。
排気マニホールド6は、二部品に分割され、それぞれが異なる材質によって形成されている。
具体的には、まず、一方側の部品に相当する、排気枝管6a、6b及び集合部6eは、鋳物製とされ、それぞれが一体形成されている。
また、他方の部品に相当する、排気枝管6c、6dは、それぞれ板金製のパイプ材により形成され、それぞれが溶接等の接合によって接合されている。
そして、鋳物製の集合部6e近傍に、蛇腹製の接続管6fを介して板金製のパイプ材により形成された排気枝管6c、6dが接続されるようになっている。
このように排気マニホールド6の材質を分けた理由は次のとおりである。
つまり、排気マニホールド6に排気ターボ過給機12を取付ける場合は、その取付け支持剛性が必要になることから、排気ターボ過給機12の取付け側となる排気枝管6a、6b及び集合部6eは鋳物製として支持剛性を維持し、排気ターボ過給機12取付け側とは離れた排気枝管6c、6dは、板金製のパイプ材とし、軽量化、熱容量の低下を図るためである。
尚、鋳物製の集合部6eと、板金製の排気枝管6c、6dとの接続部に蛇腹製の接続管6fを介在させた理由は、互いの熱膨張の違いを吸収するためである。
但し、その場合、上述したように、車両停車時、案内ダクト13からの熱気はコア部8bに案内されることによる吸気導入用タンク部8aや吸気導出用タンク部8cに対する熱的影響が懸念されることから、案内ダクト13の先端をシリンダヘッドカバー4の上面とコア部8bとの間まで更に延設して、熱気がコア部8bに集中して伝わるようにすることが望ましい。
4:シリンダヘッドカバー
4a:シリンダヘッドカバーの車両後方側端部
5:吸気マニホールド
6:排気マニホールド
7:遮熱カバー
7a:導風部
8:インタークーラ
8a:吸気導入用タンク部
8b:コア部
8c:吸気導出用タンク部
9:導風ダクト
9a:開口部
9b:導風口
10:受部
11:シール部材
12:排気ターボ過給機
13:案内ダクト
13a:開口部
B:ボンネット
R:エンジンルーム
Claims (4)
- エンジンルーム内にクランク軸が車幅方向に延びるようエンジンが横置きに配設されており、該エンジンの車両前方側に吸気マニホールドが接続される一方、エンジンの車両後方側に排気マニホールドが接続された車両用エンジンの冷却装置において、
上記エンジンの上方側には、インタークーラと、該インタークーラの上面側に接続され、当該インタークーラのコア部に走行風を導入する導風ダクトとが配設される一方、
上記排気マニホールドには排気ターボ過給機が取付けられるとともに、
上記排気マニホールドの少なくとも上方側には、当該排気マニホールドを覆う遮熱カバーが配設されており、
該遮熱カバーには上記インタークーラのコア部を通過した空気を上記排気マニホールドに接触可能とする導風部が形成されるとともに、該導風部には上記インタークーラのコア部を通過した空気流に対向するよう先端に開口部が形成された案内ダクトが設けられていることを特徴とする車両用エンジンの冷却装置。 - 上記排気マニホールドは、鋳物製であることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの冷却装置。
- 上記インタークーラは、当該インタークーラに吸気を導入する樹脂製の吸気導入用タンク部と、該吸気導入用タンク部と連通され、当該吸気導入用タンク部から流入される吸気と走行風との熱交換を可能とする金属製のコア部と、該コア部と連通され、当該コア部から流入される吸気を上記インタークーラの下流に配設される吸気系部品に導出する樹脂製の吸気導出用タンク部とから構成されるとともに、
上記インタークーラは、少なくとも上記コア部の一部が、上記エンジンのシリンダヘッドカバーの車両後方側端部よりも車両後方側に位置するよう配設されており、
上記案内ダクトは、その先端に形成された開口部が上記インタークーラのコア部下面近傍まで延設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用エンジンの冷却装置。 - 上記導風ダクトは、当該導風ダクト上方側に配設されるボンネットに取付けられるとともに、上記インタークーラよりも大きな開口部が形成されており、
上記インタークーラの外縁部には、上記導風ダクトの開口部の周縁と当接される受部が上記インタークーラのコア部の上面よりも下方側に位置するよう配設され、かつ上記導風ダクトの開口部の周縁と上記受部との間にシール部材が介在されていることを特徴とする請求項3に記載の車両用エンジンの冷却装置。
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