JP2005299260A - 湿式散布車 - Google Patents

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Abstract

【課題】 凍結防止剤や骨材等の粉粒体(薬剤、固形剤)に、溶液(粉粒体と水等の液体とを混合して生成したもの)を湿潤させてこれを散布する湿式散布車であって、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも溶液湿潤型の湿式散布が行なえる様にする。
【解決手段】 走行可能な車体2と、車体2に設けられて粉粒体Aを貯留するホッパ3と、ホッパ3の粉粒体Aを搬出する搬出手段4と、車体2に設けられて粉粒体Aと液体Bとが投入されるタンク5と、タンク5に設けられて粉粒体Aと液体Bを攪拌して溶液Cを生成する攪拌機6と、タンク5の溶液Cを送出する送出手段7と、搬出手段4からの粉粒体Aに送出手段7からの溶液Cを混合させて湿潤させる混合手段8と、混合手段8からの湿潤粉粒体Dを被散布面Eに散布する散布手段9とで構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば凍結防止剤や骨材等の粉粒体(薬剤、固形剤)に、溶液(粉粒体と水等の液体とを混合して生成したもの)を湿潤させてこれを散布する湿式散布車の改良に関する。
従来、凍結防止剤や骨材等の粉粒体を散布する方式としては、粉粒体をそのままま散布する乾式散布(特許文献1参照)と、粉粒体に水等の液体を湿潤させてこれを散布する湿式散布(特許文献2〜6参照)とに大別される。
ところで、近年にあっては、飛散防止や速効性の向上を図る為に、粉粒体に溶液(粉粒体と水等の液体とを混合して生成したもの)を湿潤させてこれを散布する溶液湿潤型の湿式散布が注目されている(特許文献5参照)。
特公平2−42965号公報 実公平7−48743号公報 特開平10−237838号公報 特開平10−317348号公報 特開平11−222827号公報 特開2002−88731号公報
ところが、この様な溶液湿潤型の湿式散布を行う場合は、散布車には、溶液を貯溜するタンクが必要であるだけでなく、除雪基地には、溶液を貯蔵できる溶液貯蔵タンクや溶液を供給する為の溶液供給システム等の設備が必要であった。
従って、これらの設備のない処では、溶液湿潤型の湿式散布を行う事ができなかった。
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その目的とする処は、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも溶液湿潤型の湿式散布が行なえる様にした湿式散布車を提供するにある。
本発明の湿式散布車は、基本的には、走行可能な車体と、車体に設けられて粉粒体を貯留するホッパと、ホッパの粉粒体を搬出する搬出手段と、車体に設けられて粉粒体と液体とが投入されるタンクと、タンクに設けられて粉粒体と液体を攪拌して溶液を生成する攪拌機と、タンクの溶液を送出する送出手段と、搬出手段からの粉粒体に送出手段からの溶液を混合させて湿潤させる混合手段と、混合手段からの湿潤粉粒体を被散布面に散布する散布手段と、から構成した事に特徴が存する。
ホッパには、粉粒体が投入されると共に、タンクには、粉粒体と液体が投入される。タンクには、投入された粉粒体と液体が攪拌機に依り攪拌混合されて溶液が生成される。
ホッパに貯留された粉粒体は、搬出手段に依り搬出されると共に、タンクに貯溜された溶液は、送出手段に依り送出される。そして、粉粒体と溶液は、混合手段に依り混合されて湿潤粉粒体にされた後に、散布手段に依り被散布面に散布される。
粉粒体に溶液を湿潤させてこれを散布するので、粉粒体そのものを散布する乾式散布や粉粒体に水等の液体を湿潤させて散布する湿式散布に比べて飛散や速効性が大幅に改善される。
粉粒体の湿潤に必要な溶液をタンク内で生成する様にしたので、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも湿式散布が行なえる。
本発明に依れば、次の様な優れた効果を奏する事ができる。
(1) 車体、ホッパ、搬出手段、タンク、攪拌機、送出手段、混合手段、散布手段とで構成し、とりわけタンクに攪拌機を設けると共に、タンクに粉粒体と液体とを投入して攪拌機に依り攪拌混合して溶液を生成する様にしたので、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも湿式散布が行なえる。
(2) タンクに攪拌機を付加するだけであるので、コストが余り掛からず、直ちに実施できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の湿式散布車を示す一部を破断した側面図。図2は、図1の背面図。図3は、混合手段及び散布手段付近を拡大して示す側面図。図4は、図3の背面図である。
湿式散布車1は、車体2、ホッパ3、搬出手段4、タンク5、攪拌機6、送出手段7、混合手段8、散布手段9とからその主要部が構成されている。
車体2は、走行可能なもので、この例では、回転可能に設けられた前後の車輪10と、前側に設けられた運転室11等を備えて居り、荷台を除いた自走可能なトラックが用いられている。
ホッパ3は、車体2に設けられて粉粒体Aを貯留するもので、この例では、三角箱状を呈し、上側には投入口が、後側には出口が夫々設けられて居り、後側が下がるべく傾斜させて車体2の後半上部に設けられている。投入口は、蓋体12に依り開閉可能に閉塞されている。
ホッパ3の後側には、上部シュート13が設けられている。上部シュート13は、前側にはホッパ3の出口に連通する入口が、後側には側口が、上側には保守用の上口が、下側には出口が夫々設けられて居り、側口及び上口は側蓋及び上蓋に依り開閉可能に閉塞されている。
搬出手段4は、ホッパ3の粉粒体Aを搬出するもので、この例では、ホッパの粉粒体Aを搬送するスクリュフィーダ14と、これからの粉粒体Aを所定量づつ送出するメータリングロータ15とを備えている。
スクリュフィーダ14は、ホッパ3内の下方と上部シュート13内に前後方向軸廻りに回転可能に設けられて後方に行くに従ってそのピッチが漸次大きくされたスクリュ16と、ホッパ3の前側に設けられてスクリュ16を回転させる油圧モータや電動機等のモータ17とを備えている。
スクリュフィーダ14の上方には、仕切体18が設けられている。仕切体18は、倒立略V型の断面を為す固定板と、これの両片に夫々進退可能に設けられた移動板とを備えて居り、粉粒体Aに依る過負荷がスクリュフィーダ14に掛からない様にすると共に、固定板に対して移動板を移動させてホッパ3との開度を調整する事に依って粉粒体Aの種類に呼応させる様にしている。
メータリングロータ15は、上部に入口を下部に出口を備えて上部シュート13の下部に着脱可能に設けられたケーシング19と、これの内部に横軸(左右方向軸)廻りに回転可能に設けられたロータ(図示せず)と、これを回転させる油圧モータや電動機等のモータ19とを備えている。
タンク5は、車体2に設けられて粉粒体Aと液体Bとが投入されるもので、この例では、左右一対の二つのものから成り、車体2の後側でホッパ3の両側に設けられて居り、上部には粉粒体Aと水等の液体Bを投入する為の投入口が、内側下部には、溶液Cの出口が夫々設けられている。投入口は、蓋体21に依り開閉可能に閉塞されている。
攪拌機6は、タンク5に設けられて粉粒体Aと液体Bを攪拌して溶液Cを生成するもので、この例では、タンク5の上壁を貫通して縦軸廻りに回転可能に設けられた攪拌羽根22と、タンク5の上壁に設けられて攪拌羽根22を回転させる油圧モータや電動機等のモータ23とを備えている。
送出手段7は、タンク5の溶液Cを送出するもので、この例では、油圧モータや電動機等のモータ(図示せず)に依り駆動されてタンク5内の溶液Cを送出するポンプ24と、これの吸込側と各タンク5の出口に接続された吸込管25と、これの途中に介設されて溶液Cを通断する電磁弁26と、ポンプ24の吐出側に接続された吐出管27とを備えている。
混合手段8は、搬出手段4からの粉粒体Aに送出手段7からの溶液Cを混合させて湿潤させるもので、この例では、メータリングロータ15からの粉粒体Aを下方に案内する下部シュート28と、これに設けられてポンプ24からの溶液Cを散布する散布管29と、下部シュート28内に設けられて粉粒体Aと溶液Cを混合させて排出させる排出体30とを備えている。
下部シュート28は、後側上部が欠如した漏斗状(円錐状)を呈し、上方前側にはメータリングロータ15の出口に接続される入口が、下方には混合物Cを排出する為の出口が夫々形成されている。
散布管29は、下部シュート28内の中位に左右方向に延設されて居り、これには、所定間隔毎に複数の散布孔31が穿設されていると共に、中程には、送出手段7の吐出管27が接続されている。
排出体30は、ゴム等の弾性材料で作製されて両端縁が尖鋭にされた梯形板状(ヘラ状)を呈し、下部シュート28の出口付近に内接又は近接して縦軸廻りに回転可能に設けられている。
散布手段9は、混合手段8からの湿潤粉粒体Dを被散布面Eに散布するもので、この例では、車体2等の固定側に使用位置から不使用位置まで俯仰可能に設けられた俯仰体32と、これに設けられた油圧モータや電動機等のモータ33と、これに依り縦軸廻りに回転されて下部シュート28を貫通される回転軸34と、これの下部に設けられた円盤35と、これの上方で下部シュート28の下部に設けられて湿潤粉粒体Dを案内する固定円盤36とを備えている。
而して、混合手段8の下部シュート28は、俯仰体32に設けられて散布手段9と一緒に俯仰されると共に、排出体30は、回転軸34の途中に固定されて円盤35と一緒にモータ33に依り回転される。
次に、この様な構成に基づいてその作用を述解する。
ホッパ3には、蓋体12が開けられて粉粒体Aが投入されると共に、タンク5には、蓋体21が開けられて粉粒体Aと水等の液体Bが投入される。投入された粉粒体Aと液体Bは、攪拌機6のモータ23にて回転される攪拌羽根22に依り攪拌混合されて、タンク5には溶液Cが生成される。
ホッパ3に貯留された粉粒体Aは、搬出手段4のスクリュフィーダ14に依りホッパ3及び上部シュート13から搬出されると共に、メータリングロータ15に依り所定量づつ混合手段8の下部シュート28に送出される。
他方、タンク5に貯溜された溶液Cは、送出手段7の電磁弁26の開弁時にポンプ24に依り吸込管25及び吐出管27を経て混合手段8の散布管29に送られ、その散布孔31から下部シュート28内に達した粉粒体Aに向けて噴射される。この為、混合手段8の下部シュート28内の粉粒体Aは、溶液Cに依り湿潤されて所謂湿潤粉粒体Dとなり、排出体30に依り攪拌混合されながら強制的に下部シュート28の下方に排出される。
混合手段8の下部シュート28から排出された湿潤粉粒体Dは、散布手段9のモータ33にて回転される円盤35に依り飛散されると共に、固定円盤36に依り案内されて路面等の被散布面Eに散布される。
粉粒体Aに溶液Cを湿潤させた湿潤粉粒体Dを散布するので、粉粒体Aそのものを散布する乾式散布や粉粒体Aに水等の液体Bを湿潤させて散布する湿式散布に比べて飛散や速効性が大幅に改善される。
粉粒体Aを湿潤させる溶液Cをタンク5内で生成する様にしたので、溶液貯蔵タンクや溶液供給システム等の設備がない処でも湿式散布が行なえる。
尚、タンク5は、先の例では、左右二つであったが、これに限らず、例えば一つや三つ以上でも良い。
攪拌機6は、先の例では、単一であったが、これに限らず、例えば複数でも良い。
本発明の湿式散布車を示す一部を破断した側面図。 図1の背面図。 混合手段及び散布手段付近を拡大して示す側面図。 図3の背面図。
符号の説明
1…湿式散布車、2…車体、3…ホッパ、4…搬出手段、5…タンク、6…攪拌機、7…送出手段、8…混合手段、9…散布手段、10…車輪、11…運転室、12…蓋体、13…上部シュート、14…スクリュフィーダ、15…メータリングロータ、16…スクリュ、17…モータ、18…仕切体、19…ケーシング、20…モータ、21…蓋体、22…攪拌羽根、23…モータ、24…ポンプ、25…吸込管、26…電磁弁、27…吐出管、28…下部シュート、29…散水管、30…排出体、31…散布孔、32…俯仰体、33…モータ、34…回転軸、35…円盤、36…固定円盤、A…粉粒体、B…液体、C…溶液、D…湿潤粉粒体、E…被散布面。

Claims (1)

  1. 走行可能な車体と、車体に設けられて粉粒体を貯留するホッパと、ホッパの粉粒体を搬出する搬出手段と、車体に設けられて粉粒体と液体とが投入されるタンクと、タンクに設けられて粉粒体と液体を攪拌して溶液を生成する攪拌機と、タンクの溶液を送出する送出手段と、搬出手段からの粉粒体に送出手段からの溶液を混合させて湿潤させる混合手段と、混合手段からの湿潤粉粒体を被散布面に散布する散布手段と、から構成した事を特徴とする湿式散布車。

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