JP2005321602A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 撮影前に補助光を使用した場合のケラレの発生状態を表示装置で確認でき、使用者の撮影イメージに合わせた撮影の可能な撮像装置を得ること。
【解決手段】 被写体光を光電変換する撮像素子と、撮像光学系と、被写体に対し補助光を投光する補助光手段と、画像を表示する表示装置と、を有する撮像装置において、撮像光学系の一部による、補助光のケラレの発生を予測するケラレ予測手段を有し、ケラレ予測手段の予測結果に基づいて、表示装置にケラレの状態の表示をおこなう撮像装置とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は撮像装置、詳しくは、撮像素子と補助光手段と画像を表示する表示装置を有した撮像装置に関するものである。
従来より、カメラに代表される撮像装置においては、エレクトリックフラッシュ等の補助光手段を備えており、暗所における撮影を容易なものにしている。
一方、このフラッシュ等の補助光手段を使用した撮影においては、撮影条件によっては撮像装置本体から突出した撮像光学系を内包するレンズ鏡胴等により、補助光光束が遮られ、所謂ケラレが発生することが知られている。このケラレの発生は、特に広角系のレンズ使用時の近距離撮影においてより顕著となることが知られている。
このようなフラッシュ撮影時のケラレの問題に対し、種々の提案がなされている。
このケラレの問題に対し、撮像装置の小型化とケラレの減少を目的に、フラッシュを本体筐体の周縁部に沿って収納し、撮像光学系光軸に対し略垂直な面に沿って回動して筐体から延出するようにしたものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
また、装着した撮影レンズから得られるレンズデータと予め書き込んであるカメラ内蔵フラッシュのデータからケラレの有無を演算で求め、この演算結果からケラレが生じると判断したときは、発光を禁止するカメラが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−330071号公報 特開2001−13559号公報
近年、フィルムを使用するカメラに換わり、被写体光を光電変換する撮像素子を用い、この撮像素子からの出力に所定の処理を施して画像データとし、この画像データを記憶媒体に記憶させ、この記憶した画像を表示する表示装置を有した、所謂デジタルカメラが一般的に使用されるようになった。
これらデジタルカメラは、小型化が急速に進むと共に、従来のフィルムを使用するカメラとは比較にならない程の近接撮影が可能となっている。更に、使用される撮像光学系がズームレンズの場合、広角時から全長の長くなるようなレンズ構成が採用されており、これらが相まって、上述のケラレの問題が、より発生しやすい状況となっている。
これに対し、上記特許文献1に記載の撮像装置は、フラッシュ発光部を回動させる機構がカメラ本体側に必要であり、小型化には望ましくない。また上記特許文献2に記載のカメラは、フラッシュ発光を禁止することにより、色再現の低下だけでなく、手ぶれ等の問題を発生させるものである。
一方、デジタルカメラにおいては、撮影した画像を表示装置に再生し、即座に確認できるため、少々のケラレが発生しても必要な被写体部分がケラレていなければ、撮影後にトリミングして利用するという使用法も可能であり、少しのケラレより色再現の低下や手ぶれの方が大きな問題となる場合もある。
本発明は、上記問題に鑑み、撮影前に補助光を使用した場合のケラレの発生状態を表示装置で確認でき、使用者の撮影イメージに合わせた撮影の可能な撮像装置を得ることを目的とするものである。
上記の課題は、以下の構成で解決される。
1) 被写体光を光電変換する撮像素子と、該撮像素子に被写体光を導く撮像光学系と、被写体に対し補助光を投光する補助光手段と、画像を表示する表示装置と、を有する撮像装置において、前記撮像光学系の一部による、前記補助光のケラレの発生を予測するケラレ予測手段を有し、前記ケラレ予測手段の予測結果に基づいて、前記表示装置にケラレの状態の表示をおこなうことを特徴とする撮像装置。
2) 前記ケラレ予測手段は、撮影画面上のケラレの発生する位置近傍の被写体距離に基づいてケラレを予測する1)の撮像装置。
3) 前記ケラレの状態の表示は、プレビュー画像に重ね合わせて表示する1)又は2)の撮像装置。
4) 前記撮像装置は、撮影した画像データを記録する記憶手段と、半押し状態と全押し状態とを判別可能なレリーズ手段を有し、前記レリーズ手段の半押し状態で、前記ケラレの状態の表示を行い、前記レリーズ手段の全押し状態で撮影が行われ、前記補助光手段を用いた撮影により得られた画像データを前記記憶手段に記憶する1)〜3)のいずれかの撮像装置。
即ち、本発明者は、撮影前から撮像素子で得られる画像を、リアルタイムに表示可能な撮像装置ならではの特性に着目し、補助光使用時の、予想されるケラレの発生状態を表示装置に表示させることで、使用者は、そのまま撮影を続行することもできるし、ケラレが発生しないようセッティングを変更することもでき、使用者の撮影イメージに合わせた撮影が可能となることを見出し、なされた発明である。
上記1)の発明によれば、ケラレ予測手段による予測結果に基づいて、表示装置にケラレの状態の表示をおこなうことで、予め撮影前に、ケラレの発生状態を確認できるようになる。このため、使用者の判断によってはトリミング等で対応可能な場合はそのまま撮影を続行することもできるし、ケラレが発生しないようズーム位置と周辺部の被写体距離を変えて同じ撮影倍率となるように設定した後、撮影することも可能となり、使用者の撮影イメージに合わせた撮影が可能な撮像装置を得ることができるようになる。
上記2)によれば、ケラレの状態のより正確な予測が可能となる。
上記3)によれば、撮影結果が予想でき、使用者はそのまま撮影を続行するか、ケラレが発生しないよう設定し直すかの判断を容易なものとすることができる。
上記4)によれば、撮影前にケラレの発生状態を表示装置で確認でき、使用者の撮影イメージに合わせた撮影の可能な撮像装置を得ることができる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの外観を示す図である。図1(a)はカメラ前面の斜視図、図1(b)はカメラ背面の斜視図である。
図1(a)において、81はズーム撮像光学系、82はファインダ窓、83はレリーズ釦、84はフラッシュ発光部、86は調光用センサ窓、87はストラップ取り付け部、88は外部入出力端子(例えば、USB端子)である。89はレンズカバーであり、不使用時はズーム撮像光学系81は沈胴する。
レリーズ釦83はその1段の押し込み(以下、スイッチS1のONと称す)によりカメラの撮影準備動作、即ち焦点合わせ動作や測光動作が行われ、その2段の押し込み(以下、スイッチS2のONと称す)により撮影露光動作が行われる。
図1(b)において、91はファインダ接眼部、92は赤と緑の表示ランプであり、AFやAEの情報を、点灯もしくは点滅により撮影者に表示するものである。93はズーム釦であり、ズームアップ、ズームダウンをおこなう釦である。95はメニュー/セット釦、96は選択釦で4方向スイッチであり、100は画像表示部であり画像やその他文字情報等を表示する。メニュー/セット釦95で、画像表示部100上に各種のメニューを表示させ、選択釦96で選択し、メニュー/セット釦95で確定させる機能を有している。97は再生釦で、撮影した画像の再生をおこなう釦である。98はディスプレイ釦で、画像表示部100に表示された画像やその他文字情報の表示や消去を選択する釦である。99は消去釦で、撮影記録した画像の消去をおこなう釦である。101は三脚穴、102は電池/カード蓋である。電池/カード蓋102の内部には、本カメラの電源を供給する電池と、撮影した画像を記録するカード用のスロットが備えられており、画像を記録するカード型の記録用メモリが挿脱可能になっている。
図2は、図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図である。同図を用い、内部構成について説明する。なお、本発明は、撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等が適用可能であるが、本例においては、撮像素子としてCCD型イメージセンサを用いたもので説明する。
同図において、40は各回路を制御するCPUである。ズーム撮像光学系81は、レンズ部1、絞りシャッターユニット2、赤外光カットフィルタとオプチカルローパスフィルタを積層した光学フィルタ3、第1モータ4、第2モータ5及び絞りシャッタアクチュエータで構成されている。
レンズ部1は、より詳しくは複数のレンズを有するレンズ系として構成されており、これら複数のレンズの光軸上の位置を第1モータ4を駆動することにより移動させ、変倍がおこなわれるようになっている。また、これら複数のレンズの内、フォーカシングに用られるレンズは、第2モータ5により駆動され焦点調節がおこなわれる。更に、絞りシャッターユニットは絞りシャッタアクチュエータ6により開閉し、露光量の調定がなされる。この、第1モータ4、第2モータ5、絞りシャッタアクチュエータ6は、それぞれCPU40からの制御信号により制御される第1モータ駆動回路7、第2モータ駆動回路8、絞りシャッタ駆動回路9を介して駆動される。
タイミングジェネレータ10は、タイミング制御回路11から送られるクロックに基づきCCD12の駆動制御信号を生成するものであり、例えばCCD12の電荷の蓄積開始と終了のタイミング信号、各画素の電荷蓄積量の読み出し制御信号(水平同期信号、垂直同期信号、転送信号)等のクロック信号を生成しCCD12へ出力する。撮像回路13は、CCD12により被写体光が光電変換され、例えば原色系のフィルタが用いられたCCDの場合、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色成分の画像アナログ信号を信号処理部14へ出力する。
信号処理部14は、撮像回路13から出力された画像アナログ信号に信号処理を施すものである。信号処理部14においては、相関二重サンプリング(CDS)、オートゲインコントロール(AGC)により画像アナログ信号のノイズ低減とゲイン調整をおこない画像処理部15へ出力する。
画像処理部15では、タイミング制御回路11からのA/D変換用クロックに基づき、入力された画像アナログ信号をA/D変換し、デジタル信号(以下、画素データと称す)に変換する。次に、画素データの黒レベル補正をおこなった後、ホワイトバランス(WB)の調整がおこなわれる。ホワイトバランスの調整はCPU40から入力される変換係数によりおこなわれる。この変換係数は撮影画像毎に設定されるものである。更に、γ補正をおこなった後、画素データを画像メモリ16に出力する。画像メモリ16は、画像処理部15から出力された画素データを記憶するメモリである。
VRAM17は、画像表示部100で表示する画像のバッファメモリであり、少なくとも画像表示部100の画素数と表示に必要なビット数の積算値以上の記憶容量を有している。画像表示部100には、例えばLCD、有機EL等の表示装置が用いられる。なお、使用される表示装置に応じ、VRAM17と画像表示部100の間に、画素データをD/A変換するD/A変換部が設けられる。
これにより、撮影時のフレーミング時には、所定時間間隔で撮像された画素データが画像メモリ16に記憶されると共に、CPU40で所定の信号処理後にVRAM17へ転送され、画像表示部100に表示がおこなわれ、被写体像を確認することができ、ファインダとして使用できる(スルー画像表示又はプレビュー画像表示と称す)ようになっている。
また、挿脱可能な画像記録用メモリカード50に記録された撮影済みの画像は、CPU内のカードに対応したインターフェイスを介しCPU40へ転送され、CPU40で所定の信号処理後にVRAM17へ転送され、画像表示部100に表示がおこなわれ、再生が可能となっている。
インターフェイス32は、外部のパーソナルコンピュータ或いはプリンタと信号の授受をおこなうもので、外部入出力端子(例えばUSB端子)88を介して、外部のパーソナルコンピュータ或いはプリンタへ送出したり、外部のパーソナルコンピュータ或いはプリンタよりデータを受け取ったりするものである。
フラッシュ制御回路21は、フラッシュ発光部84の発光を制御する回路である。フラッシュ制御回路21は、CPU40により制御され、フラッシュ発光の有無、発光タイミング、発光用コンデンサへの充電等を制御しすると共に、調光用センサ23に接続された調光回路24から入力される発光停止信号に基づき発光を停止させるようになっている。
時計回路25は、撮影された日時を管理するものであり、各部へ電源を供給する給電回路27から電源供給を受けて作動するようにしてもよいが、図示しない別電源で作動させることが望ましい。
CPU40及び各部への電力供給は給電回路27によっておこなわれる。この給電回路27には、電池26或いは、DC入力端子28を介しA/Cアダプタ29から電力が供給される。
操作SW30は、図1に示すレリーズ釦83、ズーム釦93、メニュー/セット釦95等の各種操作釦によりON/OFFするスイッチ群である。この操作SW群30のON/OFの信号は、CPU40に送られ、CPU40はONされた操作SWに応じて各部の動作を制御することになる。
EEPROM31は、不揮発性のメモリであり、カメラの個々に異なる特性値を記憶させておくために用いられる。この個々に異なる特性値とは、例えばズーム撮像光学系81の各焦点距離におけるフォーカシングレンズの無限位置の情報等であり、製造工程内で書き込まれるものである。この、カメラ個々に異なる特性値を、CPU40は必要に応じEEPROM31から読み出し、各部の制御に利用するようになっている。
なお、CPU40は、ROM20に格納されたソフトウェアに基づき、データの授受、各部のタイミング制御をおこなうのみならず、その他種々の機能をおこなうものとなっている。例えば、画像メモリ16で得られた画素データに基づく撮影時の絞り値とシャッタ速度の露光条件の決定(AE機能)、フォーカシングレンズを小刻みに移動させ、それぞれで得られた画素データから画像データを生成し、この画像データに基づいて評価をおこない最適なフォーカシングレンズ位置の決定(AF機能)、メモリカード50へ記録するために画素データから画像データを生成し圧縮する機能、メモリカード50に記録された画像を画像表示部100に表示するために、メモリカード50に記録された画像データを、読み出し伸張する機能等を有するものである。
以上が、本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの内部ブロック構成である。
なお、本発明の撮像装置の一例であるデジタルカメラは、静止画及び/又は動画撮影を行う撮影モード、撮影した画像を再生及び削除する再生モード、カメラ各機能の設定をおこなうセットアップモードを有している。本発明は、撮影モード時に関わるものであり、以下、撮影モードに関し、詳しく説明する。
図3は、本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの撮影モード時の概略動作を示すフローチャートである。なお、以下に示す動作は、図2に示す、ROM20及びEEPROM31に格納されたソフトウェア及び定数に基づいて、CPU40が各部を制御しておこなわれる。以下、同図に従い説明する。
同図において、まずメインスイッチがONされているか判断する(ステップS101)。メインスイッチがONされていれば(ステップS101;Yes)、プレビュー画像表示をおこなう(ステップS102)。このプレビュー画像表示は上述したように、画像表示部100(図2参照)に表示される。
この後、スイッチS1がONされるのを待機する(ステップS103)。スイッチS1がONされていない場合(ステップS103;No)には、S101〜S103のループに入り、ステップS101でメインスイッチがOFFされない限り、プレビュー画像表示を続行する。
スイッチS1がONされると(ステップS103;Yes)、AE・AF機能動作をおこなう(ステップS104)。このAE・AF機能動作は、上述のように撮影時の絞り値とシャッタ速度及びフラッシュ発光が必要か、の露光条件の決定と、フォーカシングレンズを小刻みに移動させ、それぞれで得られた画素データから画像データを生成し、この画像データに基づいて評価をおこない最適なフォーカシングレンズ位置を決定するものである。
図4は、本発明のカメラのAF機能動作時の被写体画像データを評価するピント評価領域を示したものである。同図は、カメラ正面から見て撮像光学系81に対し補助光手段であるフラッシュ発光部84が、右斜め上に配置されている場合を示している。
図4に示すように、カメラ正面から見て撮像光学系81に対しフラッシュ発光部84が、右斜め上に配置されている場合は、被写体側の光軸周辺のAに示す領域と、フラッシュ発光部の位置に対して、撮像光学系81を挟んだ対角側のケラレが発生する可能性のある周辺部のBで示す領域について、被写体画像データを評価し、それぞれのベストフォーカシングレンズ位置を決定する。これにより、中心部Aと周辺部Bの領域のそれぞれの被写体距離がわかる。
この中心部Aの領域でのベストフォーカシングレンズ位置は、撮影時のフォーカシングレンズの停止位置として用いられ、周辺部Bの領域のベストフォーカシングレンズ位置は、被写体距離に換算し、図3に示す以降のフローにおいて用いられる。
図3に戻り、AE・AF機能動作終了後、フラッシュ撮影かどうかの判断をおこなう(ステップS105)。この判断は、ステップS104においておこなったAE機能動作とフラッシュモード設定の結果から判断される。補助光であるフラッシュ発光が必要な場合(ステップS105;Yes)は、周辺部の被写体距離と撮影レンズのズーム位置を、予め用意しておいたテーブルと照合しケラレ発生領域内かどうか判断する(ステップS106)。
図5は、ケラレ発生領域内かどうか判断するための、予め用意されているテーブルの元になっているグラフの例である。同図は、横軸を被写体距離、縦軸を撮像光学系のズーム位置として、ケラレの発生する領域Kと発生しない領域Nを示し、例えばカメラのEEPROM31(図2参照)内にテーブル化して記憶されている。このテーブルは、カメラレイアウトから幾何学的な作図に基づいて作成しても良いし、実際に撮影したデータを元に作成したものであってもよい。このテーブルに基づいて撮影前に、ケラレが発生するか否かの予測をおこなう。なお、同図のWはワイド端、Tはテレ端、M1〜M5は中間の焦点距離を示している。
図5に示すグラフ、即ちテーブルにおいて、例えば撮像光学系のズーム位置がM2であって、周辺部Bの被写体距離が0.09mである場合は、Kの領域内となるため、ケラレが発生すると予測する。また撮像光学系のズーム位置がM4であって、周辺部Bの被写体距離が0.125mである場合は、Nの領域内となるため、ケラレは発生しないと予測する。即ち、このテーブルがケラレ予測手段に相当し、ケラレの発生の有無を予測判断するものである。
図3に戻り、ステップS106で、ケラレ予測手段である上述のテーブルにより、撮像光学系のズーム位置と周辺部Bの被写体距離の組み合わせがケラレ発生領域内と判断された場合(ステップS106;Yes)には、CPU40(図2参照)はケラレ発生警告をプレビュー画像に重ね合わせて表示する(ステップS107)。
図6は、プレビュー画像に重ね合わせて表示するケラレ発生警告の一例を示す図である。同図(a)はプレビュー画像を示し、同図(b)は予めEEPROM31等に記憶させておいたケラレ部分の画像を示し、同図(c)はプレビュー画像にケラレ部分の画像を重ね合わせた表示画像を示している。
同図に示すように、プレビュー画像は補助光を使用しないため、同図(a)に示すような、ケラレの発生していない画像となる。この画像に同図(b)に示した、予め記憶しているケラレ部分の画像をはめ込み合成して、重ね合わせ、同図(c)に示すような補助光使用後の撮影画像を予想して画像表示装置に表示させ、使用者にケラレの発生警告をおこなう。この表示におけるケラレ量は、ズーム位置と被写体距離の組み合わせにより変化するよう構成されていることが好ましく、補助光使用後の撮影画像と近似した表示画像とすることができる。
なお、この時、使用するプレビュー画像は、AF動作の終了した後で取り込んだプレビュー画像を用いるようにすることが、より望ましい。
また、同図(b)に示す、EEPROM等に記憶させておくケラレ部分の形状は、フラッシュ発光部84と撮像光学系81のカメラレイアウトに応じて適宜変更されるのは勿論であり、この形状は、カメラレイアウトから幾何学的な作図に基づいて作成しても良いし、実際に撮影したデータを元に作成したものであってもよい。
図3に戻り、ステップS107で、CPU40はケラレ発生警告をプレビュー画像に重ね合わせて表示した後、再度スイッチS1がONされているか判断する(ステップS108)。スイッチS1がOFFされている場合(ステップS108;No)は、上述のプレビュー画像に重ね合わせて表示するケラレ発生警告及びAE・AF動作で蓄積した露出条件やベストフォーカシングレンズ位置のデータをクリアし、ステップS103へ戻る。
スイッチS1が引き続いてONされている場合(ステップS108;Yes)は、スイッチS2がONされるのを待機する(ステップS109)。スイッチS2がONされる(ステップS109;Yes)と、撮影処理をおこなう(ステップS110)。この撮影処理は、ステップS104で決められたフォーカスレンズ位置、露光条件でおこなわれ、撮影画像が取り込まれる。この後、撮影した画素データに画像処理が施され(ステップS111)、画像データとされて記録用メモリであるメモリカードに格納される(ステップS112)。以上で1枚の画像の撮影が終了し、ステップS101へ戻る。
なお、ステップS105で補助光であるフラッシュ発光が不要であると判断された場合(ステップS105;No)は、ステップS106及びS107の動作はおこなわず、ステップS108へ移行し、同様にステップS108〜ステップS112の動作をおこなう。
一方、ステップS101で、メインスイッチがOFFされる(ステップS101;No)と、例えば撮影光学系の沈胴等の各部の終了動作(ステップS120)をおこなった後、終了する。
以上説明したように、補助光のケラレの発生を予測するケラレ予測手段を有し、このケラレ予測手段による予測結果に基づいて、表示装置にケラレの状態の表示をおこなうことで、予め撮影前に、ケラレの発生状態を確認できるようになる。このため、使用者の判断によってはトリミング等で対応可能な場合はそのまま撮影を続行することもできるし、ケラレが発生しないようズーム位置と周辺部の被写体距離を変えて同じ撮影倍率となるように設定した後、撮影することも可能となり、使用者の撮影イメージに合わせた撮影が可能な撮像装置を得ることができるようになる。
また、撮影画面上のケラレの発生する位置近傍の被写体距離を測定し、この被写体距離に基づいてケラレを予測することにより、ケラレの状態のより正確な予測が可能となる。
更に、ケラレの状態の表示はプレビュー画像に重ね合わせて表示することにより、撮影結果が予想でき、使用者はそのまま撮影を続行するか、ケラレが発生しないよう設定し直すかの判断を容易なものとすることができる。
なお、上述の説明では、カメラ正面から見て撮像光学系81に対し補助光手段であるフラッシュ発光部84が、右斜め上に配置されている場合で説明したが、例えば、カメラ正面から見て撮像光学系81に対しフラッシュ発光部84が直上に配置されている場合には、被写体側の光軸周辺の領域と、フラッシュ発光部の位置に対して撮像光学系81を挟んだ下側の領域を周辺部の領域として、それぞれのベストフォーカシングレンズ位置を決定するよう構成すればよい。即ち、フラッシュ発光部84と撮像光学系81のレイアウトに応じて適宜決められるものである。
また、予め用意したテーブルにより、ケラレの発生を予測するよう構成したが、これに限るものでなく、演算等により予測するよう構成しても良いのは勿論である。
本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの外観を示す図である。 図1に示すデジタルカメラの内部構成を示す概略ブロック図である。 本発明に係る撮像装置の一例であるデジタルカメラの撮影モード時の概略動作を示すフローチャートである。 本発明のカメラのAF機能動作時の被写体画像データを評価するピント評価領域を示したものである。 ケラレ発生領域内かどうか判断するための、予め用意されているテーブルの元になっているグラフの例である。 プレビュー画像に重ね合わせて表示するケラレ発生警告の一例を示す図である。
符号の説明
31 EEPROM
40 CPU
50 メモリカード
81 撮像光学系
84 フラッシュ発光部
83 レリーズ釦
100 画像表示部

Claims (4)

  1. 被写体光を光電変換する撮像素子と、該撮像素子に被写体光を導く撮像光学系と、被写体に対し補助光を投光する補助光手段と、画像を表示する表示装置と、を有する撮像装置において、
    前記撮像光学系の一部による、前記補助光のケラレの発生を予測するケラレ予測手段を有し、
    前記ケラレ予測手段の予測結果に基づいて、前記表示装置にケラレの状態の表示をおこなうことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ケラレ予測手段は、撮影画面上のケラレの発生する位置近傍の被写体距離に基づいてケラレを予測することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記ケラレの状態の表示は、プレビュー画像に重ね合わせて表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像装置は、撮影した画像データを記録する記憶手段と、半押し状態と全押し状態とを判別可能なレリーズ手段を有し、
    前記レリーズ手段の半押し状態で、前記ケラレの状態の表示を行い、
    前記レリーズ手段の全押し状態で撮影が行われ、前記補助光手段を用いた撮影により得られた画像データを前記記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の撮像装置。
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