JP2005293395A - 食事情報管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 食事に対する顧客の満足度を高めるとともに、「食べ残し」による生ごみの発生量を低減することを可能にする食事情報管理システムを提供する。
【解決手段】 食事を提供する店舗に配設された端末装置3と、店舗を運営する管理本部のサーバとをネットワークを介して接続し、端末装置3からサーバに食事に関する情報を送信する食事情報管理システムであって、端末装置3は、料理の食べ残しを食膳毎または食器毎に撮像する撮像手段13と、撮像手段13から出力される画像データをサーバに送信するデータ送信手段19とを備え、サーバは、端末装置3から送信された画像データを受信し記憶するデータ記憶手段と、記憶された画像データを基に「食べ残し」の画像や「食べ残し」量をディスプレイに表示させる表示制御手段とを備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 食事を提供する店舗に配設された端末装置3と、店舗を運営する管理本部のサーバとをネットワークを介して接続し、端末装置3からサーバに食事に関する情報を送信する食事情報管理システムであって、端末装置3は、料理の食べ残しを食膳毎または食器毎に撮像する撮像手段13と、撮像手段13から出力される画像データをサーバに送信するデータ送信手段19とを備え、サーバは、端末装置3から送信された画像データを受信し記憶するデータ記憶手段と、記憶された画像データを基に「食べ残し」の画像や「食べ残し」量をディスプレイに表示させる表示制御手段とを備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、食事情報管理システムに関し、特に、複数の外食店舗に夫々配設された端末装置と、それらの外食店舗を組織的に運営する管理本部用のコンピュータとを通信ネットワークを介して接続し、端末装置からコンピュータに食事に関する情報を送信する食事情報管理システムに関するものである。
近年、「外食」は欠かすことのできない身近なものになってきており、世の中には、「おいしい店」を紹介する記事や番組が溢れている。一方、レストラン等の飲食店では複数の店舗がフランチャイズ方式等により系列的または組織的に運営され、その規模も拡大している。このような多店舗展開された組織においては、各店舗における料理毎の売上状況をリアルタイムに把握できるように、各店舗に配設されたPOSレジスタと、管理本部に配設された管理用のコンピュータ(サーバ等)とを通信ネットワークを介して接続したPOSシステム(販売時点情報管理システム)が構築されている(例えば特許文献1参照)。これによれば、管理本部において、各店舗の売上をリアルタイムで集計することができるため、各店舗及び組織全体の売上状況を容易に把握することができる。また、食材の消費量に関しても把握できることから、組織全体で必要な食材を一元管理することも可能である。
特開2003−308375号公報
このように、従来は、売上状況や利益状況に関する情報が最も注目されており、例えば夫々の料理の満足度を判断する場合にもこれらの情報が用いられていた。つまり、「売上の高い料理や販売数量の多い料理は、お客様に満足頂いている商品である」と判断し、その料理を安心して勧めたり、その料理の宣伝に力を注いでいた。
しかし、顧客が料理を注文する場合には、メニューに示された写真等を参考にして決める場合が多く、その結果、実際に食べてみると、「見た目よりもおいしくない」と感じることもある。つまり、料理毎の売上や利益のみでは、料理に対する真の感想を把握することが困難であり、顧客の感想を料理に反映することができない。そして、顧客を満足させることのできない料理を提供し続けた場合には、店舗の評判が悪くなることも懸念される。
なお、レストラン等では、料理や店舗に対する意見すなわちお客様のメッセージを収集するために、アンケートを実施するところも多いが、アンケートへの記入は面倒であり、食事を楽しんだり会合したりするという本来の目的に合わないため、アンケートにおける回答率は極めて低いものとなっていた。
一方、外食店舗では料理の「食べ残し」が極めて多く、外食産業における生ごみの発生量を増加させている。なお、「食べ残し」をする理由としては、(1)一品の量が多すぎる、(2)「足りないよりは」と思って多めに注文する、(3)見た目よりおいしくなかった、(4)料理の中に嫌いなものが入っていた、(5)添え物に使用されている野菜は基本的に残す、等が考えられる。ここで注目したいのは、「これらの理由は、いずれも料理の売上状況や利益状況とは無関係である」ということである。つまり、売上や利益のみを注目する従来の運営方針では、生ごみの発生量を低減させることができないのである。そして、「食べ残し」(生ごみ)の発生が環境に影響を及ぼすことは言うまでもないが、如何においしい料理であっても、「食べ残し」により顧客の満足度を半減させ、しいては売上の減少に繋がる恐れもある。
そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、食事に対する顧客の満足度を高めるとともに、「食べ残し」による生ごみの発生量を低減することを可能にする食事情報管理システムの提供を課題とするものである。
本発明にかかる食事情報管理システムは、「食事を提供する店舗に配設された端末装置と、前記店舗を運営する管理者用のコンピュータとを通信ネットワークを介して接続し、前記端末装置から前記コンピュータに食事に関する情報を送信する食事情報管理システムであって、前記端末装置は、料理の食べ残しを食膳毎または食器毎に撮像する撮像手段と、該撮像手段から出力される画像データを前記コンピュータに送信するデータ送信手段とを備え、前記コンピュータは、前記端末装置から送信された前記画像データを受信し、該画像データを記憶する画像記憶手段と、記憶された前記画像データを基に前記食べ残しの画像をディスプレイに表示させる画像表示制御手段とを備える」ものである。
ここで、「撮像手段」はカメラ等から構成されるものであり、一台であっても複数台であってもよい。なお、複数台の撮像手段を備える場合には、「食べ残し」に対して撮影方向を互いに異ならせることにより、複数の角度から撮像した画像を取得することが可能になる。また、一つの食膳に複数の品目の食器(皿等)が載置されている場合には、食膳全体をまとめて撮像するようにしてもよく、食器毎個別に撮像するようにしてもよい。また、「端末装置」としては、ネットワークに接続された店舗用のコンピュータ端末(携帯電話等を含む)と、カメラ等の撮像手段と、その他必要な機器とから構成することができる。「管理者用のコンピュータ」としては、ネットワークに接続されたサーバ、またはサーバと管理者用のコンピュータ端末との組合せから構成することができる。
本発明の食事情報管理システムによれば、店舗において、顧客の料理の「食べ残し」が撮像手段によって撮像され、その撮像手段から出力される画像データが管理者側(例えば管理本部側)のコンピュータに送信される。一方、管理者側のコンピュータでは、端末装置から送信された画像データを受信し、その画像データを記憶するともに、記憶した画像データを基に「食べ残し」の画像をディスプレイに表示する。これにより、各店舗において撮像された複数の顧客の「食べ残し」を、管理用のコンピュータを介して視覚的に認識させることが可能になる。特に、順次記憶された画像データを読出して表示させることから、各店舗または複数の店舗における「食べ残し」状況をまとめて把握することが可能になる。
ところで、本発明の食事情報管理システムにおいて、「前記端末装置は、料理の種別に関する種別情報を取得する種別情報取得手段をさらに備え、前記データ送信手段は、取得された前記種別情報を、前記画像データとともに前記コンピュータに送信する」構成とすることができる。
ここで、「種別情報取得手段」は、各料理における種別情報(料理名や識別コード)の入力を作業者等に要求するようにしてもよく、「食べ残し」の画像に含まれる物体(食器や食膳の種類または食材自体)の画像を、予め記憶されたマスタ画像と照合させることにより、料理の種別を判別するようにしてもよい。あるいは、識別情報が記憶されたICチップを食膳や食器に貼り付けておき、撮像する際にICチップから識別情報を読出すようにしてもよい。
これによれば、料理の種別に関する種別情報が取得され、この種別情報が、画像データとともにコンピュータに送信される。このため、コンピュータでは、画像データを識別情報と関連付けて記憶することが可能になり、例えば複数の画像データを料理別に表示させることも可能になる。
本発明の食事情報管理システムにおいて、「前記端末装置は、前記店舗の場所または食事の時刻等、食事の条件に関する条件情報を取得する条件情報取得手段をさらに備え、前記データ送信手段は、取得された前記条件情報を、前記画像データとともに前記コンピュータに送信する」構成とすることができる。
ここで、「条件情報取得手段」は、条件情報(例えば店舗の場所や食事の時刻)の入力を作業者等に要求するようにしてもよく、端末装置に備えられた時計機能や端末装置の識別コードを基に認識するようにしてもよい。
この構成を採用すれば、食事の条件に関する条件情報が取得され、この条件情報が、画像データとともにコンピュータに送信される。このため、コンピュータでは、画像データを条件情報と関連付けて記憶することが可能になり、例えば、食事を提供する時間や場所と、「食べ残し」状況との関係を把握させることが可能になる。
また、本発明の食事情報管理システムにおいて、「料理を品目毎に区分けし品目毎の画像データを認識する品目別認識手段と、前記画像データを基に、品目毎の食べ残し量を検出する残量検出手段と、検出された品目毎の前記食べ残し量を、前記ディスプレイに表示させる残量表示制御手段とをさらに備える」構成とすることができる。
ここで、「品目」とは、一セットの料理を構成する要素であり、食器または仕切りによって区分けされたものである。例えば「うなぎ定食」では、「ご飯」、「うなぎ」、「お吸い物」、「サラダ」、及び「デザート」等が品目に相当する。「品目認識手段」は、品目毎の画像データを認識するものであり、品目毎に撮像した場合には、撮像手段から出力される画像データそのものが品目毎の画像データとなり、料理全体をまとめて撮像した場合には、撮像手段から出力される画像データを基に品目毎の画像データを生成する。また、「残量検出手段」は、品目毎の画像データを基に「食べ残し」量を検出するものであり、例えば各品目に対して、「食べ残し」が占める面積を求めることにより、認識することができる。なお、これらの機能は、端末装置において実行させるようにしてもよく、管理者用のコンピュータにおいて実行させるようにしてもよい。
この構成を採用すれば、品目毎の「食べ残し」量が検出され、コンピュータのディスプレイに表示される。なお、「食べ残し」量を表示させる場合、品目の提供量に対する比率で表してもよく、単に「食べ残し」量のみを表示させるようにしてもよい。このように「食べ残し」量が直接表示されるため、画像では認識し難い場合でも、品目毎の「食べ残し」状況を速やかに把握させることが可能となる。
ところで、上記の構成を採用した場合、「前記コンピュータは、前記残量検出手段によって検出された前記食べ残し量を品目毎に集計する残量集計手段と、該残量集計手段によって集計された集計結果を、各料理に対応付けて表示させる集計結果表示制御手段とをさらに備える」ことが好ましい。
これによれば、検出された「食べ残し」量が品目毎に集計され、その集計結果が、各料理に対応付けて表示される。このため、多数の画像を1件ずつ確認しなくても、各料理における品目別の「食べ残し」量(顧客全体の平均値や合計等)が一目瞭然となる。
さらに、上記の構成を採用した場合、「前記端末装置は、料理の売上に関する売上情報を料理毎に認識する売上情報認識手段と、認識された前記売上情報を前記コンピュータに送信する売上情報送信手段とをさらに備え、前記コンピュータは、前記端末装置から送信された前記売上情報を受信し、該売上情報を記憶する売上情報記憶手段と、記憶された前記売上情報を基に料理毎の売上数量を認識し、該売上数量を前記集計結果とともに表示させる数量表示制御手段とをさらに備える」ことが好ましい。
ここで、「売上情報認識手段」及び「売上情報送信手段」としては、通信機能を備えるPOS(point of sales)レジスタを利用することができる。
これによれば、料理の売上に関する売上情報が料理毎に認識され、この売上情報がコンピュータに送信される。一方、コンピュータでは、受信した売上情報を記憶するとともに、記憶された売上情報を基に料理毎の売上数量を認識する。そして認識された売上数量を集計結果とともに表示する。したがって、各料理における品目毎の集計結果と、その料理の売上数量とを一画面上で対応させることが可能になり、売上と「食べ残し」状況とを把握した上で、顧客に提供する料理を検討することが可能になる。
このように、本発明の食事情報管理システムによれば、夫々の料理に対する顧客の感想を、「食べ残し」の有無または「食べ残し」量の認識を通じて把握することができ、その感想を、今後提供する料理に反映させることが可能になる。すなわち、「食べ残し」量が少なくなるような料理の開発に力が注がれ、食事に対する顧客の満足度を高めることが可能になる。また、「食べ残し」量が少なくなることから、外食産業における生ごみの発生量を低減することが可能である。
以下、本発明の一実施形態である食事情報管理システムについて、図1乃至図7に基づき説明する。図1は食事情報管理システム(以下、「管理システム」と称す)全体の構成を示す説明図であり、図2は管理システムにおける端末装置の機能的構成を示すブロック図であり、図3は管理システムにおけるサーバの機能的構成を示すブロック図であり、図4は画像処理の過程を示す説明図であり、図5は表示画面の一例を示す説明図であり、図6及び図7は管理システムにおける処理の流れを示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態の管理システム1は、料理の「食べ残し」に関する情報を、夫々の店舗2から管理本部4に送信し、管理本部4側で一元的に管理することが可能なシステムである。主な構成として、各店舗2に配設された端末装置3と、この端末装置3にネットワーク6(インターネット等)を介して接続されたサーバ5とを備えている。ここで、サーバ5が本発明の管理用のコンピュータに相当する。
端末装置3は、ネットワーク6を介してサーバ5に、画像データ及び各種情報を送信するものであり、図2に示すように、ハード構成として、コンピュータ端末11と、POSレジスタ12と、撮像手段13と、識別情報読取手段14とから構成されている。
ここで、撮像手段13は、料理の「食べ残し」を撮像するものであり、撮像レンズ、光学系、CCD撮像デバイス、及び電子回路等から構成されたCCDカメラと、CCDカメラから出力されるアナログ映像信号を画像データに変換させるビデオデコーダ等から構成されている。なお、撮像手段13は、例えば食器の洗い場や残飯処理場の近傍に配設され、食膳が所定の位置に搬送された際に、夫々の食膳(すなわちその食膳に載置された全ての食器及び「食べ残し」を含めた全体)を上方から撮像する。すなわち、撮像手段13は、顧客一人ずつの食べ跡を撮像し、その撮像データを出力するものである。
識別情報読取手段14は、各食膳50(図4(A)参照)に取付けられたICチップ56から料理の識別情報(例えば料理毎に設定された識別番号)を読取るものである。つまり、ICチップ56には識別番号に対応するデータが予め書き込まれており、ICチップ56を備えた食膳50が撮影位置に到達すると、その食膳50の識別番号が識別情報読取手段14によって読み取られるようになっている。なお、食膳50には、ICチップ56の他、ICチップ56に記憶されたデータを送信するためLC共振器(図示しない)が備えられている。そして、識別情報読取手段14は、検出用コイルを有しており、検出用コイルとLC共振器の共振用コイルとを電磁結合させることにより、データの送受信を無線で行なう。
コンピュータ端末11は、汎用のコンピュータと同様、主たる制御を司るCPUと、プログラムやデータが記憶されたRAM及びROMと、キーボードやポインティングデバイス等、情報を直接入力するための入力装置と、ネットワーク6を介してデータの送受信を行うモデム等の通信手段と、ハードディスク等から構成された記憶装置とを備えている(いずれも図示しない)。なお、通信手段は、通信制御手段15によって制御されるようになっている。
また、コンピュータ端末11は、機能的構成として、画像データ取得手段16、種別情報取得手段17、条件情報取得手段18、及びデータ送信手段19を備えている。画像データ取得手段16は、撮像手段13から出力される画像データ、すなわち料理の「食べ残し」に関する画像データを取得するものである。種別情報取得手段17は、識別情報読取手段14によって読み取られた識別番号を取得するとともに、取得した識別番号を基に料理の種別を認識するものである。また、条件情報取得手段18は、予め登録されている店舗2の識別コードを記憶手段から読み出すとともに、画像データを取得した時刻をコンピュータ端末11に内蔵されたタイマから認識するものである。データ送信手段19は、画像データ取得手段16によって取得された画像データ、種別情報取得手段17によって取得された種別情報、及び条件情報取得手段18によって取得された条件情報(識別コード及び時刻)を、通信制御手段15を介してサーバ5に送信するものである。
POSレジスタ12は、一般に市販されているものと同様、機能的な構成として、提供した料理の種別及び数量等を入力させるための入力装置21と、入力されたこれらの情報を認識する売上情報認識手段22と、売上情報認識手段22によって認識された売上情報をサーバ5に送信する売上情報送信手段23とを備えている。なお、データ送信手段19から送信される「食べ残し」に関する情報と、売上情報送信手段23から送信される売上情報とは、互いに同期しておらず、どちらも取得され次第速やかに送信される。
一方、サーバ5は、主たる制御を司るCPUと、プログラムやデータが記憶されたRAM及びROMと、ネットワーク6を介してデータの送受信を行う通信手段(いずれも図示しない)と、ハードディスク等から構成されたデータ記憶手段29(図3参照)と、処理された情報を取出すディスプレイ26及び表示制御手段27と、キーボードやポインティングデバイス等、情報を直接入力させるための入力装置44とを備えている。なお、通信手段は、通信制御手段28によって制御されるようになっている。
データ記憶手段29には、少なくとも、各端末装置3から送信された情報、すなわち画像データ30、種別情報31、条件情報32、及び売上情報33と、サーバ5において作成された情報、すなわち残量情報34及び集計情報35が記憶されるようになっている。なお、残量情報34及び集計情報35の詳細については後述する。ここで、データ記憶手段29が、本発明の画像記憶手段及び売上情報記憶手段に相当する。
ところで、このサーバ5には、食事情報管理プログラムが記憶されており、このプログラムを実行させることにより、以下に示す機能的構成を有するものになる。
すなわち、サーバ5は、データ認識手段36、品目別認識手段37、残量検出手段38、残量集計手段39、及び売上情報認識手段40を備えている。データ認識手段36は、端末装置3から送信された夫々のデータを認識するものであり、認識したデータ(個別のデータ)をデータ記憶手段29に記憶する。
品目別認識手段37は、料理を品目毎に区分けし品目毎の画像データを認識するものであり、特に食器形状認識手段41及び品目判定手段42を有している。図4を基に詳しく説明する。例えば、料理が「うなぎ定食」の場合、図4(A)に示すように、うなぎ51、ご飯52、お吸い物53、サラダ54、及びデザート55等の品目が食器に盛り付けられて食膳50の上に載置されている。なお、これらの食器の形態は品目毎に定められており、しかも異なる品目においては、食器の大きさまたは形状が互いに異なるように設定されている。換言すれば、食器の大きさ及び形状を認識することにより、品目の種類を特定することができるようになっている。そこで、食器形状認識手段41では、まず食膳50の画像データを背景画像データとして予め登録しておき、撮像された画像データと背景画像データとの差分を取得することにより、食器(「食べ残し」を含む)の画像データのみを取得する。また、夫々の食器の画像データを基に、食器毎の輪郭形状58(図4(B)参照)を認識する。具体的には、食器の輪郭形状58を構成する曲線に対して複数の特徴点を求め、その座標を検出する。品目判定手段42は、食器形状認識手段41によって認識された輪郭形状58と、予め記憶された食器毎の輪郭形状とを照合し、食器の種類すなわち食器に盛られた品目の種類を判定する。
残量検出手段38は、画像データを基に、品目毎の食べ残し量を検出するものであり、食べ残し認識手段43を有している。食べ残し認識手段43は、夫々の食器の画像データを背景画像データとして予め登録しておき、品目別認識手段37によって認識された品目の種類に対応する食器の背景画像データと、食器形状認識手段41によって取得された食器の画像データとの差分を取得することにより、「食べ残し」の画像データのみを取得する。これによれば、図4(C)に示すように、例えばご飯52、サラダ54、及びデザート55のみが残された画像データが生成される。また、残量検出手段38は、食べ残し認識手段43によって取得された「食べ残し」の画像データの輪郭形状における座標を認識し、輪郭形状の大きさを算出する。そして、このように求められた「輪郭形状の大きさ」を「食べ残し」量とみなしている。なお、残量集計手段39によって検出された「食べ残し」量は、残量情報34としてデータ記憶手段29に記憶される。
残量集計手段39は、データ記憶手段29に記憶された残量情報34、すなわち夫々の「食べ残し」量を、品目毎に集計するものであり、具体的には各料理に対して、「食べ残し」量の平均を品目毎に算出するとともに、提供量に対する「食べ残し」量の割合(すなわち残飯率)を算出する。なお、平均値の母集団として、各店舗を対象としてもよく、組織全体を対象としても良い。残量集計手段39によって算出された残飯率は集計情報35としてデータ記憶手段29に記憶される。
売上情報認識手段40は、端末装置3のPOSレジスタ12から送信された売上情報33を認識し、その売上情報33をデータ記憶手段29に記憶させるものである。なお、売上情報33には、売上数量が含まれており、必要に応じて読み出すことが可能になる。
また、サーバ5には、ディスプレイ26に表示される表示画面を、入力装置44の操作に応じて切り替える表示切替手段45が備えられている。表示切替手段45によって切り替えられる表示画面、すなわち表示制御手段27によって表示される表示画面は特に限定されるものではないが、例えば、図5(A),(B)に示す表示画面60,64を示すことができる。表示画面60は、顧客毎の「食べ残し」状況を示すものであり、「食べ残し」を含む食膳50全体の画像61と、店舗2の名称、地域、及び食事の時刻等の条件情報62と、各料理(例えば「うなぎ定食」)における品目毎の「食べ残し」量の一覧63とが表示される。また、表示画面64は、店舗2毎の集計結果を示すものであり、店舗2の名称及び地域を含む条件情報65と、料理毎の売上数量66と、各料理における品目毎の残飯率(平均値)を示す一覧67とが表示される。つまり、表示制御手段27は、本発明の画像表示制御手段、残量表示制御手段、集計結果表示制御手段、及び数量表示制御手段として機能し、各種情報をディスプレイ26に表示する。
次に、本実施形態の管理システム1の動作、特にコンピュータ端末11及びサーバ5における処理の流れについて説明する。図6に示すように、まず、コンピュータ端末11では、撮像の指示信号が入力されると(具体的には食事済みの食膳50が所定の位置に搬送され、それが位置センサによって検出されると)(ステップS1においてYES)、食膳50に取付られているICチップ56から料理の種別情報を取得する(ステップS2)とともに、予め登録された店舗2の識別コードやタイマによって計時されている現在時刻等の条件情報を取得する(ステップS3)。その後、撮像手段13によって、「食べ残し」及び食器を含む食膳50全体を撮像する(ステップS4)。そして、取得された画像データ及び各種情報をサーバ5に送信する(ステップS5)。また、コンピュータ端末11では、POSレジスタ12から売上情報が出力されると(ステップS6においてYES)、その売上情報をサーバ5に送信する(ステップS7)。そして、終了指示が入力されるまで(ステップS8においてNO)、ステップS1〜ステップS7の処理を繰り返し実行する。つまり、画像データが取得される毎、及び売上情報が出力される毎に、これらの情報を端末装置3からサーバ5に随時送信するようにしている。
一方、サーバ5では、図7に示すように、端末装置3のコンピュータ端末11から情報が送信されると(ステップT1においてYES)、受信した画像データ及び各種情報を記憶する(ステップT2)とともに、品目別認識手段37によって品目別の画像データを認識し品目を判断する(ステップT3)。その後、残量検出手段38によって品目毎の「食べ残し」量を検出し、それを記憶する(ステップT4,T5)。
また、サーバ5において、表示をさせる旨が入力された場合には(ステップT6においてYES)、まず画像を表示させるモードが選択されているか否かを判断する(ステップT7)。そして、このモードが選択されている場合には(YES)、図5(A)に示すように、顧客毎の画像データ及び各種情報を表示させる(ステップT8)。一方、このモードが選択されていない場合、すなわち集計結果を表示させるモードが選択された場合には(ステップT7においてNO)、残量集計手段39によって「食べ残し」量を集計し(ステップT9)、図5(B)に示すように、集計結果(残飯率)及び売上数量を料理毎に表示させる(ステップT10)。なお、終了指示が入力されるまで(ステップT11においてNO)、ステップT1〜ステップT10)の処理を繰り返し実行する。
このように、上記の管理システム1では、管理本部4において、各店舗2における料理の「食べ残し」状況を簡単に把握することができるため、夫々の料理に対する顧客の感想(メッセージ)を、「食べ残し」の有無または「食べ残し」量の認識を通じて把握することができる。このため、顧客の感想を、今後提供する料理に反映させることが可能になり、「食べ残し」量が少なくなるような料理の開発に力を注ぐことが可能になる。したがって、食事に対する顧客の満足度を一層高めることが可能になる。例えば、「うなぎ定食」において、「デザート」55の「食べ残し」が多い場合には、「デザート」55の内容を変更することにより、「うなぎ定食」に対する顧客の満足度を一層高めることができる。また、全ての店舗における全ての「食べ残し」状況を一元的に管理することができるため、顧客の満足度と「食べ残し」量との関係が明確となり、例えば一個人における好き嫌いや体調の悪化等によって「食べ残し」があったとしても、その影響を受けることなく、顧客の平均的なメッセージを確実に把握することができる。しかも、「食べ残し」量が少なくなることから、外食産業における生ごみの発生量を低減することができ、環境改善に寄与することが可能になる。
また、上記の管理システム1では、表示画面60において「食べ残し」量が一覧63で表示されることから、画像61のみでは認識し難い場合でも、品目毎の「食べ残し」状況を速やかに把握させることができる。また、この表示画面60には店舗2の地域や食事の時刻等も表示されるため、これらの条件情報と「食べ残し」状況との関係を把握させることができ、この関係を、提供する料理に反映させることが可能になる。例えば、「ご飯」の場合、食事の時間によって「食べ残し」量が異なり、昼食の方が夕食よりも多く残されることとなるが、この場合には昼食におけるご飯の量を減らすことにより、顧客の満足度を低下させることなく、残飯率を低減することが可能になる。
さらに、上記の管理システム1では、表示画面64において、「食べ残し」量に関する集計結果(残飯率)が表示されることから、表示画面60によって顧客毎の「食べ残し」状況を確認しなくても、各料理における品目別の「食べ残し」量が一目瞭然となり、「食べ残し」状況を極めて容易に把握させることができる。また、表示画面64には、残飯率の一覧67とともに、料理毎の売上数量が表示されるため、売上と「食べ残し」状況とを把握した上で、顧客に提供する料理を検討することが可能になる。例えば、売上の多い料理に対して残飯率を低減させれば、「食べ残し」の総量が大幅に減少するとともに、顧客における満足度の向上から売上を大きく伸ばすことが可能になる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、以下に示すように、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
すなわち、本実施形態の管理システム1では、「食べ残し」量を検出する方法として、撮像した画像データを利用して「食べ残し」の画像を抽出するとともに、「食べ残し」の輪郭形状から「食べ残し」の面積を算出するものを示したが、各品目の色を予め登録しておき、撮像された画像の中から夫々の品目の色の領域を抽出することにより「食べ残し」の面積を算出するようにしてもよい。また、撮像手段13とは別に温度の変化を検出する赤外線センサ等を備えるようにし、食膳50上の温度分布を基に、夫々の品目における「食べ残し」量を認識するようにしてもよい。ただし、本例のように画像データを利用することにより、全体の構成が簡略化され、端末装置3を安価に構成することができる。
また、本実施形態の管理システム1では、食膳50上の品目を特定するために、画像データを基に食器の形状を認識し、予め登録された食器の形状データと照合させるものを示したが、品目の種別に係る種別情報が書き込まれたICチップを食器に埋設させるようにしてもよい。これによれば、食器の大きさ及び形状が互いに等しくても、食器の種類と品目とが対応付けられていれば、品目の種別を確実に特定することができる。
本実施形態の管理システム1では、表示画面60において、食膳50全体の画像データ、すなわち撮像手段13から出力された画像データをそのまま表示させるものを示したが、食べ残し認識手段43によって認識された画像(図4(C)参照)を表示させるようにしてもよい。これによれば、「食べ残し」のみが表示されるため、「食べ残し」の把握が一層容易になる。
本実施形態の管理システム1では、料理の種別、時刻等の条件情報、及び売上情報を取得して、画像データとともに表示させるものを示したが、これ以外の情報、例えば、顧客に関する情報(年齢、性別、及び職業等)を入力させるようにし、この顧客情報を表示させるようにしてもよい。これによれば、例えば、「食べ残し」状況を、顧客の性別または年齢別に分析することが可能になり、顧客のメッセージを一層的確に把握させることが可能になる。
また、本実施形態の管理システム1では、端末装置3を、コンピュータ端末11及びPOSレジスタ12から構築するものを示したが、カメラ付きのPOSレジスタを利用すれば、POSレジスタのみで端末装置3を構築することも可能である。
さらに、本実施形態の食事情報管理システム1では、画像データ及び各種情報をサーバ5のディスプレイ26に表示させるものを示したが、サーバ5にネットワーク6を介して接続された管理者用のコンピュータ端末におけるディスプレイに表示させるようにしてもよい。この場合には、サーバ5と管理者用のコンピュータ端末とを組み合わせたものが、本発明の管理者用のコンピュータに相当することになる。
1 食事情報管理システム(管理システム)
2 店舗
3 端末装置
4 管理本部(管理者)
5 サーバ(コンピュータ)
6 ネットワーク(通信ネットワーク)
13 撮像手段
17 種別情報取得手段
18 条件情報取得手段
19 データ送信手段
22 売上情報認識手段
23 売上情報送信手段
26 ディスプレイ
27 表示制御手段(画像表示制御手段,残量表示制御手段,集計結果表示制御手段,数量表示制御手段)
29 データ記憶手段(画像記憶手段,売上情報記憶手段)
30 画像データ
31 種別情報
32 条件情報
33 売上情報
35 集計情報(集計結果)
37 品目別認識手段
38 残量検出手段
39 残量集計手段
2 店舗
3 端末装置
4 管理本部(管理者)
5 サーバ(コンピュータ)
6 ネットワーク(通信ネットワーク)
13 撮像手段
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19 データ送信手段
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23 売上情報送信手段
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27 表示制御手段(画像表示制御手段,残量表示制御手段,集計結果表示制御手段,数量表示制御手段)
29 データ記憶手段(画像記憶手段,売上情報記憶手段)
30 画像データ
31 種別情報
32 条件情報
33 売上情報
35 集計情報(集計結果)
37 品目別認識手段
38 残量検出手段
39 残量集計手段
Claims (6)
- 食事を提供する店舗に配設された端末装置と、前記店舗を運営する管理者用のコンピュータとを通信ネットワークを介して接続し、前記端末装置から前記コンピュータに食事に関する情報を送信する食事情報管理システムであって、
前記端末装置は、
料理の食べ残しを食膳毎または食器毎に撮像する撮像手段と、
該撮像手段から出力される画像データを前記コンピュータに送信するデータ送信手段とを備え、
前記コンピュータは、
前記端末装置から送信された前記画像データを受信し、該画像データを記憶する画像記憶手段と、
記憶された前記画像データを基に前記食べ残しの画像をディスプレイに表示させる画像表示制御手段と
を備えることを特徴とする食事情報管理システム。 - 前記端末装置は、
料理の種別に関する種別情報を取得する種別情報取得手段をさらに備え、
前記データ送信手段は、取得された前記種別情報を、前記画像データとともに前記コンピュータに送信することを特徴とする請求項1に記載の食事情報管理システム。 - 前記端末装置は、
前記店舗の場所または食事の時刻等、食事の条件に関する条件情報を取得する条件情報取得手段をさらに備え、
前記データ送信手段は、取得された前記条件情報を、前記画像データとともに前記コンピュータに送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の食事情報管理システム。 - 料理を品目毎に区分けし品目毎の画像データを認識する品目別認識手段と、
前記画像データを基に、品目毎の食べ残し量を検出する残量検出手段と、
検出された品目毎の前記食べ残し量を、前記ディスプレイに表示させる残量表示制御手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一つに記載の食事情報管理システム。 - 前記コンピュータは、
前記残量検出手段によって検出された前記食べ残し量を品目毎に集計する残量集計手段と、
該残量集計手段によって集計された集計結果を、各料理に対応付けて表示させる集計結果表示制御手段と
をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の食事情報管理システム。 - 前記端末装置は、
料理の売上に関する売上情報を料理毎に認識する売上情報認識手段と、
認識された前記売上情報を前記コンピュータに送信する売上情報送信手段とをさらに備え、
前記コンピュータは、
前記端末装置から送信された前記売上情報を受信し、該売上情報を記憶する売上情報記憶手段と、
記憶された前記売上情報を基に料理毎の売上数量を認識し、該売上数量を前記集計結果とともに表示させる数量表示制御手段とをさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の食事情報管理システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004109868A JP2005293395A (ja) | 2004-04-02 | 2004-04-02 | 食事情報管理システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004109868A JP2005293395A (ja) | 2004-04-02 | 2004-04-02 | 食事情報管理システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005293395A true JP2005293395A (ja) | 2005-10-20 |
Family
ID=35326229
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|---|---|---|---|
| JP2004109868A Pending JP2005293395A (ja) | 2004-04-02 | 2004-04-02 | 食事情報管理システム |
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