JP2005299906A - バルブ用アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】配線等の作業性を飛躍的に向上させると共に、アクチュエータの仕様に応じて、電子部品を実装したモジュール基板の交換を容易に行い得るようにし、長期に亘り、安全に使用することができ、コンパクト化、並びに各種バルブへの共通化とコストの削減化を可能にしたバルブ用アクチュエータを提供する。
【解決手段】ベース体2と、ベース体2に配設された電動モータ3と、電動モータ3からの回転力を出力軸に減速して伝達する減速機構7等からなるバルブ用アクチュエータにおいて、前記電動モータ3等の電気部品の電線14と外部の電源等の電線15を電気的に接続する端子台16をモジュール基板17に実装し、前記ベース体2の下面に配設された端子ボックス13内に、前記モジュール基板17を着脱自在に内蔵したバルブ用アクチュエータである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ボールバルブ、バタフライバルブ等の開閉弁などに搭載されるバルブ用アクチュエータに関し、配線等の作業性を飛躍的に向上させると共に、アクチュエータの仕様に応じて、電子部品を実装したモジュール基板の交換を容易に行い得るようにしたコンパクトなバルブ用アクチュエータに関する。
アクチュエータの駆動には、電動モータ、リミットスイッチ、コンデンサ等の電気部品への電力供給が必要であり、このため、アクチュエータには、外部に設置されている電源等からの電線を接続するため、端子台を設ける必要がある。例えば、図9に示すように、アクチュエータ本体40のベース体41上に、電動モータ42、リミットスイッチ43、コンデンサ44等の電気部品と共に、電動モータ42等の電気部品の電線45と、外部の電源等の電線46を電気的に接続する端子台47を配置している。
しかし、端子台47をベース体41上に配設すると、電源や制御盤からの電線46の配線作業時に、アクチュエータ本体40からカバー48を取り外さなければならないため、配線作業は面倒であり、また、配線作業終了後、アクチュエータ本体40にカバー48を取り付ける際、アクチュエータ本体40とカバー48との間に装着されるOリング50を正確に装着しないと、アクチュエータ内部の気密性が損なわれるおそれがあった。そこで、これらの問題を解決するものとして、以下に示すものが開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、実開平7−42890号公報(特許文献1)は、電動モータ、リミットスイッチ、コンデンサ等の電気部品とは別の場所であるアクチュエータ本体側部に端子台を配置し、これを端子ボックスで被蓋して、この端子ボックスより制御線を引き出している。
実開平7−42890号公報(第3頁、第7図)
しかしながら、実開平7−42890号公報(特許文献1)は、アクチュエータ本体の側部に端子ボックスを設けているので、アクチュエータ自体が大きくなってしまい、アクチュエータの設置スペースを広く確保しなければならず、また、配管に接続されたバルブをメンテナンスする際、作業者がアクチュエータ本体の側部に張り出した端子ボックスを足場にして作業を行うことがあり、端子ボックス損傷の一因となっていた。さらに、アクチュエータ本体と端子ボックスの嵌合面が垂直方向となっているので、嵌合面に装着されたガスケットが劣化した場合、嵌合面に生じた隙間から雨水等がアクチュエータ本体に浸入するおそれがあり、また、電源や制御盤からの電線を結束した制御線を端子ボックスのカバーに固定しているので、端子ボックスのカバーを制御線にぶら下げた状態で配線作業を行わなければならず、作業に支障があった。
また、上記した特許文献をはじめ、従来のアクチュエータは、端子台や端子台を固定している基板を取り外して、リレー、スピードコントローラ、AC/DCコンバータ等の部品を組み込む必要があり、組立作業が面倒であると共に、それに伴う作業スペースを確保する必要があった。しかも、組立作業時に基板を取り付けている止めネジ等の部品を紛失してしまうおそれがあった。
本発明は、上記した実情に鑑み、鋭意検討の結果開発に至ったものであり、その目的とするところは、ボールバルブ、バタフライバルブ等の開閉弁などに搭載するためのバルブ用アクチュエータであって、配線等の作業性を飛躍的に向上させると共に、アクチュエータの仕様に応じて、電子部品を実装したモジュール基板の交換を容易に行い得るようにし、長期に亘り、安全に使用することができ、コンパクト化、並びに各種バルブへの共通化とコストの削減化を可能にしたバルブ用アクチュエータを提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に係る発明は、ベース体と、ベース体に配設された電動モータと、電動モータからの回転力を出力軸に減速して伝達する減速機構等からなるバルブ用アクチュエータにおいて、前記電動モータ等の電気部品の電線と外部の電源等の電線を電気的に接続する端子台をモジュール基板に実装し、前記ベース体の下面に配設された端子ボックス内に、前記モジュール基板を着脱自在に内蔵したバルブ用アクチュエータである。
請求項2に係る発明は、前記端子ボックス本体内に、端子台等を実装したモジュール基板を水平方向に差し込み自在に設け、且つ、差し込みすると同時に位置決めするようにしたバルブ用アクチュエータである。
請求項3に係る発明は、蓋体で被蓋する端子ボックス本体の開口部には、モジュール基板の両縁部に形成された案内孔と係合して、モジュール基板をスライドガイド自在にすると共に、モジュール基板を固定する2本の基板固定ネジを設けたバルブ用アクチュエータである。
請求項4に係る発明は、前記モジュール基板に形成された案内孔の差し込み側端部には、基板固定ネジの頭部径より大径であるネジ孔を有しており、このネジ孔に基板固定ネジが位置したときに、モジュール基板の取り付け・取り外しを行い得るようにすると共に、端子ボックス本体の奥部面に形成された突起部と2本の基板固定ネジとで、水平方向に差し込まれたモジュール基板を位置決め固定するようにしたバルブ用アクチュエータである。
請求項5に係る発明は、前記端子ボックス本体の適宜箇所に、端子ボックス本体と前記端子台との短絡を防止するための絶縁板を着脱自在に設けたバルブ用アクチュエータである。
請求項1に係る発明によると、端子台への配線作業を行う際に、アクチュエータカバーを取り外すことなく、配線作業を完了させることができると共に、アクチュエータの仕様に応じて、リレー、スピードコントローラ、AC/DCコンバータ等の電子部品を実装したモジュール基板の交換を容易に行うことができ、さらに、各種バルブへの共通化とコストの削減化が可能となる。ベース体下面の空きスペースに端子ボックスを配設することで、アクチュエータ全体をコンパクトにすることができ、各種のアクチュエータのサイズに対応し、モジュール化することが可能となる。
請求項2又は3に係る発明によると、端子台が実装されたモジュール基板をスライドガイド自在に設けているので、アクチュエータの施工現場で配線作業を行う場合であっても、端子台を取り外すことなく、配線作業を容易に行うことができ、さらに、基板固定ネジと案内孔との係合領域を、例えば、モジュール基板の引き出しによる断線の起きない領域に設定することで、安全性を確保することが可能となる。また、アクチュエータの仕様に応じて、電子部品を実装したモジュール基板を交換する場合であっても、アクチュエータの施工現場で交換作業を容易に行うことができる。
請求項4に係る発明によると、2本の基板固定ネジの操作とモジュール基板のスライド操作のみで、モジュール基板の取り付け・取り外し、並びに位置決め固定を行うことができ、従って、モジュール基板の案内孔と基板固定ネジとを係合させながら差し込むのみで、モジュール基板を適正位置に配置することができ、この状態で2本の基板固定ネジを締め付けるのみで、確実に端子ボックス内に位置決め固定することが可能となる。位置決め固定されたモジュール基板は、端子ボックス内に強固に保持され、電動モータ特有の振動等の影響を受けることはなく、また、2本の基板固定ネジを緩めることで、モジュール基板はスライド自在となり、基板固定ネジを完全に取り外す必要なく、モジュール基板の交換を容易に行うことができ、これにより、ネジ等の部品の紛失を防ぐことが可能である。
請求項5に係る発明によると、端子台への配線作業等を通電状態で行わなければならない場合、万が一、端子台の止めネジに当接したドライバー工具が端子ボックスに接触したとしても短絡することなく、安全に作業を行うことができる。
図1は、本発明であるバルブ用アクチュエータの一例を示す分離斜視図であり、図2は、本発明であるバルブ用アクチュエータの一例を示す断面図である。同図に示すバルブ用アクチュエータ1は、ベース体2と、ベース体2上に配設される電動モータ3と、電動モータ3の回転軸に設けたピニオンギヤ4と、ピニオンギヤ4と噛合する中間歯車5と、中間歯車5と噛合する歯車であって、出力軸と同軸上に配設される入力歯車6と、前記電動モータ3からの回転力を減速する減速機構7と、減速機構7によって減速された回転力により回転する出力軸8と、出力軸8の上部に設けたカム9と、カム9により開閉操作されるリミットスイッチ10と、コンデンサ11、及びヒータ12等の構成部品をカバー本体1a内に収容しており、前記ベース体2の下面には端子ボックス13を配設して、カバー本体1a内の電気部品の電線14と、外部の電源等(図示しない)の電線15を電気的に接続する端子台16を実装したモジュール基板17を、この端子ボックス13に着脱自在に内蔵している。なお、カバー本体1a内に収容される電動モータ3等の構成部品は、電動モータ3からの回転力を減速して出力軸8に伝達可能な構造であればよく、本実施形態に限定するものではない。
本実施形態では、減速機構の一例として、後述する内接噛合遊星歯車減速機構を内蔵したバルブ用アクチュエータに適用しており、図2に示すように、端子ボックス13は、ベース体2の下面であって、電動モータ3の下方位置であると共に、内接噛合遊星歯車減速機構7(以下、歯車減速機構7という)の側方位置のスペースに配設され、これにより、異なる出力のアクチュエータであっても共用可能なモジュール部品としている。勿論、本例の取付位置は一例であり、これに限定することなく、ベース体2の下面や側面であって、アクチュエータ全体をコンパクト化できればよく、実施に応じて任意である。
本例の端子ボックス13はダイカスト鋳物であり、図1及び図2に示すように、端子ボックス本体13と端子ボックス本体13の開口部13aを被蓋する蓋体18等から構成されている。端子ボックス本体13の両側部内面には、開口部13aから奥部面13bの近傍にかけて、基板案内溝13c,13cが略水平に形成されており、モジュール基板17は、この基板案内溝13c,13cに沿って、端子ボックス本体13内を水平方向にスライドする。また、開口部側であって、基板案内溝13c,13cの延長線上には、後述するモジュール基板17の案内孔17a,17aと係合する2本の基板固定ネジ19,19を設けており、モジュール基板17をスライドガイドすると共に、このモジュール基板17を端子ボックス13内に固定する。この基板固定ネジ19,19は、図2に示すように、端子ボックス本体13の開口部13aより蓋体18側に突出した位置に配置しており、モジュール基板17の着脱を容易にしている。
また、奥部面13bの下方中央位置には、モジュール基板17の差し込み側端部上面に圧接する、本例ではアール面を有した突起部13dを形成しており、この突起部13dと2本の基板固定ネジ19,19とで、基板案内溝13c,13cに沿って差し込まれたモジュール基板17を位置決め固定する。なお、突起部13dの形状や成形位置は任意であって、例えば、モジュール基板17の下面と圧接するように設けることもできる。また、開口部側の上部には、端子ボックス本体13と後述するモジュール基板17に実装された端子台16との短絡を防止するための絶縁板20を、開口部13aの端面から蓋体18側に突設するよう、着脱自在に設けている。
図3は、モジュール基板を内蔵した端子ボックス本体の正面図である。本例の端子台16は、カバー本体1a内の電気部品の電線14と、外部の電源等の電線15を電気的に接続する樹脂製の中継端子台であり、同図に示すように、外部の電源等の電線15と接触して電力を伝達する金属端子部16aと、電線15を金属端子部16aに押し付ける電線押し板16bと、締め付け固定する止めネジ16cと、絶縁及び端子の保護のための樹脂ケース16dとから構成されている。金属端子部16aの一部はモジュール基板17に半田付けされ、モジュール基板17上の配線パターンと金属端子部16aとを電気的に接続している。無論、この端子台16は一例であって、その他の形状・構造を有する端子台を採用してもよい。
図4は、モジュール基板の平面図であり、同図に示すように、前記端子台16や、リレー21、AC/DCコンバータ22、スピードコントローラ(図示しない)等の電子部品が実装された、本例では樹脂製(例えば、ガラスエポキシ樹脂、CEM3)のモジュール基板17の両縁部には、端子ボックス13に設けた2本の基板固定ネジ19,19と係合する案内孔17a,17aが形成されており、この案内孔17a,17aの差し込み側端部には、基板固定ネジ19の頭部径より大径であるネジ孔17b,17bを設けている。このネジ孔17b,17bと基板固定ネジ19,19との位置が一致したときに、モジュール基板17の取り付け・取り外しが行い得るようにしており、一例を示すと、基板固定ネジM3(頭部径φ6mm)に対して、案内孔の幅を3.4mm、ネジ孔の孔径をφ6.5mmのように設定する。モジュール基板の板厚として、例えば、1.6mmとしてもよく、任意に設定することができる。また、基板固定ネジ19と案内孔17aとの係合領域は、モジュール基板17の両縁部に形成されているため、モジュール基板17の中央領域に接続される電気配線を切断するおそれがなく、安全性を確保することを可能にしている。
次に、端子ボックス13及びモジュール基板17の取付手順について説明する。
図5は、中継基板の一例を示した概略図であり、図6及び図7は、モジュール基板の取付手順を示した概略説明図である。図1に示すように、端子ボックス本体13と、ベース体2の下面である端子ボックス取付位置との間にガスケット23を装着し、六角穴付きボルト等の固定部材24を、端子ボックス本体13の雌ネジ部13eとベース体2の雌ネジ部(図示しない)に螺合して取り付ける。図1に示すように、カバー本体1a内に収容された電気モータ3、リミットスイッチ10、コンデンサ11、ヒータ12等の電気部品の電線10a,11a等は、その先端にコネクタのソケット(図示しない)を取り付けている。この電線10a,11a等を、例えば、ベース体2の周縁部位に形成された配線収容溝(図示しない)を経由し、図1及び図5に示すように、カバー本体1a内に収容された中継基板25上に、各電気部品に一対一に対応するよう配置されたコネクタのプラグ25a〜25fに前記ソケットを差し込んで接続する。対応する部品としては、例えば、プラグ25aはヒータ12に、25bはインターロック(図示しない)に、25cは電動モータ3に、25dは補助リミットスイッチ(図示しない)に、25eはポテンショメータ(図示しない)に、25fはリミットスイッチ10に、25gはコンデンサ11に対応している。
更に中継基板25上の配線パターンにて、複数のコネクタのプラグ25a〜25fとそれぞれ電気的に接続された配線14a(14),14b(14)は、その先端にコネクタ14c,14dを取り付け、図2に示すように、端子ボックス13と連通した配線引出口2a、及び端子ボックス13の配線引入口13fを介して、端子ボックス本体13へと引き入れた後、開口部13aから外方へ向けて引き出す。ここで、配線14a,14bは複数の電気部品を集約するように接続しており、例えば、配線14a(コネクタ14c)は、電動モータ3、リミットスイッチ10、コンデンサ11、ヒータ12に接続され、配線14b(コネクタ14d)は、オプション部品として、補助リミットスイッチやポテンショメータなどの電気部品に接続される。このように、端子ボックス13内へ引き込む配線、コネクタを集約することにより、配線スペースを小さくでき、端子ボックス13をコンパクト化できると共に、電動モータ3やコンデンサ11等、カバー本体1a内に収容された電気部品に仕様変更が生じた際には、中継基板25や端子ボックス13の蓋体18を取り外すことなく、個々の電気部品を交換の上、中継基板25へのコネクタ接続により、仕様変更を容易に行うことができる。
次いで、図6に示すように、端子台16等の電子部品を実装したモジュール基板17を用意し、モジュール基板17上の配線パターンと電気的に接続したコネクタ26のプラグに、カバー本体1a内からのコネクタ14c,14dのソケットを差し込んで接続する。接続が完了した後、モジュール基板17を端子ボックス13に取り付ける。図7に示すように、先ず、基板固定ネジ19,19を緩めてネジ頭部を所定の高さに合わせる。モジュール基板17の板厚にもよるが、緩める量は半回転から1回転程度でよい。この状態で基板固定ネジ19,19とモジュール基板17に設けたネジ孔17b,17bとの位置を一致させて、モジュール基板17を基板固定ネジ19に係合し、基板案内溝13c,13cに沿って、奥部面13bに設けた突起部13dに当接するまで、スライドさせながら差し込む。この際、モジュール基板17は、案内孔17a,17aの縁部を基板固定ネジ19,19の頭部によって係止された非着脱状態(仮の位置決め状態)となり、案内孔17a,17aが基板固定ネジ19,19に係合したスライドガイド自在となっている。突起部13dによりモジュール基板17は最終的に位置決めされ、その後、基板固定ネジ19,19を締め付けて固定する。
次いで、アクチュエータの施工現場で配線作業を行う場合には、外部の電源等の電線15を端子台16に接続する。図3に示すように、端子ボックス本体13の側部に設けた電線管接続口13gから、外部からの電線15を端子ボックス本体13内に引き入れ、開口部13aから端子台16の前方に引き出す。端子台16は開口部13aより露出しており、この端子台16の金属端子部16aと電線押し板16bとの間に電線15の先端部を差し込んで接触させた後、止めネジ16cを締め付けて金属端子部16aと電線押し板16bとで電線15を挟持固定する。配線終了後、ガスケット27を装着し、開口部13aを蓋体18で被蓋し、バルブ用アクチュエータの駆動準備が完了する。図中28は、端子ボックス本体13と蓋体18とを取付固定するネジ等の固定部材であり、図中29は、端子ボックス本体13にアース線(図示しない)を取り付けるための止めネジである。
交換等でモジュール基板17を取り外す場合には、端子ボックス本体13から蓋体18を取り外し、端子台16に結線された外部からの電線15を取り外した後、基板固定ネジ19,19を緩めてモジュール基板17をスライド自在にして、モジュール基板17を開口部側へ引き出し、ネジ孔17b,17bと基板固定ネジ19,19との位置を一致させて、端子ボックス13からモジュール基板17を取り外す。次いで、モジュール基板17のコネクタ26,26とカバー本体1aからのコネクタ14c,14dとの接続を解除する。なお、モジュール基板17を開口部側に引き出す際には、基板固定ネジ19が案内孔17aの差し込み側端部に設けられたネジ孔17bの内壁に当接するので、モジュール基板17の過度な引き出しを阻止し、モジュール基板17に接続された電線の断線を防ぐことができる。さらに、モジュール基板17の取り付けや取り外しに際しては、基板固定ネジ19を取り外す必要がないため、その紛失を防ぐことができる。
開口部側の上部には、端子ボックス本体13と端子台16との短絡を防止するための絶縁板20を着脱自在に設けており、同一電源で複数のアクチュエータを制御するシステムのメンテナンス等、端子台16への結線作業等を通電状態で行わなければならない場合、万が一、端子台16の止めネジ16cに接触したドライバー工具(図示しない)が端子ボックス13に接触しても短絡することはなく、ブレーカやヒューズの作動によりシステム全体が停止してしまうことなく、安全に作業を行うことができる。
次に、本実施形態において採用した内接噛合遊星歯車減速機構7について説明すると、図2に示すように、内接噛合遊星歯車減速機構7は、出力軸8と同軸上に配設されており、その構成は入力歯車6が挿入固着される偏心体30と、偏心体30を介して揺動回転可能に設けた外歯歯車31と、ベース体2などの固定側に固定され、前記外歯歯車31と内接噛合する内歯歯車32と、前記外歯歯車31の揺動回転から自転回転を取り出して出力軸8に伝える回転伝達機構33と、回転伝達機構33を介して連結された出力軸8とから構成されている。
前記偏心体30は、出力軸8に対し、ベアリング34を介して相対回転可能に配置されており、図8に示すように、偏心した偏心部30aの中心は出力軸8から偏心量eだけ偏心している。偏心体30の偏心部30a外周部位にはベアリング35を設けており、このベアリング35を介して外歯歯車31が回転自在に設けられている。外歯歯車31は、外周にトロコイド系歯形31aを有しており、外歯歯車31と内接噛合する内歯歯車32はベース体2に固定され、外歯歯車31と相隣接する内周に円弧歯形32aを有している。また、前記回転伝達機構33は、外歯歯車31に形成された複数の内ピン孔31bと、内ピン孔31b内を遊嵌する内ピン36と、内ピン36を一体又は別体に形成したピンフランジ37とから構成されており、このピンフランジ37は、出力軸8に取付固定されている。
本実施形態のように、ベース体2に配設された電動モータ3からの回転力を減速して出力軸8へ伝達する手段として、内接噛合遊星歯車減速機構7を出力軸8と同軸上に配設することで、ベース体2上にも、その他の電気部品等を配設するための有効スペースを確保することができ、しかも、小さなスペースで大きな減速比を得ることが可能なアクチュエータとすることができる。
本発明におけるバルブ用アクチュエータの一例を示す分離斜視図である。 本発明におけるバルブ用アクチュエータの一例を示す断面図である。 モジュール基板を内蔵した端子ボックス本体の正面図である。 モジュール基板の一例を示した平面図である。 中継基板の一例を示した概略図である。 モジュール基板の取付手順を示した概略説明図である。 モジュール基板の取付手順を示した概略説明図である。 図2のA−A線断面図である。 従来例を示した参考斜視図である。
符号の説明
1 バルブ用アクチュエータ
2 ベース体
3 モータ(電動モータ)
7 歯車減速機構(内接噛合遊星歯車減速機構)
8 出力軸
13 端子ボックス
13a 開口部
13b 奥部面
13d 突起部
14,14a,14b 電線
15 電線
16 端子台
17 モジュール基板
17a 案内孔
17b ネジ孔
19 基板固定ネジ
20 絶縁板

Claims (5)

  1. ベース体と、ベース体に配設された電動モータと、電動モータからの回転力を出力軸に減速して伝達する減速機構等からなるバルブ用アクチュエータにおいて、前記電動モータ等の電気部品の電線と外部の電源等の電線を電気的に接続する端子台をモジュール基板に実装し、前記ベース体の下面に配設された端子ボックス内に、前記モジュール基板を着脱自在に内蔵したことを特徴とするバルブ用アクチュエータ。
  2. 前記端子ボックス本体内に、端子台等を実装したモジュール基板を水平方向に差し込み自在に設け、且つ、差し込みすると同時に位置決めするようにした請求項1に記載のバルブ用アクチュエータ。
  3. 蓋体で被蓋する端子ボックス本体の開口部には、モジュール基板の両縁部に形成された案内孔と係合して、モジュール基板をスライドガイド自在にすると共に、モジュール基板を固定する2本の基板固定ネジを設けた請求項2に記載のバルブ用アクチュエータ。
  4. 前記モジュール基板に形成された案内孔の差し込み側端部には、基板固定ネジの頭部径より大径であるネジ孔を有しており、このネジ孔に基板固定ネジが位置したときに、モジュール基板の取り付け・取り外しを行い得るようにすると共に、端子ボックス本体の奥部面に形成された突起部と2本の基板固定ネジとで、水平方向に差し込まれたモジュール基板を位置決め固定するようにした請求項2又は3に記載のバルブ用アクチュエータ。
  5. 前記端子ボックス本体の適宜箇所に、端子ボックス本体と前記端子台との短絡を防止するための絶縁板を着脱自在に設けた請求項1乃至4の何れか1項に記載のバルブ用アクチュエータ。
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