JP2005295562A - 高速トラヒック測定および解析の方法論とプロトコル - Google Patents

高速トラヒック測定および解析の方法論とプロトコル Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク・レベルのトラヒック測定/解析問題を、一連のセット濃度決定(SCD)問題として定式化する。
【解決手段】確率的個別サンプル計量技術の進歩を活用して、セット濃度、従ってネットワーク・レベルの関心のあるトラヒック測定が、ネットワーク・ノード、すなわちルータ間の極度に軽量なトラヒック・ダイジェスト(TD)の交換を経由して、分散方式で計算されることができる。一度必要なTDが受信されると、一連のセット濃度決定問題を解くことにより、そのローカル・リンクの各々の関心のあるトラヒック測定を、ルータは推定することができる。ローカルな測定結果は次にドメイン内に分散され、従って各々のルータがネットワーク・レベルの概観を構築することができる。トラヒック測定が受信された後は、ローカルに最少二乗誤差(MSE)最適化を実行することにより、各々のルータは関連する測定/推定誤差を更に削減することができる。
【選択図】図1

Description

本出願は一般に通信ネットワークに関し、特に通信ネットワークのデータ・パケットの測定と解析に関する。
本出願は、2004年3月31日に出願され、本出願に参考として添付された出願番号第60/558230号の仮出願の優先権を主張する。
近年世界は、高速データ・ネットワークの急増およびこれらのネットワークをサポートするプロトコル/サービスの組の急速な拡張を目撃している。ネットワークの監視およびトラヒック測定の技術の進展は、これまでのところこれらのネットワークの膨大な発展と共にその動作速度に追いついていない。この欠点のために、ネットワークのオペレータはこれらのネットワークで何が起こっているか正確に把握することがずっとできないでいる。これはしたがって、ネットワークを適切かつ効率的に動作させ管理する能力を危うくしている。大規模高速ネットワークに対する、包括的で展開可能なネットワークの監視および端末間のトラヒック解析の、インフラストラクチャの緊急な必要性が生じている。そのようなインフラストラクチュアは、通信フローの経路が異なる型式の、予期できるまたは予期できないイベントのためにセッションの途中で動的かつ予測不可能に変更される、インターネットのような無接続データ・ネットワークについて特に重要である。そのようなイベントは、ネットワーク要素の故障、非決定論的負荷平衡スキーム(例えば等費用多重経路(ECMP))、ソフトウェア/ハードウェアのバグ、プロトコルの誤構成を含む。現在のところ、多くのネットワーク・オペレータは、ネットワーク内の個々の通信フローの端末から端末までの経路のまったく不適切なサンプリングを得る、「トレースルート」のような原始的な診断ツールにのみ頼らざるを得ない。
トラヒック測定/解析の方法論およびインフラストラクチュアの最近の研究は、大規模ISP用の起点−終点(ODペア)トラヒック・マトリックス推定や、欺瞞DDoSの攻撃と取り組むためのIP−ベースのネットワークにおける、トレース・バックサービスのサポートのような、多数の重要な実生活のアプリケーションの要求により強く駆動されてきた。A.Medina、N.Taft、K.Salamatian、S.Bhattacharyya、C.Diot、「Traffic Matrix estimation:Existing Techniques and new directions」、Procs.of ACM Sigcomm、2002年8月[Medi 02]、Y.Zhang、M.Roughan、N.Duffield、A.Greenberg、「Fast Accurate Computation of Large−Scale IP Traffic Matrices from Link Loads」、Procs.of ACM Sigmetrics、2003年6月[Zhang 03a]およびY.Zhang、M.Rough、C.Lund、D.Donoho、「An Information−Theoretic Approach in Traffic Matrix Estimation」、Procs.of ACM Sigcomm、2003年8月[Zhang 03b]で論じられたトラヒック・マトリックス推定問題では、その目的は大規模IPネットワークのO−Dノード・ペアの間のトラヒック要求を、リンク−ロード測定のみを用いて推定することである。この問題の起源は、マーケットの最も営利的なギガビット・ルータによる、安価なスケーラブル・パーフロー・カウンタのサポートがないことから来ている。例えば、シスコネット・フロー・テクノロジー、シスコ、IOSネット・フローhttp://www.cisco.com/warp/public/732/Tech/nmp/netflow/index.shtmlは、精密なパーフロー・トラヒック統計を集めるのに使用できる一方で、その恐ろしい記録および帯域幅の要求は、10Gbpsのネットワークでの使用を不適当にする。測定インフラストラクチュアにおけるそのような不適切/欠陥と取り組むために、必要とされるO−Dペア・トラヒック・マトリックスを推定するために、研究者はリンク−ロード測定をO−Dペア・トラヒック分布の追加の仮定と組合せる手段を用いてきた。例えば、[Medi 02、Zhang 03a、Zhang 03b]では、重力モデルの異なる変異体が、すべてのO−Dペアの間のネットワーク・トラヒック分布をモデル化するために、輸送分野から適用されており、[Vard 96]Y.Vardi、「Network Tomography:estimating source−destination traffic intensities from link data」、Journal of American Statistics Association、91、pp.365−377、1996年、[Vard 95]では、2次のリンク−ロード統計をO−Dペア・トラヒック分布と関連づけるためにポアソン仮定が用いられている。同様のガウス仮定が、J.Cao、D.Davis、S.V.Wiel、B.Yu、「Time−varying network tomography」、Journal of American Statistics Association、95、pp.1063−1075、2000年[Cao 00]でなされている。実のところ、リンク−ロード測定のみで与えられるO−Dトラヒック・マトリックス推定の問題は、「ネットワーク・トモグラフィ」と呼ばれる新しいフィールド・リサーチの形成につながっていた。不幸なことに現在までに提案されたネットワーク・トモグラフィベースのほとんどの解は、それらのトラヒック分布の仮定の有効性に関して高度に敏感であり、すなわち頑丈でなかった。このトモグラフィベースのアプローチはまた、それから測定/構成情報が抽出されて対照される、多重動作データベースの間の正確性、同期および一貫性に強く依存する。(そのようなデータベースは、リンク−ロード用のSNMPMIBと同様に、ルータのフォワーディング・テーブル、ルータ構成ファイルを含む。)上記のモデル化と動作の仮定はまた、トモグラフィベースのトラヒック測定/推定のスキームを、ネットワーク要素/データベースの適切な機能もトラヒック分布の正規性も仮定されないネットワーク故障検出/診断に対して、ほとんど役に立たないものにならしめる。
最近、代案のパケット・トラジェクトリ・ベーストラヒック監視/解析アプローチが、N.G.Duffield、M.Grossglauser、「Trajectory Sampling for Direct Traffic Observation」、Procs.of ACM Sigcomm、2000年8月、pp.271−282[Duff 00]およびA.C.Snoeren、C.Partridge、L.A.Sanchez、C.E.Jones、F.Tchakountio、S.T.Kent、W.T.Strayer、「Hash−based IP Traceback」、Procs.of ACM Sigcomm、2001年8月、pg3−14[Snoe 01]により提案され、それらでは各々のノード(ルータ)が最近取り扱ったすべてのパケットの圧縮された要約またはダイジェストを保持する。[Duff 00]、[Snoe 01]の双方で、ダイジェストはブルーム・フィルタの形式である。例えばB.Bloom、「Space/Time trade−offs in hash coding with allowable errors」、Communications of the ACM 13、1970年7月13日pp.422−426[Bloo 70]およびA.Broder、M.Mitzenmacher、「Network Applications of Bloom Filters:A Survey」、Allerton Conference、2002、http://www.eecs.harvard.edu/〜michaelmで入手可能、[Brod 02]では、ノードに到着するすべてのパケットを更新し、文書記録の目的と同様に、将来のオフラインのトラヒック解析をサポートするために、中央のサーバに周期的にアップロードする。これらの大変有用なノード・トラヒック・ダイジェストで武装して、中央サーバはトラヒック・フロー・パターンとネットワーク・レベルのフロー毎/商品測定を構築できるばかりではなく、(近い)過去にネットワークを通った任意の与えられたパケットの、端末から端末までの経路、またはいわゆるトラジェクトリについての質問に答えることもできる。任意の与えられた個々のパケットに対するトラジェクトリの質問に回答できる能力には、多大な費用がかかる。すべての個々の到来するパケットの十分な情報を記録するために、ブルーム・フィルタは十分大きくなければならない。効率的なメモリ対ブルーム・フィルタの偽陽性トレードオフを備えていても、高い蓋然性でNの異なるパケットの署名を捕らえて正しく区別するために、O(N)ビットのメモリを必要とする。[Snoe 01]では、そのようなシステムは、記憶装置内に単位時間当たりノードのリンク能力の約0.5%を必要とすると見積もっている。10Gbpsのリンクでは、これは監視時間の1秒毎に50Mビットの記憶と換算される。そのような重量級のトラヒック・ダイジェストのアプローチは、システムのメモリ記録と通信の要求にストレスを与えるばかりでなく、リンク速度および/または監視期間の増加として悪い方向に作用する。
米国仮出願第60/558230号 A.Medina、N.Taft、K.Salamatian、S.Bhattacharyya、C.Diot、「Traffic Matrix estimation:Existing Techniques and new directions」、Procs.of ACM Sigcomm、2002年8月[Medi 02] Y.Zhang、M.Roughan、N.Duffield、A.Greenberg、「Fast Accurate Computation of Large−Scale IP Traffic Matrices from Link Loads」、Procs.of ACM Sigmetrics、2003年6月[Zhang 03a] Y.Zhang、M.Rough、C.Lund、D.Donoho、「An Information−Theoretic Approach in Traffic Matrix Estimation」、Procs.of ACM Sigcomm、2003年8月[Zhang 03b] [Vard 96]Y.Vardi、「Network Tomography:estimating source−destination traffic intensities from link data」、Journal of American Statistics Association、91、pp.365−377、1996年、[Vard 95] J.Cao、D.Davis、S.V.Wiel、B.Yu、「Time−varying network tomography」、Journal of American Statistics Association、95、pp.1063−1075、2000年[Cao 00] N.G.Duffield、M.Grossglauser、「Trajectory Sampling for Direct Traffic Observation」、Procs.of ACM Sigcomm、2000年8月、pp.271−282[Duff 00] A.C.Snoeren、C.Partridge、L.A.Sanchez、C.E.Jones、F.Tchakountio、S.T.Kent、W.T.Strayer、「Hash−based IP Traceback」、Procs.of ACM Sigcomm、2001年8月、pg3−14[Snoe 01] B.Bloom、「Space/Time trade−offs in hash coding with allowable errors」、Communications of the ACM 13、1970年7月13日pp.422−426[Bloo 70] A.Broder、M.Mitzenmacher、「Network Applications of Bloom Filters:A Survey」、Allerton Conference、2002、http://www.eecs.harvard.edu/〜michaelmで入手可能、[Brod 02] A.Broder、「On the resemblance and containment of documents」、Compression and Complexity of Sequences(SEQUENCES)、Positano、Italy、97年6月[Brod 97] J.Byers、J.Considine、M.Mitzenmacher、S.Rost、「Informed Content Delivery Across Adaptive Overlay Networks」、Procs.of ACM Sigcomm、2002年8月[Byer 02]。 A.Broder、M.Charikar、A.M.Frieze、M.Mitzenmacher、「Min−wise independent permutations」、Journal of Computer and System Sciences、60(3)、2000、pp.630−659.[Brod 00] P.Flajolet、G.N.Martin、「Probablistic counting algorithms for database applications」、Journal of Computer and System Sciences、31(2)、1985、pp.182−209[Flaj 85] M.Durand、P.Flajolet、「Loglog Counting of Large Cardinalities」、submitted to European Symposium on Algorithms、ESA’2003、2003年4月[Dura 03] C.Estan、G.Varghese、M.Fisk、「Counting the number of active flows on a high speed link」、ACM Computer Communication Review、32巻3号2002年3月[Esta 02] P.B.Gibbons、S.Tirthapura、「Estimating Simple Functions on the Union of Data Streams」、Procs.of ACM SPAA、Crete Island、Greece、2001[Gibb 01]
従来技術での進歩は、軽量トラヒック・ダイジェスト経由のトラヒック解析の分散構造(DATALITE)と名付けられた、ネットワーク・トラヒック解析の効率的方法を通して達成され、大規模10Gbps+パケット切り替えネットワークの、一般的なトラヒック測定および解析(TMA)機能をサポートする、新しい分散アルゴリズムおよびプロトコルの組を導入する。これらの機能は、以下を含むがそれに限定はされない:
・トラヒック・フロー・パターン/経路監視、診断およびネットワーク維持;
・容量計画およびトラヒック工学目的の起点−終点(OD)トラヒック負荷マトリックスの推定;
・インターISP(ASes)料金支払およびエンドユーザ精算/課金目的のトラヒック測定;
・分散サービス妨害(DDoS)攻撃の攻撃パケットの発信地のトレース・バック
ネットワーク中のトラヒック測定/解析問題を、一連のセット濃度決定(SCD)問題として、定式化する。蓋然的で明解なサンプル集計技術の最近の進歩をてこに使って、セット濃度にしたがってネットワーク中の関心あるトラヒック測定が、ネットワーク・ノードすなわちルータの間の極度に軽量なトラヒック・ダイジェスト(TD)の交換を経由して、分散の方法で計算されることができる。NのパケットのTDは、メモリ記憶のO(loglogN)ビットのみを必要とする。そのようなO(loglogN)サイズのTDの演算は、ワイヤ速度10Gbpsおよびそれ以上の効率的なハードウェアの具体化に従順である。
サイズの小さいTDを与えると、OSPFリンク状態パケット(LSPs)またはI−BGP制御メッセージのような、既存の制御メッセージ内部のオペイク・データ・オブジェクトとしてそれらをピギーバックすることにより、ノードのTDをドメイン内のすべてのルータに分散することができる。一度必要なTDが受信されると、一連のセット濃度決定問題を解くことにより、そのローカル・リンクの各々の関心のあるトラヒック測定を、ルータは推定することができる。我々が後に論じるように、関心のあるトラヒック測定は一般的にリンク毎、トラヒックが集まったパケット・カウント(またはフロー・カウント)毎の形式であり、ここでトラヒックの集まりは同じ起点および/または終点ノード(またはリンク)および/または同じ中間ノード(またはリンク)を共有する、パケットのグループにより定義される。ローカルな測定結果は次にドメイン内に分散され、したがって各々のルータが異なるトラヒック・コモデティの経路/フロー・パターンのネットワーク・レベルの概観を構築することができるが、ここでコモデティは同じ起点および/または終点のノードまたはリンクを共有するパケットのグループにより定義される。初期のネットワーク・レベルのトラヒック測定が受信された後は、ネットワーク・レベルのコモデティ・フロー節約制約に基づいて、ローカルに最少二乗誤差(MSE)最適化を実行することにより、各々のルータは関連する測定/推定誤差をさらに削減することができる。
ネットワークが周期的に軽量TDで溢れさせられ、結果としてローカル・トラヒックを推定する「放送」モードのサポートに加えて、TDの分散とローカル・トラヒックの推定がオンデマンドかつ関係者のみに知らせる原則で、ネットワーク内の関連したノードの部分集合により、実行される「質問と回答」モードを経由して、DATALITEはトラヒック測定/解析を同様にサポートする。「質問と回答」モードは、超精細で高分解能のトラヒック測定/解析が必要である、臨時で特別なトラヒック調査をサポートするために特に有用である。
要約すると、直接測定アプローチをとることにより、DATALITEは無効なトラヒック・モデルや、ネットワーク・トモグラフィ・アプローチを悩ます動作上の仮定に起因する問題を避ける。DATALITEスキームと現存するトラジェクトリ・ベースのそれの間にいくつかの高度な共通性があるにもかかわらず、それらの間にはキーとなる差異がある:第1にトラヒック測定問題を一連のセット濃度決定問題として定式化することにより、最少の通信負荷でトラヒック解析を分散方式で実行するために、明解なサンプル集計技術の最近の進歩を、てこにすることができる。第2に、個々のパケット1つの代わりにトラヒック集合体の振る舞いの測定と解析に焦点を合わせることにより、DATALITEのためのシステム・メモリと通信帯域幅の要求が大いに削減された。結果的に、現存するトラジェクトリ・ベースのシステムにより採用される重量級の中央化アプローチとは反対に、DATALITEは分散演算モデルを取り入れることが可能になる。
本発明のより完全な理解は、図面と共にする以下の詳細は発明の記述の考察から得られる。図では同様の参照番号は同様の要素を表す。
本発明は、データ・パケット・ネットワークのネットワーク測定および解析の改良された効率を提供する方法論である。本発明の例としての実施形態が従来の高速度ネットワークと組合せて記載されるが、無線ネットワークや輸送ネットワークのような、他のネットワークにも適用可能であることが、当業者には自明であろう。
[Snoe 01]でIPトレース・バックをサポートする設計者には、任意の与えられた個々のパケットについてのトラジェクトリの質問に答える能力が必要であると考えられる一方で、以下で大抵のトラヒック測定/解析用途には、IPトレース・バックを含めて、それは過剰であることを論じる。この議論は、これらのほとんどのアプリケーションにおいて、一連の分離した個別パケットのトラジェクトリおよび/またはトラフィック量の代わりに、所与のパケットのグループ又は、いわゆるトラフィック集合のトラジェクトリおよび/またはトラフィック量を知ることで十分であるという観察に基づく。[Snoe 01]のシステムが、1つの特別なパケットの起点の追跡のような、より強力なネットワークの用途をサポートできると誰かが論じるかもしれない一方で、我々はネットワーク・レベルのトラヒック解析/監視がそのような機能を提供する最良の方法ではないと信じている。その代わりに、特定用途レベルの機能は、末端システムに近い用途レベルでよりよくサポートされることができる。ネットワーク・トラヒック監視/解析インフラストラクチュアは、経路診断、トラヒック工学およびフロー・パターン解析のような、ネットワークおよび/またはトランスポート・レイヤの機能のサポートにその努力をフォーカスするべきであると考えている。
多くの場合関心のあるトラヒックの集合体の定義は、用途の文脈で明らかに定義される。本発明では、軽量トラヒック・ダイジェスト経由のトラヒック解析の分散構造(DATALITE)を以下で定義されるトラヒックの集合体に第1に焦点を当てる:
(1)それらの起点および/または終点のノード(またはリンク)または
(2)トラヒックのそのグループが通過している特定のリンクまたはノードの組。
以下に示すように、そのようなトラヒックの集合体は、ネットワークの故障診断と同様に、トラヒック・マトリックス推定、経路検査を含む実際的なトラヒック測定/解析(TMA)用途の幅広い領域の中心なので、そのような集合体の定義に焦点を合わせることに決定した。これらの主要なトラヒックの集合体の型式に加えて、提案されるDATALITEインフラストラクチュアはまた、主要なそれの部分集合である、例えば与えられたプロトコル型式および/またはポート番号のパケットのグループの、より精細なトラヒックの集合体をサポートする。
交差(共通集合)セット濃度決定問題としてのトラヒック測定/解析
この章では一連の交差セット濃度決定(ISCD)問題としてのトラヒック測定/解析(TMA)問題の定式化を記述する。ネットワークGの、有向グラフ表現を考慮されたい。G=(V,E)ここで、Vはノードのセット、Eは方向リンクのセットである。(i,j)∈Eをノードiからノードjへの方向リンクとする。Li,jを与えられた測定時間の長さT秒間にリンク(i,j)を通過しているパケットのセットとする。さて今、飛行中のパケットに起因するフリンジ効果が無視できるように、ネットワーク内の最大エンド−エンド遅延より十分に長い測定期間を仮定する。パス遅延の効果は、多重時間インデックス・ノード・トラヒック・ダイジェストを保持することにより明らかにすることができる。実際に、時間インデックストラヒック・ダイジェストは、ネットワーク・パス遅延測定のサポートに用いることができる。O(またはD)を、同じ測定期間内にノードiから発された(または到着した)パケットのセットとする。用語「発された」(または「到着した」)により、実際にそのノードから生成された(またはそこからネットワークを出ていく)パケットを意味している。パケットは可能なソースアドレススプーフのために、それが主張しているソース・ノードで実は生成されていないかもしれないので、用語「ソース」または「デスティネーション」の使用を避ける。同様にパケットは、経路上の問題や消失のために、それが意図する宛先ノードには到着しないかもしれない。
与えられた測定期間内に、我々が関心を持つトラヒックの集合体が以上に定義したパケットのセットの交差として、容易に表されることができる。我々のアプローチを示すため、以下の2つの一般的な(かつ基礎的な)TMAタスクを考える。
サンプルTMAタスク#1:
このタスクの目的は、ネットワーク中のすべてのO−Dノード・ペアの間の、ルート・パターンおよびトラヒックの量を決定することである。このような目的で、それらのO−Dノード・ペアとしてリンク(i,j)∈E、k=(s,d)∈V×Vを通過するパケットのセット
Figure 2005295562
を考える。
Figure 2005295562
は上記に定義された他のパケットのセットの交差として表されることもできることに留意されたい
Figure 2005295562
。キーとなる観察点は、このタスクには(トラヒック・マトリックス推定、フロー・パターン解析、トラヒック・トレース・バック、経路/ネットワーク故障検出/診断、トラヒック工学のような他のTMAアプリケーションの広範な領域と同様に)、
Figure 2005295562
の完全な詳細の代わりに、
Figure 2005295562
すなわち
Figure 2005295562
の濃度を知れば十分であることである。例えばサンプルTMAタスク#1の目的は、すべてのリンク(i,j)∈EおよびすべてのO−Dノード・ペアk=(s,d)∈V×Vに対して
Figure 2005295562
を知るのみで達成されることができる。
サンプルTMAタスク#2
このタスクで起点ノード、それらが寄与するトラヒック量およびいくつかのDDoSビクチムであるかもしれない、与えられたダウン・ストリーム・ノードdに到着して終了する、パケットのグループのアップ・ストリーム・フロー・パターンを決定したい、トレース・バックアプリケーションを考察する。このタスクを実行するために、
Figure 2005295562
およびk=(,d)であるすべてのリンク(i,j)∈Eについての
Figure 2005295562
を決定する必要があるのみである(ここではワイルドカードである)。同様に、
Figure 2005295562
およびk=(s,)であるすべてのリンク(i,j)∈Eに対し
Figure 2005295562
を決定することにより、与えられたノードsから発したパケットの、終点、ダウン・ストリーム・ルート・パターンおよびフロー量をトレースすることができる。
上記の観察に基づいて、DATALITEの基本的なアイデアは、ネットワーク中どこでもできる方法で、
Figure 2005295562
の分散演算/推定をサポートするインフラストラクチュアを提供することである。ここで、
Figure 2005295562
は、以上で言及したO、DおよびLi,jのようないくつかのパケットのセットの交差の形式で表されている。以下に議論されるように、([Duff 00,Snoe 01]の場合と同様)
Figure 2005295562
の完全な詳細の代わりに、
Figure 2005295562
にフォーカスすることにより、DATALITEのシステム記憶と通信帯域幅の要求は、DATALITEが10Gbps+ネットワークのTMAをサポートできるようにするまでに、十分削減されることができる。
いくつかの特定のパケット・セットの交差として
Figure 2005295562
を表すことにより、我々の定式化は実質的にTMA問題を、一連のいわゆる交差セット濃度決定(ISCD)問題に変換する。異なるロケーションに分散された多重セットの交差の濃度の決定問題は、(1)WWWの類似のウェブページを特定するサーチ・エンジンを補助する文脈で最近調査された。A.Broder、「On the resemblance and containment of documents」、Compression and Complexity of Sequences(SEQUENCES)、Positano、Italy、97年6月[Brod 97]および(2)ピアトゥピアネットワーク上の効率的ファイルサーチ/スワップをサポートするプロトコルの設計、J.Byers、J.Considine、M.Mitzenmacher、S.Rost、「Informed Content Delivery Across Adaptive Overlay Networks」、Procs.of ACM Sigcomm、2002年8月[Byer 02]。[Brod97]と[Byer02]は双方が、A.Broder、M.Charikar、A.M.Frieze、M.Mitzenmacher、「Min−wise independent permutations」、Journal of Computer and System Sciences、60(3)、2000、pp.630−659.[Brod 00]の技術をセットA、Bのペアのいわゆる類似比|A∩B|/|A∪B|を推定するために、適用している。しかしながら、この技術により要求される情報交換の量は、関心のあるセットのサイズ、すなわちO(|A|)またはO(|B|)に比例している。|A|又は|B|が、測定時間に所与のリンクを通過するパケットの数に対応する我々の高速TMAアプリケーションにとって、これは実効不能である。40バイトのパケット、40Gbpsのリンクにつき測定時間を10数秒とすれば、|A|は容易に数十億の範囲に達してしまうのである。ノーダル・ブルーム・フィルタの交換に基づく代替のアプローチでは、([Duff 00,Snoe 01]により暗示されているように)、対応するブルーム・フィルタの類似のO(|A|)メモリの要求量のために、同様に過度の記憶/通信帯域幅問題につきあたる。
個別サンプル計数経由分散交差濃度決定
分散ISCD問題を解くために、本発明であるDATALITEは新しいアプローチを取る。第1にISCD問題を1つまたは以上の連合セット濃度決定(USCD)問題に変換する。次にUSCD問題を分散方式で解くために、最近のO(loglog|A|)個別サンプル計数アルゴリズムを適用する。実際に我々のアプローチは、[Brod 97]および[Byer 02]での上記のアプリケーションをその能力と拡張性を徹底的に改善するために、使用することができる。
その図式として、サンプルTMA#2を思い出されたい、ここで
Figure 2005295562
である。基本的なセット理論に基づいて、
Figure 2005295562

Figure 2005295562
の形式で表され:
ここで、|O|は、測定期間内にノードsから発される個別パケットの数である。定義により生成されるすべてのパケットは個別であり、|O|はすべての起点となるネットワーク・ノードに対しある単一のパケット・カウント数として維持されることができる。|Li,j|は、リンク(i,j)を通過する個別パケットの数である。Flajolet、Martin、Durandにより独創された、確率的個別サンプル計数技術を、すべてのリンク(i,j)∈Eについての|Li,j|を把握するために適用する。P.Flajolet、G.N.Martin、「Probablistic counting algorithms for database applications」、Journal of Computer and System Sciences、31(2)、1985、pp.182−209[Flaj 85]およびM.Durand、P.Flajolet、「Loglog Counting of Large Cardinalities」、submitted to European Symposium on Algorithms、ESA’2003、2003年4月[Dura 03]。そのような技術の基本的な利点は、パケットのセットLi,jの必要な情報を要約するために、ダイジェストO(loglogNmax)−ビットを維持することしか、要求しないことである。ここでNmaxは、Li,j中の個別サンプルの最大数である。本発明の文脈では、このダイジェストを
Figure 2005295562
により表すLi,jのトラヒック・ダイジェスト(TD)と称する。
Figure 2005295562
を維持する一方で、同じ測定期間内にそのリンクを通るパケットの単純なカウント数(複製を含む)を追跡するために、すべてのリンク(i,j)∈Eに対し単純パケット・カウンタCi,jを導入する。Ci,jと|Li,j|の間の大きな相違は、リンク(i,j)が経路ループの一部になった可能性があるといった、潜在的な経路問題を表す。こうして
Figure 2005295562
の評価における残る企ては、|O∪Li,j|の計算である。ここで、|Li,j|の推定に用いられる確率的個別サンプル計数技術は、分散方式で|O∪Li,j|を計算するために同様に拡張することができる。これは、ノードsおよびノードiそれぞれによりローカルに維持され、
Figure 2005295562

Figure 2005295562
により表される、パケット・セットO、Li,jに対する、O(loglogNmax)サイズのTDの交換に基づいている。同様に、サンプルTMA#1に対する
Figure 2005295562
は、以下として表示される。
Figure 2005295562
ここでも、式2のR.H.S.の連合セットの濃度の決定のために、上述のO(loglogNmax)の個別サンプル計数技術を使用することができる。要約すると、TMA問題はいくつかの特定のパケット・セットの連合の濃度の決定に変換されることができる。より重要なことに、O−Dノード・ペア分類に基づいて、|V|型式のパケットに対する、全ネットワークの経路パターンおよびリンク毎のトラヒック量を決定するために、リンク毎の単一軽量TD(プラスリンク毎の単純パケット・カウンタ)のみを、このアプローチは必要とする。それを通ってパケットが実際にネットワークに入る(去る)ルータiのリンクの特定により、それらのリンクのTDに基づいてルータiを発した(到着した)パケット・セットのTDを導出することができる。そのためこれは、
Figure 2005295562
および
Figure 2005295562
を明示的に維持する必要がない。
一般的に、一連のセット連合の濃度に関する多重セットの交差の濃度を表現することは、可能である。特に、セットのリストS,S,...,Sに対し、
Figure 2005295562
である。
例えばリンクli,jを通過するO−Dペア(s,d)を有するすべての40バイトTCPパケットである、関心のあるトラヒックの集合体の定義を精選するために我々が追加のセットの交差を適用するときに、式3は有用である。式3に基づいて、ISCD問題が式3のR.H.S.のセット連合の濃度の計算に常に変換されることができる。これはその代わりに、個別サンプル計数技術を用いて、分散方式で実行することができる。要約すると、本発明の解法アプローチは以下の工程からなる。
1.関心のあるTMA問題を、関心のあるいくつかの交差セットの濃度決定問題、またはいわゆる交差セット濃度決定(ISCD)問題に変換する。
2.式3を用いて、ISCD問題を、関心のあるいくつかのセット連合の濃度決定問題、またはいわゆるセット連合濃度決定(USCD)問題に変換する。
3.Flajolet、Martin、Durandにより独創された、個別サンプル計数技術を用いて分散方式でUSCD問題を解く[Dura 03]。
以下の章ではFlajolet、Martin、Durandによる、「loglog個別サンプル計数」技術を復習し、次にそれがいかにDATALITE発明に適用できるのか、説明する。関連する注として、C.Estan、G.Varghese、M.Fisk、「Counting the number of active flows on a high speed link」、ACM Computer Communication Review、32巻3号2002年3月[Esta 02]は、高速リンク上のローカル・ネットワーク・フローの計数の推定のための[Flaj 85]の個別サンプル計数アルゴリズムの変形をデザインしている。DATALITEではその要素(パケット)が地理的に分散された位置で観察される、パケットのセット連合の個別パケットの数を推定するために、[Dura 03]の技術を適用する。分散セット連合に対する代替の個別サンプル計数技術はまた、P.B.Gibbons、S.Tirthapura、「Estimating Simple Functions on the Union of Data Streams」、Procs.of ACM SPAA、Crete Island、Greece、2001[Gibb 01]。しかしながら、[Gibb 01]で提案されるスキームのメモリ必要量は、[Dura 03]のそれほどには魅力的でない。
loglog個別サンプル計数技術
サンプルSのセットを考える。ここで各々のパケットsは、識別子idを有する。同じ識別子を備えるサンプルは、複製として扱われる。[Dura 03]は、メモリのO(loglogNmax)ビットを有する、S内の個別サンプルの数の計数、すなわち|S|の問題を解くが、ここでNmaxはSの個別サンプルの最大数である。これらのスキームは、以下の通りである。
第1に各々のサンプルの識別子が、ハッシュ関数h(・)の入力として用いられ、ハッシュ関数は
Figure 2005295562
の領域上で均一に分散された、ランダムな負でない整数を出力するが、ここで
Figure 2005295562
はNmaxより大でなければならない。Rmaxビット長のランダム二進ストリングとして、ハッシュ出力の二進表現を考察する。直感的に、h(・)の出力は均一に分散しているので、S内にnの個別サンプルがある場合、平均的にそれらのn/2が、「1」のビットが後に続く(k−1)連続したゼロを伴うh(・)の出力を有する。(複製のサンプルはh()に同じ出力を有するので、それらは集団的に1回のランダムトライアルに寄与するのみである。)
入力として二進のストリングxを取り、(1+xの連続する先行のゼロの最大数)の値を出力する、関数r(x)を定義する。例えば、x=00001XXX..に対しては、r(x)=5;x=1XXX..に対してはr(x)=1で、ここでXは「任意の数」である。入力としてS内のすべてのサンプル識別子を考察する一方で、
Figure 2005295562
を達成したr(h(・))の最大値とする。それ故R(S)は、lognの値の大体の目安を与えるであろう。実際Rは、1+パラメータ1/2のn独立幾何学的変数の最大値と同じように精密に分散している。Rが付加偏倚1.33および標準偏差1.87を伴うlognを推定することを、示すことができる。実際、推定誤差を低減するため、複数のRの値を得る異なるハッシュ関数を用い、lognを推定するためにそれらの平均値を用いることができる。代わりに、n(または等価的に|S|)を推定するために、以下の工程でいわゆる確率平均アルゴリズム(SAA)を用いることもできる。
1.セットSサンプルをm=2バケットに、例えばサンプルのハッシュ出力の最後のkビットに基づいて分離する。
2.Rを、j番目のバケットに対するRの値とする。r(・)への各々のサンプルのハッシュ出力の(Rmax−k)先頭ビットを入力することにより、Rを1≦j≦mで計算する。
3.以下の式を用いて、
Figure 2005295562
、すなわち|S|の推定を計算する。
Figure 2005295562
ここで、αはmの関数である修正計数である。
[Dura 03]に示されているように、
Figure 2005295562
の標準誤差σは、以下で与えられる。
Figure 2005295562
例えば、m=2048に設定すると、2%の標準誤差が達成される。NmaxがSの個別サンプルの最大数であることを思い出されたい。各々のバケット内の個別サンプルの平均数は約Nmax/mなので、したがってRmaxで表されるRの最大値に対し、
Figure 2005295562
であると規定するべきである。[Dura 03]には、各々のmRの二進表現に必要なビット数は、以下に等しいことが示されている。
Figure 2005295562
このように、この確率的個別サンプル計数スキームに対する動作メモリの必要Mは、以下である。
M=mlogmax bits ................. 式(7)
上記の個別サンプル計数スキームは、セットSのサンプルが別個の位置に観察(または記憶)される、分散の実現に容易に従順することを留意されたい:
Figure 2005295562
とし、ここでセットSはPの別個の位置に維持される。|S|(または
Figure 2005295562
)で表されるSの個別サンプルの数を、分散方式で以下の工程で、分散マックス・マージ・アルゴリズム(DMA)に従って、推定することができる。
1.各々の位置pで、Sのサンプルに基づいて、各々のmバケットに対するrの値を更新する。
Figure 2005295562
を、位置pでのj番目のバケットに対するRの値とする。ここで、1≦j≦m、および1≦p≦Pである。
Figure 2005295562
のm個の値の収集を、Sの軽量ダイジェストと考えることができる。
2.測定期間の最後に、すべてのPの位置の間で、1≦j≦m、および1≦p≦Pに対し
Figure 2005295562
の収集を交換する。
3.各々の位置で、1≦j≦mに対し、
Figure 2005295562
の設定により、
Figure 2005295562
のマックス・マージを実行する。
4.任意のP位置において、上記に議論したSAAの式4に工程3の結果であるマックス・マージしたRを代入することにより、|S|(または
Figure 2005295562
)を推定する。
図1を参照して、上記の個別サンプル計数スキーム、すなわちSAAおよびDMAが、いかに本発明の文脈に適用されることができるか、説明する。この場合、ネットワーク内で関心のある種々のパケットのセットがサンプルセット10になる。パケットは検査されるサンプルとなり、サンプル(またはパケット)識別子はパケット・ヘッダのいくつかの選択されるフィールドの連結から、および工程20に示されるように、できるならばペイロードのある特定の部分から、構成される。パケット識別子の主要な要求は、ネットワークでのパケットの移動があっても不変に留まるべきである、ということである。その結果、IP・ヘッダ内のTTL−フィールドのようなあるフィールドは、望ましくはパケット識別子の一部として含まれるべきでない。ネットワークを通して移動するパケットのパケット識別子をうかつに変形する、例えばパケット経路沿いのIP分解、またはネットワーク内での追加のカプセル化/トンネル化の使用のような、実際の課題に、我々は気がついている。パケットを特別な場合として普及したインパクトで扱い、かつ残りについては追加のトラヒック測定誤差として計量することにより、これらの課題に対処する。
関心のある与えられたパケットについて、mのRの収集(SAAで定義されたような)が、パケット・セットのトラヒック・ダイジェスト(TD)になる。図1は、そのパケットからパケット・セットのTDがいかに抽出されるかを、要約している。例えば、工程30で各々のパケットのパケット識別子(PID)がRmax−ビットのハッシュ出力h(PID)を得るために、ハッシュ関数に入力される。工程30の出力は、工程40のm−方向スプリッタに入力される。ここで、m−方向スプリットはh(PID)の最後のlogmビットに基づいて発生する。各々の1からmのバケットに対し、工程50でRが探知されるが、ここでRiは、関数r()を用いることによって得られる、i番目のバケットに割り当てられたすべてのハッシュ出力h(PID)の最初の(Rmax―log 2 m)ビットにおける連続する先行ゼロの最大数である。測定期間の終わりに、R1からRmまでの収集は、関心のあるSのパケット・セットの軽量TDとなるが、ここでTDのサイズはmlogmaxビットである。
DATALITEの動作モデル
さてTMAタスクをサポートするために、本発明のDATALITEが可能なネットワーク内の動作工程を説明する。図示の例として先に記述した、サンプルTMAタスク#1を用いる。この場合各々のノードi∈Vは、軽量トラヒック・ダイジェストを(SAAのmRの収集の形式で)各々の関心のあるローカル・パケット・セット、すなわちそれを発したパケットのセット、(O)、それに到着したパケットのセット(D)およびその各々のリンク(i,j)∈Eを通過するパケットのセット(Li,j)について維持する。これらのパケットの対応するTDを、それぞれ
Figure 2005295562

Figure 2005295562

Figure 2005295562
と記述する。リンク毎のパケット・カウント(Ci,j)を追跡するための単純カウンタの使用(パケットの複製を考慮しない)およびパケットの発生のカウント(|O|)に加え、各々のルータはローカルの関心のある個別パケットのカウント、すなわち|Li,j|、|D|を
Figure 2005295562
および
Figure 2005295562
に含まれる情報と共にSAAを用いて、追跡する。さらに、ノードiは式2の
Figure 2005295562
の値を、リンク(i,j)∈Eのすべて、およびすべてのk=(s,d)∈V×Vに対し、すべてのノードj∈Vから
Figure 2005295562

Figure 2005295562
を受信した後に、推定することができる。特に、式2のR.H.S.上のセット連合の濃度は、O、DおよびLi,jをDMAのSとして代入することにより、推定することができる。ここで、
Figure 2005295562
はノードsおよびdからノードiにそれぞれ
Figure 2005295562
および
Figure 2005295562
の分散により、置換される。ノードiにより
Figure 2005295562
の推定が一度計算されると、周期的な放送または質問−回答に基づくオンデマンドを経由して、他のネットワーク・ノードに分散されることができる。各々のノードは、
Figure 2005295562
の知識に基づいて、関心のあるトラヒックの集合体のネットワーク・レベルの概観を構成することができる。
Figure 2005295562
の測定/推定誤差をさらに削減するために、例えば[Dura 03]のスキームの確率的性質から、
Figure 2005295562
に関連して表現される、ノード・レベルおよびネットワーク・レベルのフロー節約制約に基づいて、最少二乗誤差(MSE)最適化を、各々のノードは付随的に実行することができる。そのようなMSE最適化の詳細は、次章で議論される。図2は、DATALITEが可能なノードにより、上記の動作工程を要約する。
図2を参照すると、本発明の方法論を具体化する単数または複数のプロセッサを有する、ノード100についてのフロー図が示されている。図示のように、工程1では到来するパケットがノード100に入り、関心のあるパケット・セットを決定するために、プリフィルタされる。工程2では、トラヒック・ダイジェスト(TD)が抽出され、例えばO(loglogN)サイズのTDが、先に述べた方法で抽出される。パケットはさらに、それらのデータ経路を進行する。図2の工程3において、TDがネットワーク内、例えば関心のあるパケット・セット内の他の関連するノードに分散される。TDは既知の方法で付随的に圧縮され、および/または現存するルーティングプロトコル制御メッセージまたは新しく、専用のクエリープロトコルのオペイク・データ・オブジェクトとして、フォーマットされる。工程4では、ネットワーク内の関連する他のノードからリモートTDが、ノード100で受信される。工程5では、
Figure 2005295562
の与えられた集合体フローのローカルな推定が、ローカルTDおよび分散されたリモートTDに基づいて決定される。次に、与えられた集合体フローのローカルな推定は、他の関連するノードに分散される。工程7では、ネットワーク内の他の関連するノードからの推定された集合体フロー
Figure 2005295562
は、ノード100で受信される。工程8で、ネットワーク内の他のノードから受信された集合体フローの推定で、トラヒック・フロー・パターンおよび量のネットワーク・レベルの外観の構成は、ローカルおよびリモート集合体フロー推定に基づいて決定される。工程9では、例えばネットワーク・レベルのフロー節約制約の適用による、推定誤差のさらなる削減のような、後処理が行われる。工程10では、例えばネットワーク・レベルのトラヒック経路パターン、フロー量および/または可能な経路遅延統計のような、最終出力が行われる。出力はまた上記のパラメータの1つまたは複数の変化を検出する。
i,jのTDではなく、発せられたおよび到着したパケット(すなわちすべてのi∈VのO、およびD)のTDの分散のみにより、DATALITEの通信帯域幅の要求を相当に削減することに留意されたい。これは、
Figure 2005295562
の軽量特性によってさえ、それらは
Figure 2005295562
程には小さくないことを理由にする。また実際的なネットワークにはリンクよりノードが一般的にかなり少ないので、
Figure 2005295562
および
Figure 2005295562
の数は、
Figure 2005295562
よりかなり少ない。
DATALITEに必要なメモリおよび帯域幅の考察と最適化
主要な設計/工学上の挑戦は、(1)TDのローカル・メモリ要求と、(2)内部ノードの通信帯域幅の要求を受け入れ可能なレベルに、関心のあるTMAアプリケーションの推定誤差要求を充足しつつ、維持することである。この目的で、以下の多重尖端戦略を提案する。
1.TD当たりのメモリサイズの慎重な制御
10Gbps+のネットワークでのTMAタスクをサポートするTDのメモリ要求を考察する。40Gbpsリンクは毎秒40バイトの最大1億2500万パケット転送できるので、8000秒の長さまでの測定期間を(式6の)Nmaxをサポートするためには、1012または240の値が適切であるべきである。式5によれば、個別のサンプルカウント推定に対し標準誤差σ≦2%を実行するために、mは≧2048であるべきである。式6にNmax=240およびm=2048を代入すると、Rmax=32=2となる。言い換えると、TDのRの各々を符号化するために、5ビットを割り当てれば十分である。したがって、各々のTDのメモリの必要M=mlogmax(ビット)は、mの値により決定される。対応する個別サンプルカウント推定の標準誤差2%に対応する、m=2048に対しTDのサイズは約1.7Kバイトである。これを、例えば先に議論したサンプルTMAタスクの
Figure 2005295562
といった、関心のある究極の測定基準の評価を通じて、可能な推定誤差の蓄積および/または「増幅」を把握するための、各々のTDのメモリの必要量の下限であると考える。これは、式3によれば、式3のL.H.S.の項の推定誤差が、R.H.S.の各々の項の推定誤差の和であるからである。従って、L.H.S.項の設定交差の工程が多ければ、式3のR.H.S.の連合セット濃度についての推定誤差が蓄積されるため、推定誤差は大きくなる。さらに、
Figure 2005295562
は式3のR.H.S.の各々の連合セット濃度に関する「相対」推定誤差なので、式3のL.H.S.の交差項に対する、パーセント型の対応相対推定誤差は、絶対項で式3のL.H.S.の交差セットの濃度が、R.H.S.の連合セット項のそれよりかなり小さい場合に、増幅される。
実際には、mの実際の値、したがってTD当たりのメモリサイズは、TMAアプリケーションの推定誤差要求に基づいて決定される。ラフな推定/測定で十分なこれらのTMAアプリケーションに対しては、1.7Kバイトのような精度の粗い、小さいサイズのTDで十分である。このタイプのTMAアプリケーションの例は、関心のあるイベントがトラヒック・フロー・パターンの一般的に劇的な変化を起こす、DDoS攻撃のトレース・バックと同じく、経路錯誤/構成ミス/検出変化を含む。結果的に、
Figure 2005295562
の値がそれらの名目上の値から相当に乖離しても、突然の乖離に関して推定誤差は軽微となる。数量的で高度に正確な測定が必要とされるTMAアプリケーションに対しては、式3のL.H.S.の各々の「連合型」項の推定の際に、mを増加(したがってσを減少)させることができる。しかしながら、σの線形的減少はTDのサイズの二次の増加を必要とするので、そのようなメモリ対精度のトレードオフは思慮深い方法で行われるべきである。幸運にもTDの本来的な軽量性のおかげで、そのメモリサイズを増加させる十分な空きがある。例えば、TDサイズの1.7Kバイトから、0.87Mバイトへの512倍の増加は、σを0.08%以下に削減することができる。さらに、0.87MバイトのTDは、現在の高速メモリ技術においては、まだ十分道理にかなっている。すなわち今日では、10Gbpsラインカードに対するメモリ量は、約2Gビットである。これは、200m秒の価値があるバッファリングを提供する。この量のメモリの10%、すなわち25Mバイトの使用は、トラヒック測定/解析目的としては、各々のラインカードが28以上の0.87MバイトTDを備えることを意味する。この調査では、並行してTDのマルチプル・サイジングをサポートする手段を研究する。
2.リンク毎の多重トラヒック集合体(またパケット・セット)の効率的サポート
実際には、リンク毎の単一のパケット・セット、すなわちLi,jの維持の代わりに、いくつかのTMAアプリケーションは、例えばパケットのプロトコル型式および/またはポート番号に基づいて、パケット・セットのより高精度の定義を要求する。リンク毎のより高精度の多重パケット・セットの他の興味ある使用は、元の測定期間が多数のより小さい期間に分割された、「時間指標付」パケット・セットの使用であり、それによるとネットワーク内の異なるリンクに属する時間指標付パケットの交差濃度の計算により、明らかに限られた分解能でネットワーク内の経路遅延を推定することができる。
リンク毎の多重パケット・セットをサポートするために、素朴なアプローチは各々の関心のある高精度パケット・セットに対して個別のTDを割り当てる。しかしながら一般化したパケット・セット交差技術の導入により、ラインカード毎のQTDのみの使用で、O(Q)型式の高精度トラヒック集合体のネットワーク・レベルのTMAを、サポートすることができる。この基本理念は、以下の通りである。
リンク毎にK=2のパケット・セットをサポートする必要がある、と仮定する。P,P,...,Pで表示される各々のKのパケット・セットにTDを割り当てる代わりに、
Figure 2005295562
である人為的なQ個のパケット・セットS,S,...,Sのリストを構成する。S,S,...,Sは領域1≦q1,q2≦Qで1≦i≦Kであるすべてのiについて定義され、ここで、P=Sq1∩Sq2である。言い換えると、各々のPは人為的なセットのペアの交差から「回復」される。したがってそれぞれ
Figure 2005295562
と記載されるQ個の人為的なセットS,S,...,Sの各々に対し、TDのみを維持することにより、その1つの成分としてPを有する任意の交差またはセット連合の濃度を計算することができる。これは、第1にPをSq1∩Sq2として表現し、次に式3を適用して、先に議論した個別サンプル計数技術を使用することである。例えば、276のネットワーク・レベルの微細トラヒック集合体のTMAを同時にサポートするために、リンク毎に24のTDを維持する必要があるのみである。高分解能の0.87MバイトTDについても、そのような構成のラインカード毎に必要な全TDメモリは、今日の一般的な10Gbpsラインカードに見られる、21Mバイトまたはメモリの8.4%(2Gビットまたは200m秒レベルのバッファリング)以下である。
理論的には、各々のPiを回復するために、2logKの人為的セット(各々がKの二進表現logKビットのビット値に対応する)の間の交差のlogK工程を適用することにより、要求されるTDの数をラインカード毎に2logKまでさらに削減することができる。しかしながら、累積推定誤差は、式3のR.H.S.の多数の項のために過大になるかもしれない。これは代わりに、工程毎の推定誤差を削減するために、各々のTDのメモリ要求を増加する。交差の工程数とTD毎のメモリ要求の増加の間の詳細なトレードオフは、我々の調査の主題である。
3.ネットワーク・レベルのフロー節約制約の考察によるさらなる推定誤差の削減
TDメモリを節約する他の方法は、初期の推定の後処理を経由した
Figure 2005295562
の実効推定誤差の削減による。このスキームでは、ネットワーク内のすべてのノードから
Figure 2005295562
の初期の推定を受信した後は、
Figure 2005295562
に関して表現されたノード・フローの節約制約に基づく最少二乗推定(MSE)最適化を実行する。
Figure 2005295562
を、受信した
Figure 2005295562
の初期推定値とする。この最適化の動機は、ノード・フロー節約制約の観点でのそれらの不整合の調整による、初期推定
Figure 2005295562
の集合誤差を削減しようとすることである。
Figure 2005295562
を、ノード・フロー節約制約を充足する、
Figure 2005295562
の新しい推定値とする。
Figure 2005295562
から
Figure 2005295562
への変化に必要な摂動である、
Figure 2005295562
により表現する。次のMSE最適化問題を考察する。
Figure 2005295562
の最小化
ここで、
Figure 2005295562
である。
上記の最適化の解は、
Figure 2005295562
の「集合的」最少摂動、すなわち
Figure 2005295562
を生じ、それにより新しい推定
Figure 2005295562
は、
Figure 2005295562
の真の値の場合のように、少なくともノード・フロー節約制約を充足する。フロー節約制約(それは
Figure 2005295562
の真の値により充足されなければならない)を考察することにより、それらの真の値により近い推定をもたらすと推測する。
4.ノード間通信帯域幅の最適化
本発明のDATALITEの通信帯域幅の要求の支配的な制御因子は、以下を含む。
(1)交換されるべきTDの数とサイズ
(2)TD交換の頻度とその結果のトラヒック・フローの推定器および
(3)それを通してTDとトラヒック・フロー推定器が、ネットワーク・レベルに分散される方法
(1)がいかに制御され削減されるかは、既に記述した。ここで、(1)に関しいくつかの追加の最適化の好機を述べる。第1にTMAアプリケーション、すなわち関心のあるトラヒック測定、の必要性に依存して、ネットワーク内の他のノードに選択されたTDのセットの分散のみを必要とする。例えば、サンプルTMAタスク#1はネットワーク内のすべてのノードの間で、
Figure 2005295562

Figure 2005295562
のフル・メッシュ交換を必要とする一方で、サンプルタスク#2はダウン・ストリームDDoS攻撃犠牲ノードの
Figure 2005295562
の分散のみを要求する。測定期間の終わりにそれらを他の関連するノードに分散する前に、TDを圧縮することができる。
DATALITEによりサポートされた動作の周期的放送およびオン・デマンド・クエリー・アンサーの2つのモードはまた、(2)の制御を助ける。実際、TD交換の頻度およびその結果のトラヒック・フロー推定は、アプリケーションの必要性により主に決定される。例えば、交換検出型のアプリケーション、例えば経路ミス構成/ネットワーク故障の検出については、検出時間を削減するために交換の頻度はかなり高い。幸いにもこれらは又、例えば少ないTDといった精緻性の低い測定/推定で十分なアプリケーションである。これらのアプリケーションにおいては、問題となる事象により、結果として引き起こされるフローパターン及びリンク毎のフローの値の変化が重大なものとなる傾向にあるからである。他方、より高い精度の測定/推定(およびより大きいTD)を必要とするTMAアプリケーションは、代わりに帯域幅を削減することを助ける、より長い測定期間に対してのみ有意である傾向にある。DATALITEスキームの他の利点は、測定期間Tと共に、TDメモリの要求が非常にゆっくりと(O(loglogT))で増大することである。上記したように、一般的なトラヒック測定アプリケーションに対し適切である、8000秒までの長さの測定期間に対し、TDのサイズを効率よく維持することができる。
最終的に、TDの分散パターンは、必要な分散頻度と共に、TDの数とサイズに基づいて決定されるべきである。物事を概観するために、2つの極端なシナリオ(またはアプリケーションの必要性)を考察する。最初のシナリオでは、トラヒック・パターン変化/故障検出アプリケーションまたはDDoSトレース・バックに、1.7KバイトのTDが使用される。各々のノードの圧縮されない
Figure 2005295562
および
Figure 2005295562
がすべての他のノードに、超流(帯域幅方式の最も高価なオプション)を用いて1秒毎に分散されたとしても、ネットワークのすべてのリンクに生成される全TDトラヒックは、21.7|V|Kbps、すなわち100ノードのネットワークのリンク毎に2.72Mbpsを超えないか、または10Gbpsリンクの能力の0.03%より低い。第2のシナリオでは、ネットワーク・レベルの遅延時間統計および微細精度のトラヒック型式の振る舞いを測定するために、特別な1時間毎のトラヒック調査が行われる。ここで、276タイプのネットワーク・レベルのトラヒック集合体の挙動を(上記した一般化セット交差技術を用いて)解析するために、同じネットワーク内のすべてのノードの間のフルI−BGPを用いて、242の高精度0.87Mバイト非圧縮TDの各々が1時間毎に分散される。ノード毎の対応する到来TDの帯域幅は、0.8724100/3600Mbps=9.28Mbpsであり、それでも10Gbpsのリンクの能力の0.1%以下である。
結論
要約すると、ネットワーク・トモグラフィ・アプローチを苦しめる、無効なトラヒックのモデル化または動作の仮定に起因する問題を、直接測定アプローチをとることにより、本発明のDATALITEは回避している。本発明のDATALITEスキームと現存するトラジェクトリ・ベースのものとの間には、高度の共通点があるにもかかわらず、それらの間には基本的な差異がある:第1に、一連のセット濃度決定問題としてトラヒック測定問題を定式化することにより、最少の通信余力で、分散方式のトラヒック解析を実行するために、個別サンプル計量での最近の進歩をてこにすることができる。第2に、個々のパケット1つずつの代わりに、トラヒック集合体の挙動の測定と解析に焦点を当てることで、本発明のDATALITEに対するシステム・メモリおよび通信帯域幅の要求は、従来の方法に較べて大幅に削減される。結果的に、現存するトラジェクトリ・ベース・システムが採用する、重量、集中化アプローチとは異なり、DATALITEは分散計算モデルを採用することができる。
上記の記載は、本発明の原理を単に示すものである。当業者が多様な変更を工夫でき、それらが本文書に明白に記述または示されていなくとも、本発明の原理を具体化し、本発明の精神と範囲内であることが容易に理解される。さらに、すべての例と言及された条件言語は、そのような特に言及された例および条件への限定でなく解釈され、読者に我々によって技術を進歩させる本発明の原理と概念の理解を援助する目的で、基本的に例示の目的にのみ用いられている。さらにここで、その特定の例と同様、発明の原理、態様、および実施形態を言及した言葉は、その構造的および機能的な等価物の双方を包含するように意図されている。さらに、そのような等価物は、現在知られている等価物と同様に将来開発される等価物、すなわち構造にかかわらず同じ機能を奏する、開発された要素を含む。
以下の請求項では、特定の機能を実行する手段として表現された任意の要素は、例えばa)該機能を実行する回路要素の組合せ、またはb)ファームウェア、マイクロコード等、該機能を実行するためのソフトウェアを遂行する適宜の回路との組合せを含む該機能を実行する任意の方法を、包含すると想定される。そのような請求項で定義される発明は、多様な言及された手段により提供される機能が、請求項が要求する方法で組合せられかつ共に提供される、という事実に存在する。出願人はしたがって、そのような機能を提供する任意の手段を、ここに示されたものの等価物とみなす。発明の原理の多くの他の変更とその応用は、当業者には自明であり、ここでの教示により考慮される。したがって本発明の範囲は、ここに添付された請求項のみにより限定される。
本発明に従う、パケット・セットからのトラヒック・ダイジェストの抽出の方法論の一例を示す。 本発明のトラヒック測定および解析技術を用いた、ネットワーク・ノードにより実行される工程の実施形態の例である。

Claims (10)

  1. パケット通信ネットワーク内のトラヒックの解析を実行する方法であって、
    前記ネットワーク内の特定のノードで、関心のあるパケットのセットに関するトラヒックの集合体を測定する工程と、
    前記トラヒックの集合体を用いて、前記ネットワークの測定されるべきパラメータの交差セット濃度決定を定式化する工程と、
    前記測定されるべきパラメータについて、前記セット濃度決定を解く工程とを含む方法。
  2. 前記交差セット濃度決定を一連の連合セット濃度決定に定式化する工程をさらに含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記連合セット濃度決定を分散方式で解くために、1つまたは複数のO(loglog|A|)個別サンプル計量アルゴリズムを適用する工程をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  4. パケット・セットLi,jの必要な情報を要約するために、基本O(loglogNmax)のビット・ダイジェストが用いられ、Nmaxは、Li,j内の個別サンプルの最大数である、請求項3に記載の方法。
  5. 前記トラヒックの解析は、トラヒック経路パターンの解析、トラヒック・フロー・パターンの解析、および与えられた関心のあるパケットのグループが移動する中間ノードおよびリンクと共に、起点および終点をトレースすることからなるグループから選択される、請求項1に記載の方法。
  6. パケット通信ネットワーク内のトラヒックの解析を実行する方法であって、
    前記ネットワーク内の選択されたノードから、与えられたパケット・セットのメンバーシップに基づいて、トラヒック・ダイジェストベースの集合体を抽出する工程と、
    前記ネットワーク内の前記選択された以外のノードに、関連するローカル・トラヒック・ダイジェストを分散する工程と、
    前記ネットワーク内の前記選択された以外のノードから、関連するリモート・トラヒック・ダイジェストを受信する工程と、
    前記ローカル・トラヒック・ダイジェストと前記リモート・トラヒック・ダイジェストに基づいて、特定のトラヒック・フローのローカルな推定を提供する工程と、
    前記他の選択されたノードから、前記特定のトラヒック・フローのリモート推定を受信する工程と、
    前記ローカルおよびリモートの特定のトラヒック・フローに基づいて、前記ネットワークの与えられたパラメータについて、セット濃度決定問題を解く工程とを含む方法。
  7. 前記トラヒック・ダイジェストを抽出する工程が、
    ある特定のパケット・セットに属する各々のパケットから、パケット識別子を抽出する工程と、
    maxビットのハッシュ出力を受信するために、各々のパケット識別子をハッシュ関数に入力し、前記Rmaxビットのハッシュ出力のlogmビットがバケット指標を決定するために用いられる工程と、
    前記バケット指標に基づいて前記ハッシュ出力をmのバケットに分割する工程と:
    前記mのバケットの各バケットiについて、r()を用いることによって、i番目のバケットに割り当てられたすべてのハッシュ出力h(PID)の最初の(Rmax−logm)ビットにおける連続する先行ゼロの最大数たる、Riを追跡する工程と、
    前記特定されたパケット・セットに対するトラヒック・ダイジェストとして、RからRを用いる工程とを含む、請求項6に記載の方法。
  8. トラヒック・ダイジェスト測定期間と、同じ測定期間内にあるリンクを通過するパケットの数を追跡するために、すべてのリンク(i,j)∈Eに対しパケット・カウンタCi,jが維持され、Ci,jの値と|Li,j|の間の大きな差異は、潜在的な経路問題を表す、請求項6に記載の方法。
  9. 「時間指標付き」パケット・セットをさらに含み、Qの人為セットを通して、ネットワーク内の異なるリンクに属する、時間指標付きのパケット・セットの交差濃度の計算により、ネットワーク内の経路遅延を推定するために、元の測定期間が多くのより小さい期間に分割される、請求項6に記載の方法。
  10. パケット通信ネットワーク内の、トラヒックの解析を実行する方法であって、
    前記ネットワーク内の選択されたノードから、与えられたパケット・セットのメンバーシップに基づいてトラヒック・ダイジェストベースの集合体を抽出する工程と、
    前記ネットワーク内の前記選択された以外のノードに関連するローカル・トラヒック・ダイジェストを分散する工程と、
    前記ネットワーク内の前記選択された以外のノードから関連するリモート・トラヒック・ダイジェストを分散する工程と、
    前記ローカル・トラヒック・ダイジェストと前記リモート・トラヒック・ダイジェストに基づいて、特定のトラヒック・フローのローカルな推定を提供する工程と、
    前記他の選択されたノードから、前記特定のトラヒック・フローのリモート推定を分散する工程と、
    前記ローカルおよびリモートの特定のトラヒック・フローに基づいて、前記ネットワークの与えられたパラメータについて、セット濃度決定問題を解く工程とを含む方法。
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