JP2005292551A - 多心光ファイバ分岐構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分岐部のコンパクト化を図りながら、分岐部を安定して固定できる多心光ファイバ分岐構造を得る。
【解決手段】 多心光ファイバ1を2分岐以上に分岐するに際して、その分岐部を、分岐後の光ファイバにそれぞれ被せた保護チューブ3の端部を含めて、上下2枚の軟質樹脂製のシート14,15で挟み込む。シート14、15の幅を、上下のシート同士が互いに貼り合わされない程度の短い幅とし、かつ、少なくともシート部分全体を熱収縮チューブ16内に収容固定する。
【選択図】 図1
【解決手段】 多心光ファイバ1を2分岐以上に分岐するに際して、その分岐部を、分岐後の光ファイバにそれぞれ被せた保護チューブ3の端部を含めて、上下2枚の軟質樹脂製のシート14,15で挟み込む。シート14、15の幅を、上下のシート同士が互いに貼り合わされない程度の短い幅とし、かつ、少なくともシート部分全体を熱収縮チューブ16内に収容固定する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、多心光ファイバを分岐させる際に、分岐部を2枚のシートで挟み込んだ構造の多心光ファイバ分岐構造に関する。
従来、多心光ファイバ、例えばテープ心線を2分岐以上に分岐させる場合、テープ心線の分岐部を粘着剤付きの上下2枚のシートで挟み込むことで分岐部の補強を行う場合がある。この分岐に際して、テープ心線を特に単心光ファイバに分離する場合は、この単心光ファイバの取り扱いが不便であるとともに断線の恐れもあるため、通常小径の保護チューブで保護する。この種の従来の多心光ファイバ分岐構造の一例を図9、図10に示す。図示例は分岐前の多心光ファイバ1が8心のテープ心線であって、この8心のテープ心線(多心光ファイバ)1を2分岐する場合であり、分離させた8本の光ファイバ(単心光ファイバ)2を4本ずつ2群に分け、それぞれを保護チューブ3内に収容し、分岐部を保護チューブ3の端部を含めて、上下2枚の粘着剤付きのシート4、5で挟み込んで固定している。なお、シートの粘着剤は上下のシート4、5の少なくとも一方に塗布されておればよい。
図示のように、従来の多心光ファイバ分岐構造は、上下のシート4、5同士が、横並びの保護チューブ3の両側aでしっかり粘着して、分岐部及び保護チューブ3の端部を固定するように、シート4、5の幅を十分広くとっている。
特開2002−350650号
上記従来の多心光ファイバ分岐構造では、上下のシート4、5で横並びの保護チューブ3を挟み込んでしっかり固定するために、シート4、5の幅を、横並びの保護チューブ3の全幅より十分広く取る必要があり、このため大きなシート4、5が必要で、このシート4、5部分すなわち分岐構造部分が広いスペースを占めてしまうという問題がある。
また、保護チューブ3の径は例えば2mmφ等であり、光ファイバ2の径と比べて大きく、シート4、5同士の密着力を低下させるので、この保護チューブ3の部分でシート4、5が剥がれてしまう恐れがある。
また、保護チューブ3の径は例えば2mmφ等であり、光ファイバ2の径と比べて大きく、シート4、5同士の密着力を低下させるので、この保護チューブ3の部分でシート4、5が剥がれてしまう恐れがある。
本発明は上記従来の欠点を解消するためになされたもので、多心光ファイバを、上下から挟み込むシートを用いて分岐させる際に、分岐部の安定した固定がなされて長期信頼性を向上させることができるとともに、分岐構造部分をコンパクトにすることができる多心光ファイバ分岐構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、多心光ファイバをこの多心光ファイバより少心の複数の光ファイバに分岐する際に、その分岐部を、分岐後の光ファイバにそれぞれ被せた保護チューブの端部を含めて、上下2枚の軟質樹脂製のシートで挟み込んでなる多心光ファイバ分岐構造において、
前記シートの幅を、上下のシート同士が互いに貼り合わされない程度の短い幅とし、かつ、少なくともシート部分全体を熱収縮チューブ内に収容固定したことを特徴とする。
前記シートの幅を、上下のシート同士が互いに貼り合わされない程度の短い幅とし、かつ、少なくともシート部分全体を熱収縮チューブ内に収容固定したことを特徴とする。
請求項2は、請求項1の多心光ファイバ分岐構造において、上下のシートの幅が、互いに接触して横並びした複数の保護チューブの全幅と同程度であることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2の多心光ファイバ分岐構造において、分岐前の多心光ファイバがテープ心線であることを特徴とする。
請求項4は、請求項1又は2の多心光ファイバ分岐構造において、分岐前の多心光ファイバが被覆チューブ内に単心又は多心の光ファイバを収容した構成であり、この被覆チューブの端部も、上下2枚のシートで挟み込んだことを特徴とする。
本発明によれば、シート同士の粘着力は利用しないので、シートの幅を例えば横並びの保護チューブの全幅程度に狭くすることができ、したがって、分岐構造部分をコンパクトにすることができる。
一方、幅の狭いシートで保護チューブを挟み込んだその上から熱収縮チューブで固定するので、シートの幅の狭いことは問題にならず、分岐部の安定した固定がなされて長期信頼性が向上する。
一方、幅の狭いシートで保護チューブを挟み込んだその上から熱収縮チューブで固定するので、シートの幅の狭いことは問題にならず、分岐部の安定した固定がなされて長期信頼性が向上する。
請求項3のように分岐前の多心光ファイバがテープ心線である場合が、分岐部を上下のシートで挟み込む構造に適しており、本発明を適用する対象として好適である。
請求項4のように、分岐前の多心光ファイバが保護チューブ内に単心又は多心の光ファイバを収容したものである場合、この分岐前側の保護チューブをしっかり固定するためにシート幅が広くなり勝ちであるが、本発明によればそのような場合でも、分岐構造部分が広くならない。
以下、本発明を実施した多心光ファイバ分岐構造について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例の多心光ファイバ分岐構造10を示すもので、(イ)は部分切欠平面図、(ロ)部分切欠側面図、図2(イ)は図1(イ)のA−A拡大断面図、図2(ロ)は図1(イ)のB−B拡大断面図である。図示例は分岐前の多心光ファイバ1が8心のテープ心線であって、この8心のテープ心線(多心光ファイバ)1を2分岐する場合であり、分離させた8本の光ファイバ(単心光ファイバ)2を4本ずつ2群に分け、それぞれを互いに接触して横並びした保護チューブ3内に収容し、分岐部は、保護チューブ3の端部を含めて、それぞれ粘着剤を内側面に塗布した上下の軟質樹脂製のシート14、15で挟み込んでいる。なお、光ファイバ2の保護チューブ3への入口部は、接着剤bで保護チューブ3の端部に固定している。
前記シート14、15の幅は、上下のシート14、15同士が互いに貼り合わされない程度の短い幅であるが、実施例では図2(イ)のように、横並びの保護チューブ3の全幅程度であり、上下のシート14、15は互いに接触していない。そして、シート14、15部分の長手方向全体及びその前後部分を、熱収縮チューブ16で収容固定している。具体的な作業手順としては、加熱前の熱収縮チューブをテープ心線1に通しておき、分岐部を上下からシート14、15で挟み込んだ後、スライドさせてシート14、15部分に被せ、次いで加熱して収縮させ、図示のように、分岐部を固定する。
前記シート14、15の厚みは例えば0.5mm、保護チューブ3の径は2mmφである。シート14、15の材質は、一般的な光ファイバシートに用いられる軟質樹脂であり、例えばポリイミドが好適であるが、その他、ポリエチレンテレフタレート、低密度あるいは高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン6、ナイロン66、エチレン−テトラフルオルエチレン共重合体、ポリ4−メチルペンテン、ポリ塩化ビニリデン、可塑化ポリ塩化ビニル、ポリエーテルエステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、軟質ポリウレタン等を用いることができる。保護チューブ3の材質としては、ナイロン、ハイトレル(デュポン社商標)等を用いることができる。熱収縮チューブ16の材質は、シリコーン樹脂やビニル樹脂(架橋ポリオレフィン)やフッ素樹脂等を用いることができる。また、図示例のテープ心線1は、250μmのUV素線である光ファイバ2を図2(ロ)に示すように、単に整列させて接着剤で固めたものである。なお、分岐前のテープ心線は図3のように被覆1aを持つテープ心線1’であっても、同様な分岐処理を行うことができる。
上記の多心光ファイバ分岐構造10において、上下のシート14、15の幅は図示のように横並びの保護チューブ3の全幅程度であり、図9、図10に示した従来のものと比較してかなり狭くなっている。したがって、分岐構造部分をコンパクトにすることができる。
幅の狭い上下のシート4、5はそれぞれ保護チューブ3の上面又は下面に粘着しているが、シート14、15同士は互いに接触せず、互いに粘着されてはいない。しかし、シート14、15部分の全体を熱収縮チューブ16で収容固定しているので、分岐部の安定した固定がなされて長期信頼性が向上する。
幅の狭い上下のシート4、5はそれぞれ保護チューブ3の上面又は下面に粘着しているが、シート14、15同士は互いに接触せず、互いに粘着されてはいない。しかし、シート14、15部分の全体を熱収縮チューブ16で収容固定しているので、分岐部の安定した固定がなされて長期信頼性が向上する。
上記の実施例では、分離させた8本の単心光ファイバ2を4本ずつの2群に分けて、各保護チューブ3に収容したが、図4に示すように、8心のテープ心線1を2本の4心テープ心線22に分岐させて、各4心テープ心線22を2本の保護チューブ3にそれぞれ収容する分岐構造としてもよい。
また、8心のテープ心線1を、図5(イ)に示すように4本の2心テープ心線32に分岐させて、各2心テープ心線32を4本の保護チューブ3にそれぞれ収容する分岐構造としてもよい。
また、多心光ファイバ1を、単心光ファイバと多心光ファイバとが混在する態様で分岐させてもよい。図5(ロ)はその一例を示すもので、図示例では、4本の保護チューブ3に分岐する場合であり、各保護チューブ3にそれぞれ、2本の2心テープ心線32、1本の2心テープ心線32、1本の単心光ファイバ2、1本の単心光ファイバ2を収容している。
上述の各実施例は分岐前の多心光ファイバ1がテープ心線1であるが、分岐前の多心光ファイバが、図6〜図8に示すように、被覆チューブ18内に単心又は多心の光ファイバを収容した構成であってもよい。
図6、図7に示した分岐前の多心光ファイバ17は、1本の8心テープ心線1を被覆チューブ18内に収容したものである。
また、図8(イ)に示した分岐前の多心光ファイバ27は、2本の4心テープ心線42を被覆チューブ18内に収容したものである。
また、図8(ロ)に示した分岐前の多心光ファイバ37は、8本の単心光ファイバ2を被覆チューブ18内に収容したものである。
図6、図7に示した分岐前の多心光ファイバ17は、1本の8心テープ心線1を被覆チューブ18内に収容したものである。
また、図8(イ)に示した分岐前の多心光ファイバ27は、2本の4心テープ心線42を被覆チューブ18内に収容したものである。
また、図8(ロ)に示した分岐前の多心光ファイバ37は、8本の単心光ファイバ2を被覆チューブ18内に収容したものである。
1、1’ 多心光ファイバ(テープ心線)
2 単心光ファイバ
3 保護チューブ
10 多心光ファイバ分岐構造
14、15 シート
16 熱収縮チューブ
18 被覆チューブ
17、27、37 多心光ファイバ
2 単心光ファイバ
3 保護チューブ
10 多心光ファイバ分岐構造
14、15 シート
16 熱収縮チューブ
18 被覆チューブ
17、27、37 多心光ファイバ
Claims (4)
- 多心光ファイバをこの多心光ファイバより少心の複数の光ファイバに分岐する際に、その分岐部を、分岐後の光ファイバにそれぞれ被せた保護チューブの端部を含めて、上下2枚の軟質樹脂製のシートで挟み込んでなる多心光ファイバ分岐構造において、
前記シートの幅を、上下のシート同士が互いに貼り合わされない程度の短い幅とし、かつ、少なくともシート部分全体を熱収縮チューブ内に収容固定したことを特徴とする多心光ファイバ分岐構造。 - 前記上下のシートの幅が、互いに接触して横並びした複数の保護チューブの全幅と同程度であることを特徴とする請求項1記載の多心光ファイバ分岐構造。
- 分岐前の多心光ファイバがテープ心線であることを特徴とする請求項1又は2記載の多心光ファイバ分岐構造。
- 分岐前の多心光ファイバが、被覆チューブ内に単心又は多心の光ファイバを収容した構成であり、この被覆チューブの端部も、上下2枚のシートで挟み込んだことを特徴とする請求項1又は2記載の多心光ファイバ分岐構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004108903A JP2005292551A (ja) | 2004-04-01 | 2004-04-01 | 多心光ファイバ分岐構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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ID=35325523
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| JP (1) | JP2005292551A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007304551A (ja) * | 2006-05-11 | 2007-11-22 | Corning Cable Systems Llc | 光ファイバ配線ケーブル及びその構造 |
| JP2009175480A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Tohoku Furukawa Denko Kk | 光ファイバ分岐モジュール |
| WO2017110114A1 (ja) * | 2015-12-25 | 2017-06-29 | 株式会社フジクラ | 光ファイバケーブル分岐部材及び光ファイバケーブル分岐構造 |
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2004
- 2004-04-01 JP JP2004108903A patent/JP2005292551A/ja active Pending
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