JP2006020945A - 貝殻製装身具 - Google Patents

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Yukihiko Sakamoto
幸彦 坂本
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Abstract

【課題】上記したような現状に鑑み、表面研磨を施した貝殻を利用した、新規な風合を有する貝殻製装身具を提供することを目的としている。
【解決手段】透明ないし半透明の宝石類を用いて所定のモチーフの表面部材を形成し、この表面部材の背面に表面研磨を施した貝殻からなる背面部材を透明な接着剤を用いて積層したことを特徴とする貝殻製装身具。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ペンダント、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等の貝殻製装身具に関するものである。
従来、種々の貝殻が衣服用貝ボタン、鞄・袋物用貝ボタン、衣服・鞄・袋物用飾りボタン等ボタン、ペンダント、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等装身具、他の装飾品、時計文字板、美術工芸品、建材の内装品、化粧板等に使用されている。
しかしながら、その際に使用される貝殻の形態としては、下記の例が存在する。
すなわち、特開平08−252107号公報(特許文献1参照)には、貝殻を以て構成した同貝殻の内側光沢面がそのまま露呈した半製品と、当該内側光沢面に金属膜の被着部および同内側光沢面の露呈部の組合せにより形成された図形、文字、記号等パターンと、パターン形成部に被着したトップコートとから成ることを特徴とする貝殻製品が記載されている。また特開平08−252106号公報(特許文献2参照)には、貝殻に切削等機械加工を施して同貝殻の内側光沢面がそのまま露呈した半製品を構成し、この半製品の内側光沢面に金属膜を等しい厚さで設け、当該金属膜の上面に光透過性を備えた保護被膜を設けたことを特徴とする貝殻製品が記載されている。さらに特開平07−184709号公報(特許文献3参照)には、下層に貝殻若しくは光沢を有する樹脂の細片を配すると共に金属片が浮遊してなる透明な樹脂層を一体に成形してなることを特徴とする装飾品が記載されている。
特開平08−252107号公報 特開平08−252106号公報 特開平07−184709号公報
しかしながら上記従来技術においては、同貝殻の内側光沢面がそのまま露呈した半製品を利用したり(特許文献1および2参照)、所定形状の型内に金属片を混在してなる樹脂溶液を用いて金属片が浮遊してなる透明な樹脂層を形成し、次いで貝殻若しくは光沢を有する樹脂の細片を上記樹脂層の表面にふりかけた後、べっこう様樹脂溶液を用いて形成したベース樹脂層を利用するものであり(特許文献3参照)、貝殻を所定の厚みに研削するか、表面を研磨して、その研磨面を利用することについては何も触れられてはいない。
この発明は、上記したような現状に鑑み、表面研磨を施した貝殻を利用した、新規な風合を有する貝殻製装身具を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためにこの発明に係わる貝殻製装身具は、透明ないし半透明の宝石類を用いて所定のモチーフの表面部材を形成し、この表面部材の背面に表面研磨を施した貝殻からなる背面部材を透明な接着剤を用いて積層したことを特徴とするものである。
この発明に係わる貝殻製装身具は、上記において透明ないし半透明の宝石類が、水晶であることをも特徴とするものである。
この発明に係わる貝殻製装身具は、上記において表面研磨を施した貝殻からなる背面部材が、あわび、黒蝶貝の中から選ばれた貝殻からなることをも特徴とするものである。
この発明によれば、透明ないし半透明の宝石類を用いて所定のモチーフの表面部材と表面研磨を施した貝殻からなる背面部材とを組み合わせることにより、貝殻の装飾性を有効に活用することができ、従来にない新規な装飾性を備えた装身具を提供することができるようになった。
また、この発明によれば、あわび、黒蝶貝から選ばれた個性的な色調、風合をもつ斬新な貝殻製装身具の提供ができ、ペンダント、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等の装身具に採用された場合には、高級品のイメージのある付加価値の高い製品が生産できるようになった。
以下この発明に係る貝殻製装身具の実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。図面において、図1はこの発明の貝殻製装身具の1実施例を示す概略断面図であり、図2はその平面図である。
図1および図2に示す実施例において、11は透明ないし半透明の宝石類を用いて所定のモチーフに形成した表面部材で、この表面部材11の背面には、表面研磨を施した貝殻からなる背面部材13が透明な接着剤15を用いて積層されている。
上記透明ないし半透明の宝石類を用いて所定のモチーフに形成した表面部材11は、水晶であることが望ましい。ちなみにこのような水晶としては、透明な通常の水晶のほか、紫水晶(アメジスト)、紅水晶(ローズクォーツ)、煙水晶・茶水晶、黄水晶(シトリン)、その他の透明ないし半透明の水晶が利用可能である。
このような水晶は、研削機やレーザ加工機等を用いて所定のモチーフに形成される。そのモチーフとしては、ペンダント、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等の装身具に用いて好適な、シンプルで装飾性に優れたものであれば、動物や植物、器物その他、どのようなモチーフであってもよい。
このような素材とモチーフからなる表面部材11の背面には、表面研磨を施した貝殻からなる背面部材13が透明な接着剤15を用いて積層されている。すなわち、あわび、黒蝶貝の中から選ばれた貝殻の所定の部位を切り出し、表面研磨を施して装飾性のある背面部材13を作成し、その背面部材13を表面部材11の背面に透明な接着剤15を介して積層することにより、表面部材11上から背面部材13の表面研磨した面が透けて見えるようになっている。
なお、上記接着剤15としてはイソシアネート系の瞬間接着剤、エポキシ系2液型接着剤、UV硬化型接着剤、その他の透明な接着剤が好適に利用可能である。もちろん、表面部材11上から背面部材13の表面研磨した面が透けて見えることが前提であり、上記接着剤15もそのように機能することが要求される。
以上の構造からなるこの発明の貝殻製装身具は、表面部材11上から背面部材13の表面研磨した面が透けて、全体として極めて立体感のある新規な装身具として付加価値の高い製品を提供することが可能となる。
以上の構造からなるこの発明の貝殻製装身具は、ペンダント、ネックレス、ブレスレット、ブローチ等の装身具のみならず、衣服用貝ボタン、鞄・袋物用貝ボタン、衣服・鞄・袋物用飾りボタン等ボタンのみならず、他の装飾品、時計文字板、美術工芸品、建材の内装品、化粧板等にも利用することが可能である。
この発明の貝殻製装身具の1実施例を示す概略断面図である。 その平面図である。
符号の説明
11 表面部材
13 背面部材
15 透明接着剤

Claims (3)

  1. 透明ないし半透明の宝石類を用いて所定のモチーフの表面部材を形成し、この表面部材の背面に表面研磨を施した貝殻からなる背面部材を透明な接着剤を用いて積層したことを特徴とする貝殻製装身具。
  2. 請求項1において透明ないし半透明の宝石類が、水晶であることを特徴とする貝殻製装身具。
  3. 請求項1において表面研磨を施した貝殻からなる背面部材が、あわび、黒蝶貝の中から選ばれた貝殻からなることを特徴とする貝殻製装身具。
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