JP2006067384A - ダイバーシティ方式の受信機、ダイバーシティ方式の送受信システム、ワイヤレスサウンドシステム - Google Patents

ダイバーシティ方式の受信機、ダイバーシティ方式の送受信システム、ワイヤレスサウンドシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 無線にて伝送されるオーディオデジタルデータ信号を音質良く再生できる、ダイバーシティ方式の受信機、送受信システムおよびサウンドシステムを実現する。
【解決手段】 デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力する複数の各受信アンテナ22を設ける。各受信アンテナ22の内一つの受信アンテナ22を選択するアンテナ切替部23を設ける。選択された受信アンテナ22からの伝送信号に基づきデジタルデータ信号を復調により再生して出力する受信部25および復調部26を設ける。復調部26からのデジタルデータ信号の信号状況を検出して出力する信号状況検出制御部29aを、所定時にアンテナ切替部23をまず作動せしめ、各受信アンテナ22の切替前および切替後の各検出結果に応じて受信アンテナ22を選択するようにアンテナ切替部23を作動せしめるように設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオ信号等のデータ信号をワイヤレスにて伝送するのに好適な、ダイバーシティ方式の受信機、ダイバーシティ方式の送受信システム、ワイヤレスサウンドシステムに関するものである。
デジタルワイヤレス方式にて、音楽などのコンテンツであるオーディオアナログ信号を送受信するサウンドシステムの場合、基本的には、送信機側にアナログ/デジタル(以下、A/Dと略記する)コンバータを設け、外部からのオーディオアナログ信号を入力してデジタル化し、そのオーディオデジタル信号を伝送に適した形態に変調した伝送信号により送信する(データは、ブロックデータとしてシリアル送信される)。
一方、受信機側は、受信された伝送信号(データは、ブロックデータとしてシリアル受信)から、復調により再生されたオーディオデジタル信号をデジタル/アナログ(以下、D/Aと略記する)変換することで、上記デジタルデータ信号は、元のオーディオアナログ信号に復元され、音声としてスピーカアウト(音声出力)される。
一般的にデジタルワイヤレス方式で伝送信号を受信する場合、他の電子機器の輻射や、送信機側から送られた送信信号である伝送信号が、壁、天井、屋根、周囲の金属部等により反射、吸収(マルチパス干渉といったフェージング)の発生により、正常に受信できない場合が生じる。
そのため、デジタルワイヤレス方式では、特許文献1(移動通信における接続制御方式)や特許文献2(アンテナダイバーシチ受信機)に開示されているように、受信機側に複数の各受信アンテナをそれぞれ設け、一つの受信アンテナで受信中に、外部の影響等で受信エラーが発生したとき、別の受信アンテナに切替(きりかえ)て受信するダイバーシティ方式(アンテナ切替方式)の受信機を備えた送受信システムが取られている場合が多い。
このような上記従来の構成では、ある伝送信号を受信時に、その受信状況で受信している際、受信機の近くに人が近づいたり、妨害ノイズを瞬間的に受信したりして、受信エラーを発生したときに、ダイバーシティ方式の受信機にて受信アンテナの切替を行うようになっている。その切替られた受信状況で受信エラーが無ければ、そのまま、その切替られた受信アンテナでの受信状況が維持されて続くことになる。
特開平2−192330(公開日:1990年7月30日) 特開2002−198879(公開日:2002年7月12日)
しかしながら、上記従来の構成において問題になるのが、その受信アンテナが切替られた状況が切替る前の受信状況より必ずしも良いとは限らないことが挙げられる。例えば、正常状況ならエラーを発生しないが、受信機の近くに人が近づいたり、妨害ノイズ等が発生したりしていると、受信アンテナの切替前の受信状況より、切替後の方が悪い場合もある。つまり、環境変化に対し、受信状況を改善しようとしても、アンテナ切替前より悪い状況になっている場合があるという問題を生じる。
すなわち、従来では、ダイバーシティ方式のための複数の各受信アンテナをそれぞれ設けても、本当に、外部環境の影響を受けにくい受信状況の良い状況側の受信アンテナで常時受信させる方法が知られていない。そのため、他の電子機器の輻射や、送信部から送られた伝送信号に対し、絶えず、人、壁、天井、屋根、周囲の金属部等により反射、吸収が起こり、上記伝送信号を正常に受信できない場合が発生し、受信して復調したデジタルデータ信号を一部が破壊されることになるため、上記デジタルデータ信号からアナログデータ信号への正常な波形再生ができず、得られたアナログデータ信号において、ノイズ等の異音が発生する場合が多かった。
本発明に係るダイバーシティ方式の受信機は、上記課題を解決するために、デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、前記伝送信号の信号状況を検出して出力する信号状況検出手段と、所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の前記信号状況検出手段の各検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、前記信号状況検出手段の検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、ダイバーシティ方式のための複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナで信号を受信していて、受信エラーの発生が無くとも、アンテナ能動切替手段によって、定期的にダイバーシティ方式の複数の各受信アンテナを互いに切替て、それぞれの受信アンテナの受信状況に応じた伝送信号の各信号受信状況データを前記信号状況検出手段の各検出結果として制御手段にそれぞれ出力できる。
このとき、上記制御手段では、上記各検出結果を互いに比較し、その結果、上記各検出結果である各信号受信状況データより何れの受信アンテナで受信するのが良いかを確認し、その確認結果に基づき、受信状況のより良い方に受信アンテナを切替ることが可能となる。
また、上記構成では、受信状況の良い方で受信アンテナが選択されていても、何らかの外部影響で受信エラーの発生が前記信号状況検出手段の検出結果から判明したときは、すぐに他の受信アンテナに切替ることができ、受信状況をより確実に向上できる。
本発明に係るダイバーシティ方式の他の受信機は、前記課題を解決するために、デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、前記伝送信号に関するエラー検出を行うエラー検出手段と、所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、前記エラー検出手段の各エラー検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、前記エラー検出手段の検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、ダイバーシティ方式の複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナで伝送信号を受信して、その時の一定時間内の伝送信号の受信信号エラー率といったエラー検出結果を記憶して置く。受信エラーが多発しなくとも、アンテナ能動切替手段によって、定期的にダイバーシティ方式のための複数の各受信アンテナを互いに切替て、切替られた後の一定時間内の伝送信号の受信信号エラー率といったエラー検出結果を確認し、受信アンテナを切替る前と切替た後のデータエラー率等のエラー検出結果の良い方に受信アンテナを切替て、受信状況をより改善できる。
また、上記構成では、伝送信号の受信時、データエラーといった受信エラーが例えば一回発生しただけではアンテナ切替動作を行わないが、一定時間内に決められたエラー回数以上発生すると、上記定期的に切替て確認する動作より、優先して、直ちに、受信アンテナを切替ることが可能となり、これによっても受信状況を向上できる。
本発明に係るダイバーシティ方式のさらに他の受信機は、前記課題を解決するために、デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、前記復調手段からの前記デジタルデータ信号の振幅レベルを検出する振幅レベル検出手段と、所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の前記振幅レベル検出手段の各検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、前記振幅レベル検出手段の検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、ダイバーシティ方式のための複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナで伝送信号を受信して、その時に受信した伝送信号からのデジタルデータ信号の振幅レベルを記憶して置き、受信エラーの発生が無くとも、定期的に、上記各受信アンテナを互いに切替て、切替られた後の受信した伝送信号からのデジタルデータ信号の振幅レベルと、切替る前のデジタルデータ信号の振幅レベルとを制御手段にて比較し、その結果、受信した伝送信号からのデジタルデータ信号の振幅レベルの強い(大きい)方の受信アンテナに切替ることができる。
また、上記構成においては、受信した伝送信号からのデジタルデータ信号の振幅レベルの大きい方で、受信アンテナが選択されていても、受信エラー発生時には、すぐに受信アンテナを切替ることが可能であり、受信状況を向上できる。
上記受信機では、前記デジタルデータ信号は、オーディオ信号を含むものであってもよい。
本発明に係るダイバーシティ方式の送受信システムは、前記課題を解決するために、オーディオデジタル信号をデジタルデータ信号として生成するオーディオ信号生成手段と、前記オーディオデジタル信号を伝送信号に変調して無線にて送信するオーディオ信号送信手段と、前記の何れかに記載の受信機と、を有することを特徴としている。
上記構成によれば、本発明に係る受信機を有することで、受信状況をより改善して、音楽といったオーディオ信号の送受信が可能となるので、ノイズや異音の発生を抑制できて音質を向上できる、ワイヤレスでのサウンドシステムを得ることができる。
本発明に係るワイヤレスサウンドシステムは、前記課題を解決するために、前記の送受信システムと、前記復調手段からのデジタルデータ信号をスピーカアウトするデジタルスピーカと、を備えることを特徴としている。
本発明に係る他のワイヤレスサウンドシステムは、前記課題を解決するために、前記の送受信システムと、前記復調手段からのデジタルデータ信号をオーディオアナログ信号に変換して出力するデジタル−アナログ変換手段と、前記デジタル−アナログ変換手段からのオーディオアナログ信号をスピーカアウトするアナログスピーカと、を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、本発明に係る送受信システムを備えることで、受信状況をより改善した上で、音楽といったオーディオ信号の送受信が可能となるので、ノイズや異音の発生を抑制できて、ワイヤレスにて伝送される音声などの音質を向上できる。
本発明に係るダイバーシティ方式の受信機は、以上のように、デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、前記伝送信号の信号状況を検出して出力する信号状況検出手段(またはエラー検出手段または振幅レベル検出手段)と、所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の前記信号状況検出手段の各検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、前記検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えている構成である。
それゆえ、上記構成は、アンテナ能動切替手段を備えているので、所定時に(定期的に)、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の各受信状況を示す各検出結果をそれぞれ制御手段に出力して、受信状況の良い方の受信アンテナに切替ることができる。
また、上記構成は、受信状況の良い方の受信アンテナが選択されていても、突然の外部環境の変化などによって受信エラーが発生して、受信状況が悪化した時でも、前記検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段を備えていることで、すぐに受信アンテナを切替ることが可能であり、受信状況を向上できる。
この結果、上記構成は、受信状況をより確実に改善できるので、音声等のデータをデジタルデータ信号として伝送するサウンドシステムに適用した場合、受信状況が不良となることに起因するノイズや異音の発生を抑制できて、送信される音声の再生品質を向上できるという効果を奏する。
本発明のダイバーシティ方式の受信機に係る実施の各形態について図1ないし図6に基づいて説明すると以下の通りである。ダイバーシティ方式とは、複数のアンテナを用いて、送信点から受信点までの電波伝搬経路を複数提供し、最も品質の良い伝送路を選択することによって受信品質の低下を軽減する方策である。本実施の形態では、受信側で複数のアンテナを備えた受信ダイバーシティ方式が採用されている。
まず、本発明に係る受信機では、情報を変調し符号化したブロックデータとして間欠的に無線通信される伝送信号を受信するようになっている。上記情報としては、時系列的に連続した、または関連性の大きいデータを含むデジタルデータ信号が好ましく、上記の互いに隣り合う各ブロックデータの間では相関性(つまり相似性)が大きいものとなるものが好ましく、例えばオーディオデジタル信号が挙げられる。
上記無線の伝送信号の規格としては、下記の表1に示す無線LAN(Local Area Network)の各規格や、搬送波の周波数帯が2.4 GHzのIEEE 802.11a、搬送波の周波数帯が5 GHzのIEEE 802.11b やWireless 1394の各規格といった移動体通信用の各規格が挙げられ、必要に応じて上記各規格の中から選択されればよい。
Figure 2006067384
表1では、ISMは、産業化学医療用を示し、GMSKは、Gaussian Minimum Shift Keyingを示し、FMは、周波数変調を示し、FSKは、Frequency Shift Keyingを示し、PLLは位相同期回路を示し、QPSKは、4相位相変調を示し、QAMは、直交振幅変調を示す。
まず、上記無線の伝送信号を発信するワイヤレス送信機について、図2および図3に基づき説明する。図2に示すように、ワイヤレス送信機では、デジタルワイヤレス方式でデータを搬送波帯域伝送するために、基本的に、A/Dコンバータ11、変調部12、周波数制御部13、送信部14および送信アンテナ15が設けられている。
A/Dコンバータ11は、外部から入力されるオーディオ信号やビデオ信号などのアナログデータ信号を上記デジタル化してデジタルデータ信号のシリアルなデータとして出力するように設けられている。
変調部12は、上記デジタルデータ信号のデータを、通信環境が種々相違する移動体通信と同様な無線伝送に好適なように、ブロックデータ化(ブロック符号化)して変調するものである。周波数制御部13では、搬送波帯域の高周波を生成するようになっている。なお、スペクトル拡散の変調方式を用いる場合、周波数ホッピングのための周波数制御も、周波数制御部13にて実行される。送信部14は、変調部12からの変調されたブロックデータを、周波数制御部13からの搬送波に重畳して伝送信号を生成するためのものである。そのような伝送信号は、送信アンテナ15から外部の空間に放射されて、前記データがシリアルに無線伝送される。
前記ブロックデータ化では、図示しないが、データ信号以外に、訂正機能を付与するための、誤り訂正符号(例えば、巡回符号、BCH(Bose-Chaudhuri-Hocquenghem)符号、またはリード・ソロモン符号)や、ブロックデータの先頭位置およびデータ数を示すヘッド信号や、ブロックデータの末尾位置を示すエンド信号が付与されている。図3に示すように、上記各ブロックデータ17では、1ms〜50msの送信期間にてそれぞれブロックデータ毎に送信され、互いに隣り合うブロックデータ間の隙間期間には、上記ブロックデータの送信期間の1/100から1/4の期間の搬送波のみの無信号(ギャップ)期間が設定されている。なお、上記無信号期間に、後述する受信信号の信号状況(エラーレートや振幅レベル)を検出するためのセンサ用信号を搬送波に重畳させてもよい。
(実施の第一形態)
本発明のダイバーシティ方式の受信機に係る実施の第一形態について図1に基づき以下に説明する。図1に示すように、上記受信機21においては、複数の、本実施の形態では2つの各受信アンテナ22をそれぞれ有する受信ダイバーシティ方式となっている。受信機21は、まず、各受信アンテナ22において、前記伝送信号がそれぞれ受信されて各受信信号を出力しており、アンテナ(ANT)切替部(アンテナ切替手段)23より上記各受信信号の一方が後述する手段により切替・選択されて、受信部(復調手段)25に入力される。
受信された受信信号は、受信部25において、周波数制御部24からの搬送波に対応する高周波信号を用いて検波されて各ブロックデータとなり、各ブロックデータは、復調部(復調手段)26に入力されて、伝送時に付与された誤り訂正信号などの付与信号によって、より正確に復調されて、シリアルなデジタルデータ信号(復調ブロックデータ群)になる。
上記デジタルデータ信号は、D/Aコンバータ(信号変換手段)28に入力され、発振部27からのクロック信号に基づきD/Aコンバータ28においてアナログデータ信号に変換され、送信機に入力された外部信号と同じアナログデータ信号が出力される(ここまではワイヤレス送受信の基本動作)。
本実施の形態では、さらに、受信機21は、復調部26において送られてきたブロックデータが正規の信号か、または正規の信号でないか(データ異常)を確認し、もし異常が有れば、エラー信号を、エラー確認部(エラー検出手段)30へ送る。上記データ異常の確認は、例えば受信信号レベルが、予め設定された設定レベル値以下の場合や、ブロックデータに含まれる誤り訂正信号によるエラーレートが設定エラー値以上となった場合などが挙げられる。
また、本実施の形態においては、受信部25から出力されるブロックデータは、データ信号S1として、かつ、エラー確認部30からのエラー信号ER2が、信号処理部29の信号状況検出制御部(信号状況検出手段、制御手段)29aにも入力される。図1では、信号状況検出制御部は、信号状況検出、記憶、比較、制御部と記されている。
信号状況検出制御部29aは、例えば図4に示すように、各ブロックデータ17A、17B、17Cの何れかを、現在受信中か、または各ブロックデータ17A、17B、17C間の各隙間時間Sp1、Sp2の何れかの期間内に有るのかを、例えば上記ブロックデータのデータ構造に基づき判定し、その判定結果を信号処理部29のAND/判定回路29bに入力する。
さらに、信号状況検出制御部29aは、受信部25からの各ブロックデータであるデータ信号S1が入力され、各ブロックデータの状態から受信状況をそれぞれ検出し、それら受信状況データをそれぞれ記憶しておき、それらの各受信状況データを互いに比較して、何れの受信状況データに対応する受信アンテナ22の受信状況が他の受信アンテナ22より良いか比較確認できるようになっている。
その上、信号状況検出制御部29aは、エラー確認部30からのエラー信号ER2が入力されており、そのエラー信号ER2によっても、受信した伝送信号の受信状況をそれぞれ検出し、それら受信状況データをそれぞれ記憶しておき、それらの各受信状況データを互いに比較して、何れの受信状況データに対応する受信アンテナ22の受信状況が他の受信アンテナ22より良いか比較確認できるようになっている。
このとき、信号状況検出制御部29aは、AND/判定回路29bを制御して、上記比較確認を、各隙間時間Sp1、Sp2の何れかの期間内において、定期的に(所定時に)、各受信アンテナ22を互いに切替るように設定されていることが好ましい。
AND/判定回路29bは、単にAND機能だけでなく、エラー確認部30より入力されたエラー信号と、信号状況検出制御部29aから入力された前記判定結果とに基づき、各受信アンテナ22の何れを選択するように切替るのか否か判定し、各ブロックデータ17A、17B、17C間の各隙間時間Sp1、Sp2の何れかの期間内でアンテナ切替処理をするようになっている。このとき、AND/判定回路29bは、エラー信号によって各受信アンテナ22を互いに切替るアンテナ受動切替手段として機能していることになる。一方、エラー信号とは無関係に、信号状況検出制御部29aからの指示により、所定の時期に、つまり定期的に各受信アンテナ22を切替るとき、AND/判定回路29bは、アンテナ能動切替手段として機能していることになる。
AND/判定回路29bで判定された、ダイバーシティアンテナ切替信号は、ANT切替部23に入力され、現在、各アンテナ22の一方が受信部25に接続されている状態から、他方のアンテナ22に、切替るだけのコントロール信号である。このようにブロックデータ間の各隙間時間Sp1、Sp2の期間内でのアンテナ切替により、ブロックデータが破壊されることを防止できる。
また、本実施の形態では、一方の受信アンテナ22で伝送信号を受信していて、受信エラーの発生が無くとも、定期的に、ダイバーシティ方式のための各受信アンテナ22を相互間にて切替て、それぞれのアンテナ受信状況に応じた伝送信号の各受信状況データを互いに比較確認し、その結果、各受信状況データより何れの受信アンテナ22で受信するのが良いかを判断し、その判断結果、受信状況のより良い方に受信アンテナ22を切替ることが可能となる。
また、本実施の形態においては、受信状況の良い方で、受信アンテナ22が選択されていても、何らかの外部影響により受信エラーが発生した時は、すぐに受信アンテナ22を良い方に切替ることを可能とせしめ、受信能力の改善をより確実化できる。
(実施の第二形態)
本発明に係るダイバーシティ方式の受信機における実施の第二形態について、図5に基づき以下に説明する。本実施の形態では、図1に示す信号状況検出制御部29aに代えて、図5に示すように、エラー率検出制御部29cが設けられている。本実施の第二形態では、実施の第一形態と同一の機能を有する各部材については、図5において同一の部材番号を付与して、それらの説明を省いている。
エラー率検出制御部29cは、エラー確認部30からのエラー信号ER2が入力されており、そのエラー信号ER2によってのみから、受信した伝送信号の受信状況をそれぞれ検出し、それら受信状況データをそれぞれ記憶しておき、それらの各受信状況データを互いに比較して、何れの受信状況データに対応する受信アンテナ22の受信状況が他の受信アンテナ22より良いか比較確認できるようになっている。なお、図5では、エラー率検出制御部は、エラー率検出、記憶、比較、制御部と記されている。
本実施の形態においては、ダイバーシティアンテナ受信方式にて、一方の受信アンテナ22で伝送信号を受信している時、一定時間内の伝送信号のデジタルデータ信号における受信信号のエラー率を検出して記憶しておく。受信エラーが多発しなくとも、定期的に各受信アンテナ22を互いに切替て、切替られた後の一定時間内の伝送信号の受信信号エラー率を確認し、受信アンテナ22を切替る前と切替た後のデータエラー率の低い方の受信アンテナ22に切替ることで、受信状況を改善できる。
また、受信時、データエラーが一回発生しただけでは、アンテナ切替動作を行わないが一定時間内に決められたエラー回数以上のエラーが発生すると、上記定期的に切替確認する動作より、優先して、直ちに受信アンテナ22を切替ることにより、受信能力の改善をより確実化できる。
(実施の第三形態)
本発明に係るダイバーシティ方式の受信機における実施の第三形態について、図6に基づき以下に説明する。本実施の形態では、図1に示す信号状況検出制御部29aに代えて、図6に示すように、振幅レベル検出制御部29dが設けられている。本実施の第三形態では、実施の第一形態と同一の機能を有する各部材については、図6において同一の部材番号を付与して、それらの説明を省いている。
振幅レベル検出制御部29dは、受信部25からの各ブロックデータであるデータ信号S1のみが入力され、各ブロックデータの状態から受信した各伝送信号(実際は、上記伝送信号に含まれるデジタルデータ信号)の受信状況である振幅レベルをそれぞれ検出し、それら振幅レベルをそれぞれ記憶しておき、それらの各振幅レベルを互いに比較して、何れの振幅レベルに対応する受信アンテナ22の受信状況が他の受信アンテナ22より良いか比較確認できるようになっている。
本実施の第三形態では、ダイバーシティアンテナ受信方式にて、一方の受信アンテナ22で伝送信号を受信している時、その受信した伝送信号の入力レベルを記憶しておき、受信エラーの発生が無くとも、定期的に、各受信アンテナ22を互いに切替て、切替られた後の入力レベルと、切替る前の入力レベルとを比較し、その結果、入力レベルの強い方の受信アンテナ22に切替ることが可能となる。
また、本実施の形態においては、入力レベルの大きい方で、受信アンテナ22が選択されていても、受信エラー発生時はすぐに他の受信アンテナ22に切替ることができて、それによっても受信能力の改善をより確実化できる。
上記のように実施の各形態においては、受信能力をより確実に改善できるので、オーディオアナログ信号を、オーディオデジタル信号に変換してワイヤレスにて伝送しても、原信号に近いオーディオアナログ信号を再生することができて、再生音質を向上できる。また、上記実施の第一ないし第三の各形態の何れかの受信機および例えば図2に示す送信機とを組み合わせることで、本発明の送受信システムを構成することが可能となる。
(実施の第四形態)
以下に、上記実施の第一ないし第三の各形態の何れかの受信機およびそれを用いた送受信システムを採用した、本発明に係るワイヤレス(無線)でのサウンドシステムについて説明する。上記サウンドシステムでは、スピーカが1つの1チャンネル、スピーカが2つの2チャンネル、スピーカが4つの4チャンネル、スピーカが5つの5チャンネル、またはスピーカが6つの5.1チャンネルが採用される。スピーカが4以上では、リアスピーカを備えたサラウンド再生となる。
上記サウンドシステムにおいては、オーディオデジタル信号生成手段と、前述の送信機(オーディオデジタル信号送信手段)1と、上記実施の第一ないし第三の各形態の何れかの受信機21、21a、21bと、上記受信機21、21a、21bからのオーディオアナログ信号を電力増幅するオーディオアンプ(図示せず)と、増幅されたオーディオアナログ信号を音声に変換して出力するスピーカ(図示せず)とが設けられている。
オーディオデジタル信号生成手段としては、音楽や音声を示すオーディオデジタル信号を含む、CDやDVDやハードディスクといったデジタルデータ信号を記録した記録媒体から上記オーディオデジタル信号を再生する再生装置や、インターネットなどからの通信により伝送される上記オーディオデジタル信号が配信される情報端末が挙げられる。
ところで、デジタルワイヤレス通信にて、音声信号を飛ばし受信して再生するサウンドシステムが普及してきたが、受信機に繋ぐパワーアンプの高出力化、ワイヤレスシステムの高S/N化により、上記サウンドシステムでは、ダイバーシティ方式の各アンテナの切替時におけるノイズ等の異音の発生が目立つようになってきた。つまり、受信機にて、受信信号のエラーを検出時、直ちに、ダイバーシティ方式の各受信アンテナを切替ていたため、アンテナ切替によりブロックデータを寸断することがあり、ブロックデータを壊し、ノイズ発生に繋がっていた。
本発明に係るサウンドシステムでは、本発明の受信機や送受信システムを採用することで、ブロックデータを壊す可能性を減らし、その結果、ノイズ等の異常音発生を抑えることができる。また、突発的な外部環境の影響によるブロックデータを壊す可能性を減らし、ダイバーシティ方式のための各受信アンテナ22の切替を効率よく行い、その結果、ノイズ等の異常音発生を抑えることができる。
すなわち、このようなサウンドシステムでは、本発明に係る受信機や送受信システムを用いたことにより、ブロックデータの間にて各受信アンテナ22の切替を実行できるので、受信したブロックデータを確実に受信できて、そのようなブロックデータに基づき復元されたオーディオアナログ信号の信号品質を向上できて、良好な再生音声品質を得ることができる。また、上記サウンドシステムでは、各受信機21、21a、21bにおいて、オーディオデジタル信号からオーディオアナログ信号に変換している例を挙げたが、上記オーディオデジタル信号を直接スピーカアウトできるデジタルスピーカを用いて、上記変換を省けることは明らかであろう。
なお、上記実施の各形態では、情報として、オーディオアナログ信号を用いた例を挙げたが、本発明は、時系列的に連続性を有し、互いに隣り合うブロックデータのデータ内容に相関性が高い、データ、例えばビデオデータについても適用可能である。よって、本発明は、DVDを用いた家庭内ムービーの、リアスピーカを用いたサラウンドシステムなどのサウンドシステムといったワイヤレスオーディオ・ビジュアルの用途に好適に利用できる。
本発明のダイバーシティ方式の受信機、ダイバーシティ方式の送受信システムおよびそれらを用いたサウンドシステムは、無線にて、音声をデジタルデータ信号として伝送し復調して良好に、ノイズ等の異音の発生を抑制しながら復元して音質良く再生することが可能となるので、家庭内ムービーのサラウンドシステムなどにおけるワイヤレスオーディオ・ワイヤレスビデオの用途に好適に利用できる。
本発明に係るダイバーシティ方式の受信機における実施の第一形態を示す回路ブロック図である。 本発明に係るダイバーシティ方式の送受信機における送信機を示す回路ブロック図である。 上記送信機からの伝送信号を示す波形図である。 上記受信機での伝送信号を示す波形図である。 本発明に係るダイバーシティ方式の受信機における実施の第二形態を示す回路ブロック図である。 本発明に係るダイバーシティ方式の受信機における実施の第三形態を示す回路ブロック図である。
符号の説明
22 受信アンテナ
23 ANT切替部(アンテナ切替手段)
25 受信部(復調手段)
26 復調部(復調手段)
29a 信号状況検出制御部(信号状況検出手段、制御手段)
29b AND/判定回路(アンテナ能動切替手段)

Claims (7)

  1. デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、
    前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、
    前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、
    前記伝送信号の信号状況を検出して出力する信号状況検出手段と、
    所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の前記信号状況検出手段の各検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、
    前記信号状況検出手段の検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えていることを特徴とするダイバーシティ方式の受信機。
  2. デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、
    前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、
    前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、
    前記伝送信号に関するエラー検出を行うエラー検出手段と、
    所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の前記エラー検出手段の各エラー検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、
    前記エラー検出手段の検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えていることを特徴とするダイバーシティ方式の受信機。
  3. デジタルデータ信号を含む伝送信号をそれぞれ受信して出力するための複数の各受信アンテナと、
    前記複数の各受信アンテナの内、一つの受信アンテナを選択するためのアンテナ切替手段と、
    前記選択された受信アンテナからの前記伝送信号に基づき前記デジタルデータ信号を復調により再生して出力する復調手段と、
    前記復調手段からの前記デジタルデータ信号の振幅レベルを検出する振幅レベル検出手段と、
    所定時に、前記アンテナ切替手段を作動せしめ、各受信アンテナの切替前および切替後の前記振幅レベル検出手段の各検出結果をそれぞれ出力させるアンテナ能動切替手段と、
    前記振幅レベル検出手段の検出結果に応じて前記アンテナ切替手段を作動せしめる制御手段と、を備えていることを特徴とするダイバーシティ方式の受信機。
  4. 前記デジタルデータ信号は、オーディオ信号を含む、請求項1ないし3の何れか1項に記載のダイバーシティ方式の受信機。
  5. オーディオデジタル信号をデジタルデータ信号として生成するオーディオ信号生成手段と、
    前記オーディオデジタル信号を伝送信号に変調して無線にて送信するオーディオ信号送信手段と、
    請求項1ないし4の何れか1項に記載の受信機と、を有することを特徴とするダイバーシティ方式の送受信システム。
  6. 請求項5記載の送受信システムと、
    前記復調手段からのオーディオデジタル信号をスピーカアウトするデジタルスピーカと、を備えるワイヤレスサウンドシステム。
  7. 請求項5記載の送受信システムと、
    前記復調手段からのオーディオデジタル信号をオーディオアナログ信号に変換して出力するデジタル−アナログ変換手段と、
    前記デジタル−アナログ変換手段からのオーディオアナログ信号をスピーカアウトするアナログスピーカと、を備えるワイヤレスサウンドシステム。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014183517A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Sony Corp テレビジョン受信装置、テレビジョン受信方法および携帯端末

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