JP2006068965A - 印刷診断方法及び装置並びに印刷データ表示装置 - Google Patents

印刷診断方法及び装置並びに印刷データ表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】わずかな印刷機の状態変化、一時的又は周期的な印刷現象を的確に検出する。
【解決手段】本発明の一態様に係る印刷診断方法では、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定し、複数の印刷物についての単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷機による印刷状態(印刷機による印刷において発生した印刷現象を含む)の把握に用いられるデータを表示する印刷診断方法及び装置並びに印刷データ表示装置に関する。
通常、オフセット印刷では、高品質の印刷物を得るために、インキ量を適切に調整する必要がある。
インキ量が不足すると、印刷濃度が低くなり、ボリューム感又は光沢感が不足する。逆に、インキ量が過剰になると、印刷濃度が高くなり、中間調の網点がつぶれるなどにより所望の階調再現が困難となる。
また、オフセット印刷では、インキ量の調整とともに湿し水量を調整する必要がある。
インキ量に対して湿し水量が多いと、インキが過乳化し、安定した印刷品質を得ることが困難になる。逆にインキ量に対して湿し水量が少ないと、地汚れが発生する場合がある。
そこで、オペレータは、所望の階調再現が可能となるように、インキ量と湿し水量とのバランス(以下、「インキ/水バランス」という)を調整する。オペレータは、目視で印刷物をチェックし、インキ量と湿し水量とが適切になるように調整を行い、表現豊かな印刷物を得る。
しかしながら、印刷機は、インキ又は用紙などの材料、あるいは印刷現場の環境に伴う様々な変動要因のために、頻繁に状態が変化する。印刷機の状態は、印刷中であってもわずかながら変化している。このため、印刷物(例えば印刷シート)のインキ濃度又はインキ/水バランスなどが変化し、結果として印刷色調が変化する場合がある。
このような状況で、表現豊かな印刷物を安定して得るためには、オペレータがわずかな色調の変化を確実に把握してインキ量と湿し水量とを調整する高度な熟練技術を持つことが要求される。しかしながら、このような熟練した技術を持つオペレータの数は減少しつつある。
上記のような問題を解消するために、様々な発明がなされており、実用化されている。例えば、オンラインの装置では、特許第3265902号の色評価装置、特許第3218910号の印刷物評価装置、特許第3149723号の絵柄位置検出装置が提案されている。
これらの文献で開示されている装置は、印刷中に適宜抜き取られた印刷物の測色データを検出し、基準印刷物から得られた測色データとこの検出された測色データとを比較し、印刷物のわずかな色調の変化を検出する。
また、インラインの装置として、印刷物中にレイアウトされたカラーバーの色を測定し、測定された測色データと基準印刷物の測色データとを比較することによって色調の変化を検出する装置が市販されている。このような装置の一例として、色調の変化分をインキ量に変換しインキキー開度にフィードバックすることによって、自動的に所望のインキ量への調整を行うインライン色調制御装置がある。
しかしながら、上記のようなオフラインの色評価装置、印刷物評価装置、絵柄位置検出装置、インライン色調制御装置は、印刷中の印刷物の濃度値又は測色値を用いて色調調整のためのインキ量を調整する目的で開発されており、時々刻々と変化する印刷機の状態までを考慮して印刷の仕上り具合を適切に調整することは困難である。
例えば、目標濃度などを定めておき、上記のような市販のインライン色調制御装置を用いて印刷を行うと、印刷機の状態が良好な場合には、いつも同レベルの印刷色調にすばやく調整可能である。
しかしながら、印刷機の状態が良好でない場合には、測色された測色データが目標濃度となるように印刷を行っても、階調再現が印刷の状態から影響を受けて変化し、いつも同レベルの印刷物を得ることが困難となる。
熟練した技術を持つオペレータは、印刷機の状態を頻繁に観察し、所望の印刷物が得られるように、インキ量と湿し水量を微調整することが可能である。しかし、このような熟練した技術を持つオペレータであっても、全ての印刷物をチェックすることはなく、印刷機の状態を常に把握することは容易でない。
また、オペレータは、印刷物に何か変化があったと感じた場合であっても、この変化がどの程度の変化なのか、この変化の原因は何か、などを的確に判断することは困難である。
このような問題を解決する技術として、特開2001−325092号公報に開示されている発明がある。
この特開2001−325092号公報には、インターネットを利用して各印刷拠点の異常検出又は印刷品質の診断を効果的に行う印刷機遠隔診断システムが開示されている。
この特開2001−325092号公報では、多数の現地印刷拠点を地域毎にグルーピングしたサービス拠点と、各印刷機の技術情報とともに異常復帰用のサービス情報を管理する統括管理拠点との間が、WWWサーバによりネットワークに接続されている。サービス拠点は、サンプル印刷物より印刷品質を検出してこの印刷品質を定量化する印刷品質検出装置を備えている。この定量化された印刷品質を表す印刷品質データは、ネットワークを介してサービス拠点から統括拠点に転送される。そして、統括拠点では、所定の診断が行われ、この診断結果がサービス拠点又はサービスマンに送信される。
これにより、印刷機に異常が発生した場合に、印刷機を効率よく修理可能である。
特許第3265902号 特許第3218910号 特許第3149723号 特開2001−325092号公報
印刷機の状態、及び印刷機に備えられているブランケット又はローラなどの消耗品の状態は、時々刻々と変化する。
印刷色調は、印刷機の状態変化及び消耗品の状態変化から影響を受ける。しかしながら、仮に印刷機の状態又は消耗品の状態が変化した場合であっても、印刷機を修理するほどの異常が発生したわけでなく、印刷機の調整、消耗品の調整、消耗品の交換などにより対処可能な場合がある。
上記の特開2001−325092号公報では、印刷を中止する程の異常が発生し、印刷機メーカに修理を依頼する場合にユーザは効率的なサービスを受けることが可能である。
また、印刷物の得られた印刷状態を把握するために、スラーゲージ又は線数の異なる網点を特別に配置した専用の管理ゲージを用いる技術がある。
この専用の管理ゲージを用いる技術では、専用の管理ゲージを限られた印刷用紙の印刷レイアウト以外の余白部分に予め配置する必要がある。しかしながら、印刷シートにおける余白スペースが狭い場合、専用の管理ゲージを余白部分に配置することが困難である。
特に、印刷用紙の余白部分にカラーバーを配置し、カラーバーを測定することによって印刷品質管理を行い、又はカラーバーから得られた測色データを用いてインキ量を調整するインラインの色調制御装置を使用する場合、余白部分にはすでにカラーバーが配置されているため、さらに余白部分に専用の管理ゲージを配置することは困難である。
カラーバー内にはインキキー毎に限られた数のパッチしか配置できない。一般的な印刷品質管理のためのカラーパッチは、墨(ブラック:K)、藍(シアン:C)、紅(マゼンタ:M)、黄(イエロー:Y)のベタパッチ(網点面積率100%)、墨、藍、紅、黄の網点面積率75%のパッチ、墨、藍、紅、黄の網点面積率50%のパッチ、RGBの二次色パッチ、又は3Cグレーパッチをインキキー毎に具備する。このため、さらに、カラーバー内に専用の管理ゲージに相当するパッチを配置させることは困難である。
また、印刷シートの余白部分に専用の管理ゲージを配置させることができたとしても、この専用の管理ゲージは特定の印刷現象を把握することを目的に設計されているため、印刷絵柄に影響を与える全ての印刷機のわずかな状態変化を的確に検出することは困難である。
また、この特定の印刷現象を検出する場合であっても、印刷現象の発生の仕方は、印刷中一時的に発生する場合又は周期的に変化する場合など、様々であるため、オペレータが適宜抜き取り検査を行って印刷物にレイアウトされた専用の管理ゲージを観察したとしても、特定の印刷現象の検出が困難な場合がある。
本発明は、以上のような実情に鑑みてなされたもので、わずかな印刷機の状態変化、一時的又は周期的な印刷現象を専用の管理ゲージなどの特別なパッチを用いることなく、的確に検出するとともに、原因を判断するための印刷診断方法及び装置並びに印刷データ表示装置を提供することを目的とする。
本発明を実現するにあたって講じた具体的手段について以下に説明する。
本発明の第1例において、印刷診断方法は、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定し、複数の印刷物についての単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示する。
これにより、印刷物の色管理データの経時変化をオペレータに知らせることができる。
本発明の第2例において、印刷診断方法は、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定し、単色ベタパッチ及び単色平網パッチの経時的変化の内容と印刷状態とを関係付けた診断規則にしたがって、複数の印刷物から測定された単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを診断し、複数の印刷物についての印刷状態を表示する。
これにより、単色ベタパッチと単色平網パッチのわずかな挙動変化に基づいて、印刷状態を診断できる。単色ベタパッチと単色平網パッチとは、印刷状態に影響を受け、印刷状態の内容に応じた固有の特徴(挙動)を持つ。この固有の特徴に基づいて印刷状態を把握できる。
これに対し、ベタ濃度値と平網濃度値とを用いて、一般的によく知られているマレーデービスの式によってドットゲインを求めたとする。この場合、このドットゲイン値は生データではなく、ベタ濃度と平網濃度から求められる計算値であるので、このドットゲインの経時変化では、印刷状態の固有の特徴を把握することは困難である。印刷状態は、単色ベタパッチと単色平網パッチとの色管理データの経時的変化を比較することで、的確に把握し、固有の特徴を判断できる。
本発明の第3例において、上記第2例の診断規則は、単色ベタパッチの濃度の経時的変化と単色平網パッチの濃度の経時的変化とが安定状態の場合を定常状態とすると定義されている。
本発明の第4例において、上記第2例の診断規則は、単色ベタパッチの濃度の経時的変化が安定状態であって、単色平網パッチの濃度の経時的変化において変動幅が所定の許容レベルより大きい場合をダブリとスラーの少なくとも一方の発生状態とすると定義されている。
本発明の第5例において、上記第2例の診断規則は、単色ベタパッチの濃度の経時的変化において変動幅が所定の第1許容レベルより大きく単色平網パッチの濃度の経時的変化において変動幅が所定の第2許容レベルより大きい場合をインキ/水バランスの不安定状態とすると定義されている。
本発明の第6例において、上記第2例の診断規則は、単色ベタパッチの濃度の経時的変化と単色平網パッチの濃度の経時的変化とが周期的に変動している場合をインキ/水バランスの不安定状態とすると定義されている。
本発明の第7例は、上記第1例〜第6例までの印刷診断方法において、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとの経時的測定は、少なくとも印刷機による連続的な印刷物の印刷100回に対して1回行われる印刷診断方法である。
これにより、従来の測定では検出困難であったインキ/水バランスの不良、スラー発生、ダブリ発生などの微妙な印刷状態までを的確に検出し、オペレータに知らせることができる。
本発明の第8例において、印刷診断装置は、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定する手段と、複数の印刷物についての単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示する手段とを具備する。
本発明の第9例において、印刷診断装置は、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定する手段と、単色ベタパッチ及び単色平網パッチの経時的変化の内容と印刷状態とを関係付けた診断規則にしたがって、複数の印刷物から測定された単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを診断する手段と、複数の印刷物についての印刷状態を表示する手段とを具備する。
本発明の第10例において、印刷データ表示装置は、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定した結果に基づいて、単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを対比可能な状態で表示する。
本発明の第11例において、印刷データ表示装置は、それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定した結果と、単色ベタパッチ及び単色平網パッチの経時的変化の内容と印刷状態とを関係付けた診断規則にしたがって、単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを診断した結果とに基づいて、複数の印刷物についての印刷状態を表示する。
上記第8例、第10例においても、上記第1例と同様の効果を得ることができ、また、上記第9、第11例においても、上記第2例と同様の効果を得ることができる。
本発明においては、わずかな印刷機の状態変化、一時的又は周期的な印刷現象を専用の管理ゲージなどの特別なパッチを用いることなく、的確に検出することができる。
また、本発明においては、印刷機の状態変化、一時的又は周期的な印刷現象の原因を判断するための診断情報をオペレータに通知できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、同一の部分については同一の符号を付して説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本実施の形態に係る印刷診断方法を実現する印刷診断装置の一例を示すブロック図である。
なお、本実施の形態に係る印刷診断方法では、印刷された印刷物から測定された色管理データ(測定データ)は濃度値を表すとして説明を行うが、測色値などを表すとしてもよい。
本実施の形態において、印刷診断装置1は、印刷機(オフセット輪転機)2に取り付けられている。
測定ヘッド3a,3bは、印刷機2に具備されている墨、藍、紅、黄の各印刷ユニット2a〜2dを通過した後のウェブ4の色管理データを測定する。各印刷ユニット2a〜2dには、ブランケット胴5、版胴6、インキローラ7が具備されている。なお、図1では、印刷ユニット2aについてのみブランケット胴5、版胴6、インキローラ7の符号を付し、他の印刷ユニット2b〜2dについては符号を省略している。
色調管理装置8は、測定ヘッド3a,3b、取得部8a、色管理制御部8bを具備する。
取得部8aは、測定ヘッド3a,3bで測定された各色管理データを取得する。
色管理制御部8bは、測定ヘッド3a,3bによって測定され、取得された色管理データが基準値によって定まる所定の許容範囲に属するように、例えばインキキー操作量又はインキキー開度などのような制御実行値を求め、この制御実行値を印刷制御装置9に提供する。
印刷制御装置9は、色管理制御部8bから制御実行値を受け付け、この制御実行値にしたがって印刷機2を制御する。例えば、印刷制御装置9は、色管理制御部8bから受け付けたインキキー操作量又はインキキー開度にしたがってインキキーを操作する。
印刷機2は、墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチと、墨、藍、紅、黄の網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える印刷物を連続的に印刷する。
本実施の形態において、測定ヘッド3a,3bは、印刷機2によって連続的に印刷された印刷物のうち、複数の印刷物について、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定する。
印刷診断装置1は、取得部1a、演算部1b、表示部1cを具備する。
取得部1aは、測定ヘッド3a,3bで経時的に測定された各色管理データを取得し、この各色管理データを演算部1bに提供する。
演算部1bは、取得部1aから受け付けた各色管理データに対して所望のデータ処理を実行し、処理された各色管理データを表示部1cに提供する。
表示部1cは、演算部1bから受け付けた処理された単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとの経時的変化を表示する。なお、表示部1cは、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データの双方を対比可能に表示する。表示部1cは、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データの双方を一度に表示することが好ましいが、単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データを交互に表示することで対比可能としてもよい。
図2は、印刷物(印刷シート)上の測定位置の一例を示す図である。
ウェブ4上の印刷レイアウト10の余白部分に、単色ベタパッチと単色平網パッチとを含むカラーバー11が配置されている。
インライン型の色調管理装置8では、ウェブ4に印刷されたカラーバー11が印刷実行中に測定される。
インライン型の色調管理装置8は、カラーバー11全体を測定し、測定された色管理データを基準値と比較し、適切なインキ量となるようにインキキー操作量又はインキキー開度を求め、求められたインキキー操作量又はインキキー開度を印刷制御装置9に提供する。
ここで、通常のインライン型の色調管理装置について簡単に説明する。通常のインライン型の色調管理装置では、印刷機の上刷面側、下刷面側のそれぞれに測定ヘッドが1つずつ設けられており、各測定ヘッドは、ウェブを左右に走査し、カラーバー全体を測定する。この場合、各測定ヘッドによるカラーバーの個々のパッチ測定頻度は、1走査に1回である。通常のインライン型の色調管理装置では、ウェブの幅にもよるが、1回の走査に約15〜30秒の時間を要する。このため、カラーバーの個々のパッチ測定頻度は15〜30秒に1回となる。仮に印刷スピードが1000RPMの場合には、印刷物250〜500枚に1回の測定頻度となる。通常のインライン型の色調管理装置においては、このように、印刷物250〜500枚に1回の測定頻度で、印刷実行中の印刷シート上のインキ量を適切に調整する。
本実施の形態に係る印刷診断方法では、ウェブ4上に印刷された墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチと、墨、藍、紅、黄の網点面積率30〜90%の単色平網パッチを継続測定する。
なお、墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの網点面積率を90%以下とする理由は、単色平網パッチの網点面積率が90%より大きい場合、単色平網パッチの網点面積率が単色ベタパッチに近くなるため、単色平網パッチの特徴が単色ベタパッチの特徴に近づき、単色平網パッチと単色ベタパッチの双方を測定する意義が小さくなり、診断に用いることが困難となるためである。
また、墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの網点面積率を30%以上とする理由は、単色平網パッチの網点面積率が30%より小さい場合、単色平網パッチの濃度が薄くなり、単色平網パッチの特徴が現れにくくなり、単色平網パッチの色管理データを診断の判断に用いることが困難となるためである。
単色ベタパッチと単色平網パッチとを継続して測定する測定方法として、印刷機2の上刷面側、下刷面側のそれぞれを、複数の測定ヘッドで測定する方法を適用してもよい。
また、測定ヘッドの増設には費用が必要となるため、カラーバー11全体を測定するのではなく、カラーバー11に含まれているパッチのうち単色平網パッチと単色ベタパッチとを含む任意の位置のみを測定して、継続測定を実現するとしてもよい。
本実施の形態では、印刷機2の上刷面側、下刷面側のそれぞれ一台の測定ヘッド3a,3bで、単色平網パッチと単色ベタパッチとを含むウェブ4上の4つの位置が測定されるとする。
本実施の形態におけるウェブ4と印刷レイアウト10、測定位置P1〜P4との関係は、上記図2に表されている。
オフセット輪転機による印刷レイアウトには、通常、上刷面、下刷面のそれぞれに、8ページ又は16ページの内容が含まれる。上記図2では、印刷レイアウト10の片面に8ページの内容が印刷されている。
この図2では、印刷方向に垂直な方向(幅方向)に4ページ分の内容が並んでいる。すなわち、本実施の形態では、幅方向に4つの面A1〜A4が配置されている。
この面A1〜A4の配置に応じて、絵柄の配置又は文字の配列が定められるため、この面A1〜A4毎に、印刷状態の把握を行う。
本実施の形態では、カラーバー11の測定において、4つの面A1〜A4の各中心位置に存在する墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチと、墨、藍、紅、黄の単色平網パッチとを継続測定する。
以下に、本実施の形態に係る印刷診断方法の適用例について説明する。上述したように、墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの網点面積率は、30〜90%の間であればよいが、以下においては75%の場合について説明を行う。また、以下においては印刷物が印刷シートであるとして説明を行う。
本実施の形態において、測定頻度は、約5枚の印刷シートに対して1回の測定とする。また、測定された約5枚毎の色管理データを用いて、印刷シート約10枚毎、約20枚毎、約50枚毎、約100枚毎、約200枚毎に1回の測定頻度となる色管理データを得るために、間引き処理を実行する。そして、それぞれの測定頻度毎に、測定された色管理データの経時変化によって得られる挙動の関係について、シミュレーションを実行し、特徴の把握を行う。
図3は、測定頻度と測定された色管理データの経時変化の挙動との関係の一例を示すグラフである。
この図3において、左側は単色ベタパッチの濃度の挙動の一例を示し、右側は単色平網パッチ(75%)の濃度の挙動の一例を示す。
図3において、上から順に、測定頻度が5枚、10枚、20枚、50枚、100枚、200枚に1回の場合を表している。
測定頻度が5枚に1回の色管理データはオリジナルデータであり、測定頻度が10枚、20枚、50枚、100枚、200枚に1回の色管理データは、オリジナルデータからの抽出により得られる。
この図3では、測定頻度が5枚、10枚、20枚毎に1回の場合、色管理データの挙動について、周期的な変動、及び印刷濃度の変化状態を把握することができる。
測定頻度が50枚、100枚に1回の場合、色管理データの挙動について、印刷濃度の周期的な変動は把握することができる。しかしながら、印刷濃度の変化状態については、濃度のばらつきが大きくなる状態、一時的に濃度が変化する状態がかろうじて把握することができる程度になる。
測定頻度が200枚に1回の場合、色管理データの挙動について、印刷濃度の周期的な変動はかろうじて把握することができる程度になる。
このようなシミュレーションの結果から、測定頻度は、少なくとも印刷シート100枚に1回とすることが好ましいことがわかるが、通常の測定頻度でも、ある程度のレベルまでは印刷濃度の周期的な変動を把握することができる。
以下に、実際の測定結果について説明する。
まず、オペレータの操作により、通常の印刷作業を開始し、適当なインキ量と湿し水量への調整を行い、4分後に、ある所定の印刷品質を持つOKシートを得た。
そして、測定ヘッド3a,3bにより、カラーバー11の各面A1〜A4の測定位置(中心部)に配置されている墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチ及び墨、藍、紅、黄の単色平網パッチを、印刷シート5枚に1枚の測定周期で、約3000回測定した。測定ヘッド3a,3bは、ある測定位置の測定が終了すると、次の測定位置に移動する。
図4は、このような実際の測定結果を表示部1bによって表示した画面の一例を示す図である。
この図4において、測定された墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチ及び墨、藍、紅、黄の単色平網パッチ毎の濃度値は、直ちに経時的に表示されている。
オペレータは、この画面から常に現在の印刷状態を確認可能である。
この図4において、墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチの濃度値、及び墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの濃度値の挙動は、一定幅を保ちながら安定している。この実際の測定結果の例では、OKシートが得られた後の平均色差は1.4程度であり、安定した印刷状態であることが分かる。
図5は、本実施の形態に係る印刷診断方法の一例を示すフローチャートである。
ステップS1において、測定ヘッド3a,3bは、少なくとも印刷100回に対して1回の周期で、墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチと墨、藍、紅、黄の網点面積率30〜90%の単色平網パッチとの色管理データを経時的に測定する。
ステップS2において、取得部1aは、測定された墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチの色管理データと墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの色管理データとを受け付ける。
ステップS3において、演算部1bは、取得部1aによって受け付けられた色管理データを表示し易いように所望のデータ処理を実行する。
ステップS4において、表示部1cは、各墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示する。
以上説明した本実施の形態では、表示部1cの表示画面から印刷機2のわずかな状態変化、各種の印刷現象の発生を確認することができる。
これにより、オペレータは、適切な処置を行うことができ、印刷機による印刷状態を良好に保つことができ、迅速にOKシートの作成でき、また、OKシートが得られた後の印刷品質を良好に安定させることができる。
なお、本実施の形態において、取得部1aは、取得した各色管理データを図示しない記録部に記録し、演算部1bは、この記録部に記録された色管理データに対して所望の処理を施し、表示部1cは、この演算部1bで処理された色管理データに基づいて表示を行うとしてもよい。
(第2の実施の形態)
本実施の形態においては、メンテナンスが不十分な印刷機2について印刷状態の原因を自動診断する印刷診断方法について説明する。
図6は、本実施の形態に係る印刷診断方法を実現する印刷診断装置の一例を示すブロック図である。
印刷診断装置12は、取得部12a、診断規則受付部12b、記録部12c、診断部12d、表示部12eを具備する。
取得部12aは、測定ヘッド3a,3bで経時的に測定された各色管理データを取得し、この各色管理データを診断部12d及び表示部12eに提供する。
診断規則受付部12bは、測定された色管理データから診断結果を得る診断処理に用いられる診断規則をオペレータから受け付け、この診断規則を表す診断規則データ13を記録部12cに記録する。
本実施の形態において、診断規則データ13では、各種の印刷状態と、単色ベタパッチと単色平網パッチとの経時的変化の内容とが関係付けされている。
診断部12dは、経時的に測定された単色ベタパッチの色管理データと単色平網パッチの色管理データとを取得部12aから受け付けるとともに、記録部12cから診断規則データ13を読み出す。
また、診断部12dは、測定された単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と単色平網パッチの色管理データの経時的変化とが、診断規則データ13におけるどの印刷状態に相当するか判断し、診断結果を示す診断データを表示部12eに提供する。
すなわち、診断部12dは、測定された色管理データの経時的変化と診断規則データ13における単色ベタパッチと単色平網パッチとの経時的変化とを比較し、対応する印刷状態を求める。
表示部12eは、取得部12aから受け付けた単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と、単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示するとともに、診断部12dから受け付けた診断データを表示する。
以下において、本実施の形態に係る印刷診断方法の概念について説明する。
上述したように、本実施の形態では、印刷機2のメンテナンスが不十分であるとする。
メンテナンスが不十分な印刷機2は、印刷状態が安定しない傾向がある。このため、OKシートを得るまでに時間がかかることが多い。また、メンテナンスが不十分な印刷機2では、OKシートを得た後であってもオペレータが頻繁に印刷シートをチェックし、適切なインキ量と湿し水量の調整を行う必要がある。頻繁に、印刷シートのチェック、適切なインキ量と湿し水量の調整を行わなければ、高品質の印刷シートを提供することが困難となる。
本実施の形態においては、印刷機2の状態を把握、整備するために様々な絵柄に対して印刷テストを行う。
また、本実施の形態では、測定ヘッド3a,3bにより、3500回から13000回、カラーバー11内の測定位置の各墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチと墨、藍、紅、黄の単色平網パッチ(網点面積率30%〜90%)の色管理データを測定する。測定頻度は、本実施の形態においても、印刷シート5枚に対して1回とする。
図7は、本実施の形態において測定された単色ベタパッチと単色平網パッチの色評価データの経時的変化の一例を示す図である。
この図7では、ある色について単色ベタパッチと単色平網パッチの濃度値の経時的変化が表示部12eによって表示された場合を表している。
通常、単色ベタパッチと単色平網パッチの濃度値の経時的変化は定常状態となるが、この図7では、定常状態ではない印刷状態を表している。
上記図7のうち、挙動状態B1では、単色平網パッチの濃度の変動幅が所定の第1許容範囲より大きくなっている。この挙動状態B1の場合には、ダブリ、スラーが発生していると考えられる。
挙動状態B2では、単色ベタパッチの濃度値が所定の第2許容範囲より大きくなっており(定常状態より若干大きい状態)、かつ単色平網パッチの濃度値が所定の第3許容範囲より大きくなっている(定常状態と比べて異常に大きい状態)。この挙動状態B2の場合には、インキ/水バランスが不安定であることを原因として、インキの転移・転写が不安定になっている状態が発生していると考えられる。
挙動状態B3では、単色ベタパッチの濃度値と単色平網パッチの濃度値とが周期的に変化している。この挙動状態B3の場合、インキ/水バランスが不適切であると考えられる。
診断部12dは、このような診断規則にしたがって、診断処理を実行する。なお、上記第1〜3許容範囲については、実験など実際に印刷状態の変化している濃度値とその原因との関係を予め調査し、設定することができる。
そして、診断結果を表示部12eに表示することにより、印刷機2の適切なメンテナンスを行うことができ、必要な部分のみを重点的に修理でき、従来の印刷機のメンテナンスよりも修理日程、修理費を大幅に削減できる。
以下に、実際の測定結果について説明する。
本実施の形態において、メンテナンス後、オペレータの操作により通常の印刷作業を行った場合、上記第1の実施の形態とほぼ同様に、5分程度でOKシートを得ることができた。
その後、上記第1の実施の形態と同様に、測定ヘッド3a,3bにより、カラーバー11の各面A1〜A4の測定位置における墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチ及び墨、藍、紅、黄の単色平網パッチを、印刷シート5枚に1枚の測定周期で、約3000回測定した。
この場合、本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様な定常状態であることが確認された。このまま印刷終了まで印刷状態は安定しており、OKシート後の平均色差1.5程度の安定した印刷が可能であった。
図8は、本実施の形態に係る印刷診断方法の一例を示すフローチャートである。
ステップT1,T2は、上記図5のステップS1,S2と同様である。
ステップT3において、診断部12dは、記録部12cの診断規則データ13に基づいて、各面A1〜A4における各墨、藍、紅、黄の単色ベタパッチの色管理データと墨、藍、紅、黄の単色平網パッチの色管理データの経時的変化の内容に対応する墨、藍、紅、黄の印刷状態を求め、診断データを作成する。
ステップT4において、表示部12eは、診断データに基づいて、各面A1〜A4における印刷状態の診断結果を表示する。
図9は、表示部12eに表示された診断結果の一例を示す画面である。
この図9では、表示画面14に、各面A1〜A4における測定位置が表されている。また、各面A1〜A4における墨、藍、紅、黄について、定常状態か、ダブリ、スラーが発生しているか、インキ/水バランスの不良が発生しているか、について表形式で表示されている。
図10は、診断部12dの診断処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、各面A1〜A4における各色(墨、藍、紅、黄)について実行される。
ステップU1において、診断部12dは、単色ベタパッチの濃度値の経時的変化が安定しているか否か判断する。
このステップU1において単色ベタパッチの濃度値の変化が安定している場合、ステップU2において、診断部12dは、単色平網パッチの濃度値の変化が安定しているか否か判断する。
このステップU2において単色平網パッチの濃度値の変化が安定している場合、ステップU3において、診断部12dは、定常状態であると診断する。
一方、ステップU2において単色平網パッチの濃度値の変化が安定していない場合、ステップU4において、診断部12dは、ダブリ、スラーが発生していると診断する。
上記ステップU1において単色ベタパッチの濃度値の変化が安定していない場合、ステップU5において、診断部12dは、単色ベタパッチの濃度値と単色平網パッチの濃度値とが周期的に変化しているか否か判断する。
このステップU5において周期的に変化していると判断された場合、ステップU6において、診断部12dは、インキ/水バランス不良が発生していると診断する。
一方、ステップU5において周期的に変化していないと判断された場合、ステップU7において、診断部12dは、単色平網パッチの濃度値の変化が安定しているか否か判断する。
このステップU7において単色平網パッチの濃度値の変化が安定している場合、ステップU8において、診断部12dは、印刷シートが不良であると診断する。
ステップU7において単色平網パッチの濃度値の変化が安定していない場合、ステップU9において、診断部12dは、インキ/水バランス不良が発生していると診断する。
以上説明した本実施の形態では、上記第1の実施の形態と同様の効果に加えて、印刷機2の状態変化、各種の印刷現象の発生の原因を確認することができる。
これにより、オペレータは、一層印刷機2について適切な処置を行うことができ、印刷機2による印刷状態を良好に保つことができ、迅速にOKシートの作成ができ、OKシートが得られた後の印刷品質を安定させることができる。
なお、本実施の形態において、取得部12aは、取得した各色管理データを記録部12cに記録し、診断部12d及び表示部12eは、この記録部12cに記録されている各色管理データを読み出すとしてもよい。
上記各実施の形態において、各構成要素は、同様の動作を実現可能であれば自由に変形可能であり、配置を変更させてもよく、自由に組み合わせることが可能であり、分割することも可能である。例えば、色調管理装置8と印刷診断装置1又は12とを組み合わせてもよい。また、実施の形態は墨、藍、紅、黄の4色機としたが、1色機や2色機、あるいは特色を含む印刷機などにも同様に適用可能である。
本実施の形態における印刷診断装置1,12としての機能は、プログラムを読み込んだコンピュータにより実現されるとしてもよい。
この場合、プログラムは、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで、コンピュータに適用可能である。
また、このプログラムを通信媒体により伝送し、コンピュータに適用することも可能である。コンピュータは、プログラムを読み込み、プログラムによって動作が制御されることにより、印刷診断装置1,12としての各機能を実現する。
本発明は、印刷機による印刷状態を診断する印刷診断方法及び装置並びに印刷データ表示装置に適用される。
本発明の第1の実施の形態に係る印刷診断方法を実現する印刷診断装置の一例を示すブロック図。 印刷物の測定位置の一例を示す図。 測定頻度と測定された色管理データの経時変化の挙動との関係の一例を示すグラフ。 表示部によって表示した画面の一例を示す図。 同実施の形態に係る印刷診断方法の一例を示すフローチャート。 本発明の第2の実施の形態に係る印刷診断方法を実現する印刷診断装置の一例を示すブロック図。 同実施の形態において測定された単色ベタパッチと単色平網パッチの色評価データの経時的変化の一例を示す図。 同実施の形態に係る印刷診断方法の一例を示すフローチャート。 表示部に表示された診断結果の一例を示す画面。 診断部の診断処理の一例を示すフローチャート。
符号の説明
1,12…印刷診断装置、1a,8a,12a…取得部、1b…演算部,1c,12e…表示部、3a,3b…測定ヘッド、4…ウェブ、5…ブランケット胴、6…版胴、7…インキローラ、8…色調管理装置、8b…色管理制御部、9…印刷制御装置、10…印刷レイアウト、11…カラーバー、A1〜A4…面、P1〜P4…測定位置、12b…診断規則受付部、12c…記録部、12d…診断部、13…診断規則データ、14…表示画面

Claims (11)

  1. それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定し、
    前記複数の印刷物についての前記単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と前記単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示する
    ことを特徴とする印刷診断方法。
  2. それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定し、
    前記単色ベタパッチ及び前記単色平網パッチの経時的変化の内容と印刷状態とを関係付けた診断規則にしたがって、前記複数の印刷物から測定された前記単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と前記単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを診断し、
    前記複数の印刷物についての印刷状態を表示する
    ことを特徴とする印刷診断方法。
  3. 請求項2記載の印刷診断方法において、
    前記診断規則は、
    前記単色ベタパッチの濃度の経時的変化と前記単色平網パッチの濃度の経時的変化とが安定状態の場合を定常状態とする
    と定義されていることを特徴とする印刷診断方法。
  4. 請求項2記載の印刷診断方法において、
    前記診断規則は、
    前記単色ベタパッチの濃度の経時的変化が安定状態であって、前記単色平網パッチの濃度の経時的変化において変動幅が所定の許容レベルより大きい場合をダブリとスラーの少なくとも一方の発生状態とする
    と定義されていることを特徴とする印刷診断方法。
  5. 請求項2記載の印刷診断方法において、
    前記診断規則は、
    前記単色ベタパッチの濃度の経時的変化において変動幅が所定の第1許容レベルより大きく前記単色平網パッチの濃度の経時的変化において変動幅が所定の第2許容レベルより大きい場合をインキ/水バランスの不安定状態とする
    と定義されていることを特徴とする印刷診断方法。
  6. 請求項2記載の印刷診断方法において、
    前記診断規則は、
    前記単色ベタパッチの濃度の経時的変化と前記単色平網パッチの濃度の経時的変化とが周期的に変動している場合をインキ/水バランスの不安定状態とする
    と定義されていることを特徴とする印刷診断方法。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の印刷診断方法において、
    前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとの経時的測定は、少なくとも印刷機による連続的な印刷物の印刷100回に対して1回行われることを特徴とする印刷診断方法。
  8. それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定する手段と、
    前記複数の印刷物についての前記単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と前記単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを表示する手段と
    を具備する印刷診断装置。
  9. それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定する手段と、
    前記単色ベタパッチ及び前記単色平網パッチの経時的変化の内容と印刷状態とを関係付けた診断規則にしたがって、前記複数の印刷物から測定された前記単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と前記単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを診断する手段と、
    前記複数の印刷物についての印刷状態を表示する手段と
    を具備する印刷診断装置。
  10. それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定した結果に基づいて、前記単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と前記単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを対比可能な状態で表示する印刷データ表示装置。
  11. それぞれが単色ベタパッチと、網点面積率30〜90%の単色平網パッチとを備える複数の印刷物について、前記単色ベタパッチの色管理データと前記単色平網パッチの色管理データとを経時的に測定した結果と、前記単色ベタパッチ及び前記単色平網パッチの経時的変化の内容と印刷状態とを関係付けた診断規則にしたがって、前記単色ベタパッチの色管理データの経時的変化と前記単色平網パッチの色管理データの経時的変化とを診断した結果とに基づいて、前記複数の印刷物についての印刷状態を表示する印刷データ表示装置。
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