JP2005246743A - ヘッドカートリッジ及び液体吐出装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ノズル面12aのクリーニング方向Aにてインク吐出ノズル16の手前側の位置に備えた突起部17により、クリーニングローラ21に一時的に付与される弾性変形量(突起部17の高さ)hは、クリーニングローラ21の弾性変形の復元速度をVu、クリーニングローラ21の移動速度をVr、クリーニングローラ21の弾性変形の復元動作開始点P1から液体吐出ノズルの中心点までの移動距離をL、クリーニングローラ21とノズル面12aとの接触幅をn、インク吐出ノズル16の直径をφとしたとき、h>(Vu/Vr)(L+n/2−φ/2)の条件を満たすように設定したものである。
【選択図】 図4
Description
図2は、図1に示すヘッドカートリッジ3の構成を示す一部断面側面図である。このヘッドカートリッジ3の内部には、四つのインクタンク9(9y,9m,9c,9k)が装填されている。このインクタンク9は、インクを貯蔵する液体容器となるもので、各インクタンク9内にY,M,C,Kの4色のインク(所定の液体)が収容されている。このインクタンク9は、その内部に収容されたインクを液体吐出ヘッドとしてのプリントヘッド10内に供給するようになっている。このプリントヘッド10は、インクタンク9から供給されたインクを記録紙の全幅に対応して吐出するフルライン型のプリントヘッドと呼ばれるものであって、図3に示すように、ノズル部材12と、ヘッドチップ13と、流路板14と、ヘッドフレーム15と、を備えている。
h>(Vu/Vr)(L+n/2−φ/2) …(1)
の条件を満たすように設定される。ただし、この場合、n>φである。また、突起部17の高さhは、クリーニングローラ21が突起部17によって受けた弾性変形量(一時的に増加した弾性変形量)に略一致する値であり、弾性変形の深さに相当する。なお、ここでは、突起部17の高さhを設定するようにしているが、これに限られず、いずれかのパラメータについて(1)式の関係を満たすように設定してもよい。
上述したように、突起部17の高さhは、クリーニングローラ21の突起部17に押圧されて増加した弾性変形量に略一致する値であるから、この弾性変形の復元速度をVuとすると、突起部17に押圧されて弾性変形したクリーニングローラ21が元の形状に復元するのに要する時間Tuは、
Tu=h/Vu …(2)
で表される。なお、上記復元速度Vuは、単位時間当たりの弾性変形の復元量であるので、クリーニングローラ21と同質のカットサンプルを用いて容易に求めることができる。すなわち、図5に示すように、上記ニップ幅nに等しい幅で形成したカットサンプル30に圧縮変形Hを与えた後、圧縮を解除したときから元の形状に復元するまでの時間tを計測すれば、復元速度Vuは、Vu=H/tとして求められる。
Tu>Tr …(3)
の関係が成立するようにすればよい。
Tr=(L+n/2−φ/2)/rω
=(L+n/2−φ/2)/Vr …(4)
として求めることができる。したがって、上記(2)及び(4)式を(3)式に代入して整理すれば、前記(1)式が導出される。
先ず、図1において、プリンタ本体部2の収納部8にヘッドカートリッジ3が矢印Zのように収納されて固定状態で保持される。さらに、トレイ挿入口5に記録紙トレイ4が収納される。そして、この状態において、例えばプリント動作開始前にヘッドキャップ11の開動作に伴ってプリントヘッド10のノズル面12aのクリーニングが行われる。このクリーニング動作は、図2に示すヘッドキャップ11が図中矢印A方向に移動するのに伴って、クリーニングローラ21をノズル面12aに圧接させて行われる。このとき、クリーニングローラ21は、図7(a)中矢印C方向に回転しながら矢印A方向に移動する。
クリーニング動作時には、ヘッドキャップ11は、クリーニングローラ21をプリントヘッド10のノズル面12aに圧接させた状態で図10中矢印A方向に移動する。これに伴って、クリーニングローラ21が回転軸25をヘッドキャップ11に設けた軸受部26に保持されて同図中矢印C方向に回転しながら矢印A方向に移動する。このとき、クリーニング動作の最初の段階は、回転軸25と一体的に設けた偏心カム27が摺接面27bの同一の回転半径を成す半周面を軸受部26の固定部28に接触させて回転することになる。したがって、クリーニングローラ21は、この段階はノズル面12aと一定の圧接量を保って、いわゆる通常のクリーニング動作を行う。そして、この段階では、図7(b)に示したようにクリーニングローラ21とノズル面12aとの圧接部において同図中矢印D方向の毛細管力Qnが発生し、またクリーニングローラ21の転動に伴ってノズル面12aに対する圧接状態が解除された部分には矢印E方向の吸引力Qrが発生する。これにより、上記毛細管力Qnと吸引力Qrとを加算した液体吸収力(Qn+Qr)がノズル面12aに作用し、クリーニングローラ21でノズル面12aに付着したインク24の吸収除去が可能となる。
3…ヘッドカートリッジ
10…プリントヘッド(液体吐出ヘッド)
11…ヘッドキャップ(清掃手段)
12…ノズル部材
12a…ノズル面
16…インク吐出ノズル(液体吐出ノズル)
17…突起部
21…クリーニングローラ(払拭部材)
25…回転軸
27…偏心カム
27a…頂部
P1…復元動作開始点
P2…インク吐出ノズル通過点
Claims (12)
- ノズル面に形成された複数の液体吐出ノズルから所定の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に多孔質の払拭部材を弾性変形を伴って相対的に圧接移動させて前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を備えるヘッドカートリッジであって、
前記液体吐出ノズルの清掃方向手前側の位置で前記払拭部材の弾性変形量を一時的に増加させる変形手段を備え、
この変形手段により前記払拭部材に付与する弾性変形量hは、前記払拭部材の弾性変形の復元速度をVu、前記払拭部材の移動速度をVr、前記払拭部材の弾性変形の復元動作開始点から前記液体吐出ノズルの中心点までの移動距離をL、前記払拭部材と前記ノズル面との接触幅をn、前記液体吐出ノズルの直径をφとしたとき、
h>(Vu/Vr)(L+n/2−φ/2)
の条件を満たすように設定したことを特徴とするヘッドカートリッジ。 - 前記払拭部材に付与する弾性変形量hの条件式において、
n>φ
としたことを特徴とする請求項1記載のヘッドカートリッジ。 - 前記変形手段は、前記液体吐出ヘッドのノズル面にて、前記液体吐出ノズルの清掃方向手前側の位置に設けた突起部であることを特徴とする請求項1記載のヘッドカートリッジ。
- 前記変形手段は、前記液体吐出ノズルの清掃方向手前側の位置で前記払拭部材の前記ノズル面に対する圧接量を一時的に増加させる手段であることを特徴とする請求項1記載のヘッドカートリッジ。
- 前記圧接量を一時的に増加させる手段は、前記払拭部材の回転軸に設けた偏心カムであることを特徴とする請求項4記載のヘッドカートリッジ。
- 前記払拭部材は、ローラ形状を成しており、前記ノズル面への圧接により弾性変形しながら転動するようにしたことを特徴とする請求項1記載のヘッドカートリッジ。
- ノズル面に形成された複数の液体吐出ノズルから所定の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、前記ノズル面に多孔質の払拭部材を弾性変形を伴って相対的に圧接移動させて前記液体吐出ヘッドのノズル面を清掃する清掃手段と、を有して成るヘッドカートリッジを備えた液体吐出装置であって、
前記ヘッドカートリッジは、前記液体吐出ノズルの清掃方向手前側の位置で前記払拭部材の弾性変形量を一時的に増加させる変形手段を備え、
この変形手段により前記払拭部材に付与する弾性変形量hは、前記払拭部材の弾性変形の復元速度をVu、前記払拭部材の移動速度をVr、前記払拭部材の弾性変形の復元動作開始点から前記液体吐出ノズルの中心点までの移動距離をL、前記払拭部材と前記ノズル面との接触幅をn、前記液体吐出ノズルの直径をφとしたとき、
h>(Vu/Vr)(L+n/2−φ/2)
の条件を満たすように設定したことを特徴とする液体吐出装置。 - 前記払拭部材に付与する弾性変形量hの条件式において、
n>φ
としたことを特徴とする請求項7記載の液体吐出装置。 - 前記変形手段は、前記液体吐出ヘッドのノズル面にて、前記液体吐出ノズルの清掃方向手前側の位置に設けた突起部であることを特徴とする請求項7記載の液体吐出装置。
- 前記変形手段は、前記液体吐出ノズルの清掃方向手前側の位置で前記払拭部材の前記ノズル面に対する圧接量を一時的に増加させる手段であることを特徴とする請求項7記載の液体吐出装置。
- 前記圧接量を一時的に増加させる手段は、前記払拭部材の回転軸に設けた偏心カムであることを特徴とする請求項10記載の液体吐出装置。
- 前記払拭部材は、ローラ形状を成しており、前記ノズル面への圧接により弾性変形しながら転動するようにしたことを特徴とする請求項7記載の液体吐出装置。
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Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
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| JP2014012353A (ja) * | 2012-07-04 | 2014-01-23 | Seiko Epson Corp | 印刷装置、及びワイピング動作を行う方法 |
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| JP7206653B2 (ja) * | 2018-07-05 | 2023-01-18 | コニカミノルタ株式会社 | ヘッドクリーニング装置、画像形成装置、および画像形成装置のヘッドクリーニング方法 |
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2004
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