JP2005291929A - 電磁誘導式エンコーダ - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動信号であるLC共振波形の周波数の変化による検出位置精度の劣化を防止する。
【解決手段】LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値Pをサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダにおいて、温度変化による振幅ピーク位置の変化又は振幅ピーク値の振幅の変化に対応させて、前記サンプルホールドまでの遅延時間D又はサンプルホールド値の増幅率Aを変える。
【選択図】図5
【解決手段】LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値Pをサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダにおいて、温度変化による振幅ピーク位置の変化又は振幅ピーク値の振幅の変化に対応させて、前記サンプルホールドまでの遅延時間D又はサンプルホールド値の増幅率Aを変える。
【選択図】図5
Description
本発明は、LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値をサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダに係り、特に、温度変化に拘わらず高精度の位置検出を行なうことが可能な、電磁誘導式エンコーダに関する。
図1に例示する如く、メインスケール12の長手方向に多数配置したコイル14と、インデックススケール16に配置した送信コイル18及び受信コイル19でなるエンコーダパターン10の電磁誘導により、メインスケール12とインデックススケール16の相対位置変化を検出するようにした電磁誘導式エンコーダが知られている(特許文献1、2参照)。図において、20は駆動回路、30は受信回路である。
このような従来の電磁誘導式エンコーダは、基本的には、単発のパルス信号が駆動回路に入力されて生成されたLC共振波形を駆動信号としている。実際の位置検出には、図2に実線Aで示す如く、この駆動信号に基づいて誘導された検出信号(減衰LCR共振波形)の振幅ピーク値Pをサンプルホールドするように遅延回路を組み込んである。このLC共振波形の発信周波数fは、次式で表わされる。
f=1/{2π√(LC)} …(1)
前記LC共振波形を発生させるためのL及びCは、汎用の構成部品を使用しており、共に温度特性を持っている。従って、(1)式からも分かるように、駆動信号の周波数fは、温度により容量Cが変動すると変化してしまう。しかしながら従来は、この駆動信号を、そのON信号がオン(図では立下り)になってから一定の遅延時間Dでサンプリングをしていたため、振幅ピーク値の位置がPからP’へずれた場合に、図2に破線Bで示す如く、サンプリングする電圧が低下し、最終的にエンコーダ受信位置精度が悪化するという問題点を有していた。
このような問題点を解決するべく、デジタルノギスのように、間欠的に動作する測定器では、遅延時間Dを掃引することにより、ピーク電圧を検出することが可能であるが、工作機械組込用リニアエンコーダのような、高速動作が必要な測定機には適用できない。
本発明は、前記従来の問題点を解決するべくなされたもので、温度変化によるLC共振波形周波数の変化に拘わらず、高い精度で位置を高速検出可能とすることを課題とする。
本発明は、LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値をサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダにおいて、温度変化による振幅ピーク位置の変化に対応させて、温度に応じて前記サンプルホールドまでの遅延時間を変えるようにして、前記課題を解決したものである。
本発明は、又、LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値をサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダにおいて、前記サンプルホールドまでの振幅ピーク値の振幅の変化に対応させて、温度に応じてサンプルホールド値の増幅率を変えるようにして、前記課題を解決したものである。
又、前記温度を、スケールの熱膨張補正や動作温度監視用の温度センサにより検出するようにしたものである。
本発明によれば、温度変化によるLC共振波形周波数の変化に拘わらず、サンプルホールド値、又は、増幅後のサンプルホールド値を一定に維持することができる。従って、高速測定が必要で温度が変化する場合においても、エンコーダの受信位置精度を高精度で維持することができる。
以下図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
本発明の第1実施形態は、図3に示す如く、図1に例示したようなメインスケール12のコイル14及びインデックススケール16の送受信コイル18、19を含むエンコーダパターン10と、該エンコーダパターン10のインデックススケール16の送信コイル18をLCR共振によって駆動するための駆動回路20と、前記エンコーダパターン10のインデックススケール16の受信コイル19の出力をサンプルホールドするサンプルホールド(S/H)回路32と、該サンプルホールド回路32の出力を増幅するアンプ34と、該アンプ34の出力をデジタル信号に変換するアナログ/デジタル(A/D)変換器36と、該A/D変換器36の出力に基づいて、メインスケール12とインデックススケール16の相対位置をデジタル演算すると共に、前記駆動回路20の駆動信号の立下りからサンプルホールド回路32でサンプリングするまでの遅延時間D後に前記サンプルホールド回路32を作動させるプロセッサ40とを備えた電磁誘導式エンコーダにおいて、例えばスケールの熱膨張補正や動作温度監視用(例えばリニアモータによる発熱警告用)に設けられている温度センサ50の出力に応じて、前記プロセッサ40で、遅延時間Dを、図4に示す如く変化させるようにしたものである。
本実施形態によれば、図5に例示する如く、温度変化に応じて遅延時間Dが、例えばD’へ変化されるので、温度変化に拘らず、常に最大振幅ピーク値をサンプリングすることができ、エンコーダ受信位置の精度劣化を防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態を詳細に説明する。
本実施形態は、図3に示した第1実施形態と同様の構成において、図6に示す如く、サンプルホールド用の遅延時間Dは一定とし、アンプ34の増幅率Aを、温度センサ50の出力により、図7に示す如く変化させるようにしたものである。
本実施形態によれば、図8に一点鎖線Cで示す如く、温度変化に応じて、増幅率Aが、例えばA’に変化されるので、温度変化に拘わらず、増幅後のサンプルホールド値を一定に維持することができ、エンコーダ受信位置の精度劣化を防止することができる。
前記実施形態においては、いずれも、スケールに熱膨張補正や動作温度監視用に既に設けられている温度センサ50の出力を利用しているので、構成が簡略である。なお、本発明による補正のための温度センサを別途設けることも可能である。
10…エンコーダパターン
20…駆動回路
32…サンプルホールド(S/H)回路
D、D’…遅延時間
34…アンプ
A、A’…増幅率
36…アナログ/デジタル(A/D)変換器
40…プロセッサ
50…温度センサ
20…駆動回路
32…サンプルホールド(S/H)回路
D、D’…遅延時間
34…アンプ
A、A’…増幅率
36…アナログ/デジタル(A/D)変換器
40…プロセッサ
50…温度センサ
Claims (3)
- LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値をサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダにおいて、
温度変化による振幅ピーク位置の変化に対応させて、温度に応じて前記サンプルホールドまでの遅延時間を変えることを特徴とする電磁誘導式エンコーダ。 - LC共振波形を駆動信号とし、該駆動信号に基づいて誘導された検出信号の振幅ピーク値をサンプルホールドして位置を検出するようにされた電磁誘導式エンコーダにおいて、
前記サンプルホールドまでの振幅ピーク値の振幅の変化に対応させて、温度に応じてサンプルホールド値の増幅率を変えることを特徴とする電磁誘導式エンコーダ。 - 前記温度を、スケールの熱膨張補正や動作温度監視用の温度センサにより検出することを特徴とする請求項1又は2に記載の電磁誘導式エンコーダ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004107636A JP2005291929A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 電磁誘導式エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004107636A JP2005291929A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 電磁誘導式エンコーダ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005291929A true JP2005291929A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35325016
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004107636A Pending JP2005291929A (ja) | 2004-03-31 | 2004-03-31 | 電磁誘導式エンコーダ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005291929A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009186200A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Mitsutoyo Corp | 電磁誘導式エンコーダ |
-
2004
- 2004-03-31 JP JP2004107636A patent/JP2005291929A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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