JP2005335191A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷装置において基本色インクに加え特色インクを用いる場合に、追加した特色インクに対応する淡色インクを用いることなく、印刷画像における粒状感を低減することを可能とする。
【解決手段】 ブルー色相を表現するBインクのデータは、濃淡分解処理によって、Whiteに近いハイライト部ではBインクが総て淡色のLm、Lcインクの組に置き換えられ、また、それよりBlueに近い部分では、一部が淡色のLm、Lcインクの組に置き換えられる。これにより、基本インク(C、M、Y、KLc、Lm)以外の特色のBインクを用いる場合に、その特色のハイライト部を2つの淡色インクを用いて表現するので、特色インクに対応する淡色インクを用いずに粒状感を低減することができる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像処理装置および画像処理方法に関し、特に、特色インクなどの特色の記録剤を用いて印刷出力される画像における粒状性を低減させる技術に関するものである。
ワードプロセッサ、パーソナルコンピュータ、ファクシミリ等で処理された情報の出力装置として、所望される文字や画像等の情報を用紙やフィルム等シート状の印刷媒体に印刷を行う印刷装置があり、これには様々な方式のものが知られている。このうち、印刷媒体に記録剤を付着することにより印刷媒体上にテキストや画像を形成する方式の1つとして、インクジェット方式の印刷装置が広く用いられている。インクジェットプリンタなど、近年この方式の印刷装置の性能が向上し、テキストばかりでなく高品位のカラー画像を印刷することも可能となっている。
上記インクジェットプリンタは、記録ヘッドからインクを吐出して印刷媒体に形成するドットの空間的な配置によって中間階調を表現する。この空間的な配置においてドット密度が低い領域、すなわち、一般的には画像のハイライト領域では、形成されたドットが視覚的に目立ち粒状感が顕著になる。
これに対し、特許文献1に示されるように、通常、印刷に用いられているシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の基本4色のインクに加え、染料もしくは顔料などの色材の濃度が低いライトシアン(Lc)やライトマゼンタ(Lm)といった淡インクを用いることにより、ハイライト部の粒状感を低減する技術が知られている。
一方、近年のカラーインクジェットプリンタなどの普及に伴い、より高画質への要求が高まってきている。そのような要求の1つとして、印刷装置が再現することのできる色再現域を拡張して、例えばより鮮やかな画像を出力することが求められている。この場合、1次色であるC、M、Yのうち、それぞれ1色で再現できる色域については、個々の記録剤の発色特性や色材濃度を改善することによって色再現域を拡張することは可能である。しかし、2色以上の記録剤で形成されるレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)など色域で、特に彩度の高い色域では、C、M、Y、Kの4色の記録剤では再現できる色域に限りがあり、より鮮やかな色再現などが困難になる。
この色再現域の拡張に関し、特許文献2には、C、M、Y、K4色の基本記録剤に加えて、減法混色の3原色以外の高彩度な色である、いわゆる特色の記録剤を用い、画像を印刷出力する方法が記載されている。
特開2002−059571号公報 特開2001−136401号公報
しかしながら、特許文献2に記載されるように、Rインクなどの特色インクを追加して用いる場合、このRインクを、例えば、赤およびその近傍の色相のハイライト部で用いると上述と同様に粒状感が問題になることがある。この場合、特許文献1に記載のように淡インクであるライトレッド(Lr)インクをさらに追加して用いることが考えられる。しかし、この場合には、特色インクを用いることに伴いさらにその淡インクをも併せて用いることになり、そのための記録ヘッドやインクタンクが余分に必要となり、装置のサイズやコストの増加を招く問題がある。特色インクを複数の特色について用いる場合にはこの問題はより顕著となる。
このような問題は、インクジェット方式の印刷装置に限らず、例えば、トナーを記録剤として用いる電子写真方式の印刷装置においても同様に当てはまることである。すなわち、特色およびその淡色の分の現像器などが必要となり、同様の問題を生じる。
本発明は、以上の問題を解決するするためになされたものであり、その目的とするところは、基本色記録剤に加え特色の記録剤を用いる場合に、追加した特色記録剤に対応する淡色の記録剤を用いることなく、印刷画像における粒状感を低減することを可能とする画像処理装置および画像処理方法を提供することにある。
そのために本発明では、基本色の複数種類の記録剤であって同じ色の色材の濃度が異なる濃淡の記録剤を含む基本色記録剤と、該基本色以外の特色の記録剤と、を用いて印刷を行うため、当該記録剤の付与量データを生成する画像処理装置であって、前記複数種類の記録剤のうち、混色によって前記特色の色相を表現できる2種類の記録剤であって少なくとも前記色材濃度の低い淡記録剤を含む2種類の記録剤の付与量データを生成する混色淡記録剤生成手段と、前記特色の記録剤付与量のデータについて、当該付与量の一部または全部を、前記2種類の記録剤の付与量によって置き換える濃淡分解手段と、を具えたことを特徴とする。
また、基本色の複数種類の記録剤であって同じ色の色材の濃度が異なる濃淡の記録剤を含む基本色記録剤と、該基本色以外の特色の記録剤と、を用いて印刷を行うため、当該記録剤の付与量データを生成するための画像処理方法であって、前記複数種類の記録剤のうち、混色によって前記特色の色相を表現できる2種類の記録剤であって少なくとも前記色材濃度の低い淡記録剤を含む2種類の記録剤の付与量データを生成する混色淡記録剤生成工程と、前記特色の記録剤付与量のデータについて、当該付与量の一部または全部を、前記2種類の記録剤の付与量によって置き換える濃淡分解工程と、を有したことを特徴とする。
以上の構成によれば、印刷に用いる複数種類の記録剤のうち、混色によって特色の色相を表現できる2種類の記録剤であって少なくとも色材濃度の低い淡記録剤を含む2種類の記録剤の付与量データを生成し、上記特色の記録剤付与量のデータについて、当該付与量の一部または全部を、上記生成した2種類の記録剤の付与量によって置き換えるので、特色のうち、淡色の記録剤で表現できる特色の低濃度部分を、淡色記録剤の混色によって印刷することができる。これにより、特色のハイライト部分など低濃度部を、特に特色の色材濃度が低い淡記録剤を用いなくても淡色記録剤で印刷することができる。
この結果、基本色記録剤に加え特色の記録剤を用いる場合に、追加した特色記録剤に対応する淡色の記録剤を用いることなく、印刷画像における粒状感を低減することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係る画像処理装置の一実施形態であるパーソナルコンピュータ(PC)における画像処理構成を示すブロック図である。すなわち、本実施形態は、パーソナルコンピュータをホスト装置とし、これから供給される印刷データに基づいてプリンタなどの画像出力装置が印刷を行う形態であり、本発明の一実施形態に係る特色の濃淡分解を含む画像処理は、パーソナルコンピュータ(以下、単にPCともいう)における、それぞれのソフトウェアモジュールによって実行される。
図1において、画像処理装置としてのPC1は、通常の印刷動作では、プリンタドライバなどのソフトウェアによって印刷データを作成し、それを画像出力装置としてのプリンタ10へ供給する。すなわち、PC1は、ディスプレー(不図示)に表示され処理がなされた画像データを印刷する際、その画像データを構成するR、G、Bデータを、LUT記憶部8に格納されているルックアップテーブル(以下、LUTともいう)を参照することにより、プリンタで用いるインクに対応した、C、M、Y、K、Lc、Lmおよび特色レッド(R)、ブルー(B)、グリーン(G)のデータに変換する処理を行う。この変換に用いるLUTが、図2以降で後述する濃淡分解処理によって生成される。
プリンタ10は、上述したC、M、Y、K、Lc、Lm、R、B、およびGの9色のインクを用いて印刷を行うべく、それぞれのインクに対応した記録ヘッドおよびインクタンクを備えたものである。それぞれの記録ヘッドは、電気熱変換体が発生する熱エネルギーを利用してインクに気泡を生じさせ、その気泡の圧力によってインクを吐出する方式のものである。なお、本発明を適用する上で記録ヘッドの吐出方式はこれに限定されないことはもちろんであり、例えば、ピエゾ素子を用いた方式であってもよい。また、本発明を適用する上で、用いる特色が必ずしも上記のようにR、B、Gの3色である必要はなく、1色または2色であってもよいことは以下の説明からも明らかである。さらに、用いる特色がこれらのR、B、Gに限定されるものでなく、C、M、Y、Kの基本4色以外の色相を有した色であればよいことも以下の説明から明らかである。
図1に示す、PC1における濃淡分解処理のための構成において、2は特色インクのデータを記憶しておく特色インクデータ記憶部を示す。この記憶部2に記憶される特色インクデータは、図2にて後述されるように、プリンタ10が特色インクを用いて印刷したパッチを測色して得ることができる。そして、このデータは、例えば、L座標系の値の組として表現され、それぞれはR、G、Bの値の組に対応させて記憶されている。3は基本インク(C、M、Y、K、Lc、Lm)のデータを記憶しておく基本インクデータ記憶部を示す。この記憶部3に記憶される基本インクデータは、特色インクデータと同様、予め、基本色インクである、C、M、Y、K、Lc、Lmインクを用いて印刷したパッチを測色して得ることができ、同様に、例えばLの値の組として表現されてそれぞれがR、G、Bの値の組に対応させて記憶されているものである。
4は、図4、図6にて詳述されるそれぞれのクロスパッチデータを生成するクロスパッチデータ生成部、5は、クロスパッチデータ生成部4で生成されたクロスパッチデータをプリンタ10へ出力するための画像出力部をそれぞれ示す。
6は、印刷出力されたパッチやクロスパッチデータに基いて同様にプリンタ10によって印刷されたクロスパッチを測色する測色装置を示す。9は、記憶部2および3に記憶されるそれぞれ特色インクデータと基本インクデータを用いてLUTを作成するLUT作成部、7は、測色装置6の測色結果である測色値に基づき、LUT記憶部8に記憶されているLUTを補正するLUT濃淡分解部をそれぞれ示す。LUT記憶部8は、LUT作成部9によって作成されたLUTやLUT濃淡分解部7によって補正されたLUTをそれぞれ記憶するLUT記憶部を示す。
図2は、図1に示した、濃淡分解を含む画像処理の手順を示すフローチャートである。
図2において、先ず、ステップS201で、測色装置6にて、予め特色インクを用いて印刷した、ベタ(打ち込み量100%)のパッチの測色を行い、その測色値を特色インクデータ記憶部2に記憶する。次に、ステップS202で、LUT作成部9によりLUTの作成を行う。すなわち、基本インクデータ記憶部3に記憶されている基本インクデータと特色インクデータ記憶部2に記憶されている特色インクデータとに基づいて、R、G、Bの値の組合せによって特定されるそれぞれの格子点に対応した、C、M、Y、K、Lc、Lm、R、G、Bの値(インク打ち込み量(インク付与量)に相当する、例えば8ビットデータ)の組を求め、それを上記格子点に対応させて記憶したテーブルを作成する。この作成方法は公知のものであり、ここでは、その詳細な説明は省略する。ただし、ここで生成される淡インク(LcまたはLm)は、同色相のインク(CまたはM)の粒状性を低減させるためのものであり、特色インクの粒状性を低減させるための淡インクの生成は、後述の処理によってなされる。
次に、ステップS203において、特色インクデータ記憶部2に記憶されている特色インクデータが表す色について、その色を混色によって表現できる淡色の組合せを選択する。図3は、この処理を説明する図である。同図に示すように、例えば、処理対象の特色インクデータの色がB場合は、その色B(ブルー)の色相を挟む色である2つの色である、LcとLmが選択される。このように、特色に応じて、基本インク中の淡色である、Y、Lc、Lmの3色の中からその特色を挟む2つの色を選択する。
次に、ステップS204において、クロスパッチデータ生成部4によってクロスパッチデータを作成する。図4はこのパッチの詳細を示す図である。同図に示すように、ステップS203で選択された2つの淡色(ライト)インクについて、それぞれx方向とy方向において、それぞれ0%、10%、20%、・・・、100%と線形に打ち込み量を変化させた、それぞれのインクの打ち込み量の組合せからなる混色ライトインク用クロスパッチデータが生成される。そして、ステップS205で、画像出力部5によって、ステップS204で生成された混色ライトインク用クロスパッチデータをプリンタ10に出力しクロスパッチの印刷を行わせる。
次に、ステップS206では、測色装置6によって、ステップS205で印刷出力された混色ライトインク用クロスパッチを測色する。そして、ステップS207で、ステップS206で測色された混色ライトインク用クロスパッチの測色値に基づき、特色インクの色を表現する混色ライトインクのデータを生成する。図5は、このパッチデータ生成を説明する図である。同図に示すように、特色インクデータ記憶部2に記憶されている特色データが表す色Bについて上記LUTの格子点に対応する値から、明度に対する階調値の変化(グラデーション)を求め、このグラデーションの色との色差(または明度差)が最小となる色(測色値)を、パッチから直接あるいはこれらのパッチの測色値を補間することによって求め、そのクロスパッチデータLm、Lcの組を混色ライトインクデータとして生成する。これにより、明度(L)ごとに、特色データが表す色Bに最も近い色を表現するLm、Lcの組が求められることになる。
次に、ステップS208で、クロスパッチデータ生成部4によって濃淡分解用のクロスパッチデータを生成する。図6はこのパッチデータの生成を説明する図である。同図に示すように、x方向に、ステップS207で求められた混色ライトインクLb(上記の例では、Lm、Lcの組)について、0%、10%、20%、・・・、100%と線形に打ち込み量を変化させ、また、y方向に特色インクBについて、同様に打ち込み量を変化させた組からなる濃淡分解用クロスパッチデータを生成する。ここで、混色ライトインクLbのパッチデータは、ステップS207で求めた混色ライトインクデータのうち、インクBの打ち込み量を0%、10%、20%、・・・、100%としたときの色とそれぞれ最も近い2つのインクLm、Lcの組の打ち込み量を、それぞれ0%、10%、20%、・・・、100%としたものである。
ステップS209で、画像出力部5によって、ステップS208で上記のように生成された濃淡分解用クロスパッチデータをプリンタ10に供給して印刷出力させる。そして、ステップS210で、測色装置6によって、印刷出力された濃淡分解用クロスパッチを測色する。
次に、ステップS211では、この濃淡分解用クロスパッチ測色データに基づき、LUTのデータのうち、特色インクの打ち込み量データを、淡色インクの打ち込み量データに置き換え、または特色インクと淡色インクの打ち込み量データに置き換える、濃淡分解処理を行う。詳しくは、測色データにおいて、図7(a)に示すような、特色(B)についてLUTの所定の格子点を連ねた明度変化における格子点ごとの、特色の色(明度)と同じ色(明度)を持つパッチを特定し、それらのパッチの淡色インク単独または淡色インクと特色インクとの組の打ち込み量に置き換える。そして、上記のようにして得た打ち込み量を各格子点のデータとする。
図7(a)および(b)はこの濃淡分解を説明する図であり、色相がブルー(B)の各格子点を連ねた、White→Blue→Blackのラインに対するテーブルデータを示している。
図7(a)に示すように、上記各格子点のテーブルデータにはBインクのデータが存在する。そして、このデータは、上記の濃淡分解によって、図7(b)に示すように、Bインクの一部または総てが淡色のLm、Lcインクの組に置き換えられる。これにより、基本インク(C、M、Y、KLc、Lm)以外の特色インクを用いる場合に、その特色のハイライト部を2つの淡色インクで表現するので、特色インクに対応する淡色インクを用いずに粒状感を低減することが可能となる。
なお、濃淡分解に係るLUTの補正は、実際は、上記のように求めたLUTにおける所定の色相などのラインのテーブルデータを上記のように求めた後、他の部分の格子点のテーブルデータは、補間によって求めLUTの総てのデータを更新する。
(第2実施形態)
本発明の第二の実施形態は、プリンタにおける印刷動作に連動して、上述した濃淡分解に係るLUT補正を行う点である。すなわち、上述した第1実施形態は濃淡分解に係るLUT補正のみについて説明したが、本実施形態は、その補正したLUTを用いて印刷データを作成し、これに基づいてプリンタにて印刷動作を行う。ただし、第1実施形態に関して説明したように、同実施形態でも同様に補正したLUTを用いて印刷データを作成し、これに基づいてプリンタにて印刷動作を行うことができることはもちろんである。
図8は本発明の第二の実施形態に係る画像処理装置としてのPCの構成を示すブロック図であり、図1と同様の図である。
同図において、第1実施形態に係る図1に示す構成と異なる点は、LUT作成部9(図1)がなく、画像データ記憶部802、画像入力部803、および画像変換部810がある点である。すなわち、図8において、画像データ記憶部802は、印刷出力される画像データを記憶する。また、画像入力部803は、印刷の際に画像データ記憶部802から画像データを読み込み、画像変換部810は、この読み込んだRGBの画像データを、LUT記憶部809に記憶されている補正されたLUTを参照するとともに、補間演算を用いて、C、M、Y、K、lm、Lcおよび特色の色分解データに変換する。画像出力部811は、第1実施形態に関して上述したクロスパッチデータの出力の他、上記のように補正されたLUTを用いて変換された色分解データをプリンタ812へ出力する。
図9は、本実施形態の濃淡分解を含む画像処理の手順を示すフローチャートであり、第1実施形態に関して図2に示した処理と同様の処理を示している。異なる点は、基本となるLUTを作成する処理(図2のS201、S202)がなく、ステップS910〜S912の処理がある点である。
すなわち、本実施形態では、画像出力の際に毎回LUTを作成するのではなく、予め求めたLUTを、用いるインクの変更がない間はそのまま用いるものである。
また、濃淡色分解によるLUTの補正のための一連の処理(S901〜S909)を終了すると、ステップS910で、画像データ記憶部802に記憶されている画像データを画像入力部803に読み込む。そして、ステップS911で、ステップS910で読み込まれた画像データ(RGBデータ)を、画像変換部810によって、色分解データに変換する。さらに、ステップS912で、画像出力部811によって、その色分解データに基づく印刷データをプリンタ812に送信し、画像の印刷を行わせる。
以上説明したように、本発明の第二の実施形態によれば、第一の実施形態と同様、基本インク(CMYKLcLm)以外の特色インクを用いる際に、特色インクに対応するライトインクを用いることなく、ハイライト部の粒状感が低減された画像を出力することができる。
(他の実施形態)
入力画像
上記第1および第2実施形態において、入力画像はRGBデータとしているが、これに限られることはなく、例えば、各画素にLab値が対応した形で保存されているLabデータ等を入力データに用いても構わない。
色空間
上記第1および第2実施形態において、色空間はCIELab色空間を用いているが、CIELUV色空間等、色情報を定量的に表すことができれば、その種類は限定されるものではない。
基本インクおよび追加インク
上記の各実施形態では、基本インクはC、M、Y、K、Lc、Lmの6色、追加インクはB(ブルー)やレッド、グリーンの3色または2色ないし1色として説明したが、このような組み合わせに限られるものではない。例えば、基本インク6色に、さらに、Yインクよりも明度の低いダークイエローインクを加えた7色を基本インクとして用いても良い。
また、ハイライト部分の粒状感を低減するために、ライトインクを用いた例を挙げているが、ライトインクを用いる代わりに、同一のインクを用い、その大小のドットのうち小サイズのドットを用いて粒状感を低減してもよい。具体的には、レギュラーインク(シアンやマゼンタインク)の代わりに大ドットを用い、ライトインク(ライトシアンやライトマゼンタインク)の代わりに小ドットを用いた場合にも、本発明を適用することができる。
画像処理装置
上記の各実施形態では、画像処理装置をパーソナルコンピュータが構成する例について説明したが、画像処理装置の形態はこれに限定されない。例えば、プリンタ、複写機などの印刷する機能を有した印刷装置自体が、図1、図8に示した構成を有して濃淡色分解を行う形態であってもよい。また、図1、図8に示した構成を、例えば、コンピュータと印刷装置とが分担する形態であってもよい。
また、印刷装置としては、上記各実施形態に示したインクジェット方式に限られず、例えば、電子写真方式など、記録剤を用いて印刷を行う方式の印刷装置であれば、本発明を適用することができる。
(さらに他の実施形態)
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUまたはMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることが出来る。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明に係る画像処理装置の第一の実施形態であるパーソナルコンピュータ(PC)における画像処理構成を示すブロック図である。 図1に示した、濃淡分解を含む画像処理の手順を示すフローチャートである。 特色インクデータが表す色について、その色を混色によって表現できる淡色の組合せを選択する処理を説明する図である。 本発明の実施形態に係る、ライトインク用クロスパッチデータの詳細を示す図である。 本発明の実施形態に係る、混色ライトインク用クロスパッチデータ生成を説明する図である。 本発明の実施形態に係る、濃淡分解用のクロスパッチデータの生成を説明する図である。 (a)および(b)は、本発明の実施形態に係る、濃淡分解を説明する図である。 本発明の第二の実施形態に係る画像処理装置としてのPCの構成を示すブロック図である。 第2実施形態の濃淡分解を含む画像処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1、801 パーソナルコンピュータ(PC)
2、804 特色インクデータ記憶部
3、805 基本インクデータ記憶部
4、806 クロスパッチデータ生成部
5、811 画像出力部
6、807 測色装置
7、808 LUT濃淡分解部
8、809 LUT記憶部
9 LUT作成部
10、812 プリンタ
802 画像データ記憶部
803 画像入力部
810 画像変換部

Claims (11)

  1. 基本色の複数種類の記録剤であって同じ色の色材の濃度が異なる濃淡の記録剤を含む基本色記録剤と、該基本色以外の特色の記録剤と、を用いて印刷を行うため、当該記録剤の付与量データを生成する画像処理装置であって、
    前記複数種類の記録剤のうち、混色によって前記特色の色相を表現できる2種類の記録剤であって少なくとも前記色材濃度の低い淡記録剤を含む2種類の記録剤の付与量データを生成する混色淡記録剤生成手段と、
    前記特色の記録剤付与量のデータについて、当該付与量の一部または全部を、前記2種類の記録剤の付与量によって置き換える濃淡分解手段と、
    を具えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記混色淡記録剤生成手段は、前記2種類の記録剤それぞれについて付与量が異なる当該2種類の記録剤の複数の組合せについて印刷したパッチの測色値において、前記特色の色に最も近い組を前記2種類の記録剤の付与量データとして生成し、前記濃淡分解手段は、前記特色の記録剤付与量のデータを、前記付与データとして生成した前記2種類の記録剤と前記特色それぞれについて付与量が異なる複数の組合せについて印刷したパッチの測色値において、色空間における所定の色と同じ色相であるパッチの前記2種類の記録剤または前記2種類の記録剤と前記特色の記録剤の付与量データで置き換えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記混色淡記録剤生成手段は、色差が最も小さい色を表す測色値の前記2種類の記録剤を、前記特色の色に最も近い組とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記混色淡記録剤生成手段は、明度差が最も小さい色を表す測色値の前記2種類の記録剤を、前記特色の色に最も近い組とすることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記濃淡分解手段は、前記基本色の複数種類の基本色記録剤と該基本色以外の特色の記録剤の付与量データを格子点データとして有するルックアップテーブルにおいて、当該構成点データである付与量データの置き換えをおこなうことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 基本色の複数種類の記録剤であって同じ色の色材の濃度が異なる濃淡の記録剤を含む基本色記録剤と、該基本色以外の特色の記録剤と、を用いて印刷を行うため、当該記録剤の付与量データを生成するための画像処理方法であって、
    前記複数種類の記録剤のうち、混色によって前記特色の色相を表現できる2種類の記録剤であって少なくとも前記色材濃度の低い淡記録剤を含む2種類の記録剤の付与量データを生成する混色淡記録剤生成工程と、
    前記特色の記録剤付与量のデータについて、当該付与量の一部または全部を、前記2種類の記録剤の付与量によって置き換える濃淡分解工程と、
    を有したことを特徴とする画像処理方法。
  7. 前記混色淡記録剤生成工程は、前記2種類の記録剤それぞれについて付与量が異なる当該2種類の記録剤の複数の組合せについて印刷したパッチの測色値において、前記特色の色に最も近い組を前記2種類の記録剤の付与量データとして生成し、前記濃淡分解工程は、前記特色の記録剤付与量のデータを、前記付与データとして生成した前記2種類の記録剤と前記特色それぞれについて付与量が異なる複数の組合せについて印刷したパッチの測色値において、色空間における所定の色と同じ色相であるパッチの前記2種類の記録剤または前記2種類の記録剤と前記特色の記録剤の付与量データで置き換えることを特徴とする請求項6に記載の画像処理方法。
  8. 前記混色淡記録剤生成工程は、色差が最も小さい色を表す測色値の前記2種類の記録剤を、前記特色の色に最も近い組とすることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  9. 前記混色淡記録剤生成工程は、明度差が最も小さい色を表す測色値の前記2種類の記録剤を、前記特色の色に最も近い組とすることを特徴とする請求項7に記載の画像処理方法。
  10. 前記濃淡分解工程は、前記基本色の複数種類の基本色記録剤と該基本色以外の特色の記録剤の付与量データを格子点データとして有するルックアップテーブルにおいて、当該構成点データである付与量データの置き換えをおこなうことを特徴とする請求項6ないし9のいずれかに記載の画像処理方法。
  11. 基本色の複数種類の記録剤であって同じ色の色材の濃度が異なる濃淡の記録剤を含む基本色記録剤と、該基本色以外の特色の記録剤と、を用いて印刷を行うため、当該記録剤の付与量データを生成する画像処理プログラムであって、コンピュータを、
    前記複数種類の記録剤のうち、混色によって前記特色の色相を表現できる2種類の記録剤であって少なくとも前記色材濃度の低い淡記録剤を含む2種類の記録剤の付与量データを生成する混色淡記録剤生成手段と、
    前記特色の記録剤付与量のデータについて、当該付与量の一部または全部を、前記2種類の記録剤の付与量によって置き換える濃淡分解手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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