JP2006040480A - 光ピックアップ装置及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のレーザ光源の検出信号の差分信号に基づいて、正確なチルト量を検出してチルト制御を行うことで、信頼性の高いディスク制御を行う光ピックアップ装置を提供。
【解決手段】第1レーザ光を照射する第1照射部と、これとは異なる波長の第2レーザ光を照射する第2照射部と、第1・第2レーザ光を集光して情報記憶媒体へ出射する対物レンズと、情報記録媒体からの第1・第2レーザ光の各反射光を受けこれらを分離する分離部と、分離部からの第1・第2レーザ光の各反射光をそれぞれ受光して検出信号を出力する受光部と、受光部からの各検出信号の差分信号を求め、これに基づいて情報記録媒体の傾きを示すチルト信号を出力する差分算出部と、差分算出部から出力されるチルト信号に基づいて、第1及び第2レーザ光の少なくとも一方の照射方向に対する情報記録媒体の傾きを補正する補正部とをもつ光ピックアップ装置。
【選択図】 図1

Description

この発明は、複数のレーザ光を照射して複数種類の情報記録媒体を扱う光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関し、特に、各レーザ光の反射光に基づいてチルト制御を行う光ピックアップ装置及び光ディスク装置に関する。
最近、光ディスクを用いた光ディスク記録再生装置が広く普及してきており、記録情報の高密度化・多様化が進む中、一台で複数種類の情報記録媒体を扱う光ディスク記録再生装置が一般化しつつある。一方、このような複数種類対応の光ディスク記録再生装置では、複数のレーザ光源が用いられるが、この複数レーザ光源をチルト検出に利用する技術が知られている。
特許文献1は、CD(Compact Disc)とDVD(Digital Versatile Disc)を一つの光ピックアップで再生する光ディスク装置において、再生に使用していないレーザ光源を用いて、チルト検出を行う技術が開示されている。
特開2000−76679号公報。
しかし、特許文献1においては、一つのレーザ光源の検出素子における検出信号の左右の光量差でチルト量を検出しているため、検出信号にトラックオフセット等が含まれている場合、この影響を受けてしまうので、正確なチルト量を検出することができないという問題がある。
本発明は、複数のレーザ光源の反射光による検出信号の差分信号に基づいて、正確なチルト量を検出しこれによりチルト制御を行うことで、信頼性の高いディスク制御を行う光ピックアップ装置及び光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明に係る一実施形態は、第1レーザ光を照射する第1照射部と、前記第1レーザ光とは異なる波長の第2レーザ光を照射する第2照射部と、前記第1及び第2照射部が照射した前記第1及び第2レーザ光を集光して情報記憶媒体へ出射する対物レンズと、前記情報記録媒体からの前記第1及び第2レーザ光の各反射光を受けこれらを分離する分離部と、前記分離部からの前記第1及び第2レーザ光の各反射光をそれぞれ受光し、これに応じた検出信号を出力する受光部と、前記受光部からの前記反射光に応じた各検出信号の差分信号を求め、これに基づいて前記情報記録媒体の傾きを示すチルト信号を出力する差分算出部と、前記差分算出部から出力される前記チルト信号に基づいて、前記第1及び第2レーザ光の少なくとも一方の照射方向に対する前記情報記録媒体の傾きを補正する補正部とを具備することを特徴とする光ピックアップ装置である。
本発明に係る一実施形態は、光ディスク装置において、例えば、高密度DVD(High Density Digital Versatile Disc)の青色レーザ光と、DVDのレーザ光等の複数のレーザ光を同時に照射し、これらの反射光をそれぞれ受光し検出信号を取得して、この検出信号の差分信号を求めるものである。そして、差分信号の大きさに応じてチルト量を推定し、チルトアクチュエータで対物レンズを位置制御して、チルト量を補正するものである。このとき、複数のレーザ光に応じた検出信号の差分信号に基づいて、チルト量を検出することにより、検出信号に含まれるトラッキングオフセット等が相殺されるためこの影響を受けることがなく、正確なチルト量を検出し確実なチルト制御を行うことで、信頼性の高いディスク制御を行うことができる。又、チルト検出のための専用の素子等を設けることもなく既成の素子だけで、チルト制御を実現することができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る光ピックアップ装置及びこれを適用した光ディスク装置の一実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態である光ピックアップ装置の一例を示す説明図、図2は、本発明の一実施形態である光ピックアップ装置のチルト値がゼロの時の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の各波形を示すグラフ、図3は、本発明の一実施形態である光ピックアップ装置のチルト値が−0.2の時の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の各波形を示すグラフ、図4は、本発明の一実施形態である光ピックアップ装置のチルト値が+0.2の時の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の各波形を示すグラフ、図5は、本発明の一実施形態である光ピックアップ装置の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の差信号であるチルト検出信号sと、チルト値tとの関係を示すグラフである。
<光ピックアップ装置>
以下に、本発明に係る主に光ディスク装置に用いられる光ピックアップ装置を図面を用いて詳細に説明する。
この実施形態では相変化型光ディスクについて述べるが、光透過層を有する情報記憶媒体用の光ピックアップに対して広く適用可能であり、記録及び再生の対象となる情報記憶媒体は再生専用光ディスク、光磁気ディスク又は光カード等であっても良い。
本発明に係る光ピックアップ装置PUは、図1に示すように、光ディスクD等の情報記憶媒体と、これを回転させるスピンドルモータ12とを有しており、所定の回転数で情報記憶媒体を回転させる。更に光ピックアップヘッドPUが記録再生する光ディスクDは、記録再生層の面Daを保護するために光透過層を有している。
又、この光ピックアップ装置PUにおいて、2つ(又は3つ)の異なる波長の光源を持つ場合について説明を行うが、4つ以上の異なる波長の光源を持つ場合にも同様である。光ピックアップ装置PUは、異なる波長をもつ光源23(第1波長)と、光源21(第2波長)、を有している。ここで、各光源の一実施形態として、第1波長を405nm付近(高密度DVD)、第2波長を660nm付近(DVD)を想定することができるがこの限りではない。又、更に、光ピックアップ装置PUにおいて、ダイクロイックプリズム20により、ここから照射されたレーザ光は、略同一光軸上に合成している。
又、更に、光ピックアップ装置PUにおいて、このレーザ光は、コリメータレンズ19で平行光となり偏光ビームスプリッタ15、λ/4板14を通ってから対物レンズ13で集光され、スピンドルモータ12によって回転している光ディスクDに入射する。光ディスク表面から入射した光は、記録再生層面Daに集光される。記録再生層面Daで反射された光は、先ほどとは逆に、対物レンズ13、λ/4板14を通った後に、偏光ビームスプリッタ15にて反射される。反射された光は集光レンズ16にて集光された後、波長選択性をもつ波面変換部17により波長が識別されて、二つの反射波の光軸誤差を補正され、例えば、光検出器18上にて受光される。なお、この波面変換部17の具体的な構成の一例は、特定の波長のみに対して波長選択性をもつダイクロイックプリズム17であり、複数種類の波長に対して、それぞれダイクロイックプリズム17で2つの光に分けられ、光検出器18、光検出器18−2にてそれぞれ異なる波長の光を受光する。この実施形態において、第1波長の波長は第2波長の波長よりも短いものとする。
又、対物レンズ13は、対物レンズのチルトを補正するためのチルトアクチュエータ27を有している。又、図示しないトラッキング方向の駆動機構であるトラッキングアクチュエータと、トラッキング方向の駆動機構であるフォーカスアクチュエータとを有している。
又、更に、図1に示す光ピックアップ装置PUは、光ピックアップユニットPUの光検出器18、光検出器18−2からそれぞれ検出信号を受け、これらに応じて、プッシュプル信号を出力するサーボアンプ38(サーボアンプは、同時に、図示しないトラッキングアクチュエータのためのトラッキングエラー信号、及び、図示しないフォーカスアクチュエータのためのフォーカスエラー信号も出力している)、サーボアンプ38から、二つのレーザ光に応じたプッシュプル信号をそれぞれ受けて、これの差分信号をチルト検出信号sとして制御部29に供給する差分回路26と、チルト検出信号sを受け、チルト検出信号sを加味した制御信号を生成して、チルトアクチュエータドライバ24に供給する制御部29を有している。
(チルト補正処理)
次に、上述した光ピックアップ装置において、本発明の一実施形態に係るチルト補正処理を説明する。上述した光検出器18、光検出器18−2にてそれぞれ受光したレーザ光に応じた検出信号が出力され、これらの検出信号がサーボアンプ38に供給され、サーボアンプ38からは、それぞれ、プッシュプル信号P1,P2が出力される。ここで、各プッシュプル信号P1,P2は、図2のグラフで示されるような軌跡を描く。
なお、このプッシュプル信号P1,P2は、図1に示す光検出器18の4分割素子からの検出信号につき、P1=(a+d)−(b+c)の演算処理により得られるものであり、ラジアル方向のチルトを検出することができる。
一方、タンジェンシャルプッシュプル信号として、同じく4分割素子からの検出信号により、(a+b)−(c+d)の演算処理を行うことで、タンジェンシャル方向のチルトを検出することができる。
一実施形態として、ラジアル方向のチルトを検出するための(ラジアル)プッシュプル信号P1,P2がチルト制御のためのチルト信号として利用される。しかし、他の実施形態として、ラジアルプッシュプル信号、タンジェンシャルプッシュプル信号の両方を検出して、差分信号を求め、それぞれにチルト検出信号を出力することで、ラジアル方向チルトとタンジェンシャル方向チルトとの両方を同時に、チルトアクチュエータ27によりチルト制御を行うことが可能である。
又、更に、タンジェンシャル方向のチルトが中心となっている等の場合、ラジアルプッシュプル信号P1,P2は用いずに、タンジェンシャルプッシュプル信号のみを利用して差分信号を求め、チルト制御を行うことも可能である。
図2において、それぞれ横軸はラジアル方向(信号のトレース方向と垂直な方向)の位置をトラックピッチで規格化したもの、縦軸はプッシュプル信号P1,P2の振幅値である。横軸のゼロ点は、トラックオフセットがゼロの位置である。
ここで、図2は、ディスクのチルトが0度の時のプッシュプル信号P1,P2の値である。第1波長、第2波長のプッシュプル信号P1,P2は、共に、横軸のトラック位置がゼロ点にて、値がゼロになっている。
一方、図3及び図4は、それぞれ、ディスクの傾きが、+0.2度と−0.2度の場合のプッシュプル信号P1,P2の軌跡を示している。ここで、図3においては、横軸がゼロの場合、第1波長のプッシュプル信号P1は、マイナスの値になっているのに対し、第2波長のプッシュプル信号P2は、プラスの値を示している。
逆に、図4においては、横軸がゼロの場合、第1波長のプッシュプル信号P1は、プラスの値になっているのに対し、第2波長のプッシュプル信号P2は、マイナスの値を示している。
このように、チルト角が変化したときの、プッシュプル信号の変動が、第1波長のプッシュプル信号P1と第2波長のプッシュプル信号P2とで逆の特性を示していることから、差動演算を行うことにより、図5に示すような軌跡をもつチルト検出信号sを得ることができる。
図5において、横軸は光ディスクの傾きを表すチルトt、縦軸は、第1波長のレーザ光に応じた検出信号によるプッシュプル信号P1と、第2波長のレーザ光に応じた検出信号によるプッシュプル信号P2とを受けた差分回路26による差分処理により得られたチルト検出信号sの値である、図5のグラフをみると、チルト検出信号sがチルトtの変化に一意的に対応して変化していることがわかる。この関係を利用すれば、複数のレーザ光のプッシュプル信号P1,P2から、光ディスクのチルトを検出することが可能になる。
一般的に、プッシュプル信号P1,P2は、対物レンズがシフトすると、プッシュプル信号にオフセットが載ってくる。すなわち、単一のプッシュプル信号では、オフセットがチルト信号にそのまま影響してしまう。しかし、本発明に係る実施形態では、対物レンズに伴うトラックオフセットによるプッシュプル信号の変化の方向は一緒であるのに対し、チルト検出信号sは、差動演算で得た信号であるため、トラックオフセットは相殺され、対物レンズシフトによるトラックオフセットの影響を受けることがない。
従って、差分回路26は、複数のレーザ光のプッシュプル信号P1,P2の差分信号を演算処理して、これをチルト検出信号sとして出力して、制御部29に供給する。これにより、光ディスクのチルト量に応じたチルト補正を、チルトアクチュエータドライバ24で駆動されるチルトアクチュエータ27により対物レンズ13に対して行い、光ディスクDのチルト(傾き)成分を補正して、安定した再生処理(又は記録処理)を可能とするものである。
なお、差分回路26での差分演算に関し、二つのプッシュプル信号P1,P2の内、ディスクの再生に用いられる方のプッシュプル信号の値をモニタしておいて、プッシュプル信号がゼロである時だけ、差分演算を行って、チルト検出信号sを出力することが好適である。これは、プッシュプル信号の値がゼロの時が一番、誤差成分が少ないためである。又、両方のプッシュプル信号P1,P2の値がゼロである時だけ、差分演算を行ってチルト検出信号sを出力する場合も好適となる。
又、ここでは、差分回路26からのチルト検出信号sは、制御部29を介して、制御部29からの制御信号をチルトアクチュエータドライバ24に供給し、この制御信号を受けてチルトアクチュエータ27の対物レンズ13の制御量により、チルト補正を行っている。しかし、差分回路26からのチルト検出信号sを、制御部29を介さずに、直接、チルトアクチュエータドライバ24に供給し、チルトアクチュエータドライバ24は、チルト検出信号sに応じた対物レンズの補正を行うべくチルトアクチュエータを駆動することで、チルト補正処理を行うことも同時に好適である。
又、更に、上記した実施形態においては、検出したチルト信号に応じて、チルトアクチュエータドライバとチルトアクチュエータにより対物レンズを傾けることで、ディスクのチルトを補正しているが、本発明の実施形態はこれに限定されない。例えば、ピックアップの駆動素子を設けて、検出されたチルト信号に応じてピックアップPU全体の角度を傾けることでも、同様にディスクのチルトを補正することが可能であり、上記した実施形態と同様に、専用のチルト検出素子を用いることなく正確なチルト補正を可能とするものである。
(3つ以上のレーザ光源の場合)
又,更に、図6に示すように、3つ以上のレーザ光源21,22,23を用いる場合においても、本発明の一実施形態であるチルト補正書処理を行うことができる。すなわち、第2のダイクロイックプリズム20−2を更に設け、例えば、異なる波長をもつ光源23(第1波長)と、光源22(第2波長)、光源23(第3波長)を、それぞれ、第1波長を405nm付近(高密度DVD)、第2波長を660nm付近(DVD)、第3波長を785nm付近(CD)とすることが想定できるが、この限りではない。又、例えば、第1レーザ光は440nm以下、第2レーザ光は600〜700nm、第3レーザ光は700nm以上であるという場合も好適である。
なお、このような3つ以上のレーザ光源21,22,23に対して、例えば、分離部17−2として、波長選択性をもつホログラム17−2を利用して、3つのレーザ光源を波長に応じて、3つに完全に分離し、受光部18−3上の異なる3つの受光素子において受光し、検出信号をそれぞれ出力することが好適である。
又、ここで、この3つのレーザ光源21,22,23は、全て、同時に照射されるものであってもよいし、3つの内の2つだけを照射させて、検出信号に応じた差分信号を演算し、チルト検出信号sを出力するものでもよい。又、再生に使用しているレーザ光源以外のレーザ光源の検出信号でチルト補正を行うことも好適である。
以上、詳細に説明したように、本発明に係る一実施形態によれば、専用のチルト検出用の素子等を設けることなく、既成の素子を利用するだけで、トラッキングオフセット等が相殺された信頼性の高いチルト補正を伴う光ピックアップ装置を提供することができる。
<光ディスク装置>
次に、上述したチルト補正を伴う光ピックアップ装置を用いた情報記録再生装置の一例として、光ディスク装置を例にあげて説明する。
・基本構成
図7において、本発明に係る光ピックアップ装置を用いた光ディスク装置Aは光ディスクDに対するデータ記録又はデータ再生を行うものである。上記光ディスク装置Aは、ディスクカートリッジに収納された光ディスクDを搬送するトレー32と、このトレーを駆動するモータ33と、光ディスクDを保持するクランパ34と、これにより保持された光ディスクDを所定回転数で回転させるスピンドルモータ12とを有している。更に、制御部として全体の動作制御を行うCPU46と、この制御動作の基本的なプログラム等を格納するROM47と、各制御プログラムやアプリケーションデータ等を書替可能に格納するRAM48とが制御バスを介して接続されている。更にこれらのCPU46等の制御部にそれぞれ接続されて、ピックアップPUの搬送を行う送りモータ36と、ピックアップのフォーカスやトラッキング制御、チルト制御を行うフォーカス/トラッキング/チルチアクチュエータドライバ/送りモータドライバ40、更にスピンドルモータ12を駆動するスピンドルモータドライバ41、トレーモータを駆動するトレーモータドライバ42がそれぞれ設けられている。
又、更に、ピックアップヘッドPUに接続され検出信号を増幅するプリアンプ30と、サーボアンプ38,更にシーク動作を行うためのシーク信号をドライバに供給するサーボシーク制御ユニット39とを有している。更にピックアップヘッドPUとプリアンプ30、サーボシーク制御ユニット39等に接続され、検出信号及び記録信号を処理するためのデータ処理ユニット1、この各種処理に用いるデータを格納するためのRAM43が設けられている。このデータ処理ユニット1からの信号を外部装置との間で送受信するべく、インタフェース制御部45がRAM44を伴って設けられている。
・基本動作
このような構成を有する本発明の光ピックアップ装置が適用される光ディスク装置は、以下のように光ディスクの再生処理及び記録処理を行う。すなわち、光ディスクDが光ディスク装置Aへ装填されると、ピックアップヘッドPUとデータ処理ユニット1を用いて、光ディスクDのリードインエリアのエンボスデータゾーン内のコントロールデータゾーンに記録されている光ディスクDの制御情報が読み取られ、CPU46に供給されるようになっている。
本発明の光ピックアップ装置が適用される光ディスク装置Aでは、ユーザの操作による操作情報や光ディスク内のコントロールデータゾーンに記録されている光ディスクDの制御情報、現在のステータス等に基づいて、CPU46の制御下において、LD光源21〜23によって付勢されてレーザ光を発生する。
発生したレーザ光は、対物レンズ13により収束され、光ディスクDの記録領域へと照射される。これにより、光ディスクDの記憶領域にデータが記録され(マーク列の生成:可変長のマークとマークの間隔と、可変長の各マークの長さにより光ディスクDにデータが記録される)、或いは、格納されているデータに対応する強度の光が反射されこれが検出されて、このデータの再生が行われる。
又、光ディスクDが対物レンズ13に対向して配置されるように、この光ディスクDは、直接或いはディスクカートリッジに収納されてトレー32によって装置内に搬送される。このトレー32を駆動するためのトレーモータ33が装置内に設けられている。又、装填された光ディスクDは、クランパ34によって回転可能にスピンドルモータ12上に保持され、このスピンドルモータ12によって所定回転数に回転される。
ピックアップヘッドPUは、その内にレーザ光を検出する光検出器18を有している。この光検出器18は、光ディスクDで反射されて対物レンズ13を介して戻されたレーザ光を検出する。
又、この検出信号は、プリアンプ30及びサーボアンプ34に供給される。プリアンプ30からは、ヘッダ部のデータの再生用と記録領域のデータの再生用信号がデータ処理ユニット1に出力される。
ここで、フォーカスずれ量を光学的に検出する方法としては、非点収差法や上述したナイフエッジ法があるが、他のフォーカス制御方法も同様に本発明に適用することができる。
光ディスクDはスパイラル状又は同心円状のトラックを有し、トラック上に情報が記録される。このトラックに沿って集光スポットをトレースさせて情報の再生又は記録/消去を行う。安定して集光スポットをトラックに沿ってトレースさせるため、トラックと集光スポットの相対的位置ずれを光学的に検出する必要があり、チルトアクチュエータドライバ24及びフォーカス/トラッキングアクチュエータドライバ40等によりチルト制御、トラッキング制御及びフォーカス制御が行われる。
又、データ処理ユニット1からの制御信号でスピンドルモータドライバ41及びトレーモータドライバ42が制御され、スピンドルモータ12及びトレーモータ33が付勢され、スピンドルモータ12が所定回転数で回転され、トレーモータ33がトレーを適切に制御することとなる。
又、データ処理ユニット1に供給されたヘッダ部のデータに対応する再生信号RFは、CPU46に供給される。これによりCPU46は、その再生信号RFによりヘッダ部のアドレスとしてのセクタ番号を判断し、アクセスする(データを記録する又は記録されているデータを再生する)アドレスとしてのセクタ番号との比較を行うようになっている。
又、データ処理ユニット1に供給された記録領域のデータに対応する再生信号RFは、RAM48に必要なデータが格納され、再生信号RFがこのデータ処理ユニット1で処理されてインタフェース制御部45に供給され、例えばパーソナルコンピュータ等の外部装置に再生処理信号が供給される。
このような光ディスク装置に対して、上記の本発明に係る一実施形態である光ピックアップ装置を適用することにより、複数のレーザ光源の検出信号のプッシュプル信号の差分信号を取得し、これに基づくチルト検出信号sを取得し、これによりチルト制御を行うことで、専用のチルト検出用の素子等を設けることなく、既成の素子を利用するだけで、トラッキングオフセット等が相殺された信頼性の高いチルト補正を伴う光ピックアップ装置を提供することができる。
以上記載した様々な実施形態により、当業者は本発明を実現することができるが、更にこれらの実施形態の様々な変形例を思いつくことが当業者によって容易であり、発明的な能力をもたなくとも様々な実施形態へと適用することが可能である。従って、本発明は、開示された原理と新規な特徴に矛盾しない広範な範囲に及ぶものであり、上述した実施形態に限定されるものではない。
本発明の一実施形態である光ピックアップ装置の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態である光ピックアップ装置のチルト値がゼロの時の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の各波形を示すグラフ。 本発明の一実施形態である光ピックアップ装置のチルト値が−0.2の時の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の各波形を示すグラフ。 本発明の一実施形態である光ピックアップ装置のチルト値が+0.2の時の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の各波形を示すグラフ。 本発明の一実施形態である光ピックアップ装置の、第1レーザ光及び第2レーザ光によるプッシュプル信号の差信号と、チルト値との関係を示すグラフ。 本発明の一実施形態である光ピックアップ装置の他の一例を示す説明図。 本発明の一実施形態である光ピックアップ装置を用いた光ディスク装置の構成の一例を示すブロック図。
符号の説明
D…光ディスク、Da…光ディスクの記録再生層の面、13…対物レンズ、14…λ/4波長板、15…偏向ビームスプリッタ、16…検出レンズ、17…分離部、18…光検出器、19…コリメータレンズ、20…ダイクロイックプリズム、21,22,23…LD光源、24…チルトアクチュエータドライバ、26…差分回路、27…チルトアクチュエータ。

Claims (12)

  1. 第1レーザ光を照射する第1照射部と、
    前記第1レーザ光とは異なる波長の第2レーザ光を照射する第2照射部と、
    前記第1及び第2照射部が照射した前記第1及び第2レーザ光を集光して情報記憶媒体へ出射する対物レンズと、
    前記情報記録媒体からの前記第1及び第2レーザ光の各反射光を受けこれらを分離する分離部と、
    前記分離部からの前記第1及び第2レーザ光の各反射光をそれぞれ受光し、これに応じた検出信号を出力する受光部と、
    前記受光部からの前記反射光に応じた各検出信号の差分信号を求め、これに基づいて前記情報記録媒体の傾きを示すチルト信号を出力する差分算出部と、
    前記差分算出部から出力される前記チルト信号に基づいて、前記第1及び第2レーザ光の少なくとも一方の照射方向に対する前記情報記録媒体の傾きを補正する補正部と、
    を具備することを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 前記補正部は、前記差分算出部からの前記チルト信号に基づいて、駆動信号を出力するアクチュエータドライバ部と、
    前記アクチュエータドライバ部からの前記駆動信号に基づいて、前記対物レンズの傾きを変えることで前記情報記録媒体の傾きを補正するチルトアクチュエータ部とを含むことを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  3. 前記差分算出部は、前記受光部が出力する検出信号に基づいて生成したプッシュプル信号がゼロのタイミングにおいて、前記第1及び第2レーザ光の各反射光による検出信号の差分信号を求めることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 前記分離部は、前記第1レーザ光と前記第2レーザ光とを、波長に応じて選択的に分離するプリズムであることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  5. 前記分離部は、前記第1レーザ光と前記第2レーザ光とを、波長に応じて選択的に波面変換するホログラムであることを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  6. 前記第1及び第2レーザ光とは異なる波長の第3レーザ光を照射する第3照射部を更に有しており、
    前記分離部は、前記第1乃至第3レーザ光を分離し、
    前記差分算出部は、前記受光部からの前記第1乃至第3レーザ光に応じた各検出信号の差分信号を求め、これに基づいて前記情報記録媒体の傾きを示すチルト信号を出力することを特徴とする請求項1記載の光ピックアップ装置。
  7. 第1レーザ光を照射する第1照射部と、
    前記第1レーザ光とは異なる波長の第2レーザ光を照射する第2照射部と、
    前記第1及び第2照射部が照射した前記第1及び第2レーザ光を集光して情報記憶媒体へ出射する対物レンズと、
    前記情報記録媒体からの前記第1及び第2レーザ光の各反射光を分離する分離部と、
    前記分離部からの前記第1及び第2レーザ光の各反射光をそれぞれ受光し、これに応じた検出信号を出力する受光部と、
    前記受光部からの前記反射光に応じた各検出信号の差分信号を求め、これに基づいて前記情報記録媒体の傾きを示すチルト信号を出力する差分算出部と、
    前記差分算出部から出力される前記チルト信号に基づいて、前記第1及び第2レーザ光の少なくとも一方の照射方向に対する前記情報記録媒体の傾きを補正する補正部と、
    前記受光部で受光した前記検出信号に基づいて、前記情報記録媒体に対して、記録処理又は再生処理を行う処理部とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 前記補正部は、前記差分算出部からの前記チルト信号に基づいて、駆動信号を出力するアクチュエータドライバ部と、
    前記アクチュエータドライバ部からの前記駆動信号に基づいて、前記対物レンズの傾きを変えることで前記情報記録媒体の傾きを補正するチルトアクチュエータ部とを含むことを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  9. 前記差分算出部は、前記受光部が出力する検出信号に基づいて生成したプッシュプル信号がゼロのタイミングにおいて、前記第1及び第2レーザ光の各反射光による検出信号の差分信号を求めることを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  10. 前記分離部は、前記第1レーザ光と前記第2レーザ光とを、波長に応じて選択的に分離するプリズムであることを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  11. 前記分離部は、前記第1レーザ光と前記第2レーザ光とを、波長に応じて選択的に波面変換するホログラムであることを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
  12. 前記第1及び第2レーザ光とは異なる波長の第3レーザ光を照射する第3照射部を更に有しており、
    前記分離部は、前記第1乃至第3レーザ光を分離し、
    前記差分算出部は、前記受光部からの前記第1乃至第3レーザ光に応じた各検出信号の差分信号を求め、これに基づいて前記情報記録媒体の傾きを示すチルト信号を出力することを特徴とする請求項7記載の光ディスク装置。
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