JP2006033362A - アンテナおよびアンテナ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外部からのノイズの影響を受けにくく、表面実装可能なアンテナを提供すること。
【解決手段】 アンテナは、第1の誘電体基板11と、第1の誘電体基板11上に積層された第2の誘電体基板12と、第2の誘電体基板12の上面に形成されたアンテナ導体21と、第1の誘電体基板11の下面に形成された接地導体31と、第1および第2の誘電体基板11,12の間に形成された給電導体41と、第1の誘電体基板11の下面端部で給電導体41の下方の部位に、接地導体31と電気的に独立して形成された外部接続端子51と、給電導体41と外部接続端子51とを電気的に接続する貫通導体61とを具備している。
【選択図】 図1
【解決手段】 アンテナは、第1の誘電体基板11と、第1の誘電体基板11上に積層された第2の誘電体基板12と、第2の誘電体基板12の上面に形成されたアンテナ導体21と、第1の誘電体基板11の下面に形成された接地導体31と、第1および第2の誘電体基板11,12の間に形成された給電導体41と、第1の誘電体基板11の下面端部で給電導体41の下方の部位に、接地導体31と電気的に独立して形成された外部接続端子51と、給電導体41と外部接続端子51とを電気的に接続する貫通導体61とを具備している。
【選択図】 図1
Description
本発明は、例えば携帯電話や無線LAN等の無線通信機器、その他の各種通信機器等に使用されるアンテナに関する。
従来、例えば携帯電話や無線LAN等の無線通信機器、その他の各種通信機器等において使用されるアンテナとして、図3に示すアンテナが知られている。
図3において、111は誘電体基板、121は誘電体基板111の上面に形成されたアンテナ導体、131は誘電体基板111の下面に形成された接地導体、161は誘電体基板111に形成され、アンテナ導体121に電気的に接続される貫通導体である。図3に示す従来のアンテナにおいては、貫通導体161を介してアンテナ導体121に送信信号の送信、アンテナ導体121からの受信信号の受信がなされる。
しかしながら、図3に示す従来のアンテナにおいては、アンテナ導体121のインピーダンスと貫通導体161のインピーダンスとを整合させるために、貫通導体161をアンテナ導体121の中央付近に接続させる必要があり、そのため、図3の従来のアンテナを外部の配線基板上に実装した際に、貫通導体161が配線基板の露出した上面から最も遠い部位にあるため、配線基板の露出した上面に受信信号等を取り出すのが困難であるという問題点があった。
そこで、上記問題点を解消するために、図4に示す構成のアンテナが考えられる。図4において、111は第1の誘電体基板、112は第1の誘電体基板111上に積層された第2の誘電体基板、121は第2の誘電体基板111の上面に形成されたアンテナ導体、131は第1の誘電体基板111の下面に形成された接地導体、141は第1および第2の誘電体基板111,112の間に形成された給電導体、161は、第1の誘電体基板111の側面に形成され、給電導体141に電気的に接続される側面導体、171はアンテナ基板110を実装する配線基板、172は配線基板171の上面に形成され、側面導体161に電気的に接続される配線導体である。
図4に示すアンテナにおいては、アンテナ基板110の側面導体161と配線基板171の上面に形成された配線導体172とを電気的に接続することができるため、アンテナ基板110を配線基板171に表面実装でき、アンテナ導体121との信号のやりとりを配線基板171の上面に形成された配線導体172を通じて行うことができる。
特許公開2001−36332号公報
しかしながら、図4に示す従来のアンテナにおいては、側面導体161がアンテナ基板110の表面に形成されているため、側面導体161がアンテナで使用する周波数帯域以外の周波数の電波に対して感度を有するアンテナのように動作し、外部からのノイズの影響を受けやすいという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑みて完成されたものであり、その目的は、外部からのノイズの影響を受けにくい、表面実装可能なアンテナを提供することにある。
本発明のアンテナは、第1の誘電体基板と、該第1の誘電体基板上に積層された第2の誘電体基板と、該第2の誘電体基板の上面に形成されたアンテナ導体と、前記第1の誘電体基板の下面に形成された接地導体と、前記第1および第2の誘電体基板の間に形成された給電導体と、前記第1の誘電体基板の下面端部で前記給電導体の下方の部位に、前記接地導体と電気的に独立して形成された外部接続端子と、前記給電導体と前記外部接続端子とを電気的に接続する貫通導体とを具備していることを特徴とする。
本発明のアンテナは好ましくは、前記貫通導体とそれに最も近い前記第1の誘電体基板の側面との間の距離が、前記貫通導体で伝送される高周波信号の実効波長の1/4以下であることを特徴とする。
本発明のアンテナ装置は、配線基板と、該配線基板の上面に形成された配線導体と、該配線導体の一端に電気的に接続されて前記配線基板の上面に設けられた高周波素子またはアンテナ特性測定用コネクタと、前記配線導体の他端に前記外部接続端子が接続されて前記配線基板の上面に搭載された前記アンテナとを具備していることを特徴とする。
本発明のアンテナは、第1の誘電体基板と、第1の誘電体基板上に積層された第2の誘電体基板と、第2の誘電体基板の上面に形成されたアンテナ導体と、第1の誘電体基板の下面に形成された接地導体と、第1および第2の誘電体基板の間に形成された給電導体と、第1の誘電体基板の下面端部で給電導体の下方の部位に、接地導体と電気的に独立して形成された外部接続端子と、給電導体と外部接続端子とを電気的に接続する貫通導体とを具備していることから、外部接続端子を、アンテナを実装する配線基板上の配線導体に容易に電気的に接続することができ、アンテナ導体に対する送信信号および受信信号の送受信を容易としてアンテナを配線基板に表面実装することができる。
また、給電導体と外部接続端子とを電気的に接続する貫通導体は、第1の誘電体基板の内部の端部に形成されることとなるため、貫通導体が外部のノイズなどの電磁波の影響を受けにくくなり、アンテナ導体に対する送信信号および受信信号にノイズが入り込むことを大幅に抑制することができる。
本発明のアンテナは好ましくは、貫通導体とそれに最も近い第1の誘電体基板の側面との間の距離が、貫通導体で伝送される高周波信号の実効波長の1/4以下であることから、外部接続端子のインピーダンス不整合による伝送特性劣化が抑えられるとともに、貫通導体が外部のノイズなどの電磁波の影響を受けにくいものとなる。
本発明のアンテナ装置は、配線基板と、配線基板の上面に形成された配線導体と、配線導体の一端に電気的に接続されて配線基板の上面に設けられた高周波素子またはアンテナ特性測定用コネクタと、配線導体の他端に外部接続端子が接続されて配線基板の上面に搭載されたアンテナとを具備していることから、配線基板の上面のみに配線導体や高周波素子あるいはアンテナ特性測定用コネクタ等の回路形成が可能であり、配線基板の内層や裏面に配線を引き回す必要がないので配線における信号の伝送ロスが少なく、また配線設計が容易である。
本発明のアンテナについて以下に説明する。図1は本発明のアンテナの実施の形態の一例を示す断面図である。図1において、11は第1の誘電体基板、12は第1の誘電体基板11上に積層された第2の誘電体基板、21は第2の誘電体基板12の上面に形成されたアンテナ導体、31は第1の誘電体基板11の下面に形成された接地導体、41は第1および第2の誘電体基板11,12の間に形成された給電導体、51は第1の誘電体基板11の下面端部で給電導体41の下方の部位に、接地導体31と電気的に独立して形成された外部接続端子、61は給電導体41と外部接続端子51とを電気的に接続する貫通導体である。
また、71はアンテナ基板10を実装する配線基板、72は配線基板71の上面に形成され、外部接続端子51に接続される配線導体である。
本発明のアンテナは、外部接続端子51が第1の誘電体基板11の下面端部に形成されていることから、外部接続端子51を、アンテナを実装する配線基板71上の配線導体72に容易に電気的に接続することができ、アンテナを配線基板71に表面実装できる。
また、本発明のアンテナは、貫通導体61が第1の誘電体基板11内部に形成されたことから、貫通導体61が外部のノイズなどの電磁波の影響を受けにくい。
また、本発明のアンテナにおいて好ましくは、貫通導体61とそれに最も近い第1の誘電体基板11の側面との間の距離、すなわち貫通導体61と第1の誘電体基板11の外部接続端子51が形成された側の側面との距離(図1にLで示す)が、貫通導体61で伝送される高周波信号の実効波長の1/4以下であると、外部接続端子51のインピーダンス不整合による伝送特性劣化が抑えられるとともに、貫通導体61が外部のノイズなどの電磁波の影響を受けにくくなる。
たとえば、図3に示す従来のアンテナにおいて、誘電体基板111の下面端部から貫通導体161の下端にかけて電気的に接続され、かつ接地導体131と電気的に独立した外部接続端子を形成した場合、アンテナを実装する配線基板171上の配線導体に外部接続端子を容易に電気的に接続することができ、アンテナを配線基板71に表面実装できる。しかしながら、アンテナ導体121のインピーダンスと貫通導体161のインピーダンスを整合させるためには、一般に通信に使用されるインピーダンスである50Ωで整合させる必要があるのに対して、アンテナ導体121のインピーダンスが中心部で0Ωで端部で約300Ωであることから、貫通導体161をアンテナ導体121の中心部付近に接続させる必要がある。従って、外部接続端子は誘電体基板111の側面から中心付近まで形成された長さとなり、長くなることから、外部接続端子のインピーダンスが上部のアンテナ導体121に対して不整合となり、伝送特性の劣化が生じる。なお、このときアンテナ導体121の1辺の長さが実効波長の約1/2であるため、外部接続端子の長さは約1/4となる。
一方、本発明のアンテナにおいては、外部接続端子51の給電線路としてのインピーダンスにかかわる部分(図1にLで示す部分)が実効波長の1/4以下と短くなるため、外部接続端子51のインピーダンス不整合による影響が少なく伝送特性劣化が抑えられる。なお、実効波長は、高周波信号の波長を誘電体の実効誘電率の平方根で割った値である。
図5は、図4に示す従来のアンテナの利得とVSWR(Voltage Standing Wave ratio:電圧定在波比)の周波数特性を示すグラフ(線図)である。図5において、VSWRは5GHz付近で2以下の値となっており、この周波数帯が通信に使用される。しかしながら、利得に関しては、6.6GHz付近にピークが見られ、この周波数帯に関しても感度が高くなっており、側面導体161がアンテナ基板110の表面に形成されているため、この周波数のノイズなども受信し影響を受けて、機器の誤動作等が発生し易いことが分かる。
図2は、図1に示す本発明のアンテナの利得とVSWRの周波数特性を示す線図である。図2においても、VSWRは5.2GHz付近で2以下の値となっており、この周波数帯が通信に使用される。図5では6.6GHz付近に利得のピークが生じていたが、図2においてはピークが抑えられており、貫通導体61が第1の誘電体基板内部11に形成されているため、貫通導体61が外部のノイズなどの電磁波の影響を受けにくくなったことが分かる。以上より、本発明のアンテナは、外部からのノイズの影響を受けにくい、表面実装可能なアンテナとなることが判った。
本発明のアンテナを構成するに際して、第1および第2の誘電体基板11,12、アンテナ導体21、接地導体31、給電導体41,外部接続端子51、貫通導体61は以下のような高周波用配線基板に使用される種々の材料から成るものを使用することができる。
例えば、第1および第2の誘電体基板11,12としては、例えばアルミナセラミックス(アルミナ質焼結体)、ムライトセラミックス等のセラミック材料やガラスセラミックス等の無機材料、あるいは四フッ化エチレン−エチレン樹脂(ポリテトラフルオロエチレン;PTFE)、四フッ化エチレン−エチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合樹脂;ETFE)、四フッ化エチレン−パーフルオロアルコキシエチレン共重合樹脂(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合樹脂;PFA)等のフッ素樹脂やガラスエポキシ樹脂、ポリイミド等の樹脂材料等が用いられる。また、第1および第2の誘電体基板11,12の形状や寸法(厚み、幅、長さ)は、使用される高周波信号の周波数や用途等に応じて設定される。
また、アンテナ導体21、接地導体31、給電導体41,外部接続端子51、貫通導体61は、高周波信号伝送用の金属材料から成る導体層、例えばCu層、Mo−Mnのメタライズ層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Wのメタライズ層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Cr−Cu合金層、Cr−Cu合金層上にNiメッキ層およびAuメッキ層を被着させたもの、Ta2N層上にNi−Cr合金層およびAuメッキ層を被着させたもの、Ti層上にPt層およびAuメッキ層を被着させたもの、またはNi−Cr合金層上にPt層およびAuメッキ層を被着させたもの等を用いて形成され、厚膜印刷法あるいは各種の薄膜形成法やメッキ法等により形成される。その厚みや幅等は、伝送される高周波信号の周波数や用途等に応じて設定される。
本発明のアンテナは以下のようにして作製される。まず、第1および第2の誘電体基板11,12を、例えばこれがガラスセラミックスから成る場合、ガラスセラミックスのグリーンシートを準備し、これに所定の打ち抜き加工を施して貫通導体61を形成するための貫通孔を形成する。その後、スクリーン印刷法によりCu等の導体ペーストを貫通孔に充填するとともに、アンテナ導体21、接地導体31、給電導体41,外部接続端子51となる導体ペースト層のパターン、および必要に応じてその他の所定の貫通導体となる導体ペースト層のパターンを印刷塗布する。次に、850〜1000℃で焼成を行ない、最後に各導体層の表面にNiメッキおよびAuメッキを施す。
なお、本発明は上記実施の形態の例に限定されず、本発明の要旨の範囲内であれば種々の変更を施すことができる。例えば、接地導体31の下面にさらに誘電体基板を積層し、その誘電体基板に高周波素子を搭載したり、フィルタやバラン等の受動素子、コイル、キャパシタとなるパターンを形成してもよい。
11・・・第1の誘電体基板
12・・・第2の誘電体基板
21・・・アンテナ導体
31・・・接地導体
41・・・給電導体
51・・・外部接続端子
61・・・貫通導体
12・・・第2の誘電体基板
21・・・アンテナ導体
31・・・接地導体
41・・・給電導体
51・・・外部接続端子
61・・・貫通導体
Claims (3)
- 第1の誘電体基板と、該第1の誘電体基板上に積層された第2の誘電体基板と、該第2の誘電体基板の上面に形成されたアンテナ導体と、前記第1の誘電体基板の下面に形成された接地導体と、前記第1および第2の誘電体基板の間に形成された給電導体と、前記第1の誘電体基板の下面端部で前記給電導体の下方の部位に、前記接地導体と電気的に独立して形成された外部接続端子と、前記給電導体と前記外部接続端子とを電気的に接続する貫通導体とを具備していることを特徴とするアンテナ。
- 前記貫通導体とそれに最も近い前記第1の誘電体基板の側面との間の距離が、前記貫通導体で伝送される高周波信号の実効波長の1/4以下であることを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
- 配線基板と、該配線基板の上面に形成された配線導体と、該配線導体の一端に電気的に接続されて前記配線基板の上面に設けられた高周波素子またはアンテナ特性測定用コネクタと、前記配線導体の他端に前記外部接続端子が接続されて前記配線基板の上面に搭載された請求項1または請求項2記載のアンテナとを具備していることを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004208720A JP2006033362A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | アンテナおよびアンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004208720A JP2006033362A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | アンテナおよびアンテナ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006033362A true JP2006033362A (ja) | 2006-02-02 |
Family
ID=35899185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004208720A Pending JP2006033362A (ja) | 2004-07-15 | 2004-07-15 | アンテナおよびアンテナ装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2006033362A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9391428B2 (en) | 2013-03-16 | 2016-07-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Waveguide element |
-
2004
- 2004-07-15 JP JP2004208720A patent/JP2006033362A/ja active Pending
Cited By (1)
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| US9391428B2 (en) | 2013-03-16 | 2016-07-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Waveguide element |
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