JP2006100871A - 符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体に関し、動画による撮像結果を記録するビデオカメラ、電子スチルカメラ、監視装置等に適用して、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができるようにする。
【解決手段】 本発明は、整数画素精度によるコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードを検出し、この最適モードについて1画素以下の精度によるコスト値を計算してイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードを検出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明は、整数画素精度によるコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードを検出し、この最適モードについて1画素以下の精度によるコスト値を計算してイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードを検出する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体に関し、動画による撮像結果を記録するビデオカメラ、電子スチルカメラ、監視装置等に適用することができる。本発明は、整数画素の精度によるコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードを検出し、この最適モードについて1画素以下の精度によりコスト値を計算してイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードを検出することにより、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができるようにする。
近年、放送局、一般家庭等に係る動画の伝送、記録においては、画像データの冗長性を有効に利用して効率良く画像データを伝送、蓄積する装置が普及しつつあり、このような装置は、例えばMPEG(Moving Picture Experts Group )等の方式に準拠して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償とにより画像データをデータ圧縮するように構成されている。
ここでこのような方式の1つであるMPEG2(ISO/IEC 13818-2 )は、汎用の画像符号化方式として定義された方式であり、飛び越し走査方式、順次走査方式の双方に対応できるように、また標準解像度画像、高精細画像の双方に対応できるように定義され、これらにより現在、プロフェッショナル用途及びコンシューマー用途の広範なアプリケーションに広く用いられている。具体的にMPEG2によれば、例えば720×480画素による標準解像度、飛び越し走査方式の画像データを4〜8〔Mbps〕のビットレートにデータ圧縮して、また1920×1088画素による高解像度、飛び越し走査方式の画像データを18〜22〔Mbps〕のビットレートにデータ圧縮して、高画質で高い圧縮率を確保することができる。
しかしながらMPEG2は、放送用に適合した高画質符号化方式であり、MPEG1より符号量の少ない高圧縮率の符号化方式には対応していない。これに対して近年の携帯端末の普及により、このようなMPEG1より符号量の少ない高圧縮率の符号化方式のニーズの高まりが予測される。このためMPEG4による符号化方式の規格が、ISO/IEC(International 0rganization for Standardization/International Electrotechnical Commission )14496−2により1998年12月に国際標準に承認された。
またこのような方式にあっては、当初はテレビ会議用の画像符号化を目的としたものであったH26L(ITU-T Q6/16 VCEG)の規格化が進み、MPEG2、MPEG4に比して演算量が増大するものの、MPEG2、MPEG4に比して高い符号化効率を確保できるようになり、またMPEG4の活動の一環として、このH26Lをベースにして各種機能を取り入れ、さらに一段と高い符号化効率を確保する符号化方式の標準化が、Joint Model of Enhanced-Compression Video Codingとして進められ、これらの方式にあっては、2003年3月に、H264及びMPEG−4 Part10(AVC:Advanced Video Coding )との名称により国際標準に設定された。
ここで図5は、このAVCに基づく符号化装置を示すブロック図である。この符号化装置1は、複数のイントラ予測モードと複数のインター予測モードとから最適な予測モードを選択し、この選択した予測モードによる予測値を画像データから減算して差分データを生成し、この差分データを直交変換処理、量子化処理、可変長符号化処理することにより、この画像データをイントラ符号化、インター符号化により符号化処理する。
すなわちこの符号化装置1において、アナログディジタル変換回路(A/D)2は、ビデオ信号SVをアナログディジタル変換処理して画像データD1を出力する。画面並べ替えバッファ3は、このアナログディジタル変換回路2から出力される画像データD1を入力し、この符号化装置1の符号化処理に係るGOP(Group of Pictures )構造に応じて、この画像データD1のフレームを並べ替えて出力する。
減算回路4は、この画面並べ替えバッファ3から出力される画像データD1を受け、イントラ符号化においては、イントラ予測回路5で生成される予測値との差分データD2を生成して出力するのに対し、インター符号化においては、動き予測・補償回路6で生成される予測値との差分データD2を生成して出力する。直交変換回路7は、減算回路4の出力データD2を入力し、離散コサイン変換、カルーネン・レーベ変換等の直交変換処理を実行し、その処理結果による変換係数データD3を出力する。
量子化回路8は、レート制御回路9のレート制御による量子化スケールにより、この変換係数データD3を量子化して出力する。可逆符号化回路10は、この量子化回路8の出力データを可変長符号化、算術符号化等により可逆符号化処理して出力する。また可逆符号化回路10は、イントラ符号化に係るイントラ予測モードに関する情報、インター符号化に係る動きベクトルに関する情報等をイントラ予測回路5、動き予測・補償回路6から取得し、これらの情報を出力データD4のヘッダ情報に設定して出力する。
蓄積バッファ11は、この可逆符号化回路10の出力データD4を蓄積して続く伝送路の伝送速度により出力する。レート制御回路9は、この蓄積バッファ11の空き容量の監視により符号化処理による発生符号量を監視すると共に、この監視結果により量子化回路8における量子化スケールを切り換え、これによりこの符号化装置1による発生符号量を制御する。
逆量子化回路13は、量子化回路8の出力データを逆量子化処理し、これにより量子化回路8の入力データを再生する。逆直交変換回路14は、逆量子化回路13の出力データを逆直交変換処理し、これにより直交変換回路7の入力データを再生する。デブロックフィルタ15は、この逆直交変換回路14の出力データよりブロック歪を除去して出力する。フレームメモリ16は、このデブロックフィルタ15の出力データに、適宜、イントラ予測回路5又は動き予測・補償回路6により生成される予測値を加算して参照画像情報として記録する。
しかして動き予測・補償回路6は、フレームメモリ16に保持された参照画像情報による予測フレーム(参照フレーム)を基準にして画面並べ替えバッファ3から出力される画像データの動きベクトルを検出し、またこの検出した動きベクトルによりフレームメモリ16に保持した参照画像情報を動き補償してインター予測の最適モードを検出する。またインター予測により符号化処理を実行する場合、この最適モードにより予測画像情報を生成し、この予測画像情報による予測値を減算回路4に出力する。
イントラ予測回路5は、イントラ符号化において、フレームメモリ16に蓄積された参照画像情報に基づいてイントラ予測モードの最適モードを検出する。またイントラ予測により符号化処理する場合には、この最適モードにより参照画像情報から予測画像情報の予測値を生成して減算回路4に出力する。
これらによりこの符号化方式においては、インター符号化とイントラ符号化とでそれぞれインター予測に係る動き補償による差分データD2とイントラ予測による差分データD2とを生成し、これらの差分データD2を直交変換処理、量子化処理、可変長符号化処理して伝送する。
図6は、このようにして符号化処理された符号化データD4を復号化処理する復号化装置を示すブロック図である。この復号化装置20において、蓄積バッファ21は、伝送路を介して入力される符号化データD4を一時蓄積して出力する。可逆復号化回路22は、この蓄積バッファ21の出力データを可変長復号化、算術復号化等により復号化処理し、符号化装置1における可逆符号化回路10の入力データを再生する。またこのときこの出力データがイントラ符号化されたものである場合、ヘッダに格納されたイントラ予測モードの情報を復号化してイントラ予測回路23に伝送するのに対し、この出力データがインター符号化されたものである場合、ヘッダに格納された動きベクトルに関する情報を復号して動き予測・補償回路24へ転送する。
逆量子化回路25は、可逆復号化回路22の出力データを逆量子化処理し、これにより符号化装置1の量子化回路8に入力される変換係数データD3を再生する。逆直交変換回路26は、この逆量子化回路25から出力される変換係数データを受け、4次の逆直交変換処理を実行し、これにより符号化装置1の直交変換回路7に入力される差分データD2を再生する。
加算器27は、逆直交変換回路26から出力される差分データD2を受け、イントラ符号化において、イントラ予測回路23で生成される予測画像による予測値を加算して出力するのに対し、インター符号化において、動き予測・補償回路24から出力される予測画像による予測値を加算して出力する。これにより加算器27は、符号化装置1における減算回路4の入力データを再生する。
デブロックフィルタ28は、この加算器27の出力データよりブロック歪を除去して出力し、画面並べ替えバッファ29は、このデブロックフィルタ28から出力される画像データのフレームをGOP構造に応じて並べ替えて出力する。ディジタルアナログ変換回路(D/A)30は、この画面並べ替えバッファ29の出力データをディジタルアナログ変換処理して出力する。
フレームメモリ31は、デブロックフィルタ28の出力データを参照画像情報として記録して保持する。動き予測・補償回路24は、インター符号化において、可逆復号化回路22から通知される動きベクトルの情報によりフレームメモリ31に保持された参照画像情報を動き補償して予測画像による予測値を生成し、この予測値を加算器27に出力する。またイントラ予測回路23は、イントラ符号化において、可逆復号化回路22から通知されるイントラ予測モードによりフレームメモリ31に保持された参照画像情報より予測画像による予測値を生成し、この予測値を加算器27に出力する。
このようなAVC方式によるインター符号化においては、Multiple Reference Frames
により、図7に示すように、処理対象のフレームOrgに対して、複数の参照フレームRefの何れかを選択して動き補償できるように設定され、これにより直前のフレームにおいて動き補償のブロックに対応する部位が隠れている場合、さらにはフラッシュ等により直前のフレームで一時的に全体の画素値が変動した場合等にあっても、高い精度により動き補償してデータ圧縮効率を向上する。
により、図7に示すように、処理対象のフレームOrgに対して、複数の参照フレームRefの何れかを選択して動き補償できるように設定され、これにより直前のフレームにおいて動き補償のブロックに対応する部位が隠れている場合、さらにはフラッシュ等により直前のフレームで一時的に全体の画素値が変動した場合等にあっても、高い精度により動き補償してデータ圧縮効率を向上する。
また動き補償に係るブロックにおいては、図8(A1)に示すように、16画素×16画素によるブロックを基準にして動き補償するようになされているものの、variable MC Block Size によりtree-structured motion compensation がサポートされており、これにより図8(A2)〜(A4)に示すように、16画素×16画素によるマクロブロックを水平方向及び又は垂直方向に2分割して、16画素×8画素、8画素×16画素、8画素×8画素によるサブマクロブロックによりそれぞれ独立に動きベクトル、参照フレームを設定して動き補償できるように設定されている。また8画素×8画素によるサブマクロブロックについては、図8(B1)〜(B4)に示すように、8画素×8画素、8画素×4画素、4画素×8画素、4画素×4画素によるサブマクロブロックにさらに分割して、それぞれ独立に動きベクトル、参照フレームを設定して動き補償できるように設定されている。
また動き補償においては、6タップのFIRフィルタを用いて1/4画素精度により動き補償できるように設定されている。これにより図9において、符号Aにより1画素精度の画素値、符号b〜dにより1/2画素精度の画素値、符号e1〜e3により1/4画素精度の画素値を示すように、動き予測・補償回路6は、始めに、6タップのFIRフィルタの各タップ入力を値1、−5、20、20、−5、1により重み付けして次式の演算処理を実行することにより、水平方向又は垂直方向の連続する画素間に1/2画素精度による画素値b又はdを計算する。
またこのようにして計算した1/2画素精度による画素値b又はdを用いて、6タップのFIRフィルタの各タップ入力を値1、−5、20、20、−5、1により重み付けして次式の演算処理を実行することにより、水平方向及び垂直方向の連続する画素間の1/2画素精度による画素値cを計算する。
またこのようにして計算した1/2画素精度による画素値b〜dを用いて、直線補間による次式の演算処理を実行することにより、1/4画素精度による画素値e1〜e3を計算する。なおこの(1)式及び(2)式の重み付け加算に係る正規化の処理においては、垂直方向及び水平方向の全ての補間処理が完了して実行される。
このような輝度信号に対する動き補償の処理に対して、色差信号に対する動き補償は、線型補間により実行される。すなわち図10に示すように、画素ピッチsによる隣接画素A〜Dに対して、水平方向及び垂直方向にそれぞれ内分比dx 、s−dx 及びdy 、s−dy に係るサンプリング点に設定される画素値νは、次式により表される。
AVCでは、このようなインター予測に係る符号化の情報である動きベクトルの情報について、連続するマクロブロック、サブマクロブロック間の相関を有効に利用してデータ伝送量を低減する。すなわちAVC符号化においては、1つのマクロブロックを複数のサブマクロブロックに分割してそれぞれ動き補償することも可能であることにより、動きベクトルの伝送に供する符号量が増大する。このためブロック毎にそれぞれ水平方向成分及び垂直方向成分についてメディアン予測により予測動きベクトルpmv を生成し、この予測動きベクトルpmv と実際の動きベクトルmvとの間で次式により表される演算処理による計算される差分値の動きベクトル情報MVD(Motion Vector Data)を符号化して伝送する。
但し、図11(A)に示すように、動きベクトルmvに係るブロックが、1つのマクロブロックを水平方向に2分割して形成される2つのサブマクロブロックうちの右側のサブマクロブロックCの場合であって、予測動きベクトルmvの検出に係る参照フレームrefIdxE が、残る左側に隣接するサブマクロブロックAの参照フレームrefIdxA と等しい場合、次式により示すように、この左側に隣接するサブマクロブロックAで検出された動きベクトルmvA を予測動きベクトルpmv に設定する。
またこれとは逆に、動きベクトルmvに係るブロックが、左側のサブマクロブロックAの場合であって、予測動きベクトルmvの検出に係る参照フレームrefIdxE が、残る右側に隣接するサブマクロブロックCの参照フレームrefIdxC と等しい場合、次式により示すように、この右側に隣接するサブマクロブロックCで検出された動きベクトルmvC を予測動きベクトルpmv に設定する。
また図11(B)に示すように、動きベクトルmvに係るブロックが、1つのマクロブロックを垂直方向に2分割して形成される2つのサブマクロブロックうちの上側のサブマクロブロックCの場合であって、予測動きベクトルmvの検出に係る参照フレームrefIdxE が、残る下側に隣接するサブマクロブロックBの参照フレームrefIdxA と等しい場合、次式により示すように、この下側に隣接するサブマクロブロックBで検出された動きベクトルmvB を予測動きベクトルpmv に設定する。
またこれとは逆に、動きベクトルmvに係るブロックが、下側のサブマクロブロックBの場合であって、予測動きベクトルmvの検出に係る参照フレームrefIdxE が、残る上側に隣接するサブマクロブロックAの参照フレームrefIdxA と等しい場合、次式により示すように、この下側に隣接するサブマクロブロックAで検出された動きベクトルmvA を予測動きベクトルpmv に設定する。
またこれら以外の場合にあっては、図12(A)に示すように、動き補正に係るブロックEに対して、隣接するブロックで検出される動きベクトルにより予測動きベクトルpmv
を生成する。なおここでこの隣接するブロックは、ラスタ走査順序による水平方向の走査開始側に隣接するブロックA、ラスタ走査の順序により垂直方向の走査開始側に隣接するブロックB、このブロックの左右のブロックC、Dである。なおこれら隣接するブロックによる予測動きベクトル値pmv の設定は、図12(B)に示すように、この隣接するブロックがサブマクロブロックの場合、さらには処理対象のブロックがサブマクロブロックの場合であっても適用される。
を生成する。なおここでこの隣接するブロックは、ラスタ走査順序による水平方向の走査開始側に隣接するブロックA、ラスタ走査の順序により垂直方向の走査開始側に隣接するブロックB、このブロックの左右のブロックC、Dである。なおこれら隣接するブロックによる予測動きベクトル値pmv の設定は、図12(B)に示すように、この隣接するブロックがサブマクロブロックの場合、さらには処理対象のブロックがサブマクロブロックの場合であっても適用される。
具体的に、各隣接ブロックの検出に係る参照フレームインデックスrefIdxA 、refIdxB、refIdxC の値により、動き補正に係るブロックEとの間で参照フレームが一致する隣接ブロックが存在する場合、次式により、この参照フレームが一致する隣接ブロック(N=Aor B or C )による動きベクトルmvN を予測動きベクトルpmv に設定する。
またこれ以外の場合には、垂直方向及び水平方向の各成分について、次式により、メディアンフィルタによる処理結果による成分を予測動きベクトルpmv の各成分に設定する。
但し、垂直方向に隣接するブロックB、又はこのブロックBに続くブロックCの何れかが有意でない場合であって、水平方向に隣接するブロックAが有意である場合、これら垂直方向に係る隣接ブロックB及びCの動きベクトルmv及び参照フレームインデックスrefIdxは、次式により示すように、ブロックAによる動きベクトルmvA 及び参照フレームインデックスrefIdxA が代用される。
さらにAVCでは、Bピクチャにおいて、テンポラル(時間)ダイレクトモードと、スペーシャル(空間)ダイレクトモードとによるダイレクトモードが設けられており、このダイレクトモードでは動きベクトルに関する情報の伝送を中止して符号化効率を向上する。
これによりスペーシャルダイレクトモードでは、予測動きベクトルpmv を動きベクトルに設定して復号化処理を実行する。これに対してテンポラルダイレクトモードは、動きが線形であると仮定して、図13に示すように、符号化処理を完了した予測フレームL1の対応するブロック(Co−Located Block)の動きベクトルmvcol を用いた線型補間により、処理対象のBピクチャに係る動きベクトルMVl0及びMVl1を作成する。なお、AVC画像圧縮情報においては、これらピクチャL0、L1との間の時間情報に係るパラメータTDが存在しないことにより、これに代えてPOC (Picture Order Count) が用いられる。
AVCは、これらイントラ及びインター予測に係る予測モードに関して、AVCに係るJoint Model(AVC参照符号化方式)により、マルチパスエンコードを前提としたHigh Complexity Modeと、1パスエンコードを前提としたLow Complexity Modeとが定義されており、これらの定義に従って最適モードを選択して符号化処理を実行する。またこれらのモードのうち、Low Complexity Modeでは、符号化効率を示すコスト関数を次式により定義し、このコスト関数により得られるコスト値Cost(Mode)の比較により最適モードを検出する。
ここでSA(T)Dは、原画像と予測画像との誤差値であり、これら原画像と予測画像との間の、画素値差分値の絶対値誤差和が適用される。またSA(T)D0は、誤差値SA(T)Dに与えられるオフセット値であり、ヘッダビット、モード判定の際の重みとなるコストによるものであり、動きベクトル等の付加的な情報の伝送に供するデータ量が示される。
具体的に絶対値誤差和SADは、各マクロブロックについて、次式により示され、それぞれ各予測モードModeにおける原画像と予測画像の差分値が適用される。
なおここでこの(14)式による絶対値誤差和SADに代えて、次式による得られる差分加算値をSATD(Mode )を用いてもよい。
なおHadamard()は、次式により示すように、対象の行列にアダマール変換行列を掛けるアダマール変換操作である。なおアダマール変換行列は、(17)式により表され、HTは、アダマール変換行列の転置行列である。
またオフセット値SA(T)D0は、前方向予測モードにおいては、次式により示される。なおここでQP0(QP)は、量子化パラメータQPを量子化スケールに変換する関数であり、MVDFWは、前方向予測に係る動きベクトルであり、Bit to code は、この動きベクトルに係るビットストリーム上の符号量である。
またオフセット値SA(T)D0は、後方向予測モードにおいては、次式により表される。なおここでMVDBWは、後方向予測に係る動きベクトルである。
またオフセット値SA(T)D0は、双方向予測モードにおいては、次式により表される。なおここでBit to code forward Blk size、Bit to code backward Blk size は、それぞれ前方向予測及び後方向予測に係る動き補償ブロックに関する情報の伝送に必要なビットストリーム上における符号量である。
またダイレクトモードにおいては、オフセット値SA(T)D0は、次式により求められる。
またイントラ4×4予測モードでは、オフセット値SA(T)D0は、次式により求められる。
因みに、このコスト関数にあっては、動きベクトルの探索にも適用され、次式により示すように、コスト値Costを最小にする動きベクトルが検出される。
これらによりLow Complexity Modeにおいて、最適モードを検出する場合、符号化装置1では、イントラ予測回路5及び動き予測・補償回路6において、輝度信号を用いて、それぞれイントラ符号化及びインター符号化の全ての予測モードのコスト値Costを計算し、このコスト値Costの最も小さな予測モードを選択して輝度信号の最適モードを検出する。またこれによりイントラ符号化が選択された場合、色差信号について、各イントラ予測モードのコスト値を計算し、この計算結果の比較により最も値の小さなコスト値によるイントラ予測モードを色差信号の最適モードに設定する。なお輝度信号によるコスト値の判定によりインター予測により符号化処理する場合、色差信号は、輝度信号による動き補償ブロック、動きベクトル、参照フレームにより動き補償される。これらによりAVCでは、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードをマクロブロック毎に検出し、この最適モードにより画像データを処理して画像データを効率良く符号化処理する。
このようなコスト関数による予測モードの選択に関しては、例えば特開2003−230149号公報等に種々の工夫が開示されている。
ところでインター符号化に係る最適モードの検出においては、上述した4×4予測モード、16×16予測モードの全てに対して、6タップのFIRフィルタにより動き補償してそれぞれコスト値を計算することが必要になり、これにより最適モードの判定に膨大な演算処理を要する問題がある。
特開2003−230149号公報
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード及び複数のインター予測モードから符号化処理に供する最適モードをマクロブロック毎に検出し、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化装置に適用して、前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗動き予測回路と、前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモード判定回路と、前記インターモード判定回路により検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微動き予測回路と、前記微動き予測回路によるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定回路とを備えるようにする。
また請求項17の発明においては、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード及び複数のインター予測モードから符号化処理に供する最適モードをマクロブロック毎に検出し、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化方法に適用して、前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗コスト値計算ステップと、前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモードの判定ステップと、前記インターモードの判定ステップにより検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微コスト値計算ステップと、前記微コスト値計算ステップによるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定のステップとを有するようにする。
また請求項18の発明においては、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードをマクロブロック毎に検出する最適モード検出のステップと、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化処理のステップとを有する符号化方法のプログラムに適用して、前記最適モード検出のステップは、前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗コスト値計算ステップと、前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモードの判定ステップと、前記インターモードの判定ステップにより検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微コスト値計算ステップと、前記微コスト値計算ステップによるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定のステップとを有するようにする。
また請求項19の発明においては、演算処理手段により実行される符号化方法のプログラムを記録した記録媒体に適用して、前記符号化方法のプログラムは、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードをマクロブロック毎に検出する最適モード検出のステップと、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化処理のステップとを有し、前記最適モード検出のステップは、前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗コスト値計算ステップと、前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモードの判定ステップと、前記インターモードの判定ステップにより検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微コスト値計算ステップと、前記微コスト値計算ステップによるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定のステップとを有するようにする。
請求項1の構成により、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード及び複数のインター予測モードから符号化処理に供する最適モードをマクロブロック毎に検出し、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化装置に適用して、前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗動き予測回路と、前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモード判定回路と、前記インターモード判定回路により検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微動き予測回路と、前記微動き予測回路によるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定回路とを備えるようにすれば、全てのインター予測モードについて、1画素以下の精度により動き補償してコスト値を計算しなくても、インター予測モードの最適モードについてのみ1画素以下の精度によりコスト値を計算すればよく、その分、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる。
これにより請求項17、請求項18、請求項19の構成によれば、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる符号化方法、符号化方法のプログラム、符号化方法のプログラムを記録した記録媒体を提供することができる。
本発明によれば、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる。
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施例を詳述する。
(1)実施例の構成
図1は、本発明の実施例に係る符号化装置を示すブロック図である。この符号化装置40において、図5について上述した符号化装置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明の実施例に係る符号化装置を示すブロック図である。この符号化装置40において、図5について上述した符号化装置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。
これによりこの符号化装置40において、イントラ予測回路5は、輝度信号の全てのイントラ予測モードについて、マクロブロック単位で、(13)式について上述したコスト関数によるコスト値Cost(Mode)を計算する。なおこのようにして計算されるイントラ予測モードは、4×4予測モード、16×16予測モードの全てのモードである。イントラ予測回路5は、この計算した全ての予測モードのコスト値をイントラ・インターモード判定回路45に通知する。またこのコスト値の通知によりこのイントラ・インターモード判定回路45からイントラ符号化が指示されて最適モードが指示されると、この最適モードにより輝度信号の予測値を生成して減算回路4に出力する。また色差信号について、コスト値の計算、比較により最適モードを検出し、この最適モードにより色差信号の予測値を減算回路4に出力する。
動き予測・補償回路41は、フレームメモリ16に保持された参照画像情報による予測フレーム(参照フレーム)を基準にして画面並べ替えバッファ3から出力される画像データの動きベクトルを検出する。またこの検出した動きベクトルによる補償位置によりフレームメモリ16に保持した参照画像情報を動き補償してコスト値を計算すると共に、このコスト値より最小値を検出することにより、ダイレクトモードを除くインター予測の最適モードを検出する。またインター予測により符号化処理を実行する場合、この最適モードにより予測画像情報を生成し、この予測画像情報による予測値を減算回路4に出力する。
すなわち動き予測・補償回路41において、粗動き予測回路42は、全てのインター予測モードについて、整数画素精度により動きベクトルを検出し、この動きベクトルによる粗の動き補償位置のコスト値を計算する。具体的に粗動き予測回路42は、輝度信号の全てのインター予測モードについて、1画素の精度により動き補正して動きベクトルを検出する。なお全てのインター予測モードは、ダイレクトモードを除く各モードであり、これにより粗動き予測回路42は、全ての参照フレーム、マクロブロック及びサブマクロブロックによる全ての動き補償ブロック、前方向予測、後方向予測、双方方向予測の全ての予測方向の組み合わせについて、動き予測して整数画素精度の動きベクトルを検出する。
粗動き予測回路42は、この整数画素精度による動きベクトルを用いて、マクロブロック単位で、全てのインター予測モードについて、(13)式について上述したコスト関数によるコスト値Cost(Mode)を計算して出力する。なおここでこの場合、コスト値は次式により表される。なお以下において、この粗の動き補償位置によるコスト値を、適宜、粗のコスト値と呼ぶ。
ここでMV intBit(Mode) は、図11及び図12について上述した予測動きベクトルpmv
により動きベクトルの情報の伝送に供する符号量であり、この符号量の計算には、周辺ブロックの動きベクトル値から予測動きベクトルpmv を生成することが必要になる。この場合に図12における隣接ブロックA〜Cがマクロブロックである場合、これら隣接ブロックA〜Cでは最適モードが検出されて既に符号化処理されていることにより、予測動きベクトルpmv を設定することができる。
により動きベクトルの情報の伝送に供する符号量であり、この符号量の計算には、周辺ブロックの動きベクトル値から予測動きベクトルpmv を生成することが必要になる。この場合に図12における隣接ブロックA〜Cがマクロブロックである場合、これら隣接ブロックA〜Cでは最適モードが検出されて既に符号化処理されていることにより、予測動きベクトルpmv を設定することができる。
しかしながらこれら隣接ブロックA〜Cが、処理対象のブロックEと同一のマクロブロックに属している場合、ここではこれら隣接ブロックA〜Cにあっては未だ最適モードを判定していないことにより動きベクトルが未だ確定していないことになる。これによりこの場合、処理対象のブロックにおいて、粗動き予測回路42により整数画素精度で検出される動きベクトル値mv intX を予測動きベクトルpmv int に設定し、これにより擬似的な予測動きベクトルpmv を生成してコスト値Cost(Mode)を計算する。
さらに粗動き予測回路42は、このような粗の動き補償位置による粗のコスト値と共に、粗の動き補償位置の周囲、この粗の動き補償位置に係る動き補償精度による周囲の補償位置について、同様にしてコスト値を検出して出力する。具体的にこの実施例においては、この動き補償精度が1画素であることにより、粗動き予測回路42は、粗の動き補償位置に係る動きベクトルのX方向及びY方向成分について、値を±1画素だけ変化させて、同様に動き補償し、コスト値Cost(Mode)を計算する。
インターモード判定回路43は、この粗動き予測回路42で検出される粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、1画素以下の精度によりコスト値が最小値となる動き補償位置におけるコスト値の見込み値を計算し、複数のインター予測モードにおけるこの見込み値の比較により、複数のインター予測モードにおける最適モードを検出する。すなわち図2に示すように、このように粗の動き補償位置E及びその周囲の補償位置A〜D、F〜Iにおけるコスト値Cost(Mode)をCost int(X):X=A〜Iで表すとして、次式の関係式が成立する場合、1/4画素精度により動き予測した場合のコスト値最小の点は、補償位置Bと粗の動き補償位置Eとの間に存在すると判断される。
これによりインターモード判定回路43は、このような粗の動き補償位置によるコスト値と周囲の補償位置によるコスト値とから、コスト値の見込み値を計算する。具体的にインターモード判定回路43は、粗の動き補償位置Eと、粗の動き補償位置Eを間に挟んで対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ方向について、極小点で傾きの符号が切り換わる一次関数によりコスト値の変化を表してコスト値の極小値を検出し、このコスト値の極小値に基づいて見込み値を検出する。
すなわちこの場合、粗の動き補償位置Eを通る水平方向、垂直方向、斜め方向の4方向について、このような粗の動き補償位置Eと、粗の動き補償位置Eを間に挟んで対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ方向を設定できる。ここでは、図3に示すように、これら4方向の各方向について、コスト値最小の点を一次関数による直線近似により検出する。すなわちインターモード判定回路43は、例えば垂直方向については、周囲の補償位置Bのコスト値Costint(B)と対向する補償位置Hのコスト値Cost int(H)とを比較して値の大きなコスト値を選択することにより、コスト最小の点が、粗の動き補償位置Eの点B側に存在するか、粗の動き補償位置Eの点H側に存在するかを判定する。
またこのようにして選択した値の大きな側のコスト値Cost int(H)と、粗の動き補償位置Eのコスト値Cost int(E)とを結ぶ直線L1の傾きα1を検出する。インターモード判定回路43は、この傾きα1の符号を切り換えた傾きα2(=−α1)により値の小さな側のコスト値Cost int(B)を通る直線L2と、コスト値Cost int(H)とコスト値Cost int(E)とを通る直線L1との交点により、この垂直方向についてのコスト値の最小値Cost int(BH)を検出する。
なおこのようなこのようなコスト値の最小値の検出にあっては、一次関数を用いた直線近似による方法に代えて、例えば2次関数を用いた近似により検出する場合等、種々の極小値検出手法を広く適用することができる。なお2次関数の近似により検出する場合、これら3つの点B、E、Hの連続する方向をx、これら3つの点B、E、Hのコスト値をyとおいて、これらx及びyを次式の関係式に代入して得られる3次の連立方程式を解いて係数a、b、cを求めて2次曲線式を得、この2次曲線式から極小値を検出することにより実行することができる。
インターモード判定回路43は、このようにして粗の動き補償位置Eを通る水平方向、垂直方向、斜め方向の4方向について、それぞれコスト値の最小値Cost int(DF)、Cost int(BH)、Cost int(AI)、Cost int(CG)を求め、次式の演算処理により、この4つのコスト値の最小値からさらに最小値を検出することにより、当該モードに対するコスト値の見込み値Cost est(Mode)を検出する。なおこのような4方向によるコスト値最小値の処理による見込み値Cost est(Mode)の計算に代えて、3方向によりコスト値最小値を処理して見込み値Cost est(Mode)を計算するようにしてもよい。なおこの場合、例えば垂直方向及び水平方向においてコスト値が最小値となる位置に応じて、2つの斜め方向の何れかの方向についてのみコスト値の最小値を検出すること等が考えられる。また実用上十分な精度を確保できる場合には、粗の動き補償位置と、対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ直線が直交する関係にある組み合わせだけで見込み値を検出するようにしてもよい。
インターモード判定回路43は、このようにして得られる各予測モードに係るコスト値の見込み値Cost est(Mode)の比較により、最も見込み値Cost est(Mode)の小さな予測モードを判定し、イントラ予測に係る最適モードを検出する。なおこの最適モードの検出にあっては、図7について上述した参照フレーム、図8について上述した大きさの異なる全ての動き補償ブロック、予測方向の組み合わせによるマクロブロック毎の最適モードである。インターモード判定回路43は、この判定結果を微動き予測回路44に通知する。
微動き予測回路44は、この通知に係る予測モードについてのみ、図9について上述した1/4画素精度による動き予測の処理を実行し、(13)式により真のコスト値を計算する。またこのようにして検出される予測モードにより双方向予測してダイレクイトモードを適用可能な場合には、1/4画素精度による動き予測の処理を実行し、(13)式によりコスト値を計算する。微動き予測回路44は、このようにして計算したコスト値をイントラ・インターモード判定回路45に通知する。またこのイントラ・インターモード判定回路45からインター予測による符号化が指示されると、この指示による最適モードにより輝度信号及び色差信号の予測値を生成して減算回路4に出力する。
イントラ・インターモード判定回路45は、次式の演算処理を実行することにより、イントラ予測回路5、動き予測・補償回路41から出力される各種のコスト値より最も値の小さなコスト値を選択して最適モードを検出し、イントラ予測、インター予測による符号化を判定する。また判定結果によりインター予測により符号化処理する場合には、対応する最適モードを動き予測・補償回路41の微動き予測回路44に通知し、この微動き予測回路44で検出された最適モードによる予測値の出力、またはダイレクトモードによる予測値の出力を指示する。これに対してイントラ予測により符号化処理する場合には、イントラ予測に係る最適モードをイントラ予測回路5に通知して予測値の出力を指示する。
しかして図4は、これら最適モードの検出に係る符号化装置40の一連の処理手順を示すフローチャートである。符号化装置40は、マクロブロック毎にこの処理手順を実行してステップSP1からステップSP2に移り、候補となるインター予測モードの全てに対して整数画素精度による動き予測を実行し、続くステップSP3において、ステップSP1の動き予測による整数画素精度による動きベクトルを用いてそれぞれコスト値を計算する。また続くステップSP4において、このコスト値を用いたコスト値の見込み値を上述したようにして算出し、続くステップSP5において、このステップSP4の算出値より最小値を検出して最適インター予測モードを検出する。また続くステップSP6において、この最適インター予測モードにより実際のFIRフィルタを用いた補間演算処理によりコスト値を計算する。
また続くステップSP7において、ダイレクトモード、イントラ4×4予測モード、イントラ16×16予測モードについてそれぞれ全てのモードでコスト値を計算し、続くステップSP8において、ステップSP6、SP7の計算によるコスト値の比較により最適モードを選択した後、ステップSP9に移って一連の処理を終了する。
(2)実施例の動作
以上の構成において、この符号化装置40(図1)において、順次入力されるビデオ信号SVは、アナログディジタル変換回路2により画像データD1に変換され、この画像データD1が画面並べ替えバッファ3により処理の順序に並べ替えられて減算回路4に入力される。ここで画像データD1は、イントラ予測、インター予測による予測値との間で減算されて減算データD2が生成され、この減算データD2が直交変換回路7、量子化回路8、可逆符号化回路10で順次処理されて符号化データD4に変換され、この符号化データD4が例えば記録系により記録媒体に記録される。また量子化回路8の出力データが、画像データに復号されてフレームメモリ16に参照画像として記録され、この参照画像より動き予測・補償回路41、イントラ予測回路5でインター予測、イントラ予測の予測値が生成される。
以上の構成において、この符号化装置40(図1)において、順次入力されるビデオ信号SVは、アナログディジタル変換回路2により画像データD1に変換され、この画像データD1が画面並べ替えバッファ3により処理の順序に並べ替えられて減算回路4に入力される。ここで画像データD1は、イントラ予測、インター予測による予測値との間で減算されて減算データD2が生成され、この減算データD2が直交変換回路7、量子化回路8、可逆符号化回路10で順次処理されて符号化データD4に変換され、この符号化データD4が例えば記録系により記録媒体に記録される。また量子化回路8の出力データが、画像データに復号されてフレームメモリ16に参照画像として記録され、この参照画像より動き予測・補償回路41、イントラ予測回路5でインター予測、イントラ予測の予測値が生成される。
これら一連の処理において、画像データD1は、動き予測・補償回路41、イントラ予測回路5において、それぞれインター予測、イントラ予測の各予測モードについて、符号化効率を示すコスト関数によりコスト値が求められ、イントラ予測については、各予測モードにおけるコスト値の比較により、最も符号化処理に適した最適モードが検出される。またインター予測についても、同様にコスト値の比較により最適モードが検出され、これら最適モードより、イントラ・インターモード判定回路45において、最終的に最適な予測モードが検出される。これにより符号化装置40では、この最適な予測モードによりイントラ予測、インター予測の何れの予測方式により符号化処理するかが決定され、イントラ予測による場合には、イントラ予測回路5で最適モードによる予測値が生成されて減算回路4に出力される。またインター予測による場合には、動き予測・補償回路41で最適モードによる予測値が生成されて減算回路4に出力される。これらにより符号化装置40では、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードがマクロブロック毎に検出され、この最適モードにより画像データD1を順次符号化処理する。
しかしてこれらの処理において、インター予測モードの最適モードを検出する場合に、本来のコスト値を各予測モード毎に計算していたのでは、1/4画素精度の動き補償に係る6タップのFIRフィルタを用いた演算処理が必要なことにより、著しく演算処理が煩雑になる。
このためこの実施例においては、このようなFIRフィルタを用いた演算処理を必要としない整数画素精度により各予測モードのコスト値が計算され、このコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードが検出される。またこの最適モードについて、1画素以下の精度によるコスト値を計算してイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードが検出される。これによりこの実施例においては、インター予測の最適モードについてだけ、FIRフィルタを用いて演算処理を実行するだけで複数のインター予測モードと複数のイントラ予測モードとの最適モードを検出することができ、その分、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる。
すなわちこの符号化装置40では、粗動き予測回路42において、1画素の動きベクトル検出精度により動きベクトルを検出し、この動きベクトルによりコスト値がインター予測モードの各予測モード毎に検出される。またインターモード判定回路43において、この動きベクトルに係る粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、複数のインター予測モードにおける最適モードが検出され、微動き予測回路44において、この最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償してコスト値が計算される。またこのインター予測によるコスト値と複数のイントラ予測モードによるコスト値とがイントラ・インターモード判定回路45により判定されて最適モードが検出され、これらにより1画素以上の精度によるコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードが検出され、この最適モードによる1画素以下の精度によるコスト値によりイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードが検出される。
具体的にこれらの処理によりインター予測モードについては、大きさの異なる複数のブロックサイズ、異なる参照フレーム、前方向予測、後方向予測及び双方向予測の組み合わせによる符号化処理から最適なインター予測モードが検出され、この最適なインター予測モードのコスト値からイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードが検出される。
より具体的に、この符号化装置40では、インターモード判定回路43において、インター予測モード毎に、粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、1画素以下の精度によりコスト値が最小値となる動き補償位置におけるコスト値の見込み値が計算され、またこの見込み値の比較により、複数のインター予測モードにおける最適モードが検出される。これによりこの実施例においては、1画素以上の画素精度によるコスト値から1画素以下の動き補償精度によるコスト値を検出する場合に、実用上十分な精度を確保できるようにこの見込み値の算出に供する演算処理を種々に設定して簡易な処理によりインター予測モードの最適モードを検出することができ、その分、全体としての演算処理を簡略化することができる。
またこのように1画素以上の画素精度によるコスト値から1画素以下の動き補償精度によるコスト値を検出する場合に、この実施例では粗の動き予測回路42により、粗の動き補償位置によるコスト値と共に、この粗の動き補償位置の周囲の補償位置でコスト値を計算し、インターモード判定回路43により、この粗動き補償位置によるコスト値と、周囲の補償位置のコスト値とから見込み値を計算するように構成され、これにより動き補償位置によるコスト値の変化を反映させて見込み値を検出して、本来のコスト値により最適モードとして検出されるインター予測モードを正確に検出することができる。
またインターモード判定回路43において、粗の動き補償位置と、粗の動き補償位置を間に挟んで対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ方向について、極小点で傾きの符号が切り換わる一次関数によりコスト値の変化を表してコスト値の極小値を検出し、このコスト値の極小値に基づいて見込み値を検出することにより、簡易な処理により実用上十分な精度で最適モードを検出することができる。
またこのような一次関数を用いた見込み値の検出に代えて、二次関数を用いて見込み値を検出するようにすれば、さらに一段と高い精度により最適モードを検出することができる。
またこのような対向する2つの周囲の補償位置を切り換えて、極小値を複数検出し、この複数の極小値の最小値より、見込み値を検出することによっても、一段と高い精度により最適モードを検出することができる。
また実用上十分な精度を確保できる場合には、例えばこのような粗の動き補償位置と、対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ直線が直交する関係にある組み合わせ間で対向する2つの周囲の補償位置を切り換えて、極小値を複数検出するようにすれば、一段と簡易な処理により最適モードを検出することができる。
またこのようにして1画素精度によりコスト値を計算する場合に、この実施例では、隣接する動き補償ブロックと処理対象の動き補償ブロックとが同一のマクロブロックである場合、粗の動き補償位置に係る動きベクトルを予測動きベクトルに設定してコスト値を計算することにより、一段と処理を簡略化することができる。
すなわちこの場合、既に符号化処理された隣接する動き補償ブロックの動きベクトルにより予測動きベクトルを設定し、この予測動きベクトルを基準にして動きベクトルの情報を伝送することにより、本来ならば、この隣接する動き補償ブロックに設定が予測される全ての動きベクトルについて予測動きベクトルを設定してコスト値を計算することが必要になる。しかしながらこのようにすると、コスト値の計算回数が指数関数的に増大することになる。これによりこの場合、粗の動き補償位置に係る動きベクトルを予測動きベクトルに設定してコスト値を計算することにより、実用上十分な精度を確保して一段と処理を簡略化することができる。
(3)実施例の効果
以上の構成によれば、整数画素精度によるコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードを検出し、この最適モードについて1画素以下の精度によるコスト値を計算してイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードを検出することにより、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる。
以上の構成によれば、整数画素精度によるコスト値に基づいてインター予測モードの最適モードを検出し、この最適モードについて1画素以下の精度によるコスト値を計算してイントラ予測モードとインター予測モードとの最適モードを検出することにより、コスト関数により最適モードを検出して画像データを符号化処理する場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる。
これによりこれらインター予測モードが、大きさの異なる複数のブロックサイズにより動き補償するインター予測符号化処理である場合、異なる参照フレームを用いて動き補償するインター予測符号化処理である場合、さらには前方向予測、後方向予測及び双方向予測によるインター予測符号化処理である場合に、簡易な処理により最適モードを検出することができる。
またこのとき、インター予測モード毎に、粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、1画素以下の精度によりコスト値が最小値となる動き補償位置におけるコスト値の見込み値を計算し、複数のインター予測モードにおける見込み値の比較により、複数のインター予測モードにおける最適モードを検出することにより、この見込み値の算出に供する演算処理を種々に設定して簡易な処理によりインター予測モードの最適モードを検出することができ、その分、全体としての演算処理を簡略化することができる。
より具体的には、粗の動き補償位置によるコスト値と共に、粗の動き補償位置の周囲の補償位置でコスト値を計算し、この粗の動き補償位置によるコスト値と、周囲の補償位置のコスト値とから見込み値を計算することにより、動き補償位置によるコスト値の変化を反映させて見込み値を検出して、本来のコスト値により最適モードとして検出されるインター予測モードを正確に検出することができる。
またインターモード判定回路43において、粗の動き補償位置と、粗の動き補償位置を間に挟んで対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ方向について、極小点で傾きの符号が切り換わる一次関数によりコスト値の変化を表してコスト値の極小値を検出し、このコスト値の極小値に基づいて見込み値を検出することにより、簡易な処理により実用上十分な精度で最適モードを検出することができる。
また一次関数に代えて、二次関数を用いて見込み値を検出することにより、一段と高い精度により最適モードを検出することができる。
またこのような対向する2つの周囲の補償位置を切り換えて、極小値を複数検出し、この複数の極小値の最小値より、見込み値を検出することにより、一段と高い精度により最適モードを検出することができる。
またこのような切り換えを、粗の動き補償位置と、対向する2つの周囲の補償位置とを結ぶ直線が直交する関係にある組み合わせ間で実行するようにすれば、一段と簡易な処理により最適モードを検出することができる。
しかしてこのようにして得られる見込み値から最小値でなる見込み値のインター予測モードを検出することにより、簡易な処理により複数のインター予測モードにおける最適モードを検出することができる。
またこのようなコスト値の計算に供するコスト関数が、原画像と予測画像との誤差値に対して、動きベクトルの伝送に供する符号量を与える関数であり、この動きベクトルの伝送が、既に符号化処理された隣接する動き補償ブロックの動きベクトルにより予測動きベクトルを設定し、この予測動きベクトルを基準にした動きベクトルの伝送である場合に、隣接する動き補償ブロックと処理対象の動き補償ブロックとが同一のマクロブロックである場合、粗動き補償回路で検出される粗の動き補償位置に係る動きベクトルを予測動きベクトルに設定してコスト値を計算することにより、一段と処理を簡略化することができる。
なお上述の実施例においては、1画素精度の粗の動き補償位置によりコスト値を計算してインター予測モードの最適モードを検出する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、実用上十分な精度を確保できる場合には2画素以上の整数画素精度により粗のコスト値を計算するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、6タップのFIRフィルタを用いて輝度信号を1/4画素精度により動き補償する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々のタップ数のFIRフィルタにより1画素以下の精度により動き補償する場合、さらには、色差信号を同様に動き補償する場合等広く適用することができる。
また上述の実施例においては、AVCにおけるLow Complexity Modeに本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、High Complexity Modeに適用するようにしてもよい。
また上述の実施例においては、本発明をAVCによる符号化装置に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードをマクロブロック毎に検出して画像データを符号化処理する場合に広く適用することができる。
また上述の実施例においては、本発明をハードウエアの構成に適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、画像データをソフトウエアにより処理する場合にも適用することができる。なおこのようなソフトウエアに係る符号化処理、復号化処理のプログラムにおいては、例えばインターネット等のネットワークにより提供する場合、光ディスク、磁気ディスク、メモリカード等、種々の記録媒体により提供する場合に、広く適用することができる。
本発明は、符号化装置、符号化方法、符号化方法のプログラム及び符号化方法のプログラムを記録した記録媒体に関し、動画による撮像結果を記録するビデオカメラ、電子スチルカメラ、監視装置等に適用することができる。
1、41……符号化装置、5……イントラ予測回路、6、41……動き予測・補償回路、42……粗動き予測回路、43……インターモード判定回路、44……微動き予測回路、45……イントラ・インターモード判定回路
Claims (19)
- 符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード及び複数のインター予測モードから符号化処理に供する最適モードをマクロブロック毎に検出し、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化装置において、
前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗動き予測回路と、
前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモード判定回路と、
前記インターモード判定回路により検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微動き予測回路と、
前記微動き予測回路によるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定回路と
を備えることを特徴とする符号化装置。 - 前記複数のインター予測モードが、
大きさの異なる複数のブロックサイズにより動き補償するインター予測符号化処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 前記複数のインター予測モードが、
異なる参照フレームを用いて動き補償するインター予測符号化処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 前記複数のインター予測モードが、
前方向予測、後方向予測及び双方向予測によるインター予測符号化処理である
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 前記インターモード判定回路は、
前記インター予測モード毎に、前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、1画素以下の精度により前記コスト値が最小値となる動き補償位置における前記コスト値の見込み値を計算し、
前記複数のインター予測モードにおける前記見込み値の比較により、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出する
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 前記粗動き予測回路は、
前記インター予測モード毎に、前記粗の動き補償位置によるコスト値と共に、前記粗の動き補償位置の周囲の補償位置で前記コスト値を計算し、
前記インターモード判定回路は、
前記インター予測モード毎に、前記粗の動き補償位置によるコスト値と、前記周囲の補償位置のコスト値とから前記見込み値を計算する
ことを特徴とする請求項5に記載の符号化装置。 - 前記インターモード判定回路は、
前記粗の動き補償位置と、前記粗の動き補償位置を間に挟んで対向する2つの前記周囲の補償位置とを結ぶ方向について、極小点で傾きの符号が切り換わる一次関数により前記コスト値の変化を表して前記コスト値の極小値を検出し、前記コスト値の極小値に基づいて前記見込み値を検出する
ことを特徴とする請求項6に記載の符号化装置。 - 前記インターモード判定回路は、
前記粗の動き補償位置と、前記粗の動き補償位置を間に挟んで対向する2つの前記周囲の補償位置とを結ぶ方向について、二次関数により前記コスト値の変化を表して前記コスト値の極小値を検出し、前記コスト値の極小値に基づいて前記見込み値を検出する
ことを特徴とする請求項6に記載の符号化装置。 - 前記インターモード判定回路は、
前記対向する2つの周囲の補償位置を切り換えて、前記極小値を複数検出し、
前記複数の極小値の最小値より、前記見込み値を検出する
ことを特徴とする請求項7に記載の符号化装置。 - 前記インターモード判定回路は、
前記対向する2つの周囲の補償位置を切り換えて、前記極小値を複数検出し、
前記複数の極小値の最小値より、前記見込み値を検出する
ことを特徴とする請求項8に記載の符号化装置。 - 前記対向する2つの周囲の補償位置の切り換えが、
前記粗の動き補償位置と、前記対向する2つの前記周囲の補償位置とを結ぶ直線が直交する関係にある組み合わせ間での切り換えである
ことを特徴とする請求項9に記載の符号化装置。 - 前記対向する2つの周囲の補償位置の切り換えが、
前記粗の動き補償位置と、前記対向する2つの前記周囲の補償位置とを結ぶ直線が直交する関係にある組み合わせ間での切り換えである
ことを特徴とする請求項10に記載の符号化装置。 - 前記インターモード判定回路は、
前記複数のインター予測モードの前記見込み値から最小値でなる見込み値のインター予測モードを検出することにより、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出する
ことを特徴とする請求項5に記載の符号化装置。 - 前記コスト関数が、
原画像と予測画像との誤差値に対して、動きベクトルの伝送に供する符号量を与える関数であり、
前記動きベクトルの伝送が、
既に符号化処理された隣接する動き補償ブロックの動きベクトルにより予測動きベクトルを設定し、前記予測動きベクトルを基準にした動きベクトルの伝送であり、
前記粗動き補償回路は、
前記隣接する動き補償ブロックと処理対象の動き補償ブロックとが同一のマクロブロックである場合、前記粗動き予測回路で検出される粗の動き補償位置に係る動きベクトルを前記予測動きベクトルに設定して前記コスト値を計算する
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 前記微動き予測回路は、
所定タップ数のFIRフィルタを用いて1/4画素精度により動き補償して前記コスト値を計算する
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 前記複数のイントラ予測モードが、
イントラ4×4予測モード及びイントラ16×16予測モードである
ことを特徴とする請求項1に記載の符号化装置。 - 符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード及び複数のインター予測モードから符号化処理に供する最適モードをマクロブロック毎に検出し、前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化方法において、
前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗コスト値計算ステップと、
前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモードの判定ステップと、
前記インターモードの判定ステップで検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微コスト値計算ステップと、
前記コスト値計算ステップによるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定のステップとを有する
ことを特徴とする符号化方法。 - 符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードをマクロブロック毎に検出する最適モード検出のステップと、
前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化処理のステップとを有する符号化方法のプログラムにおいて、
前記最適モード検出のステップは、
前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗コスト値計算ステップと、
前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモードの判定ステップと、
前記インターモードの判定ステップにより検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微コスト値計算ステップと、
前記微コスト値計算ステップによるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定のステップとを有する
ことを特徴とする符号化方法のプログラム。 - 演算処理手段により実行される符号化方法のプログラムを記録した記録媒体において、
前記符号化方法のプログラムは、
符号化効率を示すコスト関数によるコスト値の比較により、複数のイントラ予測モード、複数のインター予測モードから最適モードをマクロブロック毎に検出する最適モード検出のステップと、
前記最適モードにより画像データを符号化処理する符号化処理のステップとを有し、
前記最適モード検出のステップは、
前記インター予測モード毎に、整数画素精度により動きベクトルを検出し、前記動きベクトルによる粗の動き補償位置の前記コスト値を計算する粗コスト値計算ステップと、
前記粗の動き補償位置によるコスト値に基づいて、前記複数のインター予測モードにおける最適モードを検出するインターモードの判定ステップと、
前記インターモードの判定ステップにより検出される最適モードについて、1画素以下の精度により動き補償して前記コスト値を計算する微コスト値計算ステップと、
前記微コスト値計算ステップによるコスト値と、前記複数のイントラ予測モードによるコスト値との比較により前記符号化処理に供する最適モードを検出するイントラ・インターモード判定のステップとを有する
ことを特徴とする符号化方法のプログラムを記録した記録媒体。
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