JP2005303631A - データ通信システム - Google Patents

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Akira Yanagida
曜 柳田
Naoyuki Shiraishi
直之 白石
Atsushi Kawamura
篤 河村
Kozo Sugimoto
晃三 杉本
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Abstract

【課題】水晶発振子やセラミック発振子の使用数を必要最小限に抑えつつ伝送品質の高いデータ通信システムを実現すること。
【解決手段】スレーブ装置200は、マスタ装置100から受信信号Rx_S中のプリアンブル等の信号に基づいて伝送データレートを検出し、自装置のクロック生成部209で生成したクロック信号CLK_Sを伝送データレートに応じて分周し、マスタ装置100の送信用キャリア信号C_Mと分周部207の出力信号との位相差に応じた電圧の信号を自装置のクロック生成部209に入力することにより、自装置のクロック生成部209の発振周波数fsをマスタ装置100のメインクロック発生部102の発振周波数fmと一致させる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、一つの送受信装置で生成した送信用キャリア信号に基づいて他の送受信装置の送信用キャリア信号を補正するようにしたデータ通信システムに関する。
一般に、マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が双方向で通信を行うデータ通信システムでは、図9に示すように、各送受信装置7−1〜7−4が各々水晶発振子またはセラミック発振子8を搭載し、各送受信装置7-1〜7-4が各々の発振子8の発振信号をメインクロックを用いて信号処理を行いデータ通信が行われる。水晶発振子やセラミック発振子は発振周波数の確度が高く温度依存性が小さいため、これらを各送受信装置のメインクロックに用い、発振周波数が互いに等しい発振子を各送受信装置7-1〜7-4に搭載することにより、通信部のソフトウェア処理を各送受信装置で共通化かつ簡略化しても、符号誤り率等が小さい伝送品質の高い通信を実現できる。
また一般に、単一のキャリア信号を用いた半二重通信方式のデータ通信システムでは、図9に示すように、各送受信装置7-1〜7-4が各々水晶発振子またはセラミック発振子8を搭載し、各送受信装置7-1〜7-4が各々の発振子8の発振信号をキャリア信号に用いることによりデータ通信が行われる。水晶発振子やセラミック発振子は発振周波数の確度が高く温度依存性が小さいため、これらをキャリア信号生成用の発振子に用い、発振周波数が互いに等しい発振子を各送受信装置7-1〜7-4に搭載することにより、符号誤り率等が小さい伝送品質の高い通信を実現できる。(特許文献1、2参照)
特開平10−276105号公報 特開平10−285027号公報
しかし、水晶発振子やセラミック発振子は、LC発振回路やRC発振回路などと比較して非常に高価であるため、送受信装置一台ずつにこのような高価な部品を搭載することによってデータ通信システムの全体的なコストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水晶発振子やセラミック発振子の使用数を必要最小限に抑えつつ伝送品質の高いデータ通信システムを実現することにある。
前述した目的を達成するため、本発明に係るデータ通信システムは、
マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
マスタ側の送受信装置は、
周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートでデータを生成する送信データ生成部と、
受信信号を受信し処理する信号処理部と、を持ち、
複数のスレーブ側の受信装置は、
受信信号を受信し信号処理する信号処理部と、
マスタ側の送受信装置からの受信信号に含まれるプリアンブル等の信号に基づいて当該受信信号の中のマスタ側のメインクロック周波数情報を読み取るMMC周波数情報検出部と、
マスタ側のメインクロック周波数情報を元に、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
自送受信装置の前記クロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
を有することを特徴としている。
また、前述した目的を達成するため、本発明に係るデータ通信システムは、
マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が、単一のキャリア信号を用いて変復調を行い、双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
マスタ側の送受信装置は、
周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートでデータを生成する送信データ生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
変調された受信信号を復調する復調部と、
復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、を持ち、
複数のスレーブ側の受信装置は、
変調された受信信号を復調する復調部と、
復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、
マスタ側の送受信装置からの受信信号に含まれるプリアンブル等の信号に基づいて当該受信信号の中のマスタ側のメインクロック周波数情報を読み取るMMC周波数情報検出部と、
マスタ側のメインクロック周波数情報を元に、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
自送受信装置の前記クロック生成部によって生成されるクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
自送受信装置の前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
を有することを特徴としている。
また、前述した目的を達成するため、本発明に係るデータ通信システムは、
マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が、単一のキャリア信号を用いて変復調を行い、双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
マスタ側の送受信装置は、
周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
変調された受信信号を復調する復調部と、
復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、を持ち、
複数のスレーブ側の受信装置は、
変調された受信信号を復調する復調部と、
復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、
自送受信装置のメインクロック生成部で生成されたメインクロック信号を定数Cに応じて分周する分周部と、
マスタ側の送受信装置からの受信信号と前記分周部の出力信号との位相差に応じた電圧信号を出力する位相差検出部と、
マスタ側の送受信装置からの受信信号の中から前記位相差検出部が検出可能な信号か検出不可能な信号かを読み取る信号検出部と、
前記位相差検出部から出力された電圧信号と前記信号検出部からの出力信号を元に、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック周波数を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
自送受信装置の前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
を有することを特徴と
上記のように構成されたデータ通信システムでは、各スレーブ装置は、自装置のメインクロック生成部で生成したクロック信号を定数Cに応じて分周し、マスタ装置から受信したプリアンブル信号と分周部の出力信号との位相差に応じた電圧の信号を自装置のメインクロック生成部に入力することにより、自装置のクロック生成部の発振周波数をマスタ装置のメインクロック発生部の発振周波数に一致させる。
また、前述した目的を達成するため、本発明に係るデータ通信システムは、
マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が、単一のキャリア信号を用いて変復調を行い、双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
マスタの送受信装置は、
周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
変調された受信信号を復調する復調部と、
復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、を持ち、
複数のスレーブ側の受信装置は、
変調された受信信号を復調する復調部と、
復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、
マスタ側の送受信装置からの受信信号に含まれるプリアンブル等の信号に基づいて当該受信信号の1ビットの時間幅を検出するビット幅検出部と、
自送受信装置のメインクロック周波数がマスタ側の送受信装置と同じ周波数の場合に前記ビット幅検出部から出力される信号の1ビットの時間幅を記憶しておく基準ビット幅記憶部と、
前記ビット幅検出部により検出された時間幅と前記基準ビット幅記憶部に記憶されている時間幅とを比較するビット幅比較部と、
前記ビット幅比較部から出力された信号に基づいて、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック周波数を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
自送受信装置の前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
を有することを特徴としている。
上記のように構成されたデータ通信システムでは、各スレーブ装置が、マスタ装置からの受信信号に含まれるプリアンブル等の信号に基づいて当該受信信号の1ビット幅を検出し、その1ビット幅と予め記憶しておいた基準ビット幅との差分を無くすように自装置のメインクロック生成部への入力信号電圧を調整する。これにより、自装置のメインクロック信号とマスタ装置のクロック信号とのずれが抑制される。
本発明のデータ通信システムは、基準となるキャリア信号を生成するための水晶発振子またはセラミック発振子をマスタ装置が備えていれば、各スレーブ装置に搭載する発振手段としてRC発振回路やLC発振回路といった安価な発振回路を使用できるので、水晶発振子やセラミック発振子の使用数を必要最小限に抑えて低コストで実現できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための最良の形態を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明にかかるデータ通信システムの構成例を示す概念図であり、相互に通信可能に接続された複数(図示の例では4つ)の送受信装置1-1、1-2、1-3、1-4のうちの一つの送受信装置1-1がマスタ装置100として機能し、他の装置がスレーブ装置200として各々機能するシステム構成例を示している。このデータ通信システムは、電力線通信(PLC(Power Line Communication))を用いたLIN(Local Interconnect Network)プロトコルによる車載通信システムの一部を成すものであり、車載機器に電力を供給するための電力線2を信号伝送路に利用して、車載機器を制御するためのデータ通信を行う。LINプロトコルによる通信では、フレームのヘッダ(ID- Field)の前に、プリアンブルとしてシンクフィールド(Synch-Field)およびシンクブレイク(Synch-Break)が送信される(図2参照)。
図3は本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置の構成例を示すブロック図である。
マスタ装置100は、水晶発振子101を内蔵したメインクロック生成部102を備えている。メインクロック生成部102は、水晶発振子101の発信信号をメインクロック信号CLK_M(周波数fm)として出力する。メインクロック信号CLK_Mは、データレート設定部104に入力される。データレート設定部104は、メインクロック信号CLK_Mを定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定する。その設定値は送信データ生成部105に入力される。送信データ生成部105は、設定された伝送レートで送信データTX_Mを生成する。送信データTX_Mは電力線2に送出される。
一方、電力線2を介してスレーブ装置200から送られてきた信号は信号処理部109に入力され信号処理される。
スレーブ装置200は、可変容量ダイオードを用いたRC発振回路またはLC発振回路からなるVCOをメインクロック生成部209として備えている。スレーブ装置200では、電力線2を介して送られてきた信号Rx_Sが信号処理部203およびMMC周波数情報検出部230に入力される。信号処理部203は受信信号Rx_Sを処理する。尚、『MMC』とは『マスタ装置に搭載のメインクロック』の略称である。
MMC周波数情報検出部230は、マスタ装置100からの受信信号Rx_Sに含まれるプリアンブル信号に基づいて当該受信信号Rx_Sの中のマスタ装置100側のメインクロック周波数情報を読み取る。ここで読み取られたメインクロック周波数情報はメインクロック調整部231に渡される。
メインクロック調整部231は、マスタ装置100側のメインクロック周波数情報を元に、スレーブ装置200のメインクロック周波数fsをマスタ装置100と同じ周波数fmに調整するための調整信号を生成する。生成された調整信号はメインクロック生成部209に送られる。
メインクロック生成部209は、自スレーブ装置200のメインクロック周波数をメインクロック調整部231からの調整信号に合わせて調整しつつ、メインクロック信号CLK_S(fs)を生成する。生成されたメインクロック信号CLK_S(fs)はデータレート設定部210に送られる。
データレート設定部210は、メインクロック生成部209によって生成されるメインクロック信号CLK_S(fs)を定数Cに応じて分周することにより送信データTX_Sの伝送レートを設定する。その設定値は送信データ生成部212に渡される。
送信データ生成部212は、データレート設定部210で設定された伝送レートで送信データTX_Sを生成する。送信データTX_Sは電力線2を介してマスタ装置100に送られる。
図4は本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置の別の構成例を示すブロック図である。
マスタ装置100は、水晶発振子101を内蔵したメインクロック生成部102を備えている。メインクロック生成部102は、水晶発振子101の発信信号をメインクロック信号CLK_M(周波数fm)として出力する。メインクロック信号CLK_Mは、データレート設定部104とキャリア信号生成部103とに入力される。データレート設定部104は、メインクロック信号CLK_Mを定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定する。その設定値は送信データ生成部105に入力される。
キャリア信号生成部103は、メインクロック生成部101によって生成されるメインクロック信号CLK_Mを信号処理してキャリア信号C_Mを生成する。送信データ生成部105は、データレート設定部104にて設定された伝送レートで送信データTx_Mを生成する。送信データTX_M及びキャリア信号C_Mは、変調部106に送られる。
変調部106は、キャリア信号C_Mを送信データTx_Mに応じて変調する。変調部106の出力信号は帯域フィルタ107を通して電力線2に送出される。
一方、電力線2を介してスレーブ装置200から送られてきた信号は、帯域フィルタ107を通して復調部108に入力される。復調部108で復調された受信信号は、信号処理部109に入力され信号処理される。
スレーブ装置200は、可変容量ダイオードを用いたRC発振回路またはLC発振回路からなるVCOをメインクロック生成部209として備えている。スレーブ装置200では、電力線2を介して送られてきた信号が、帯域フィルタ201を通して復調部202に入力される。復調部202は、受信信号Rxを復調する(図7参照)。復調された受信信号Rx_Sは、信号処理部203およびMMC周波数情報検出部230に入力される。信号処理部203は受信信号Rx_Sを処理する。
MMC周波数情報検出部230は、マスタ装置100からの受信信号Rx_Sに含まれるプリアンブル信号に基づいて当該受信信号Rx_Sの中のマスタ装置100側のメインクロック周波数情報を読み取り、その情報をメインクロック調整部231に渡す。
メインクロック調整部231は、マスタ装置100側のメインクロック周波数情報を元に、自装置のメインクロック周波数をマスタ装置100と同じ周波数に調整するための調整信号を生成する。生成された調整信号はメインクロック生成部209に送られる。
メインクロック生成部209は、自スレーブ装置200のメインクロック周波数fsをメインクロック調整部231からの調整信号に合わせて調整しつつ、メインクロック信号CLK_Sを生成する。生成されたメインクロック信号CLK_Sはデータレート設定部210とキャリア信号生成部211とに送られる。
データレート設定部210は、メインクロック生成部209によって生成されるメインクロック信号CLK_Sを定数Cに応じて分周することにより送信データTX_Sの伝送レートを設定する。その設定値は送信データ生成部212に渡される。送信データ生成部212は、データレート設定部210で設定された伝送レートで送信データTX_Sを生成する。キャリア信号生成部211は、メインクロック生成部209によって生成されるメインクロック信号CLK_Sを信号処理してキャリア信号C_Sを生成する。送信データTX_Sおよびキャリア信号C_Sは変調部213に送られる。
変調部213は、キャリア信号C_Mを送信データTx_Mに応じて変調する。変調部213の出力信号は帯域フィルタ201を通して電力線2に送出される。
図5は本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。
マスタ装置100は、水晶発振子101を内蔵したメインクロック生成部102を備えている。メインクロック生成部102は、水晶発振子101の発信信号をメインクロック信号CLK_M(周波数fm)として出力する。メインクロック信号CLK_Mは、キャリア信号生成部103とデータレート設定部104とに入力される。キャリア信号生成部103は、メインクロック信号CLK_Mを分周することにより所定周波数fcのキャリア信号C_Mを生成する。
データレート設定部104は、メインクロック信号CLK_Mを定数Cで分周する。その設定値は送信データ生成部105に入力される。
変調部106は、キャリア信号C_Mを送信データTx_Mに応じて変調する。変調部106の出力信号は帯域フィルタ107を通して電力線2に送出される。
一方、電力線2を介してスレーブ装置200から送られてきた信号は、帯域フィルタ107を通して復調部108に入力される。復調部108で復調された受信信号は、信号処理部109に入力され処理される。
スレーブ装置200は、可変容量ダイオードを用いたRC発振回路またはLC発振回路からなるVCOをメインクロック生成部209として備えている。スレーブ装置200では、電力線2を介して送られてきた信号が、帯域フィルタ201を通して復調部202に入力される。復調部202は、受信信号Rxを復調する(図7参照)。復調された受信信号Rx_Sは、信号処理部203、位相差検出部205、および信号検出部206に入力される。信号処理部203は受信信号Rx_Sを処理する。
位相差検出部205には、復調された受信信号Rx_Sとともに分周部207からの出力信号S0が入力される。位相差検出部205は、受信信号Rx_Sと分周部207からの出力信号S0との位相差に比例した電圧の信号(位相差信号)を出力する。位相差信号は、メインクロック調整部208に入力される。
信号検出部206は、復調された受信信号Rx_S中のシンクフィールドを解析することにより、マスタ装置100からの受信信号の有無を検出する。マスタ装置100からの受信信号有りと検出したら、その旨を示すマスタ信号検知信号をメインクロック調整部208に出力する。メインクロック調整部208は、マスタ信号検知信号が入力されない時は、位相差検出部205からの位相差信号をホールドして出力し続ける。その位相差信号がメインクロック生成部209に入力される。
メインクロック生成部209は、位相差信号の電圧に応じた周波数fsのクロック信号CLK_Sを出力する。クロック生成部209から出力されたクロック信号CLK_Sは、分周部207とデータレート設定部210とキャリア信号生成部211とに入力される。
分周部207は、クロック生成部209からの周波数fsのクロック信号CLK_Sを定数Cで分周した出力信号S0を出力する。
上記のように、メインクロック生成部209により生成されたクロック信号CLK_Sを、分周部207によって定数Cで分周し、その出力信号S0を位相差検出部205にフィードバックさせることにより、クロック生成部207により生成されるクロック信号CLK_Sの周波数fsがマスタ装置100のメインクロック生成部102により生成されるクロック信号CLK_Mの周波数fmと一致するように調整される。
データレート設定部210は、メインクロック生成部209により生成されたクロック信号CLK_Sを定数Cに応じて分周することによって、送信データレートを設定する。その設定値は送信データ生成部212に入力される。送信データ生成部212は、送信データTx_Sを生成する。キャリア信号生成部211は、クロック信号CLK_Sを分周することにより所定周波数fcs(=fcm)のキャリア信号C_Sを生成する。キャリア信号C_Sおよび送信データTx_Sは変調部213に送られる。変調部213は、キャリア信号C_Sを送信データTx_Sに応じて変調する。変調部213の出力信号は帯域フィルタ201を通して電力線2に送出される。
スレーブ装置200は、マスタ装置100から受信信号Rx_S中のプリアンブル等の信号に基づいて伝送データレートを検出し、自装置のクロック生成部209で生成したクロック信号CLK_Sを伝送データレートに応じて分周し、マスタ装置100の送信用キャリア信号C_Mと分周部207の出力信号との位相差に応じた電圧の信号を自装置のクロック生成部209に入力することにより、自装置のクロック生成部209の発振周波数fsをマスタ装置100のメインクロック発生部102の発振周波数fmと一致させる。
したがって、各スレーブ装置200のメインクロック生成部209にRC発振回路やLC発振回路といった安価なものを使用しつつ、各スレーブ装置200のクロック信号CLK_Sを、高価な水晶振動子101を備えたマスタ装置100のメインクロック信号CLK_Mと一致させることができるので、全ての送受信装置に水晶振動子101を搭載した場合と同等に伝送品質の高いデータ通信システムを安価に実現できる。
図8は本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置の別の構成例を示すブロック図である。図5に示したデータ通信システムとの違いはスレーブ装置200の構成にある。
図8に示すデータ通信システムのスレーブ装置200では、復調部202で復調された受信信号Rx_Sが、信号処理部220とビット幅検出部221とに入力される。信号処理部220は受信信号Rx_Sを処理する。
ビット幅検出部221は、マスタ装置100からの受信信号Rx_S中の信号の立ち上がりと立ち下がりの間の時間をカウントすることにより受信信号Rx_Sの1ビット幅を検出する。ビット幅検出部221による検出値はビット幅比較部223に入力される。このときビット幅比較部223には、基準ビット幅記憶部222から読み出された値も同時に入力される。基準ビット幅記憶部222は、基準となる1ビット幅の値を予め記憶している。
ビット幅比較部223は、入力された両値を比較し、両値の差分に応じた信号を出力する。ビット幅比較部223の出力信号はメインクロック信号調整部224に入力される。メインクロック信号調整部224は、ビット幅比較部223からの信号に基づいて、前記差分を無くすようにメインクロック生成部209への入力信号電圧を調整する。メインクロック生成部209の動作および、メインクロック生成部209のクロック信号CLK_Sを用いるデータレート設定部210、キャリア信号生成部211、送信データ生成部212等の動作は図5の場合と同様である。
このように、図8のデータ通信システムは、各スレーブ装置200が、マスタ装置100からの受信信号Rx_Sに含まれる信号に基づいて受信信号Rx_Sの1ビット幅を検出し、その1ビット幅と予め記憶しておいた基準ビット幅との差分を無くすように自装置のクロック生成部209への入力信号電圧を調整する。これにより、自装置のクロック信号CLK_Sとマスタ装置100のクロック信号CLK_Sとのずれが抑制される。
各スレーブ装置200のメインクロック信号調整処理は、実際の負荷制御等を行うデータ通信中に順次、調整を行うことが可能である。
図8のデータ通信システムの場合も、各スレーブ装置200のクロック生成部209にRC発振回路やLC発振回路といった安価なものを使用しつつ、各スレーブ装置200のクロック信号CLK_Sを、高価な水晶振動子101を備えたマスタ装置100のメインクロック信号CLK_Mと一致させることができるので、全ての送受信装置に水晶振動子101を搭載した場合と同等に伝送品質の高いデータ通信システムを安価に実現できる。
尚、本発明は、前述した形態例に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した形態例における各構成要素の形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
上記の実施形態例では、PLCによるデータ通信システムを例にとり説明したが、専用の伝送線を用いたデータ通信システムにも本発明が適用できることはいうまでもない。また、使用する通信プロトコルもLINに限定されない。
本発明にかかるデータ通信システムの構成例を示す概念図である。 LINプロトコルによる通信におけるフレーム構成を示す図である。 本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置の別の構成例を示すブロック図である。 本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。 マスタ装置における変調処理に関する説明図である。 スレーブ装置における復調処理に関する説明図である。 本発明にかかるデータ通信システムにおけるマスタ装置とスレーブ装置のさらに別の構成例を示すブロック図である。 従来のデータ通信システムの概念図である。
符号の説明
1-1、1-2、1-3、1-4 送受信装置
2 電力線
100 マスタ装置
200 スレーブ装置
101 水晶発振子
102 メインクロック生成部
103 キャリア信号生成部
104 データレート設定部
105 送信データ生成部
202 復調部
203 信号処理部
204 データレート計測部
205 位相差検出部
206 信号検出部
207 分周部
208 メインクロック調整部
209 メインクロック生成部
212 送信データ生成部
220 信号処理部
221 ビット幅検出部
222 基準ビット幅記憶部
224 メインクロック信号調整部
223 ビット幅比較部
230 MMC周波数情報検出部
231 メインクロック調整部
CLK_M メインクロック信号
CLK_S クロック信号
C_M キャリア信号
C_S キャリア信号
Rx_S 受信信号
Tx_M 送信データ
Tx_S 送信データ

Claims (4)

  1. マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
    マスタ側の送受信装置は、
    周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートでデータを生成する送信データ生成部と、
    受信信号を受信し処理する信号処理部と、を持ち、
    複数のスレーブ側の受信装置は、
    受信信号を受信し信号処理する信号処理部と、
    マスタ側の送受信装置からの受信信号に含まれるプリアンブル等の信号に基づいて当該受信信号の中のマスタ側のメインクロック周波数情報を読み取るMMC周波数情報検出部と、
    マスタ側のメインクロック周波数情報を元に、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
    自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
    自送受信装置の前記クロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
    を有することを特徴とするデータ通信システム。
  2. マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が、単一のキャリア信号を用いて変復調を行い、双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
    マスタ側の送受信装置は、
    周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートでデータを生成する送信データ生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
    前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
    変調された受信信号を復調する復調部と、
    復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、を持ち、
    複数のスレーブ側の受信装置は、
    変調された受信信号を復調する復調部と、
    復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、
    プリアンブル信号を含むマスタ側の送受信装置からの受信信号に基づいて当該受信信号の中のマスタ側のメインクロック周波数情報を読み取るMMC周波数情報検出部と、
    マスタ側のメインクロック周波数情報を元に、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
    自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
    自送受信装置の前記クロック生成部によって生成されるクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
    自送受信装置の前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
    前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
    を有することを特徴とするデータ通信システム。
  3. マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が、単一のキャリア信号を用いて変復調を行い、双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
    マスタ側の送受信装置は、
    周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
    前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
    変調された受信信号を復調する復調部と、
    復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、を持ち、
    複数のスレーブ側の受信装置は、
    変調された受信信号を復調する復調部と、
    復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、
    自送受信装置のメインクロック生成部で生成されたメインクロック信号を定数Cに応じて分周する分周部と、
    マスタ側の送受信装置からの受信信号と前記分周部の出力信号との位相差に応じた電圧信号を出力する位相差検出部と、
    マスタ側の送受信装置からの受信信号の中から前記位相差検出部が検出可能な信号か検出不可能な信号かを読み取る信号検出部と、
    前記位相差検出部から出力された電圧信号と前記信号検出部からの出力信号を元に、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
    自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック周波数を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
    自送受信装置の前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
    前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
    を有することを特徴とするデータ通信システム。
  4. マスタ側の送受信装置及び複数のスレーブ側の送受信装置が、単一のキャリア信号を用いて変復調を行い、双方向で通信を行うデータ通信システムにおいて、
    マスタの送受信装置は、
    周波数確度の高いメインクロック信号を生成するメインクロック生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
    前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
    変調された受信信号を復調する復調部と、
    復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、を持ち、
    複数のスレーブ側の受信装置は、
    変調された受信信号を復調する復調部と、
    復調された受信信号を信号処理する信号処理部と、
    マスタ側の送受信装置からの受信信号に含まれるプリアンブル等の信号に基づいて当該受信信号の1ビットの時間幅を検出するビット幅検出部と、
    自送受信装置のメインクロック周波数がマスタ側の送受信装置と同じ周波数の場合に前記ビット幅検出部から出力される信号の1ビットの時間幅を記憶しておく基準ビット幅記憶部と、
    前記ビット幅検出部により検出された時間幅と前記基準ビット幅記憶部に記憶されている時間幅とを比較するビット幅比較部と、
    前記ビット幅比較部から出力された信号に基づいて、自送受信装置のメインクロック周波数をマスタと同じ周波数に調整するための調整信号を生成するメインクロック調整部と、
    自送受信装置のメインクロック周波数を前記メインクロック調整部からの調整信号に合わせて調整可能な、マスタ側のメインクロック生成部よりも周波数確度及び周波数安定度の低いメインクロック生成部と、
    前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック周波数を定数Cに応じて分周することにより送信データの伝送レートを設定するデータレート設定部と、
    前記データレート設定部で設定された伝送レートで送信データを生成する送信データ生成部と、
    自送受信装置の前記メインクロック生成部によって生成されるメインクロック信号を信号処理してキャリア信号を生成するキャリア信号生成部と、
    前記送信データ生成部及び前記キャリア信号生成部で生成された信号を変調する変調部と、
    を有することを特徴とするデータ通信システム。
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