JP2005309059A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 レンズ全体を小型化し、簡易な構成にも関わらす高い光学性能を有するズームレンズを実現すること。
【解決手段】 物体側より順に、ズーミングに際し、光軸上固定で正の屈折力の第1レンズ群L1、ズーミングに際し、光軸上を移動する負の屈折力の第2レンズ群L2、ズーミングに際し、第1レンズ群L1との間隔が不変の正の屈折力の第3レンズ群L3、ズーミングに際し、光軸上を移動する正の屈折力の第4レンズ群L4を有するズームレンズ群であって、第1レンズ群L1は物体側より順に、1枚の正レンズと1枚の負レンズよりなり、fWを広角端での全系の焦点距離、f2を第2群の焦点距離としたとき、以下の条件を満足している。
1.52 < |f2|/fW < 2.0
【選択図】 図1

Description

本発明はズームレンズ系およびそれを有する撮影装置に関し、特にビデオカメラやデジタルカメラ、フィルム用カメラ等の撮影装置に用いられるズームレンズ系およびそれを有する撮影装置に関するものである。
従来ビデオカメラあるいはデジタルスチルカメラ等のカメラに用いられるレンズ系として、物体側より順にズーミング及び合焦の際に固定である正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力を有し光軸上を移動してズーム作用を有する第2レンズ群、ズーミング及び合焦の際に固定の正の屈折力を有する第3レズ群、ズーミング及び合焦のために光軸を移動する正の屈折力を有する第4レンズ群のいわゆる正、負、正、正4群リアフォーカスズームがある。
一般にリアフォーカス式のズームレンズは第1群を移動させてフォーカスを行うズームレンズに比べて第1群の有効径が小さくなり、レンズ系全体の小型化が容易になり、又、近接撮影、特に極近撮影が容易になり、さらに比較的小型軽量のレンズ群を移動させて行っているのでレンズ群の駆動力が小さくてすみ、迅速な焦点合わせができる等の特徴がある。
特開2003-107347号広報ではこのズームタイプの4群ズームレンズにおいて、第1レンズを凸レンズ、第2レンズを凹レンズの接合レンズで構成した小型のズームレンズが提案されている。
また、特開6-130297号広報ではこのズームタイプの4群ズームレンズにおいて、第1レンズを凹レンズ、第2レンズを凸レンズの接合レンズそして、凸レンズで構成した小型のズームレンズが提案されている。
このほか、このズームタイプの4群ズームレンズが例えば、特開8-292369号広報、特開8-304700号広報、特開2001-221948号広報、特開2001-305427号広報等で提案されている。
近年ますます高性能でありながら、小型で安価なズームレンズおよびこれを用いた撮影装置が要求されている。
一般にズームレンズにおいて、各群の屈折力を強めれば、所定のズーム比を得るための各群の移動量が少なくなり、レンズ全長の短縮が可能となる。
しかしながら、単に各群のレンズの屈折力を強めるとズーミングに伴う収差変動が大きくなり、全ズーム範囲にわたり高光学性能を得るのが大変難しくなってくる。
本発明は、レンズ全体を小型化し、簡易な構成にも関わらす高い光学性能を有するズームレンズ、及びそれを有する撮影装置の提供を目的とする。
請求項1の発明のズームレンズ系は物体側より順に、ズーミングに際し、光軸上固定で正の屈折力の第1レンズ群、ズーミングに際し、光軸上を移動する負の屈折力の第2レンズ群、ズーミングに際し、前記第1レンズ群との間隔が不変の正の屈折力の第3レンズ群、ズーミングに際し、光軸上を移動する正の屈折力の第4レンズ群を有するズームレンズ群であって、該第1レンズ群は物体側より順に、1枚の正レンズと1枚の負レンズよりなり、fWを広角端での全系の焦点距離、f2を第2群の焦点距離としたとき、以下の条件を満足することを特徴としている。
1.52 < |f2|/fW < 2.0
請求項2の発明のズームレンズ系は請求項1の発明において、d34を広角端における3群と4群間隔、fWを広角端での全系の焦点距離としたとき以下の条件を満足することを特徴としている。
0.27 < d34/fW < 0.7
請求項3の発明のズームレンズ系は請求項1、2の発明において、f1を第1群の焦点距離、f2を第2群の焦点距離としたとき、以下の条件を満足することを特徴としている。
0.2 < |f2|/f1 < 0.5
請求項4の発明は請求項1から請求項3の発明において、前記第4レンズ群は正の単レンズのみからなることを特徴としている。
請求項5の発明は請求項1から請求項4の発明において、前記第1レンズ群は最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けており、第1レンズ群の最も像側のレンズ面が像側に凹面を向けていることを特徴としている。
請求項6の発明は請求項1から請求項5の発明において、前記第3レンズ群は、両凹レンズとその物体側に隣接して両凸レンズを有していることを特徴としている。
請求項7の発明は請求項1から請求項6の発明において、前記第4レンズ群は最も物体側のレンズ面が物体側に凹面を向けており、最も第3レンズ群側のレンズ面が第3レンズ群側に凸面を向けていることを特徴としている。
請求項8の発明は請求項1から請求項7の発明において、G1nを該第1レンズ群の正レンズの屈折率としたとき以下の条件を満足することを特徴としている。
1.60 < 1Gn < 1.85
請求項9の発明はr1を該第1レンズ群の正レンズの物体側の曲率半径、r2を該第1レンズ群の正レンズの像側の曲率半径としたときの条件を満足することを特徴としている。
0.15 < |r1/r2| < 0.30
請求項10の発明は請求項1から請求項9の発明において、前記第4レンズ群を移動させてフォーカスを行うことを特徴としている。
請求項11の発明は請求項1から請求項10の発明において、前記レンズ群の面はすべて球面で構成したことを特徴としている。
請求項12の発明は請求項1から請求項11の発明において固体撮像素子上に像を形成することを特徴としている。
請求項13の発明の撮影装置は請求項1から請求項12のいずれか1項のズームレンズ系と該変倍レンズ系によって形成される像を受光する固体撮像素子とを備えることを特徴としている。
本発明によれば、前述の如く、レンズ系を小型化し、簡易な構成にも関わらず高い光学性能を有したズームレンズ及びそれを有する撮影装置を達成することができる。
図1は本発明の実施形態1のズームレンズの要部断面図、図2〜図4は実施形態1のズームレンズの広角単、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図5は本発明の実施形態2のズームレンズの要部断面図、図6〜図8は実施形態2のズームレンズの広角単、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図9は本発明の実施形態3のズームレンズの要部断面図、図10〜図12は実施形態3のズームレンズの広角単、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図13は本発明の実施形態4のズームレンズの要部断面図、図15〜図16は実施形態4のズームレンズの広角単、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
図17は本発明の実施形態5のズームレンズの要部断面図、図18〜図20は実施形態5のズームレンズの広角単、中間焦点距離、望遠端における収差図である。
各レンズ断面図中、L1は正の屈折力の第1群(第1レンズ群)、L2は負の屈折力の第2群(第2レンズ群)、L3は正の屈折力の第3群(第3レンズ群)、L4は正の屈折力の第4群(第4レンズ群)である。SPは絞りであり、第3群L3の前方に配置しており、ズーミングに際して固定である。Gは色分解プリズムやフェースプレートやフィルター等のガラスブロックである。
収差図において、d、gはd線及びg線、ΔMはメリディオナル像面、ΔSはサジタル像面、倍率色収差はg線によって表している。
各レンズの断面図の各実施形態は広角端から望遠端のズーミングのために矢印のように該第2群L2を像面側に移動させると共に、ズーミングに伴う像面変動を第4レンズ群L4を物体側に凸の軌跡の一部を有しつつ移動させて補正している。
また、第4群L4を光軸移動させてフォーカスを行うリアフォーカス式を採用している。このように第4群L4を物体側に凸状の軌跡とすることで第3群L3と第4群L4との空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
各実施形態において、例えば望遠端において無限遠物体と至近距離物体へのフォーカスを行う場合は4群L4を前方に繰出すことにより行っている。
尚、第1群L1と第3群L3はズーミング及び合焦の時には固定とし、鏡筒構造を単純にし、静圧に強い鏡筒構造としている。
各実施形態においてレンズ径が大型になりやすい第1レンズ群L1を1枚の正レンズと1枚の負レンズのみで構成し、レンズ系の小型化を実現している。また物体側より順に正レンズ負レンズの配置にしたことより正レンズと負レンズの曲率を緩くし、製造を容易にしている。
各実施形態において第1レンズ群は最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けており、該第1レンズ群の最も物体側のレンズ面が像側に凹面を向けている。
このように第1レンズ群の形状を特定することにより長焦点距離でディストーションがプラス側に大きくなるのを抑えている。
各実施形態において、第2レンズ群L2は物体側に凸面を向けたメニスカス状の負レンズ、両レンズ面が凹面の負レンズと正レンズとの貼り合わせレンズよりなっている。これによってズーミングに伴う収差変動を良好に補正している。
各実施形態において、第3レンズ群L3を両レンズ面が凹面の負レンズとその物体側に隣接して両レンズ面が凸面の正レンズを配置した構成にすることにより色収差の補正と球面収差の補正、そしてコマ収差の補正を良好に行っている。
また、両レンズ面が凹面の負レンズの像面側に正レンズを配置し、諸収差の補正を良好に行っている。
各実施形態において、第4レンズ群L4は最も像側のレンズ面が像側に凹面を向けており、該第4レンズ群の最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けた、1つの正レンズよりなっている。
各実施形態において、第4レンズ群はL4は1枚の正レンズよりなっている。これによってレンズ全長の短縮化を図っている。
各実施形態において、fWを広角端での全系の焦点距離、f1を第1群の焦点距離、f2を第2群の焦点距離、d34を広角端における3群と4群間隔、1Gnを第1群の屈折率、r1を第1群の正レンズの物体側の曲率半径、r2を第1群の正レンズの像側の曲率半径とするとき
1.52 < |f2|/fW < 2.0 ・・・・(1)
0.27 < d34/fW < 0.7 ・・・・・・(2)
0.2 < |f2|/f1 < 0.5 ・・・・・・(3)
1.60 < 1Gn < 1.85 ・・・・・・・・(4)
0.15 < |r1/r2| < 0.30 ・・・・(5)
の条件を満足している。
条件式(1)は第2レンズ群の屈折力に関し、ズーミングに伴う収差変動を少なくしつつ所定の変倍比を効果的に得るためのものである。下限値を越えて第2レンズの屈折力が強くなりすぎるとレンズの小型化は容易となるが、ペッツバール和が負の方向に増大し像面彎曲が大きくなると共にズーミングに伴う収差変動が大きくなってくる。また、上限値を超えて第2レンズ群の屈折力が弱くなりすぎるとズーミングにともなう収差変動は小さくなるが、所定の変倍比を得るための2群の移動量が増大し、レンズ全長が長くなるのでよくない。
条件式(2)は3群4群の群間隔に関し、全長を規定するためのものである。下限をこえて3群4群間隔が狭まると、レンズ全長短縮には有利であるが、至近撮影時のフォーカス移動量を収容できなくなってしまう。また上限をこえて3群4群間隔が広がると、レンズ全長が大きくなると共に、像面彎曲が大きく発生するためよくない。
条件式(3)は第2レンズ群の屈折力に関し、ズーミングに伴う収差変動を少なくしつつ前玉径を所定の大きさに抑えるためのものである。下限値をこえて第2レンズの屈折力が大きくなりすぎると、前玉径を小さくすることはできるが、2群での収差発生量が大きくなり、性能が劣化する。また上限を越えて第2レンズ群の屈折力が小さくなると、第1レンズ群の径が大きくなり大型化を招くためよくない。
条件式(4)は第1レンズ群L1の最も物体側の正レンズの材料の屈折率に関するものである。上限を超えて屈折率が高くなると低分散の材質でなくなり色収差の補正が困難となる。下限を超えて屈折力が低くなると中間像高でサジタル像面がアンダーとなり高性能化が困難となる。
条件式(5)は第1レンズ群の正レンズの曲率半径に関するものである。下限をこえて曲率半径が小さくなると第1レンズのコバを確保することが困難となり製造できなくなるとともに、長焦点側での倍率色収差が増大し、補正困難となる。上限を超えて曲率半径が大きくなると、コバを確保することは容易になるが、長焦点側でディストーションがプラス側に大きくなるためよくない。
次に本発明の実施形態1〜5に各々対応する数値実施例1〜5を示す。数値実施例においてIは物体側からの面の順番を示し、RIは各面の曲率半径、DIは第I番目と第I+1番目の光学部材厚又は空気間隔、NIとνIは第I番目の光学部材d線に対する屈折率とアッベ数である。fは焦点距離、FNOはFナンバー、ωは半画角である。また、もっとも像側の2面はフェースプレート等のガラス材である。また前述の各条件の一部と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。
Figure 2005309059
Figure 2005309059
Figure 2005309059
Figure 2005309059
Figure 2005309059
Figure 2005309059
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施形態を図21を用いて説明する。図21において、10はコンパクトカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された光学系、12はカメラ本体に内蔵されたストロボ、13は外部式ファインダー、14はシャッターボタンである。このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮影装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮影装置を実現している。
本発明に関する数値実施例1のレンズ断面図 本発明に関する数値実施例1の広角端における収差図 本発明に関する数値実施例1の中間ズーム位置における収差図 本発明に関する数値実施例1の望遠端における収差図 本発明に関する数値実施例2のレンズ断面図 本発明に関する数値実施例2の広角端における収差図 本発明に関する数値実施例2の中間ズーム域における収差図 本発明に関する数値実施例2の望遠端における収差図 本発明に関する数値実施例3のレンズ断面図 本発明に関する数値実施例3の広角端における収差図 本発明に関する数値実施例3の中間ズーム域における収差図 本発明に関する数値実施例3の望遠端における収差図 本発明に関する数値実施例4のレンズ断面図 本発明に関する数値実施例4の広角端における収差図 本発明に関する数値実施例4の中間ズーム域における収差図 本発明に関する数値実施例4の望遠端における収差図 本発明に関する数値実施例5のレンズ断面図 本発明に関する数値実施例5の広角端における収差図 本発明に関する数値実施例5の中間ズーム域における収差図 本発明に関する数値実施例5の望遠端における収差図 本発明の撮影装置の要部概略図
符号の説明
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
SP 絞り
d d線
g g線
ΔM メリディオナル像面
ΔS サジタル像面
f 焦点距離
ω 画角
fno Fナンバー

Claims (13)

  1. 物体側より順に、ズーミングに際し、光軸上固定の正の屈折力の第1レンズ群、ズーミングに際し、光軸上を移動する負の屈折力の第2レンズ群、ズーミングに際し、前記第1レンズ群との間隔が不変の正の屈折力の第3レンズ群、ズーミングに際し、光軸上を移動する正の屈折力の第4レンズ群を有するズームレンズ群であって、該第1レンズ群は物体側より順に、1枚の正レンズと1枚の負レンズよりなり、以下の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
    1.52 < |f2|/fW < 2.0
    ただし、fW:広角端での全系の焦点距離、f2:第2群の焦点距離である。
  2. d34を広角端における3群と4群間隔、fWを広角端での全系の焦点距離としたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1のズームレンズ。
    0.27 < d34/fW < 0.7
  3. f1を第1群の焦点距離、f2を第2群の焦点距離としたとき、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1、2のズームレンズ。
    0.2 < |f2|/f1 < 0.5
  4. 前記第4レンズ群は正の単レンズのみからなることを特徴とする請求項1から請求項3のズームレンズ。
  5. 前記第1レンズ群は最も物体側のレンズ面が物体側に凸面を向けており、第1レンズ群の最も像側のレンズ面が像側に凹面を向けていることを特徴とする請求項1から請求項4のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群は、両凹レンズとその物体側に隣接して両凸レンズを有していることを特徴とする請求項1から請求項5のズームレンズ。
  7. 前記第4レンズ群は最も像側のレンズ面が像側に凹面を向けており、最も第3レンズ群側のレンズ面が第3レンズ群側に凸面を向けていることを特徴とする請求項1から請求項6のズームレンズ。
  8. G1nを該第1レンズ群の正レンズの屈折率としたとき
    1.60 < 1Gn < 1.85
    の条件を満足することを特徴とする請求項1から請求項7のズームレンズ。
  9. r1を該第1レンズ群の正レンズの物体側の曲率半径、r2を該第1レンズ群の正レンズの像側の曲率半径としたとき
    0.15 < | r1/r2 | < 0.30
    の条件を満足することを特徴とする請求項1から請求項8のズームレンズ。
  10. 前記第4レンズ群を移動させてフォーカスを行うことを特徴とする請求項1から請求項9のズームレンズ。
  11. 前記レンズ群の面はすべて球面で構成したことを特徴とする請求項1から請求項10のズームレンズ。
  12. 固体撮像素子上に像を形成することを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項のズームレンズ系。
  13. 請求項1から請求項12のいずれか1項のズームレンズ系と該ズームレンズ系によって形成される像を受光する固体撮像素子とを備えることを特徴とする撮影装置。
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