JP2005249057A - 電磁式制御弁および電磁式制御弁の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 電磁石の大型化と消費電力の増大とを伴わずに、所望する制御弁の制御特性が得られる電磁式制御弁を提供する。
【解決手段】 プランジャ36と、円筒形状を有するコア35と、コア35内部に挿通されつつ、プランジャ36と一体に形成された弁体20とを内部に備えた円筒形状を有するソレノイドコイル33が、ヨーク31内に形成された収納室32に設けられた電磁式制御弁に、収納室32の底壁37に形成されたコア固定部38にコア35の一端側端部41を圧入し、固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 プランジャ36と、円筒形状を有するコア35と、コア35内部に挿通されつつ、プランジャ36と一体に形成された弁体20とを内部に備えた円筒形状を有するソレノイドコイル33が、ヨーク31内に形成された収納室32に設けられた電磁式制御弁に、収納室32の底壁37に形成されたコア固定部38にコア35の一端側端部41を圧入し、固定する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、冷凍サイクルを構成する圧縮機に供給される冷媒ガスの流量を調整する電磁式制御弁に関する。
この種の従来の電磁式制御弁としては、特許文献1に開示されたものがある。この電磁式制御弁は、斜板式可変容量圧縮機を構成しており、電磁式制御弁を制御し、圧縮機の冷媒吸入室に供給される冷媒量を制御することで、クラッチを付設することなく圧縮機の稼働を断・続制御するものである。
特開2001−227460号公報
そして、従来の電磁式制御弁では、ヨークにスリーブを圧入したうえで、スリーブの中にコアが圧入されているために、スリーブがヨークとコアの間に介在する構造になっている。このため、ヨークとコアの接触面積が小さくなり、ヨークとコアの間の磁路が狭くなるために、磁束が漏れてしまい、弁を開閉するための磁力の低下を招いていたため、電磁石を大型化することで、十分な磁力を確保していた。
そこで、本発明は、磁路からの磁束の漏洩を軽減し、エネルギー効率を向上させることにより、電磁石の大型化と消費電力の増大とを伴わずに、所望する制御弁の制御特性が得られる電磁式制御弁を提供することを目的とする。
上記目的を達成する請求項1の発明は、プランジャと、円筒形状を有するコアと、このコア内部に挿通されつつ、該プランジャと一体に形成された弁体とを内部に備えた円筒形状を有するソレノイドコイルが、ヨーク内に形成された収納室に設けられた電磁式制御弁であって、前記収納室の底壁に形成されたコア固定部に前記コアの一端側端部が圧入・固定されたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の電磁式制御弁において、前記コアの一端側端面を前記コア固定部の底面に突き当てたことを特徴とする。
請求項3の発明は、ヨークの収納室にスリーブを挿入する工程と、スリーブの一端を該収納室の底壁に接合する工程と、前記収納室の底壁に形成されたコア固定部にコアの一端側端部を圧入する工程とを備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の電磁式制御弁の製造方法において、前記コアの一端側端面を前記コア固定部の底面に突き当てる工程を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コア固定部にコアの一端側端部が圧入・固定されたことにより、ヨークとコア間に十分な断面積を有する磁路が形成され、発生する電磁力を増大することができる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、コアの一端側端面をコア固定部の底面に突き当てることで、コアの位置決めが容易になり、組立て作業性を改善することができる。
また、コアの一端側端面をコア固定部の底面に突き当てることでコアとヨークとの接触面積がさらに増えて、磁路が拡大され、発生する電磁力を増大することができる。
請求項3の発明によれば、コア固定部にコアの一端側端部が圧入・固定されたことにより、ヨークとコア間に十分な断面積を有する磁路が形成され、発生する電磁力を増大することができる。
請求項4の発明によれば、請求項3の発明の効果に加え、コアの一端側端面をコア固定部の底面に突き当てることで、コアの位置決めが容易になり、組立て作業性を改善することができる。
また、コアの一端側端面をコア固定部の底面に突き当てることでコアとヨークとの接触面積がさらに増えて、磁路が拡大され、発生する電磁力を増大することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる電磁式制御弁の断面図、図2〜図7は本実施形態の電磁式制御弁のソレノイド部を組立てる様子を示す図で、図2はヨークにスリーブを組付ける様子を示した図、図3はヨークとスリーブを接合した様子を示した図、図4はスリーブにコアを挿入する様子を示した図、図5はスリーブにコアを挿入した様子を示した図、図6はヨークにコアを圧入する様子を示した図、図7はヨークにコアを圧入した様子を示した図である。
本実施形態の電磁式制御弁は、圧力制御弁1として、可変容量圧縮機(不図示)に組込まれている。この可変容量圧縮機は、車両のエンジンルームに配置されて、エンジンの駆動軸の回転力を利用して駆動し、車両用空調装置の冷却サイクルに介装されて、冷凍サイクルを循環する冷媒ガスを断熱圧縮するものである。また、この可変容量圧縮機には、吐出室とクランク室とを連通する給気通路と、吸入室とクランク室とを連通する抽気通路が設けられている。
そして、圧力制御弁1を操作することで、給気通路の開閉が行なわれ、クランク室に導入される冷媒ガスの量が調節され、クランク室内の圧力が制御される。これにより、クランク室内に配設された斜板の傾斜角度が変化し、圧縮機の吐出容量が制御される。
圧力制御弁1は、図1に示されるように、主に弁構成部10とソレノイド部30とから構成されている。
弁構成部10には、給気通路の一部を構成する通路室11と、通路室11のクランク室側領域12と吐出室側領域13とを区分するとともに、両者を連通する弁孔14が形成された弁座15とが設けられている。また、通路室11の吐出室側領域13には、弁座15に離間・当接することで弁孔14を開閉する弁部16が配置されている。
また、この弁構成部10には、通路17を通じてクランク室と連通接続される感圧室18が設けられているとともに、この感圧室18内のクランク室圧Pcに感応して伸縮する「Pc感圧部」としてのベローズ19が弁構成部10の先端部に配置されている。
弁部16は、弁構成部10の軸方向中心部にスライド自在に配置された弁体20の中間部に形成されて、弁体20の一端(図1中下端)がベローズ19の自由端(図1中上端)に連結されている。そのため、弁部16に、弁体20を介してベローズ19の伸縮に伴う付勢力が加わる。また、この弁部16には、開弁方向Y(図1中上方)に向けて第1スプリング21の付勢力f1が付加されているとともに、閉弁方向X(図1中下方)に第2スプリング22の付勢力f2が付加されている。
ソレノイド部30は、弁構成部10の上端部に固定され、磁性体で形成されたヨーク31と、このヨーク31内に形成される円柱形状の収納室32に配置される円筒形状のソレノイドコイル33と、このソレノイドコイル33の内側に接合され、非磁性体で形成された円筒形状のスリーブ34と、磁性体で形成され、且つ収納室32の底壁37に形成されたコア固定部38の底面39に一端側端面40が突き当たるように一端側端部41を圧入し、固定された円筒形状のコア35と、ヨーク31の軸方向に沿ってスライド自在に配設されたプランジャ36とから構成されている。また、プランジャ36は、ヨークの下端部を貫通する弁体20の他端(上端部20a)と連結されている。
これにより、制御装置50によりソレノイド部30の通電制御を行うことで、ソレノイドコイル33が励磁・消磁し、弁体20がプランジャ36とともにヨーク31の軸方向に沿ってスライドする。なお、付勢力の大きさは、ソレノイドコイル33に通電する電流値またはデューティー比を制御することで行われる。
ソレノイドコイル33が通電されると、ヨーク31、コア35、プランジャ36で形成される磁路に磁束ループ30aが発生することにより、電磁力によってプランジャ36が吸引される。これにより、プランジャ36とともに弁体20がスライドし、弁部16が開く。また、ソレノイドコイル33への通電が遮断されると、磁束ループ30aが消滅する。これにより、プランジャ36を吸引していた電磁力が消滅し、第2スプリング22の付勢力f2によってプランジャ36とともに弁体20がスライドし、弁部16が閉じる。
次に、ソレノイド部30の組立て手順を説明する。まず、図2に示されるように、ヨーク31を組立台座71に固定し、円柱形状のスリーブ取付治具72をヨーク31の中心軸に沿って収納室32に固定する。
そして、図3に示されるように、スリーブ34をスリーブ取付治具72の外周に沿って円筒形状のスリーブ34を収納室32に挿入し、ヨーク底壁37にスリーブ34の一端を固定する。この固定手段としては、圧入の他に、溶接、およびロウ付けなどの方法があげられる。
次に、図4に示されるように、スリーブ取付治具72を抜取り、図5に示されるように、コア35をスリーブ34の内側に挿入する。
さらに、挿入されたコア35の上にコア取付治具73を挿入し、プレス機械(不図示)などによって、組立台座71に向かってコア取付治具73に力を加える。これにより、ヨーク底壁37に形成されたコア固定部38の底面39にコア35の一端側端面40が突き当たるまでコア固定部38にコア35の一端側端部41が圧入される。
このあと、収納室32にソレノイドコイル33を挿入・固定し、ヨーク31の開口部を塞ぎ、ソレノイドコイル33の端子を制御装置50に接続し、ソレノイド部30の組立てが完了する。
したがって、上記構成により、コア固定部38にコア35の一端側端部41が圧入・固定されたことにより、ヨーク31とコア35間に十分な断面積を有する磁路が形成され、発生する電磁力を増大することができる。
また、コア35の一端側端面40をコア固定部38の底面39に突き当てることで、コア35の位置決めが容易になり、組立て作業性を改善することができる。
さらに、コア35の一端側端面40をコア固定部38の底面39に突き当てることでコア35とヨーク31との接触面積がさらに増え、磁路が拡大され、発生する電磁力を増大することができる。
1…電磁式制御弁(圧力制御弁)
20…弁体
31…ヨーク
32…収納室
33…ソレノイドコイル
34…スリーブ
35…コア
36…プランジャ
37…底壁
38…コア固定部
39…底面
40…一端側端面
41…一端側端部
20…弁体
31…ヨーク
32…収納室
33…ソレノイドコイル
34…スリーブ
35…コア
36…プランジャ
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38…コア固定部
39…底面
40…一端側端面
41…一端側端部
Claims (4)
- プランジャ(36)と、円筒形状を有するコア(35)と、このコア(35)内部に挿通されつつ、該プランジャ(36)と一体に形成された弁体(20)とを内部に備えた円筒形状を有するソレノイドコイル(33)が、ヨーク(31)内に形成された収納室(32)に設けられた電磁式制御弁であって、
前記収納室(32)の底壁(37)に形成されたコア固定部(38)に前記コア(35)の一端側端部(41)が圧入・固定されたことを特徴とする電磁式制御弁。 - 請求項1記載の電磁式制御弁において、
前記コア(35)の一端側端面(40)を前記コア固定部(38)の底面(39)に突き当てたことを特徴とする電磁式制御弁。 - ヨーク(31)の収納室(32)にスリーブ(34)を挿入する工程と、
スリーブ(34)の一端を該収納室(32)の底壁(37)に接合する工程と、
前記収納室(32)の底壁(37)に形成されたコア固定部(38)にコア(35)の一端側端部(41)を圧入する工程とを備えたことを特徴とする電磁式制御弁の製造方法。 - 請求項3記載の電磁式制御弁の製造方法において、
前記コア(35)の一端側端面(40)を前記コア固定部(38)の底面(39)に突き当てる工程を備えたことを特徴とする電磁式制御弁の製造方法。
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| JP2004059498A JP2005249057A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 電磁式制御弁および電磁式制御弁の製造方法 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018041031A (ja) * | 2016-09-09 | 2018-03-15 | 大日本印刷株式会社 | カラーフィルタおよび有機エレクトロルミネッセンス表示装置 |
| JP2022010083A (ja) * | 2019-09-04 | 2022-01-14 | 株式会社不二工機 | 開閉弁 |
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2004
- 2004-03-03 JP JP2004059498A patent/JP2005249057A/ja active Pending
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