JP2005295075A - 画像情報量圧縮装置及び画像情報量圧縮方法 - Google Patents

画像情報量圧縮装置及び画像情報量圧縮方法 Download PDF

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文利 輕部
Shinichi Hattori
伸一 服部
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Abstract

【課題】 画質の劣化を抑えながら伝送する符号化データ量を削減する。
【解決手段】 ブロック化部101は入力された画像データを複数の画素からなるブロックに分割し、直交変換部102はブロックに分割された画像データを直交変換して各画素の直交変換係数を出力し、量子化部103は直交変換係数を量子化して量子化係数を出力する。閾値設定部104は入力された画像データの周波数成分に基づき、量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値及び係数閾値を設定する。スキャン部105は量子化係数をスキャンし、ゼロ係数検出部106はスキャンされた量子化係数の中からゼロ量子化係数の個数を検出する。係数切り捨て処理部107はゼロラン閾値及び係数閾値、並びに検出されたゼロ量子化係数の個数に基づき、量子化係数をゼロ値に切り捨てる。
【選択図】 図1

Description

この発明は伝送する符号化データ量を削減する画像情報量圧縮装置及び画像情報量圧縮方法に関するものである。
伝送する画像情報量を削減するために、従来では例えば特許文献1に示すように、低周波領域から高周波領域に向かって順番に量子化係数がゼロ値か非ゼロ値かを調べ、ゼロ係数がある設定値以上続いた場合に、それ以降の量子化係数をゼロ値に切り捨てて量子化係数中のゼロランを長くするという処理が行われている。
特開平4−196695号公報(第2頁右上欄9行〜第2頁左下欄4行)
従来の画像情報量圧縮装置は以上のように構成されているので、量子化係数をゼロ係数の連続する数(ゼロラン)だけを基準に切り捨て、しかも、一度ゼロランが閾値を超えるとそれ以降の量子化係数を全てゼロに切り捨ててしまうので、中周波数領域から高周波数領域にかけて重要な量子化係数も切り捨ててしまい、画質の劣化を招くという課題があった。場合によっては、低周波数領域の係数もゼロに切り捨てられる可能性がある。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、重要な量子化係数を切り捨てることなく量子化係数をゼロ値に切り捨てて長いゼロランを発生させることで、画質の劣化を抑えながら伝送する符号化データ量を削減することができる画像情報量圧縮装置及び画像情報量圧縮方法を得ることを目的とする。
この発明に係る画像情報量圧縮装置は入力された画像データを複数の画素からなるブロックに分割するブロック化部と、ブロックに分割された画像データを直交変換して各画素の直交変換係数を出力する直交変換部と、上記直交変換係数を量子化して量子化係数を出力する量子化部と、上記入力された画像データの周波数成分に基づき、上記量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値及び係数閾値を設定する閾値設定部と、上記量子化部により出力された量子化係数を低周波領域から高周波領域に向かってスキャンするスキャン部と、上記スキャンされた量子化係数の中からゼロ量子化係数の個数を検出するゼロ係数検出部と、上記閾値設定部により設定されたゼロラン閾値及び係数閾値、並びに上記ゼロ係数検出部により検出されたゼロ量子化係数の個数に基づき、上記量子化部により出力された量子化係数をゼロ値に切り捨てる係数切り捨て処理部とを備えたものである。
この発明によれば、重要な量子化係数を切り捨てることなく量子化係数をゼロ値に切り捨てて長いゼロランを発生させ、画質の劣化を抑えながら伝送する符号化データ量を削減することができるという効果がある。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による画像情報量圧縮装置の構成を示すブロック図である。この画像情報量圧縮装置は、ブロック化部101、直交変換部102、量子化部103、閾値設定部104、スキャン部105、ゼロ係数検出部106、係数切り捨て処理部107及び可変長符号化部108を備えている。
次に動作について説明する
ブロック化部101は入力画像信号又は予測誤差信号の画像データを複数の画素、例えば8×8画素からなるブロックに分割する。直交変換部102はブロックに分割された画像データを直交変換し空間周波数領域に変換して各画素の直交変換係数を出力する。量子化部103は直交変換係数を量子化して量子化係数を出力する。閾値設定部104は入力された画像データの周波数成分に基づき量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値α及び係数閾値βを設定する。
スキャン部105は、量子化部103により出力された量子化係数を、例えば図2又は図3に示すように、低周波領域から高周波領域に向かってスキャンする。
図2はスキャン部105によるジグザグスキャン方式を示す図であり、図3はスキャン部105によるオルタネートスキャン方式を示す図であり、図2及び図3における各数字はそれぞれのスキャン順序を示している。
ゼロ係数検出部106はスキャン部105によりスキャンされた量子化係数の中からブロック中のゼロ量子化係数を検出し、ゼロ量子化係数が連続する場合にはその個数をカウントする。
係数切り捨て処理部107は、閾値設定部104により設定されたゼロラン閾値及び係数閾値、並びにゼロ係数検出部106により検出された連続するゼロ量子化係数の個数に基づき、量子化部103により出力された量子化係数をゼロ値に切り捨てる。可変長符号化部108は係数切り捨て処理部107による係数切り捨て処理後の量子化係数に対して可変長符号化処理を実行して符号化データを出力する。
次に係数切り捨て処理部107による係数切り捨て処理の動作について説明する。
図4はブロック化部101により画像データを8×8画素にブロック分割した場合の周波数成分を示す図である。図4において、C(n)は量子化部103から出力される量子化係数であり、C(1)はDC成分の量子化係数で、C(2)〜C(64)はAC成分の量子化係数である。
図5は係数切り捨て処理部107による係数切り捨て処理の動作を示すフローチャートである。ステップST1において、量子化部103より量子化係数C(n)を入力する。ここではn=1である。
ステップST2において、ゼロ係数検出部106により検出された連続するゼロ量子化係数のカウントが闘値設定部104により設定されたゼロラン閾値α(0以上)以上か否かを判定する。連続するゼロ量子化係数のカウントがゼロラン閾値α以上の場合にはステップST3に移行する。連続するゼロ量子化係数のカウントがゼロラン閾値αより小さい場合には、切り捨て処理を実行せずにステップST5に移行する。
ステップST3において、連続するゼロ量子化係数に続く非量子化係数C(n)が闘値設定部104により設定された係数閾値β(0以上)未満か否かを判定する。非量子化係数C(n)が係数閾値β以上の場合には、切り捨て処理を実行せずにステップST5に移行する。非量子化係数C(n)が係数閾値β未満の場合にはステップST4に移行する。
ステップST4において、非量子化係数C(n)をゼロ値に切り捨てる処理が実行されてステップST5に移行する。ステップST5において、ブロックにおける全ての量子化係数C(n)の処理が終了したかを判定し、n=64でなければ、ステップST6でnを更新してステップST1に戻り、n=64であれば係数切り捨て処理を終了する。
次に、係数切り捨て処理部107による切り捨て処理の動作について、具体的な例を上げて説明する。
図6は入力される画像データの高周波成分が大きい場合の量子化部103から出力される量子化係数の例を示す図であり、図7は入力される画像データの高周波成分が小さい場合の量子化部103から出力される量子化係数の例を示す図である。図6及び図7において、黒丸は量子化係数がゼロ値であることを表す。一般的に、画像信号はピクチャによって異なった特徴を持ち、階調変化の激しい画像や緩やかな画像がある。また、同一ピクチャにおいてもブロック毎に異なった特徴を持っている。つまり、画像データの特性は入力画像により動的に変化し、図6及び図7はその一例である。
図6及び図7に示すように、スキャン順序で8番目の量子化係数の前にゼロランが4個存在している場合、従来例では、例えばゼロランが3個続いたらそれ以降の量子化係数を全てゼロ値に切り捨てると、8番目以降の全ての量子化係数がゼロ値に切り捨てられ、中周波領域から高周波領域の量子化係数を考慮せずに切り捨ててしまうことがある。一方、この実施の形態1では、闘値設定部104が入力される画像データの高周波成分を算出して量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値α及び係数閾値βを設定し、係数切り捨て処理部107が画像特性を考慮しながら量子化係数をゼロ値に切り捨てることにより、中周波領域から高周波領域の量子化係数をゼロ値に切り捨てたことによる画質の劣化を回避することができる。
図6に示す入力される画像データの高周波成分が大きい場合の例では、スキャン順序で51番目の量子化係数の値が2、57番目の量子化係数の値が1、60番目の量子化係数の値が1、61番目の量子化係数の値が3、62番目の量子化係数の値が1、64番目の量子化係数の値が1となっている。このような場合には、スキャン順で最後の高周波領域の方まで非ゼロ量子化係数が存在している。そこで、闘値設定部104がゼロラン閾値αを高く設定すると共に係数閾値βを低く設定し、係数切り捨て処理部107が、連続するゼロ係数の個数が多く、かつそれに続く非ゼロ量子化係数の値が小さい場合に量子化係数を切り捨てるようにする。例えば、ゼロラン閾値αを4に設定し、係数閾値βを2に設定することによって、57番目の量子化係数をゼロ値に切り捨てることができる。
図7に示す入力される画像データの高周波成分が小さい場合の例では、スキャン順序で50番目の量子化係数の値が1、51番目の量子化係数の値が5、57番目の量子化係数の値が2、60番目の量子化係数の値が1となっている。このような場合には、スキャン順で最後の高周波領域の方には非ゼロ量子化係数が存在しておらず、存在している場合でもその値は小さい。そこで、闘値設定部104がゼロラン閾値αを低く設定すると共に係数閾値βも低く設定し、係数切り捨て処理部107が、連続するゼロ係数の個数が少ない場合でも、非ゼロ量子化係数の値が小さい場合に量子化係数を切り捨てるようにする。例えば、ゼロラン閾値αを1に設定し、係数閾値βを3に設定することによって、57番目及び60番目の量子化係数をゼロ値に切り捨てることができる。
以上のように、この実施の形態1によれば、闘値設定部104が入力される画像データの高周波成分に基づき量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値α及び係数閾値βを設定し、係数切り捨て処理部107が、閾値設定部104により設定されたゼロラン閾値及び係数閾値、並びにゼロ係数検出部106により検出された連続するゼロ量子化係数の個数に基づき、量子化部103により出力された量子化係数をゼロ値に切り捨てることにより、重要な量子化係数を切り捨てることなく量子化係数をゼロ値に切り捨てて長いゼロランを発生させ、画質の劣化を抑えながら伝送する符号化データ量を削減することができるという効果が得られる。
また、高周波成分を考慮するには、入力画像信号の高周波成分を利用せずに、スキャン部105の出力を利用することも考えられる。しかし、スキャン部105の出力を利用する場合には、ブロック内の量子化係数を一度全てスキャンして高周波成分を解析し、切り捨て処理を実行するために再度スキャンしなければならない。一方、入力される画像データの高周波成分を利用する場合には、ブロック内の量子化係数のスキャンは一回で済み、切り捨て処理までの実行時間を短縮することができるという効果が得られる。
なお、この実施の形態1では、画像データの高周波成分に基づいてゼロラン閾値α及び係数閾値βを設定しているが、画像データの低周波成分や中周波成分に基づいてゼロラン閾値α及び係数閾値βを設定しても同様の効果が得られる。
また、この実施の形態1では、ブロックサイズを8×8としたが、ブロックサイズは任意である。
また、この発明は、システムや装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。
この発明の実施の形態1による画像情報量圧縮装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1による画像情報量圧縮装置のスキャン部によるジグザグスキャン方式を示す図である。 この発明の実施の形態1による画像情報量圧縮装置のスキャン部によるオルタネートスキャン方式を示す図である。 この発明の実施の形態1による画像情報量圧縮装置のブロック化部により画像データを8×8画素にブロック分割した場合の周波数成分を示す図である。 この発明の実施の形態1による画像情報量圧縮装置の係数切り捨て処理部による係数切り捨て処理の動作を示すフローチャートである。 入力される画像データの高周波成分が大きい場合の量子化部から出力される量子化係数の例を示す図である。 入力される画像データの高周波成分が小さい場合の量子化部から出力される量子化係数の例を示す図である。
符号の説明
101 ブロック化部、102 直交変換部、103 量子化部、104 闘値設定部、105 スキャン部、106 ゼロ係数検出部、107 係数切り捨て処理部、108 可変長符号化部。

Claims (4)

  1. 入力された画像データを複数の画素からなるブロックに分割するブロック化部と、
    ブロックに分割された画像データを直交変換して各画素の直交変換係数を出力する直交変換部と、
    上記直交変換係数を量子化して量子化係数を出力する量子化部と、
    上記入力された画像データの周波数成分に基づき、上記量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値及び係数閾値を設定する閾値設定部と、
    上記量子化部により出力された量子化係数を低周波領域から高周波領域に向かってスキャンするスキャン部と、
    上記スキャンされた量子化係数の中からゼロ量子化係数の個数を検出するゼロ係数検出部と、
    上記閾値設定部により設定されたゼロラン閾値及び係数閾値、並びに上記ゼロ係数検出部により検出されたゼロ量子化係数の個数に基づき、上記量子化部により出力された量子化係数をゼロ値に切り捨てる係数切り捨て処理部とを備えた画像情報量圧縮装置。
  2. 閾値設定部は、入力された画像データの高周波成分が大きい場合に、ゼロラン閾値を高く設定すると共に係数閾値を低く設定し、入力された画像データの高周波成分が小さい場合に、ゼロラン閾値を低く設定すると共に係数閾値を低く設定することを特徴とする請求項1記載の画像情報量圧縮装置。
  3. 係数切り捨て処理部は、ゼロ係数検出部により検出されたゼロ量子化係数の個数がゼロラン閾値以上で、かつ上記ゼロ量子化係数に続く非量子化係数の値が係数閾値以下の場合に、上記ゼロ量子化係数に続く非量子化係数をゼロ値に切り捨てることを特徴とする請求項1記載の画像情報量圧縮装置。
  4. 入力された画像データを複数の画素からなるブロックに分割し直交変換して量子化した量子化係数を設定された闘値によりゼロ値に切り捨てる画像情報量圧縮方法において、
    上記入力された画像データの周波数成分に基づき、上記量子化係数をゼロ値に切り捨てるためのゼロラン閾値及び係数閾値を設定するステップと、
    上記量子化係数をスキャンしてゼロ量子化係数の個数を検出するステップと、
    設定されたゼロラン閾値及び係数閾値、並びに検出されたゼロ量子化係数の個数に基づき、上記量子化係数をゼロ値に切り捨てるステップとを備えたことを特徴とする画像情報量圧縮方法。
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