JP2005207128A - 舗装道路の排水構造及びその排水構造に使用する側溝用導水部材 - Google Patents

舗装道路の排水構造及びその排水構造に使用する側溝用導水部材 Download PDF

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Abstract

【課題】
道路上の水を好適に排水するための舗装道路の排水構造及びその排水構造に使用する側溝用導水部材の提供。
【解決手段】
ポーラスコンクリートにより舗装された透水性を有する道路表層部11と、道路側縁に沿って連続し、道路表層部11と連通した側溝12とを備えた舗装道路の排水構造において、それぞれ多孔質の板材からなる天板及び側壁板とを有する導水カバー16を備え、導水カバー16を側溝上面に設けられた透孔15と連通した状態に側溝12上面に突設させ、導水カバー16の天板を道路表面に露出させるように側溝12上までポーラスコンクリートで舗装して道路表層部11を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高速道路等の舗装道路の排水構造及びその排水構造に使用する側溝用導水部材に関する。
従来、高速道路等の舗装道路1では、大量の雨水等が道路表面上に溜まると走行中の車両がスリップ事故等を発生するおそれがあるため、図9に示すように、路床2上に不透水層3を設け、その不透水層3上にポーラスコンクリートによって舗装して透水性を有する道路表層部4を形成し、且つ道路1の側部に中空函状のコンクリートブロック等を順次連結して形成され、道路表層部4と連通した側溝5を備えた排水構造を用いている(例えば、特許文献1を参照)。
このような舗装道路1の排水構造では、道路表層部4に浸透した雨水等が不透水層3によって遮水され、道路表層部4内の不透水層3との境界部を流れて側溝5に排水されるとともに、側溝5の上面に開口した透孔6を通して側溝5内に排水されるようになっている。
特開2002−285630号公報
しかし、上述の如き側溝を構成する中空函状のコンクリートブロック或いはコンクリート版は、コンクリートを打ち曝したままの状態にあるので、側溝上面に開口した透孔の開口縁部が欠損し易いという問題があり、透孔の開口縁部が欠損することによって、透孔の孔幅が広がり、車輪等が透孔に填り込む危険性が増大するなどの問題があり、また、見栄えも悪いという問題があった。
また、側溝の上面部は、コンクリートを打ち曝したままの状態にあるので、透孔より離れた位置では、排水されずに水が溜りやすいという問題もあった。
そこで本発明は、上述の従来技術の問題を鑑み、見栄えが良く、道路上の水を好適に排水することができる舗装道路の排水構造及びその排水構造に使用する側溝用導水部材の提供を目的とする。
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に記載の発明は、ポーラスコンクリートにより舗装された透水性を有する道路表層部と、道路側縁に沿って連続し、前記道路表層部と連通した側溝とを備えた舗装道路の排水構造において、それぞれ多孔質の板材からなる天板及び側壁板とを有する導水カバーを備え、該導水カバーを前記側溝上面に設けられた透孔と連通した状態に前記側溝上面に突設させ、前記導水カバーの天板を道路表面に露出させるように前記側溝上までポーラスコンクリートで舗装して前記道路表層部を形成した舗装道路の排水構造であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、平板状の上面当接板と、該上面当接板に形成された通水孔の縁部に突設され、側溝上面に形成された透孔に嵌合される挿入片と、該挿入片の下端に一体に形成された係止部と、前記挿入片の上部に前記上面当接板を介して接続された導水カバーとを備え、前記挿入片を前記透孔に挿入することにより前記導水カバーを前記側溝上面に設けられた透孔と連通した状態に前記側溝上面に突設させるようにした請求項1に記載の舗装道路の排水構造に使用する側溝用導水部材であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2の構成に加え、両係止部は、それぞれ先端側が互いに離れる方向に拡開して形成され、透孔の内側面に弾性的に当接する弾性片をもって構成されたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2の構成に加え、両係止部は、先端部に外側に突出した係止爪を備え、該係止爪とフランジ部により透孔縁部の肉厚部を挟持するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る舗装道路の排水構造は、ポーラスコンクリートにより舗装された透水性を有する道路表層部と、道路側縁に沿って連続し、前記道路表層部と連通した側溝とを備えた舗装道路の排水構造において、それぞれ多孔質の板材からなる天板及び側壁板とを有する導水カバーを備え、該導水カバーを前記側溝上面に設けられた透孔と連通した状態に前記側溝上面に突設させ、前記導水カバーの天板を道路表面に露出させるように前記側溝上までポーラスコンクリートで舗装して前記道路表層部を形成したことによって、側溝上面部に水が溜まることもなく好適に舗装道路上の水を排水することができ、道路の安全性が向上する。
また、このような舗装道路の排水構造では、道路表面に道路表層部と側溝との境目が現れず美観にも優れている。
また、平板状の上面当接板と、該上面当接板に形成された通水孔の縁部に突設され、側溝上面に形成された透孔に嵌合される挿入片と、該挿入片の下端に一体に形成された係止部と、前記挿入片の上部に前記上面当接板を介して接続された導水カバーとを備え、前記挿入片を前記透孔に挿入することにより前記導水カバーを前記側溝上面に設けられた透孔と連通した状態に前記側溝上面に突設させるようにしたことによって、導水カバーを側溝上面に好適に設置することができる。
両係止部が、それぞれ先端側が互いに離れる方向に拡開して形成され、透孔の内側面に弾性的に当接する弾性片をもって構成したこと、或いは両係止部が先端部に外側に突出した係止爪を備え、該係止爪とフランジ部により透孔縁部の肉厚部を挟持するようにしたことにより、透孔に対して好適に側溝用導水部材を装着することができる。
次に、本発明に係る舗装道路の排水構造に関し図1〜図8について説明する。尚、上述の従来例と同一の部分には同一符号を付して説明を省略する。
図1、図2は、高速道路等の舗装道路の排水構造の概略を示している。
舗装道路10は、図9に示す従来例と同様に、路床2上に不透水層3を設け、その不透水層3上にポーラスコンクリートによって舗装して透水性を有する道路表層部11が形成されている。
この道路10の側部には、道路側縁に沿って連続し、道路表層部11と連通した側溝12を備えている。
側溝12は、側溝用コンクリートブロック13,13…を道路側縁に沿って順次連結することにより形成され、各側溝用コンクリートブロック13,13…は、その上面13aが不透水層3の上面3aと略同じ高さとなるように配置されている。
側溝用コンクリートブロック13は、直方体状に形成され、その中央長手方向に貫通して円形状の流水路14が形成されている。
また、この側溝用コンクリートブロック13の上面部には、内部の流水路14と連通した透孔15,15が間隔を隔てて形成され、その透孔15の上面開口縁部周縁には、導水カバー取付用の取付凹部13bが形成されている。
この側溝上面、即ち各側溝用コンクリートブロックの上面には、導水カバー16が透孔15と連通した状態で側溝上面に突設されるようになっている。
導水カバー16は、図4〜図7に示すように、多数のパンチング孔17,17…が板材全体に形成されたステンレス板(パンチングメタル)等の板材を接曲加工することにより、天板18、両側壁板19,19とを備えた断面コ字状に形成され、底面を透孔15と連通させた状態で側溝上面より突出した状態に装着されるようになっている。
また、導水カバー16は、断面コ字型の連結部材20,20…により両側壁板19,19間が連結されている。
各連結部材20,20…の下端部には、通水孔21が形成され、連結部材により隔てられた導水カバー16内の空間が通水孔21により連通されている。
また、導水カバー16の両側壁板19,19には、天板18とは反対側の縁部に外向きに突出したフランジ部22,22が一体に形成されている。
この導水カバー16の下端には、透孔に装着するためのステンレス材等の板材からなる装着部材が一体化されており、導水カバー16とともに側溝用導水部材23を形成している。
装着部材は、導水カバー16の底面を閉鎖する平板状の上面当接板24と、上面当接板24に形成された通水孔21の縁部より下方に一体に突出した一対の挿入片25,25と、挿入片25,25の下端部に一体に形成された係止部とを備えている。
上面当接板24には、矩形の通水孔26が側溝用コンクリートブロック13に形成された透孔15の位置に合わせて形成されている。
また、上面当接板24の上面には、導水カバー16のフランジ部22,22が溶接又はネジ止め等によって取り付けられるようになっている。
係止部は、挿入片25の下縁より外側に向けて突出した係止爪27を備え、この係止爪27,27は、弾性的に撓みながら挿入され、透孔15の裏面側開口より突出すると、弾性力により拡開し、透孔の下側開口縁部に係止されるようになっている。
そして、上面当接板24と係止爪27との間に透孔15の周りのコンクリートブロック肉厚部を挟持することによって、装着部材を透孔15に装着し、それにより導水カバー16が透孔15と連通した状態で側溝上面13aに突設されるようになっている。
尚、係止部は、図8に示すように、弾性を有する板状の弾性片28をもって構成してもよく、両弾性片28,28は、挿入片25と連続して、先端部が互いに離れる方向に拡開した状態に配置されている。尚、上述の実施例と同一の部分には、同一符号を付して説明を省略する。
そして、この側溝用導水部材は、上面当接板24により下方への抜け止めがなされるとともに、弾性片28,28が透孔15の内面に弾性的に当接することにより透孔15に装着されるようになっている。
道路表層部11は、側溝用導水部材を側溝上面、即ち側溝用コンクリートブロック上面13aに装着し、側溝上面より導水カバー16を突出させた状態で、導水カバー16の天板のみを道路表面に露出させるように側溝の上までポーラスコンクリートで舗装して形成する。
この舗装道路の排水構造では、道路表層部11に浸透した雨水等の水は不透水層3に遮水され、不透水層3との境界部を流れて導水カバー16に向けて流れるようになっている。
そして、導水カバー16の側壁板19に形成された多数のパンチング孔17,17…より導水カバー16内に導水され、更に導水カバー16内と連通した側溝用コンクリートブロック13に形成された透孔15を通して側溝内の流路に排水される。
また、道路表層部11に浸透せずに道路表面を流れる水は、道路表面に露出した導水カバー16の天板18に形成された多数のパンチング孔17,17…より導水カバー16内に導水され、通水孔26及び透孔15を通して側溝内に排水されるようになっている。
本発明に係る舗装道路の排水構造の概要を示す断面図である。 同上の舗装道路の部分拡大断面図である。 図1中の側溝用ブロックと側溝用導水部材の取り付け状態を示す分解斜視図である。 同上の側溝用導水部材を示す部分拡大正面図である。 同上の部分拡大平面図である。 同上の側溝用導水部材を示す正面下側より見た部分拡大斜視図である。 同上の側溝用導水部材を示す正面上側より見た部分拡大斜視図である。 同上の他の側溝用導水部材を用いた状態を示す断面図である。 従来の舗装道路の排水構造を示す断面図である。
符号の説明
2 路床
3 不透水層
10 舗装道路
11 道路表層部
12 側溝
13 側溝用コンクリートブロック
14 流水路
15 透孔
16 導水カバー
17 パンチ孔
18 天板
19 側壁板
20 連結部材
21 通水孔
22 フランジ部
23 側溝用導水部材
24 上面当接板
25 挿入片
26 通水孔
27 係止爪
28 弾性片

Claims (4)

  1. ポーラスコンクリートにより舗装された透水性を有する道路表層部と、道路側縁に沿って連続し、前記道路表層部と連通した側溝とを備えた舗装道路の排水構造において、
    それぞれ多孔質の板材からなる天板及び側壁板とを有する導水カバーを備え、該導水カバーを前記側溝上面に設けられた透孔と連通した状態に前記側溝上面に突設させ、前記導水カバーの天板を道路表面に露出させるように前記側溝上までポーラスコンクリートで舗装して前記道路表層部を形成したことを特徴としてなる舗装道路の排水構造。
  2. 平板状の上面当接板と、該上面当接板に形成された通水孔の縁部に突設され、側溝上面に形成された透孔に嵌合される一対の挿入片と、該挿入片の下端に一体に形成された係止部と、前記挿入片の上部に前記上面当接板を介して接続された導水カバーとを備え、前記挿入片を前記透孔に挿入することにより前記導水カバーを前記側溝上面に設けられた透孔と連通した状態に前記側溝上面に突設させるようにした請求項1に記載の舗装道路の排水構造に使用する側溝用導水部材。
  3. 両係止部は、それぞれ先端側が互いに離れる方向に拡開して形成され、透孔の内側面に弾性的に当接する弾性片をもって構成された請求項2に記載の側溝用導水部材。
  4. 両係止部は、先端部に外側に突出した係止爪を備え、該係止爪と上面当接板とにより透孔縁部の肉厚部を挟持するようにした請求項2に記載の側溝用導水部材。
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