JP2005338902A - 文書データ構造、文書変換装置、文書復元装置、文書変換方法、文書復元方法、文書変換プログラム、文書復元プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

文書データ構造、文書変換装置、文書復元装置、文書変換方法、文書復元方法、文書変換プログラム、文書復元プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】
複数種類のオブジェクトを含みまたはさらに背景を異なるプレーンに形成して統合化した文書データ構造を提供する。
【解決手段】
1つの原文書100から、符号化方法に応じた3枚のプレーンPLN(1),PLN(2)PLN(3)を抽出し、当該3枚のプレーンを1文書として統合してなる文書データDDの構造であって、前記3枚のプレーンと、画素ごとに前記3枚のプレーンのうちの1つを選択するための情報を、3階調の値として持つ参照イメージFEFを有することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のプレーンにオブジェクトの種類に応じた画像を形成し、参照イメージに与えられた階調値により何れかのプレーンを選択することで高い圧縮率を実現すること技術に関する。
従来、複数枚の画像を1枚に集約して出力する画像処理手法が知られている。たとえば、特開2003−163801に記載の技術では、MRC(Mixed Raster Content)手法により、文字画像と背景画像とから1つの集約画像を作成している。
また、特開2003−087558に記載の技術では、MRC手法により、1つの画像を背景プレーンと絵柄ブレーンと、絵柄位置を示すマスクプレーンに分割する。そして、絵柄プレーンについては情報量削減のために縮小を行い、復号時には、縮小した絵柄プレーンの画素値を拡張する。この技術では、実質上、画像分割は絵柄プレーンと背景プレーンの2種類である。
さらに、特開2003−281526に記載の技術では、スキャナ等から入力されたディジタル画像をディスプレイ等に出力する際に、モアレ等に起因する画像劣化を防止することができる。この技術では、ディジタル画像を縮小し、それを前景画像と背景画像に分離した後、背景画像として抽出された中間調ドットパターンを連続階調データに変換する。
特開2003−163801 特開2003−087558 特開2003−281526
しかし、特許文献1,2,3の技術では、基本的に、画面分割は文字と背景の二種に分割されるに過ぎず、たとえば、原画像のうちの3種類以上のオブジェクトについて符号化等を行うことができない。
本発明の目的は、複数種類のオブジェクトを含みまたはさらに背景を異なるプレーンに形成して統合化した文書データ構造を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数種類のオブジェクトを含みまたはさらに背景を含む画像を、それぞれ複数のプレーンに分割することで高い圧縮率を実現することができる文書変換装置、文書変換方法、文書変換プログラムおよび当該プログラムが格納された記録媒体を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数種類のオブジェクトを含みまたはさらに背景を異なるプレーンに形成して統合化した画像を元画像に復元することができる文書復元装置、文書復元方法、文書復元プログラムおよび当該プログラムが格納された記録媒体を提供することにある。
本発明の文書データ構造は、1つの原文書から、n枚のプレーンを抽出し、当該n枚のプレーンを1文書として統合してなるものであって、前記n枚のプレーンと、画素ごとに前記n枚のプレーンのうちの1つを選択するための情報を、m階調の値として持つ参照イメージとを有することを特徴とする。
本発明の文書データ構造では、原文書は、前記n枚のプレーンに分けて抽出され、または前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージ上に分けて抽出されたものとして構成できる。
本発明の文書データ構造では、前記n枚のプレーンの少なくとも1つが、他のプレーンの符号化方法とは異なる符号化方法により符号化されるように構成できる。
本発明の文書データ構造では、前記n枚のプレーンが、前記原文書上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化されるように構成できる。
本発明の文書変換装置は、1つの原文書から、n枚のプレーンを抽出するプレーン画像抽出手段と、各画素にm階調の値が付与され、当該m階調の値に応じて前記n枚のプレーンうちの何れかを特定するための参照イメージを作成する参照イメージ作成手段と、前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージを符号化する符号化手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の文書変換装置では、前記プレーン画像抽出手段が、原文書上のオブジェクトを、前記n枚のプレーンに分けて抽出し、または前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージ上に分けて抽出するように構成できる。
本発明の文書変換装置では、前記符号化手段が、前記n枚のプレーンまたはさらに前記参照イメージを、前記原文書上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化するように構成できる。
本発明の文書変換装置では、前記符号化手段は、前記n枚のプレーンの少なくとも1つを、他のプレーンの符号化方法とは異なる符号化方法により符号化することができる。
本発明の文書変換装置では、前記符号化手段により符号化された前記参照イメージおよび前記n枚のプレーンをデータセットに統合する統合手段を備えることができる。
本発明の文書変換装置では、画像加工または画像補正(解像度変換,フィルタリング処理,明度補正,色調補正,ノイズ除去)を行う加工手段を備えることができる。
本発明の文書復元装置は、上記したデータ構造の文書データを取得し、当該文書から文書の復元を行う文書復元装置であって、前記文書データを前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージに分解し、これらプレーンおよび参照イメージに復号化処理を施す文書分解・復号化手段と、前記参照イメージの画素を走査するスキャン手段と、前記スキャン手段により走査された画素に付与されたm階調の値を取得する階調値取得手段と、前記m階調の値に対応する前記プレーンを特定するプレーン特定手段と、前記参照イメージの画素の位置に与えられている画素に対応する前記プレーン特定手段により特定されたプレーン上の値を抽出する画素値抽出手段と、前記参照イメージの各画素に対応する、復元されるべき画像上の画素に、前記画素値抽出手段により抽出した画素値を割り当てて文書の復元を行う文書復元手段とを備えたことを特徴とする。
本発明の文書復元装置では、前記n枚のプレーンのうち1枚または複数枚を指定するプレーン除外手段を備え、指定されたプレーンは、前記プレーン特定手段による特定処理の対象には含めないことで、必要なオブジェクトだけを復元画像に表示することができる。
本発明の文書変換方法は、1つの原文書から、n枚のプレーンを抽出するプレーン抽出ステップと、各画素にm階調の値が付与され、当該m階調の値に応じて前記n枚のプレーンうちの何れかを特定するための参照イメージを作成する参照イメージ作成ステップと、前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージを符号化する符号化ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の文書変換方法では、前記プレーン抽出ステップにおいては、原文書上のオブジェクトを、前記n枚のプレーンに分けて抽出し、または前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージ上に分けて抽出することができる。
本発明の文書変換方法では、前記符号化ステップにおいては、前記n枚のプレーンまたはさらに前記参照イメージを、前記原文書上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化することができる。
本発明の文書変換方法では、前記符号化ステップにおいては、前記n枚のプレーンの少なくとも1つを、他のプレーンの符号化方法とは異なる符号化方法により符号化することができる。
本発明の文書変換方法では、前記符号化ステップにおいて符号化された前記参照イメージおよび前記n枚のプレーンをデータセットに統合する統合化ステップを備えることができる。
本発明の文書変換方法では、画像加工または画像補正(解像度変換,フィルタリング処理,明度補正,色調補正,ノイズ除去)を行う加工ステップをさらに備えることができる。
本発明の文書復元方法は、上記したデータ構造の文書を取得し、当該文書から文書の復元を行う文書復元方法であって、前記データ構造の文書をn枚のプレーンおよび参照イメージに復号化する復号化ステップと、前記参照イメージの画素を走査し、走査された画素に付与されたm階調の値を取得する階調値取得ステップと、前記m階調の値に対応する前記プレーンを特定するプレーン特定ステップと、前記プレーン特定ステップにおいて特定された前記プレーン上の前記画素の位置に与えられている画素値を抽出して文書の復元を行う文書復元ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の文書復元方法は、前記n枚のプレーンのうち1枚または複数枚を指定するプレーン除外ステップを備え、指定されたプレーンは、前記プレーン特定手段による特定の対象には含めないことで、必要なオブジェクトだけを画像化することができる。
本発明の文書変換プログラムは、上記した文書変換方法における各ステップを実行することができ、本発明の文書復元プログラムは、上記した記載の画像復元方法における各ステップを実行することができる。これらのプログラムは、ピュータに読み取り可能な記録媒体に格納することができる。
本発明によれば、カラー画像にかかる文書を、画質を大幅に低下させずに、そのファイルサイズを小さくすることができる。また、再現された文書において、文字、罫線、単色で構成される図形などの視認性を保つことができ、さらにグラデュエーションを持つ画像にも適用できる。また、文書画像を複数のプレーンと参照イメージとに分けるので、必要なオブジェクトだけ表示させたり、送信することができる。
〔第1実施形態〕
図1(A),(B)は第1実施形態の文書データ構造を示す説明図である。
図1(B)に示すように、文書データDDは、図1(A)に示す原文書100から抽出したn枚(本実施形態ではn=3)のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)と、参照イメージREFとが統合されて構成されている。
原文書100は、図1(A)に示すように、8ビットのカラー画像101と、青の塗り潰し文字および青の横ストライプの塗り潰し文字102と、赤のドットパターン背景103とからなる。
本実施形態では、原文書100に表示された画像は、図1(B)に示すように、当該画像に記載されたオブジェクトに応じて、プレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)に分けて抽出されている。参照イメージREFは、画素ごとにプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)のうちの1つを選択するための情報をm階調(本実施形態ではm=3)の値A1,A2,A3として持っている。たとえば、A1:「00」、A2:「01」、A3:「10」とすることができる。
本実施形態では、プレーンPLN(1)はたとえば8ビットのカラー画像であり写真等の圧縮に適した方法により符号化され、プレーンPLN(2)は文字(イメージ画像またはテキストコードにより表された画像)であり文字の圧縮に適した方法により符号化され、プレーンPLN(3)は背景を表す画像であり背景の圧縮に適した方法により符号化されている。たとえば、参照イメージREFが白黒画像である場合には、MMR圧縮などが圧縮効率の点では都合がよい。また、プレーンPLN(1)はカラー画像であるので、JPEG,JPEG2000などの方式が好適となる。さらに、プレーンPLN(2)は文字画像であるのでMMR圧縮とすることが好ましい。
図2は、第1実施形態の文書変換装置を示すブロック図であり、この文書変換装置により図1(B)に示す構造の文書データDDを作成することができる。
図2において、文書変換装置11は、プレーン画像抽出手段111と、参照イメージ作成手段112と、加工手段113と、符号化手段114と、統合手段115とを備えている。
プレーン画像抽出手段111は、原文書100から、符号化方法に応じ3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)を抽出することができる。
本実施形態では、プレーンPLN(1)はカラー画像である。また、PLN(2),PLN(3)上のオブジェクトの原文書100上での色が、単色カラーである場合に、当該PLN(2),PLN(3)上のオブジェクトを単色カラーとすることもできるし、白黒の画像とすることもできる。PLN(2),PLN(3)をカラー画像とする場合には、参照イメージREFは、白黒画像である。また、PLN(2),PLN(3)を白黒画像とする場合には、参照イメージREFのPLN(2),PLN(3)を選択する階調値A2,A3に単色カラーが定義される。
本実施形態では、プレーンPLN(1)にはカラー写真等が抽出され、プレーンPLN(2)には文字が抽出され、プレーンPLN(3)には背景が抽出されるが、これらの抽出に際してのオブジェクトの峻別(文字の抽出、背景の抽出)の技術は周知であるので説明はしない。
参照イメージ作成手段112は、参照イメージREFを作成することができる。
加工手段113は、画像加工または画像補正(解像度変換,フィルタリング処理,明度補正,色調補正,ノイズ除去)を行うことができる。通常この処理により、符号化に際して、圧縮率が高くなる。
たとえば、プレーンPLN(2)は、復元文書100′上で、文字の色だけがわかればよいので、プレーンPLN(2)上のドットピッチの解像度や、プレーンPLN(2)に単色カラーが定義される場合には、カラー階調の解像度を低くすることができる。プレーンPLN(2)のオブジェクトは、文字であるので、解像度を低下させて視認性はさほど低下しない。さらに、プレーンPLN(2)について、文字認識処理を行えば、テキストコードが得られる。これを、最終的に生成される一連のデータセットに関連付けて(通常、テキストデータをデータセットに含めて)おけば、復元文書100′において、テキストコードによる検索を行うことができる。
また、補間処理等により、解像度を高くする画像処理を行ってもよい。ファイルサイズは大きくなるが写真部などが重要な場合は画質の向上となる。参照イメージREFは、本実施形態では、ドットピッチの変更は行わないが、この変更を行うようにもできる。
プレーンPLN(2)や参照イメージREFについては、微小な黒画素の連結成分を消去するなどの方法でノイズ除去を行うことができ、これにより符号化に際しての圧縮率が高くなる。
なお、文書がどのよう使われるかに応じて、各プレーンの加工処理を適宜決定できる。たとえば、写真が重要だと考えた場合にはプレーンPLN(1)の解像度を低くしないようにすればよいし、逆に、写真はあまり重要でない場合には、プレーンPLN(1)の解像度を低くし、プレーンPLN(2)の解像度を高めにすればよい。これらは、画質と最終的な情報のサイズとのトレードオフであるので、用途に応じて決定する。
符号化手段114は、プレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)および参照イメージREFを、原文書100上のオブジェクトの種類に応じた方法(当該オブジェクトの圧縮に好適な方法であり、各プレーンで異なる)により符号化することができる。
統合手段115は、符号化手段113により符号化された参照イメージREFおよびn枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)をデータセットに統合することができる。なお、統合に際して、各プレーンが、どのような属性を持つかの情報(たとえば、写真等のビットマップ画像、文字、背景等の情報)を、データセットに含めておくことで、たとえば、後述する文書復元に際して、操作者にとって不要なプレーンをプレーン除外手段213を用いて除外することができる。これにより、画像表現の際、ある特定のプレーンだけを見ることもできる。この場合は不要な情報は不可視となるので、文書が見やすくなる。また、データ通信に際しては、適宜不要と思われるプレーンをデータセットから除外することで、送受信するデータ量を少なくする(これにより、送受信時間を短くする)ことができる。
図3は、第1実施形態の文書変換方法を示す説明図である。この文書変換方法は、図2の文書変換装置11を用いて実施することができる。
図3において、まず原文書100から、符号化方法に応じた3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)を抽出する(プレーン抽出ステップ:S101)。このプレーン抽出ステップS101においては、原文書100上のオブジェクトを、3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)に分けて抽出する。
つぎに、各画素に3階調の値A1,A2,A3が付与され、3階調の値に応じて3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)うちの何れかを特定するための参照イメージREFを作成する(参照イメージ作成ステップ:S102)。、
さらに、3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)について、画像加工または画像補正(解像度変換,フィルタリング処理,明度補正,色調補正,ノイズ除去)を行う(加工ステップ:S103)。
この後、3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)および参照イメージREFを符号化する(符号化ステップ:S104)。符号化ステップS104では。3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)および参照イメージREFは、原文書100上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化する。本実施形態では、3枚のプレーンは、それぞれ異なる符号化方法で符号化している。
そして、符号化ステップS104において符号化された参照イメージREFおよび3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)をデータセットに統合する。
なお、プレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)の参照されない領域の画素値は、所定の画素値(たとえば、白、黒等)に置き換えることができる。これにより、符号化に際して圧縮効率を向上させることができる。プレーンPLN(1)のみが、画像再現時に参照されるような場合には、プレーンPLN(1)上の参照イメージREFの文字に対応する画素に、周囲の画素を用いて所定の画素値を付与することができる。プレーンPLN(2)のみが、画像再現時に参照されるような場合には、プレーンPLN(2)上の参照イメージREFの文字以外の画素は、文字が見やすくなるような色でかつ圧縮効率を低下させないような画素値を付与することができる。

図4は、第1実施形態の文書復元装置を示す説明図である。
図4において、文書復元装置21は、文書分解・復号化手段211と、階調値取得手段212と、プレーン除外手段213と、プレーン特定手段214と、文書復元手段215とを備えている。本実施形態において文書復元装置21は、文書データDDを取得し、当該文書データから原文書100を復元することができる。
文書分解・復号化手段211は、文書データDDに復号化処理を施し、3枚のプレーンプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)と参照イメージREFを生成することができる。
階調値取得手段212は、参照イメージREFの画素を走査し、走査された画素に付与されている3階調の値A1,A2,A3の何れかを取得することができる。
プレーン除外手段213は、3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)のうち1枚または2枚のプレーンを処理対象から外すことができる。プレーン除外手段213により除外されたプレーンは、プレーン特定手段214による特定の対象には含めないことで、必要なオブジェクトだけを再現画像100′上に表示することができる。
プレーン特定手段214は、3階調の値A1,A2,A3の値に対応するプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)を特定することができる。
文書復元手段215は、参照イメージREFの画素の位置に与えられている、画素に対応するプレーン特定手段214により特定されたプレーン上の値を抽出し、文書の復元を行い、復元文書100′を得ることができる。
プレーンPLN(2),PLN(3)上のオブジェクトに単色カラーが定義されている場合において、参照イメージREFの画素の階調値がA2またはA3であるときには、復元文書100′にはプレーンPLN(2),PLN(3)上で定義された色が反映される。また、プレーンPLN(2),(3)に、予め色を定義せずに、階調値A2,A3に対応して単色カラーが定義されているときは、これらの単色カラーが復元画像に反映される。
図5は、第1実施形態の文書復元方法を示す説明図である。この文書復元方法は、図4の文書復元装置21を用いて実施することができる。
図5において、まず文書データDDを、3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)および参照イメージREFに分解し、これらに復号化処理を施す(文書分解・復号化ステップ:S201)。
参照イメージREFの画素を走査し、各画素に付与された3階調の値A1,A2,A3を取得する(階調値取得ステップ:S202)。
所定対象となるプレーンを除外する(プレーン除外ステップ:S203)。
3階調の値A1,A2,A3に対応するプレーンを特定する(プレーン特定ステップ:S204)。
プレーン特定ステップS204において特定されたプレーン上の画素の位置に与えられている画素値を抽出し、復元文書100′を生成する(文書復元ステップ:S205)。
〔第2実施形態〕
図6(A),(B)は第2実施形態の文書データ構造を示す説明図である。
本実施形態では、図6(A)に示すように、原文書200は、第1実施形態の原文書100と同じであり(図1(A)参照)、8ビットのカラー画像201と、青の塗り潰し文字および青の横ストライプの塗り潰し文字202と、赤のドットパターン背景203とからなる。
また、文書データDDは、図6(B)に示す原文書200から抽出したn枚(本実施形態ではn=3)のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)と、参照イメージREFとが統合されて構成されていることは第1実施形態と同じであり、参照イメージREFは、画素ごとにプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)のうちの1つを選択するための情報をm階調(本実施形態ではm=3)の値A1,A2,A3として持っていることも第1実施形態と同じである。
ただし、図6(B)のプレーンPLN(2)および参照イメージREFは、第1実施形態のプレーンPLN(2)および参照イメージREF(図1(B)参照)とは異なる。青の塗り潰し文字および青の横ストライプの塗り潰し文字202は、参照イメージREFに記載されており、プレーンPLN(2)の文字202に相当する部分には、黒の塗り潰しおよび黒のストライプの塗り潰し図形B1が形成されている(図7のプレーンPLN(2)参照)。
図6(B)に示す構造の文書データDDは、図2の文書変換装置11により作成することができ、図4の文書復元装置12により復元することができる。
図7は、第2実施形態の文書変換方法を示す説明図である。この文書変換方法は、第1実施形態における文書変換方法と基本的には同じである。ただし、プレーン抽出ステップS101において、第1実施形態では、原文書200上のオブジェクトを3枚のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3)に分けて抽出したが、本実施形態では、原文書100上のオブジェクトを、2枚のプレーンPLN(1),PLN(3)および参照イメージREFに分けて抽出する。
図8は、第2実施形態の文書復元方法を示す説明図である。この文書復元方法は、第1実施形態における文書復元方法と基本的には同じであり、実質上第1実施形態と同様に復元文書200′の復元が行われる。ただし、プレーン特定ステップS204では、第1実施形態においては、参照イメージREF上の塗り潰しとプレーンPLN(2)上の文字オブジェクトにより文字202を復元したが、第2実施形態では、参照イメージREF上の文字オブジェクトとプレーンPLN(2)の塗り潰しにより文字202を復元している。
〔第3実施形態〕
図9(A),(B)は第3実施形態の文書データ構造を示す説明図である。
本実施形態では、図9(A)に示すように、原文書300は、8ビットのカラー画像301と、青と緑ので上下が塗り分けられた塗り潰し文字(上部領域を符号302で、下部位領域を符号303で示す)と、黒で表された表304と、赤のドットパターンの背景305とからなる。
また、文書データDDは、図9(B)に示す原文書300から抽出したn枚(本実施形態ではn=4)のプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3),PLN(4)と、参照イメージREFとが統合されて構成されている。参照イメージREFは、画素ごとにプレーンPLN(1),PLN(2),PLN(3),PLN(4)のうちの1つを選択するための情報をm階調(本実施形態ではm=5)の値A1,A2,A3,A4,A5として持っている。すなわち、本実施形態では、n<mである。
図9(B)のプレーンPLN(1)は8ビットのカラー画像301からなる。また、プレーンPLN(2)はモノクロの塗り潰し文字により構成され、プレーンPLN(3)はモノクロの表により構成され、プレーンPLN(4)はモノクロのドットパターンにより構成されている。
また、参照イメージREFは、前述したように5階調の値A1,A2,A3,A4,A5の領域により構成されている。階調値A1を持つ領域は、プレーンPLN(1)のカラー画像301に対応して形成されている。また、階調値A2を持つ領域は、プレーンPLN(2)上の、文字の上部領域302に対応して形成され、階調値A3を持つ領域は、プレーンPLN(2)上の、文字の下部領域303に対応して形成されている。階調値A4を持つ領域は、プレーンPLN(3)の表304に対応して形成され、階調値A5を持つ領域は、プレーンPLN(4)のドットパターンの背景305に対応する。
図6(B)に示す構造の文書データDDは、図2の文書変換装置11により作成することができ、図4の文書復元装置12により復元することができる。
本実施形態では、プレーンPLN(1)については、PLN(1)上の画素値で表示される。また、本実施形態では、プレーンPLN(2),(3),(4)には、色が定義されておらず、参照イメージREFに、A2,A3,A4,A5に対応して、それぞれ色が定義されている。したがって、プレーンPLN(2)上のオブジェクト(本実施形態では文字)については、階調A2の領域に予め定義されている色(ここでは青)または、階調A3の領域に予め定義されている色(ここでは緑)で表示される。また、プレーンPLN(3)のオブジェクト(本実施形態では表)については、階調A3の領域に予め定義されている色(ここでは黒)で表示され、プレーンPLN(4)のオブジェクト(本実施形態ではドットパターン)については、階調A4の領域に予め定義されている色(ここでは赤)で表示される。
なお、プレーンPLN(2),PLN(3),PLN(4)についても、プレーンPLN(2),PLN(3),PLN(4)上の画素値で表示するようにできる。この場合には、プレーンPLN(2),PLN(3),PLN(4)上のオブジェクトには色が定義される。
図9(B)に示す構造の文書データDDは、図2の文書変換装置11により作成することができ、図4の文書復元装置12により復元することができる。
図10は、第3実施形態の文書変換方法を示す説明図である。この文書変換方法は、第1実施形態における文書変換方法と基本的には同じである。ただし、参照イメージ作成ステップS102において、文字を一つの階調値A2に対応させたが、本実施形態では文字を2つの階調値A2,A3に対応させている。また、本実施形態では、原文書300に表がオブジェクトとして追加されているため、プレーンが全部で4枚となっている。
図11は、第3実施形態の文書復元方法を示す説明図である。この文書復元方法は、第1実施形態における文書復元方法と基本的には同じであり、実質上第1実施形態と同様に復元文書300′の復元が行われる。ただし、プレーン特定ステップS204では、第1実施形態においては、参照イメージREF上の塗り潰しとプレーンPLN(2)上の文字オブジェクトにより文字102を復元したが、第3実施形態では、参照イメージREF上の階調値A2,A3が示す2色の文字オブジェクトと、プレーンPLN(2)の塗り潰しにより文字の上部領域302および文字の下部領域303文字102を復元している。
〔第4実施形態〕
図12(A),(B)は第4実施形態の文書データ構造を示す説明図である。
本実施形態では、図12(A)に示すように、原文書400は、グレイのグラデュエーションで装飾された文字401と、赤のドットパターンの背景402とからなる。
また、文書データDDは、図12(B)に示す原文書400から抽出したn枚(本実施形態ではn=2)のプレーンPLN(1),PLN(2)と、参照イメージREFとが統合されて構成されている。参照イメージREFは、画素ごとにプレーンPLN(1),PLN(2)のうちの1つを選択するための情報をm階調(本実施形態ではm=16)の値A1,A2,・・・,A16として持っている。すなわち、本実施形態では、n<mである。
参照イメージREFは、前述したように16階調の値A1,A2,・・・,A16の領域により構成されている。階調値A1を持つ領域の画素には、対応するプレーンPLN(1)上の画素値が割り当てられる。また、階調値A2を持つ領域には「白」が定義されており、階調値A16を持つ領域には「黒」が定義され、階調値A3〜A15を持つ領域には、段階的に「白」に近いグレーから「黒」に近いグレーが定義されている。
図12(B)に示す構造の文書データDDは、図2の文書変換装置11により作成することができ、図4の文書復元装置12により復元することができる。
本実施形態では、参照イメージREF上の階調値A1を持つ画素に対応するPLN(1)上の画素値については、当該参照イメージREF上の画素の値で表示される。プレーンPLN(2)については、色が定義されておらず、参照イメージREF上の画素に与えられている階調値A2〜A16に対応して、それぞれ白、グレー、黒が復元画像に表れる。
なお、プレーンPLN(2),PLN(3),PLN(4)についても、プレーンPLN(2),PLN(3),PLN(4)上の画素値で表示するようにできる。この場合には、プレーンPLN(2),PLN(3),PLN(4)上のオブジェクトには色が定義される。
図12(B)に示す構造の文書データDDは、図2の文書変換装置11により作成することができ、図4の文書復元装置12により復元することができる。
図13は、第4実施形態の文書変換方法を示す説明図である。この文書変換方法は、第1実施形態における文書変換方法と基本的に同じである。また、図14は、第4実施形態の文書復元方法を示す説明図であり、この文書復元方法は、第1実施形態における文書復元方法と基本的には同じであり、実質上第1実施形態と同様に復元文書400′の復元が行われる。
第4実施形態では、参照イメージREFの復号化は、多値画像に適した方法を採用することが好ましい。第4実施形態では、たとえば、図形と背景の境界を連続的に変化する画像等、グラデュエーションが多用されるに画像に好適に使用される。
第1実施形態の文書データ構造を示す説明図であり、(A)は原文書を示す図、(B)は各プレーンと参照イメージとが統合された文書データを示す図である。 第1実施形態の文書変換装置を示すブロック図である。 第1実施形態の文書変換方法を示す説明図である。 第1実施形態の文書復元装置を示す説明図である。 第1実施形態の文書復元方法を示す説明図である。 第2実施形態の文書データ構造を示す説明図であり、(A)は原文書を示す図、(B)は各プレーンと参照イメージとが統合された文書データを示す図である。 第2実施形態の文書変換方法を示す説明図である。 第2実施形態の文書復元方法を示す説明図である。 第3実施形態の文書データ構造を示す説明図であり、(A)は原文書を示す図、(B)は各プレーンと参照イメージとが統合された文書データを示す図である。 第3実施形態の文書変換方法を示す説明図である。 第3実施形態の文書復元方法を示す説明図である。 第4実施形態の文書データ構造を示す説明図であり、(A)は原文書を示す図、(B)は各プレーンと参照イメージとが統合された文書データを示す図である。 第4実施形態の文書変換方法を示す説明図である。 第4実施形態の文書復元方法を示す説明図である。
符号の説明
11 文書変換装置
21 文書復元装置
100,200,300,400 原文書
100′,200′,300′,400′ 復元文書
101,201,301 カラー画像
102,202 文字
103,203,305,402 背景
111 プレーン画像抽出手段
112 参照画像作成手段
113 補正手段
114 符号化手段
115 統合手段
211 文書分解・復号化手段
212 階調値取得手段
213 プレーン除外手段
214 プレーン特定手段
215 文書復元手段
302,303,404 塗り潰し
304 表
Ax(xは、正の整数) 階調値
DD 文書データ
PLN(x)(xは、正の整数) プレーン
REF 参照イメージ

Claims (23)

  1. 1つの原文書から、n枚のプレーンを抽出し、当該n枚のプレーンを1文書として統合してなる文書データ構造であって、
    前記n枚のプレーンと、
    画素ごとに前記n枚のプレーンのうちの1つを選択するための情報を、m階調の値として持つ参照イメージと、
    を有することを特徴とする文書データ構造。
  2. 前記原文書上のオブジェクトが、前記n枚のプレーンに分けられて抽出され、または前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージ上に分けられてて抽出されていることを特徴とする請求項1に記載の文書データ構造。
  3. 前記n枚のプレーンは、前記原文書上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化されていることを特徴とする請求項1または2に記載の文書データ構造。
  4. 前記n枚のプレーンの少なくとも1つが、他のプレーンの符号化方法とは異なる符号化方法により符号化されていることを特徴とする請求項から3の何れかに記載の文書データ構造。
  5. 1つの原文書から、n枚のプレーンを抽出するプレーン画像抽出手段と、
    各画素にm階調の値が付与され、当該m階調の値に応じて前記n枚のプレーンうちの何れかを特定するための参照イメージを作成する参照イメージ作成手段と、
    前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージを符号化する符号化手段と、
    を備えたことを特徴とする文書変換装置。
  6. 前記プレーン画像抽出手段は、原文書上のオブジェクトを、前記n枚のプレーンに分けて抽出し、または前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージ上に分けて抽出することを特徴とする請求項5に記載の文書変換装置。
  7. 前記符号化手段は、前記n枚のプレーンまたはさらに前記参照イメージを、前記原文書上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化することを特徴とする請求項5または6に記載の文書変換装置。
  8. 前記符号化手段は、前記n枚のプレーンの少なくとも1つを、他のプレーンの符号化方法とは異なる符号化方法により符号化することを特徴とする請求項5から7の何れかに記載の文書変換装置。
  9. 前記符号化手段により符号化された前記参照イメージおよび前記n枚のプレーンをデータセットに統合する統合手段を備えたことを特徴とする請求項5から8の何れかに記載の文書変換装置。
  10. 画像加工または画像補正を行う加工手段を備えたことを特徴とする請求項5から9の何れかに記載の文書変換装置。
  11. 請求項1から3に記載のデータ構造の文書データを取得し、当該文書から文書の復元を行う文書復元装置であって、
    前記文書データを前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージに分解し、これらプレーンおよび参照イメージに復号化処理を施す文書分解・復号化手段と、
    前記参照イメージの画素を走査するスキャン手段と、
    前記スキャン手段により走査された画素に付与されたm階調の値を取得する階調値取得手段と、
    前記m階調の値に対応する前記プレーンを特定するプレーン特定手段と、
    前記参照イメージの画素の位置に与えられている画素に対応する前記プレーン特定手段により特定されたプレーン上の値を抽出する画素値抽出手段と、
    前記参照イメージの各画素に対応する、復元されるべき画像上の画素に、前記画素値抽出手段により抽出した画素値を割り当てて文書の復元を行う文書復元手段と、
    を備えたことを特徴とする文書復元装置。
  12. 前記n枚のプレーンのうち1枚または複数枚を指定するプレーン除外手段を備え、
    指定されたプレーンは、前記プレーン特定手段による特定処理の対象には含めないことで、必要なオブジェクトだけを復元画像に表示することを特徴とする請求項11に記載の文書復元装置。
  13. 1つの原文書から、n枚のプレーンを抽出するプレーン抽出ステップと、
    各画素にm階調の値が付与され、当該m階調の値に応じて前記n枚のプレーンうちの何れかを特定するための参照イメージを作成する参照イメージ作成ステップと、
    前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージを符号化する符号化ステップと、
    を含むことを特徴とする文書変換方法。
  14. 前記プレーン抽出ステップにおいては、原文書上のオブジェクトを、前記n枚のプレーンに分けて抽出し、または前記n枚のプレーンおよび前記参照イメージ上に分けて抽出することを特徴とする請求項13に記載の文書変換方法。
  15. 前記符号化ステップにおいては、前記n枚のプレーンまたはさらに前記参照イメージを、前記原文書上のオブジェクトの種類に応じた方法により符号化することを特徴とする請求項13または14に記載の文書変換方法。
  16. 前記符号化ステップにおいては、前記n枚のプレーンの少なくとも1つを、他のプレーンの符号化方法とは異なる符号化方法により符号化することを特徴とする請求項15に記載の文書変換方法。
  17. 前記符号化ステップにおいて符号化された前記参照イメージおよび前記n枚のプレーンをデータセットに統合する統合化ステップを備えたことを特徴とする請求項13から16の何れかに記載の文書変換方法。
  18. 画像加工または画像補正を行う加工ステップを含むことを特徴とする請求項13から17の何れかに記載の文書変換方法。
  19. 請求項1から3に記載のデータ構造の文書を取得し、当該文書から文書の復元を行う文書復元方法であって、
    前記データ構造の文書をn枚のプレーンおよび参照イメージに復号化する復号化ステップと、
    前記参照イメージの画素を走査し、走査された画素に付与されたm階調の値を取得する階調値取得ステップと、
    前記m階調の値に対応する前記プレーンを特定するプレーン特定ステップと、
    前記プレーン特定ステップにおいて特定された前記プレーン上の前記画素の位置に与えられている画素値を抽出して文書の復元を行う文書復元ステップと、
    を含むことを特徴とする文書復元方法。
  20. 前記n枚のプレーンのうち1枚または複数枚を指定するプレーン除外ステップを備え、
    指定されたプレーンは、前記プレーン特定手段による特定の対象には含めないことで、必要なオブジェクトだけを画像化することを特徴とする請求項18に記載の文書復元方法。
  21. 請求項13から18の何れかに記載の文書変換方法における各ステップを実行する文書変換プログラム。
  22. 請求項19または20に記載の画像復元方法における各ステップを実行するコンピュータで実行可能な文書復元プログラム。
  23. 請求項21に記載の文書変換プログラムおよび/または請求項22に記載の文書復元プログラムを格納したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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