JP2005297795A - メータの衝撃吸収構造 - Google Patents

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一雅 坂井
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Abstract

【課題】 メータによって衝撃荷重を吸収する。
【解決手段】 コラムカバー22の上部22Aが、メータ14に配設された棒状ノブ40の後端部40Aに当接し、棒状ノブ40の後端部40Aに軸方向である車体後方から車体前方に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、棒状ノブ40の脆弱部42が破断することで、衝撃荷重を吸収できるようになっている。
【選択図】 図1

Description

本発明はメータの衝撃吸収構造に関し、特に、自動車等の車体に適用されるメータの衝撃吸収構造に関する。
従来から、自動車等の車体に適用されるメータの衝撃吸収構造においては、メータを支持しているケースのビスの貫通部に脆弱部を形成したことにより、メータ又はケースに一定以上の前向の衝撃力が加わると、脆弱部に応力が集中してその部分が容易に破断し、ケースとメータとが相対移動して衝突エネルギを効果的に吸収する構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実開平5−54055号公報
しかしながら、特許文献1のようなメータの衝撃吸収構造では、メータ自体の強度が高いため、メータが他部材と当接して車体前方へ移動できなくなった場合には、メータによって衝撃荷重を吸収することができない。
本発明は上記事実を考慮し、メータによって衝撃荷重を吸収できるメータの衝撃吸収構造を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明は、車体前方側部に基板が配設され、車体後方側部に表ガラスが配設されたメータの衝撃吸収構造であって、
一方の端部が前記表ガラスを貫通し、他方の端部が前記基板上のスイッチを操作可能に配置された棒状ノブと、
前記棒状ノブの中間部に形成され、前記棒状ノブに軸方向の所定値以上の荷重が作用した場合に、前記棒状ノブを破断させる脆弱部と、
を有することを特徴とする。
従って、車体前方側部に基板が配設され、車体後方側部に表ガラスが配設されたメータにおいて、一方の端部が表ガラスを貫通し、他方の端部が基板上のスイッチを操作可能に配置された棒状ノブに、棒状ノブの軸方向に所定値以上の荷重が作用した場合には、メータの棒状ノブの中間部に形成され脆弱部により棒状ノブが破断する。このため、メータの棒状ノブの軸方向長さが短くなる。この結果、メータによって衝撃荷重を吸収できる。
請求項2記載の本発明は、車体前方側から車体後方側に向って基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスが配設されたメータの衝撃吸収構造であって、
前記基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスの各結合部をうちの少なくても一つを勘合構造とし、前記勘合構造は、前記表ガラスに車体後方側から車体前方側に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、勘合位置にある2部材が互いに重なり合うことを特徴とする。
従って、車体前方側から車体後方側に向って基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスが配設されたメータにおいて、基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスの各結合部をうちの少なくても一つが勘合構造であり、この勘合構造は、表ガラスに車体後方側から車体前方側に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、勘合位置にある2部材が互いに重なり合う。この結果、勘合位置にあるメータの2部材が車体前方側から車体後方側に向って互いに重なり合うことで衝撃荷重を吸収できる。このため、メータによって衝撃荷重を吸収できる。
請求項1記載の本発明は、車体前方側部に基板が配設され、車体後方側部に表ガラスが配設されたメータの衝撃吸収構造であって、一方の端部が表ガラスを貫通し、他方の端部が基板上のスイッチを操作可能に配置された棒状ノブと、棒状ノブの中間部に形成され、棒状ノブに軸方向の所定値以上の荷重が作用した場合に、棒状ノブを破断させる脆弱部と、を有するため、メータによって衝撃荷重を吸収できるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明は、車体前方側から車体後方側に向って基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスが配設されたメータの衝撃吸収構造であって、基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスの各結合部をうちの少なくても一つを勘合構造とし、勘合構造は、表ガラスに車体後方側から車体前方側に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、勘合位置にある2部材が互いに重なり合うため、メータによって衝撃荷重を吸収できるという優れた効果を有する。
本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第1実施形態を図1〜図5に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
図5に示される如く、本実施形態の車体ではインストルメントパネル10におけるステアリングホイール12の車体前方側となる部位10Aにメータ14が配設されている。
図4に示される如く、メータ14はステアリングコラム16の車体上方に配設されており、ステアリングコラム16はインパネリインフォースメント18にブラケット20を介して固定されている。また、ステアリングコラム16におけるステアリングホイール12側の端部にはコラムカバー22が被せられている。
図1に示される如く、メータ14は、車体前方側から車体後方側に向ってロアカバー24、基板26、リフレクタ28、見返し板30、表ガラス32の順に配設されている。
なお、ロアカバー24は、基板26の車体前方側を覆っており、基板26を保護する裏蓋となっている。
また、基板26には、スイッチ34、LED等の電子部品36、指針駆動用モータ37等が実装されている。
また、リフレクタ28は、基板26上のLEDの光を拡散させて均等な照明を実現すると共に、メータ14をインストルメントパネル10に固定するためのブラケット28A、28Bが設定されており、メータ14の骨格を構成している。
また、見返し板30は、表ガラス32を支持すると共に、インストルメントパネル10の内部を隠している。
また、表ガラス32はメータ14の指針を保護すると共に、メータ14内に埃等が侵入するのを防止している。
メータ14には、オドメータ、トリップメータ等のリセットを行なうための棒状ノブ40が車体前後方向に沿って配設されており、棒状ノブ40の一方の端部である後端部40Aは表ガラス32を貫通している。また、棒状ノブ40の他方の端部である前端部40Bは基板26上のスイッチ34に当接しており、棒状ノブ40の後端部40Aを車体前方へ押圧することで、基板26上のスイッチ34が操作可能になっている。
図3に示される如く、棒状ノブ40の後端部40Aと前端部40Bとの略中央となる中間部40Cには、他の部位に比べて軸径が細い脆弱部42が形成されており、図2に示される如く、脆弱部42は、棒状ノブ40に軸方向である車体後方から車体前方(図2の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、破断するようになっている。
また、棒状ノブ40の脆弱部42は、棒状ノブ40の軸線40Dに対して、所定の交差角θ(θ≠90度)で斜めに交差しており、図2に示される如く、破断した部分が互いに逃げて重なることで、軸方向の長さが短くなるようになっている。
従って、図2に示される如く、コラムカバー22の上部22Aが棒状ノブ40の後端部40Aに当接し、棒状ノブ40の後端部40Aに軸方向である車体後方から車体前方(図2の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、棒状ノブ40の脆弱部42が破断し、破断した部分が互いに逃げて重なることで、衝撃荷重を吸収できるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、図2に示される如く、コラムカバー22の上部22Aが棒状ノブ40の後端部40Aに当接し、棒状ノブ40の後端部40Aに軸方向である車体後方から車体前方(図2の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、メータ14の棒状ノブ40の脆弱部42が破断する。
この時、棒状ノブ40の脆弱部42は、棒状ノブ40の軸線40Dに対して、所定の交差角θ(θ≠90度)で斜めに交差しているため、メータ14の棒状ノブ40は破断した部分が互いに逃げて重なることで、軸方向の長さが短くなる。
この結果、メータ14の棒状ノブ40の破断によって衝撃荷重を吸収できる。また、棒状ノブ40によって、ステアリングコラム16の車体前方へ移動が抑制されることがないため、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
なお、上記実施形態では、図3に示される如く、棒状ノブ40の脆弱部42を他の部位に比べて軸径を細くすること(溝)で形成したが、これに代えて、図6に示される如く、棒状ノブ40の脆弱部42を、棒状ノブ40を直径方向に貫通する複数のスリット44で形成しても良い。
次に、本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第2実施形態を図7及び図8に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図7に示される如く、本実施形態では、基板26におけるスイッチ34の外周部に形成された矩形の領域26Aの外周部26Bに沿って所定長さLのスリット等から成る脆弱部48が形成されている。
図8に示される如く、脆弱部48は、棒状ノブ40に軸方向である車体後方から車体前方(図8の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、破断するようになっている。
従って、コラムカバー22の上部22Aが棒状ノブ40の後端部40Aに当接し、棒状ノブ40の後端部40Aに軸方向である車体後方から車体前方(図8の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、基板26の脆弱部48が破断することで、衝撃荷重を吸収できるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、図8に示される如く、コラムカバー22の上部22Aが棒状ノブ40の後端部40Aに当接し、棒状ノブ40の後端部40Aに軸方向である車体後方から車体前方(図8の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、基板26の脆弱部48が破断する。このため、棒状ノブ40は破断した基板26の矩形の領域26Aとスイッチ34とともに車体前方へ移動する。
この結果、メータ14の基板26の破断によって衝撃荷重を吸収できる。また、棒状ノブ40によって、ステアリングコラム16の車体前方へ移動が抑制されることがないため、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
なお、上記実施形態では、脆弱部48をスリットとしたが、脆弱部48はスリットに限定されず、薄肉部等の他の構成としても良い。
次に、本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第3実施形態を図9に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示される如く、本実施形態では、表ガラス32の外周部32Aが、見返し板30の車体方向側の開口端部30Aに、埃侵入防止用のパッキン50を挟んで配設されており、表ガラス32は、外周部32Aに見返し板30側に向ってフランジが形成されていない板状となっている。
従って、図9に2点鎖線で示すように、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32に車体後方から車体前方(図9の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、表ガラス32にフランジがないため、表ガラス32のフランジによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、図9に2点鎖線で示される如く、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32に車体後方から車体前方(図9の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、表ガラス32にフランジがないため、表ガラス32のフランジによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されない。
この結果、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
次に、本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第4実施形態を図10及び図11に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図10に示される如く、本実施形態では、表ガラス32の外周部に見返し板30側(車体前方側)に向ってフランジ32Bが形成されている。また、フランジ32Bの根元部32Cには脆弱部52としての溝が形成されており、フランジ32Bの四隅にも脆弱部54としての溝が形成されている。
図11に示される如く、脆弱部52、54は、表ガラス32に車体後方から車体前方(図11の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、破断するようになっている。
従って、第1実施形態と同様に、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32に車体後方から車体前方(図11の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、脆弱部52、54が破断し、表ガラス32のフランジ32Bが分割される。このため、表ガラス32のフランジ32Bによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32に車体後方から車体前方(図11の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、脆弱部52、54が破断し、表ガラス32のフランジ32Bが分割される。このため、表ガラス32のフランジ32Bによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されない。
この結果、メータ14の表ガラス32のフランジ32Bが分割されることによって衝撃荷重を吸収できる。また、表ガラス32のフランジ32Bによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないため、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
なお、図12に示される如く、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dの連結部となる四隅に脆弱部55としての溝を形成し、表ガラス32を介して見返し板30に車体後方から車体前方(図12の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、脆弱部55が破断し、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dが分割される構成としても良い。
次に、本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第5実施形態を図13及び図14に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図13に示される如く、本実施形態では、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dが蛇腹状になっている。このため、図14に示される如く、見返し板30は、車体後方から車体前方(図14の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合に収縮するようになっている。
従って、第1実施形態と同様に、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、見返し板30に車体後方から車体前方(図14の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dが収縮する。このため、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32を介して見返し板30に車体後方から車体前方(図14の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dが収縮する。このため、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されない。
この結果、メータ14の見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dが収縮することによって衝撃荷重を吸収できる。また、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないため、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
なお、上記実施形態では、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dが蛇腹状にしたが、これに代えて、図15に示される如く、見返し板30の四方の側面30A、30B、30C、30Dを前後方向両端部に対して中間部を内周側または外周側に向かって円弧状に湾曲させた構成としても同様な効果を得られる。
次に、本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第6実施形態を図16〜図18に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図16及び図17に示される如く、本実施形態では、リフレクタ28の後端縁部28Cに対して、見返し板30の前端縁部30Eが、リフレクタ28の後端縁部28Cの外周側にオフセットした状態で嵌合されている。
このため、図18に示される如く、見返し板30に車体後方から車体前方(図18の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、見返し板30の側部30Fが、リフレクタ28の側部28Dに、車体後方から車体前方(図18の矢印A方向)に向って重なることで見返し板30が車体前方に向って移動できるようになっている。
従って、第1実施形態と同様に、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、見返し板30に車体後方から車体前方(図18の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、見返し板30の側部30Fが、リフレクタ28の側部28Dに重なることで見返し板30が車体前方に向って移動することで、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32を介して見返し板30に車体後方から車体前方(図18の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、見返し板30の側部30Fが、リフレクタ28の側部28Dに車体後方から車体前方(図18の矢印A方向)に向かって重なることで見返し板30が車体前方に向って移動する。このため、見返し板30の側部30Fによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されない。
この結果、勘合位置にあるメータ14の見返し板30の側部30Fと、リフレクタ28の側部28Dとが互いに重なることによって衝撃荷重を吸収できる。また、見返し板30の側部30Fによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないため、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
なお、上記実施形態では、見返し板30の側部30Fが、リフレクタ28の側部28Dに重なる構成にしたが、これに代えて、ロアカバー24、基板26、リフレクタ28、見返し板30、表ガラス32のうちの勘合位置にある2部材が少なくとも1組以上互いに重なり合う構成としても良い。
次に、本発明におけるメータの衝撃吸収構造の第7実施形態を図19及び図20に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図19に示される如く、ロアカバー24には、基板26との間に指針駆動用モータ37等を配置するための空間60を形成するため、複数のボス62が形成されており、これらの複数のボス62に車体前方側から挿入されたビス64とこのビス64に締結されたナット66とによってロアカバー24と基板26とが結合されている。
ボス62は車体前後方向に延設されており、ボス62の外周部62Aは薄肉とされた脆弱部となっている。
このため、図20に示される如く、基板26に車体後方から車体前方(図20の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、ボス62の外周部62Aが潰れるようになっている。
従って、第1実施形態と同様に、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、見返し板30、リフレクタ28を介して基板26に車体後方から車体前方(図20の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、ボス62の外周部62Aが潰れる。このため、ボス62の外周部62Aの潰れによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、車体衝突時に、運転者がステアリングホイール12に衝突すると、運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を下げるために、ステアリングコラム16がコラムカバー22とともに車体前方へ移動する。
この際、コラムカバー22の上部22Aが表ガラス32に当接し、表ガラス32、見返し板30、リフレクタ28を介して基板26に車体後方から車体前方(図20の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合には、ボス62の外周部62Aが潰れる。このため、ボス62の外周部62Aの潰れによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されない。
この結果、メータ14のボス62の外周部62Aが潰れによって衝撃荷重を吸収できる。また、ボス62の外周部62Aの潰れによって、ステアリングコラム16の車体前方への移動が抑制されないため、ステアリングホイール12に衝突した運転者がステアリングホイール12から受ける衝撃荷重を低減できる。
なお、上記実施形態では、ボス62の外周部62Aを薄肉とすることで脆弱部としたが、これに代えて、図21に示される如く、ボス62の外周部62Aを蛇腹状とすることで脆弱部としても良い。また、ボス62の外周部62Aにスリット等を形成することで脆弱部としても良い。
また、図10に示される表ガラス32と同様に、リフレクタ28に向ってロアカバー24の外周部に形成されているフランジ24Aの根元部と、フランジ24Aの四隅とに脆弱部としての溝を形成し、ロアカバー24のフランジ24Aに車体後方から車体前方(図20の矢印A方向)に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、ロアカバー24のフランジ24Aが破断する構成としても良い。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態のうちの2つ以上を組み合わせた構成としても良い。
本発明の第1実施形態に係るメータの衝撃吸収構造を示す概略側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るメータの衝撃吸収構造における変形状態を示す概略側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るメータの衝撃吸収構造が適用された車室前部を示す概略側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るメータの衝撃吸収構造が適用された車室前部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第1実施形態の変形例に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るメータの衝撃吸収構造における変形状態を示す概略側断面図である。 本発明の第3実施形態に係るメータの衝撃吸収構造を示す概略側断面図である。 本発明の第4実施形態に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態に係るメータの衝撃吸収構造の要部における変形状態を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第4実施形態の変形例に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第5実施形態に係るメータの衝撃吸収構造における変形状態を示す概略側断面図である。 本発明の第5実施形態の変形例に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るメータの衝撃吸収構造の要部を示す車体斜め後方から見た斜視図である。 本発明の第6実施形態に係るメータの衝撃吸収構造を示す概略側断面図である。 本発明の第6実施形態に係るメータの衝撃吸収構造における変形状態を示す概略側断面図である。 本発明の第7実施形態に係るメータの衝撃吸収構造を示す概略側断面図である。 本発明の第8実施形態に係るメータの衝撃吸収構造における変形状態を示す概略側断面図である。 本発明の第7実施形態の変形例に係るメータの衝撃吸収構造を示す概略側断面図である。
符号の説明
12 ステアリングホイール
14 メータ
16 ステアリングコラム
22 コラムカバー
24 ロアカバー
26 基板
28 リフレクタ
30 見返し板
32 表ガラス
34 スイッチ
36 電子部品
37 指針駆動用モータ
40 棒状ノブ
42 脆弱部
44 スリット

Claims (2)

  1. 車体前方側部に基板が配設され、車体後方側部に表ガラスが配設されたメータの衝撃吸収構造であって、
    一方の端部が前記表ガラスを貫通し、他方の端部が前記基板上のスイッチを操作可能に配置された棒状ノブと、
    前記棒状ノブの中間部に形成され、前記棒状ノブに軸方向の所定値以上の荷重が作用した場合に、前記棒状ノブを破断させる脆弱部と、
    を有することを特徴とするメータの衝撃吸収構造。
  2. 車体前方側から車体後方側に向って基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスが配設されたメータの衝撃吸収構造であって、
    前記基板、リフレクタ、見返し板、表ガラスの各結合部をうちの少なくても一つを勘合構造とし、前記勘合構造は、前記表ガラスに車体後方側から車体前方側に向って所定値以上の荷重が作用した場合に、勘合位置にある2部材が互いに重なり合うことを特徴とするメータの衝撃吸収構造。
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