JP2005282702A - 金属蛇腹管複合ホース - Google Patents
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Abstract
【課題】内圧の繰返し付加によって金属蛇腹管が径方向に過大に膨張・収縮変形し、これによって金属蛇腹管が早期に疲労破断に到る問題を解決し、良好な耐久性能を有する金属蛇腹管複合ホースを提供する。
【解決手段】金属蛇腹管20を輸送流体の透過バリア層として有するとともに、金属蛇腹管20の山部38と山部38との間の外周側の谷間空間42を弾性充填材層22で充填して成る金属蛇腹管複合ホース10において、弾性充填材層22を、谷間空間42を山部38の頂に到るまで完全充填する一方、山部38の頂より径方向外側の部分の厚みが0.3mm以下の厚みとなるように構成する。
【選択図】 図2
【解決手段】金属蛇腹管20を輸送流体の透過バリア層として有するとともに、金属蛇腹管20の山部38と山部38との間の外周側の谷間空間42を弾性充填材層22で充填して成る金属蛇腹管複合ホース10において、弾性充填材層22を、谷間空間42を山部38の頂に到るまで完全充填する一方、山部38の頂より径方向外側の部分の厚みが0.3mm以下の厚みとなるように構成する。
【選択図】 図2
Description
この発明は自動車の燃料輸送用,冷媒輸送用,燃料電池で使用される水素ガス等の電池燃料の輸送用その他に好適に使用可能な、金属蛇腹管を輸送流体の透過バリア層として有する金属蛇腹管複合ホースに関する。
自動車の燃料(ガソリン等エンジン用の燃料)輸送用ホース等として従来、振動吸収性,組付性等の良好な一般的なゴムホース、例えば耐ガソリン透過性の優れるNBR・PVC(アクリロニトリルブタジエンゴムとポリ塩化ビニルとのブレンド)等が用いられて来たが、近年自動車用燃料等の透過規制は地球環境保全の観点から厳しく、今後もその規制の一層の強化が予想される。
従ってかかる燃料輸送用ホースにおいてはより一層の耐透過性が求められる。
従ってかかる燃料輸送用ホースにおいてはより一層の耐透過性が求められる。
また燃料電池で使用される水素ガス等の輸送用ホースや炭酸ガス冷媒の輸送用ホースにあっては、それら水素ガスや炭酸ガス等の輸送流体に対して極めて高い耐透過性が要求される。
こうした要求に対し、ゴムや樹脂等の有機材料のみで構成されたホースでは求められる要求性能を満足することは困難である。
こうした要求に対し、ゴムや樹脂等の有機材料のみで構成されたホースでは求められる要求性能を満足することは困難である。
このようなことから、金属蛇腹管を複合化し、これを輸送流体の透過バリア層として有する金属蛇腹管複合ホースが検討されている。
例えば下記特許文献1にこの種の金属蛇腹管複合ホースが開示されている。
例えば下記特許文献1にこの種の金属蛇腹管複合ホースが開示されている。
ところで金属蛇腹管は蛇腹形状によって、即ち形状的な効果によって可撓性を有するものであり、材料自体は金属であるためゴム等と異なって弾性を有しない。
従ってこのような金属蛇腹管を複合化したホースの場合、流体の輸送に際して内圧が繰返し付加されて、金属蛇腹管が繰返し径方向に膨張・収縮変形すると、金属蛇腹管に働く応力によって金属蛇腹管が早期に疲労破断してしまい易い問題を内包する。
具体的には、金属蛇腹管が径方向に膨張する際、山部に最大の引張り応力がかかる。
そしてこれの繰返しによって山部が周方向に沿って割れを起し易い。
一方谷部は金属蛇腹管の径方向の膨張・収縮の繰返しに伴って屈曲変形し、そしてその繰返しによって同じく谷部においても周方向に沿って割れを起し易い。
そしてこれの繰返しによって山部が周方向に沿って割れを起し易い。
一方谷部は金属蛇腹管の径方向の膨張・収縮の繰返しに伴って屈曲変形し、そしてその繰返しによって同じく谷部においても周方向に沿って割れを起し易い。
従来提案されているこの種金属蛇腹管複合ホースにあっては、金属蛇腹管の山部と山部との間の外周側の谷間空間をゴム等の弾性材が埋めており、この谷間空間を埋めた弾性材は、結果として金属蛇腹管における山部,谷部の上記した変形を抑制する働きがある。
但し従来の金属蛇腹管複合ホースの場合、上記谷間空間を埋めた弾性材は蛇腹部の山部,谷部の過度の変形を抑制することを意図して設けたものではない。
但し従来の金属蛇腹管複合ホースの場合、上記谷間空間を埋めた弾性材は蛇腹部の山部,谷部の過度の変形を抑制することを意図して設けたものではない。
そこで本発明者等は金属蛇腹管、詳しくは山部,谷部の過度の変形を抑制する意図をもって山部と山部との間の外周側の谷間空間を充填する弾性充填材層を設けて成る金属蛇腹管複合ホースを試作し、その評価を行った。
図7はその一例を比較例として示したものである。
同図において200は金属蛇腹管複合ホース(以下単にホースとする)で、輸送流体の透過バリア層としての金属蛇腹管202が最内層に設けてあり、その径方向外側にゴム充填材層204,第1補強層206,中間ゴム層208,第2補強層210及び外面ゴム層(カバーゴム層)212が積層されている。
ここで第1補強層206は内圧作用時の耐圧性を受け持つ部分で、有機繊維から成る補強糸を編組して成る層であり、その編組角は静止角(約55°)よりも大角度となしてある。
同図において200は金属蛇腹管複合ホース(以下単にホースとする)で、輸送流体の透過バリア層としての金属蛇腹管202が最内層に設けてあり、その径方向外側にゴム充填材層204,第1補強層206,中間ゴム層208,第2補強層210及び外面ゴム層(カバーゴム層)212が積層されている。
ここで第1補強層206は内圧作用時の耐圧性を受け持つ部分で、有機繊維から成る補強糸を編組して成る層であり、その編組角は静止角(約55°)よりも大角度となしてある。
この第1補強層206は内圧作用時にホース200全体が膨張変形するのを抑制する働きをなす。
その膨張抑制作用は金属蛇腹管202にも及んでおり、この第1補強層206の働きによって金属蛇腹管202の内圧の作用による膨張変形が抑制される。
その膨張抑制作用は金属蛇腹管202にも及んでおり、この第1補強層206の働きによって金属蛇腹管202の内圧の作用による膨張変形が抑制される。
図7(B)において、214は金属蛇腹管202詳しくはその蛇腹部における山部を、また216は谷部を表しており、更に218は隣接する山部214と214との間の外周側の谷間空間を表している。
上記ゴム充填材層204は、この谷間空間218を埋めることによって金属蛇腹管202の膨張変形及び山部214,谷部216の過度の変形を抑制する働きをなす。
上記ゴム充填材層204は、この谷間空間218を埋めることによって金属蛇腹管202の膨張変形及び山部214,谷部216の過度の変形を抑制する働きをなす。
即ち、(B)(イ)に示しているように金属蛇腹管における山部214と214との間の谷間空間218に何らの充填材も充填されておらず、谷間空間218が空洞状態であると、(B)(ロ)に示しているように内圧作用時に金属蛇腹管202が容易に変形を起しながら全体として拡径方向に膨張してしまう。
その際山部214には過大な引張り応力が働く。また谷部216は大きく屈曲変形する。
その際山部214には過大な引張り応力が働く。また谷部216は大きく屈曲変形する。
これに対して、(C)に示しているように谷間空間218がゴム充填材層204で充填されていると、そうした変形が抑制され、その抑制効果によって、山部214に過大な引張り応力が働いたり、或いはまた谷部216が過大に屈曲変形したりするのが防止され、これにより金属蛇腹管202の過大な膨張変形及び山部214,谷部216の過大な応力発生が防止されて、内圧が繰返し作用したときの金属蛇腹管202の破断に到る耐久性が向上することが期待される。
しかしながらこのホース200に対して内圧を間欠的に繰返し付加する耐久性試験(インパルス耐久試験)を行ったところ、その耐久性は必ずしも十分なものではなかった。
その原因を追求したところ、(A)に示すホース200の場合、ゴム充填材層204が金属蛇腹管202における山部の外側に所定の肉厚を軸方向全長に亘って有していることから、第1補強層206による膨張抑制の効果が、金属蛇腹管202に対して十分効果的に働かず、ゴム充填材層204の弾性変形を伴って金属蛇腹管202が径方向外方に膨張変形してしまい、このことが内圧の繰返し付加によって金属蛇腹管202が比較的早期に耐久寿命に達し、破断してしまうことの理由であることが判明した。
その原因を追求したところ、(A)に示すホース200の場合、ゴム充填材層204が金属蛇腹管202における山部の外側に所定の肉厚を軸方向全長に亘って有していることから、第1補強層206による膨張抑制の効果が、金属蛇腹管202に対して十分効果的に働かず、ゴム充填材層204の弾性変形を伴って金属蛇腹管202が径方向外方に膨張変形してしまい、このことが内圧の繰返し付加によって金属蛇腹管202が比較的早期に耐久寿命に達し、破断してしまうことの理由であることが判明した。
尚、図7(D)に示しているように上記とは逆にゴム充填材層204の全体的なゴム量が少な過ぎて、かかるゴム充填材層204が谷間空間218を十分に埋めていない場合においても、金属蛇腹管202における良好な耐久性は得られない。
谷間空間218内にゴムの逃げる空間があるため、谷間空間218内のゴムが容易にその空間に逃げることによって、金属蛇腹管の変形抑制機能が十分に働かないからである。
谷間空間218内にゴムの逃げる空間があるため、谷間空間218内のゴムが容易にその空間に逃げることによって、金属蛇腹管の変形抑制機能が十分に働かないからである。
本発明は以上のような事情を背景とし、内圧の繰返し付加によって金属蛇腹管が径方向に過大に膨張・収縮変形し、これによって金属蛇腹管が早期に疲労破断に到る問題を解決し、良好な耐久性能を有する金属蛇腹管複合ホースを提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、金属蛇腹管を輸送流体の透過バリア層として有するとともに、該金属蛇腹管の山部と山部との間の外周側の谷間空間を弾性充填材層で充填して成る金属蛇腹管複合ホースにおいて、前記弾性充填材層を、前記谷間空間を前記山部の頂に到るまで完全充填する一方、該山部の頂より径方向外側の部分の厚みが0.3mm以下の厚みとなるように構成したことを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、前記金属蛇腹管の径方向外側には、補強線材を編組して成る補強層が直接又は他層を介して設けてあり、該補強層はその編組角が静止角よりも大角度となしてあることを特徴とする。
以上のように本発明は、弾性充填材層を、谷間空間を山部の頂に到るまで完全充填する一方、山部の頂から径方向外側の部分の厚みが0.3mm以下の厚みとなるように設けたものである。
上記したように山部と山部との間の谷間空間を弾性充填材層が完全に埋めていないと、即ち山部の頂に到るまで谷間空間に弾性充填材層が完全に充填されていないと、かかる弾性充填材層による金属蛇腹管、詳しくは山部及び谷部の過大な変形抑制機能が十分に働かず、金属蛇腹管が早期に疲労破断してしまう。
上記したように山部と山部との間の谷間空間を弾性充填材層が完全に埋めていないと、即ち山部の頂に到るまで谷間空間に弾性充填材層が完全に充填されていないと、かかる弾性充填材層による金属蛇腹管、詳しくは山部及び谷部の過大な変形抑制機能が十分に働かず、金属蛇腹管が早期に疲労破断してしまう。
通常、弾性充填材層はホース製造に際して弾性材の押出しにより形成されるが、その際の押出量が不足すると上記のような谷間空間に対する弾性充填材層の不完全充填が生じ易い。
一方でこれを防止すべく弾性材の押出量が多くなれば、必然的に山部の頂より径方向外方側の弾性充填材層の厚みが厚くなる。
理想的にはその山部の頂より径方向外側の部分の厚みはゼロとすることであるが、製造上そうしたことは難しい。
一方でこれを防止すべく弾性材の押出量が多くなれば、必然的に山部の頂より径方向外方側の弾性充填材層の厚みが厚くなる。
理想的にはその山部の頂より径方向外側の部分の厚みはゼロとすることであるが、製造上そうしたことは難しい。
そこで本発明者等は、山部の頂より径方向外側の部分の厚みと金属蛇腹管ホース、詳しくはその弱点部である金属蛇腹管の耐久性との関係を調べたところ、その厚みを0.3mm以下に制御するならば、繰返し加圧に対して十分な耐久性の得られることが判明した。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものである。
ここで上記弾性充填材層は、好適にはゴム充填材層となしておくことができる。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものである。
ここで上記弾性充填材層は、好適にはゴム充填材層となしておくことができる。
本発明は、金属蛇腹管の径方向外側に補強線材を編組して成る補強層が直接又は他層を介して設けてあり、且つその補強層は編組角が静止角よりも大角度となしてある金属蛇腹管複合ホースに適用して大なる効果を奏する(請求項2)。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1及び図2において、10は金属蛇腹管複合ホース(以下単にホースとする)で、12はホース本体、14はホース本体12の端部に装着された継手金具である。
継手金具14は、パイプ状のインサート金具16と、スリーブ状のソケット金具18とを有しており、そのソケット金具18が縮径方向にかしめ付けられることによって、それらがホース本体12の端部に固定されている。
図1及び図2において、10は金属蛇腹管複合ホース(以下単にホースとする)で、12はホース本体、14はホース本体12の端部に装着された継手金具である。
継手金具14は、パイプ状のインサート金具16と、スリーブ状のソケット金具18とを有しており、そのソケット金具18が縮径方向にかしめ付けられることによって、それらがホース本体12の端部に固定されている。
ホース10は金属蛇腹管20を最内層に有し、この金属蛇腹管20の径方向外側に弾性充填材層としてのゴム充填材層22,硬質の樹脂層24,第1補強層26,中間ゴム層28,第2補強層30,最外層としての外面ゴム層(カバーゴム層)32が積層されている。
金属蛇腹管20は、蛇腹部34と端部の直管状を成すストレート形状部36とを有しており、そのストレート形状部36の内側に上記インサート金具16が嵌入されている。
金属蛇腹管20は、蛇腹部34と端部の直管状を成すストレート形状部36とを有しており、そのストレート形状部36の内側に上記インサート金具16が嵌入されている。
最内層の金属蛇腹管20は、輸送流体に対する透過バリア層としてのもので、蛇腹部34によって可撓性を備えている。
ゴム充填材層(非発泡材のソリッドゴムの層)22は、図3に示しているように蛇腹部34における隣接した山部38と38との間の外周側の谷間空間42を埋めて、蛇腹部34の内圧作用時の膨張変形を抑制する層である。
本実施形態においてこのゴム充填材層22は、山部38の頂に到るまで谷間空間42を完全充填する状態で、またその山部38の頂と硬質の樹脂層24との間の厚みdが0.3mm以下の厚みで設けられている。
ゴム充填材層(非発泡材のソリッドゴムの層)22は、図3に示しているように蛇腹部34における隣接した山部38と38との間の外周側の谷間空間42を埋めて、蛇腹部34の内圧作用時の膨張変形を抑制する層である。
本実施形態においてこのゴム充填材層22は、山部38の頂に到るまで谷間空間42を完全充填する状態で、またその山部38の頂と硬質の樹脂層24との間の厚みdが0.3mm以下の厚みで設けられている。
一方第1及び第2補強層26及び30は耐圧確保のための層で、このうち第1補強層26は、ここでは補強糸等の補強線材を図4に示しているように静止角よりも大きい編組角θ2で編組して成る層である。
一方外側の第2補強層30は、ここでは金属ワイヤ等の補強線材を静止角よりも小さい編組角θ1で編組して成る層である。
中間ゴム層28は第1補強層26と第2補強層30との層間のずれ及び摩耗を防止し且つこれらを一体化する働きをなし、また最外層の外面ゴム層32は補強層30を保護する働きをなす。
一方外側の第2補強層30は、ここでは金属ワイヤ等の補強線材を静止角よりも小さい編組角θ1で編組して成る層である。
中間ゴム層28は第1補強層26と第2補強層30との層間のずれ及び摩耗を防止し且つこれらを一体化する働きをなし、また最外層の外面ゴム層32は補強層30を保護する働きをなす。
一方樹脂層24は、蛇腹部34における山部38と38との間の外周側の谷間空間42に充填されたゴム充填材22Aをその谷間空間42に閉じ込め、金属蛇腹管20の変形時にそのゴム充填材22Aが谷間空間42から径方向外方にはみ出すのを防止する働きをなす。
尚この実施形態では樹脂層24の外面に直接第1補強層26が形成されている。
樹脂層24と第1補強層26の間にゴム層を介してもよいが、樹脂層24外面に第1補強層26を直接編組することにより、樹脂層24と第1補強層26が直接接して第1補強層26の径変化を抑制する働きを樹脂層24に有効に作用させることができる。
樹脂層24と第1補強層26の間にゴム層を介してもよいが、樹脂層24外面に第1補強層26を直接編組することにより、樹脂層24と第1補強層26が直接接して第1補強層26の径変化を抑制する働きを樹脂層24に有効に作用させることができる。
上記金属蛇腹管20は、求められる柔軟性,可撓性からその肉厚については0.5mm以下とすることが望ましい。
一方で金属管加工の加工性から0.1mm以上が望ましい。
この金属蛇腹管20は単層である場合の外、これを多層で構成することも可能である。
一方で金属管加工の加工性から0.1mm以上が望ましい。
この金属蛇腹管20は単層である場合の外、これを多層で構成することも可能である。
またその材質については鉄鋼,アルミニウム又はアルミニウム合金,銅又は銅合金,ニッケル又はニッケル合金,チタニウム又はチタニウム合金等を用いることができ、それらの中から輸送流体に対する耐性や振動・圧力による耐久性,金属管加工性等から適宜選択されるが、特にステンレス鋼を好適に用いることができる。
次に第1補強層26,第2補強層30は流体輸送の際に作用する内圧が低い場合等においては省略することも可能であるが、一般的には耐圧性を確保するためにこれら補強層を設けておくことが望ましい。
この実施形態では第1補強層26,第2補強層30は補強線材の巻付けの密度が80%以下とされており、このことによって補強層自体の良好な柔軟性が確保されている。
尚これら第1補強層26,第2補強層30の補強線材の材質は有機繊維から成る補強糸その他様々な材質のものを用いることができ、必要に応じて金属ワイヤを用いることもできる。
尚これら第1補強層26,第2補強層30の補強線材の材質は有機繊維から成る補強糸その他様々な材質のものを用いることができ、必要に応じて金属ワイヤを用いることもできる。
上記中間ゴム層28の厚みは0.1mm〜5mmの範囲とすることができるが、第1補強層26と第2補強層30との摩耗防止及び一体化の観点から0.1〜0.5mmの厚みとしておくことが望ましい。
またこの中間ゴム層自体も多層構造となしておくことができる。
これら中間ゴム層28及びゴム充填材層22の材質は隣接層との接着性,柔軟性,使用条件(外部からの液や衝撃)等に対する耐性,加工性等から適宜選択される。
またこの中間ゴム層自体も多層構造となしておくことができる。
これら中間ゴム層28及びゴム充填材層22の材質は隣接層との接着性,柔軟性,使用条件(外部からの液や衝撃)等に対する耐性,加工性等から適宜選択される。
例えばその材質として天然ゴム系、スチレン・ブタジエンゴム系,ブタジエンゴム系,イソプレンゴム系,クロロプレンゴム系,ブチルゴム系,ニトリルゴム系,エチレン・プロピレンゴム系,ハイパロンゴム系,アクリルゴム系,ウレタンゴム系,シリコンゴム系,フッ素ゴム系,ポリスルフィドゴム系,エピクロルヒドリンゴム系,プロピレンオキシドゴム系,アルフィンゴム系等から適宜選択して用いることができる。
また場合によって熱可塑性エラストマー等ゴム以外の弾性材をゴム充填材層22,中間ゴム層28に代えて用いることもできる。
また場合によって熱可塑性エラストマー等ゴム以外の弾性材をゴム充填材層22,中間ゴム層28に代えて用いることもできる。
次に外面ゴム層32は使用条件によってこれを省略することも可能であるが、金属蛇腹管20,第1補強層26,第2補強層30等の補強層の保護(外部からの液や衝撃等に対する保護)の観点からこれを設けておくことが望ましい。またその肉厚としては0.2〜2mm程度が望ましい。
更にその材質については隣接層との接着性,柔軟性,使用条件(外部からの液や衝撃)等に対する耐性,加工性等から適宜選択される。
更にその材質については隣接層との接着性,柔軟性,使用条件(外部からの液や衝撃)等に対する耐性,加工性等から適宜選択される。
例えばこの外面ゴム層32の材質としては、天然ゴム系,スチレン・ブタジエンゴム系,ブタジエンゴム系,イソプレンゴム系,クロロプレンゴム系,ブチルゴム系,ニトリルゴム系,エチレン・プロピレンゴム系,ハイパロンゴム系,アクリルゴム系,ウレタンゴム系,シリコンゴム系,フッ素ゴム系,ポリスルフィドゴム系,エピクロルヒドリンゴム系,プロピレンオキシドゴム系,アルフィンゴム系等から適宜選択して用いることができる。
また場合によって熱可塑性エラストマー等ゴム以外の材質のものを用いることも可能である。
また場合によって熱可塑性エラストマー等ゴム以外の材質のものを用いることも可能である。
上記樹脂層24は、求められる機能上ホース内圧によって発生する応力で変形しない剛性を有すること、またそのための必要な肉厚を有することが望ましい。その意味において肉厚は0.15mm以上としておくことが望ましい。
一方その肉厚があまり厚くなるとホース全体の剛性が大きくなって柔軟性が損なわれることから、厚みの上限は0.30mmとしておくことが望ましい。
一方その肉厚があまり厚くなるとホース全体の剛性が大きくなって柔軟性が損なわれることから、厚みの上限は0.30mmとしておくことが望ましい。
またその材質としては、PA6/EPDMのアロイ材,PE,PP,PA6,PA11,PA12,PET,PBT,PBN,PVDF,ETFE,PTFE,PPS,ABS,EVA等の樹脂を用いることができる。
[実施例]
表1に示す構成の金属蛇腹管複合ホース10を製造し、これを図5に示すU字状に曲げて、以下に示す条件で内圧の繰返し加圧による耐久試験を実施した。
尚ゴム充填材層22についてはその肉厚(山部38より外側の肉厚)を1.0〜0.3mmまで様々に変化させた。
その結果が表2及び図6に示してある。
表1に示す構成の金属蛇腹管複合ホース10を製造し、これを図5に示すU字状に曲げて、以下に示す条件で内圧の繰返し加圧による耐久試験を実施した。
尚ゴム充填材層22についてはその肉厚(山部38より外側の肉厚)を1.0〜0.3mmまで様々に変化させた。
その結果が表2及び図6に示してある。
<耐久試験条件>
曲げR(半径):70mm
温 度:130℃
圧 力:0⇔22.5MPa
周波数:30cpm
曲げR(半径):70mm
温 度:130℃
圧 力:0⇔22.5MPa
周波数:30cpm
これらの結果に示しているように、ゴム充填材層22における山部38の外側の厚みが0.3mmよりも厚い場合には、耐久回数が目標であるところの10万回に達しないものであるが、本発明に従ってゴム充填材層22の厚みを0.3mmとしたものについては目標回数である10万回を超える良好な耐久性能が得られた。
これは、金属蛇腹管20の膨張変形の原因となるゴム充填材層22の厚みが薄くなることによって、その膨張変形が抑制されたことによる効果である。
これは、金属蛇腹管20の膨張変形の原因となるゴム充填材層22の厚みが薄くなることによって、その膨張変形が抑制されたことによる効果である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示であり、本発明はその範囲を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
10 金属蛇腹管複合ホース
22 ゴム充填材層
26 第1補強層
30 第2補強層
38 山部
42 谷間空間
22 ゴム充填材層
26 第1補強層
30 第2補強層
38 山部
42 谷間空間
Claims (2)
- 金属蛇腹管を輸送流体の透過バリア層として有するとともに、該金属蛇腹管の山部と山部との間の外周側の谷間空間を弾性充填材層で充填して成る金属蛇腹管複合ホースにおいて、
前記弾性充填材層を、前記谷間空間を前記山部の頂に到るまで完全充填する一方、該山部の頂より径方向外側の部分の厚みが0.3mm以下の厚みとなるように構成したことを特徴とする金属蛇腹管複合ホース。 - 請求項1において、前記金属蛇腹管の径方向外側には、補強線材を編組して成る補強層が直接又は他層を介して設けてあり、該補強層はその編組角が静止角よりも大角度となしてあることを特徴とする金属蛇腹管複合ホース。
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