JP2005332437A - 再生信号評価方法及び情報記録再生装置 - Google Patents

再生信号評価方法及び情報記録再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005332437A
JP2005332437A JP2004147855A JP2004147855A JP2005332437A JP 2005332437 A JP2005332437 A JP 2005332437A JP 2004147855 A JP2004147855 A JP 2004147855A JP 2004147855 A JP2004147855 A JP 2004147855A JP 2005332437 A JP2005332437 A JP 2005332437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
reproduction signal
state transition
value
metric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004147855A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005332437A5 (ja
Inventor
Yasuyuki Miyaoka
康之 宮岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004147855A priority Critical patent/JP2005332437A/ja
Priority to US11/131,194 priority patent/US20060015797A1/en
Publication of JP2005332437A publication Critical patent/JP2005332437A/ja
Publication of JP2005332437A5 publication Critical patent/JP2005332437A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10046Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter
    • G11B20/10055Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom
    • G11B20/10111Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom partial response PR(1,2,2,1)
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10268Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods
    • G11B20/10287Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods using probabilistic methods, e.g. maximum likelihood detectors
    • G11B20/10296Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods using probabilistic methods, e.g. maximum likelihood detectors using the Viterbi algorithm
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10481Improvement or modification of read or write signals optimisation methods
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/18Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs
    • G11B20/1833Error detection or correction; Testing, e.g. of drop-outs by adding special lists or symbols to the coded information

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Probability & Statistics with Applications (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Error Detection And Correction (AREA)

Abstract

【課題】 最尤復号による2値化結果の誤り率との相関ある指標において、再生信号の極性遷移、即ち、記録マーク列の極性変化に着目した再生信号評価方法を提供する。
【解決手段】 最尤復号における所定のユークリッド距離を持つ状態遷移パスの記録系列を、記録系列の記録符号の極性変化に対応して検出し、記録系列における状態遷移パスの分岐から状態遷移パスの合流までの最も確からしい状態遷移パスと2番目に確からしい状態遷移パスとの状態遷移パスの尤度差を求め、尤度差を記録系列の極性変化に対応して個別に統計処理を行い、再生信号品位を評価する。
【選択図】 図5


Description

本発明は、パーシャルレスポンス+ビタビ復号等の最尤復号を採用した再生信号評価方法及び情報記録再生装置に関するものである。
近年、画像情報や音声情報を始めとする各種の情報がディジタル化されるに連れて、ディジタル情報の量が飛躍的に増大してきている。これに伴い、大容量化、高密度化に適した光ディスク及び光ディスク装置の開発が進められている。そして、ディジタル情報の高密度化の進展に伴い、情報の記録再生に伴うパラメータのより高度な制御が要求されるようになってきている。更に、これに伴い再生信号の品位を評価することが、近年特に重要になってきている。
再生信号の評価は、例えば、情報の記録再生時に再生信号品質が最良となるように光ディスク装置の各条件を調整するために用いられ、そのため、より正確に短時間で再生信号の品位を評価することが求められている。
従来、光ディスクまたは光ディスク装置の評価においては、ジッタやビットエラーレート(BER)等が用いられているが、近年、より高密度記録を実現するためのデータ検出方式として最尤復号であるPRML(Partial Response Maximum Likelihood )方式が採用されつつある。
このPRML方式に適した評価装置が、例えば、特開平10−21651号公報に開示されている(特許文献1)。以下、同公報等に記載された光ディスク等の情報記録再生装置の再生信号評価方法に関して説明する。
まず、従来の信号評価装置においては、再生信号の復号をビタビ復号方式で行うものとしている。ここでは、用いる変調符号として、最小ランレングスを1に制限した(1,7)RLL符号を採用し、PRML方式としてPR(1,2,2,1)を採用する場合について説明する。ここで、データ識別点kにおける記録ビット系列b(k)で決まる状態S(k)は、表1に示すようにS0、S1、S2、S3、S4、S5の6状態となる。
Figure 2005332437
各状態は、次の記録ビットに応じて次の状態へと遷移して行く。この状態遷移をブランチと呼ぶ。記録ビットと状態遷移との関係を表2に示す。また、図1は状態遷移図、図2はトレリス線図を示す。
Figure 2005332437
上述のように、ここでは、用いる符号として最小ランレングスを1に制限した(1,7)RLL符号を採用している。即ち、最小ランレングスを1に制限しているため、ブランチの数はa,b,c,d,e,f,g,h,i,jの10個となっている。
PR(1,2,2,1)では、4ビットの記録ビット系列で再生信号レベルが決まるので、その期待値、即ち、ノイズがない理想波形での再生信号レベルを表2に期待値y(k)として記載している。ここでは、理想波形での再生信号レベルの最小値を−3、最大値を3として示している。
ここで、データ識別点kにおける各ブランチのブランチメトリック
(z(k)−y(k))
を計算する。z(k)はデータ識別点kでの再生信号レベルであり、y(k)は再生信号レベルの期待値である。このようにブランチメトリック値は、再生信号レベルとその期待値との差を2乗したものであり、期待値に対する再生信号レベルの2乗誤差を意味している。そして、ブランチメトリック値は、あるひとつの状態に2つのブランチが合流する場合、どちらのブランチを選択するかを決定するために用いられる。一続きのブランチをパスと呼び、選択されたブランチを一続きにつなげたものを生き残りパスと呼ぶ。
ここで、k−1データ識別点における各状態での生き残りパスに対するブランチメトリックの累積値をm(k−1)とすると、それにデータ識別点kでのブランチメトリック値bm(k)を加算したものが、データ識別点kのブランチメトリック値の累計値となる。上述のようにブランチメトリック値は2乗誤差を意味するので、その累計値は誤差の合計である。よって、
m(k−1)+bm(k)
がより小さくなるブランチを選択する。
例えば、データ識別点kにおける状態がS0となるブランチは、表2よりS0からS0に遷移するブランチaと、S5からS0に遷移するブランチbの2つである。ブランチa、ブランチbのブランチメトリックの累積値を、それぞれmS0(k−1)、mS5(k−1)とし、そのブランチメトリックをbma(k)、bmb(k)とすると、データ識別点kでのブランチメトリックa、ブランチメトリックbの累計値 mS0(k)a、mS0(k)bは、それぞれ下記式(6)で表される。
式(6)
mS0(k)a=mS0(k−1)+bma(k)
mS0(k)b=mS5(k−1)+bmb(k)
更に、mS0(k)aとmS0(k)bとの大小比較を行い、その値が小さい方のブランチを選択する。以上が最尤復号であるビタビ復号の再生系列の決定にいたる原理である。
このように選択されて生き残ったパスの記録符号列を再生信号列として情報再生する。ここで、この最尤復号における再生信号の品位に関してみると、最尤復号時のパスの選択におけるブランチメトリック値の累積が理想状態に近ければ近いほど再生信号品位はよい状態にあるということができ、パス合流点におけるブランチメトリックの比較・選択時のメトリック値の差を評価することにより、最尤復号の再生手法に則した再生信号品位の評価が可能となる。
ここで、データ識別点kでの正しい状態がS0であり、且つ、正しい遷移がaである場合には、
Δm(k)=mS0(k)b−mS0(k)a
という演算を行い、このΔmkをメトリック差と呼ぶ。
また、kサンプル時点での正しい状態がS0であり、且つ、正しい遷移がbの場合は、メトリック差Δmkは、
Δm(k)=mS0(k)a−mS0(k)b
となる。
即ち、間違った遷移に対するブランチメトリックの累計値から正しい遷移のブランチメトリックの累計値を減算する。
ここで、復号結果として、選択するブランチが正しいブランチであれば、メトリック差Δmkは正の値となるが、誤ったブランチを選択するとメトリック差は負の値となる。
また、メトリック差値は状態遷移パスの分岐から状態遷移パスの合流までのそれぞれのパスの記録符号列間のユークリッド距離によりメトリック差値の分布幅が異なる。
例えば、PR(1,2,2,1)において、最小ユークリッドは10となり、この最小ユークリッド距離を持つ2つの記録符号列において、理想状態の再生信号が得られた場合、パスの合流点において正しいパスのメトリック値が“0”、誤りのパスのメトリック値が“10”となるためにメトリック差値は“10”になる。
これと同様にユークリッド距離に応じて理想状態におけるメトリック差値の理想値は変化することになる。従って、全再生符号系列に対しメトリック差値を評価すると、パス合流時以前のパスの分岐点までのユークリッド距離に応じてメトリック差の値がばらつき、メトリック差統計分布が正規分布と異なる分布となり、メトリック差による統計処理と誤り率との相関が小さくなってしまう。
よって、メトリック差を評価する記録系列は2つのパス間のユークリッド距離が同じもので、且つ、エラーの発生確率が高いものを対象とすることが望まれる。例えば、上述の公報ではパスの分岐、合流という2つのパス間におけるユークリッド距離が最小のものがこの条件として挙げられている。
これに該当する記録系列のパスの合流点において計算されるメトリック差の分布を図9に示す。メトリック差の分布形状が正規分布で近似できるものとして、正規分布の平均値をμ、標準偏差をσとする。前述のようにメトリック差が負となるのは、エラーの場合、即ち、誤ったブランチを選択した場合なので、メトリック差が負となる確率はビットエラーレート(BER)に等しく、メトリック差値が負となる度数分布の確率を計算することによりBERを推定することができる。
また、光ディスクまたは光ディスク装置のBERの絶対値ではなく、再生信号の品質の相対的な良し悪しを知るだけで良い場合には、その指標として標準偏差値σ、平均値μを用いることもできる。標準偏差値σが小さく、且つ、平均値μが理想ユークリッド距離に近い場合、再生信号品位がよい状態となる。
更には、メトリック差値の度数分布の所定閾値以下である個数の割合等によっても、再生信号品位の評価を行うことができる。
また、上記例は記録パターンが既知の場合に関して記したが、記録パターンが未知の場合に関しても同様な手法により、再生信号の品位を評価することが可能と考えられる。この手法は特開2003−141823号公報に開示されている(特許文献2)。これによれば、最も確からしい状態遷移のパスのメトリック値:Paと2番目に確からしいパスのメトリック値:Pbにおいてメトリック差値|Pa−Pb|を統計処理し、評価することで再生信号品位の評価をすることが可能となる。
特開平10−21651号公報 特開2003−141823号公報
上記従来例における再生信号品位の評価方法では、記録再生における装置のパラメータの条件を最適な状態に的確に短時間で導くには不十分であり、最適な記録再生条件を見出すことができないという問題点が浮上してきた。
以下、これについて説明を加える。上述したようにディジタル情報の量が飛躍的に増大しており、これに伴い大容量化、高密度化に適した光ディスク及び光ディスク装置の開発が進められている。
このような状況下の中、光変調記録時の熱的な干渉の影響を低減するために、記録におけるレーザーパルスの点灯形態も複雑化している。特に、オーバーライト可能な光ディスク媒体においては、記録パルス点灯の中に記録マークを形成する役割を持つ記録パルスと、記録マークでない非マークを形成する消去パルスとを併せ持つ記録パルス列を用いて情報の記録が行われている。
また、オーバーライト可能な媒体に拘わらず、より高速でのデータ転送が要求されているために、標準記録レートに対して、2倍、4倍、…、と言った高速対応記録が可能な光ディスクドライブが開発されている。
以上のような、高線密度化対応、高速化対応がなされている中で、再生信号品位の状態も複雑化している。光ディスクの記録またはオーバーライトによる記録マークの形成は記録時のレーザー点灯による媒体の温度分布状態、或いは、温度分布の過渡状態に依存して決定され、記録マークを見た場合、このマークの前端と後端とでは必ずしも同じ状態にはなっていない。このことは、このマークを再生した場合に再生信号にも同様なことが言え、マーク前端における再生信号品位と、マーク後端における再生信号品位とでは異なる状態になり得る。
上述したような、オーバーライト可能な光ディスク媒体では、完全独立ではないものの記録パルス中に記録を司る記録パルスと、消去を司る消去パルスとが存在しており、これら条件次第では、記録マーク前端と記録マーク後端とで信号品位が著しく異なる場合が存在する。
また、高速化対応がなされる場合においても、記録時の線速度が変化し、熱の応答性の影響により標準速の条件に対して単なる記録パワー値の相対変化だけでは、記録マーク前端と記録マーク後端とで信号品位が著しく異なる場合が存在する。特に、オーバーライト可能な相変化媒体においては、熱分布のみならず、温度の分布の過渡状態が記録マークの形成を司っているために記録条件が複雑化してくる。
更に、近年の高密度化に伴い、再生信号の処理技術も高度化しており、特に波形等化技術は必須の技術となりつつある。この波形等化の最適化においても再生信号品位を評価することが重要になっている。
このような再生信号品位の評価が実装置上重要な条件下において、再生信号の極性変化に対応せず、再生信号の極性の如何に拘わらず再生信号品位を評価する従来の手法においては、再生信号品位に関与するパラメータを的確に短時間で最適状態に制御することができないという問題点があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、最尤復号による2値化結果の誤り率との相関ある指標において、再生信号の極性遷移、即ち、記録マーク列の極性変化に着目した再生信号評価方法及び情報記録再生装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、最尤復号を適用する情報再生方法に於いて、最尤復号における所定のユークリッド距離を持つ状態遷移パスの記録系列を、前記記録系列の記録符号の極性変化に対応して検出し、前記記録系列における状態遷移パスの分岐から状態遷移パスの合流までの最も確からしい状態遷移パスと2番目に確からしい状態遷移パスとの状態遷移パスの尤度差を求め、前記尤度差を前記記録系列の極性変化に対応して個別に統計処理を行い、再生信号品位を評価することを特徴とする。
また、本発明は、最尤復号を適用する情報記録再生装置に於いて、最尤復号における所定のユークリッド距離を持つ状態遷移パスの記録系列を、前記記録系列の記録符号の極性変化に対応して検出する手段、前記記録系列における状態遷移パスの分岐から状態遷移パスの合流までの最も確からしい状態遷移パスと2番目に確からしい状態遷移パスとの状態遷移パスの尤度差を求める手段、前記尤度差を前記記録系列の極性変化に対応して個別に統計処理を行う手段、前記統計処理の結果に基づき再生信号品位を評価する手段を持ち、前記再生信号品位の評価手段の結果に基づき、記録または再生に関わる条件を変更することを特徴とする。
本発明によれば、記録ビット列の極性変化、即ち、再生信号の極性変化に対応する再生信号品位を評価することが可能となり、更に、記録ビット列の極性変化、即ち、再生信号の極性変化に対応したそれぞれの再生信号品位を評価することで、記録ビット列の極性変化別に影響を及ぼす各パラメータを個別に最適化することが可能となる。
次に、発明を実施するための最良の形態について添付図面に基づいて説明する。まず、本実施形態においては、ユークリッド距離が最小であるパスの記録系列を例に挙げ、この記録系列に相当する再生信号系列パスの尤度の差を求める処理について説明する。なお、ここでは、パーシャルレスポンス方式での記録/再生を行い、ビタビ復号等の最尤復号を行うPRML(Partial−Response Maximum−Likehood)方式において、パーシャルレスポンス特性のPR(1,2,2,1)を選び、且つ、RLL(1,7)符号等の(Run Length Limited)符号を用い、最小ランレングスを1に制限した場合を例に説明する。
データ識別点kにおける記録ビット系列b(k)∋(0,1)で決まる状態は、表1に示すようにS0,S1,S2,S3,S4,S5の6状態になる。各状態は次の記録ビットの値によって次の状態に遷移する。この時の状態遷移を示す状態遷移図を図1、トレリス線図を図2に示す。状態遷移図の図1中には状態遷移の矢印と入力/出力値を示している。ここでは、理想波形での再生信号レベルの最小値を−3、最大値を3として示している。
トレリス線図の図2中の●印が各データ識別点における状態を、●印間の線が記録ビットによる状態遷移を示す。線で示す状態遷移をブランチと呼び、ブランチの識別子としてa,b,c,d,e,f,g,h,i,j,hの各文字を当てる。各ブランチと、記録ビット系列b(k−3)、b(k−2)、b(k−1)、b(k)、前後の状態S(k−1),S(k)、期待値y(k)、ブランチメトリック値(z(k)−y(k))の関係を表2に示す。
ここで、期待値y(k)は、ノイズや歪のない理想再生チャンネルの記録ビット系列b(k)に対する出力を意味し、ここでは理想波形での再生信号レベルの最小値を−3、最大値を3として示している。z(k)はデータ識別点kにおける実際の再生系列である。
ブランチメトリック値は、実際の再生系列z(k)と各ブランチの期待値y(k)との差を表わす量であり、ここでは各ブランチの添え字をつけて、bma(k),bmb(k)、…等とする。
ここで、図1の状態遷移図、図2のトレリス線図,表2では、(1−7)変調則における最小ランレングスを1に制限した場合の禁止パターン{…0,1,0…},{…1,0,1…}に相当するブランチが除かれている。
さて、ビタビ復号においては、図2に示す状態S0,S1,S3,S4に合流するブランチ(a,b)と(c,d)と(f,g)と(h,i)とを各データ識別点で選択していく。状態S2,S5では、ブランチe,jが選択なしに残る。この結果、途切れることなく残ったひと続きのパスに相当する記録系列を、実際に記録された系列として検出するものである。
この時のパスの選択及び各状態のメトリック値mSx(k)は表2のブランチメトリック値の表現を使用し、下記式(1)により表される。
式(1)
mS0(k)=min{mS0(k−1)+bma(k),mS5(k−1)+bmb(k)}
mS1(k)=min{mS0(k−1)+bmc(k),mS5(k−1)+bmd(k)}
mS2(k)=mS1(k−1)
mS3(k)=min{mS2(k−1)+bmf(k),mS3(k−1)+bmg(k)}
mS4(k)=min{mS2(k−1)+bmh(k),mS3(k−1)+bmi(k)}
mS5(k)=mS4(k−1)
なお、min{xxx,zzz}は、xxxまたはzzzのうちの小さい方の値を選択する関数である。
ここで、メトリック値mS0(k−1)は、データ識別点k−1における状態S0に残ったパスのブランチメトリックの累積値である。データ識別点kにおいては、ブランチa,bからのメトリックの小さい方を選択し、その値をmS0(k) として、次のデータ識別点k+1での選択に用いる。状態S1,S3,S4についても同様の処理を行う。状態S2,S5については、(1−7)最小ランレングスの制限により、図2のトレリス線図に示すように状態S1,S4のメトリック値を選択なしに引き継ぐ。
Nビットの真の記録系列に相当するパスを誤ることなく選択した場合のメトリック値は、次の式(2)で表わされる。
式(2)
mSx(k)=Σ(z(k)−y(k))、(k=0,1…N−1)
y(k)は真の記録系列に相当する真の期待値列である。これをN次元ベクトル{y(k)}とすると、実際の入力ベクトル{z(k)}とのユークリッド距離に相当する。
前述の選択では生き残りパスのメトリックが最小になるように処理するので、mSx(k)は最小値である。従って、記録系列ベクトルに最も距離の近いパスが生き残ることになる。これは式(2)より、実際の再生系列z(k)が真の記録系列に相当する真の期待値列y(k)に一致すれば0、一致しないものが1つでもあれば非零の正の値をとることにより明らかである。
ここで、ある状態Sにおけるパスの合流点に着目し、且つ、パスの分岐から合流までのメトリック値に着目する。各状態におけるメトリック値は上述したように実際の入力ベクトル{z(k)}と真の期待値列{y(k)}とのユークリッド距離に相当するため、どちらかのパスが全て理想値を取った場合に理想値を取るパスのメトリック値は“0”となり、分岐後から合流直前までの他方のパスのメトリック値は真のパスとのユークリッド距離の値となる。したがって、メトリック値の差の絶対値は2つのパス間のユークリッド距離になる。関係が逆の場合もメトリック値が逆転し同様な結果となる。また、両パスにおけるメトリック値が同値になる場合、どちらのパスとも選択し難い状態となり、この時のメトリック値の差の絶対値は“0”となる。更に、データ識別点でのサンプル値が両パスのレベル変化の間にない場合には、メトリック値の差の絶対値は両者のユークリッド距離の値より更に大きな値を取る。
従って、これらパスの分岐から合流までのメトリック値の差の絶対値は、両者のユークリッド距離を挟む分布となり、この値が両パスのユークリッド距離に近いほど信頼性の高いパスの選択となり、ユークリッド距離から離れるほど信頼性の低いパスの選択というように信号品位を評価することが可能となる。
また、これらパスの分岐から合流までのメトリック値の差は、パスの分岐点以前におけるメトリック値の累積値は無視できるために、パスの分岐から合流までの確からしさを知る指標として使用することができる。
また、パスの分岐から合流までのパスメトリック値の差の絶対値を再生信号品質の指標として好適に利用するために、誤る可能性が大きい状態遷移のパターンを検出すれば、より効率よく再生信号品位を評価することができる。それにより、すべての状態遷移のパターンを検出しなくても、誤り率と相関のある指標を得ることができる。
本実施形態においてパスの分岐−合流のパスはユークリッド距離別に見ると、10、12、36となるが、このうち、ユークリッド距離が12、36に於いては2ビット以上のエラー、ユークリッド距離が10の場合は1ビットエラーを意味する。
例えば、ユークリッド距離が12のものの一例としては、状態遷移の変化のパス分岐・合流として(S3→S3→S4→S5→S1→S2→S3、S3→S4→S5→S1→S2→S3→S3)、が挙げられ、この時、記録パターン列はそれぞれ(111100111、111001111)となり、4ビット目と6ビット目の相違の2ビットエラーとなっている。
ユークリッド距離が36のものの一例としては、状態遷移の変化のパス分岐・合流として(S0→S0→S0→S0→S0→S0、S0→S1→S2→S4→S5→S0)、が挙げられ、この時、記録パターン列はそれぞれ(00000000、00011000)となり、4ビット目と5ビット目の相違の2ビットエラーとなっている。
ここで、誤る可能性が大きい状態遷移パターンとは、メトリック差の絶対値が小さくなるような状態遷移パターンであり、これは、パスの分岐から合流までのユークリッド距離が最小となるパターンであることを意味する。再生信号に含まれる雑音のうちホワイトノイズが支配的であるとすると、ユークリッド距離が10となるパターンのエラー頻度が高くなることが予想され、実際にPRML処理後のエラーパターンを分析すると、ほとんどが1ビットシフトエラーであるため、ユークリッド距離が10となる記録パターンのメトリック差を再生信号品位の評価指標に適用することにより再生信号の誤り率を適切に推定できる。
これに該当する状態遷移の組み合わせは本実施形態の場合8つ存在し、この時の記録パターン列の組み合わせを含め表3に示す。表中、(A,B)、(C,D)、(E,F)、(G,H)、(I,J)、(K,L)、(M,N)、(O,P)の状態遷移の組み合わせがユークリッド距離10の記録パターンの組み合わせになっている。
Figure 2005332437
このようにパスの分岐から合流まで所定の状態遷移を取るパターンを検出し、この検出された状態遷移におけるメトリック差の絶対値の分布における標準偏差σ、平均値μ等を評価指標として用いて、再生信号の品質を評価することが可能である。
本実施形態では、更に以下に説明するように上記記録パターンの組み合わせにおいて記録ビットの極性変化に着目し、メトリック差の計算・評価処理を行う。
ユークリッド距離が最小となる状態遷移の組み合わせは表3のようになり、この時の記録ビットパターンは表中に示すパターンとなる。表中、(A,B)、(C,D)、(E,F)、(G,H)、(I,J)、(K,L)、(M,N)、(O,P)のそれぞれの組み合わせがユークリッド距離が10になる記録パターンである。表中に示すようにこれら組み合わせでは記録ビットが1ビットだけ相違する組み合わせになっている。
更に、これら記録パターンの組み合わせの関係を見ると、{(A,B)と(I,J)}、{(C,D)と(K,L)}、{(E,F)と(M,N)}、{(G,H)と(O,P)}の4組は記録ビット列の“0”と“1”の関係が逆転した関係にある。
換言すれば、1ビットエラーが“0”→“1”への変化時に発生するか、“1”→“0”への変化時に発生するか、の相違を示す組み合わせとなっている。
ここで、“0”→“1”への変化時に1ビットエラーが発生するか、“1”→“0”への変化時に1ビットエラーが発生するか、の組み合わせで分類すると、“0”→“1”への変化時に1ビットエラーが発生するパターンは{(A,B)、(C,D)、(M,N)、(O,P)}、“1”→“0”への変化時に1ビットエラーが発生するパターンは{(E,F)、(G,H)、(I,J)、(K,L)}のように分類できる。
図3、図4はこれらパターンにおけるトレリス線図上の状態遷移とこれら状態遷移時の理想状態における信号レベルの変化を示す。図中、トレリス線図上段に上記状態遷移の組み合わせパターン(例えば(A,B))と、その時の記録ビット列を示している。なお、トレリス線図上の各パスにおける数値は状態遷移における理想レベルを示している。トレリス線図中に太線に示すパスが、トレリス線図の上に上記状態遷移の組み合わせパターンを示しており、その状態遷移に対応する理想レベルの変化を右図に示している。
図中、信号レベルの変化に示すように、記録ビットの変化に対応して、“0”→“1”への変化時に1ビットエラーが発生するパターン{(A,B)、(C,D)、(M,N)、(O,P)}においては、再生信号レベルの変化の極性は本例では立ち上り極性に対応しており、また、“1”→“0”への変化時に1ビットエラーが発生するパターン{(E,F)、(G,H)、(I,J)、(K,L)}においては、再生信号レベルの変化の極性は立ち下がり極性に対応している。
以上の特徴を利用し、本実施形態においてはビットエラーの発生を想定した記録ビットの極性変化に関して、メトリック差を計算する対象記録ビット列のグループ分けを行う。この各グループに対してそれぞれメトリック差の計算を行い、メトリック差の絶対値の分布における標準偏差σ、平均値μ等を評価指標として用いて、再生信号の品質を記録ビットの極性変化毎に評価することを特徴としている。
次に、図5を用いてPRML方式で再生信号の復号を行う光ディスク装置を説明する。図5は本発明に係る光ディスク装置の一実施形態の構成を示すブロック図である。図5において、まず、光ディスク4から光ヘッド3によって読み出された再生信号はプリアンプ5によって増幅され、ACカップリングされ低周波成分が除去された後、AGC(automatic gain controller)回路6に入力される。AGC回路6では後段の波形等化回路7の出力が所定の振幅となるようにゲインが調整される。AGC回路6から出力された再生信号は、波形等化回路7によって波形等化が施される。波形等化された再生信号は、PLL回路8とA/D変換器9とに出力される。
PLL回路8は再生信号に同期する再生クロックを生成する。A/D変換回路9は、PLL回路8から出力された再生クロックと同期して再生信号のサンプリングを行う。このようにして得られたサンプリングデータはA/D変換回路9からデジタルフィルタ10に出力される。
デジタルフィルタ10は、記録再生系の周波数特性がビタビ復号回路11が想定する特性(本実施形態ではPR(1,2,2,1)等化特性)となるように設定された周波数特性を持つ。本実施形態においては、波形等化回路7とデジタルフィルタ10とを別構成としたが、これら両者は特に機能分離する必要は無く同一のフィルタで構成可能である。本実施形態においてはPLL回路8をアナログ構成として表記したため分離して表記している。また、PLLの引き込みを行う波形等化状態と信号再生を行う波形等化状態とを別状態とする場合等は、本実施形態に示すように個別の等化回路が必要になる。
このデジタルフィルタ10から出力されたデータは、最尤復号を行うビタビ復号回路11に入力される。ビタビ復号回路11は、PR(1,2,2,1)等化された信号を最尤復号方式で復号することによって2値化データを出力する。
また、ビタビ復号回路11からは、復号された2値化データとともに、時刻毎のユークリッド距離の計算結果(ブランチメトリック)が、メトリック差解析回路12へと出力される。メトリック差解析回路12は、ビタビ復号回路11から得られた2値化データから状態遷移を判別し、この判別結果とブランチメトリックとによって復号結果の信頼性を示すメトリック差値を求める。これによって復号結果の誤り率を推定することができる。
次に、図6を参照しながらビタビ復号回路11及びメトリック差解析回路12について詳細に説明する。図6はビタビ復号回路11及びメトリック差解析回路12の構成を示すブロック図である。デジタルフィルタ10から出力されたサンプル値y(k)は、ビタビ復号回路11のブランチメトリック演算回路111に入力される。ブランチメトリック演算回路111では、サンプル値y(k)と期待値z(k)との距離に相当するブランチメトリックが計算される。PR(1,2,2,1)等化が用いられているため、期待値z(k)は−3〜3までの7つの値を持つ。データ識別点kにおけるそれぞれの期待値z(k)とサンプル値y(k)との距離を表すブランチメトリック値は、前述したように各状態遷移に対応して表2に示すように表現される。
このようにして計算されるブランチメトリックは、加算/比較/選択回路(Add-Compare -Select回路:ACS回路)113に入力される。入力されたデータ識別点kでのブランチメトリックとデータ識別点k−1での各状態のメトリック値とから、データ識別点kでの各状態S0〜S5の確からしさが求まる。
各状態のメトリック値は式(3)で表される。
式(3)
mS0(k)=min{mS0(k−1)+bma(k),mS5(k−1)+bmb(k)}
mS1(k)=min{mS0(k−1)+bmc(k),mS5(k−1)+bmd(k)}
mS2(k)=mS1(k−1)
mS3(k)=min{mS2(k−1)+bmf(k),mS3(k−1)+bmg(k)}
mS4(k)=min{mS2(k−1)+bmh(k),mS3(k−1)+bmi(k)}
mS5(k)=mS4(k−1)
なお、min{xxx,zzz}は、xxxまたはzzzのうちの小さい方の値を選択する関数である。
データ識別点kでのメトリック値mS0(k)〜mS5(k)はレジスタ回路112に格納され、次のデータ識別点k+1での各状態のメトリック値の演算に用いられる。また、ACS回路113は、式(3)に従ってメトリック値が最小となる状態遷移を選択すると共に、下記の式(5)に示すように選択結果に基づいて制御信号SelectBranch0〜SelectBranch3を、図7に示す回路構成を有するパスメモリ回路114に出力する。
式(4)
IF{mS0(k−1)+bma(k)≧mS5(k−1)+bmb(k)}then SelectBranch0 ='b' else SelectBranch0 ='a'
IF{mS0(k−1)+bmc(k)≧mS5(k−1)+bmd(k)}then SelectBranch1 ='d' else SelectBranch1='c'
IF{mS3(k−1)+bmf(k)≧mS2(k−1)+bmg(k)}then SelectBranch2 ='g' else SelectBranch2='f'
IF{mS3(k−1)+bmi(k)≧mS3(k−1)+bmj(k)}then SelectBranch3 ='j' else SelectBranch3='i'
パスメモリ回路114は、入力された制御信号に基づいて状態遷移則に従う最も確からしい状態遷移列に相当するビット列をメモリ端から出力し、このメモリ端からの出力を例えば、多数決判定することで推定された状態遷移列に対応する2値化データを出力する。
一方、再生信号の品質の評価を行うために、ブランチメトリック演算回路111から出力されたブランチメトリックは遅延回路121に入力され、加算/比較/選択回路113及びパスメモリ回路114における信号処理時間分だけ遅延された後にメトリック差演算器124、125に出力される。また、パスメモリ114から出力された2値化データは、状態遷移検出回路122、123に入力され、2値化データの所定パターンの検出を行う。
具体的には、上述の表3に示す8通りの状態遷移に対応するデータパターン(A,B)、(C,D)、(M,N)、(O,P)、(E,F)、(G,H)、(I,J)、(K,L)の検出が行われ、且つ、状態遷移検出回路122では{(A,B)、(C,D)、(M,N)、(O,P)}が検出され、状態遷移検出回路123では{(E,F)、(G,H)、(I,J)、(K,L)}が個別に検出される。
メトリック差演算器124、125は、状態遷移検出回路122、123が所定の状態遷移を検出した時に、下記式(5)に従ってその検出された状態遷移に対してのメトリック差の絶対値Δm01、Δm10をそれぞれ計算する。ここで、メトリック差Δm01はビットシフトエラーと想定した記録ビット列の変化が“0”から“1”の場合のメトリック差の絶対値であり、メトリック差Δm10はビットシフトエラーと想定した記録ビット列の変化が“1”から“0”の場合のメトリック差の絶対値である。
式(5)
検出パターン:(000x111)時
Δm01=│(bma(k−3)+bmc(k−2)+bme(k−1)+bmf(k))−(bmc(k−3)+bme(k−2)+bmf(k−1)+bmg(k))│
検出パターン:(000x110)時
Δm01=│(bma(k−3)+bmc(k−2)+bme(k−1)+bmh(k))−(bmc(k−3)+bme(k−2)+bmf(k−1)+bmi(k))│
検出パターン:(100x111)時
Δm01=│(bmb(k−3)+bmc(k−2)+bme(k−1)+bmf(k))−(bmd(k−3)+bme(k−2)+bmf(k−1)+bmg(k))│
検出パターン:(100x110)時
Δm01=│(bmb(k−3)+bmc(k−2)+bme(k−1)+bmh(k))−(bmd(k−3)+bme(k−2)+bmf(k−1)+bmi(k))│
検出パターン:(011x000)時
Δm10=│(bmf(k−3)+bmi(k−2)+bmj(k−1)+bmb(k))−(bmh(k−3)+bmj(k−2)+bmb(k−1)+bma(k))│
検出パターン:(011x001)時
Δm10=│(bmf(k−3)+bmi(k−2)+bmj(k−1)+bmd(k))−(bmh(k−3)+bmj(k−2)+bmb(k−1)+bmc(k))│
検出パターン:(111x000)時
Δm10=│(bmg(k−3)+bmi(k−2)+bmj(k−1)+bmb(k))−(bmi(k−3)+bmj(k−2)+bmb(k−1)+bma(k))│
検出パターン:(111x001)時
Δm10=│(bmg(k−3)+bmi(k−2)+bmj(k−1)+bmd(k))−(bmi(k−3)+bmj(k−2)+bmb(k−1)+bmc(k))│
このようにして検出された所定の状態遷移に対して、上記のように計算されたΔm01及びΔm10の値は標準偏差平均値演算器126に入力される。標準偏差平均値演算器126は入力されたΔm01及びΔm10の分布の平均値と標準偏差を求め、Δm01及びΔm10に対して、これらの2つの値、即ち、平均値μ01、μ10及び標準偏差σ01、σ10を出力する。上述したように、ここで出力される平均値μ01、 μ10及び標準偏差σ01、σ10 は、2つのパスのユークリッド距離が最小値をとる所定の状態遷移についての値となる。
また、標準偏差平均値演算器126では、Δm01、及びΔm10を同一のメトリック差値として扱い、平均値μと標準偏差σを求めることも容易に対応できる。これにより、記録ビットの信号極性に依存しないメトリック差値による信号品位の評価にも簡単に対応することができ、極性に依存するメトリック差値から求めた、平均値μ01、μ10及び標準偏差σ01、σ10と合わせて、平均値μと標準偏差σを求めることでより高度な信号品位の評価が可能となる。
これら平均値と標準偏差値を用いて、パラメータに依存する相対的信号品位の評価が可能になると共に、一般的なエラー関数erfcから再生信号の誤り率を推定することもでき、本実施形態に於いては記録ビットの極性変化に対応して再生信号の誤り率を推定することができる。
また、標準偏差値、平均値のみならず、メトリック差の分布に於いて、所定閾値以下の度数比率を求め、これにより再生信号品位評価とすることも可能である。この場合は、標準偏差平均値演算回路126にこの機能を持たせればよい。
以上説明したように、メトリック差解析回路12から出力されるΔm01及びΔm10 の分布の標準偏差σ01、σ10、平均値μ01、μ10を指標として用いて記録ビットの極性変化にまでも対応した極性別の再生信号の品質を評価することができる。
なお、メトリック差値は、以下に説明するように2乗の演算を含まないような計算方法で求めることも可能である。
一般に、メトリック値は絶対値ではなく、長さの相対値を論じるために、一定値を加減乗除することにより支障は生じない。従って、表2に示すブランチメトリック値の式を展開し、各ブランチメトリック値の共通項z(k)を除算することで、サンプル値z(k)の1次項のみで、ブランチメトリック値を計算することが可能である。
更に、本実施形態の記録ビット極性に対応してメトリック差値を算出する手法は、この指標(標準偏差σ01、σ10及び平均値μ01、μ10)に基づいて再生信号品質を改善する制御を行うことに適している。
例えば、図8に示すように波形等化定数制御回路13を用いて、メトリック差解析回路12から出力される平均値が理想値となるように、或いは標準偏差が最小となるように波形等化回路7の波形等化定数をコントローラ1を介して変更することで再生信号品質を改善することができる。
この時、本実施形態のように記録ビット列の極性変化、即ち、再生信号の極性変化に対応したメトリック差による評価指標を個別に評価することが可能なため、再生信号の立ち上り極性、及び立下り極性のそれぞれの状態を最適化するように評価指標値をモニタしながら、波形等化回路の等化定数を設定することが可能となる。従って、最適な波形等化回路の等化定数に非対称性がある場合等も効率よく等化定数の設定が可能になる。なお、図8では波形等化定数制御回路13を設けた以外は図5と同様である。
また、情報を記録することが可能な光ディスク装置においては、メトリック差解析回路12から出力される平均値が理想値となるように、或いは標準偏差が最小となるように、記録パワーや記録補償量を制御することによって記録パラメータの最適化をコントローラ1を介して行うことができる。
この場合も、上述したように本実施形態では記録ビット列の極性変化、即ち、再生信号の極性変化に対応したメトリック差による評価指標を個別に評価することが可能なため、再生信号の立ち上り極性、及び立下り極性のそれぞれの状態を最適化するように評価指標値をモニタしながら、記録パワーの設定が可能となる。特に、近年、記録パルスは多様化しており、再生信号に於いてアシンメトリや、再生信号に立ち上り/立下りに於いてジッタ特性差が出ないように記録パルス列やそれに伴う記録パワーが設定されており、とりわけ、オーバーライト可能な記録メディアではそれら制御精度が高く要求されている。
このような状況下、再生信号の立ち上り/立下りの信号品位を個別に評価可能であれば、評価結果に基づき、それら評価結果への起因度が高いパラメータ、例えば、記録パルス列中の再生信号立ち上りに主に作用するパルスパワーを制御するといった、より効果的で、且つ、効率のよい制御が可能となる。
このような再生信号の極性に対応した記録パワーの制御は、転送レートを向上させるために記録時の線速度を上げた場合のように熱応答性に変化が生じる場合等はとりわけ有効な手法・手段となる。
更に、以上の実施形態に挙げた項目に限らず、光ディスクの特性に影響を与える各種パラメータに対して、記録ビット列の極性変化に対応した、或いは再生信号の極性変化に対応した信号品位の評価が可能となり、図中コントローラ1を介した各種パラメータの制御に対して効率良く適用することができる。
本発明の実施形態における状態遷移図である。 本発明の実施形態におけるトレリス線図である。 本発明の実施形態におけるユークリッド距離が最小になる場合のトレリス線図及び信号レベル変化を示す図である。 本発明の実施形態におけるユークリッド距離が最小になる場合のトレリス線図及び信号レベル変化を示す図である。 本発明に係る光ディスク装置(情報記録再生装置)の一実施形態を示すブロック図である。 ビタビ復号回路及びメトリック差演算回路の一例を示すブロック図である。 ビタビ復号回路のパスメモリの一例を示す回路図である。 本発明に係る光ディスク装置の他の実施形態を示すブロック図である。 メトリック差の分布例を示す図である。
符号の説明
1 コントローラ
2 LDドライバー
3 光ヘッド
4 光ディスク
5 プリアンプ
6 AGC回路
7 波形等化回路
8 PLL回路
9 AD変換回路
10 デジタルフィルタ
11 ビタビ復号回路
12 メトリック差解析回路
13 波形等化定数制御回路
111 ブランチメトリック演算回路
112 レジスタ回路
113 加算/比較/選択回路
114 パスメモリ回路
121 遅延回路
122 状態遷移検出回路
123 状態遷移検出回路
124 メトリック差演算器
125 メトリック差演算器
126 標準偏差平均値演算回路

Claims (12)

  1. 最尤復号を適用する情報再生方法に於いて、最尤復号における所定のユークリッド距離を持つ状態遷移パスの記録系列を、前記記録系列の記録符号の極性変化に対応して検出し、前記記録系列における状態遷移パスの分岐から状態遷移パスの合流までの最も確からしい状態遷移パスと2番目に確からしい状態遷移パスとの状態遷移パスの尤度差を求め、前記尤度差を前記記録系列の極性変化に対応して個別に統計処理を行い、再生信号品位を評価することを特徴とする再生信号評価方法。
  2. 前記所定ユークリッド距離が再生信号系列における最小ユークリッド距離であることを特徴とする請求項1に記載の再生信号評価方法。
  3. 前記統計処理による再生信号品位の評価がパスの尤度差の度数分布における標準偏差値であることを特徴とする請求項1に記載の再生信号評価方法。
  4. 前記統計処理による再生信号品位の評価がパスの尤度差の度数分布における所定閾値以下である個数の割合であることを特徴とする請求項1に記載の再生信号評価方法。
  5. 前記統計処理による再生信号品位の評価がパスの尤度差の度数分布における平均値であることを特徴とする請求項1に記載の再生信号評価方法。
  6. 最尤復号を適用する情報記録再生装置に於いて、最尤復号における所定のユークリッド距離を持つ状態遷移パスの記録系列を、前記記録系列の記録符号の極性変化に対応して検出する手段、前記記録系列における状態遷移パスの分岐から状態遷移パスの合流までの最も確からしい状態遷移パスと2番目に確からしい状態遷移パスとの状態遷移パスの尤度差を求める手段、前記尤度差を前記記録系列の極性変化に対応して個別に統計処理を行う手段、前記統計処理の結果に基づき再生信号品位を評価する手段を持ち、前記再生信号品位の評価手段の結果に基づき、記録または再生に関わる条件を変更することを特徴とする情報記録再生装置。
  7. 前記所定ユークリッド距離が再生信号系列における最小ユークリッド距離であることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。
  8. 前記統計処理による再生信号品位の評価がパスの尤度差の度数分布における標準偏差値であることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。
  9. 前記統計処理による再生信号品位の評価がパスの尤度差の度数分布における所定閾値以下である個数の割合であることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。
  10. 前記統計処理による再生信号品位の評価がパスの尤度差の度数分布における平均値あることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。
  11. 前記再生条件が再生信号処理における波形等化器の等化定数であることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。
  12. 前記情報記録再生装置が光ディスク記録再生装置であり、前記記録条件が記録パルス列における機能別パワー値であることを特徴とする請求項6に記載の情報記録再生装置。

JP2004147855A 2004-05-18 2004-05-18 再生信号評価方法及び情報記録再生装置 Pending JP2005332437A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147855A JP2005332437A (ja) 2004-05-18 2004-05-18 再生信号評価方法及び情報記録再生装置
US11/131,194 US20060015797A1 (en) 2004-05-18 2005-05-18 Information reproducing method and information recording reproducing apparatus with maximum likelihood decoding

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004147855A JP2005332437A (ja) 2004-05-18 2004-05-18 再生信号評価方法及び情報記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005332437A true JP2005332437A (ja) 2005-12-02
JP2005332437A5 JP2005332437A5 (ja) 2007-06-21

Family

ID=35486999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004147855A Pending JP2005332437A (ja) 2004-05-18 2004-05-18 再生信号評価方法及び情報記録再生装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20060015797A1 (ja)
JP (1) JP2005332437A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009122642A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 パナソニック株式会社 再生信号品質評価装置及び方法
US7725809B2 (en) 2005-02-28 2010-05-25 Sharp Kabushiki Kaisha Signal quality evaluation device, information read/write device, signal quality evaluation method, write conditions determining method, signal quality evaluation computer program, computer-readable storage medium containing signal quality evaluation computer program

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7307807B1 (en) * 2003-09-23 2007-12-11 Marvell International Ltd. Disk servo pattern writing
US7986753B1 (en) * 2006-09-18 2011-07-26 Sibeam, Inc. Modified branch metric for decoders and equalizers
EP2043102A4 (en) * 2006-12-28 2011-07-06 Panasonic Corp Evaluation method for an information recording medium, information recording medium, method for producing an information recording medium, signal processing method, and access control device

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3674160B2 (ja) * 1996-07-04 2005-07-20 ソニー株式会社 情報記録再生装置の余裕度検出装置
JP3546351B2 (ja) * 1999-12-22 2004-07-28 株式会社日立製作所 磁気ディスクまたは磁気ヘッドの検査装置
US7206351B2 (en) * 2001-05-28 2007-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Signal evaluation devices and signal evaluation methods, signal quality evaluation methods and reproducing devices and recording devices
US20030067998A1 (en) * 2001-07-19 2003-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method for evaluating the quality of read signal and apparatus for reading information
US7082566B2 (en) * 2001-11-09 2006-07-25 Kabushiki Kaisha Toshiba Signal quality evaluation method, information recording/reproducing system, and recording compensation method
JP4695814B2 (ja) * 2002-02-08 2011-06-08 株式会社日立グローバルストレージテクノロジーズ データ復号方法・回路及びこれを用いた情報記録再生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7725809B2 (en) 2005-02-28 2010-05-25 Sharp Kabushiki Kaisha Signal quality evaluation device, information read/write device, signal quality evaluation method, write conditions determining method, signal quality evaluation computer program, computer-readable storage medium containing signal quality evaluation computer program
WO2009122642A1 (ja) * 2008-03-31 2009-10-08 パナソニック株式会社 再生信号品質評価装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20060015797A1 (en) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3926688B2 (ja) 再生信号品質評価方法および情報再生装置
US7940622B2 (en) Recording/reproduction device, evaluation value calculation method, and evaluation value calculation device
KR101049695B1 (ko) 기록 제어 장치, 기록 및 재생 장치, 및 기록 제어 방법
JP5391081B2 (ja) 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置
JP4655892B2 (ja) 記録再生装置、記録方法
JP5441906B2 (ja) 再生信号評価方法、再生信号評価装置及びこれを備えた光ディスク装置
JP2005332437A (ja) 再生信号評価方法及び情報記録再生装置
JP2005196964A (ja) 情報記録再生装置及びその信号評価方法
US8599670B2 (en) Viterbi detector and information reproducing apparatus
JP2005166221A (ja) 情報再生方法及び情報再生装置
JP2010140551A (ja) 光ディスク再生方法および再生装置
JP4727310B2 (ja) 波形等化装置、情報再生装置、波形等化方法、波形等化プログラムおよび記録媒体
TW201351402A (zh) 信號品質評估裝置、信號品質評估方法及再生裝置
JPWO2009122642A1 (ja) 再生信号品質評価装置及び方法
JP4174408B2 (ja) 情報再生装置
JP3836862B2 (ja) 情報記録再生方法
JP4103320B2 (ja) 情報再生装置及び再生方法
JP2010033656A (ja) データ再生装置及び再生方法
JP2006202459A (ja) 再生装置及び記録再生装置
JP2006302479A (ja) 光記録媒体記録再生方法、光記録媒体記録再生装置、光記録媒体再生方法及び光記録媒体再生装置
KR20000021541A (ko) 광디스크 재생시스템의 비터비 복호방법
JP2006236510A (ja) 記録条件設定装置、記録再生装置、記録条件設定方法、制御プログラム及び記録媒体
JP2005216480A (ja) 情報記録再生装置及びその信号評価方法
JP2011192357A (ja) 記録制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070502

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080125

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080521