JP2005282902A - 空気調和機の満水制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ドレンタンクの満水時と取出し時に発生する音と振動を低減するための空気調和機の満水検出装置に関する。
【解決手段】 圧縮機2とコンデンサ3と減圧器4とエバポレータ5とで冷凍サイクルを構成し、エバポレータ5で発生したドレン水を収納するドレンタンク7と、ドレンタンク7の未装着時にドレン水滴下経路6aを封鎖するドレン止水手段8を設ける。ドレンタンク7の満水によって満水スイッチ9aが作動し、満水検出手段9が満水検出すると、満水報知手段10が警報Cを出力し、タイマ手段11が作動して所定時間Tが経過するまでは圧縮機2の通電を続ける。所定時間Tの間に満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときは、タイマ手段11を停止して圧縮機2の通電を継続し、満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出前に所定時間Tが経過したときは圧縮機2の通電を停止する。
【選択図】 図1
【解決手段】 圧縮機2とコンデンサ3と減圧器4とエバポレータ5とで冷凍サイクルを構成し、エバポレータ5で発生したドレン水を収納するドレンタンク7と、ドレンタンク7の未装着時にドレン水滴下経路6aを封鎖するドレン止水手段8を設ける。ドレンタンク7の満水によって満水スイッチ9aが作動し、満水検出手段9が満水検出すると、満水報知手段10が警報Cを出力し、タイマ手段11が作動して所定時間Tが経過するまでは圧縮機2の通電を続ける。所定時間Tの間に満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときは、タイマ手段11を停止して圧縮機2の通電を継続し、満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出前に所定時間Tが経過したときは圧縮機2の通電を停止する。
【選択図】 図1
Description
この発明は冷凍サイクルを利用して空気調和を行う空気調和機の構造に関するものである。
冷風機や除湿機と呼ばれる空気調和機は、枠体内に冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された高温のガス状冷媒が送られるコンデンサと、コンデンサで液化した冷媒が減圧器を介して送られるエバポレータとを備え、該エバポレータで気化した冷媒が圧縮機に戻されることによって冷凍サイクルを構成している。
前記コンデンサとエバポレータには送風ファンを備えて送風されており、前記冷媒が圧縮機で加圧されると高温高圧になり、この冷媒はコンデンサを通過する空気流と熱交換して液化する。そして、この液化した高圧の冷媒は減圧器を経て圧力を下げてエバポレータに送られ、エバポレータを通過する空気を冷却することで冷媒はエバポレータ内部で気化し、この気化した冷媒は再び圧縮機で加圧されてコンデンサに送られる。
低温になったエバポレータを通過して冷却される空気に含まれる水分はエバポレータの表面に結露してドレン水となり、エバポレータの下方に設けられたドレンパンに落下し、枠体内に装置したドレンタンクに収納されている。
そして、ドレンタンクを有する空気調和機においては、発生したドレン水が製品からオーバーフローする以前に安全に停止する必要があり、その為に満水スイッチが搭載されている。ドレンタンクが満水になると満水スイッチがOFFとなり、圧縮機を停止してオーバーフローを防止し、同時に使用者に排水を促すサインを発するものであり、使用者はドレンタンクを枠体から取り出してドレン水を捨てた後、再度ドレンタンクを枠体に装着すると満水スイッチがONとなり、圧縮機に通電して運転を再開することができるようになっている。
従来の空気調和機は、ドレン水の排水を行うためにドレンタンクを取り出すと、ドレンパンのドレン水排水経路が開放された状態となるが、圧縮機の運転を停止しても、エバポレータやドレンパンに付着したドレン水はすぐにはなくならず、このドレン水はドレンタンクを取り出している間もドレン水排水経路から排水される。このため、ドレン水排水経路から落下するドレン水によって枠体内の底面に見苦しい水垂れを作り出し、製品価値を大きく低下させるものであった。
この水垂れの問題を解決するため、ドレンタンクを取り出した際にドレン水排水経路を閉鎖する構造を備えた空気調和機の提案があり、ドレンタンクを取出した際はドレン水排水経路を閉鎖してドレン水をドレン水排水経路内に一時的に溜めておき、ドレン水が枠体内の底面に落下することを防止している(特許文献1参照)。
特開平6−34158号公報
ところで、ドレンタンクが満水となって満水スイッチがOFFとなると圧縮機が停止し、また、ドレンタンクが満水となる前でもドレンタンクを取出せば満水スイッチがOFFとなって圧縮機が停止するものであり、ドレン水の排水後にドレンタンクを枠体内に装着して運転を再開するときには圧縮機が起動するものであるが、この圧縮機の停止時と起動時には大きな音と振動が発生するものであった。
とくに、ドレンタンクが満水となって圧縮機が停止するときは、使用者は圧縮機の停止を事前に予想していないため、圧縮機の停止によって急に大きな音と振動が発生すると使用者を驚かせ、不快感を与えるものであった。
また、仮に使用者が事前に満水検知の動作予想を行うことができたとして、ドレンタンクが満水になる前にドレンタンクの排水作業を行うようにしても、ドレンタンクを取外したときには圧縮機が停止してしまうので、圧縮機の停止と起動による音と振動を発生させるという点については何ら変わりないものであった。
ドレンタンクの未装着時にドレン水排水経路を封鎖する構造を備えたものでは、ドレンタンクの満水検知後から短時間の間に排水作業を完了すれば、圧縮機を停止しなくてもドレン水をオーバーフローさせることはない、この発明は満水検知から所定時間の間は圧縮機の停止と起動を行うことなくドレン水の排水を可能にすることを目的とするものである。
この発明は上記課題を解決するもので、空気調和機の枠体1内には、冷媒を圧縮する圧縮機2と、高温のガス状冷媒が送られるコンデンサ3と、液化した冷媒が減圧器4を介して送られるエバポレータ5とを設け、前記エバポレータ5で気化した冷媒が圧縮機2に戻される冷凍サイクルを備えると共に、エバポレータ5の下方にはドレンパン6を配置し、該ドレンパン6の下部にはドレン水滴下経路6aを設け、枠体1内の下部にはドレン水滴下経路6aから送られるドレン水を収納するドレンタンク7を設け、かつ、ドレンタンク7の未装着時にドレン水滴下経路6aを封鎖するドレン止水手段8を設けた一体形の空気調和機において、前記ドレンタンク7の未装着時と満水時に作動する満水スイッチ9aの信号を検出する満水検出手段9と、該満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となったときに作動して警報Cを出力する満水報知手段10と、満水検出後も圧縮機2に所定時間T通電を続けるタイマ手段11とを設け、満水検出手段9が所定時間Tの経過前に満水スイッチ9aの信号を検出しないときは圧縮機2の運転を停止し、所定時間Tの経過前に満水スイッチ9aの信号を検出したときはタイマ手段11を停止して圧縮機2の運転を継続することを特徴とする満水制御装置を構成したものである。
また、空気調和機の運転状態を検出する判定手段12を設け、前記満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の判定出手段12の出力に基づいて警報Cと所定時間Tを変更することで、空気調和機を使用する部屋の状態によって圧縮機2の停止までの時間を長くしたり短くしたりすることができる。
また、室内の湿度を検出する湿度検出手段13を設け、前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の湿度検出手段13のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定するときは、室内の湿度からドレン水の発生量を推測して残りの運転可能時間を決定することができる。
また、室温を検出する室温検出手段14を設け、前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の室温検出手段14のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定するときは、室温からドレン水の発生量を推測して残りの運転可能時間を決定する。
また、圧縮機2の運転時間をカウントする運転積算手段15を設け、前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の運転積算手段15のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定するときは、圧縮機2の通電開始から満水スイッチ9aの作動までの時間からドレン水の発生量を推測して残りの運転可能時間を決定するものである。
また、冷凍サイクルの状態を検出する冷凍サイクル検出手段16を設け、前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の冷凍サイクル検出手段16のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定するときは、冷凍サイクルの状態からドレン水の発生量を推測して残りの運転可能時間を決定する。
更に、満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時に複数の運転状態のデータを検出する比較手段17を設け、前記判定手段12は比較手段17の比較データに基づいて警報Cと所定時間Tを決定するときは、複数のデータから予想されるドレン水の発生量のうちの最適なものを選択し、運転可能時間を決定する。
上記課題を解決するこの発明は、ドレンタンク7の満水時に作動する満水スイッチ9aが作動して満水検出手段9が満水を検出したときは、満水報知手段10が警報Cを発して使用者にドレンタンク7の満水を知らせ、タイマ手段11が作動して所定時間Tが経過するまで圧縮機2の通電を継続する。そして、所定時間Tが経過する前に排水作業を完了して満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を検出したときは、タイマ手段11が停止して圧縮機2の運転を継続するので、圧縮機2の停止と起動による音と振動を発生させることなく排水作業を行うことができるものとなった。
また、使用者は警報Cによって圧縮機2の停止を事前に予測できるので、所定時間T経過後に圧縮機2が停止して音と振動が発生しても使用者が驚くことはなくなり、不快感の低減を図ることができた。
また、判定手段12によって空気調和機の運転状態を検出し、この判定手段12の出力に基づいて警報Cと所定時間Tを変更するので、室内の温度や湿度によって変化するドレン水の発生量に対応して満水検出から圧縮機2の停止までの時間が変更できると共に、使用者が圧縮機2の停止までの時間を予測できるようになり、ドレン水のオーバーフローの防止と圧縮機2の停止回数の低減が可能となり、使い勝手が向上できるものとなった。
図に示す実施例によってこの発明を説明すると、1は空気調和機を構成する枠体、2は枠体1内に収納された冷媒圧縮用の圧縮機、3は圧縮機2で圧縮された冷媒が高温高圧ガスとなって送られるコンデンサ、4はコンデンサ3で放熱して液化した冷媒が減圧される減圧器、5は減圧器4で減圧された冷媒が送られるエバポレータであり、冷媒はエバポレータ5に送られて気化し、冷媒の気化熱によって周囲を冷却する。その後エバポレータ5で気化した冷媒ガスは圧縮機2に戻され、再び圧縮機2で加圧された冷媒がコンデンサ3に送られて循環している。
実施例の空気調和機は冷風機と呼ばれる一体型の空気調和機であり、3aは枠体1の背面側に配置した温風吹出口、3bはコンデンサ3を通過する空気流を形成する温風ファンであり、該温風ファン3bによって送風される空気はコンデンサ3を通過し、このとき圧縮機2から送られる高温高圧のガス状冷媒が冷却されて液化する。そして、コンデンサ3を通過して高温となった空気は温風吹出口3aから排出される。
6はエバポレータ5の下方に設けたドレンパン、6aはドレンパン6の下部に設けたドレン水滴下経路、7は枠体1内の下部に設けたドレンタンク、1aはドレンタンク7の側方に位置するタンク取出口であり、エバポレータ5で冷却される空気に含まれる水分はエバポレータ5の表面に結露してドレン水となり、ドレンパン6に滴下する。ドレンパン6に滴下したドレン水はドレン水滴下経路6aから排水されてドレンタンク7に溜まり、ドレンタンク7が満量となったときは枠体1のタンク取出口1aを開いてドレンタンク7を枠体1内から取り出して排水する。
8はドレンタンク7の未装着時にドレン水滴下経路6aを閉塞するドレン止水手段、8aはドレンタンク7によって可動するドレン止水手段8の止水レバー、8bは該止水レバー8aの可動端に設けた止水栓であり、ドレンタンク7を枠体1内に収納したときは、ドレンタンク7によって止水レバー8aが押されて止水レバー8aの可動端に取付けた止水栓8bがドレン水滴下経路6aから離開しており、ドレン水はドレン水滴下経路6aからドレンタンク7に送られる。一方、ドレンタンク7を枠体1内から取出したときは、バネ等の力によって止水レバー8aが可動して止水栓8bがドレン水滴下経路6aの開口端を閉塞し、ドレン水をドレン水滴下経路6aに溜めておくことができるようにして、ドレン水の枠体1内の底面への落下を防止している。
7aはドレンタンク7の片側を支点として回動できるタンクレバー、7bはドレンタンク7の上部開口からドレンタンク7内にのぞませた浮き子であり、浮き子7bはタンクレバー7aに取付けられ、ドレン水でドレンタンク7が満量になったときにタンクレバー7aが回動する。7cはドレンタンク7の外方に伸ばしたタンクレバー7aの可動端、9aは枠体1内にドレンタンク7を収納したときにタンクレバー7aの可動端7cと当接する位置に設けた満水スイッチである。
ドレン水によってドレンタンク7が満量になっていない状態でドレンタンク7を枠体1内に収納すると、満水スイッチ9aはタンクレバー7aの可動端に押されて閉路となり、また、ドレンタンク7を装着していないときとドレンタンク7の満量時には、タンクレバー7aの可動端7cが満水スイッチ9aから離開して満水スイッチ9aが開路となり、満水スイッチ9aによってドレンタンク7の未装着時と、ドレンタンク7の満量時の検出を行うことができるようになっている。
9は満水スイッチ9aの信号を検出する満水検出手段であり、満水検出手段9は満水スイッチ9aが閉路のときに圧縮機2に通電し、満水スイッチ9aが開路のときに圧縮機2への通電を停止する。
10は満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときに警報Cを出す満水報知手段、11は満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときにカウントを開始して所定時間T経過後に圧縮機2の通電を停止するタイマ手段であり、満水スイッチ9aはドレンタンク7の満量位置よりも少し余裕を持たせて作動するように設定され、時間Tはドレンタンク7やドレン水滴下経路6aからドレン水がオーバフローする前に圧縮機2が停止するように設定されており、警報Cはドレンタンク7の満水が近いことを知らせるものであり、例えばブザーを鳴らしたり、枠体1に表示ランプを設けて表示したりしている。
ところで、従来の空気調和機は満水スイッチ9aの作動によって圧縮機2の通電がすぐに停止する構造であるが、圧縮機2は停止時に大きな音と振動を発生させるものであり、ドレンタンク7の満水時には何の前触れもなく圧縮機2が停止するため、発生する音と振動によって使用者を驚かせることがあった。また、ドレンタンク7の排水後、ドレンタンク7を枠体1内に収納すると満水スイッチ9aが押され、圧縮機2に通電して空気調和機の運転を開始するが、圧縮機2は起動時にも大きな音と振動を発生させるものであり、ドレンタンク7の満水時とドレンタンクの取出し時には常に大きな音と振動が発生するため、使用者にとって不快な動作となっていた。
また、圧縮機2の停止と起動は、冷凍サイクルを構成する各部品にも大きな振動を与えるものであり、この振動は製品寿命にも大きく影響してくるので、圧縮機2の停止や起動はできるだけ少なく抑えたい。
この発明はこの課題を解決するもので、ドレンタンク7が満水となって満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときは、満水報知手段10が警報Cを発して使用者に満水が近いことを使用者に知らせると共に、タイマ手段11がカウントを開始し、予め設定された所定時間Tの間は圧縮機2の通電を継続する。
そして、所定時間Tが経過してタイマ手段11がカウントを終了すると圧縮機2の通電が停止するものであり、このとき使用者は警報Cによって事前に圧縮機2の停止を予想しているから、圧縮機2の停止によって大きな音と振動が発生しても驚くことはなく、使用者の不快感を低減することができた。
また、警報Cによって所定時間Tが経過する前に使用者がドレンタンク7の満水に気付いて排水作業を行うときは、所定時間Tが経過する前であればドレンタンク7を取出しても圧縮機2が停止しないようになっており、ドレンタンク7を取出したときはドレン止水手段8がドレン水滴下経路6aを閉塞しているので、ドレンタンク7を取出している間にドレン水が枠体1内の底面に落下することはない。
そして、所定時間Tが経過する前に排水作業を終了し、空になったドレンタンク7を枠体1内に収納すると満水スイッチ9aがタンクレバー7aの可動端に押されて閉路となり、満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を検出するとタイマ手段11が停止するものであり、ドレンタンク7が満水となっても圧縮機2を停止することなく空気調和機の運転ができるようになった。また、ドレンタンク7を取出している間に所定時間Tが経過したときは、圧縮機2の通電が停止するものであり、ドレン水がオーバーフローすることはないものである。
このように、ドレンタンク7の満水時やドレンタンク7を取出したときでも、所定時間Tの間に排水作業を完了したときには圧縮機2を停止することがなくなったから、圧縮機2の停止と起動による大きな音と振動の発生を防止できるものとなり、また、この構成によって圧縮機2の停止・起動回数を少なくできるから、冷凍サイクルを構成する各部品に大きな振動を与える回数が減ることになり、製品寿命が大きく延長されるものである。
また、この発明の他の実施例において、12は空気調和機の運転状態を検出する判定手段であり、該判定手段12はドレンタンク7が満水となって満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときの空気調和機の運転状態から圧縮機2の通電時間Tの長さと警報Cの種類を変更する。圧縮機2が同じ時間だけ運転しても室内の温度や湿度の状態によってエバポレータ4で発生するドレン水の量は変化するので、判定手段12は室内の温度や湿度から満水スイッチ9aの作動からドレンタンク7やドレン水滴下経路6aが満量になるまでの時間を計算する。そして、判定手段12の出力に基づいて圧縮機2の通電時間Tの長さと警報Cの種類を変更し、このときの警報Cは例えば表示ランプの種類を変えたり残りの運転時間を表示したりするとよい。
このように、空気調和機の運転状態に応じて時間Tの長さとそのときの警報Cの種類を変更できれば、室内の湿度が高くドレン水の発生量が多いとしたときは時間Tが短くなるのでドレン水のオーバーフローを確実に防止でき、一方、室内の湿度が低くドレン水の発生量が少ないときは時間Tが長くなるのでドレン水の排水作業が余裕を持って行うことができるようになる。使用者は警報Cの内容を見れば満水までの時間を知ることができるので、時間Tの長さに応じて排水作業を行うことができる。
具体的な実施例として、13は枠体1に取付けた室内の湿度を検出する湿度検出手段であり、判定手段12は湿度検出手段13の湿度データに基づいて圧縮機2の通電時間に対するドレン水の発生量を算出する。満水スイッチ9aの作動時の湿度が低いときはドレン水の発生量が少なく、湿度が高いときはドレン水の発生量が多いものであり、満水スイッチ9aの作動後の圧縮機2の通電時間Tとそのときの時間Tに対応する警報Cを決定するものである。
また、14は枠体1に取付けたサーミスタで構成する室温検出手段であり、判定手段12は室温検出手段14の室温データに基づいて圧縮機2の通電時間に対するドレン水の発生量を算出する。室温が低いときはドレン水の発生量が少なく、室温が高いときはドレン水の発生量が多いものであり、満水スイッチ9aの作動後の圧縮機2の通電時間Tとそのときの時間Tに対応する警報Cを決定するものである。
また、15は圧縮機2の運転時間をカウントする運転積算手段であり、該運転積算手段15は制御基板上に設けられ、圧縮機2の通電開始から満水検出手段9が満水スイッチ9aの作動を検出したときまでの時間を計時している。判定手段12は運転積算手段15のデータに基づいて圧縮機2の通電時間に対するドレン水の発生量を算出するものであり、圧縮機2の通電時間が長いときはドレン水の発生量が少なく、圧縮機2の通電時間が短いときはドレン水の発生量が多いと判断し、満水スイッチ9aの作動後の圧縮機2の通電時間Tと時間Tに対応する警報Cを決定するものである。
また、16は冷凍サイクルの状態を検出する冷凍サイクル検出手段であり、該冷凍サイクル検出手段16は制御基板内に設けた圧縮機2の電流監視装置やエバポレータ5に取付けたサーミスタで構成し、圧縮機2の電流値やエバポレータ4の温度から室内の温度や湿度を推測している。判定手段12は満水スイッチ9aの作動時の圧縮機2の電流値やエバポレータ5の温度からドレン水の発生量を検出し、ドレン水の発生量が少ないと判断したときは時間Tを長く、ドレン水の発生量が多いと判断したときは時間Tを短く設定し、時間Tに対応する警報Cを決定するものである。
更に、この発明の実施例において、17は前記した各部品の複数のデータを検出する比較手段であり、該比較手段17は複数のデータを比較して判定手段12に出力しており、判定手段12はこの比較手段17の比較データに基づいて時間Tと警報Cを決定する。複数のデータから最適な時間Tを選択することで、より最適な圧縮機2の通電時間を設定することができるようになり、圧縮機2の停止と起動の大幅な低減が可能となった。
具体的には、比較手段17が湿度検出手段13と室温検出手段14の2つのデータを比較するようにしたときは、この2つのデータから推測されるドレン水の発生量を算出して判定手段12に出力する。その動作の一例として、室温と湿度の両方が高いときはドレン水の発生量が多いと判断し、また、室温が高くても湿度が低いときはドレン水の発生量は少ないと判断するものであり、判定手段12はこの比較手段17のデータに基づいて時間Tの長さと警報Cを決定することができる。したがって、満水スイッチ9aが作動したときの空気調和機の運転状態によって最適な時間Tを選択することができる。
なお、比較手段17で検出するデータは上記の2つに限ったものではなく、上記以外のデータの組み合わせや多数のデータの検出で行ってもよく、運転積算手段15や電流監視装置で構成する冷凍サイクル検出手段16は制御基板上に構成したものであるから、部品点数を増加することなく、コストの上昇を抑えて実施できる。
C 警報
T 時間
1 枠体
2 圧縮機
3 コンデンサ
4 減圧器
5 エバポレータ
6 ドレンパン
6a ドレン水滴下経路
7 ドレンタンク
8 ドレン止水手段
9 満水検出手段
9a 満水スイッチ
10 満水報知手段
11 タイマ手段
12 判定手段
13 湿度検出手段
14 室温検出手段
15 運転積算手段
16 冷凍サイクル検出手段
17 比較手段
T 時間
1 枠体
2 圧縮機
3 コンデンサ
4 減圧器
5 エバポレータ
6 ドレンパン
6a ドレン水滴下経路
7 ドレンタンク
8 ドレン止水手段
9 満水検出手段
9a 満水スイッチ
10 満水報知手段
11 タイマ手段
12 判定手段
13 湿度検出手段
14 室温検出手段
15 運転積算手段
16 冷凍サイクル検出手段
17 比較手段
Claims (7)
- 空気調和機の枠体1内には、
冷媒を圧縮する圧縮機2と、高温のガス状冷媒が送られるコンデンサ3と、液化した冷媒が減圧器4を介して送られるエバポレータ5とを設け、
前記エバポレータ5で気化した冷媒が圧縮機2に戻される冷凍サイクルを備えると共に、
エバポレータ5の下方にはドレンパン6を配置し、該ドレンパン6の下部にはドレン水滴下経路6aを設け、枠体1内の下部にはドレン水滴下経路6aから送られるドレン水を収納するドレンタンク7を設け、
かつ、ドレンタンク7の未装着時にドレン水滴下経路6aを封鎖するドレン止水手段8を設けた一体形の空気調和機において、
前記ドレンタンク7の未装着時と満水時に作動する満水スイッチ9aの信号を検出する満水検出手段9と、
該満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となったときに作動して警報Cを出力する満水報知手段10と、満水検出後も圧縮機2に所定時間T通電を続けるタイマ手段11とを設け、
満水検出手段9が所定時間Tの経過前に満水スイッチ9aの信号を検出しないときは圧縮機2の運転を停止し、
所定時間Tの経過前に満水スイッチ9aの信号を検出したときはタイマ手段11を停止して圧縮機2の運転を継続することを特徴とする空気調和機の満水制御装置。 - 空気調和機の運転状態を検出する判定手段12を設け、
前記満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の判定手段12の出力に基づいて警報Cと所定時間Tを変更することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機の満水制御装置。 - 室内の湿度を検出する湿度検出手段13を設け、
前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の湿度検出手段13のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定する請求項2に記載の空気調和機の満水制御装置。 - 室温を検出する室温検出手段14を設け、
前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の室温検出手段14のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定する請求項2に記載の空気調和機の満水制御装置。 - 圧縮機2の運転時間をカウントする運転積算手段15を設け、
前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の運転積算手段15のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定する請求項2に記載の空気調和機の満水制御装置。 - 冷凍サイクルの状態を検出する冷凍サイクル検出手段16を設け、
前記判定手段12は満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時の冷凍サイクル検出手段16のデータに基づいて警報Cと所定時間Tを決定する請求項2に記載の空気調和機の満水制御装置。 - 満水検出手段9が満水スイッチ9aの信号を不検出となった時に複数の運転状態のデータを検出する比較手段17を設け、前記判定手段12は比較手段17の比較データに基づいて警報Cと所定時間Tを決定する請求項1から請求項6のいずれかに記載した空気調和機の満水制御装置。
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| JP2004095130A JP2005282902A (ja) | 2004-03-29 | 2004-03-29 | 空気調和機の満水制御装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
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