JP2005294214A - 多相開閉器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 断路器、接地開閉器などの多相開閉器を小型化する。
【解決手段】 多相開閉器1の各相の固定接触子4及び可動接触子5を同一平面上に配置し、更に、各相の開閉器を同一平面上に配置する。そのために、平面上で放射状に延びた相数分の脚部2を有する絶縁保持部3が設けられ、各脚部2の間の空間に、固定接触子4と可動接触子5からなる開閉器が配置される。多相開閉器が平面的に構成されるため、その高さを低減することができる。したがって、多相開閉器をGISなどに複数台収納する場合であっても、その高さを拡大する必要がない。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ガス絶縁開閉装置(以下「GIS」と言う。)、気中キュービクルなどで使用される多相開閉器に関するものである。
従来の多相開閉器について、図を用いて説明する。
図1は、GISの断路器容器31の内部構造を示す。
断路器容器31内に、3相開閉器である断路器/接地開閉器32が配置される。図示の断路器/接地開閉器32は、1相分の開閉器を構成しており、図の奥行き方向に3相分が並べられる。
断路器/接地開閉器32は、断路器DSと接地開閉器ESから構成される。断路器容器31の外部から導入された主回路導体33が可動接触子34のヒンジ部が35と接続される。断路器DSの固定接触子36は、容器31内で主回路導体(図示省略)と接続される。
容器31に保持された接地端子36の先端部が接地開閉器ESの固定接触子となる。
可動接触子34は、断路器DSと接地開閉器ESとで共用される。可動接触子34は、図示しない操作機構と連結されたリンク機構37により駆動される。断路器/接地開閉器32は、断路器DSが「入」の位置、断路器DSと接地開閉器ESの両方が「切」の位置、接地開閉器ESが「入」の位置の3位置で停止する3位置開閉器を構成する。
このような従来の3相開閉器は、構造が立体的であり、形状が大きくなる。このため、GISなどに使用する場合、装置の形状が大きくなってしまう。さらに、GISの受電ユニットなどでは、ユニット内に、断路器/接地開閉器、避雷器用開閉器などの3相開閉器が複数台配置されることとなるので、ユニットが大型化することとなる。
図2、図3は、GISの受電ユニットの単線結線図である。
受電ユニットは、母線BUS、ケーブルヘッドCHD、遮断器CBから構成され、遮断器CBの両側に断路器DSが挿入される。ケーブルヘッドCHD側回路には、避雷器LAがSWを介して接続される。各主回路導体は、それぞれ接地開閉器ESにより接地可能とされる。
断路器DSについては、図1に示した断路器/接地開閉器32が使用される。図2の例では、避雷器LA用開閉器SWと接地開閉器ESも一体の開閉器として構成され、図1の断路器/接地開閉器32と同様の構造の開閉器が使用される。したがって、受電ユニット内に、3つの3相開閉器が配置されることになる。図3の回路例では、避雷器LA用の開閉器SWと接地開閉器ESとは別々に構成される。したがって、受電ユニット内に、4つの3相開閉器が配置されることになる。
このように、受電ユニットは複数の3相開閉器を収納する必要があったが、3相開閉器の小型化が実現できなかったため、受電ユニットの高さが高くなるのが避けられなかった。
これに対して、断路器と接地開閉器を平面的に並べて配置することにより、断路器/接地開閉器の高さを低減することが提案されている(特許文献1参照)。
特開平11−89029号公報
ただ、この特許文献1に記載された断路接地装置は、単相用であるので、3相用として使用する場合には3台を必要とし、結局、小型化には寄与できていなかった。
このように、従来の多相開閉器は形状が大きいという問題があった。そのため、それを収納する開閉装置なども大型化してしまうという問題があった。
本発明は、多相開閉器を小型化することを目的とするものである。
本発明は、上記目的を達成するためになされたもので、多相開閉器の各相の固定接触子及び可動接触子を同一平面上に配置し、更に、各相の開閉器を同一平面上に配置する。そのために、平面上で放射状に延びた相数分の脚部を有する絶縁保持部が設けられ、各脚部の間の空間に、固定接触子と可動接触子からなる各相の開閉器が配置される。
なお、本明細書では、上記のように「固定接触子及び可動接触子を同一平面上に配置する」「各相の開閉器を同一平面上に配置する」という表現がされる。これらの記載における「平面」は、厳密な意味での平面を意味するものではない。ここで言う「平面」は、本発明の多相開閉器の高さを低減するという目的が達成できる範囲であれば、高さ方向に若干の幅があっても差し支えないものである。
本発明によれば、多相開閉器が平面的に構成されるため、その高さを低減することができる。しかも、3相分の開閉器を1平面上に配置できるので縮小化の効果は高い。したがって、多相開閉器をGISなどに複数台収納する場合であっても、GISなどの高さを低くすることができる。
本発明を適用した3相開閉器について図を用いて説明する。
図4は、3相開閉器1を上から見た状態を示す平面図である。
3本の脚部2により絶縁保持部3が形成される。3本の脚部2は、中心部から外側に放射状に伸び、中心部で一体化される。3本の脚部2の間に形成された3つの空間のそれぞれに各相の開閉器が配置される。
図5に絶縁保持部3の構造を示す。脚部2相互間の空間において、各脚部2に、2つの固定接触子4が互いに向き合った状態で取り付けられる。一方の脚部2の中心側に、可動接触子5用のヒンジ部6が取り付けられる。固定接触子4とヒンジ部6は、ボルトにより脚部2に取り付けられる。
図6に、可動接触子5の構造を示す。可動接触子5は、2枚の導電板7で構成される。可動接触子5は、一端でヒンジ部6に回動可能にボルト締めされ、中間部で接圧バネ10により接触圧力が付与され、他端で固定接触子4を弾力的に挟み込む。また、他端の外側に突起13が設けられる。
図4に戻ると、絶縁保持部3の外周に、可動接触子5を開閉駆動するための移動部8が配置される。
図7に、移動部8の構造を示す。移動部8は、金属製又は絶縁物製のリング状部材で構成され、外周の一部又は全部に歯車部9が形成される。移動部8の内周側の3箇所に、可動接触子5を駆動するための係合部11が取り付けられる。係合部11は、絶縁材料により構成され、その先端に半径方向に伸びる切り欠き溝12が形成され、可動接触子5に設けた突起13(図6参照)と係合する。
図8に、移動部8を絶縁保持部3に保持するための構成を示す。絶縁保持部3の脚部2の先端に、先端方向に開放された凹部14が形成される。凹部14の内部にローラ15が回転可能に取り付けられる。移動部8の内周部分がローラに接触し、上下両面が凹部14の上下面により支持される。この構成により、移動部8は、絶縁保持部3により、円周方向に移動可能に保持される。
図4に戻り、操作部(図示省略)により回転駆動される歯車16が、移動部8の外周に形成された歯車部9と噛み合うように配置される。操作部の駆動により歯車16が回転をすると、移動部8は円周方向に往復移動をする。この移動により、係合部11と係合する可動接触子5は、ヒンジ部6を中心にして2つの固定接触子4の間を往復運動をする。
図9を用いて、3相開閉器1の開閉動作を説明する。
操作器の駆動により移動部8が往復回転運動することにより、可動接触子5をA、B、Cの3つの位置で停止させる。Aは、可動接触子5が一方の固定接触子4と接触した状態、Bはいずれとも接触しない状態、Cは、他方の固定接触子4と接触した状態である。A、B、Cの3位置で停止させることにより3位置開閉器として使用でき、A、Cの2位置でのみ停止させることにより2位置開閉器として使用できる。
3相開閉器1は、可動接触子5を共通にした2つの開閉器として、種々の用途に使用できる。例えば、一方を断路器、他方を接地開閉器とした断路器/接地開閉器として、両方を断路器として、あるいは、両方を接地開閉器として使用することができる。さらに、避雷器用などの一般用開閉器と接地開閉器とを一体化したものとしても使用できる。
図10を用いて、以上説明した3相開閉器1をGISの受電ユニットに適用した例を説明する。図は受電ユニット17の内部構成を示すもので、図2の単線結線図に示す回路が収納されている。
(A)は、ケーブルヘッドCHDをユニット後面に配置した例を示す。受電ユニット17内に、SF6ガスなどの絶縁ガスを封入し、主回路機器を収納した容器18が配置される。容器18の前面に、母線BUSと、遮断器、断路器を操作するための操作器19が配置され、後面にケーブルヘッドCHD、変流器CTが配置される。これら全体は、外壁20により覆われる。
容器18内には、下から順に、断路器/接地開閉器DS/ES、遮断器CB、断路器/接地開閉器DS/ES、避雷器用開閉器/接地開閉器SW/ESが配置される。各開閉器DS/ES、SW/ESは、3相開閉器1で構成される。
各3相開閉器1は、絶縁保持部3を適当な手段で保持することにより容器18内に固定できる。それぞれの固定接触子4、可動接触子5が、導体により、母線BUS、ケーブルヘッドCHD、避雷器、接地端子などに接続されることにより、図2に示す回路が構成される。
図10(B)は、ケーブルヘッドCHDをユニット前面に配置した例を示す。GISを屋内据え付けとする場合、ケーブルは上から降りてくるケースが多い。(B)に示す例では、受電ユニット17の前面に配置された操作器19の上方に形成された空間にケーブルヘッドCHDを配置する。この場合、変流器CTは、ユニット外部に配置される。
このようにケーブルヘッドCHDをユニット前面のスペースに配置することで、ユニット後面にケーブルヘッドCHDを配置するスペースが不要になる。したがって、ユニットの奥行き寸法を低減することができる。また、保守作業はすべてユニット前面から行えることとなるので、ユニット背面を扉構造とする必要がなくなり、カバー取り付けのみで済むことになる。さらに、ユニット背面の保守スペース必要なくなるため、GIS全体のスペースも縮小できることになる。
各3相開閉器1はそれぞれ別の操作器により操作され、それぞれ別の開閉動作を行う。
図10から明らかなように、3相開閉器1は、平面的に構成されて高さが低く抑えられるので、図示のように3台を配置する場合であっても、受電ユニット17の高さを低く抑えることができる。
以上、本発明の実施例について説明をしたが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、以下に示すように種々の変更が可能である。
(例1)
上記実施例では、1相分の開閉器について2つの固定接触子4が設けられているが、1つの固定接触子4は使用せず、1つの固定接触子4と1つの可動接触子5だけを使用することで、単一の開閉器として使用できる。また、2つの固定接触子の内、1つの固定接触子を省略し、1相の開閉器について1つの固定接触子4と1つの可動接触子5だけを設けることで、単一の開閉器として使用できる。いずれの場合でも、1平面に多相開閉器を並べて配置できるので、上述の例と同様に小型化が実現できる。
(例2)
本発明の多相開閉器は、3相に限らず、2相、4相などにも適用できる。また、絶縁保持部3の脚部2の数は、必ずしも、相数と同数にする必要はない。例えば、脚部2を4本設け、4つの空間の内の3箇所に開閉器を配置して3相開閉器を構成することもできる。
(例3)
図11に、移動部8の種々の構造を示す。(A)は、歯車部9が移動部8に直接形成される例である。(B)は、歯車部9を移動部8と別体に形成し、ボルトにより移動部8に取り付ける例である。歯車部9は、図示のように一部のみに形成しても良いが、移動部8の外周の全範囲に渡って形成することもできる。
(例4)
図12に、移動部8を駆動するための種々の構成を示す。
(A)は、歯車部9がチェーン21により歯車16と連結されて駆動されるものである。この場合、歯車部9は移動部8の全外周に形成される。
(B)は、歯車部9がウォームギア22により操作機構23と接続されるものである。
従来の3相断路器/接地開閉器の構造を示す図である。 開閉装置の受電ユニットの単線結線図(その1)である。 開閉装置の受電ユニットの単線結線図(その2)である。 本発明の多相開閉器の実施例を示す図である。 図4における絶縁保持部の構成を示す図である。 図4、5における可動接触子の構成を示す図である。 図4における移動部の構成を示す図である。 図4における絶縁保持部と移動部との関係を示す図である。 図4の開閉器の開閉動作を示す図である。 図4の多相開閉器をGISに組み込んだ状態を示す図である。 本発明における移動部の種々の構造を示す図である。 本発明における移動部を駆動するための種々の構成を示す図である。
符号の説明
1…3相開閉器
2…脚部
3…絶縁保持部
4…固定接触子
5…可動接触子
6…ヒンジ部
7…導電板
8…移動部
9…歯車部
10…接圧バネ
11…係合部
12…切り欠き溝
13…突起
14…凹部
15…ローラ
16…歯車
17…受電ユニット
18…容器
19…操作器
20…外壁
21…チェーン
22…ウォームギア
23…操作機構
31…断路器容器
32…断路器/接地開閉器
33…主回路導体
34…可動接触子
35…ヒンジ部
36…接地端子
37…リンク機構

Claims (13)

  1. 1平面上を複数の脚部が中心部から外側に延びて形成された絶縁保持部と、
    隣接する前記脚部の間に形成された空間に配置された開閉部と、
    前記開閉部を構成する固定接触子であって、互いに向き合って前記絶縁保持部に取り付けられた2つの固定接触子と、
    前記開閉部を構成する可動接触子であって、前記絶縁保持部の中心部側にヒンジ部により取り付けられ、前記2つの固定接触子と接触、開離する可動接触子と、
    前記各可動接触子を同時に駆動して、前記固定接触子と接触、開離させる駆動部と、
    を具備することを特徴とする多相開閉器。
  2. 前記駆動部は、
    リング状に形成され、円周方向に移動可能に前記脚部の先端に保持された移動部と、
    前記移動部に取り付けられ、前記可動接触子と係合をして前記可動接触子を前記固定接触子に対して開閉駆動する係合部と、
    操作部による駆動を前記移動部に伝達する駆動伝達部と、
    を具備することを特徴とする請求項1に記載の多相開閉器。
  3. 前記移動部は、外周に形成された歯車部を有し、
    前記駆動伝達部は、前記歯車部と係合する歯車を有するものであること、
    を特徴とする請求項2に記載の多相開閉器。
  4. 前記移動部の歯車部は、移動部と別体に形成され、前記移動部に固定されるものであることを特徴とする請求項3に記載の多相開閉器。
  5. 前記移動部は、外周に形成された歯車部を有し、
    前記駆動伝達部は、前記歯車部と係合するチェーンを有するものであることを特徴とする請求項2に記載の多相開閉器。
  6. 前記移動部は、外周に形成された歯車部を有し、
    前記駆動伝達部は、前記歯車部と係合するウォームギアを有するものであることを特徴とする請求項2に記載の多相開閉器。
  7. 前記駆動部は、前記可動接触子を、2つの固定接触子のいずれかに接触する位置と、いずれにも接触しない位置とで停止可能に駆動することにより、3位置多相開閉器を構成することを特徴とする請求項1に記載の多相開閉器。
  8. 前記開閉部は、断路器と接地開閉器とを構成するものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の多相開閉器。
  9. 前記開閉部は、2つの接地開閉器を構成するものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の多相開閉器。
  10. 前記開閉部は、2つの断路器を構成するものであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の多相開閉器。
  11. 前記開閉部は、1つの固定接触子を不使用とすることで1つの断路器を構成するものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の多相開閉器。
  12. 前記開閉部は、1つの固定接触子を不使用とすることで1つの接地開閉器を構成するものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の多相開閉器。
  13. 前記開閉部は、前記2つの固定接触子の1つが省略され、1つの固定接触子と1つの可動接触子とで1つの開閉器を構成するものであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の多相開閉器。
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