JP2006032995A - 通信支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
有線ネットワーク上のノードと無線ネットワーク上のノード間の通信において、いかなるトランスポート層のプロトコルを用いた通信も、高速かつ高品質に実行する。
【解決手段】
有線ネットワークと無線ネットワークの境界にバッファリング制御装置を配置する。本装置は外部記憶装置を保有する。さらに、有線ネットワーク上のノードから送信されたデータを、ヘッダ部とデータ部に分割し、データ部のみ記憶装置に格納、ヘッダ部は無線ネットワーク上のノードに送信する。ヘッダ部受信の後、無線ネットワーク上のノードはデータ部をバッファリング制御装置が保有する外部記憶装置から読み出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、有線ネットワーク上に存在するノードと無線ネットワーク上に存在するノード間の通信速度や通信品質を改善する通信支援装置に関する。
有線ネットワーク上に存在するノードと無線ネットワーク上に存在するノード間の通信速度や通信品質を改善する通信方法として、非特許文献1に記載されている方法が知られている。
当該文献に記載の方法では、上記2ノード間におけるTCP(Transmission Control Protocol)通信の通信品質及び通信速度の改善を目的としている。この目的達成のため、有線ネットワークと無線ネットワークの境界に位置するベースステーション上に、TCP処理部、及びMHP(Mobile Host Protocol)と呼ばれるセッション層の処理部を搭載する。さらに、無線ネットワーク上に存在するノードにもTCP処理部の他にMHP処理部を搭載する。
MHP処理部は、無線ネットワーク上に存在するノードと有線ネットワーク上に存在するノード間の通信を実現するため、無線ネットワーク上に存在するノードとベースステーション間、及びベースステーションと有線ネットワーク上に存在するノード間、の2組のTCPコネクションを確立する。
ベースステーションは、この2つのTCPコネクションの片方から受信したデータを他方のコネクションに転送する。この際、ベースステーションは、IPアドレスやポート番号の変換等を適切に行い、有線ネットワーク上に存在するノードが、MHP処理部の存在を意識せずに、通常のTCP処理部のみを利用して無線ネットワーク上のノードと通信することを可能にしている。
この方法では、2つのTCPコネクションは、異なるセグメントサイズや輻輳制御を用いてデータ転送が可能である。そのため、たとえ無線ネットワークで定義されているMTU(Maximum Transfer Unit)サイズが小さくとも、無線ネットワーク上のノードとベースステーションとの間以外(すなわちベースステーションと有線ネットワーク上のノードとの間)では、大きなセグメントサイズを用いた高速通信が可能になる。
同様に、無線ネットワークの品質が悪く通信エラーが多発しても、無線ネットワーク上のノードとベースステーションとの間以外では、この通信エラーの影響を受けずに、高品質な通信が可能になる。
本方法で、無線ネットワーク上のノードから有線ネットワーク上のノードに対してMHPプロトコルのコネクションを確立し、データを送受信する際には、以下の手順で動作を行う。
まず、無線ネットワーク上のノードが、MHP処理部に対し、有線ネットワーク上のノードに対するコネクション確立要求を発行する。無線ネットワーク上のノードのMHP処理部は、この確立要求を受け付けると、ベースステーションとの間にTCPコネクションを確立する。このコネクション確立後、ベースステーションのMHP処理部は、有線ネットワーク上のノードとの間にTCPコネクションを確立する。この際、コネクション確立元のIPアドレスは、ベースステーションのIPアドレスではなく、無線ネットワーク上のノードのIPアドレスを指定する。同様にポート番号も、無線ネットワーク上のノードとベースステーションとの間で確立されているTCPコネクションで無線ネットワーク上のノードが使用しているポート番号を指定する。そのため、有線ネットワーク上のノードのTCP処理部は、無線ネットワーク上のノードから直接コネクション確立要求が到達した際と同様の動作を行う。
無線ネットワーク上のノードから有線ネットワーク上のノードにデータを転送する際には、まず、無線ネットワーク上のノードのMHP処理部が、無線ネットワーク上のノードとベースステーションとの間で確立されているTCPコネクションにデータを送信する。ベースステーションのMHP処理部は、このデータを受信すると、そのデータをリアセンブルし、大きなセグメントサイズのデータに再構成する。そして、ベースステーションと有線ネットワーク上のノードとの間のTCPコネクションに、再構成された上記データを転送する。このデータに付与されるIPアドレスやポート番号も、無線ネットワーク上のノードが使用しているIPアドレスやポート番号と同一である。そのため、有線ネットワーク上のノードのTCP処理部は、無線ネットワーク上のノードから直接データが到達した際と同様の動作を行う。
Raj Yavatkar and Namrata Bhagawat, "Improving End-to-End Performance of TCP over Mobile Internetworks", Proceedings of the Workshop on Mobile Computing Systems and Applications, pp.146-152, 1995.
上記通信方法は、無線ネットワーク上に存在しているノードと有線ネットワーク上に存在しているノードとの間におけるTCP通信の高速化や品質改善に効果がある。しかし、TCPの上位にセッション層のプロトコルを新規に定義しているため、無線ネットワーク上のノードにて動作するアプリケーションは、TCPではなくセッション層のプロトコルに対して、コネクション確立要求や、データ送受信要求を発行する必要がある。
そのため、TCPに対してコネクション確立要求や、データ送受信要求を発行する既存のアプリケーションを利用できなくなる。その結果、上記通信方法を導入する際には、無線ネットワーク上のノードにて動作していた既存アプリケーションと同等機能を保持するアプリケーションを新規開発するコストが不可避となる。
さらに、上記通信方法は、TCP通信の高速化や品質改善を目的としており、それ以外のトランスポート層プロトコル(例えばストリーミングサービス等でよく利用されるUDPなど)を用いた通信の高速化や品質改善は実現できない。
そのため、それ以外のトランスポート層プロトコルの通信の高速化や品質改善を実現するためには、MHPプロトコルスタックが搭載されたベースステーションの他に、ストリーミングサーバ向けプロキシサーバ等も導入する必要があり、あらゆるサービスにおける通信の高速化や品質改善を実現のためには多大な設備コストがかかる、という課題もある。
本発明では、上記に示した課題を解決する通信支援装置、具体的には以下の2点を同時に実現する通信支援装置を提供する。
1)無線ネットワーク上のノードにおいて、アプリケーションとTCP間に定義されているアプリケーションインタフェースを改変せずに、通信の高速化や品質改善が実現できる。
2)IP(Internet Protocol)上で動作するいかなるトランスポート層プロトコルを用いた通信の高速化や品質改善も実現できる。
本発明は、有線ネットワークと無線ネットワークとの境界に配置するバッファリング制御装置を提供する。
本バッファリング制御装置は、有線ネットワーク上のノードから無線ネットワーク上のノード宛に送信されるIPパケットを、ヘッダ部とデータ部に分割する機能を持つ。さらに、本バッファリング制御装置は外部記憶装置を保持または接続し、データ部のみ外部記憶装置に格納する機能を持つ。さらに、データ部を格納した外部記憶装置のアドレス情報とヘッダ部を無線ネットワーク上のノードに送信する機能を持つ。さらに、無線ネットワーク上のノードから、外部記憶装置に格納したデータ部の読み込み要求を受け付け、当該データ部を無線ネットワーク上のノードに送信する機能を持つ。
本バッファリング制御装置を用いて通信を行うと、データ部が有線ネットワーク上のノードからバッファリング制御装置まで到達し、かつヘッダ部(及び外部記憶装置のアドレス情報)が有線ネットワーク上のノードから無線ネットワーク上のノードに到達すれば、有線ネットワーク上のノードから無線ネットワーク上のノードに対するIPパケット通信は成功したことになる。
これは、無線ネットワーク上のノードがバッファリング制御装置の外部記憶装置からのデータ部読み込みに成功するまで、外部記憶装置にデータ部を格納(バッファリング)するためである。そのため、ヘッダ部とデータ部ともに有線ネットワーク上のノードから無線ネットワーク上のノードにエラーなく送信されない限り成功したことにならない従来のIPパケット通信と比して通信品質の向上が期待できる。
また、無線ネットワーク上のMTUサイズが小さくとも、有線ネットワーク上のノードとバッファリング制御装置間は大きなMTUサイズを用いてIPパケットを送信して良い。これは、バッファリング制御装置が有線ネットワーク上のノードからデータ部を受信する際と、無線ネットワーク上のノードに受信したデータ部を送信する際とでは、同一のMTUサイズを用いる必要がないためである。すなわち、バッファリング制御装置は、大きなMTUサイズでデータ部を外部記憶装置に受信し、かつ、小さなMTUサイズにフラグメント化してデータ部を無線ネットワーク上のノードに送信できる。この結果、従来のIP通信と比して通信速度の改善も期待できる。
さらに、上記送信手順はトランスポート層プロトコルに依存していない。本送信手順は、いかなるトランスポート層のプロトコルを用いた通信に対しても、通信高速化や通信品質改善を行える。また、トランスポート層プロトコルとアプリケーションとの間のインタフェースも変える必要はないため、携帯端末上で動作するアプリケーションの改変も必要ない。
本発明により、無線ネットワーク上のノードにおいてアプリケーションとTCP処理部間に定義されているアプリケーションインタフェースを改変せずに、通信の高速化や品質改善が実現できる。
また、本発明により、IP上で動作するいかなるトランスポート層プロトコルを用いた通信の高速化や品質改善も実現できる。
本発明の実施形態を、以下図1から図13を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態が提供する通信支援装置であるバッファリング制御装置(103)を用いて、配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)(有線ネットワーク(105)上に存在)から携帯端末(101)(無線ネットワーク(104)上に存在)に対して、IPパケットを送信する手順の概要を示している。
まず、配信サーバ(またはプロキシサーバ)上のIP処理部(107)が、IPパケット(ヘッダ部とデータ部からなる)を携帯端末(101)宛に送信する。送信されたIPパケットは、携帯端末(101)に到達する前に、バッファリング制御装置(103)上のIP処理部(107)にて中継される。この際、中継すべきIPパケットをバッファリング制御装置(103)上の変換処理部(108)に受け渡す。そして、変換処理部(108)は、IPパケットのデータ部を外部記憶装置(109)に格納する。さらに、データ部を外部記憶装置(109)のアドレス情報に変換した変換IPパケットを生成し、この変換IPパケットをバッファリング制御装置(103)上のIP処理部(107)に再び受け渡す。IP処理部(107)が、携帯端末(101)上のIP処理部(107)に対してこの変換IPパケットを送信する。
携帯端末上のIP処理部(107)は、上記変換IPパケットの到達により、自ノード宛のIPパケット到達を知る。そして、バッファリング制御装置(103)の外部記憶装置(109)にバッファリングされているデータ部を取得すべく、外部記憶装置読み込み要求をバッファリング制御装置(103)に対して発行する。この際、先の変換データ受信時に受け取った外部記憶装置(109)のアドレス情報も併せて指定する。バッファリング制御装置(103)は、携帯端末(101)のIP処理部(107)に対して、指定されたデータ部の送信を実行する。
上記送信手順では、データ部が配信サーバ(またはプロキシサーバ)からバッファリング制御装置まで到達し、かつヘッダ部(変換データ)が配信サーバ(またはプロキシサーバ)から携帯端末に到達すれば、配信サーバ(またはプロキシサーバ)は、携帯端末に対するIPパケット通信は成功と見なす。従来のIP通信では、ヘッダ部とデータ部ともに無線ネットワーク上をエラーなく送信されない限り、配信サーバ(またはプロキシサーバ)から携帯端末に対するIPパケット通信は成功しない。これに対し、上記手順では、携帯端末がバッファリング制御装置の外部記憶装置からのデータ部読み込みに成功するまで、バッファリング制御装置は外部記憶装置にデータ部を格納(バッファリング)するため、データ部の確実な送信が可能になるためである。そのため、従来のIP通信と比して通信品質の向上が期待できる。
また、無線ネットワークのMTUサイズが小さくとも、配信サーバ(またはプロキシサーバ)とバッファリング制御装置間は大きなMTUサイズを用いてIPパケットを送信して良い。これは、バッファリング制御装置が配信サーバ(またはプロキシサーバ)からデータ部を受信する際と、携帯端末にデータ部を送信する際とでは、同一のMTUサイズを用いる必要がないためである。すなわち、バッファリング制御装置は、大きなMTUサイズのデータ部を受信して外部記憶装置に格納し、かつ、小さなMTUサイズにフラグメント化してデータ部を携帯端末に送信できる。この結果、従来のIP通信と比して通信速度の改善も期待できる。
さらに、上記送信手順はトランスポート層プロトコルに依存していない。本送信手順は、いかなるトランスポート層のプロトコルを用いた通信に対しても、通信高速化や通信品質改善を行える。また、トランスポート層プロトコルとアプリケーションとの間のインタフェースも変える必要はないため、携帯端末上で動作するアプリケーションの改変も必要ない。
図2は、本実施形態が提供する通信支援装置であるバッファリング制御装置(103)を用いて、携帯端末(101)(無線ネットワーク(104)上に存在)から配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)(有線ネットワーク(105)上に存在)に対して、IPを用いてIPパケットを送信する手順の概要を示している。
各携帯端末(101)にはバッファリング制御装置(103)の一部領域を予め割り当てておく。携帯端末(101)はそれぞれに割り当てられた外部記憶装置(109)の領域には、当該アドレスを指定して任意のデータを書き込むことができる。携帯端末(101)上のIP処理部(107)は、IPパケット送信に先立ち、予め送信したいIPパケットを構成するデータ部をバッファリング制御装置(103)の外部記憶装置(109)に書き込む。具体的には、外部記憶装置(109)のアドレス情報と書き込むべきデータを指定して、書き込み要求をバッファリング制御装置(103)に対して発行する。
次に、携帯端末(101)上のIP処理部(107)は、上記IPパケットを構成するヘッダ部と上記書き込み要求時に指定した外部記憶装置のアドレス情報からなるパケット(図1と同様、変換IPパケットという)をバッファリング制御装置(103)に対して送信する。バッファリング制御装置(103)上のIP処理部(107)は、上記変換IPパケットを受信すると、当該データを変換処理部(108)に受け渡す。変換処理部は、変換IPパケットのアドレス情報を外部記憶装置(109)に格納されているデータ本体に置き換え、携帯端末(101)の上記送信したいIPパケットを構成する(IPパケットを復元する、という)。そして、復元したIPパケット(復元IPパケットという)をIP処理部(107)に再び受け渡す。IP処理部(107)が配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)のIP処理部(107)に対して、復元IPパケットを送信する。
上記送信手順も、図1と同様に、通信品質の改善と通信高速化が期待できる。データ部がバッファリング制御装置から配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)まで到達し、かつ変換IPパケットのヘッダ部が携帯端末(101)から配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)に到達すれば、携帯端末(101)から配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)に対するIPパケット通信は成功した、と見なす。さらに、バッファリング制御装置と配信サーバ(またはプロキシサーバ)間は、有線ネットワークで定義されている大きなMTUサイズを用いてIPパケット送信を実行できる。
さらに、上記送信手順もトランスポートプロトコルに非依存である。そのため、いかなるトランスポート層のプロトコル通信に対しても、高速化や通信品質改善を行える。また、携帯端末上で動作するアプリケーションの改変も必要ない。
図3は、バッファリング制御装置(103)のハードウェア構成を示す図である。本バッファリング制御装置(103)では、CPU(301)とメモリ(303)がメモリコントローラ(302)を介して接続されている。
IP処理部(107)を実現するIPプロトコルスタック、変換処理部(108)を実現する変換モジュールなどのプログラムはメモリ(303)に格納されている。CPU(301)はメモリ(303)からこれらのプログラムを読み出しながら実行を行い、以下で説明する各処理部を具現化する。また、外部記憶装置(109)とは外部記憶装置コントローラ(304)を介して接続されている。CPU(301)と外部記憶装置コントローラ(304)は、各プログラムを実行することにより、メモリ(303)上に存在するデータを外部記憶装置(109)に転送すること、及び外部記憶装置(109)に存在するデータをメモリ(303)に転送することができる。
なお、外部記憶装置(109)は、バッファリング制御装置(103)の一部品として構成しても良いし、通信線で接続された外部装置として構成しても良い。
また、バッファリング制御装置(103)は、外部ネットワーク(306)とも、ネットワークコントローラ(305)を介して接続されている。ネットワークコントローラ(305)を制御するプログラムにより、メモリ(303)上に存在するデータ(IPパケット)を外部ネットワーク(306)に転送すること、及び外部ネットワーク(306)経由で受信したデータ(IPパケット)をメモリ(303)に転送することができる。
上記プログラムは、あらかじめ、上記外部記憶装置(109)に格納されていても良いし、当該バッファリング制御装置(103)が利用可能な、着脱可能な記憶媒体、または通信媒体(有線、無線、光などのネットワーク、または当該ネットワーク上の搬送波やデジタル信号)を介して、上記外部記憶装置(109)に導入されてもよい。
図4は、バッファリング制御装置(103)で使用する管理データ群を示す図である。管理データ群はメモリ(303)上に格納されている。管理データ群は、送信バッファリスト(401)、受信バッファリスト(402)、変換規則テーブル(403)からなる。
送信バッファリスト(401)は、携帯端末(101)ごとに確保されている外部記憶装置(109)内の送信バッファリング領域の、アドレス情報のリストである。送信バッファリスト(401)は、携帯端末(101)のIPアドレスごとに、使用中(有効なデータ部が格納されている)バッファ領域と、空き(有効なデータ部が格納されていない)バッファ領域のリストを保持する。各リストのエントリは、外部記憶装置のアドレス情報、確保されているバッファサイズ、有効なデータ長からなる。空きバッファ領域のリストのエントリでは、データ長フィールドは無視される。バッファサイズは、有線ネットワークのMTUサイズに応じ、固定長サイズが割り当てられる。
受信バッファリスト(402)は、携帯端末(101)ごとにとして確保されている外部記憶装置(109)内の受信バッファリング領域の、アドレス情報のリストである。受信バッファリスト(402)も、携帯端末(101)のIPアドレスごとに、使用中(有効なデータ部が格納されている)バッファと、空き(有効なデータ部が格納されていない)バッファのリストを保持する。各リストのエントリは、外部記憶装置のアドレス情報、確保されているバッファサイズ、有効なデータ長からなる。空きバッファのリストのエントリでは、データ長フィールドは無視される。
変換規則テーブル(403)は、バッファリング制御装置(103)が配信サーバ(またはプロキシサーバ)(102)からIPパケットを受信した際に、図1で示した変換処理部(108)が変換を実行すべきか否か、変換する場合にはどのような変換を実行すべきかを記述するテーブルである。本テーブルは、受信IPアドレス、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号、ヘッダサイズからなる。
変換処理部(108)は、受信したIPパケットに格納されている受信IPアドレス、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号が、本テーブルに格納されているいずれかのエントリと一致した場合に変換処理を実行する。そして、当該エントリのヘッダサイズで指定される情報をヘッダ部と解釈する。残りの部分をデータ部と解釈し、外部記憶領域装置(109)へのバッファリング対象となる。受信したIPパケットがいかなるエントリとも一致しなかった場合は、変換処理部(108)はいかなる変換も行わない。すなわち、バッファリング制御装置(103)は従来のIPルータと同様に、IPパケットの転送処理のみを行う。
図5から図7及び図14から図15は、バッファリング制御装置(103)が送受するIPパケット、変換IPパケット、各種要求、応答のフォーマットを示す図である。 図5に示す、バッファリング制御装置が送受するIPパケット(501)は、Mac(Media Access Control)ヘッダ、IPヘッダ、データの各フィールドからなる。Macヘッダ、IPヘッダフィールドはその上位のプロトコル種別を示すプロトコル番号フィールドを含んでいる。
図5に示す、バッファリング制御装置が送受する変換IPパケット(502)は、Macヘッダ、IPヘッダ、上位層ヘッダ、変換データの各フィールドからなる。変換前の(または復元した)IPパケット(501)のIPヘッダフィールドに格納されていたプロトコル番号フィールドの値が、本来の上位層のプロトコル番号から、変換IPパケットであることを示すプロトコル番号に変更されている。
本来のプロトコル番号は、変換IPパケット(502)の上位層ヘッダフィールドの先頭に格納されている。また、変換IPパケット(502)の上位層ヘッダフィールドには、変換前の(または復元した)IPパケット(501)のデータフィールドの先頭に格納されていた上位層ヘッダの情報、及び上位層ヘッダ長の情報も格納されている。変換時にどれだけの長さの上位層ヘッダを本フィールドに格納するかは、変換規則テーブル(403)のヘッダサイズフィールドの値により決定される。また、変換データフィールドには、変換前IPパケット(または復元IPパケット)(501)のデータ部(データフィールドから上位層ヘッダ部分を除いた部分)が外部記憶装置(109)のどのアドレスに格納されているかを示す情報が格納されている。
図6に示す、送信バッファ確保/解放要求(601)は、外部記憶装置(109)内に携帯端末が送信バッファの確保/解放を要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。
本要求は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドは、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドには、要求種別(送信バッファ確保/解放の要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレスが格納されている)、アドレス情報(送信バッファとして確保すべき外部記憶装置(109)のアドレス情報が格納されている)からなる。
本要求を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定されたIPアドレスを保持する携帯端末向けに、指定されたアドレス情報に従い、外部記憶装置(109)内に送信バッファを確保(または解放)する。
図6に示す、受信バッファ確保/解放要求(602)は、外部記憶装置(109)内に携帯端末が受信バッファの確保/解放を要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。
本要求は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドは、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドには、要求種別(受信バッファ確保/解放の要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレスが格納されている)、アドレス情報(受信バッファとして確保すべき外部記憶装置(109)のアドレス情報が格納されている)からなる。
本要求を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定されたIPアドレスを保持する携帯端末向けに、指定されたアドレス情報に従い、外部記憶装置(109)内に受信バッファを確保(または解放)する。
図6に示す、変換規則登録/削除要求(603)は、バッファリング制御装置(103)が保持する変換規則テーブル(403)のエントリ登録/削除を携帯端末が要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。
本要求は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドは、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドには、要求種別(変換規則登録/削除の要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレス)、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号、ヘッダサイズからなる。
本要求を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定されたIPアドレス、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号、ヘッダサイズに従った変換規則テーブル(403)のエントリの新規作成、もしくは指定されたIPアドレス、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号、ヘッダサイズに合致したエントリの削除を行う。
図7に示す、外部記憶装置書き込み要求(701)は、外部記憶装置(109)へのデータ書き込みを要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。
本要求は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドは、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドには、要求種別(外部記憶装置への書き込み要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレス)、アドレス情報(書き込み先となる外部記憶装置(109)のアドレス)、データ長(書き込むべきデータの長さ)、データ(書き込むべきデータの内容)の各フィールドからなる。
本要求を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定されたデータを指定された外部記憶装置(109)のアドレスに書き込む。
図7に示す、外部記憶装置読み込み要求(702)は、外部記憶装置(109)からのデータ読み込みを要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。
本要求は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドは、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドには、要求種別(外部記憶装置からの読み込み要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレス)、アドレス情報(読み込み先となる外部記憶装置(109)のアドレス)の各フィールドからなる。
本要求を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定された外部記憶装置(109)のアドレスからデータを読み込み、携帯端末に応答として送信する。
図14に示す、外部記憶装置分割書き込み要求(1401)は、携帯端末(101)が、外部記憶装置(109)へのデータ書き込みを要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。携帯端末(101)は、外部記憶装置書き込み要求(701)の場合と異なり、書き込むべきデータを複数の部分データに分割してバッファリング制御装置(103)に送信する。本要求(1401)により、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)間は小さなMTUサイズを用いてデータ通信を行っても、バッファリング制御装置(103)と配信サーバ(102)との間は大きなMTUサイズを用いて通信を行うことができ、通信速度を改善できる。
本要求(1401)は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドには、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドは、要求種別(外部記憶装置への分割書き込み要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレス)、アドレス情報(全データの書き込み先となる外部記憶装置(109)のアドレス)、全データ長(書き込むべき全データの長さ)、部分データオフセット(当該要求に含まれている部分データが全データ中におけるオフセット位置)、部分データ長(当該要求に含まれている部分データの長さ)、部分データ(書き込むべき部分データの内容)の各フィールドからなる。
本要求(1401)を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定された部分データを集めて全データを再構成し、指定された外部記憶装置(109)のアドレスに書き込む。
図8に示す、外部記憶装置分割読み込み要求(1501)は、携帯端末(101)が、外部記憶装置(109)からのデータ読み込みを要求する際に、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)との間で送受される。外部記憶装置読み込み要求(702)の場合と異なり、本要求(1501)により、バッファリング制御装置(103)が配信サーバ(102)から読み込んだデータは、本要求(1501)で指定されるサイズを持つ複数の部分データに分割された後、バッファリング制御装置(103)から携帯端末(101)に送信される。本要求(1501)により、携帯端末(101)とバッファリング制御装置(103)間は小さなMTUサイズを用いてデータ通信を行っても、バッファリング制御装置(103)と配信サーバ(102)との間は大きなMTUサイズを用いて通信を行うことができ、通信速度を改善できる。
本要求(1501)は、Macヘッダ、要求内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドには、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)に対する要求であることを示すプロトコル番号が格納されている。要求内容フィールドは、要求種別(外部記憶装置からの分割読み込み要求であることを示す値が格納されている)、要求番号(発行する要求ごとに一意の番号が割り当てられている)、IPアドレス(携帯端末(101)のIPアドレス)、アドレス情報(読み込み先となる外部記憶装置(109)のアドレス)、部分データ長(応答に格納すべき部分データの最大長)の各フィールドからなる。
本要求(1501)を受理したバッファリング制御装置(103)は、指定された外部記憶装置(109)のアドレスからデータを読み込み、指定されたサイズを持つ部分データに分割後、当該部分データ群を携帯端末(101)に応答として送信する。
図15に示す、応答(703)は、上記各種要求に対する応答をバッファリング制御装置(703)が送信する際に使用される。応答(703)は、Macヘッダ、応答内容の各フィールドからなる。Macヘッダフィールドは、上位プロトコルがバッファリング制御装置(103)からの応答であることを示すプロトコル番号が格納されている。
応答内容には、要求種別(対応する要求に格納されていた値が格納される)、要求番号(対応する要求に格納されていた値が格納される)、実行結果が含まれる。外部記憶装置読み込み要求(702)に対する応答の場合には、さらに、読み込まれたデータの内容及びデータ長も含まれる。また、外部記憶装置部分読み込み要求(1501)に対する応答の場合には、図示するように読み込まれたデータの部分データの内容、全データ長、部分データオフセット、部分データ長の各情報が含まれる。
図8は、バッファリング制御装置(103)の処理部の詳細構成図である。図8に示される各処理部は、メモリ(303)に格納されているプログラムが、CPU(301)にて適宜読み出されて実行されることにより具現化される。
バッファリング制御装置(103)の処理部は、ネットワーク送受信部(801)、IP処理部(107)、変換処理部(108)、要求処理部(803)、外部記憶装置読み書き部(802)からなる。
バッファリング制御装置(103)に到達したIPパケット(501)、変換IPパケット(502)、各種要求は、まずネットワーク送受信部(801)が受信する。そして、IPパケット、変換IPパケットを受信した場合にはIP処理部(107)を経由して変換処理部(108)に受信通知を送信する。また、各種要求を受信した場合には要求処理部(803)に受信通知を送信する。
変換処理部(108)は、管理データ群(401〜403)を参照しながら、受信したIPパケットの変換、もしくは変換IPパケットからの復元を行う。この際、必要に応じて外部記憶装置読み書き部(802)に対して、外部記憶装置(109)に対する読み/書き要求を発行する。そして、変換IPパケット、または復元IPパケットの送信要求を、IP処理部(107)を経由してネットワーク送受信部(801)に発行する。
要求処理部は、各種要求の受信通知を受けると、管理データ群(401〜403)の更新や、外部記憶装置(109)に対する読み/書き要求を発行する。そして、要求処理結果を応答として返信すべく、ネットワーク送受信部(801)に応答を通知する。
以下、図9から図13を用いて、図8に示した各処理部の動作フローを説明する。
図9は、ネットワーク送受信部(801)の動作フローを示す図である。ネットワーク送受信部(801)は、IPパケット、変換IPパケット、各種要求の受信、及びIP処理部(107)(または要求処理部(803))からの送信要求(または応答)の受理を契機に動作を開始する。
IPパケット、変換IPパケット、各種要求の受信は、ネットワークコントローラ(305)からの受信通知を受理することにより検知する(ステップ901)。この受信通知を受理すると、ネットワークコントローラ(305)を制御するプログラムを動作させ、ネットワークコントローラ(305)が受信したデータ(IPパケット、変換IPパケットまたは各種要求)をメモリ(303)上に転送する(ステップ902)。そして、IPパケット、変換IPパケットまたは各種要求のMacヘッダフィールドに含まれるプロトコル番号を検査する(ステップ903)。プロトコル番号がIPを示す値であればIP処理部(107)に受信通知を送信する(ステップ904)。一方プロトコル番号が要求を示す値であれば、要求処理部(803)に受信通知を送信する(ステップ905)。
また、IP処理部(107)(または要求処理部(803))からの送信要求(または応答)を受理した際(ステップ906)には、受信したデータ(IPパケット、変換IPパケットまたは応答)にMacヘッダを付与する(ステップ907)。この際、Macヘッダのプロトコル番号には、IPパケットや変換IPパケットの場合にはIPを示す値を、応答の場合には応答を示す値を格納する。そして、ステップ907にて生成したデータを、メモリ(303)から外部ネットワーク(306)に転送すべく、ネットワークコントローラ(305)を制御するプログラムを動作させる(ステップ908)。
図10は、IP処理部(107)の動作フローを示す図である。
IP処理部(107)は、ネットワーク送受信部(801)からの受信通知の受理、及び変換処理部(108)からの送信要求の受理を契機に動作を開始する。
ネットワーク送受信部(801)から受信通知を受理した際(ステップ1001)には、まず、受信したIPパケットまたは変換IPパケットが自ノード宛か否かを検査する(ステップ1002)。自ノード宛であれば通常のIP受信処理を行う、すなわちIPヘッダフィールドのプロトコル番号で指定されるトランスポート層プロトコルに受信通知を送信する(ステップ1003)。自ノード宛でなければ、変換処理部(108)に受信通知を送信する(ステップ1004)。
変換処理部(108)から送信要求を受理した際(ステップ1005)には、通常のIPルーティング処理、すなわち自身が保持しているIPルーティングテーブルに基づき、当該IPパケットまたは変換IPパケットを送出すべきネットワークコントローラ(305)を決定する(ステップ1006)。そして、ネットワーク送受信部(801)に対して送信要求を発行する(ステップ1007)。
図11は、変換処理部(108)の動作フローを示す図である。
変換処理部(108)は、IP処理部(107)からの受信通知の受理(ステップ1101)を契機に動作を開始する。当該受信通知を受理すると、まず受信したIPパケット(501)または変換IPパケット(502)が携帯端末(101)から送信されているか否かを検査する(ステップ1102)。本検査は、IPパケット(501)または変換IPパケット(502)のIPヘッダフィールドの送信元IPアドレスを検査することにより行う。携帯端末(101)から送信されている場合にはステップ1103に、それ以外の場合にはステップ1106にジャンプする。
ステップ1102にて携帯端末(101)から送信されていると判定された場合には、当該パケットが変換対象のパケットか否かの検査を行う(ステップ1103)。本検査は、受信したIPパケット(501)または変換IPパケット(502)のIPヘッダフィールドを検査し、当該フィールドに格納されているプロトコル番号が変換IPを示す値が格納されているか否かにより判定する。変換対象パケットである場合にはステップ1104に、それ以外の場合にはステップ1110にジャンプする。
ステップ1103にて変換対象パケットと判定された場合には、外部記憶装置読み書き部(802)に対して読み込み要求を発行する(ステップ1104)。この際、読み込み先のアドレスは、変換IPパケット(502)の変換データフィールドに格納されている外部記憶装置アドレス情報に従い決定する。さらに、読み込んだデータをもとに復元IPパケットを構成し(ステップ1105)、ステップ1110にジャンプする。
ステップ1102にて、携帯端末(101)が送信ノードでないと判定された場合には、携帯端末(101)が受信ノードであるか否かの判定を行う(ステップ1106)。本検査は、IPパケット(501)または変換IPパケット(502)のIPヘッダフィールドの送信先IPアドレスを検査することにより行う。携帯端末(101)が受信ノードである場合にはステップ1107に、それ以外の場合にはステップ1110にジャンプする。
ステップ1106にて、携帯端末(101)が受信ノードであると判定された場合には、受信したIPパケット(501)または変換IPパケット(502)が変換対象パケットであるか否かの検査を行う(ステップ1107)。本検査は、受信したIPパケット(501)または変換IPパケット(502)のIPヘッダフィールド、及びデータフィールドを検査し、当該パケットに含まれている送信先IPアドレス、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号のすべてが、変換規則テーブル(403)に格納されているエントリのいずれかに一致するか否かを検査することにより行う。変換対象パケットであればステップ1108に、そうでなければステップ1110にジャンプする。
ステップ1108にて変換対象パケットと判定された場合には、外部記憶装置読み書き部(802)に対して書き込み要求を発行する(ステップ1108)。この際、書き込み先のアドレスは、受信バッファリスト(402)の空きバッファのリストの先頭エントリに格納されているアドレス情報に従い決定する。
書き込みサイズは、ステップ1108で一致した変換規則テーブル(403)のエントリのヘッダ長に従い決定する。さらにステップ1109にて、受信バッファリスト(402)を更新する。具体的には、前ステップで使用したエントリを空きバッファのリストからデキューし、使用中バッファのリストにエンキューする。さらに、受信したIPパケット(501)の変換を行う。この時、変換データフィールドに格納する外部記憶装置アドレス情報には、前ステップで使用したエントリのアドレス情報を格納する。
最後にステップ1110にて、IP処理部(107)に、変換または復元または受信したままのIPパケットの送信要求を発行して処理を完了する。
図12及び図16は、要求処理部(803)の動作フローを示す図である。
要求処理部(803)はネットワーク送受信部(801)からの受信通知の受理(ステップ1201)を契機に動作を開始する。当該要求を受け付けると、要求処理部(803)は、要求種別の判別を行う(ステップ1202)。本判別は、受信した各種要求(601、602、603、701、702、1401、1501)の要求内容フィールドに含まれる要求種別を読み込むことにより行う。
ステップ1202で判別された要求種別が送信バッファ確保/解放要求や受信バッファ確保/解放要求であった場合、送信バッファリスト(401)または受信バッファリスト(402)の更新を行う(ステップ1203)。
送信バッファ確保要求(601)の場合、要求内容フィールドに含まれるIPアドレスに対応した送信バッファリスト(401)の空きバッファリストに新規エントリを追加する。この新規エントリのアドレス情報には、送信バッファ確保要求(601)の要求内容フィールドに含まれるアドレス情報を設定する。バッファサイズは有線ネットワークのMTUサイズに応じた固定長サイズを設定し、データ長は設定しない。
送信バッファ解放要求(601)の場合、要求内容フィールドに含まれるIPアドレスに対応した送信バッファリスト(401)から対応するエントリを取り除く。ここで言う「エントリが対応する」とは、エントリに含まれるアドレス情報が、送信バッファ解放要求(601)の要求内容フィールドに含まれるアドレス情報と一致することを言う。受信バッファ確保/解放要求の場合も、上記と同様の動作を行う。
ステップ1202で判別された要求種別が変換規則登録要求であった場合、変換規則テーブルの更新を行う(ステップ1204)。具体的には、変換規則登録要求(603)の要求内容フィールドに含まれるIPアドレス、プロトコル番号、送信ポート番号、受信ポート番号、ヘッダ長の全てを保持する新規エントリを追加登録する。
ステップ102で判別された要求種別が外部記憶装置読み込み要求(702)であった場合、外部記憶装置読み書き部(802)に読み込み要求を発行し、データを取得する(ステップ1205)。外部記憶装置読み書き部(802)には、外部記憶装置読み込み要求(702)の要求内容フィールドに含まれるアドレス情報も併せて通知する。
ステップ102で判別された要求種別が外部記憶装置書き込み要求(701)であった場合、外部記憶装置読み書き部(802)に書き込み要求を発行し、結果を取得する(ステップ1206)。この際、外部記憶装置書き込み要求(701)の要求内容フィールドに含まれるアドレス情報、データ長、データも併せて通知する。さらに送信バッファリスト(401)を更新する(ステップ1207)。具体的には、外部記憶装置書き込み要求(701)の要求内容フィールドに含まれるIPアドレス、アドレス情報と合致した送信バッファリストのエントリを空きバッファリストからデキューし、使用中バッファリストにエンキューする。
ステップ102で判別された要求種別が外部記憶装置分割読み込み要求(1501)であった場合、外部記憶装置読み書き部(802)に読み込み要求を発行し、データを取得する(ステップ1601)。外部記憶装置読み書き部(802)には、外部記憶装置分割読み込み要求(1501)の要求内容フィールドに含まれるアドレス情報も併せて通知する。さらに取得したデータを、要求内容に含まれる部分データ長ごとに分割する(ステップ1602)。
ステップ102で判別された要求種別が外部記憶装置分割書き込み要求(1401)であった場合、まず、部分データが全部揃うまで、当該要求の受信を繰り返す。そして分割データから全データを再構成する(ステップ1603)。外部記憶装置読み書き部(802)に書き込み要求を発行し、結果を取得する(ステップ1604)。この際、外部記憶装置分割書き込み要求(1401)の要求内容フィールドに含まれるアドレス情報、全データ長、及びステップ1603で再構成した全データも併せて通知する。さらに送信バッファリスト(401)を更新する(ステップ1605)。具体的には、外部記憶装置書き込み要求(701)の要求内容フィールドに含まれるIPアドレス、アドレス情報と合致した送信バッファリストのエントリを空きバッファリストからデキューし、使用中バッファリストにエンキューする。
ステップ1203、1204、1205、1207、1602、1605の処理後、ステップ1208にて、ネットワーク送信部(801)に応答(703)を送信する。応答の応答内容フィールドに含まれる要求種別、要求番号には、各種要求(601、602、603、701、702)の要求内容フィールドに含まれる要求種別、要求番号をコピーする。実行結果には、ステップ1203、1204、1205、1206の実行結果を格納する。ステップ1205の実行後には、本ステップ1208で、全データ長、部分データフィールドには、ステップ1205で取得したデータ及びデータ長を格納する。ステップ1602実行後には、本ステップ1208で、全データ長にはステップ1601で取得したデータの総データ長を、部分データオフセット、部分データ長、部分データには、ステップ1602で生成した部分データの内容、オフセット、長さを格納する。
図13は、外部記憶装置読み書き部(802)の動作フローを示す図である。
外部記憶装置読み書き部(802)は、変換処理部(108)または要求処理部(803)から読み込み要求または書き込み要求を受理した際に動作を開始する。
読み込み要求を受理(ステップ1301)した場合、外部記憶コントローラ(304)を制御して、読み込み要求で指定された外部記憶装置(109)のアドレスからメモリ(303)にデータを転送する(ステップ1302)。さらに、ステップ1302で転送したデータを変換処理部(108)または要求処理部(803)に通知する(ステップ1303)。
書き込み要求を受理(ステップ1304)した場合、外部記憶コントローラ(304)を制御して、書き込み要求で指定された外部記憶装置(109)のアドレスに、書き込み要求で指定されたデータを格納しているメモリ(303)上の装置からデータを転送する(ステップ1305)。さらに、ステップ1305の実行結果を変換処理部(108)または要求処理部(803)に通知する(ステップ1306)。
本実施形態が提供するバッファリング制御装置を用いて、配信サーバ(またはプロキシサーバ)から携帯端末に対して、IPパケットを送信する手順を示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置を用いて、携帯端末から配信サーバ(またはプロキシサーバ)に対して、IPパケットを送信する手順を示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置で使用する管理データ群を示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置が送受するデータフォーマットを示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置が送受するデータフォーマットを示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置が送受するデータフォーマットを示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置のソフトウェア処理部構成を示す図である。 ネットワーク送受信部の動作フローを示す図である。 IP処理部の動作フローを示す図である。 変換処理部の動作フローを示す図である。 要求処理部の動作フローを示す図である。 外部記憶装置読み書き部の動作フローを示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置が送受するデータフォーマットを示す図である。 本実施形態が提供するバッファリング制御装置が送受するデータフォーマットを示す図である。 要求処理部の動作フローを示す図である。
符号の説明
101:携帯端末、102:配信サーバ(またはプロキシサーバ)、103:バッファリング制御装置
107:IP処理部、108:変換処理部、109:外部記憶装置、403:変換規則テーブル、501:IPパケット、502:変換IPパケット。

Claims (10)

  1. 第1と第2のネットワーク間にてパケット中継を行う通信支援装置であって、
    前記第1のネットワークに接続された情報処理装置が、前記第2のネットワークに接続された情報端末装置を宛先として送信するパケットを受信し、ヘッダ部とデータ部に分割する手段と、
    該データ部を記憶装置に格納する手段と、
    前記記憶装置に書き込まれた前記データ部を指定する情報と該ヘッダ部とからなる変換パケットを前記情報端末装置に送信する手段と、
    前記情報端末装置から、前記指定する情報を含む、前記記憶装置に書き込まれた該データ部の読み出し要求を受け付ける手段と、
    該読み出し要求に応じて、該データ部を前記記憶装置から読み出し、前記情報端末装置に送信する手段と、を有する
    ことを特徴とする通信支援装置。
  2. 請求項1記載の通信支援装置において、
    前記情報端末装置から、前記情報処理装置へ送信するデータ部を含む、前記記憶装置への書き込み要求を受け付ける手段と、
    該書き込み要求に応じて、該データ部を前記記憶装置に書き込む手段と、
    前記情報端末装置から、前記記憶装置に書き込まれた前記データ部を指定する情報と、前記データ部に対応するヘッダ部とからなる変換パケットを受信する手段と、
    前記指定されたデータ部を前記記憶装置から読み出す手段と、
    読み出した該データ部と該ヘッダ部から復元パケットを構成し、前記情報処理装置に送信する手段と、を有する
    ことを特徴とする通信支援装置。
  3. 請求項1に記載の通信支援装置において、
    前記指定する情報は、前記データ部の、前記記憶装置への書き込みアドレス情報である
    ことを特徴とする通信支援装置。
  4. 請求項2に記載の通信支援装置において、
    前記指定する情報は、前記データ部の、前記記憶装置への書き込みアドレス情報であり、
    前記受け付ける手段は、前記書き込みアドレス情報を含んだ前記書き込み要求を前記情報端末装置から受信し、
    前記書き込む手段は、前記書き込みアドレス情報に従って、前記データ部を前記記憶装置へ書き込む
    ことを特徴とする通信支援装置。
  5. 請求項1記載の通信支援装置において、
    前記情報端末装置から、前記指定する情報と転送データ長を含む、前記記憶装置に書き込まれた該データ部の分割読み出し要求を受け付ける手段と、
    該分割読み出し要求に応じて、該データ部を前記記憶装置から読み出し、該転送データ長に従い分割後、前記情報端末装置に送信する手段と、を有する
    ことを特徴とする通信支援装置。
  6. 請求2記載の通信支援装置において、
    前記情報端末装置から、前記情報処理装置へ送信するデータ部を複数に分割した部分データ群を、前記記憶装置への分割書き込み要求として受信する手段と、
    該部分データ群から、前記情報処理装置へ送信する前記データ部を再構成した後、該分割書き込み要求に従い、再構成された該データ部を前記記憶装置に書き込む手段、を有する
    ことを特徴とする通信支援装置。
  7. 請求項1に記載の通信支援装置において、
    前記情報端末装置から、プロトコル番号と、送信ポート番号と、受信ポート番号と、を含むパケット変換要求を受け付ける手段と、
    前記情報端末装置宛のパケットのうち、該プロトコル番号と、該送信ポート番号と、該受信ポート番号と、を保持するパケットを抽出し、前記分割手段に送信する手段と、
    抽出されなかった、前記受信したパケットをそのまま前記第2の情報端末装置に送信する手段と、を有する
    ことを特徴とする通信支援装置。
  8. 第1のネットワークに接続された情報処理装置が送信したパケットに含まれるデータ部を受信する、第2のネットワークに接続された情報端末装置であって、
    第1と第2のネットワーク間にてパケット中継を行う通信支援装置が前記パケットを分割して生成したヘッダ部と、前記通信支援装置が前記パケットを分割して生成し、前記記憶装置に格納した前記データ部を指定する情報と、からなる変換パケットを受信する手段と、
    前記指定する情報を含む、前記記憶装置に書き込まれた該データ部の読み出し要求を前記通信支援装置へ送信する手段と、
    該読み出し要求に応じて、前記通信支援装置から送信された該データ部を受信する手段と、を有する
    ことを特徴とする情報端末装置。
  9. 請求項8記載の情報端末装置において、
    前記情報処理装置へ送信するデータ部を含む、前記通信支援装置の前記記憶装置への書き込み要求を送信する手段と、
    該書き込み要求に応じて、該データ部を前記記憶装置に書き込む手段と、
    前記記憶装置への書き込みを要求した前記データ部を指定する情報と、前記データ部に対応するヘッダ部とからなる変換パケットを前記通信支援装置へ送信する手段と、を有する
    ことを特徴とする情報端末装置。
  10. 請求項9に記載の情報端末装置において、
    前記指定する情報は、前記データ部の、前記記憶装置への書き込みアドレス情報であり、
    前記変換パケットの受信に先立ち、プロトコル番号と、送信ポート番号と、受信ポート番号とを含む前記変換パケットの生成要求を前記通信支援装置に送信する手段と、を有する
    ことを特徴とする情報端末装置。
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