JP2006029162A - ガスタービンの制御装置および制御方法 - Google Patents

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隆文 中野
Mitsuhiro Yatabe
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Abstract

【課題】ガスタービンの負荷が急激に変動した時にも拡散燃焼用燃料と予混合燃焼用燃料の燃料配分比を最適に保ち燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態を維持することのできるガスタービンの制御装置および制御方法を提供する。
【解決手段】燃焼ガス温度TFを算出する演算器30と、前記算出された燃焼ガス温度TFを補正してより真値に近い燃焼ガス温度TFXを出力する燃焼ガス温度補正部50とを備え、前記補正された燃焼ガス温度TFXに基づいて燃焼器4へ供給する拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行う構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスタービン燃焼ガス温度に基づいて拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行うガスタービンの制御装置および制御方法に関する。
図17は、ガスタービン燃焼ガス温度に基づいて拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行うガスタービンを備えた発電プラントの従来例を示す図である。この発電プラントは主な構成要素として、空気圧縮機2と、燃焼器4と、ガスタービン本体45と、発電機46と、ガスタービン制御装置11を備えている。
空気圧縮機入口案内翼1を介して取り入れられた空気は、空気圧縮機2にて高圧空気に圧縮される。その圧縮された吐出空気は空気流路3を通り燃焼器4に入り、燃料の燃焼用空気として使用される。燃焼器4はガスタービンを中心として環状に複数台設けられているが、ここでは便宜上、そのうち1台だけを示している。
一方、図示を省略した燃料圧力制御弁により圧力制御された燃料は、その下流の拡散燃焼用燃料流量制御弁5、第1系統予混合燃焼用燃料流量制御弁6および第2系統予混合燃焼用燃料流量制御弁7を介して、それぞれの燃料配管を経て、拡散燃焼用燃料ノズル8、予混合器を含めて図示した第1系統予混合燃焼用燃料ノズル9および第2系統予混合燃焼用燃料ノズル10から燃焼器4に送給され、燃焼器4の器内で燃焼して高温高圧の燃焼ガスとなる。
なお、前述のように燃焼器4は複数台設けられているので、拡散燃焼用燃料流量制御弁5、第1系統予混合燃焼用燃料流量制御弁6および第2系統予混合燃焼用燃料流量制御弁7を通過した燃料は、それぞれ、その後に分岐された燃料配管を経て、それぞれ複数台の燃焼器毎に設けられた燃料ノズルに送給されるように燃料系統が構成されている。燃焼器の図示を1台としたので、燃料流量制御弁5,6,7から複数台の各燃料ノズルおよび燃焼器へと分岐される燃料配管についても、便宜上、燃料流量制御弁毎の1本として図示されている。
拡散燃焼用燃料ノズル8から噴射される燃料は、空気中に燃料を噴射して燃やす拡散燃焼と呼ばれる方式の燃焼をする。第1予混合燃焼用燃料ノズル9および第2予混合燃焼用燃料ノズル10から噴射される燃料は、予混合器において空気と予め混合しておき、燃料濃度が希薄な状態にして燃やす予混合燃焼と呼ばれる方式の燃焼をする。
この高温高圧の燃焼ガスは、ガスタービン本体45に送給されてガスタービン軸を回転させ、同軸に結合されている発電機46より発電機出力を得る。ガスタービン本体45から排出された排ガスは、煙突から排出されるか、あるいは、コンバインドサイクルの場合は、廃熱回収ボイラの熱源として利用された後、煙突に抜けていく。
ガスタービン制御装置11は、軸端歯車12に近接して取り付けられた速度検出器13から得たガスタービン速度N、空気圧縮機2の入口空気案内翼1の角度PIGV、空気圧縮機2の吐出空気流路に設けられた吐出空気圧力検出器14から得る吐出空気圧力PCD、ガスタービン排ガス温度検出器15から得る排ガス温度TX、発電機出力検出器16から得る発電機出力MW、空気圧縮機2の空気取入れ口に設けた入口空気温度検出器17から得る大気温度T、および入口空気圧力検出器18から得る大気圧力P等の各信号を入力している。
これらの各信号に基づいて、ガスタービン制御装置11は、拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRD、第1系統予混合燃焼用燃料流量制御信号FSRP1および第2系統予混合燃焼用燃料流量制御信号FSRP2を生成し、それぞれ拡散燃焼用燃料流量制御弁5、第1系統予混合燃焼用燃料流量制御弁6および第2系統予混合燃焼用燃料流量制御弁7に与えて燃料流量を調節する。
図18にガスタービン制御装置11のブロック図を示す。ガスタービン制御装置11は主な構成要素として、燃焼ガス温度演算器30と、関数発生器31,32,33と、ガバナ制御器20と、起動制御器21と、排ガス温度制御器22と、負荷制限制御器23と、低値選択器24を備えている。
着火操作時および着火以降におけるガスタービン昇速の間、燃料流量制御信号を与えるのが起動制御器21である。起動時燃料流量制御信号FSRSは、起動制御器21により与えられ、着火操作時以降のガスタービン昇速の間、低値選択器24において燃料流量制御指令FSRとして低値選択されている。
燃料流量制御指令FSRは乗算器40にて、拡散燃料配分比率関数発生器31が与える拡散燃料配分比率DRと乗算され、拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRDとなる。この拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRDが拡散燃焼用燃料流量制御弁5への開度指令となり、この拡散燃焼用燃料流量制御弁5を通過した燃料は拡散燃焼用燃料ノズル8より燃焼器4内に噴射され拡散燃焼が行われる。
上述の拡散燃料配分比率DRは次のようにして得られる。すなわち、燃焼器4の器内燃焼ガスの燃焼ガス温度TFは図18に示すように、排ガス温度TX、大気圧力P、空気圧縮機吐出空気圧力PCD、空気圧縮機入口空気案内翼角度PIGV、大気温度T等から燃焼ガス温度演算器30により演算される。そして、この燃焼ガス温度TFに基づいて、拡散燃料配分比率関数発生器31により、図19(a)に示すように拡散燃料配分比率DRが得られる。
同様に、図19(b),(c)に示すように、燃焼ガス温度TFに基づいて予混合燃料配分比率の中の第1系統予混合燃料配分比率PR1が得られる。第1系統予混合燃料配分比率PR1は、ガスタービンの燃焼状態により、パイロット予混合燃焼時の第1系統予混合燃料配分比率関数発生器32と予混合燃焼時の第1系統予混合燃料配分比率関数発生器33により得られ、パイロット予混合燃焼時にONするスイッチ34と予混合燃焼時にONするスイッチ35により、燃焼状態に見合った第1系統予混合燃料配分比率PR1が得られる。
図19(a)に示すように燃焼ガス温度TFが低い域では拡散燃料配分比率DRの値は1としてあるので、ガスタービン昇速中から並列、低負荷までは燃料流量制御指令FSRと拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRDの値は等しい。
また、図18に示すように設定器36には「1」が設定してあり、設定された値「1」から減算器37にて拡散燃料配分比率DRを減算して予混合燃料配分比率PRが得られる。この時の拡散燃料配分比率DRの値は1のため、予混合燃料配分比率PRの値は「0」であり、第1系統予混合燃焼用燃料流量制御信号FSRP1を求めるための乗算器38、41の結果は「0」となり、第1予混合燃焼用燃料流量制御弁6は全閉の状態にある。同様に、第2系統予混合燃焼用燃料流量制御信号FSRP2を求めるための減算器39と乗算器42の結果も「0」となり、第2予混合燃焼用燃料流量制御弁7も全閉の状態にある。
拡散燃料配分比率DRと第1予混合燃料配分比率PR1および燃料流量制御指令FSRとの各燃料弁への燃料流量制御信号の関係は下記のようになる。
拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRD=DR*FSR
第1系統予混合燃焼用燃料流量制御信号
FSRP1=(1−DR)*PR1*FSR
第2系統予混合燃焼用燃料流量制御信号
FSRP2=(1−DR)−(1−DR)*PR1*FSR
このように、拡散燃料配分比率DRは、燃料流量制御指令FSRを拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRDに配分するための配分比率を与える数値である。また、第1系統予混合燃料配分比率PR1は、燃料流量制御指令FSRを第1系統予混合燃焼用燃料流量制御信号FSRP1と第2系統予混合燃焼用燃料流量制御信号FSRP2とに配分するための配分比率を与える数値である。
燃焼器4には、拡散燃焼用燃料流量制御弁5と第1系統および第2系統予混合燃焼用燃料流量制御弁6、7を介して、この配分比率で燃料が送給される。従って、拡散燃料配分比率DRが1の間は、燃料流量制御指令FSRが表す燃料の総量が、拡散燃焼用燃料流量制御信号FSRDにより、拡散燃焼用燃料流量制御弁5を通過して燃焼器4に供給され、第1系統および第2系統予混合燃焼用燃料流量制御弁6、7を通して供給される燃料はない。
図18に示した速度負荷設定器20aには、ガスタービン昇速中はガスタービン定格速度制御のための初期値が設定されている。ガスタービン速度Nが上昇するに従い、減算器20bで得られる速度負荷設定NRとガスタービン速度Nの制御偏差が小さくなっていく。この制御偏差NEが比例演算器20cを通って得られる信号は、バイアス設定器20dの与える所定バイアス信号と加算器20eで加算されて、速度負荷制御信号FSRNとなる。
この速度負荷制御信号FSRNは、ガスタービン定格速度近くで起動時燃料流量制御信号FSRSより小さくなるので、ガスタービンを過温度から保護する排ガス温度制御器22の出力指令FSRTと、系統周波数の変動に影響なく負荷を制御する負荷制限制御器23の出力指令FSRLが入る低値選択器24により選択される燃料流量制御指令FSRは、起動時燃料流量制御信号FSRSから速度負荷制御信号FSRNに切替る。こうしてガスタービン速度Nは速度負荷制御信号FSRNにより定格速度に制御される。定格速度になると発電機46は電力系統に併入され、以降ガスタービン速度Nは系統周波数に同期するようになる。
次に、負荷(発電機出力)指令MWDが外部の装置の増加操作により増加していくと、減算器25の与える負荷指令MWDと負荷(発電機出力)MWの偏差MWEが正の極性となり、上下限制限器26を介して速度負荷設定器20aに、この正の偏差信号が与えられる。速度負荷設定器20aは積分器として動作するので、この正の入力信号に応じて速度負荷設定NRが上昇する。
ガスタービン速度Nは系統周波数に等しいので、速度負荷設定NRの上昇に従い、速度負荷制御信号FSRNおよび燃料流量制御指令FSRが増加し、燃焼器4に供給される燃料流量が増加する。燃料流量が増加すると、ガスタービン排ガス温度TXが上昇する。排ガス温度TXが上昇すると、入口案内翼制御信号IGVDは入口案内翼角度PIGVを更に開いていく方向に制御して、空気流量を増加させる。このようにして、燃料流量、空気流量が増加すると、空気圧縮機吐出空気圧力PCD、燃焼器器内圧力、燃焼ガス温度TF、発電機出力MWが増加する。
負荷指令MWDの増加に応じて発電機出力MW、燃焼ガス温度TFが増加しパイロット予混合燃焼への切替温度に達すると、図19(a)に示したように、拡散燃料配分比率DRの値を1から低下していくようにしている。すなわち低負荷から中間負荷域に移るに従い、拡散燃焼用燃料流量の比率が低下していき、予混合燃焼用燃料流量の比率を増加させていくようにしている。図19(b)はパイロット予混合燃焼時の第1系統予混合燃料配分比率PR1Pを示し、図19(c)は予混合燃焼時の第1系統予混合燃料配分比率PR1Mを示す。
ガスタービンは発電機出力MWと燃焼ガス温度TFの上昇に伴い、燃焼振動を回避しながら3系統の燃料ライン(拡散燃焼用、第1系統予混合燃焼用、第2系統予混合燃焼用)に流れる燃料を適切に配分している。燃焼ガス温度TFにより燃料配分比率が算出され、3つの燃焼状態(拡散燃焼、パイロット予混合燃焼、予混合燃焼)を切替ながら定格負荷に到達する。ガスタービンの通常運用負荷帯では、低NOX燃焼を実現する予混合燃焼で運転している。
燃焼器4として窒素酸化物(NOX)排出の低減に有利なことで最近多用されている乾式低NOX型燃焼器は、拡散燃焼の燃焼状態は安定であるが火炎温度が高いのでNOXが発生しやすいのに対し、予混合燃焼は火炎温度をより低く保てるのでNOXの発生を抑制できるが燃料濃度が希薄なので燃えにくいという特性がある。
そのため、低負荷域から高負荷域にわたって、それぞれの燃焼方式の特長を生かせるように、燃焼器4に供給する燃料をガスタービンの燃焼ガス温度を基準として求めた燃焼モードにより拡散燃焼用と予混合燃焼用に配分し、燃焼状態の安定性を確保しながらNOX排出量が少なくなるように燃料配分比のスケジュールが決められている。すなわち、燃焼器4に供給される燃料流量の変化により燃焼ガス温度が変化し、燃焼ガス温度が変化すると燃焼ガス温度に基づいて決められる燃料配分比率が変化する。
しかしながら、このような従来のガスタービンでは、NOX低減を極限まで進めようとすると、高負荷の通常運転域では必然的に予混合燃焼を行う必要がある。
予混合燃焼器を用いたガスタービンは、燃焼ガス温度に基づいて、各燃料弁の燃料流量配分比率を設定しているが、この燃料弁の燃料流量配分比率はガスタービンの性能(NOX低減)と安定運転を行う上で重要な要素となっており、試運転時には必ず燃焼調整を実施して最適な燃料配分比率となるように調整を行っている。
ところが、ガスタービンのNOX低減を極限まで進めようとすると、ガスタービンが安定燃焼できる燃料流量配分比率の範囲が狭まる傾向にあり、燃料流量配分比率が安定燃焼可能な範囲から少しでも外れるとガスタービンを運転する上で許容値以上の燃焼振動が発生してしまう。
ガスタービンの燃焼調整は負荷制限運転により燃料流量を一定として、ガスタービン燃焼ガス温度が安定した運転状態(静的状態)において実施しているが、通常のガスタービン運用であるガバナフリー運転では、系統周波数の変動により、燃焼器4へ供給される燃料流量が増減し、燃焼ガス温度TFは常に変動(動的状態)している。
このため、急激な周波数変動が生じた場合、すなわちガスタービン速度Nが変動した場合、速度負荷設定器20aによる設定値NRとガスタービン速度Nとの偏差量NEに変化が生じ、速度負荷制御信号FSRNが増減し燃焼器4へ供給される燃料は増減する。
この場合、系統周波数上昇時は、速度負荷制御信号FSRNは減方向に働き、燃焼器4の燃料を減少させて負荷を減少させる。また、系統周波数低下時は、速度負荷制御信号FSRNは増方向に働き、燃焼器4の燃料を増加させて負荷を増加させる。
このように、急激な系統周波数の変動の発生、またはAFC運転時のような高速な負荷変化指令に伴う、燃焼器4への燃料供給の急激な増減が発生した場合、演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度に差が生じてしまう(下記特許文献1参照)。
これは、燃焼ガス温度TFは、前述したように排ガス温度TX、大気圧力P、空気圧縮機吐出空気圧力PCD、空気圧縮機の入口空気案内翼角度PIGV、大気温度T等から燃焼ガス温度演算器30により演算されるが、排ガス温度TXに検出遅れがあるためである。
この状態での燃料配分比率でガスタービンを運転すると、燃焼振動が発生して安定した運転ができず、最悪の場合、燃焼器本体に損傷が発生する可能性がある。
予混合燃焼器の安定燃焼の観点からすると系統周波数の変動に影響されずに一定負荷運転ができる負荷制限運転が望ましいが、電力系統の運用面を考慮し、ガスタービンプラントにおいてはガバナフリー運転が一般的である。しかし、ガバナフリー運転では、高負荷運転中に周波数変動が発生すると、前述のような問題が発生する(下記特許文献2参照)。
特開2004−108315号公報 特開2003−148170号公報
本発明は、ガスタービンの負荷が急激に変動した時にも拡散燃焼用燃料と予混合燃焼用燃料の燃料配分比を最適に保ち燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態を維持することのできるガスタービンの制御装置および制御方法を提供することを目的とする。
本発明のガスタービンの制御装置は、請求項1に記載のように、燃焼ガス温度を算出する演算器と、前記算出された燃焼ガス温度を補正してより真値に近い燃焼ガス温度を出力する燃焼ガス温度補正部とを備え、前記補正された燃焼ガス温度に基づいて燃焼器へ供給する拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行う構成とする。
本発明のガスタービンの制御方法は、請求項10に記載のように、燃焼ガス温度に基づいて拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行うガスタービンの制御方法において、燃焼器へ供給する燃料の流量制御指令の変化率を検出し、前記検出された変化率により、または前記検出された変化率とガスタービンによって駆動される発電機の出力により前記燃焼ガス温度を補正する方法とする。
また本発明のガスタービンの制御方法は、請求項11に記載のように、燃焼ガス温度に基づいて拡散燃料と予混合燃料の流量配分比制御を行うガスタービンの制御方法において、ガスタービン速度の変化率またはガスタービン目標負荷指令の変化率を検出し、前記検出された変化率により前記燃焼ガス温度を補正する方法とする。
本発明によれば、ガスタービンの負荷が急激に変動した時にも拡散燃焼用燃料と予混合燃焼用燃料の燃料配分比を最適に保ち燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態を維持することのできるガスタービンの制御装置および制御方法を提供することができる。
以下、本発明の第1ないし第8の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本実施の形態におけるガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。前記図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態におけるガスタービン制御装置は、変化率検出器51と補正信号発生器52からなる燃焼ガス温度補正部50を備えている。燃料流量制御指令FSRの変動量を変化率検出器51で検出し、検出された変化率を補正信号発生器52に入力して、補正信号発生器52にて、演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度との誤差を補正するための燃焼ガス温度補正信号STFAを算出し、燃焼ガス温度TFを真の燃焼ガス温度になるよう補正する。
すなわち、本実施の形態のガスタービン制御装置では、燃料流量制御指令FSRの変化率を算出し、この変化率により燃焼ガス温度TFを補正する構成としている。
図2は、本実施の形態における燃焼ガス温度TFおよび燃料流量制御指令FSRの経時変化を例示する図である。ガスタービン運転中の燃焼ガス温度は燃料流量指令FSRが一定であれば演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度は一致している。ところが、ガスタービン負荷指令MWDが増加すると、燃料流量制御指令FSRが増加する。燃料流量制御指令FSRの増加に伴い空気圧縮機吐出空気圧力PCD、排ガス温度TX、空気圧縮機入口空気案内翼角度PIGVが増加して、これらの値により演算されている燃焼ガス温度も増加するが、燃焼ガス温度TFは、その演算のパラメータである排ガス温度TXの検出遅れ分だけ真の燃焼ガス温度に達するのが遅れる。この遅れ分ΔTFを燃焼ガス温度補正信号STFAにより燃焼ガス温度TFに加算して、補正された燃焼ガス温度TFXを得る。
図3に示すような補正信号を算出する関数で求められた、燃料流量制御指令FSRの変化率に相当する燃焼ガス温度補正信号STFAにより真の燃焼ガス温度を算出することができる。
従って本実施の形態によれば、燃料流量制御指令FSRの変動に影響されずに真の燃焼ガス温度を算出することができ、拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第2の実施の形態)
図4は本発明の第2の実施の形態のガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置においては、変化率検出器51と補正信号発生器52と空気圧縮機入口空気案内翼角度PIGVを入力とする関数発生器53とを備えた燃焼ガス温度補正部50を備えている。補正信号発生器52によって得られた補正信号STFAに対して、乗算器54において関数発生器53の出力信号STFBによる補正を施して燃焼ガス温度補正信号STFを求める。
図5(a)は、燃料流量制御指令FSRと空気圧縮機入口空気案内翼角度PIGVと燃焼ガス温度TFの変化の関係を示した図である。燃料流量制御指令FSRが一定の変化率で増加した場合、空気圧縮機入口案内翼角度PIGVが一定であれば、燃焼ガス温度TFも一定の上昇率で上昇するが、空気圧縮機入口案内翼角度PIGVが開き始めると燃焼器内に流入する空気流量が増加するため、燃焼ガス温度TFの上昇率は小さくなる。つまり、燃焼ガス温度TFの変化率は全領域で燃料流量制御指令FSRの変化率に比例しているわけではなく、空気圧縮機入口案内翼角度PIGVとも相関関係がある。
そのため、空気圧縮機入口案内翼角度PIGVを関数発生器53に入力し、図5(b)に示すような関数により得られる補正信号STFBを燃料流量指令変化率で得た補正信号STFAに乗算することで燃焼ガス温度補正信号STFを得る。この燃焼ガス温度補正信号STFを燃焼ガス温度TFに加算して、補正された燃焼ガス温度TFXを得る。
従って、本実施の形態によれば、ガスタービンの無負荷から定格運転までの全領域において、燃料流量制御指令FSRの変動に影響されずに真の燃焼ガス温度を算出することができ、拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第3の実施の形態)
図6は本発明の第3の実施の形態のガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置においては、燃焼ガス温度補正部50が変化率検出器51と補正信号発生器52と発電機出力MWを入力とする関数発生器55を備えている。補正信号発生器52によって得られた補正信号STFAに対して、乗算器54において関数発生器55の出力信号STFCによる補正を行い、燃焼ガス温度補正信号STFを求める。
図5(a)に示したように、燃料流量制御指令FSRが一定の変化率で増加した場合、ある発電機出力MWまでは、燃焼ガス温度TFも一定の上昇率で上昇するが、一定の発電機出力に達すると燃焼ガス温度TFの上昇率は小さくなる。つまり、燃焼ガス温度TFの変化率は全領域で燃料流量制御指令FSRの変化率に比例しているわけではなく、発電機出力MWとも相関関係がある。
そのため、発電機出力MWを関数発生器55に入力し、図7に示すような関数により得られる補正信号STFCを燃料流量制御指令変化率で得た補正信号STFAに乗算することによって燃焼ガス補正信号STFを得る。この燃焼ガス温度補正信号STFを燃焼ガス温度TFに加算して、補正された燃焼ガス温度TFXを得る。
従って、本実施の形態によれば、ガスタービンの無負荷から定格運転までの全領域において、燃料流量制御指令FSRの変動に影響されずに真の燃焼ガス温度を算出することができ、拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第4の実施の形態)
図8は本発明の第4の実施の形態のガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置においては、ガスタービン速度Nの変動量を変化率検出器51で検出し、検出された変化率を補正信号発生器52に入力して、補正信号発生器52にて、演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度との誤差を補正するための燃焼ガス温度補正信号STFAを算出し、燃焼ガス温度TFを真の燃焼ガス温度になるよう補正するようにした構成である。すなわち、本実施の形態のガスタービン制御装置では、系統周波数の変動によるガスタービン速度Nの変化率を算出し、この変化率により燃焼ガス温度TFを補正する構成としている。
図9は、本実施の形態におけるガスタービン速度N、速度負荷制御信号FSRN(=燃料流量制御指令FSR)および燃焼ガス温度TFの関係を説明する図である。ガスタービン一定負荷運転中の燃焼ガス温度TFは、ガスタービン速度Nが一定であれば演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度は一致している。ところが、ガスタービン速度Nが増加すると、ガバナ制御器20はガスタービン速度を規定値に保つために速度負荷制御信号FSRNを減少させる。このとき後段の低値選択器24は速度負荷制御信号FSRNが選択されるので燃料流量制御指令FSRが減少する。
燃料流量制御指令FSRの減少に伴い空気圧縮機吐出空気圧力PCD、排ガス温度TX、空気圧縮機入口空気案内翼角度PIGVが減少して、これらの値により演算されている燃焼ガス温度TFも減少する。しかし、燃焼ガス温度TFは、その演算のパラメータである排ガス温度TXの検出遅れ分だけ真の燃焼ガス温度に達するのが遅れる。この遅れ分ΔTFを燃焼ガス温度補正信号STFAにより燃焼ガス温度TFから減算することによって補正された燃焼ガス温度TFXを得る。
このようにして、補正信号発生器52で求められたガスタービン速度Nの変化率に相当する燃焼ガス温度補正信号STFAにより真の燃焼ガス温度を算出することができる。
従って、本実施の形態によれば、系統周波数の変動に伴うガスタービン速度Nの変化に影響されずに真の燃焼ガス温度を算出することができ、拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第5の実施の形態)
図10は本発明の第5の実施の形態のガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置においては、ガスタービン負荷指令MWDの変動量を変化率検出器51で検出し、検出された変化率を補正信号発生器52に入力して、補正信号発生器52にて、演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度との誤差を補正するための燃焼ガス温度補正信号STFAを算出し、燃焼ガス温度TFを真の燃焼ガス温度になるよう補正するようにした構成である。
すなわち、本実施の形態のガスタービン制御装置では、ガスタービン目標負荷の変化による負荷指令MWDの変化率を算出し、この変化率により燃焼ガス温度TFを補正する構成としている。
図11は、本実施の形態におけるガスタービン負荷指令MWD、速度負荷制御信号FSRN(=燃料流量制御指令FSR)および燃焼ガス温度TFの関係を説明する図である。ガスタービン運転中の燃焼ガス温度は、負荷指令MWDと発電機出力MWが一致していれば演算された燃焼ガス温度TFと真の燃焼ガス温度は一致している。ところが、負荷指令MWDが増加すると、ガバナ制御器20は発電機出力MWが負荷指令MWDに一致するまで速度負荷制御信号FSRNを増加させる。このとき後段の低値選択器24は速度負荷制御信号FSRNが選択されるので燃料流量制御指令FSRが増加する。
燃料流量制御指令FSRの増加に伴い空気圧縮機吐出空気圧力PCD、排ガス温度TX、空気圧縮機入口空気案内翼角度PIGVが増加してこれらの値により演算されている燃焼ガス温度TFも増加する。しかし、燃焼ガス温度TFは、その演算のパラメータである排ガス温度TXの検出遅れ分だけ真の燃焼ガス温度に達するのが遅れる。この遅れ分ΔTFを燃焼ガス温度補正信号STFAにより燃焼ガス温度TFに加算する。
このようにして、補正信号発生器52で求められたガスタービン負荷指令MWDの変化率に相当する燃焼ガス温度補正信号STFAにより真の燃焼ガス温度を算出することができる。
従って、本実施の形態によれば、AFC運転時のような負荷指令MWDの高速な変化に影響されずに真の燃焼ガス温度を算出することができ、拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第6の実施の形態)
図12は本発明の第6の実施の形態のガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置は、変化率制限器56を備え、第1から第5の実施の形態で説明した補正信号発生器52によって得られる補正信号STFAに対して、変化率制限器56を介した補正信号STFにより燃焼ガス温度TFの補正を行うようにした構成である。
図13は変化率制限器56の作用を説明する図であり、図13(a)は燃料流量制御指令FSRと燃焼ガス温度TFの経時変化を示し図2と同じである。図13(b)は変化率制限器56が無い場合の補正された燃焼ガス温度TFXの経時変化を示す図である。図13(c)は変化率制限器56を入れた場合の補正された燃焼ガス温度TFXの経時変化を示す図である。
変化率制限器56がないと、図13(b)に示すように、燃料流量制御指令FSRの変化開始と終了の過程で燃焼ガス温度補正信号SFTAがステップ変化してしまう。これにより、補正された燃焼ガス温度TFXと各燃料弁の燃料流量配分比率がステップ変化して燃焼振動が発生し不安定燃焼となる可能性がある。
変化率制限器56を設けると、図13(c)に示すように、燃料流量制御指令FSRの変化開始と終了の過程で燃焼ガス温度補正信号STFは変化率制限器56により一定レートで増加、減少する。そのため補正された燃焼ガス温度TFXと各燃料弁の燃料流量配分比率のステップ変化が無くなる。
従って、本実施の形態によれば、燃料流量制御指令FSRの変動に影響されずに真の燃焼ガス温度を算出することができ、また、補正信号加算解除後の燃焼ガス温度TFへの移行が安定して行え、拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第7の実施の形態)
図14は本発明の第7の実施の形態のガスタービン制御装置の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置においては補正信号STFAを活殺する補正信号オンオフスイッチ57を備え、第1から第6の実施の形態で説明した補正信号発生器52によって得られる補正信号STFAを補正信号オンオフスイッチ57を介して変化率制限器56に入れ、変化率制限器56によって始端と終端の変化が抑制された補正信号STFで燃焼ガス温度TFの補正を行うようにした構成である。
本実施の形態のガスタービン制御装置では、負荷遮断が発生した直後の燃料流量制御指令FSRのステップ減に伴う不要な補正信号が加算されることなく燃焼ガス温度を求めることができる。これは、負荷遮断発生直後は燃焼ガス温度に関係なく各燃料弁の燃料配分比率はスケジュール制御されているためである。また、補正回路を常時活かしていると、燃焼ガス温度演算を実施していないガスタービン昇速中において、不要な燃焼ガス温度補正信号が加算されてしまう。
これらを防止するために系統併入前の昇速制御中は補正信号オンオフスイッチ57をOFFとし、補正回路を除外した状態の燃焼ガス温度を使用する。昇速完了後、燃焼ガス温度計算回路が活きるのと同時に補正信号オンオフスイッチ57をONとし、補正回路を活かした状態の燃焼ガス温度を用いる。また、負荷遮断発生直後の燃焼状態負荷遮断モード時は補正信号オンオフスイッチ57をOFFとし、負荷遮断モードが除外されたところで補正信号オンオフスイッチをONし、補正回路を活かした燃焼ガス温度を用いる。
本実施の形態によれば、ガスタービン燃焼ガス温度の補正が必要な運転状態の時だけ補正回路を活かすことで、より安定した燃焼状態での運転が可能となる。
(第8の実施の形態)
図15は本発明の第8の実施の形態のガスタービン制御装置の要部の構成を示すブロック図である。図18と同一部分または相当部分には同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる部分についてのみ説明する。
本実施の形態のガスタービン制御装置においては、第1から第7の実施の形態で説明した補正信号発生器52と変化率制限器56により算出した補正信号STFを拡散燃料配分比率関数発生器31の出力信号に加算器64で加算し、補正された拡散燃料配分比率DRを得る。また、補正信号発生器60と変化率制限器62により算出した補正信号STF1Pをパイロット予混合燃焼時第1系統予混合燃料配分比率関数発生器32の出力信号に加算器65で加算し、補正されたパイロット予混合燃焼時第1系統予混合燃料流量配分比率PR1Pを得る。また、補正信号発生器61と変化率制限器63により算出した補正信号STF1Mを予混合燃焼時第1系統予混合燃料配分比率関数発生器33の出力信号に加算器66で加算し、補正された予混合燃焼時第1系統予混合燃料流量配分比率PR1Mを得るようにした構成である。
すなわち、本実施の形態のガスタービン制御装置では、系統周波数の変動によるガスタービン速度Nの変化率あるいは負荷指令MWDの変化に伴う燃料流量制御指令FSRの変化率を算出し、これらの変化率により各燃料弁の燃料配分比率を補正する構成としている。
図16は、本実施の形態における燃料配分比率の補正動作を説明する図である。図16に示すように、燃料流量制御指令FSRが変化した時の燃焼ガス温度X1と真の燃焼ガス温度X2との誤差ΔTFが発生し、燃焼ガス温度X1に相当する予混合燃焼時第1系統予混合燃料配分比率Y1と真の燃焼ガス温度X2に相当する最適な予混合燃焼時第1系統予混合燃料配分比率Y2にΔPR1Mの誤差が発生する。この誤差を予混合燃焼時第1系統予混合燃料配分比率補正信号STF1Mにより補正を行うことで最適な予混合燃焼時第1系統予混合燃料配分比率Y2を得ることができる。
従って、本実施の形態のガスタービン制御装置では、燃料流量制御指令FSRの変化率から算出した燃料配分比率補正信号を燃料弁毎に個別に加算でき、部分負荷から定格負荷までの全てのガスタービン燃焼状態において拡散燃焼と予混合燃焼の最適な燃料配分比率が保てるので、燃焼振動の発生がなく安定した燃焼状態での運転が可能となる。
本発明の第1の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 燃料流量制御指令および燃焼ガス温度の経時変化を示し、本発明の第1の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。 燃焼ガス温度とその補正信号の関係を示し、本発明の第1の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。 本発明の第2の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第2の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明し、(a)は発電機出力と燃焼ガス温度、空気圧縮機入口空気案内翼角度および燃料流量制御指令の関係を示す曲線図、(b)は空気圧縮機入口空気案内翼角度と燃料流量補正信号の関係を示す曲線図。 本発明の第3の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 発電機出力と燃料流量補正信号の関係を示し、本発明の第3の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。 本発明の第4の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 ガスタービン速度と速度負荷制御信号および燃焼ガス温度の経時変化を示し、本発明の第4の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。 本発明の第5の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 ガスタービン負荷指令と速度負荷制御信号および燃焼ガス温度の経時変化を示し、本発明の第5の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。 本発明の第6の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第6の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明し、(a)は燃料流量制御指令に対する燃焼ガス温度の経時変化の現象を示す曲線図、(b)は変化率制限器無しの場合を示す曲線図、(c)は変化率制限器有りの場合を示す曲線図。 本発明の第7の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第8の実施の形態のガスタービンの制御装置の要部の構成および信号の流れを示すブロック図。 本発明の第8の実施の形態のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。 従来のガスタービンの構成を示す図。 従来のガスタービンの制御装置の構成および信号の流れを示すブロック図。 従来のガスタービンの制御装置の動作を説明する曲線図。
符号の説明
1…空気圧縮機入口案内翼、2…空気圧縮機、3…空気流路、4…燃焼器、5…拡散燃焼用燃料流量制御弁、6…第1系統予混合燃焼用燃料流量制御弁、7…第2系統予混合燃焼用燃料流量制御弁、8…拡散燃焼用燃料ノズル、9…第1系統予混合燃焼用燃料ノズル、10…第2系統予混合燃焼用燃料ノズル、11…ガスタービン制御装置、13…速度検出器、14…吐出空気圧力検出器、15…排ガス温度検出器、16…発電機出力検出器、17…入口空気温度検出器、18…入口空気圧力検出器、20…ガバナ制御器、21…起動制御器、22…排ガス温度制御器、23…負荷制限制御器、24…低値選択器、26…上下限制限器、30…燃焼ガス温度演算器、31…拡散燃料配分比率関数発生器、32…パイロット予混合燃焼時の第1系統予混合燃料配分比率関数発生器、33…予混合燃焼時の第1系統予混合燃料配分比率関数発生器、34,35…スイッチ、36…設定器、45…ガスタービン本体、46…発電機、50…燃焼ガス温度補正部、51…変化率検出器、52,60,61…補正信号発生器、53,55…関数発生器、56,62,63…変化率制限器、57…補正信号オンオフスイッチ、58…信号発生器。

Claims (11)

  1. 燃焼ガス温度を算出する演算器と、前記算出された燃焼ガス温度を補正してより真値に近い燃焼ガス温度を出力する燃焼ガス温度補正部とを備え、前記補正された燃焼ガス温度に基づいて燃焼器へ供給する拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行うことを特徴とするガスタービンの制御装置。
  2. 前記燃焼ガス温度補正部は、燃焼器へ供給する燃料流量制御指令の変化率を検出する検出手段と、前記検出された変化率により燃焼ガス温度補正信号を出力する出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  3. 前記燃焼ガス温度補正部は、燃焼器へ供給する燃料流量制御指令の変化率を検出する検出手段と、前記検出された変化率と空気圧縮機入口案内翼角度により燃焼ガス温度補正信号を出力する出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  4. 前記燃焼ガス温度補正部は、燃焼器へ供給する燃料流量制御指令の変化率を検出する検出手段と、前記検出された変化率とガスタービンによって駆動される発電機の出力により燃焼ガス温度補正信号を出力する出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  5. 前記燃焼ガス温度補正部は、ガスタービン速度の変化率を検出する検出手段と、前記検出された変化率により燃焼ガス温度補正信号を出力する出力手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  6. 前記燃焼ガス温度補正部は、ガスタービン目標負荷指令の変化率を検出する検出手段と、前記検出された変化率により燃焼ガス温度補正信号を出力する手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  7. 前記燃焼ガス温度補正部は、前記燃焼ガス温度補正信号の変化率を制限する変化率制限器を備えていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載のガスタービンの制御装置。
  8. 前記燃焼ガス温度補正部は、前記燃焼ガス温度補正信号を活殺する手段を備えていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載のガスタービンの制御装置。
  9. 前記燃焼ガス温度補正部は、前記検出された変化率により拡散燃料配分比または予混合燃料配分比の少なくとも一方を補正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項2ないし6のいずれかに記載のガスタービンの制御装置。
  10. 燃焼ガス温度に基づいて拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行うガスタービンの制御方法において、燃焼器へ供給する燃料の流量制御指令の変化率を検出し、前記検出された変化率により、または前記検出された変化率と空気圧縮機入口案内翼角度により、または前記検出された変化率とガスタービンによって駆動される発電機の出力により前記燃焼ガス温度を補正することを特徴とするガスタービンの制御方法。
  11. 燃焼ガス温度に基づいて拡散燃料と予混合燃料の燃料配分比制御を行うガスタービンの制御方法において、ガスタービン速度の変化率またはガスタービン目標負荷指令の変化率を検出し、前記検出された変化率により前記燃焼ガス温度を補正することを特徴とするガスタービンの制御方法。
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