JP2005201310A - 偏心揺動型遊星歯車装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】騒音の発生を抑えることができる偏心揺動型遊星歯車装置を提供すること。
【解決手段】多数の内歯をピン26に挿入されたローラ27から成る円弧歯形とし、外歯22をエピトロコイド歯形として両歯27,22を噛み合せる偏心揺動型遊星歯車装置10において、前記多数のローラ27の外周に内接するリング状の吸振材28を設け、該吸振材28の内径を前記多数のローラ27に接する円の直径より若干小さく設定する。
本発明によれば、外歯22と内歯(ローラ27)の鉄同士の噛み合いによって、ピン26とローラ27の間、或は外歯22とローラ27の間の滑りによって発生する騒音を吸振材28の弾性変形によって吸収することができ、騒音を小さく抑えることができる。
【選択図】図2
【解決手段】多数の内歯をピン26に挿入されたローラ27から成る円弧歯形とし、外歯22をエピトロコイド歯形として両歯27,22を噛み合せる偏心揺動型遊星歯車装置10において、前記多数のローラ27の外周に内接するリング状の吸振材28を設け、該吸振材28の内径を前記多数のローラ27に接する円の直径より若干小さく設定する。
本発明によれば、外歯22と内歯(ローラ27)の鉄同士の噛み合いによって、ピン26とローラ27の間、或は外歯22とローラ27の間の滑りによって発生する騒音を吸振材28の弾性変形によって吸収することができ、騒音を小さく抑えることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、多数の内歯をピンに挿入されたローラから成る円弧歯形とし、外歯をエピトロコイド歯形として両歯を噛み合せる偏心揺動型遊星歯車装置に関するものである。
従来の偏心揺動型遊星歯車装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されているようなものが知られている。このものは、内歯がハウジングの内面に取り付けられた多数のピンに2分割したローラを回動可能に取り付けたピンとローラから成る円弧歯形であり、外歯がエピトロコイド歯形を有するものである。ここで、内歯のローラと外歯とは転がり接触によって動力伝達に関与するようになっている。
しかしながら、このような従来の偏心揺動型遊星歯車装置にあっては、外歯と内歯の鉄同士の噛み合いによって、ピンとローラの間、或は外歯とローラの間に滑りによる騒音が発生するという問題があった。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、騒音の発生を抑えることができる偏心揺動型遊星歯車装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、多数の内歯をピンに挿入されたローラから成る円弧歯形とし、外歯をエピトロコイド歯形として両歯を噛み合せる偏心揺動型遊星歯車装置において、前記多数のローラの外周に内接するリング状の吸振材を設け、該吸振材の内径を前記多数のローラに接する円の直径より若干小さく設定したことを特徴とする。
本発明によれば、内歯を構成する多数のローラの外周に内接するリング状の吸振材を設け、該吸振材の内径を多数のローラに接する円の直径より若干小さく設定したため、外歯と内歯(ローラ)の鉄同士の噛み合いによって、ピンとローラの間、或は外歯とローラの間の滑りによって発生する騒音を吸振材の弾性変形によって吸収することができ、騒音を小さく抑えることができる。
以下に本発明の一実施形態を添付図面を用いて説明する。
図1は本発明に係る揺動型遊星歯車装置の側断面図、図2は図1のA−A線断面図である。
図1及び図2において、10は本発明の実施形態に係る偏心揺動型遊星歯車装置(以下、単に遊星歯車装置と称する)である。11は遊星歯車装置10の固定部材としての支持体であり、その中央には中央孔12が設けられている。そして、支持体11は、基円板13と、この基円板13に一体的に形成された複数(図示例では3つ:図2参照)の柱部14と、該柱部14の端部に当接し締結ピン(図示なし)や締結ボルト15によって基円板13に結合された端板16とで構成されている。
17は一端が前記支持体11の中央孔12に挿入され、他端がモータ等の駆動源と接続される入力軸である。この入力軸17は、一対の玉軸受18を介して支持体11に回転自在に支持されており、その中央部には、図1に示すように、位相が互いに180度ずれた2つの偏心体17a,17bが一体的に形成されている。又、支持体11には、入力軸17の外周に等配的に複数(図示例では3つ:図2参照)の偏心体軸19が前記柱部14と交互に設けられ、各偏心体軸19は、一対のころ軸受20を介して支持体11に回転自在に支持されており、入力軸17の回転に従動する。そして、各偏心体軸19の中央部には、図1に示すように、2つの偏心体19a,19bが一体的に形成され、これらの偏心体19a,19bは入力軸17の前記偏心体17a,17bと同様に互いに180度位相がずれている。
そして、前記入力軸17の偏心体17a,17bと前記各偏心体軸19の偏心体19a,19bは、それぞれニードル軸受17c,17dと19c,19dを間に介して2枚の外歯歯車21の円孔21a,21bにそれぞれ挿入されている。ここで、2枚の外歯歯車21は、前記支持体11の基円板13と端板16の間に介装され、入力軸17の回転により揺動運動を行う。尚、外歯歯車21の外周には、エピトロコイド歯形を構成する外歯22が形成されている。
又、支持体11の外周には円筒状の内歯歯車23が配され、該内歯歯車23は、一対の主軸受24を介して支持体11に回転自在に支持されている。そして、内歯歯車23の一端外方にはオイルシール25が設けられ、このオイルシール25によって遊星歯車装置10内の潤滑剤が外部へ流出するのを防止するとともに、外部から遊星歯車装置10内に塵埃等が侵入するのを防止している。
更に、内歯歯車23の内周には、図1に示すように、半円状の多数の溝23aが等配的に形成されており、各溝23aにはピン26の両端が保持されている。そして、各ピン26の中央部には、2つの外歯22とそれぞれ噛み合う2列のローラ27が挿入されている。従って、多数のピン26とローラ27によって円弧歯形の内歯が形成されている。
而して、本実施の形態においては、多数の前記ローラ27の外周には、これらのローラ27に内接するOリング等のリング状の吸振材28が2列に設けられている。ここで、各吸振材28の内径は多数のローラ27に接する円(外接円)の直径より若干小さく設定されており、伸張可能な弾性体から成る吸振材28は、多数のローラ27によって拡径されてその内周部が各ローラ27の外周に圧接されている。
ところで、図1に示すように、各吸振材28は、内歯歯車23に形成された溝29内に収納され、これによって軸方向の移動が規制されているが、周方向には溝29に拘束されることなく、ローラ27の回転に伴って回転することができる。
以上において、本実施の形態に係る遊星歯車装置10においては、内歯歯車23の内歯を構成する多数のローラ27の外周に内接するリング状の吸振材28を設け、該吸振材28の内径を多数のローラ27に接する円の直径より若干小さく設定したため、外歯22と内歯(ローラ)27の鉄同士の噛み合いによって、ピン26とローラ27の間、或は外歯22とローラ27の間の滑りによって発生する騒音を吸振材28の弾性変形によって吸収することができ、騒音を小さく抑えることができる。
尚、吸振材28としては、リング状に形成した断面矩形状のスポンジに潤滑剤を吸収させたもの等を使用することができる。
本発明は、産業用ロボット等の工業機械駆動装置に使用される偏心揺動型遊星歯車装置として有用である。
10 偏心揺動型遊星歯車装置
21 外歯歯車
22 外歯
23 内歯歯車
26 ピン
27 ローラ(内歯)
28 吸振材
21 外歯歯車
22 外歯
23 内歯歯車
26 ピン
27 ローラ(内歯)
28 吸振材
Claims (1)
- 多数の内歯をピンに挿入されたローラから成る円弧歯形とし、外歯をエピトロコイド歯形として両歯を噛み合せる偏心揺動型遊星歯車装置において、
前記多数のローラの外周に内接するリング状の吸振材を設け、該吸振材の内径を前記多数のローラに接する円の直径より若干小さく設定したことを特徴とする偏心揺動型遊星歯車装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004006250A JP2005201310A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 偏心揺動型遊星歯車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004006250A JP2005201310A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 偏心揺動型遊星歯車装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005201310A true JP2005201310A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34820273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004006250A Pending JP2005201310A (ja) | 2004-01-14 | 2004-01-14 | 偏心揺動型遊星歯車装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005201310A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2004
- 2004-01-14 JP JP2004006250A patent/JP2005201310A/ja active Pending
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