JP2005295493A - アンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基板2と、基板2上の表面に形成された導体膜3と、基板2上に導体膜3から離間して配置され、誘電体または磁性体あるいはその両方を兼ね備えた複合材料からなる素体15、25に線状の導体パターン16、26を形成してなる第1及び第2のローディング部4、5と、導体パターン16、26の一端と導体膜3との間に接続されたインダクタ部6と、導体パターン16、26の一端とインダクタ部6との接続点Pに給電する給電部7とを備え、第1のローディング部4、インダクタ部6及び給電部7で第1の共振周波数を設定すると共に、第2のローディング部5、インダクタ部6及び給電部7で第2の共振周波数を設定することを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
また、導体平面上に配置された逆Fアンテナの近傍に非励振電極を配置し、奇モードと偶モードを生成させることで、波長がそれぞれの放射導体の1/4となる周波数において共振するような構成としたアンテナ装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
また、線状の第1の逆Lアンテナエレメント及び第2の逆Lアンテナエレメントを用いることで、2つの異なる周波数で共振するような構成としたアンテナ装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。このアンテナ装置は、放射導体の長さが共振周波数に対して1/8〜3/8程度必要とされる。
(アンテナの電気的体積)/(帯域)×(利得)×(効率)=定数値…(式1)
この式1において、定数値は、アンテナの種類によって決まる値である。
また、上記式1は、同じ形状のアンテナ装置を小型化すると、アンテナ装置の帯域が減少し、放射効率が減少することを示している。したがって、例えば日本における800MHz帯域の携帯電話機では、送信と受信とで異なる周波数帯域を用いるFDD(Frequency Division Duplex)方式となっているために、送受信帯域をカバーする小型の内蔵アンテナの実現が困難である。
さらに、インダクタ部のインダクタンスを調整することにより、第1及び第2のアンテナ部の電気長が調整される。したがって、容易に第1及び第2の共振周波数を設定できる。
この発明にかかるアンテナ装置では、ローディング部に設けられた集中定数素子によって電気長が調整されるので、ローディング部の導体パターンの長さを変えることなく容易に共振周波数を設定できる。
この発明にかかるアンテナ装置では、導体パターンに線状のミアンダパターンが接続されることで、アンテナ部の広帯域化や、高利得化を図ることができる。
この発明にかかるアンテナ装置では、延長部材が設けられていることで、アンテナ部のより一層の広帯域化や、高利得化を図ることができる。
この発明にかかるアンテナ装置では、上述と同様に、アンテナ部のより一層の広帯域化や、高利得化を図ることができる。
この発明にかかるアンテナ装置では、インピーダンス調整部によって給電部におけるインピーダンスを、容易に調整することができる。
この発明にかかるアンテナ装置では、導体パターンを螺旋形状とすることで、導体パターンを長くすることができ、アンテナ装置の利得を増やすことができる。
この発明にかかるアンテナ装置では、導体パターンをミアンダ形状とすることで、導体パターンを長くすることができ、アンテナ装置の利得を向上させることができる。また、導体パターンが、素体の表面に形成されることで導体パターンの形成が容易となる。
さらに、第1及び第2の共振周波数を、インダクタ部のインダクタンスを調整することで容易に設定できる。
本実施形態によるアンテナ装置1は、例えば、800MHz帯域を用いたPDC(Personal Digital Cellular)の受信周波数帯域と、1.5GHz帯域のGPS(Global Positioning System)とに対応した、図1に示すような携帯電話機60に用いられるアンテナ装置である。
このアンテナ装置1は、図2に示すように、例えば樹脂などの絶縁性材料からなる基板2と、基板2の表面に形成された矩形状の導体膜3と、基板2の表面上に導体膜3と平行となるようにそれぞれ配置された第1及び第2のローディング部4、5と、第1及び第2のローディング部4、5のそれぞれの基端と導体膜3とを接続するインダクタ部6と、第1及び第2のローディング部4、5とインダクタ部6との接続点Pに給電する給電部7と、接続点Pと給電部7とを接続する給電導体8とを備えている。
第1のローディング素子11は、図3(a)に示すように、例えばアルミナなどの誘電体からなる直方体の素体15と、この素体15の表面に長手方向に対して螺旋状に巻回される線状の導体パターン16とによって構成されている。
この導体パターン16の両端は、ランド12A、12Bと接続するように、素体15の裏面に形成された接続導体17A、17Bにそれぞれ接続されている。
集中定数素子14は、例えばチップインダクタによって構成されている。
そして、第2のローディング素子21は、第1のローディング素子11と同様で図3(b)に示すように、素体25と、この素体25の表面に巻回される導体パターン26とによって構成される。
この導体パターン26の両端は、ランド22A、22Bと接続するように、素体25の裏面に形成された接続導体27A、27Bにそれぞれ接続されている。
なお、給電導体8の長さを適宜調整することによって、給電部7におけるインピーダンス整合がとられている。
第1のアンテナ部41は、導体パターン16の長さや、集中定数素子14のインダクタンス、チップインダクタ32のインダクタンスで電気長を調整することにより第1の共振周波数を有するように構成されている。
また、第2のアンテナ部42は、第1の共振周波数f1と同様に、導体パターン26の長さや、集中定数素子24のインダクタンス、チップインダクタ32のインダクタンスで電気長を調整することにより第2の共振周波数を有するように構成されている。
なお、図5(a)では、第1の共振周波数f1を、PDCの受信周波数帯域に対応させ、第2の共振周波数f2を、1.5GHz帯域のGPSに対応させが、上述のように第1及び第2のアンテナ部41、42の電気長を適宜調整することで、図5(b)に示すように、第1の共振周波数f1を、受信周波数帯域に対応させ、第2の共振周波数f2を、送信周波数帯域に対応させることが可能である。
また、第1及び第2のローディング部4、5にそれぞれ設けられた集中定数素子14、24によって、導体パターン16、26の長さを調整することなく第1及び第2の共振周波数f1、f2を設定できる。これにより、第1及び第2の共振周波数f1、f2を設定するときに、アンテナ装置1を実装する筐体のグラウンドサイズなどの条件に応じて導体パターン16、26の巻き数を変化させる必要がなく、また、巻き数を変化させることにより第1及び第2のローディング素子11、12自体の大きさを変更させる必要がない。したがって、第1及び第2の共振周波数f1、f2の設定が容易である。
このインピーダンス調整部45は、例えばチップコンデンサによって構成され、給電導体8を分断する分断部(図示略)を接続するように配置されている。これにより、給電部7におけるインピーダンスを、チップコンデンサのキャパシタンスを調整することで容易に整合させることができる。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、第1の実施形態におけるアンテナ装置1では、第1のアンテナ部41が、第1のローディング部4とインダクタ部6と給電導体8とによって形成されているのに対し、第2の実施形態におけるアンテナ装置50は、第1のアンテナ部が、第1のローディング部4とインダクタ部6と給電導体8と第1のローディング部4の先端に形成されたミアンダパターン51とによって形成されている点である。
このミアンダパターン51は、その長軸が導体膜3と平行になるように配置されている。
このアンテナ装置50は、図8に示すように、第1のローディング部4とミアンダパターン51とインダクタ部6と給電導体8とによって、第1の共振周波数を有する第1のアンテナ部55が形成され、第2のローディング部5とインダクタ部6と給電導体8とによって、第2の共振周波数を有する第2のアンテナ部42が形成される。
また、上述した第1の実施形態と同様に、接続点Pと給電部7との間にインピーダンス調整部45が形成されてもよい。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、第2の実施形態におけるアンテナ装置50では、第1のアンテナ部が、第1のローディング部4とインダクタ部6と給電導体8と第1のローディング部4の先端に形成されたミアンダパターン51とによって構成されているのに対し、第3の実施形態におけるアンテナ装置70は、第1のアンテナ部71が、ミアンダパターン51の先端に接続された延長部材72を備えている点である。
基板取付部73は、基板2に例えばハンダなどで固定され、基板2に形成されたスルーホール2aを介して基板2の表面に設けられているミアンダパターン51の先端に接続されている。
延長部74は、その板面が基板2とほぼ平行であって、先端が第1のローディング素子11に向かうように配置されている。なお、延長部材72の長さは、第1のアンテナ部71が有する第1の共振周波数に応じて、適宜設定されている。
図11に示すように、周波数906MHzにおいてVSWRが1.29となり、VSWR=2.0における帯域幅が55.43MHzとなった。
また、各周波数における垂直偏波のXY平面の放射パターンの指向性を図12に示す。ここで、図12(a)は周波数832MHzにおける指向性、図12(b)は周波数851MHzにおける指向性、図12(c)は周波数906MHzにおける指向性、図12(d)は周波数925MHzにおける指向性をそれぞれ示している。
周波数832MHzでは、最大値が−4.02dBd、最小値が−6.01dBd、平均値が−4.85dBdとなった。また、周波数851MHzでは、最大値が−3.36dBd、最小値が−6.03dBd、平均値が−4.78dBdとなった。そして、周波数906MHzでは、最大値が−2.49dBd、最小値が−7.9dBd、平均値が−5.19dBdとなった。また、周波数925MHzでは、最大値が−3.23dBd、最小値が−9.61dBd、平均値が−6.24dBdとなった。
また、延長部74を第1のローディング素子11に向かって配置することで、このアンテナ装置70を備える携帯電話機の筐体内の空間を有効に活用することができる。さらに、延長部74が基板2から離間して配置されていることで、第1のローディング素子11及びミアンダパターン51を流れる高周波電流による影響を低減することができる。
また、延長部材72は、基板2の表面側に設けられてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態と同様に、接続点Pと給電部7との間にインピーダンス調整部45を設けてもよい。
例えば、本発明のアンテナ装置は、導体パターンが素体表面に巻回された螺旋形状を有していたが、素体表面に形成されたミアンダ形状を有していてもよい。
また、インピーダンス調整部として、チップコンデンサを用いたが、給電部におけるインピーダンスが調整されるものであればよく、例えばチップインダクタを用いてもよい。
2 基板
3 導体膜
4 第1のローディング部
5 第2のローディング部
6 インダクタ部
7 給電部
8 給電導体
14、24 集中定数素子
15、25 素体
16、26 導体パターン
45 インピーダンス調整部
51 ミアンダパターン
72 延長部材
P 接続点
Claims (8)
- 基板と、
該基板上の表面に一方向に延在して形成された導体膜と、
前記基板上に前記導体膜から離間して配置され、誘電体または磁性体あるいはその両方を兼ね備えた複合材料からなる素体に線状の導体パターンを形成してなる第1及び第2のローディング部と、
前記導体パターンの一端と前記導体膜との間に接続されたインダクタ部と、
前記導体パターンの一端と前記インダクタ部との接続点に給電する給電部とを備え、
前記第1のローディング部、前記インダクタ部及び前記給電部で第1の共振周波数を設定すると共に、前記第2のローディング部、前記インダクタ部及び前記給電部で第2の共振周波数を設定することを特徴とするアンテナ装置。 - 前記第1及び第2のローディング部のどちらか一方または双方が、集中定数素子を備えていることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記導体パターンの他端に線状のミアンダパターンが接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
- 前記導体パターンの他端に、延長部材が接続されていることを特徴とする請求項1または2に記載のアンテナ装置。
- 前記ミアンダパターンの先端に、延長部材が接続されていることを特徴とする3に記載のアンテナ装置。
- 前記接続点と前記給電部との間にインピーダンス調整部が接続されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 前記導体パターンが、前記素体の長手方向に巻回された螺旋形状を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 前記導体パターンが、前記素体の表面に形成されたミアンダ形状を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
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