JP2006014140A - 遅延設定用データ送信装置、ts−stl/ttl受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置およびif−stl/ttl受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置 - Google Patents

遅延設定用データ送信装置、ts−stl/ttl受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置およびif−stl/ttl受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置 Download PDF

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【課題】 単一周波数網における地上デジタル放送を効率的に運用することができ、各放送所にて遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる遅延設定用データ送信装置、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置およびIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置を提供する。
【解決手段】 遅延設定用データ送信装置1は、単一周波数網における地上デジタル放送を発信する演奏所から、当該単一周波数網を構成する放送所A〜Eまでにおいて、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を相対させ、各放送所における前記遅延時間の調整量の基準となる相対遅延設定用データを、放送所A(基幹放送所)に送信するものであって、NSIパラメータ設定手段9と、NSI多重送出手段11と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地上デジタル放送を単一周波数網によって行う際に生じる地上デジタル放送波の遅延時間を管理する遅延設定用データ送信装置、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置およびIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置に関する。
現在、地上デジタル放送(地上デジタルテレビジョン放送)では、放送地域を徐々に拡大させつつ、複数チャンネルのテレビジョン放送信号が放送されている。このテレビジョン放送信号は、放送局(演奏所)側で制作したコンテンツ(番組)を放送する際に、周波数効率の良いOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)伝送方式でデジタル変調したものである。
このOFDM伝送方式は、テレビジョン放送信号中にガードインターバルという時間的なガード(干渉緩和部分)を設けていることにより、テレビジョン放送信号と当該テレビジョン放送信号の反射信号や遅延信号とが干渉しあうマルチパスの妨害(干渉)に強く、ある程度長い遅延時間の遅延信号によるマルチパスの妨害に対しても、テレビジョン放送信号の信号劣化を抑制することができる伝送方式である。このため、OFDM伝送方式では、同じ内容のテレビジョン放送信号を同一周波数で放送する単一周波数網(SFN:Single Frequency Network)を構築することが可能であり、放送における周波数資源を大きく節約することが可能である。
ただし、OFDM伝送方式により、単一周波数網を構築するためには、テレビジョン放送信号を発射(発信)または中継する放送所(隣接する複数の放送所)において、単一周波数網内(SFNエリア内)での複数到来波の受信時刻がガードインターバル期間内に収まる必要がある。
しかし、同一のテレビジョン放送信号(OFDM信号)は、放送局(演奏所)から各放送所まで、無線または有線等の伝送経路で伝送されるため、当該伝送経路を通過中に遅延時間差が生じると共に、各放送所に設けられるOFDM変調器等の構成機器を経由する(構成機器で処理される)ことから、当該構成機器の処理時間差も生じることになる。
このため、各放送所では、送信タイミングを合わせるために、遅延時間を計測して調整し、遅延時間差および処理時間差が生じないようにする必要があり、しかも、この遅延時間差がガードインターバル期間に収まっている必要がある。つまり、各放送所は、単一周波数網の中でカバーするサービスエリア内において、複数到来する反射信号や遅延信号の遅延時間差がガードインターバル期間を超えることによって、テレビジョン放送信号(OFDM信号)が受信不可能にならないように、送信タイミングの調整を行う必要がある。例えば、OFDM伝送方式のMODE3において、ガードインターバル期間が有効シンボル長(1008μsec)の1/8である場合、遅延時間差が126μsecに収まっている必要がある(非特許文献1参照)。
ちなみに、単一周波数網において、複数到来する反射信号や遅延信号の遅延時間差がガードインターバル期間を超えることによって、テレビジョン放送信号(OFDM信号)が受信不可能になることをSFN難視という。
地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格(ARIB STD−B31):電波産業会、p84,p88,p104〜p106
しかしながら、非特許文献1の「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格(ARIB STD−B31)」では、テレビジョン放送信号がトランスポートストリームで伝送される伝送区間(TS伝送区間)で生じた遅延時間の調整については記載されているが、OFDM変調器で変調されたOFDM信号(OFDM変調波)で伝送される伝送区間(IF伝送区間)で生じた遅延時間の調整については記載されていない。
ところが、地上デジタル放送(地上デジタルテレビジョン放送)における単一周波数網では、TS伝送区間とIF伝送区間とが混在しており、非特許文献1では記載されていないIF伝送区間で生じた遅延時間の調整の仕方を定めることで、単一周波数網の運用を効率的に行う手法を確立することが求められている。例えば、この単一周波数網の運用方法として、親局から子局に順次開局を行っていく過程、つまり、演奏所から送出したコンテンツ(番組)をテレビジョン放送信号として、各放送所に伝送していく過程で、下位局の開局時(テレビジョン信号の伝送時)に上位局を休止する必要の無い方法で運用していくことが望まれている。
また、SFN難視を最小にするために、単一周波数網を構成する複数の放送所において、送信タイミングを微調整する必要があり、この微調整を行うためには、単一周波数網の中でカバーするサービスエリア内のフィールドで、複数到来する反射信号や遅延信号の測定(以下、遅延プロファイル測定という)を行い、各放送所にて遅延時間の微調整を行うなどの煩雑な作業を行わなければならないという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、単一周波数網における地上デジタル放送を効率的に運用することができ、各放送所にて遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる遅延設定用データ送信装置、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置およびIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1記載の遅延設定用データ送信装置は、単一周波数網における地上デジタル放送を送出する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データを、前記TS−STL/TTL受信放送所に送信する遅延設定用データ送信装置であって、NSIパラメータ設定手段と、NSI多重送出手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、遅延設定用データ送信装置は、NSIパラメータ設定手段によって、TS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所で測定された地上デジタル放送波の遅延時間に基づいて予め設定した相対遅延設定用データを、地上デジタル放送波をストリーミングしたパケットの一部であるIIPに収納するNSIパラメータとして設定する。なお、NSI(Network Synchronization Information)は、単一周波数網における送信タイミングの同期を取るための情報である。NSIパラメータは、各放送所における遅延時間である相対遅延設定用データとして、TS伝送区間の遅延時間、OFDM変調手段(OFDM変調器)の処理時間(遅延時間)およびIF伝送区間の遅延時間に計画的に配分したものである。IIPは、ISDB−T Information Packetである。
そして、遅延設定用データ送信装置は、NSI多重送出手段によって、NSIパラメータ設定手段で設定されたNSIパラメータを、IIPに収納し、収納したIIPを地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化したトランスポートストリーム多重化信号としてTS−STL/TTL受信放送所に送出する。
請求項2記載の遅延設定用データ送信装置は、単一周波数網における地上デジタル放送を送出する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データを、前記TS−STL/TTL受信放送所に送信する遅延設定用データ送信装置であって、NSIパラメータ設定手段と、AC多重送出手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、遅延設定用データ送信装置は、NSIパラメータ設定手段によって、TS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所で測定された地上デジタル放送波の遅延時間に基づいて予め設定した相対遅延設定用データを、地上デジタル放送波をストリーミングしたパケットの一部であるIIPに収納するNSIパラメータとして設定する。そして、遅延設定用データ送信装置は、AC多重送出手段によって、NSIパラメータ設定手段で設定されたNSIパラメータを、AC信号領域に収納し、収納したAC信号を地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化したトランスポートストリーム多重化信号としてTS−STL/TTL受信放送所に送出する。
請求項3記載のTS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、単一周波数網における地上デジタル放送を発信する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、前記地上デジタル放送波が前記基幹放送所に伝送されるまでの伝送遅延時間を測定すると共に、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データに基づいて、当該遅延時間を調整するTS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置であって、トランスポートストリーム多重化信号受信手段と、トランスポートストリーム多重化信号送信手段と、TS遅延時間測定手段と、TS遅延時間調整手段と、OFDM変調手段と、IF遅延時間調整手段と、送信手段と、IF遅延時間測定手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、トランスポートストリーム多重化信号受信手段によって、トランスポートストリーム多重化信号を受信し、受信したトランスポートストリーム多重化信号をトランスポートストリーム多重化信号送信手段によって送信する。トランスポートストリーム多重化信号は、相対遅延設定用データを設定するNSIパラメータが収納されたIIPを、地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化したものである。続いて、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、TS遅延時間測定手段によって、トランスポートストリーム多重化信号受信手段で受信されたトランスポートストリーム多重化信号がTS−STL/TTL受信放送所に伝送されるまでの伝送遅延時間を測定すると共に、IIPに収納されているNSIパラメータを利用して遅延時間の調整量を決定する。つまり、TS伝送区間の遅延時間(伝送遅延時間)を測定して、遅延時間の調整量を決定する。
そして、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、TS遅延時間調整手段によって、TS遅延時間測定手段で決定された調整量に基づいて、遅延時間を調整する(送信タイミングを調整量分だけ遅らせる)。つまり、TS伝送区間の遅延時間を調整することで、送信タイミングを微調整し、各放送所において当該送信タイミングが一致するようにしている。そして、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、OFDM変調手段によって、トランスポートストリーム多重化信号受信手段で受信されたトランスポートストリーム多重化信号をOFDM変調してOFDM波とし、IIPに収納されていたNSIパラメータを、OFDM波の補助信号であるAC信号に収納する。
そして、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、IF遅延時間調整手段によって、OFDM変調手段でOFDM変調されたOFDM波を送信する際の送信遅延時間を調整し(送信タイミングを調整量分だけ遅らせ)、送信手段によって、IF遅延時間調整手段で送信する際の送信遅延時間が調整されたOFDM波を、IF−STL/TTL受信放送所に送信する。
また、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、IF遅延時間測定手段によって、送信手段で送信する際の送信遅延時間を測定すると共に、AC信号に収納されているNSIパラメータを利用して、送信する際の送信遅延時間の調整量を決定する。
請求項4記載のIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、単一周波数網における地上デジタル放送を発信する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、前記地上デジタル放送波が前記IF−STL/TTL受信放送所に伝送されるまでの伝送遅延時間を測定すると共に、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データに基づいて、当該遅延時間を調整するIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置であって、OFDM波受信手段と、OFDM波送信手段と、IF遅延時間調整手段と、送信手段と、IF遅延時間測定手段と、を備える構成とした。
かかる構成によれば、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、OFDM波受信手段によって、相対遅延設定用データを設定するNSIパラメータがAC信号に収納されたOFDM波を受信し、受信したOFDM波をOFDM波送信手段によって送信する。続いて、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、IF遅延時間調整手段によって、伝送遅延時間と、OFDM波受信手段で受信されたOFDM波を送信する際の送信遅延時間とを調整する(送信タイミングを調整量分だけ遅らせる)。つまり、IF伝送区間の遅延時間を調整することで、送信タイミングを微調整し、各放送所において当該送信タイミングが一致するようにしている。そして、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、送信手段によって、遅延時間が調整されたOFDM波を送信する。
また、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置は、IF遅延時間測定手段によって、伝送遅延時間と、送信手段で送信する際の送信遅延時間とを測定すると共に、AC信号に収納されているNSIパラメータを利用して遅延時間の調整量を決定する。つまり、IF伝送区間の遅延時間を測定し、遅延時間の調整量を決定する。
請求項1記載の発明によれば、単一周波数網を構成する各放送所における遅延時間を調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データを、地上デジタル放送をストリーミングしたパケットの一部であるIIPに収納したNSIパラメータとすることで、各放送所では、NSIパラメータを利用することにより、遅延時間の分配が行われ、標準規格では規定されていないIF伝送区間の遅延時間を調整することができ、単一周波数網における地上デジタル放送を効率的に運用することができる。また、NSIパラメータを利用することより、各放送所にて遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
請求項2記載の発明によれば、単一周波数網を構成する各放送所における遅延時間を調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データを、AC信号領域に収納したNSIパラメータとすることで、各放送所では、NSIパラメータを利用することにより、遅延時間の分配が行われ、標準規格では規定されていないIF伝送区間の遅延時間を調整することができ、単一周波数網における地上デジタル放送を効率的に運用することができる。また、NSIパラメータを利用することより、各放送所にて遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
請求項3記載の発明によれば、TS−STL/TTL受信放送所において、NSIパラメータを利用することより、地上デジタル放送波の遅延時間(TS伝送区間およびIF伝送区間の遅延時間)を調整することができ、遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
請求項4記載の発明によれば、IF−STL/TTL受信放送所において、NSIパラメータを利用することにより、地上デジタル放送波の遅延時間(IF伝送区間の遅延時間)を調整することができ、遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
次に、本発明の実施形態について、適宜、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、単一周波数網システムのブロック図である。この図1に示すように、単一周波数網システムSは、演奏所(放送局)に設けられている遅延設定用データ送信装置1と、基幹放送所(放送所A)に設けられている基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3と、中継放送所(放送所B)に設けられている中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置5と、3箇所の末端放送所(放送所C、DおよびE)に設けられている3台の末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7と、を備えている。
この図1において、TS−STL(Transport Stream−Studio to Transmitter Link)は、トランスポートストリーム多重化信号(TS多重化信号)の伝送する伝送路が演奏所(スタジオ)と基幹放送所(トランスミッタ)とを結んでいることを示している。
また、TS−TTL(Transport Stream−Transmitter to Transmitter Link)は、トランスポートストリーム多重化信号(TS多重化信号)の伝送する伝送路が基幹放送所(トランスミッタ)と中継放送所(トランスミッタ)とを結んでいることを示している。
さらに、IF−TTL(Intermediate Frequency−Transmitter to Transmitter Link)は、OFDM波の伝送する伝送路が中継放送所(または末端放送所)と末端放送所とを結んでいることを示している。
単一周波数網システムSは、地上デジタル放送(地上デジタルテレビジョン放送)を、単一周波数網(SFN:Single Freqency Network)で行う際に、演奏所から送信されたテレビジョン放送信号が、基幹放送所(放送所A)、中継放送所(放送所B)および末端放送所(放送所C、DおよびE)と伝搬されるうちに生じる遅延時間の差(送信タイミングのずれ)を調整するものである。
なお、基幹放送所(放送所A)および中継放送所(放送所B)は、後記するトランスポートストリーム多重化信号(放送TS)を送出するものであり、双方の放送所は、請求項に記載したTS−STL/TTL受信放送所を指している。それゆえ、基幹放送所および中継放送所を合わせて、TS−STL/TTL受信放送所と記載し、基幹放送所(放送所A)に設けられている基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3と、中継放送所(放送所B)に設けられている中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置5とをTS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置(3または5)と記載する場合もある。
また、末端放送所(放送所C、DおよびE)はOFDM波を送出するものであり、請求項に記載したIF−STL/TTL受信放送所を指している。それゆえ、末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7をIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7と記載する場合もある。
〈遅延設定用データ送信装置の構成〉
遅延設定用データ送信装置1は、各放送所(放送所A〜E)における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所(放送所A〜E)において調整する際の調整量の基準となる相対遅延設定用データを、基幹放送所(放送所A)に送信するもので、NSIパラメータ設定手段9と、NSI多重送出手段11とを備えている。
NSIパラメータ設定手段9は、予め基幹放送所(放送所A)、中継放送所(放送所B)および末端放送所(放送所C、DおよびE)で測定された遅延時間に基づいて予め設定した相対遅延設定用データを、地上デジタル放送波をストリーミングした際のパケットの一部であり、遅延時間を個別に制御するECIに収納するためのNSIパラメータとして設定するものである。
相対遅延設定用データは、各放送所で測定された遅延時間に基づいて、地上デジタル放送波が演奏所から送出されてから、末端放送所(放送所C、DおよびE)から送信されるまでの最大遅延時間(maximum delay)を予め設定した際(各放送所における遅延時間の測定結果による)に、各放送所における相対的な遅延時間の調整量(調整時間)を設定したものである。なお、図1において、相対遅延設定用データは、相対送信時刻と記載している。
例えば、最大遅延時間を500msecとした際に、放送所Aの相対遅延設定用データ(A局相対遅延設定用データ)は0μsec、放送所Bの相対遅延設定用データ(B局相対遅延設定用データ)は100μsec、放送所Cの相対遅延設定用データ(C局相対遅延設定用データ)は150μsec、放送所Dの相対遅延設定用データ(D局相対遅延設定用データ)は155μsec、放送所Eの相対遅延設定用データ(E局相対遅延設定用データ)は150μsecと設定している。
NSIパラメータは、TS伝送区間における遅延時間(TS遅延時間[伝送遅延時間])、OFDM変調処理する際の処理時間およびIF伝送区間における遅延時間(IF遅延時間[送信遅延時間])の調整量を、各放送所に計画的に配分したものである。また、このNSIパラメータは、図示を省略した記憶手段にNSI設定テーブル(詳細は後ほど例示する)として記憶されている。このNSI設定テーブルには、ECIのテーブル(ECIテーブル)が含まれており、このECIテーブルには、各放送所(放送所A〜E)を識別する放送所識別子(E−ID:放送所A〜Eに対応、001〜005)およびタイムオフセットが設定されている。つまり、放送所A〜Eにおいて、トランスポートストリーム多重化信号およびOFDM波の送信タイミングを調整するために、ECIテーブルの放送所識別子(E−ID:001〜005)に対して、個々(放送所毎)のタイムオフセットを設定している。
NSI多重送出手段11は、NSIパラメータを収めたIIPを、地上デジタル放送のテレビジョン信号(トランスポートストリーム)に多重化したトランスポートストリーム多重化信号を基幹放送所(放送所A)に送出(送信)するものである。なお、このNSI多重送出手段11の代わりに、NSIパラメータをAC信号に収納して、地上デジタル放送のテレビジョン信号(トランスポートストリーム)に多重化したトランスポートストリーム多重化信号を送出するAC多重送出手段(図示せず)を備えていてもよい。
ここで、図2〜図5を参照して、遅延設定用データ送信装置1によって、各放送所(放送所A〜E)で送信タイミングを調整して送出すること(単一周波数網で送信タイミングを微調整した地上デジタルテレビジョン放送)を実現する場合の、NSIパラメータ設定、各放送所における遅延量の設定、送信タイミングの微調整およびNSI設定テーブルの作成例について説明する。
図2は、TS伝送区間における遅延時間、OFDM変調処理する際の処理時間および
IF伝送区間における遅延時間を計画的に分配することを説明した図である。
この図2に示す例では、最大遅延時間(maximum delay)を500msecとした際に、TS伝送区間(TS−STL/TTL回線)の遅延時間は50msec(1区間約5msecの遅延で、10区間分)、OFDM変調処理(MOD:MODulation[変調])する処理時間は400msec、IF伝送区間(IF−TTL回線)の遅延時間は50msec(1区間約5msecの遅延で、10区間分)を見込んでいる。
図3は、各放送所における遅延量(TS遅延時間、IF遅延時間)の設定について説明した図である。
この図3に示すように、演奏所から放送所A、放送所Bおよび放送所Cまで、最大遅延時間(maximum delay)に合わせた適切な遅延量(TS遅延時間、IF遅延時間)を設定することで、複数の放送所において同時送信を行うことが可能になる。なお、この図3において、各放送所からの吹き出し部分は、上段部分に各放送所での実際の遅延時間を、下段に予め見込んでいる遅延時間(500msec)を表示するように構成されている。「OFDM MOD」の左側の「遅延調整」は、TSの遅延調整量を指しており、「OFDM MOD」の右側の「遅延調整」は、IFの遅延調整量を指している。
図4は、各放送所別のNSIパラメータの作成(送信タイミングの微調整)について説明した図である。
この図4に示すように、各放送所(ここでは、放送所A、B、Cのみを示している)の送信タイミングを微調整するために、放送所毎のtime offset(タイムオフセット)を設定しており、放送所Aと放送所Bとのタイムオフセットを100μsecと、放送所Aと放送所Cとのタイムオフセットを150μsecと設定している。つまり、放送所Aの送信時刻(A局送信時刻)を基準に、このA局送信時刻から100μsec後を、放送所Bの送信時刻(B局送信時刻)としており、また、当該A局送信時刻から150μsec後を、放送所Cの送信時刻(C局送信時刻)としている。
図5は、NSI設定テーブルの作成例を説明した図である。図5(a)は相対遅延設定用データの設計(設定)について説明した図であり、図5(b)はNSI設定テーブルの作成(ECIテーブルを含む)について説明した図である。
図5(a)に示すように、地上デジタルテレビジョン放送のトランスポートストリーム多重化信号が、演奏所から基幹放送所である放送所A(ID[E−ID]:001)に送信(伝送)される際の相対遅延(相対遅延設定用データ)は、放送所Aを送信タイミングを微調整する基準にしているので0μsecと、放送所B(ID[E−ID]:002)に送信される際の相対遅延は100μsecと、放送所C(ID[E−ID]:003)に送信される際の相対遅延は150μsecと、放送所D(ID[E−ID]:004)に送信される際の相対遅延は155μsecと、放送所E(ID[E−ID]:005)に送信される際の相対遅延は150μsecと設計(設定)されている。
図5(b)に示すように、NSIテーブル(NSI設定テーブル)は、STS等を設定したSSIテーブルと、ECIを設定したECIテーブルとからなっている。
この例では、SSIテーブルは、STS(Synchronization Time Stamp)を24bit、maximum delayを500msec、Equipment Loop Lengthを8bitと設定している。
また、ECIテーブルでは、図5(a)で設計(設定)した相対遅延設定用データを反映させている。
図1に戻って、単一周波数網システムSを構成する各装置(1,3,5,7)の構成の説明を続ける。
遅延設定用データ送信装置1によれば、NSIパラメータ設定手段9によって、基幹放送所(放送所A)、中継放送所(放送所B)および末端放送所(放送所C,DおよびE)で測定された地上デジタル放送波の遅延時間に基づいて、相対遅延設定用データが確定され、確定された相対遅延設定用データが、遅延時間を個別に制御するためのIIPに収納するNSIパラメータとして設定される。そして、NSI多重送出手段11によって、NSIパラメータ設定手段9で設定されたNSIパラメータが、IIPに収納され、収納されたIIPが地上デジタル放送波のトランスポートストリーム多重化信号として基幹放送所(放送所A)に送出される。このため、単一周波数網を構成する各放送所の遅延時間を相対させ、遅延時間の調整量の基準となる相対遅延設定用データを、遅延時間を個別に制御するIIPに収納したNSIパラメータとすることで、各放送所(A〜E)では、NSIパラメータを利用することにより、遅延時間の分配が行われ、標準規格では規定されていないIF伝送区間の遅延時間を調整することができ、単一周波数網における地上デジタル放送を効率的に運用することができる。また、NSIパラメータを利用することより、各放送所にて遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
〈基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の構成〉
基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、基幹放送所(放送所A)に設けられており、演奏所(放送局)に設けられている遅延設定用データ送信装置1からSTL回線を介して送信されたトランスポートストリーム多重化信号を受信して、当該トランスポートストリーム多重化信号の遅延時間を調整して中継放送所(放送所B)に送信するもので、TS多重化信号受信手段13と、TS遅延時間測定手段15と、TS遅延時間調整手段17と、TS多重化信号送信手段19と、OFDM変調手段21と、IF遅延時間調整手段23と、送信手段25と、IF遅延時間測定手段27とを備えている。
TS多重化信号受信手段13は、演奏所(放送局)からSTL回線を介して送信されたトランスポートストリーム多重化信号(以下、TS多重化信号という)を受信するものである。この実施形態では、TS多重化信号受信手段13は、TS多重化信号を受信するマイクロ回線装置(送信装置)によって構成されている。
TS遅延時間測定手段15は、TS多重化信号受信手段13で受信されたTS多重化信号の遅延時間(演奏所から送信されてからTS多重化信号受信手段13で受信されてTS遅延時間調整手段17に入力されるまでの時間)を測定すると共に、TS多重化信号に多重化されているIIPに収められているNSIパラメータに基づいて、遅延時間の設定量(遅延設定量)を決定する(設定すべき遅延時間を算出する)ものである。このTS遅延時間測定手段15で決定された遅延設定量は、TS遅延時間調整手段17に出力される。
このTS遅延時間測定手段15によるTS多重化信号の遅延時間の測定は、図示を省略したGPS(Global Positioning System)等から基準時間信号(1PPS(Pulse Per Second))および基準周波数信号(10MHz)を取得して、TS多重化信号の多重フレームの開始タイミングと基準時間信号(1PPS)との時間差を基準周波数信号(10MHz)によってカウントし、カウントしたカウント値によって行われる。
そして、このTS遅延時間測定手段15は、カウントしたカウント値を、TS多重化信号を構成する多重フレーム内のIIP(ISDB−T Information Packet:ISDB−Tにおける情報パケット)パケットのNSI(Network Synchronization Information)にSTS(Synchronization Time Stamp)情報として書き込む。
このTS遅延時間測定手段15では、まず、NSIパラメータに収められているSTSを基準に遅延時間を測定する。例えば、測定した測定結果(遅延時間)が5msecであったとする。そして、このTS遅延時間測定手段15は、NSIパラメータに収められているSSIテーブルおよびECIテーブルから、最大遅延時間500msecおよび放送所識別子(E−ID:000)に該当するTime offset Polarity(タイムオフセットの極性)とTime offset(タイムオフセット)とである−450msecを読み込む。
そうすると、このTS遅延時間測定手段15は、最大遅延時間(500msec)+タイムオフセット(−450msec)を、目標遅延設定量(500msec−450msec=50msec)として算出する。測定した遅延時間が5msecであるので、遅延時間を調整する調整量となる遅延設定量は、50msec−5msec=45msecとなる。そして、この遅延設定量45msecがTS遅延時間調整手段17に出力されることとなる。
TS遅延時間調整手段17は、TS遅延時間測定手段15で決定された遅延設定量(遅延時間の調整量)に基づいて、TS多重化信号の送信タイミングを調整する、すなわち、遅延時間の調整量分だけ遅らせてTS多重化信号をOFDM変調手段21に出力するものである。つまり、このTS遅延時間調整手段17によって、TS伝送区間の遅延時間(TS遅延時間)が調整されることになる。このTS遅延時間調整手段17で送信タイミングが調整されたTS多重化信号は、OFDM変調手段21に出力される。
TS多重化信号送信手段19は、TS多重化信号受信手段13によって受信されたTS多重化信号を送信タイミングの調整を行わずにそのまま、他の基幹放送所に送信するものである。
OFDM変調手段21は、TS遅延時間調整手段17でTS伝送区間の遅延時間(TS遅延時間)が調整されたTS多重化信号にOFDM変調(64QAM等)を施すものである。このOFDM変調手段21でOFDM変調が施されたTS多重間信号はOFDM波として、IF遅延時間調整手段23に出力される。
なお、このOFDM波変調手段21では、TS多重化信号に多重化されているECIを、OFDM波の補助信号であるAC信号に多重化する。AC(Auxiliary Channel:補助チャンネル)信号は、付加情報(ここでは、NSIパラメータ)を受信側(各放送所)に伝送するための補助信号である。また、ここでは、本発明とは直接関わりが無いので詳細には述べないが、このOFDM変調手段21で、ガードインターバル期間(信号)が付加されている。
IF遅延時間調整手段23は、OFDM変調手段21でOFDM変調されたOFDM波が送信手段25で送信される際の送信タイミングを、IF遅延時間測定手段27で決定された遅延設定量(遅延時間の調整量)に基づいて調整する(遅らせる)ものである。
送信手段25は、当初、送信タイミングが調整される前のOFDM波が入力されるとIF遅延時間測定手段27に出力すると共に、最終的にIF遅延時間調整手段23で送信タイミングが調整されたOFDM波を、送信アンテナを介して送信するものである。
IF遅延時間測定手段27は、送信手段25から出力されたOFDM波の遅延時間(演奏所から送信されてからTS多重化信号受信手段13で受信されて送信手段25から送信されるまでの時間)を測定すると共に、AC信号に多重化されているECIに収められているNSIパラメータに基づいて、遅延時間の設定量(遅延設定量)を決定する(設定すべき遅延時間を算出する)ものである。このIF遅延時間測定手段27で決定された遅延設定量は、IF遅延時間調整手段23に出力される。
このIF遅延時間測定手段27では、まず、NSIパラメータに収められているSTS(同期時刻情報)を基準に遅延時間を測定する。例えば、測定した測定結果(遅延時間)が451msecであったとする。そして、このIF遅延時間測定手段27は、NSIパラメータに収められているSSIテーブルおよびECIテーブルから、最大遅延時間500msecおよび放送所識別子(E−ID:001)に該当するTime offset Polarity(タイムオフセットの極性)とTime offset(タイムオフセット)とである0μsecを読み込む。
そうすると、このIF遅延時間測定手段27は、最大遅延時間(500msec)+タイムオフセット(0μsec)を、目標遅延設定量(500msec+0msec=500msec)として算出する。測定した遅延時間が451msecであるので、遅延時間を調整する調整量となる遅延設定量は、500msec−451msec=9msecとなる。そして、この遅延設定量9msecがIF遅延時間調整手段23に出力されることとなる。
この基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3によれば、TS多重化信号受信手段13によって、TS多重化信号が受信され、受信されたTS多重化信号がTS多重化信号送信手段19によって送信される。TS遅延時間測定手段15によって、TS多重化信号受信手段13で受信されたTS多重化信号の遅延時間が測定されると共に、IIPに収納されているNSIパラメータを利用して遅延時間の調整量が決定される。TS遅延時間調整手段17によって、TS遅延時間測定手段15で決定された調整量に基づいて、遅延時間が調整される。OFDM変調手段21によって、TS多重化信号受信手段13で受信されたTS多重化信号がOFDM変調されてOFDM波とされ、IIPに収納されていたNSIパラメータが、OFDM波の補助信号であるAC信号に収納される。そして、IF遅延時間調整手段23によって、OFDM変調手段21でOFDM変調されたOFDM波が送信される際の遅延時間が調整され、送信手段25によって、IF遅延時間調整手段23で送信する際の遅延時間が調整されたOFDM波が、中継放送所に送信される。IF遅延時間測定手段27によって、送信手段25で送信される際の遅延時間が測定されると共に、AC信号に収納されているNSIパラメータが利用されて、送信する際の遅延時間の調整量が決定される。
このため、基幹放送所(放送所A)において、遅延時間の調整量の基準となる相対遅延設定用データが、当該遅延時間を個別に制御するIIPに収納されたNSIパラメータを利用することより、地上デジタル放送波の遅延時間(TS伝送区間およびIF伝送区間の遅延時間)を調整することができ、遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
〈中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の構成〉
中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置5は、中継放送所(放送所B)に設けられており、基幹放送所(放送所A)に設けられている基幹放送所地上デジタル放送遅延時間測定調整装置3から光回線(図示せず)を介して送信されたTS多重化信号を受信して、当該TS多重化信号の遅延時間を調整して末端放送所(放送所C,D)に送信するもので、TS多重化信号受信手段29と、TS遅延時間測定手段31と、TS遅延時間調整手段33と、OFDM変調手段35と、OFDM波送信手段37と、IF遅延時間調整手段39と、送信手段41と、IF遅延時間測定手段43とを備えている。
TS多重化信号受信手段29は、基幹放送所(放送所A)からSTL回線を介して送信されたTS多重化信号を受信するものである。この実施形態では、TS多重化信号受信手段29は、TS多重化信号を受信するマイクロ回線装置(受信装置)によって構成されている。
TS遅延時間測定手段31は、TS多重化信号受信手段29で受信されたTS多重化信号の遅延時間(演奏所から送信されてからTS多重化信号受信手段29で受信されてTS遅延時間調整手段33に入力されるまでの時間)を測定すると共に、TS多重化信号に多重化されているIIPに収められているNSIパラメータに基づいて、遅延時間の設定量(遅延設定量)を決定する(設定すべき遅延時間を算出する)ものである。このTS遅延時間測定手段31で決定された遅延設定量は、TS遅延時間調整手段33に出力される。
このTS遅延時間測定手段31によるTS多重化信号の遅延時間の測定方法は、TS遅延時間測定手段15とほぼ同様であるので説明を省略する。つまり、このTS遅延時間測定手段31で設定する放送所識別子(E−ID)がTS遅延時間測定手段15とは異なっているので、読み込まれるTime offset Polarity(タイムオフセットの極性)とTime offset(タイムオフセット)とが異なることになり、結果として算出される目標遅延量(遅延設定量)も異なることになる。
TS遅延時間調整手段33は、TS遅延時間測定手段31で決定された遅延設定量(遅延時間の調整量)に基づいて、TS多重化信号の送信タイミングを調整するものである。つまり、このTS遅延時間調整手段33によって、TS伝送区間の遅延時間(TS遅延時間)が調整されることになる。このTS遅延時間調整手段33で送信タイミングが調整されたTS多重化信号は、OFDM変調手段35に出力される。
OFDM変調手段35は、TS遅延時間調整手段33でTS伝送区間の遅延時間(TS遅延時間)が調整されたTS多重化信号にOFDM変調を施すものである。このOFDM変調手段35でOFDM変調が施されたTS多重間信号はOFDM波として、OFDM波送信手段37およびIF遅延時間調整手段39に出力される。なお、このOFDM波変調手段35では、TS多重化信号に多重化されているNSIを、OFDM波の補助信号であるAC信号に多重化する。
OFDM波送信手段37は、OFDM変調手段35でOFDM変調が施されたOFDM波を送信タイミングの調整を行わずにそのまま、他の末端放送所に送信するものである。
IF遅延時間調整手段39は、OFDM変調手段35でOFDM変調されたOFDM波が送信手段41で送信される際の送信タイミングを、IF遅延時間測定手段43で決定された遅延設定量(遅延時間の調整量)に基づいて調整するものである。
送信手段41は、当初、送信タイミングが調整される前のOFDM波が入力されるとIF遅延時間測定手段43に出力すると共に、最終的にIF遅延時間調整手段39で送信タイミングが調整されたOFDM波を、送信アンテナを介して送信するものである。
IF遅延時間測定手段43は、送信手段41から出力されたOFDM波の遅延時間(演奏所から送信されてからTS多重化信号受信手段29で受信されて送信手段41に入力されるまでの時間)を測定すると共に、AC信号に多重化されているNSIに基づいて、遅延時間の設定量(遅延設定量)を決定する(設定すべき遅延時間を算出する)ものである。このIF遅延時間測定手段43で決定された遅延設定量は、IF遅延時間調整手段39に出力される。
このIF遅延時間測定手段43によるOFDM波の遅延時間の測定方法は、IF遅延時間測定手段27とほぼ同様であるので説明を省略する。つまり、このIF遅延時間測定手段43で設定する放送所識別子(E−ID)がIF遅延時間測定手段27とは異なっているので、読み込まれるTime offset Polarity(タイムオフセットの極性)とTime offset(タイムオフセット)とが異なることになり、結果として算出される目標遅延量(遅延設定量)も異なることになる。
この中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置5によれば、TS多重化信号受信手段29によって、TS多重化信号が受信され、TS遅延時間測定手段31によって、TS多重化信号受信手段29で受信されたTS多重化信号の遅延時間が測定されると共に、IIPに収納されているNSIパラメータが利用されて遅延時間の調整量が決定される。そして、TS遅延時間調整手段33によって、TS遅延時間測定手段31で決定された調整量に基づいて、測定された遅延時間が調整され、OFDM変調手段によって、TS多重化信号受信手段29で受信されたTS多重化信号がOFDM変調されてOFDM波とされ、ECIに収納されていたNSIパラメータがOFDM波の補助信号であるAC信号に収納し、AC信号を収納したOFDM波がOFDM波送信手段37によって送信される。また、IF遅延時間調整手段39によって、OFDM変調手段35でOFDM変調されたOFDM波が送信される際の遅延時間が調整され、送信手段41によって、IF遅延時間調整手段39で送信する際の遅延時間が調整されたOFDM波が、末端放送所(放送所C,D)に送信される。また、IF遅延時間測定手段43によって、送信手段41で送信される際の遅延時間が測定され、AC信号に収納されているNSIパラメータが利用されて遅延時間の調整量が決定される。
このため、中継放送所(放送所B)において、遅延時間の調整量の基準となる相対遅延設定用データが、当該遅延時間を個別に制御するIIPに収納されたNSIパラメータを利用することより、地上デジタル放送波の遅延時間(TS伝送区間およびIF伝送区間の遅延時間)を調整することができ、遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
〈末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の構成〉
末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7は、末端放送所(放送所C、DおよびE)に設けられており、中継放送所(放送所B)に設けられている中継放送所地上デジタル放送遅延時間測定調整装置5(放送所Eの場合、末端放送所Dの末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7)から地上デジタル放送波として送信されたOFDM波を受信して、当該OFDM波の遅延時間を調整して、単一周波数網内の一般の受信機(図示せず)に送信するもので、OFDM波受信手段45と、OFDM波送信手段47と、IF遅延時間調整手段49と、送信手段51と、IF遅延時間測定手段53とを備えている。
OFDM波受信手段45は、中継放送所(放送所B)から地上デジタル放送波として送信されたOFDM波を受信するものである。この実施形態では、OFDM波受信手段45は、OFDM波を受信するマイクロ回線装置(受信装置)によって構成されている。
OFDM波送信手段47は、OFDM波受信手段45で受信されたOFDM波を、送信タイミングの調整を行わずにそのまま、他の末端放送所に送信するものである。
IF遅延時間調整手段49は、OFDM受信手段45で受信されたOFDM波が送信手段51で送信される際の送信タイミングを、IF遅延時間測定手段53で決定された遅延設定量(遅延時間の調整量)に基づいて調整するものである。
送信手段51は、当初、送信タイミングが調整される前のOFDM波が入力されるとIF遅延時間測定手段53に出力すると共に、最終的にIF遅延時間調整手段49で送信タイミングが調整されたOFDM波を、送信アンテナを介して一般の受信機(図示せず)に送信するものである。
IF遅延時間測定手段53は、送信手段51から出力されたOFDM波の遅延時間(演奏所から送信されてからOFDM波受信手段45で受信されて送信手段51に入力されるまでの時間)を測定すると共に、OFDM波のAC信号に多重化されているNSIに収められているECIパラメータに基づいて、遅延時間の設定量(遅延設定量)を決定する(設定すべき遅延時間を算出する)ものである。このIF遅延時間測定手段53で決定された遅延設定量は、IF遅延時間調整手段49に出力される。
このIF遅延時間測定手段53では、まず、NSIパラメータに収められているSTSを基準に遅延時間を測定する。例えば、測定した測定結果(遅延時間)が455msecであったとする。そして、このIF遅延時間測定手段53は、NSIパラメータに収められているSSIテーブルおよびECIテーブルから、最大遅延時間500msecおよび放送所識別子(E−ID:001)に該当するTime offset Polarity(タイムオフセットの極性)とTime offset(タイムオフセット)とである150μsecを読み込む。
そうすると、このIF遅延時間測定手段53は、最大遅延時間(500msec)+タイムオフセット(150μsec)を、目標遅延設定量(500msec+150μsec=500.150msec)として算出する。測定した遅延時間が455msecであるので、遅延時間を調整する調整量となる遅延設定量は、500.150−455msec=45.150msecとなる。そして、この遅延設定量45.150msecがIF遅延時間調整手段49に出力されることとなる。
この末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7によれば、OFDM波受信手段45によって、中継放送所(放送所B)で中継された、相対遅延設定用データを設定するNSIパラメータがAC信号に収納されたOFDM波が受信され、受信されたOFDM波がOFDM波送信手段47によって送信(再送信)される。続いて、IF遅延時間調整手段49によって、OFDM波受信手段45で受信されたOFDM波を送信する際の遅延時間が調整され、送信手段51によって、遅延時間が調整されたOFDM波が送信される。また、IF遅延時間測定手段53によって、送信手段51で送信される際の遅延時間が測定されると共に、AC信号に収納されているNSIパラメータを利用して遅延時間の調整量が決定される。
このため、末端放送所(放送所C、DおよびE)において、遅延時間の調整量の基準となる相対遅延設定用データが、当該遅延時間を個別に制御するECIに収納されたNSIパラメータを利用することより、地上デジタル放送波の遅延時間(IF伝送区間の遅延時間)を調整することができ、遅延時間の微調整を行う煩雑な作業を軽減することができる。
〈遅延設定用データ送信装置の動作〉
次に、図6に示すフローチャートを参照して、遅延設定用データ送信装置1の動作について説明する(適宜、図1参照)。
まず、遅延設定用データ送信装置1は、事前に各放送所における遅延時間を入力しておく(ステップS1)。続いて、遅延設定用データ送信装置1は、NSIパラメータ設定手段9によって、各放送所(放送所A〜E)における遅延時間の調整量の基準となる相対遅延設定用データを確定し、この確定した相対遅延設定用データをNSIパラメータとして設定する(ステップS2)。
そして、遅延設定用データ送信装置1は、NSI多重送出手段11によって、NSIパラメータを収めたIIPおよびAC信号を地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化したTS多重化信号として基幹放送所(放送所A)に送出(送信)する(ステップS3)。
〈TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の動作〉
次に、図7に示すフローチャートを参照して、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置(基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3または中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置5)の動作について説明する(適宜、図1参照)。ここでは、基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3と記述する。
TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、まず、TS多重化信号受信手段13によって、TS多重化信号を受信し(ステップS11)、TS多重化信号送信手段19によって、受信したTS多重化信号をそのまま(送信タイミングを調整せずに)他の基幹放送所(図示せず)に送信する(ステップS12)。
そして、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、TS遅延時間測定手段15によって、TS伝送区間の遅延時間であるTS遅延時間を測定し(ステップS13)、遅延時間の調整量(遅延設定量)を確定(決定)する(ステップS14)。そして、TS伝送放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、TS遅延時間調整手段17によって、TS遅延時間を調整する(ステップS15)。
そして、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、OFDM変調手段21によって、TS多重化信号をOFDM変調し(ステップS16)、OFDM波とする。このOFDM波がIF遅延時間調整手段23および送信手段25を介して、IF遅延時間測定手段27に入力されると、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、このIF遅延時間測定手段27によって、IF遅延時間を測定し(ステップS17)、遅延時間の調整量(遅延設定量)を確定(決定)する(ステップS18)。
そして、TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3は、IF遅延時間調整手段23によって、IF遅延時間を調整し(ステップS19)、送信手段25によって、送信タイミングが調整されたOFDM波を送信(送出)する(ステップS20)。
〈IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の動作〉
次に、図8に示すフローチャートを参照して、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7(末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7)の動作について説明する(適宜、図1参照)。
IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7は、まず、OFDM波受信手段45によって、OFDM波を受信し(ステップS31)、OFDM波送信手段47によって、受信したOFDM波を他の末端放送所(図示せず)に送信する(ステップS32)。
そして、OFDM受信手段45によって受信されたOFDM波がIF遅延時間調整手段49および送信手段51を介して、IF遅延時間測定手段53に入力されると、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7は、このIF遅延時間測定手段53によって、IF遅延時間を測定し(ステップS33)、遅延時間の調整量(遅延設定量)を確定(決定)する(ステップS34)。
そして、IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7は、IF遅延時間調整手段49によって、IF遅延時間を調整し(ステップS35)、送信手段51によって、送信タイミングが調整されたOFDM波を送信する(ステップS36)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されない。例えば、本実施形態では、単一周波数網システムSを構成する、遅延設定用データ送信装置1、基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置3、中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置5および末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置7として説明したが、各装置(1,3,5,7)の各構成の処理を汎用的なコンピュータ言語または特殊なコンピュータ言語で記述した、プログラムとそれぞれみなすことができる。これらの場合、各装置(1,3,5,7)と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施形態に係る単一周波数網システムのブロック図である。 NSIパラメータの設定について説明した図である。 各放送所での遅延量の設定について説明した図である。 各放送所別の送信タイミングの微調整について説明した図である。 NSI設定テーブルの作成例について説明した図であり、(a)は相対遅延設計について説明した図であり、(b)はNSI設定テーブル(NSIテーブル、SSIテーブル、ECIテーブル)について説明した図である。 図1に示した遅延設定用データ送信装置の動作を説明したフローチャートである。 図1に示した基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の動作を説明したフローチャートである。 図1に示した末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置の動作を説明したフローチャートである。
符号の説明
1 遅延設定用データ送信装置
3 基幹放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置(TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置)
5 中継放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置(TS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置)
7 末端放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置(IF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置)
9 NSIパラメータ設定手段
11 NSI多重送出手段
13、29 TS多重化信号受信手段
15、31 TS遅延時間測定手段
17、33 TS遅延時間調整手段
19 TS多重化信号送信手段
21、35 OFDM変調手段
23、39、49 IF遅延時間調整手段
25、41、51 送信手段
27、43、53 IF遅延時間測定手段
37、47 OFDM波送信手段
45 OFDM波受信手段

Claims (4)

  1. 単一周波数網における地上デジタル放送を送出する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データを、前記TS−STL/TTL受信放送所に送信する遅延設定用データ送信装置であって、
    前記TS−STL/TTL受信放送所および前記IF−STL/TTL受信放送所で測定された前記地上デジタル放送波の遅延時間に基づいて予め設定した相対遅延設定用データを、前記地上デジタル放送波をストリーミングしたパケットの一部であるIIPに収納するNSIパラメータとして設定するNSIパラメータ設定手段と、
    このNSIパラメータ設定手段によって設定されたNSIパラメータを、前記IIPに収納し、収納したIIPを前記地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化したトランスポートストリーム多重化信号として送出するNSI多重送出手段と、
    を備えることを特徴とする遅延設定用データ送信装置。
  2. 単一周波数網における地上デジタル放送を送出する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データを、前記TS−STL/TTL受信放送所に送信する遅延設定用データ送信装置であって、
    前記TS−STL/TTL受信放送所および前記IF−STL/TTL受信放送所で測定された前記地上デジタル放送波の遅延時間に基づいて予め設定した相対遅延設定用データを、前記地上デジタル放送波をストリーミングしたパケットの一部であるIIPに収納するNSIパラメータとして設定するNSIパラメータ設定手段と、
    このNSIパラメータ設定手段によって設定されたNSIパラメータを、AC信号領域に収納し、収納したAC信号を前記地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化したトランスポートストリーム多重化信号として送出するAC多重送出手段と、
    を備えることを特徴とする遅延設定用データ送信装置。
  3. 単一周波数網における地上デジタル放送を送出する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、前記地上デジタル放送波が前記TS−STL/TTL受信放送所に伝送されるまでの伝送遅延時間を測定すると共に、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データに基づいて、当該遅延時間を調整するTS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置であって、
    前記相対遅延設定用データを設定するためのNSIパラメータが前記地上デジタル放送波をストリーミングしたパケットの一部であるIIPに収納され、収納されたIIPが前記地上デジタル放送波のトランスポートストリームに多重化されたトランスポートストリーム多重化信号として受信するトランスポートストリーム多重化信号受信手段と、
    このトランスポートストリーム多重化信号受信手段で受信されたトランスポートストリーム多重化信号を送信するトランスポートストリーム多重化信号送信手段と、
    前記トランスポートストリーム多重化信号受信手段で受信されたトランスポートストリーム多重化信号の前記伝送遅延時間を測定し、前記IIPに収納されているNSIパラメータを利用して前記遅延時間の調整量を決定するTS遅延時間測定手段と、
    このTS遅延時間測定手段で決定された調整量に基づいて、前記遅延時間を調整するTS遅延時間調整手段と、
    前記トランスポートストリーム多重化信号受信手段で受信されたトランスポートストリーム多重化信号をOFDM変調してOFDM波とし、前記IIPに収納されていたNSIパラメータを、前記OFDM波の補助信号であるAC信号に収納するOFDM変調手段と、
    このOFDM変調手段で変調されたOFDM波を送信する際の送信遅延時間を調整するIF遅延時間調整手段と、
    このIF遅延時間調整手段で送信する際の送信遅延時間が調整されたOFDM波を、前記中継放送所に送信する送信手段と、
    この送信手段で送信する際の送信遅延時間を測定すると共に、送信する際の送信遅延時間の調整量を、前記AC信号に収納されているNSIパラメータを利用して決定するIF遅延時間測定手段と、
    を備えることを特徴とするTS−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置。
  4. 単一周波数網における地上デジタル放送を送出する演奏所と、当該単一周波数網を構成するTS−STL/TTL受信放送所およびIF−STL/TTL受信放送所において、前記地上デジタル放送波が前記IF−STL/TTL受信放送所に伝送されるまでの伝送遅延時間を測定すると共に、当該単一周波数網における地上デジタル放送波の遅延時間を各放送所において調整する調整量の基準となる相対遅延設定用データに基づいて、当該遅延時間を調整するIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置であって、
    前記中継放送所で中継された、前記相対遅延設定用データを設定するためのNSIパラメータが前記地上デジタル放送波の補助信号であるAC信号に収納されたOFDM波を受信するOFDM波受信手段と、
    このOFDM波受信手段で受信されたOFDM波を送信するOFDM波送信手段と、
    前記伝送遅延時間と、前記OFDM波を他の前記末端放送所に送信する際の送信遅延時間とを調整するIF遅延時間調整手段と、
    このIF遅延時間調整手段で前記伝送遅延時間および前記送信遅延時間が調整されたOFDM波を送信する送信手段と、
    この送信手段に前記OFDM波が入力されるまでの前記伝送遅延時間と、前記送信手段で送信する際の送信遅延時間とを測定すると共に、前記遅延時間の調整量を、前記AC信号に収納されているNSIパラメータを利用して決定するIF遅延時間測定手段と、
    を備えることを特徴とするIF−STL/TTL受信放送所地上デジタル放送波遅延時間測定調整装置。
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