JP2006016064A - ピロー包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フィルム幅が商品周長+40mm以下でもセンターシールが可能で、良好な包装仕上がり状態を安定して得ることができるピロー包装機を提供する。
【解決手段】 被包装物11を搬送する手段12と、包装フィルム13を被包装物の上方から供給する包装フィルム供給手段と、供給された包装フィルムの両端部を把持して搬送手段の両側下方にガイドするフィルム端部ガイド手段15と、上部が包装フィルムで覆われた状態の被包装物を移動させる三角ガイド板16と、該三角ガイド板の両側に配置された一対の製袋ベルト17と、三角ガイド板の前方で製袋ベルト同士を圧着させるセンターシールロール18とを備えるとともに、製袋ベルト17の下方に、製袋ベルト17から下方にはみ出した包装フィルム13の両端部13aを展張状態に保持するガイドロール19を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ピロー包装機に関し、詳しくは、食品等の被包装物を包装フィルム(包装シートを含む)で連続的に包装する横型のピロー包装機に関する。
従来から、スーパーマーケット等のインストアや食品加工業者、ベンダー等においては、青果物、精肉、鮮魚、総菜類、米飯類を軽量トレーや蓋付き容器に入れ、全体をストレッチフィルム(包装フィルム)で包装するプリパッケージの包装形態が広く普及している。これらの包装方法としては、ハンドラッパーと呼ばれる専用の作業台型の包装機を用いた手動方式と、フィルムをセットしてトレーを載せれば食品の包装を自動で行い、また、機種によっては計量やラベル貼りまでを自動で行う自動包装機による包装方式に大別される。
さらに、自動包装機は、ピロー方式と呼ばれるタイプと、突き上げ式と呼ばれるタイプとに分類される。この中で、ピロー式の包装能力は突き上げ式より高く、同一サイズの商品を多量に高速で連続包装できることから、スーパー等の加工配送センター等での使用に向いており、市場での普及台数は突き上げ式には及ばないものの、1台の包装数量は突き上げ式よりはるかに多い。また、現在では、生産コストの低減のために、包装センターでのピロー式自動包装機における使用フィルムの幅狭化や包装安定性、シワのない良好な包装状態を得ることは、包装機、ストレッチフィルム双方にとって極めて重要な要求品質となっている。
前記ピロー式自動包装機は、一般的に、被包装物を載置して搬送する搬送手段と、包装フィルムを前記被包装物の上方から連続供給する包装フィルム供給手段と、供給された包装フィルムの両端部を把持して搬送手段の両側下方にガイドするフィルム端部ガイド手段と、前記搬送手段で搬送されて上部が前記包装フィルムで覆われた状態の被包装物を載置して移動させる進行方向先端側が狭まった三角ガイド板と、該三角ガイド板の両側に配置されて包装フィルムの両端側を被包装物の下面に沿うようにガイドする一対の製袋ベルトと、前記三角ガイド板の前方で前記一対の製袋ベルト同士を圧着させるセンターシールロールとを備えている(例えば、特許文献1参照。)。
また、ピロー包装機で使用するストレッチフィルムとしては、従来はポリ塩化ビニル製のものが主に使用されてきた。これは、包装効率が良好で、包装仕上がりも綺麗であるなどの包装適正の他、包装後の底シール性や輸送、陳列中の剥がれなどの状態変化が少なく、商品価値が低下しないという品質の優位性を持っているためである。
特開平8−91307号公報
しかし、近年は、ポリ塩化ビニル製のストレッチフィルムに対し、焼却時に発生する塩化水素ガスや、含有する可塑剤等の溶出等が問題視されてきた。さらに、環境ホルモンに該当する化学物質が微量検出される場合があるなど、食品衛生面での新たな問題が取り上げられることが多くなってきている。これに対し、ポリ塩化ビニル製ストレッチフィルムに替わる材料構成が種々検討されており、特に、ポリオレフィン系樹脂を用いたストレッチフィルムの構成が数多く提案され、上市されている。このポリオレフィン系のストレッチフィルムは、上市された当初に比べれば、ここ数年で品質も向上しており、また、自動包装機もポリオレフィン系フィルムでも良好な包装仕上がりが得られるように種々の改良が加えられている。これらにより、ここ数年でポリオレフィン系フィルムは、全体として市場占有率を大きく拡大してきている。
しかしながら、個々に見れば、ポリオレフィン系フィルムの品質は、製造コストとのバランス等の問題から、ポリ塩化ビニル製フィルムに近いものもあるが、フィルムと包装機、商品(被包装物)との組み合わせによっては、明らかに要求品質を満足し得ない場合も少なくない。満足し得ない要求品質の一例として、ピロー包装機は、商品の周長+40mm以上のフィルム有効幅がないと、一般的にポリオレフィン系フィルムのセンターシールができずに包装できないといわれている。また、センターシールできたとしても、一時的な状態で安定性がなく、作業中にセンターシールができないトラブルが生じることが挙げられる。
このストレッチフィルムの材質による品質差の原因の多くは、使用する原材料樹脂の相違によるフィルムの伸び特性や復元挙動等の物性差によるものである。その具体例としては、商品を包装するべくフィルムの有効幅を広くするために、フィルムの両側を掴んで横方向にフィルムを引っ張り伸ばしてフィルムに引っ張り応力を加え、次にフィルムをセンターシールするためにフィルムの掴みを開放したときの復元挙動が一般にポリオレフィン系フィルムは瞬間的であることが挙げられる。
したがって、フィルムの胴巻き用のフィルム把持治具(フィルム端部ガイド手段)からフィルムが解放され、センターシールされるまでにフィルムが反発によって元に戻り、センターシール前にあらかじめフィルムの有効幅を広くした効果がなくなり、センターシールができなくなってしまうことになる。
このセンターシール不良を改善するためには、はじめのフィルムの有効幅を広く取らなくてはならない。加工配送センターでは、数種の商品を1種のフィルム幅で包装しているために、おおよそ最大で商品周長+90mmから最小で商品周長+40mmのフィルム幅を使用せざるを得ない。しかしながら、商品周長より90mmも幅広いフィルムを使用して商品を包装した場合は、センターシールで余ったフィルムが紐状となり、包装仕上がり状態が悪くなる原因となること、及び、幅の広いフィルムを使用することは、コストアップになることが問題である。
そこで本発明は、フィルム幅が商品周長+40mm以下でもセンターシールが可能で、良好な包装仕上がり状態を安定して得ることができるピロー包装機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のピロー包装機は、被包装物を載置して搬送する搬送手段と、包装フィルムを前記被包装物の上方から連続供給する包装フィルム供給手段と、供給された包装フィルムの両端部を把持して搬送手段の両側下方にガイドするフィルム端部ガイド手段と、前記搬送手段で搬送されて上部が前記包装フィルムで覆われた状態の被包装物を載置して移動させる進行方向先端側が狭まった三角ガイド板と、該三角ガイド板の両側に配置されて包装フィルムの両端側を被包装物の下面に沿うようにガイドする一対の製袋ベルトと、前記三角ガイド板の前方で前記一対の製袋ベルト同士を圧着させるセンターシールロールとを備えたピロー包装機において、前記製袋ベルトの下方にはみ出した包装フィルムの両端部を保持する一対のガイドロールを設け、該ガイドロールは、前記センターシールの中心点から包装フィルム進行方向上流側に向かって200mm未満の位置に設けるとともに、ガイドロールの軸線は、前記製袋ベルトの進行方向に対して水平方向で70〜90度、鉛直方向に対して30〜70度の範囲で傾斜して配置されていることを特徴としている。
さらに、前記ガイドロールは、前記包装フィルムが粘着する粘着層を外周面に有する自由回転の粘着ロールであることを特徴としている。
本発明のピロー包装機によれば、ガイドロールによりセンターシールを行う直前までフィルムを幅方向に展張してフィルムに引っ張り応力を加えておくことができるので、従来より幅狭のフィルムを使用してもセンターシールを確実に行うことができ、低コストで良好な包装仕上がりが得られる。また、ガイドロールを粘着ロールとすることにより、製作コストの削減や、既存機械への対応も容易に行うことができる。さらに、ガイドロールをセンターシールロールのできるだけ近くに配置することにより、より確実なセンターシールを行うことができる。また、ガイドロールの回転軸線を前記角度範囲に設定することにより、包装フィルムの移動に伴って自動的にフィルムに引っ張り応力を加えることができる。
図1は本発明の一形態例を示すピロー包装機の平面図、図2は同じく側面図、図3は要部の一部断面平面図、図4は図1のIV−IV線断面図、図5は図1のV−V線断面図、図6は図1のVI−VI線断面図、図7は図1のVII−VII線断面図である。
このピロー包装機は、センターシール装置として、商品(被包装物)11を載置して搬送する搬送手段12と、包装フィルム13を前記被包装物11の上方から連続供給する包装フィルム供給手段14と、供給された包装フィルム13の両端部13aを把持して搬送手段12の両側下方に向けてガイドする一対のフィルム端部ガイド手段15,15と、前記搬送手段12で搬送されて上部が包装フィルム13で覆われた状態の被包装物11を載置して移動させる進行方向先端側が狭まった三角ガイド板16と、該三角ガイド板16の両側に配置されて包装フィルム13の両端側を被包装物11の下面に沿うようにガイドする一対の製袋ベルト17,17と、前記三角ガイド板16の前方で前記一対の製袋ベルト17,17同士を圧着させる第1センターシールロール18,18とを備えるとともに、前記製袋ベルト17,17の下方に、製袋ベルト17,17から下方にはみ出した包装フィルム13の両端部13a,13aを展張状態に保持する一対のガイドロール19,19を備えている。
製袋ベルト17は、第1センターシールロール18とプーリ20とに掛け渡され、製袋プレート21の外縁に沿って移動するように設けられており、製袋ベルト17及び製袋プレート21の上面は、前記三角ガイド板16の上面と略面一に設定されている。また、第1センターシールロール18の次位には、第2センターシールロール22が設けられている。なお、センターシール装置より下流側に設けられているエンドシール装置は、従来のものをそのまま適用可能なため、その図示及び詳細な説明は省略する。
ガイドロール19は、包装フィルム13の移動に伴って自由回転するように設置されており、その外周面には、包装フィルム13に対して粘着性を有する粘着層が設けられている。この粘着層は、包装フィルム13の進行を妨げない程度の適度な粘着力を有するように形成され、包装フィルム13の種類に応じて表面加工したり、別の材料の貼り付けたりするなどの手段によって適宜形成することができる。このような粘着ロールを用いることにより、1本の粘着ロールで包装フィルム13の端部13aを横方向に展張することができ、2本のロールで包装フィルム13の端部13aを挟んで横方向に展張するものに比べて製作コストの低減等が図れる。
前記ガイドロール19の回転軸線は、前記製袋ベルト17の進行方向に対する水平方向の角度αが70〜90度、鉛直方向に対する角度βが30〜70度の範囲になるように傾斜して設置されている。水平方向の角度αが70度未満であったり、90度を超えたりすると、ガイドロール19によって包装フィルム13の端部13aを横方向に十分に展張することができなくなってしまう。同様に、鉛直方向に対する角度βが30度未満であったり、70度を超えたりしても、ガイドロール19によって包装フィルム13の端部13aを横方向に十分に展張することができなくなってしまう。また、両角度範囲以外では、ガイドロール19として粘着ロールを用いた場合に、包装フィルム13をガイドロール19に確実に粘着させることができなくなることがある。
なお、ガイドロール19の長さや直径は任意であり、ピロー包装機における設置場所の条件等に応じて選択することができるが、長さが短すぎたり、直径が小さすぎたりすると、包装フィルム13の端部13aを横方向に十分に展張することができなくなり、長すぎたり、大きすぎたりするとコストアップとなるので、通常は、長さは70mm程度、直径は20mm程度が適当である。
また、ガイドロール19は、その中心点が前記第1センターシールロール18の中心点から包装フィルム進行方向上流側に向かって、距離Lが200mm未満となる位置に設けられている。このガイドロール19と第1センターシールロール18との距離Lが離れすぎると、包装フィルム13の端部13aがガイドロール19から離れたときに包装フィルム13が反発で元に戻ってしまうので、ガイドロール19を設置した効果を十分に得ることができない。また、第1センターシールロール18に近すぎると設置が困難となるので、通常は、50〜15mmの範囲が適当である。
さらに、実際の包装時には、被包装物11の通過時と非通過時とで包装フィルム13の端部13aの通過角度が若干異なるので、包装フィルム13の端部13aをガイドロール19に確実に粘着させるため、ガイドロール19の下部を固定せずに、フィルム端部13aの通過時における角度変化に追随できるように形成しておくことが好ましい。さらに、ガイドロール19の上部は、包装フィルム13との密着を滑らかにするため、円錐状、砲弾状に形成することも好ましい。
また、被包装物11の幅によって製袋プレート21の間隔が調節されるので、ガイドロール19を製袋プレート21の下部に固定し、製袋プレート21の間隔調整と同時にガイドロール19の間隔も適当な位置に調整されるように形成しておくことが好ましい。
このように、外周面に粘着層を有する小型粘着ロールからなるガイドロール19を製袋ベルト17及び製袋プレート21の下方に配置し、製袋ベルト17から下方にはみ出した包装フィルム13の両端部13aをガイドロール19に粘着させて保持するように形成することにより、上流側のフィルム端部ガイド手段15から離れて第1センターシールロール18に向かう包装フィルム13の端部13aが瞬間的に戻ることを防止し、包装フィルム13の展張状態をシール直前まで維持しておくことができる。
これにより、被包装物11の周長+40mm以下、例えば、周長+20mm以下の幅の包装フィルム13を用いても、センターシール不良が生じることがなく、安定して包装作業を行うことができる。
ピロー包装機として、大森機械工業株式会社製ST−7000型自動包装機を使用した。包装フィルムには、市販のポリ塩化ビニル(PVC)製ストレッチフィルムと、市販のポリオレフィン(PO)製ストレッチフィルムとを使用した。被包装物には、ポリスチレンペーパー製のトレーで、長さ、幅、高さが200mm×200mm×20mmで、周長が430mmのものを使用した。なお、エンドシール装置では、トレーの長さ+160mmでカットした。
実施例1
長さ70mm、直径20mmで、平滑な外周面にクロムメッキを施して粘着層を形成したガイドロールを、その中心点が第1センターシールロールの中心点から包装フィルム進行方向上流側に向かって160mmの位置に、前記角度αを80度、角度βを50度にそれぞれ設定して製袋プレートの下面に取り付けた。包装フィルムには、フィルム幅が450mm(トレー周長+20mm)のものを使用した。
実施例2
ガイドロールの取付位置を、中心点が第1センターシールロールの中心点から包装フィルム進行方向上流側に向かって190mmとした以外は、実施例1と同じとした。
実施例3
ガイドロールの取付角度αを70度とした以外は、実施例1と同じとした。
実施例4
ガイドロールの取付角度βを30度とした以外は、実施例1と同じとした。
比較例1
ガイドロールの取付位置を、中心点が第1センターシールロールの中心点から包装フィルム進行方向上流側に向かって230mmとした以外は、実施例1と同じとした。
比較例2
ガイドロールの取付角度αを60度とした以外は、実施例1と同じとした。
比較例3
ガイドロールの取付角度αを100度とした以外は、実施例1と同じとした。
比較例4
ガイドロールの取付角度βを20度とした以外は、実施例1と同じとした。
比較例5
ガイドロールの取付角度βを80度とした以外は、実施例1と同じとした。
比較例6
ガイドロールを設けずに、フィルム幅が480mm(トレー周長+50mm)のものと、530mm(トレー周長+100mm)のものとを使用した。
各実施例、各比較例における条件と結果とを表1にまとめて示す。これらの結果から、第1センターシールロールの上流側200mmに、軸線を特定の角度範囲に傾斜させたガイドロールを設置することにより、フィルム幅が商品周長+20mmのときでも安定したセンターシールを行うことができ、良好な包装仕上がりが得られることがわかる。
Figure 2006016064
本発明の一形態例を示すピロー包装機の平面図である。 同じく側面図である。 要部の一部断面平面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図1のVII−VII線断面図である。
符号の説明
11…商品(被包装物)、12…搬送手段、13…包装フィルム、13a…包装フィルム13の両端部、14…包装フィルム供給手段、15…フィルム端部ガイド手段、16…三角ガイド板、17…製袋ベルト、18…第1センターシールロール、19…ガイドロール、20…プーリ、21…製袋プレート、22…第2センターシールロール

Claims (2)

  1. 被包装物を載置して搬送する搬送手段と、包装フィルムを前記被包装物の上方から連続供給する包装フィルム供給手段と、供給された包装フィルムの両端部を把持して搬送手段の両側下方にガイドするフィルム端部ガイド手段と、前記搬送手段で搬送されて上部が前記包装フィルムで覆われた状態の被包装物を載置して移動させる進行方向先端側が狭まった三角ガイド板と、該三角ガイド板の両側に配置されて包装フィルムの両端側を被包装物の下面に沿うようにガイドする一対の製袋ベルトと、前記三角ガイド板の前方で前記一対の製袋ベルト同士を圧着させるセンターシールロールとを備えたピロー包装機において、前記製袋ベルトの下方にはみ出した包装フィルムの両端部を保持する一対のガイドロールを設け、該ガイドロールは、前記センターシールの中心点から包装フィルム進行方向上流側に向かって200mm未満の位置に設けるとともに、ガイドロールの軸線は、前記製袋ベルトの進行方向に対して水平方向で70〜90度、鉛直方向に対して30〜70度の範囲で傾斜して配置されていることを特徴とするピロー包装機。
  2. 前記ガイドロールは、前記包装フィルムが粘着する粘着層を外周面に有する自由回転の粘着ロールであることを特徴とする請求項1記載のピロー包装機。
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