JP2006105687A - 電位センサ、その製造方法および電位センサデバイス - Google Patents

電位センサ、その製造方法および電位センサデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】安価で信頼性が高く既存の測定器を用いて簡単に検査可能な電位センサ、その製造方法および電位センサデバイスを提供すること。
【解決手段】被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料4と、この物質検出材料4を収容する少なくとも1つの凹部6を有する半導体基板1と、この半導体基板1に設けられた電極3とを備え、前記電極3が前記物質検出材料4と被測定物質との化学反応による電位の変化を検出する電位センサを提供することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電位センサ、その製造方法および電位センサデバイスに関し、より詳細には、被測定物質(標的物質)がセンサ内の物質検出材料と接触して化学反応した際に生じる電位の変化を検出可能な電位センサに関する。
近年、生体機能利用して物質を測定検出する方法としてバイオセンサの研究開発が盛んに行われている。一般的にバイオセンサデバイスは物質検出部(有機薄膜もしくは生体物質等)と、物質の検出を電気的な信号に変換する信号変換部(半導体デバイス等)で構成されている。このようなバイオセンサデバイスでは、被測定物質(標的物質)と物質検出材料とが化学反応によって起こる物質の状態の変化を、電気信号の変化量としてセンシングしている。その際、物質検出部には、例えば酵素、抗体、レセプタータンパクなどが配されており、信号変換部には、具体的にはFET、サーミスタ、ピエゾ素子、MOSキャパシタ、抵抗素子などが備えられている。しかし、これらデバイスの電極に例えば生体物質等を固定するには歩留まりの低下や品質信頼性の技術的課題があった。
上記課題を解決させるべく、特開2000−97894号公報(特許文献1)には、インクジェット方式により薄膜材料溶液を微少電極表面上に印字して分子認識膜を形成する高効率で高品質なセンサデバイスが開示されている。しかし、このセンサデバイスを用いて検査を行う場合は、被検査物質をセンサデバイス上に噴射して検査するための専用のインクジェット装置や検査装置の導入が必要であり、設備導入やメンテナンス等によるコスト負担がシステム導入の障壁となることが考えられる。
また、生物が外的刺激を認識した際にその情報を細胞内部に伝達する物質として、優れたセンシング機能を有しているレセプター蛋白質が一般に知られているが、レセプター蛋白質は人工脂質膜カプセル等に入った状態で4〜6nm程度と非常に微細であり、デバイスへの圧着固定および圧着固定する量を一定に保つことは困難である。さらにこの場合、レセプター蛋白質である生体物質が被測定物質と反応し帯電する現象を信号変換部にてセンシングするが、一定量の生体物質を圧着固定できない限り、生体物質が被測定物質と反応し帯電したかどうかの“0”、“1”判定は可能であっても帯電量の測定は信頼性に欠ける。
特開2000−97894号公報
本発明は、安価で信頼性が高く既存の測定器を用いて簡単に検査可能な電位センサ、その製造方法および電位センサデバイスを提供することを課題とし、さらには、物質検出材料を精度良く安定してセンサに内蔵させる方法を提供することを課題とする。
かくして、本発明によれば、被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料と、この物質検出材料を収容する少なくとも1つの凹部を有する半導体基板と、この半導体基板に設けられた電極とを備え、前記電極が前記物質検出材料と被測定物質との化学反応による電位の変化を検出する電位センサが提供される。
また、本発明は別の観点によれば、(a)半導体基板の表面に複数の溝部を形成する工程、(b)少なくとも前記溝部の内面に絶縁膜を形成する工程、(c)少なくとも溝部内の前記絶縁膜上に電極を形成する工程、(d)前記半導体基板の溝部間に凹部を形成する工程、および(e)前記凹部内に、被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料を埋設する工程を含む電位センサの製造方法が提供される。
また、本発明は別の観点によれば、上記電位センサを複数個備えた電位センサデバイスが提供される。
本発明の電位センサは、半導体基板の表面側の凹部に物質検出材料を収容した半導体基板と、半導体基板の表面側の少なくとも凹部外部に形成された電極を有する構成であり、表面電極を上部電極とし、物質検出材料と接触している半導体基板の例えば裏面を下部電極とする一種のキャパシタ構造をなしている。この電位センサでは、電極と半導体基板の例えば裏面に、電位変化量を測定する既存の容量測定器の端子をそれぞれ電気的に接続し、半導体基板表面に被測定物質(例えばブドウ糖を含む溶液)を滴下することにより、被測定物質が目的とする物質(標的物質)か否かを判別することができる。つまり、被測定物質が標的物質である場合は、物質検出材料(例えばレセプター蛋白質)と接触すると化学反応を生じて融合し、それにより物質検出材料自体が帯電する。その結果、帯電した物質検出材料が半導体基板に電位を誘起し、被測定物質滴下前の電位との変化量を電極で検出し、測定器にて電位の変化量を測定することができる。この際、凹部の容量は一定であるため、凹部内に物質検出材料を一定量収容することが可能であり、よって定量的に電位の変化量を測定可能である。これに加え、凹部を複数個有する場合には、各凹部内の物質検出材料の量のばらつきを少なくすることができる。
このように、本発明の電位センサによれば、構造が簡素であるため安価であり、既存の容量測定器を用いて簡単にかつ高い信頼性で検査することができる。また、凹部を複数個有する場合、各凹部に同一の物質検出材料を埋設することにより電位センサの感度を増幅することができる。
本発明の電位センサの製造方法によれば、半導体基板への溝加工および凹部加工を公知のフォトエッチング技術を用いることができ、表面電極形成は公知の成膜技術(例えばCVD法、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等)を用いることがで、半導体基板の加工を容易に行うことができる。
また、半導体基板の凹部に物質検出材料を埋設するので、物質検出材料の半導体基板への固定が容易である。
また、物質検出材料の大きさを考慮に入れながら上記のような半導体装置製造技術を用いて所望の大きさ、形状の凹部を高精度に形成することができるので、所定容量の凹部の加工を容易に行うことができ、凹部に埋設する物質検出材料の量のバラツキを小さくして物質検出材料を安定的にセンサに内蔵させることができる。その結果、信頼性の高い電位センサを得ることができる。特に、凹部が複数個設けられている場合には、各凹部に同量の物質検出材料が埋設可能となる。
本発明の電位センサデバイスの別の観点によれば、物質検出材料を電位センサ毎に異なるものとすれば、同一チップ内に異なる複数の機能が付加されたことになるので複数の異なる標的物質の検出が可能となり、評価能率が大幅に向上する。特に、特定の1つの標的物質を検出するまでの検査時間を大幅に短縮化できる。
以下、本発明の電位センサの実施の形態を図面に基づいて詳説する。なお、本発明は実施の形態に限定されるものではない。
[実施の形態のAグループ]
実施の形態のAグループは、後述する実施の形態1〜16(図3〜19)が含まれており、これらの電位センサは、被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料と、この物質検出材料を収容する複数の凹部を表面側に有する半導体基板と、半導体基板の凹部の周囲に形成された溝部と、この半導体基板の表面側の各凹部の外部に設けられ、物質検出材料と被測定物質との化学反応による電位の変化を検出するための電極と、半導体基板の溝部の側面と電極との間に形成された第1絶縁膜と、凹部内の物質検出材料を通過させずに被測定物質を通過させるように凹部を封止する被覆膜を備えた構成である。これら実施の形態1〜16の電位センサは、図1に示すように同一チップ内に凹部が複数個1列に並列して配置される、あるいは図2に示すように同一チップ内に凹部が複数個マトリックス状に配置される。なお、図1および2は、本発明の電位センサから後述の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、図中A−A線は図3の断面方向を表し、B−B線は図4〜21の断面方向を表している。
(実施の形態1)
図3は本発明の電位センサの実施の形態1を示す図1および2のA−A線断面図であり、図4は実施の形態1を示す図1および2のB−B線断面図である。
図1〜4を参照しながら説明すると、この実施の形態1の電位センサは、表面側に複数の凹部6および溝部7を有する半導体基板1と、溝部7の側面および底面に形成された第1絶縁膜2と、溝部7の側面および底面の第1絶縁膜2上に形成された電極3と、各凹部6内に埋設された物質検出材料4と、各凹部6の開口部を封止する被覆膜5とを備える。つまり、複数の凹部6を備えた半導体基板1の各凹部6に物質検出材料4を配置し、被測定物質透過膜としての被覆膜5で閉じ込めて物質検出部を構成し、半導体基板1を挟んで物質検出材料4と対向する側面部の少なくとも一部に第1絶縁膜2を介して電極3が配置されて信号変換部を構成している。
本発明において、半導体基板1としては、特に限定されるものではなく、半導体分野で通常使用されるものが使用可能であり、例えば半導体シリコン基板、半導体シリコンゲルマニウム基板、半導体ガリウム砒素基板、半導体インジウム燐基板、サファイア基板、ダイアモンド基板等が挙げられ、単結晶、多結晶およびアモルファスのいずれでもよく、かつ、P型でもN型でもよい。特に、半導体製造に最も多く用いられており、製造の容易性、信頼性の観点から単結晶のP型シリコン基板が好ましい。
第1絶縁膜2としては、半導体基板1の表面を熱酸化して得られる酸化膜が適当であり、半導体基板1がシリコン基板の場合は第1絶縁膜としてシリコン酸化膜が形成される。
電極3としては、半導体膜あるいは金属膜を使用することができ、半導体膜としては、半導体基板と逆の導電型のシリコン膜、ゲルマニウム膜等が挙げられ、単結晶、多結晶、アモルファスのいずれでもよく、金属膜としては例えばアルミニウム、タングステン或は銅等の元素を含む金属やニッケル、白金、金等が挙げられる。特に、現在の半導体製造技術において最も信頼性の高いと考えられるとの観点から多結晶のN型シリコン基板が好ましい。
物質検出材料4としては、目的とする標的物質と化学反応を生じて帯電可能な材料であれば特に限定されるものではないが、例えば標的物質がブドウ糖、グルコース、尿素、アミノ酸、その他例えば環境ホルモンのような化学物質等である場合は、物質検出材料としてレセプター蛋白質、酵素、抗体等の生体物質が挙げられる。なお、物質検出材料4の量は、使用する物質検出材料4を考慮した半導体基板1の凹部6の容量によってほぼ決定され、これについては後述する。
被覆膜5としては、絶縁性であり、被測定物質は通過(透過)させるが物質検出材料は通過させず、被測定物質および物質検出材料に対して無反応の膜であれば特に限定されるものではない。例えば、被覆膜としてはセルロース膜、ポリカーボネート、ポリエステル活性炭(繊維状)、エポキシ樹脂、ガラス繊維、コットン、ポリプロピレン、アセテート、アクリル、四フッ化エチレン等が挙げられる。特に、標的物質がブドウ糖、グルコース、アミノ酸等であれば、セルロース膜等が好ましい。
具体的に実施の形態1の電位センサの材料、構造等について説明すると、半導体基板1はP型シリコン基板からなる。この半導体基板1のサイズは、例えば1〜100mm×1〜100mm程度である。凹部6は、半導体基板1の表面側に所定間隔で並列して複数形成された直方体形の凸部11を上面から直方体形に刳り抜いた構造であり、各凸部6の周囲が溝部7とされている。ここで、本発明において溝部とは、凸部11間のみに限らず半導体基板1の外周領域の切欠部分も含むものと定義する。この場合、凹部6の底面の深さ位置は半導体基板1の表面における溝部7の底面の位置とほぼ一致している。
この凹部6の大きさは、収容する物質検出材料4によって異なるが、例えば、物質検出材料4として直径4〜6nm程度のカプセル型レセプター蛋白質を収容する場合、長手方向(A−A線方向)の幅寸法W1は10〜1000nm程度であり、他方向(B−B線方向)の幅寸法W2は5〜500nm程度であり、深さ寸法Hは10〜1000nm程度である。また、凹部6を形成する壁となる半導体基板1の凸部11の厚みは5〜100nm程度である。また、半導体基板1の表面における溝部7の側面間の幅寸法は10〜1000nm程度である。このようなサイズの1個の凹部6には数個〜数百万個程度のレセプター蛋白質が収容される。
第1絶縁膜2はシリコン酸化膜からなり、溝部7の側面および底面(半導体基板1の外周部分を除く)に膜厚5〜50nmで形成されている。
電極3はN型の不純物であるリンを含む多結晶シリコン膜からなり、第1絶縁膜2上に第1絶縁膜2よりも厚い膜厚10〜200nm程度で形成されている。
被覆膜5はセルロース膜からなり、各凹部6の開口部からそれらの周囲の第1絶縁膜2および電極3の上端面に渡って膜厚10〜1000nm程度で形成され、凹部6内の物質検出材料4が外部に流出しないように封止している。
このように構成された電位センサは、その電極3の例えば外周部と、半導体基板1の裏面に、外部の容量測定器(キャパシタンス測定器)の端子をそれぞれ電気的に接続し、被測定物質である例えばブドウ糖を含む溶液を半導体基板1の表面に滴下し、被覆膜(セルロース膜)5を通過したブドウ糖溶液が物質検出材料(レセプター蛋白質)4と化学反応して融合することにより、物質検出材料4自体が帯電する。帯電した物質検出材料4が半導体基板1に電位を誘起し、ブドウ糖溶液滴下前の電位との変化量を電極(多結晶シリコン膜)3で形成されるキャパシタ上部電極(端子)で検出し、電位の変化量を外部の容量測定器にて測定する。なお、滴下した被測定物質が物質検出材料と化学反応を起こさなければ、物質検出材料は帯電せず、滴下前の電位との差は生じないので容量測定器の針は変位しない。
実施の形態1の電位センサによれば、半導体基板1に凹部6を設けることにより、安定して定量的に物質検出材料4を凹部6に埋設でき、電位センサの容易な製造が可能となる。
また、凹部6から半導体基板1を挟んで配置する溝部7の側面に電極3を配置することにより、制御よく物質検出材料4の電位変化を測定することができる。
また、溝部7の側面を第1絶縁膜2で被覆することにより、キャパシタ構造が安定に保たれ、電位センサの信頼性の向上を図ることができる。
また、被測定物質を通過せしめる被覆膜5を用いることで、凹部6に埋設した物質検出材料4を安定的に保持することが可能となり、電位センサの安定性および信頼性が向上する。
また、電極3の膜厚は任意に設定すればよい。
また、凸部11の幅をより薄く設定することにより、物質検出材料4の電位と電極3の間に形成されるキャパシタ容量が増大し、電位の変化量の検出感度が上がるという利点がある。
また、物質検出材料4を収容する凹部6を複数設ける、特にマトリックス状に多数配置することにより、各凹部毎に物質検出材料を収容する際の物質検出材料の収容量のばらつきが平均化されるので、電位センサの測定精度の向上が図られる。
なお、実施の形態1では、物質検出材料として直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質を用いたが、凹部の狭スペース側(B−B線方向)の幅は収容される物質検出材料の大きさよりも僅かに大きい幅に設定して凹部に均一に収容されるようにすればよい。また、電位センサのチップサイズや配置する凹部の数にもよるが、凹部の広スペース側(A−A線方向)の幅はできるだけ被測定物質を凹部に効率良く収容できるようできるだけ大きく設定することができる。本発明では便宜上、被測定物質の数を単純化して模式的に図示しており、図3および4のように基板に対して垂直方向に一列に並ばなくても構わない。上述の凹部の大きさに関しては以下の実施の形態についても同様である。また、物質検出材料が埋設された凹部の数は特に限定されるものではないが、同じ物質検出材料を凹部に埋設する場合は凹部の数が多い程検出感度が向上し、例えばレセプター蛋白質を用いる場合は数十個以上が好ましい。
(実施の形態2)
図5は本発明の電位センサの実施の形態2を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図5において、図3、4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態2の電位センサは、実施の形態1とほぼ同様の構成であるが、第1絶縁膜2における溝部7の底面部分23の膜厚が側面部分21の膜厚よりも厚く設定されていることが実施の形態1とは異なっている。この場合、上記底面部分23の膜厚は10〜200nm程度であり、側面部分21の膜厚は5〜50nm程度である。実施の形態2において、その他の構成および動作は実施の形態1と同様である。
つまり、実施の形態2の場合、溝部7の底面が<110>面である半導体基板(シリコン基板)1を用いることにより、第1絶縁膜(シリコン酸化膜)2において、溝部7の底面部分23および凸部11の側面である<100>面に形成される側面部分21を熱酸化法により形成した場合、側面部分21より底面部分23の方が厚く形成されていることを特徴としている。
実施の形態2によれば、上述の構成により、帯電した物質検出材料4は主に半導体基板1における凸部11に電位を誘起するので溝部底面側の電位の変化は無視される。したがって、電位の変化量は、キャパシタ上部電極である電極(多結晶シリコン膜)3と半導体基板1の凸部11および半導体基板1と対向するキャパシタで検出される容量の変化量の和として検出されるため、半導体基板1と対抗するキャパシタの初期容量が凸部11と対抗するキャパシタの初期容量に比べて小さければ小さい程、感度が向上するので好ましい。つまり、凸部11の側面に形成されたキャパシタの容量と凹部の底面に形成されるキャパシタの容量との比を考えた場合に、凹部の底部に形成されるキャパシタの容量が小さいほうが、凸部11の側面に形成されたキャパシタの容量の変化に対して、感度が向上する。これは、凹部の底部の酸化膜の膜厚が厚くなると、凹部の底部に形成されるキャパシタの容量が小さくなることを目的としている。
すなわち、実施の形態2の電位センサによれば、第1絶縁膜2における溝部7の底面部分23の膜厚が側面部分21の膜厚よりも厚く設定することにより、物質検出材料4の電位変化を高率良く電極3に伝播することができ、電位センサの精度を高めることができる。
なお、少なくとも半導体基板1の溝部7の底面に不純部等を選択的に導入し酸化レートを増加してもよく、あるいは溝部エッチング加工時に底面のSi−Si結合を弱くして酸化レートを増加させてもよい。
(実施の形態3)
図6は本発明の電位センサの実施の形態3を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図6において、図5と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態3では、実施の形態2と同様に、第1絶縁膜2における溝部7の底面部分24は側面部分21に比して厚く形成されているが、底面部分24と側面部分21とは別工程にて形成されたものである点が、実施の形態2とは異なっている。この場合、上記底面部分24の膜厚は10〜300nm程度であり、側面部分21の膜厚は5〜50nm程度である。実施の形態3において、その他の構成は実施の形態2と同様である。
さらに詳しく説明すると、第1絶縁膜2における溝部7の底面部分24は、具体的にはHDP―CVDシリコン酸化膜からなる。
実施の形態3によれば、実施の形態2と同様に物質検出材料4の電位変化を高率良く電極3に伝播することができ、電位センサの精度を高めることができることに加え、実施の形態1および2に比して、半導体基板1の溝部7の底面に形成する絶縁膜の厚さ(容量)を任意に設定でき、特に溝部7の側面部分21よりも底面部分24の膜厚を大幅に厚くすることができるため、半導体基板1と対向するキャパシタ(凸部11に沿って形成されたキャパシタ)の初期容量を小さく設定することができる。
(実施の形態4)
図7は本発明の電位センサの実施の形態4を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図7において、図6と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態4では、実施の形態3と同様に、第1絶縁膜2における溝部7の底面部分24は側面部分21とは別工程にて、かつ大幅に厚く形成されているが、半導体基板1の凸部11における第1絶縁膜2の底面部分24と接する部分(溝部7の側面と底面との間)に傾斜面7aを有している。実施の形態4において、その他の構成は実施の形態3と同様である。
実施の形態4によれば、実施の形態3と同様に物質検出材料4の電位変化を高率良く電極3に伝播することができ、電位センサの精度を高めることができることに加え、実施の形態1および2に比して、半導体基板1の溝部7の底面に形成する絶縁膜の厚さ(容量)を任意に設定でき、特に溝部7の側面部分21よりも底面部分24の膜厚を大幅に厚くすることができるため、半導体基板1と対向するキャパシタの初期容量を小さく設定することができる。
(実施の形態5)
図8は本発明の電位センサの実施の形態5を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図8において、図5と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態5では、第1絶縁膜2における溝部7の底面部分25は側面部分21よりも実施の形態2の場合よりも大幅に厚く形成されており、さらに半導体基板1の凸部11における第1絶縁膜2の底面部分25と接する部分(溝部7の側面と底面との間)に実施の形態2よりも大きい曲面7bを有している。実施の形態5において、その他の構成は実施の形態2と同様である。
実施の形態5によれば、実施の形態4と同様に物質検出材料4の電位変化を高率良く電極3に伝播することができ、電位センサの精度を高めることができることに加え、実施の形態1および2に比して、半導体基板1の溝部7の底面に形成する絶縁膜の厚さ(容量)を任意に設定でき、特に溝部7の側面部分21よりも底面部分25の膜厚を大幅に厚くすることができるため、半導体基板1と対向するキャパシタの初期容量を小さく設定することができる。
(実施の形態6)
図9は本発明の電位センサの実施の形態6を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図9において、図8と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態6は実施の形態5と構造が似ているが、異なる点は、第1絶縁膜2の上端部分26が、凹部6から溝部7に渡って膨出状に形成され、その上端部分26の膜厚が側面部分21よりも厚く設定されている。実施の形態6において、その他の構成は実施の形態5と同様である。
実施の形態6によれば、第1絶縁膜2の上端部分26でのフリンジ容量が無視でき、より精度の高い容量測定が可能となる。
(実施の形態7)
図10は本発明の電位センサの実施の形態7を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図10において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態7の実施の形態1と構造が似ているが、異なる点は、半導体基板1の凹部6の深さが溝部7の深さよりも浅いことであり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
つまり、実施の形態7の電位センサは、凹部6の底面の位置が溝部7の底面の位置よりも高く設定されており、このような凹部6の底面の高さ位置は、収容する物質検出材料4の大きさ、形状、性質等を考慮したものである。
すなわち、実施の形態7によれば、凹部6の深さ(容積)を任意に設定することができるため、応用範囲が広がり、同一の電位センサチップ内の各凹部6の容量を異ならせて異なる種類の物質検出材料4を収容することが可能となり、同一チップ内に異なる物質検出部を設けることが可能となる。
(実施の形態8)
図11は本発明の電位センサの実施の形態8を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図11において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態8の実施の形態1と構造が似ているが、異なる点は、半導体基板1の凹部6の深さが溝部7の深さよりも深いことであり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
つまり、実施の形態8の電位センサは、凹部6の底面の位置が溝部7の底面の位置よりも低く設定されており、このような凹部6の底面の高さ位置は、収容する物質検出材料4の大きさ、形状、性質等を考慮したものである。
すなわち、実施の形態8によれば、凹部6の深さ(容積)を任意に設定することができるため、応用範囲が広がり、同一の電位センサチップ内の各凹部6の容量を異ならせて異なる種類の物質検出材料4を収容することが可能となり、同一チップ内に異なる物質検出部を設けることが可能となる。
(実施の形態9)
図12は本発明の電位センサの実施の形態9を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図12において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態9の実施の形態1と異なる点は、半導体基板1の凹部6は、その側面が開口幅よりも奥部幅(底幅)が小さくなる傾斜面であり、さらに溝部7の側面も凸部11が断面山型となる傾斜面となっていることであり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
つまり、実施の形態9によれば、凹部6の断面形状をすり鉢状とすることで、上方から伝達される被測定物質がより多くの物質検出材料4と反応しやすくなるため、より感度に優れた電位センサを得ることができる。
(実施の形態10)
図13は本発明の電位センサの実施の形態10を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図13において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態10の実施の形態1と異なる点は、半導体基板1の凹部6は、その側面と底面が連続した曲面であることであり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
つまり、実施の形態9によれば、凹部6の断面形状を半球状とすることで、上方から伝達される被測定物質がより多くの物質検出材料4と反応しやすくなるため、より感度に優れた電位センサを得ることができる。
(実施の形態11)
図14は本発明の電位センサの実施の形態11を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図14において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態11は実施の形態1と構造が似ているが、異なる点は、半導体基板1の溝部7の側面に形成された電極3の上端面の高さが、半導体基板1における凹部6と溝部7との間の凸部11の上端面の高さよりも低いことであり、その他の構成は実施の形態1と同様である。
つまり、実施の形態11では、半導体基板1の凸部11の上端部と電極3をオフセット構造とすることで、各凹部6に収容される物質検出材料4の数量がばらついても凹部6の上部に電位の伝播に寄与しない領域(物質検出材料4の量の多少のばらつきを許容する領域)を設けることにより、検出精度のばらつきを発生させないようにしている。
(実施の形態12)
図15は本発明の電位センサの実施の形態12を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図15において、図14と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態12は実施の形態11と構造が似ているが、異なる点は、被覆膜5が凹部6の開口部に埋設されており、さらに詳しくは被覆膜5の下面を電極3の上端面より下方位置とすることであり、その他の構成は実施の形態11と同様である。
このようにすれば、被覆膜5にて上部の物質検出材料4が電極3の上端面よりも低く押え付けられるので、半導体基板1の凹部6に埋設される物質検出材料4の量のばらつきを無くすことができ、上部の物質検出材料4を電極3の上端面よりも確実に低く設定することができ、確実に高い検出精度を得ることができる。
(実施の形態13)
図16は本発明の電位センサの実施の形態13を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図16において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態12の実施の形態1と異なる点は、第1絶縁膜2が半導体基板1の凸部11の側面から上端面に同じ膜厚で連続して形成された上端部27を有し、電極3が凸部11の上端面側の第1絶縁膜2上に形成された上端部33を有し、さらに電極3上に形成された被覆膜5の一部が凹部6の開口部に埋設されていることである。実施の形態13において、その他の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態13によれば、このような構成によって実施の形態12と同様の効果を得ることができる。
(実施の形態14)
図17は本発明の電位センサの実施の形態14を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図17において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態14の電位センサの実施の形態1と異なる点は、第1絶縁膜2が半導体基板1の凸部11の側面から上端面に同じ膜厚で連続して形成された上端部27を有し、溝部が埋め込み絶縁膜8にて埋め込まれ、埋め込み絶縁膜8を有する半導体基板1の表面全面に被覆膜5が形成され、さらに半導体基板1の外周部における電極3の一部を露出するように被覆膜5および埋め込み絶縁膜8にコンタクト孔9が形成されたことである。実施の形態16において、その他の構成は実施の形態1と同様である。
埋め込み絶縁膜8は、無機物および有機物のどちらでもよい。無機物であればシリコン酸化膜、多孔質シリカ膜、SiOC、SiOF等が挙げられ、有機物であればオキサゾール樹脂、ポリイミド樹脂等が挙げられる。半導体における信頼性の観点からは、最も広く使われているシリコン酸化膜が望ましいが、低誘電率の膜を用いることで、配線遅延が少なく、動作の速度の観点からは無機物、有機物の区別なく低誘電率の膜が好ましい。
実施の形態14によれば、溝部を埋め込み絶縁膜8により平坦に埋め込んでおくことで、凹部6に物質検出材料4を収容する際に、半導体基板1へ物質検出材料4を滴下しても溝部に流れ込まなくなるので滴下量を削減することができ、安価なデバイスを提供することができる。また、コンタクト孔9を通して外部の容量測定器の一方の端子を電極3に電気的に接続可能となる。なお、このコンタクト孔9に金属材料を埋め込んで半導体基板1の表面側に検出端子としての配線を形成してもよい。
(実施の形態15)
図18は本発明の電位センサの実施の形態15を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図18において、図17と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態15の電位センサは実施の形態14と構造が似たものであるが、主な相違点は、半導体基板1の凸部11と電極3とがオフセット構造であり、コンタクト孔に金属材料を埋め込んで検出端子としてのコンタクトおよび配線10が形成されたことである。コンタクトや配線の材料としては例えばタングステンやアルミニウム等の電子部品分野で一般的に用いられている金属材料を使用することができる。
実施の形態15によれば、実施の形態14の効果に加え、オフセット構造による実施の形態11の効果や、配線10が半導体基板1の表面側に設けられたことにより、外部の容量測定器の一方の端子と容易に接続可能となる利点がある。
(実施の形態16)
図19は本発明の電位センサの実施の形態16を示す図1および2のB−B線断面図である。なお、図19において、図18と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態16の電位センサは実施の形態15と構造が似たものであるが、異なる点は、被覆膜5の一部が各凹部6の開口部に埋め込まれたことである。なお、実施の形態16の構造ではコンタクト孔9を介して電極3と接触するコンタクトおよび配線を有していないが、コンタクトおよび配線を形成してもよい。
実施の形態16によれば、実施の形態14の効果に加え、オフセット構造による実施の形態11の効果や、被覆膜5の一部を凹部開口部に埋め込んだ実施の形態12の効果が得られる。
[実施の形態のBグループ]
実施の形態のBグループは、後述する実施の形態17および18(図20〜23)が含まれており、これらの電位センサは、基本構成は上記実施の形態のAグループと同じであるが、さらに、凹部の側面および底面に第2絶縁膜を備えている。これら実施の形態17および18の電位センサは、図20に示すように同一チップ内に凹部が複数個1列に並列して配置される、あるいは図21に示すように同一チップ内に凹部が複数個マトリックス状に配置される。なお、図20および21は、本発明の電位センサから後述する被覆膜を除去した状態での平断面図であって、図中B−B線は図22および23の断面方向を表している。
(実施の形態17)
図22は本発明の電位センサの実施の形態17を示す図20および21のB−B線断面図である。なお、図22において、図4と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態17の電位センサは実施の形態1と構造が似たものであるが、異なる点は、上述したように各凹部6の側面および底面に第2絶縁膜22が形成されていることである。実施の形態17においてその他の構成は実施の形態1と同様である。
第2絶縁膜22は、半導体基板1の表面を熱酸化して得られる酸化膜が適当であり、半導体基板1がシリコン基板の場合は第2絶縁膜としてシリコン酸化膜が形成される。つまり、第2絶縁膜22は第1絶縁膜2と同一工程により同じ材料にて形成されることが好ましい。
実施の形態17の場合、帯電した物質検出材料4は第2絶縁膜22を介して半導体基板1の凸部11に電位を誘起する以外は実施の形態1と同じ動作をする。
実施の形態17によれば、凹部6の内面にも絶縁膜を形成することにより、より一層キャパシタ構造が安定に保たれ、電位センサの信頼性がより向上する。
(実施の形態18)
図23は本発明の電位センサの実施の形態18を示す図20および21のB−B線断面図である。なお、図23において、図22と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態18の電位センサは実施の形態17と構造が似たものであるが、異なる点は、第1絶縁膜2が、半導体基板1の凸部11の上端面に形成された上端部分27を有し、この上端部分27と第2絶縁膜22が連続していることと、被覆膜5の一部が各凹部6の開口部に埋設されていることである。実施の形態18においてその他の構成は実施の形態17と同様である。
[実施の形態のCグループ]
実施の形態のCグループは、後述する実施の形態19〜21(図24〜28)が含まれており、これらの電位センサは、基本構成は上記実施の形態のBグループと同じであるが、さらに、凹部内面の第2絶縁膜上に導電膜を備えている。これら実施の形態19〜21の電位センサは、図24に示すように同一チップ内に凹部が複数個1列に並列して配置される、あるいは図25に示すように同一チップ内に凹部が複数個マトリックス状に配置される。なお、図24および25は、本発明の電位センサから後述する被覆膜を除去した状態での平断面図であって、図中B−B線は図26〜28の断面方向を表している。
(実施の形態19)
図26は本発明の電位センサの実施の形態19を示す図24および25のB−B線断面図である。なお、図26において、図23と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態19の電位センサは実施の形態18と構造が似たものであるが、異なる点は、電極3の上端位置が凸部11の上端位置よりも低いオフセット構造であり、かつ、各凹部6の内面の第2絶縁膜22上に導電膜32がオフセット位置に形成されていることである。実施の形態19においてその他の構成は実施の形態18と同様である。
導電膜32の材料としては導電性を有していれば特に限定されるものではないが、製造の容易性の観点から電極3と同じ材料が好ましい。
実施の形態19の場合、帯電した物質検出材料4は導電膜32および第2絶縁膜22を介して半導体基板1の凸部11に電位を誘起する以外は実施の形態1と同じ動作をする。
実施の形態19によれば、第2絶縁膜22上に導電膜32を設けたことにより、電極3の形成後に物質検出材料4を内蔵する凸部11の加工を行わなくて済む、あるいは、導電膜32を除去する工程が不要である為、工程の簡略化が図られる。また、第2絶縁膜22が凸部11を完全に被覆している事により、良好な絶縁をする為には好適であるという利点がある。
(実施の形態20)
図27は本発明の電位センサの実施の形態20を示す図24および25のB−B線断面図である。なお、図27において、図26と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態20の電位センサは実施の形態19と構造が似たものであるが、異なる点は、電極3および導電膜32の上端位置と凸部11の上端位置はほぼ一致し、かつ、凸部11上の第1絶縁膜2の上端部分28が側面部分21よりも厚く形成されており、さらに第1絶縁膜2および第2絶縁膜22の各底面部分が各側面部分よりも厚く形成されていることである。実施の形態20においてその他の構成は実施の形態19と同様である。
実施の形態20によれば、実施の形態19の効果に加えて、実施の形態6の効果が得られる。
(実施の形態21)
図28は本発明の電位センサの実施の形態21を示す図24および25のB−B線断面図である。なお、図28において、図26と同一の要素には同一の符号を付し、その説明を省略する。実施の形態21の電位センサは実施の形態19と構造が似たものであるが、異なる点は、第1絶縁膜2の底面部分24が側面部分21とは別工程にて厚く形成されると共に、第2絶縁膜22の底面部分22bが側面部分22aとは別工程にて厚く形成されていることである。この場合、第1絶縁膜2の底面部分24と第2絶縁膜22の底面部分22bは同一工程で同一材料にて形成されている。実施の形態21においてその他の構成は実施の形態19と同様である。
実施の形態21によれば、実施の形態19の効果に加えて、実施の形態3の効果が得られる。
次に、上記実施の形態1〜21の何れかの電位センサを複数個備えた本発明の電位センサデバイスについて説明する。
(実施の形態22)
図29は本発明の実施の形態22の電位センサデバイスを示す構成説明図である。この電位センサデバイス(図中センサチップと記載)は、同一の半導体基板に複数個の電位センサ(図中センサと記載)が形成されたものである。詳しく説明すると、電位センサデバイスは、1〜N個の電位センサを有しており、各電位センサにはそれぞれの電極に接続された検出端子と半導体基板に接続されたGND端子が備えられている。例えば、100μm×100μmの矩形の検出端子(電極パッド)が電極に接続されており、同様に100μm×100μmの矩形のGND端子(電極パッド)が隣の検出端子と例えば100μm程度の間隔を空けて併設されている。好ましくは各センサの検出端子とGND端子の間隔は一定であるのが好ましく、さらには図29に示すように各センサが規則正しく整然と並ぶのが好ましい。
実施の形態22の電位センサデバイスによれば、少なくとも2本のプローブ(針)を備えたキャパシタンス測定器を用いて容易に被測定物質に起因する電位変化量の測定が可能となる。さらに、各センサの電極パッドを整然と配置することにより、単純な平行移動により複数の電位センサについての測定が容易となり、測定装置の新たな投資が不要でありシステムトータルで安価な測定が可能となる。ここで各センサ(センサ1,2,3,…N)は、各々機能が同一でも異なるものでもよい。機能が同一の場合は、各センサの凹部には同一の物質検出材料が収容されるので、各電位センサの凹部の形状、大きさ等は同一条件で設定することができる。機能が異なる場合は、各センサの凹部には異なる物質検出材料が収容されるので、各電位センサの凹部の形状、大きさ等は各物質検出材料に応じた条件に設定される。
(実施の形態23)
図30は本発明の実施の形態23の電位センサデバイスを示す構成説明図である。この電位センサデバイス(図中センサチップと記載)では、実施の形態22(図29)の電位センサデバイスのGND端子を半導体基板の裏面としており、一般的な測定装置の測定台全体を金属製端子として利用すれば実施の形態22と同様な測定が可能であり、実施の形態23の場合は少なくとも1本のプローブ(針)を備えたキャパシタンス測定器により容易に測定が可能となる。チップ裏面端子の作製は、半導体基板の裏面を研磨して自然酸化膜を除去すればよい。なお、上記実施の形態では一例としてプローブ(針)を1本ないし2本あれば測定可能であるが、既存の測定器の仕様に各電極パッドのレイアウトを合わせ、2本以上の多本プローブを使用できるように構成してもよい。
次に、本発明の電位センサの製造方法について説明する。
本発明の電位センサ(実施の形態1〜21)の製造方法は、基本的に、(a)半導体基板の表面に複数の溝部を形成する工程、(b)少なくとも前記溝部の内面に絶縁膜を形成する工程、(c)少なくとも溝部内の前記絶縁膜上に電極を形成する工程、(d)前記半導体基板の溝部間に凹部を形成する工程、および(e)前記凹部内に、被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料を埋設する工程を含む。
さらに、本発明の電位センサの製造方法は、凹部内の物質検出材料を通過させずに被測定物質を通過させる被覆膜にて、物質検出材料が埋設された凹部の開口部を封止する工程(f)を含むものとしてもよい。
本発明の電位センサの製造方法において、例えば実施の形態11、12(図14、15)の電位センサのように電極が第1絶縁膜に対してオフセット位置となる場合には、上記工程(c)が、溝部の開口部周辺の電極を除去する工程を含む。
また、例えば実施の形態14、15、16(図17、18、19)の電位センサのように、溝部に埋め込み絶縁膜を有する場合には、溝部に埋め込み絶縁膜を埋設する工程(g)を含む。
また、例えば実施の形態17、18(図22、23)の電位センサのように、凹部の内面に第2絶縁膜を有する場合には、上記工程(b)が、凹部の内面に絶縁膜を形成する工程を含む。
また、例えば実施の形態19、20、21(図26、27、28)の電位センサのように、凹部内面の第2絶縁膜上に電極を有する場合には、工程(c)が、凹部内の絶縁膜上に電極を形成する工程を含む。
また、例えば実施の形態実施の形態3、4、21(図6、7、28)の電位センサのように、第1絶縁膜における底面部分の膜厚が側面部分よりも厚く、かつそれぞれ別工程にて形成されたものである場合は、工程(b)が、溝部の側面および底部に、側面部分よりも底面部分の膜厚を厚くして絶縁膜を形成し、溝部の側面部分の絶縁膜を除去して底面部分の絶縁膜を残存させる工程を含む。
また、例えば実施の形態6(図9)の電位センサのように第1絶縁膜の上端部分および底面部分の膜厚が側面部分よりも厚い場合には、工程(b)が、複数の溝部を有する半導体基板の表面に第1の酸化絶縁膜を形成し、前記第1の酸化膜上に窒化膜を形成し、前記窒化膜をエッチバックして溝部の側面に窒化膜のサイドウォールを形成し、第1の酸化絶縁膜の露出部分を熱酸化して、第1の酸化絶縁膜よりも膜厚の厚い第2の酸化絶縁膜を形成し、窒化膜を除去して、半導体基板における溝部間および溝部の底面に厚く側面に薄い絶縁膜を形成する工程を含む。
また、例えば実施の形態15(図18)の電位センサのように埋め込み絶縁膜の一部に形成されたコンタクト孔を通して電極と接続する検出端子を有する場合には、埋め込み絶縁膜の一部に電極に達するコンタクト孔を開口し、このコンタクト孔に導電性材料を埋設することにより電極と接続する検出端子を形成する工程(h)を含む。
次に、上述の実施の形態で説明した電位センサの幾つかについての製造方法を説明する。
(実施の形態13の電位センサの製造方法)
図31から図43は上記実施の形態13(図16)の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。
この場合、まずP型半導体基板100上にフォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジストパターンR1を形成し(図31)、該フォトレジストパターンR1をマスクに用いて半導体基板100を異方性エッチングとして例えばRIE(リアクティブ・イオン・エッチング)により深さが例えば1μm程度の溝部7を備えた半導体基板101を形成する(図32)。次に、レジストマスクR1を剥離した後、例えば熱酸化法により、膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜から成るキャパシタ酸化膜200を形成し(図33)、キャパシタゲートの材料となるリンが不純物として1E19〜1E21/cm3程度ドープされた多結晶シリコン膜300を例えばCVD法等で膜厚200nm程度堆積させる(図34)。その後、キャパシタ電極を定義するフォトレジストパターンR2をフォトリソグラフィ技術により形成し(図35)、フォトレジストパターンR2をマスクに用いて多結晶シリコン膜300を例えばRIE法を用いてエッチング加工して多結晶シリコン膜301を形成する(図37)。この際、下地のキャパシタ酸化膜200と選択比の高いエッチング条件を用いることで選択的にキャパシタ電極材料である多結晶シリコン膜のみエッチング加工が行える。
続いて、レジストマスクR2を剥離し、その後新たにフォトリソグラフィ技術により、パターニングされたフォトレジストパターンR3を半導体基板101の凸部上に開口すべく形成し(図37)、レジストマスクR3をマスクに用いて多結晶シリコン膜301、キャパシタ酸化膜200および半導体基板101の凸部を順次エッチングし、凹部6を備えた半導体基板102を形成する(図38)。この時、上記溝部7に対する凹部6の深さは、浅くても深くてもよく(図10、11参照)、図38のように同等の深さでもよく、以下の製造方法も同様である。
続いて、各凹部6に物質検出材料を配置すべく、例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を半導体基板102の表面全面に例えば滴下やスプレー等の方法により塗りつける(図39)。その後、半導体基板102を例えば回転や水平往復動等させることで上部のレセプター蛋白質400を落として多結晶シリコン膜302の上部を露出させ(図40)、被測定物質を通過せしめ、かつ、レセプター蛋白質400を凹部6に閉じ込める役割を果たす被覆膜として例えばセルロース膜500をラミネート膜としてラッピングもしくはPVD法などで成膜し、セルロース膜500の一部が凹部の開口部に埋設されるようにして多結晶シリコン膜302の上部に密着させる(図41)。その後、上記多結晶シリコン膜302の上部に密着しかつ凹部6の開口部に一部が埋設された部分のセルロース膜500を残存させるべく、例えばレーザー照射などによりセルロース膜500をパターニングして、セルロース膜501を形成する(図42)。その後、溝部7に残存したレセプター蛋白質400を洗浄除去し、凹部6のみにレセプター蛋白質400を配置させる(図43)。これにより多結晶シリコン膜302が例えば化学反応物質の電位変化を検値する電極となる電位センサが製造される。
(実施の形態11の電位センサの製造方法)
図44から図52は上記実施の形態11(図14)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、キャパシタ電極(電極)の材料となるリンが不純物としてドープされた多結晶シリコン膜300を堆積させるところまでは実施の形態13(図31〜35)と同様で、フォトレジストパターンR2を除去した後、図44に示すように、キャパシタ電極を定義するフォトレジストパターンR4をフォトリソグラフィ技術により形成する。この際、多結晶シリコン膜300の上端部の一部を露出させてパターニングする。次いで、フォトレジストパターンR4をマスクに用いて多結晶シリコン膜300を例えばRIE法を用いてエッチング加工を行って多結晶シリコン膜301を形成する(図45)。この際、下地のキャパシタ酸化膜200と選択比の高いエッチング条件を用いることで選択的にキャパシタ電極材料である多結晶シリコン膜のみエッチング加工が行える。
続いて、レジストマスクR4を剥離した後、新たにフォトリソグラフィ技術により、パターニングされたフォトレジストパターンR3を半導体基板101の凸部上に開口すべく形成し(図46)、レジストマスクR3をマスクに用いてキャパシタ酸化膜200および半導体基板101の凸部11を順次エッチングし、凹部6を備えた半導体基板102を形成する(図47)。続いて、各凹部6に物質検出材料を配置すべく、例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を半導体基板102全体に例えば滴下する(図48)。その後、半導体基板102を例えば回転させることで、半導体基板102の凸部上端側もしくは多結晶シリコン膜301の上端面を露出させる(図49)。
その後、被測定物質を通過せしめ、かつ、レセプター蛋白質400を凹部6に閉じ込める役割を果たす被覆膜として例えばセルロース膜500でラミネート膜をラッピングもしくはPVD法などで成膜し、少なくとも半導体基板102の上端(この場合、凸部上のキャパシタ酸化膜201)に密着させ、凹部6の開口部を封止する(図50)。この時、セルロース膜500は多結晶シリコン膜301の上端面に密着してもよい。
その後、図51に示すように、半導体基板102の凸部上に密着して凹部開口部を封止した部分のセルロース膜501を残存させ、かつ、溝部を開口させるよう、セルロース膜501を例えばレーザー照射などによりパターニングする(図51)。その後、溝部7に残存したレセプター蛋白質400を洗浄除去し、凹部6のみにレセプター蛋白質400を配置させる(図52)。これにより多結晶シリコン膜301が例えば化学反応物質の電位変化を検値する電極となる電位センサが製造される。
(実施の形態12の電位センサの製造方法)
図53〜55は上記実施の形態12(図15)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、凹部6に物質検出材料を配置すべく、例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を半導体基板102全体に例えば滴下し、半導体基板を例えば回転させることで半導体基板102の上端部もしくは多結晶シリコン膜302の上端部を露出させるところまでは実施の形態13、11(図31〜35、44〜49)と同様で、その後、例えばセルロース膜500をラッピングもしくはPVD法などで凹部6の開口部に一部が埋設されるように形成する(図53)。その後は、図54に示すように、凹部6の開口部に埋設された部分のセルロース膜501のみ残存するように化学反応エッチングもしくはRIE等によるエッチバックを行うことで、凹部6の上端内面に密着したセルロース膜500を残存させ、それ以外の部分のセルロース膜501を除去する。その後、溝部7に残存したレセプター蛋白質400を洗浄除去し、凹部6のみにレセプター蛋白質400を配置させる(図55)。これにより多結晶シリコン膜301が例えば化学反応物質の電位変化を検値する電極となる電位センサが製造される。
(実施の形態3の電位センサの製造方法)
図56および57は上記実施の形態3(図6)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、半導体基板101に複数の溝部7を形成するところまでは実施の形態13(図31〜32)と同様で、その後、フォトレジストパターンを除去した半導体基板101上にシリコン酸化膜220を例えばHDP−CVD(高密度プラズマ化学気相成長)法を用いて堆積する(図56)。シリコン酸化膜220において、溝部7の底面(水平面)と側面および凸部11上に成膜される膜厚はそれぞれ異なり、底面に対して側面および凸部11上の膜厚は薄く成膜される。次に、希釈HF溶液等を用いて溝部7の側面および凸部11上のシリコン酸化膜をウエットエッングにてエッチバックを行って、底面にのみ膜厚200〜300nm程度のシリコン酸化膜221を埋め込み形成する。
その後は、熱酸化法により半導体基板101の凸部11の表面に膜厚10nm程度のシリコン酸化膜を形成し、この薄いシリコン酸化膜と先に形成した厚いシリコン酸化膜221とで第1絶縁膜を構成する(図6参照)。次に、シリコン酸化膜上に電極として多結晶シリコン膜を形成し、フォトレジストパターンを半導体基板101の凸部11上に開口すべく形成し(図44参照)、凸部11上の多結晶シリコン膜およびシリコン酸化膜を順じエッチングにより除去する。その後は、実施の形態11等と同様に、半導体基板上へ物質検出材料を滴下し、半導体基板上に被覆膜を形成し、溝部を開口させるよう被覆膜をパターニングし、溝部から余分な物質検出材料を洗浄除去して、凹部内のみに物質検出材料を配置する。これにより多結晶シリコン膜301が例えば化学反応物質の電位変化を検値する電極となる電位センサが製造される。
(実施の形態6の電位センサの製造方法)
図58〜61は上記実施の形態6(図9)の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。
この場合、半導体基板101に複数の溝部7を形成するところまでは実施の形態13(図31〜32)と同様で、その後、レジストマスクを剥離した後、半導体基板101上に熱酸化法によりシリコン酸化膜230を20nm程度形成する(図58)。その後、耐酸化膜としてCVD(化学気相成長)法により50nm程度のシリコン窒化膜800を形成する(図59)。
次に、RIE法等によりシリコン窒化膜800をエッチバックすることにより、凸部11の側面にシリコン酸化膜230を介してシリコン窒化膜からなるサイドウォール801を形成する(図60)。その後、熱酸化法によって、凸部上端側および溝部7の底面側のシリコン酸化膜230の露出部分230a、230bを200nm程度に厚くする(図61)。続いて、シリコン窒化膜からなるサイドウォール801を熱リン酸にて除去し、さらに、半導体基板101の凸部11の側面にあるシリコン酸化膜を希釈HF溶液等を用いて除去する。その後は、図示省略するが、凸部11の側面側部分に熱酸化法によりキャパシタ酸化膜200を形成し、半導体基板101の表面及び凸部上端の酸化膜230a、230bとキャパシタ酸化膜200とを連続的に一体化させ、キャパシタ電極となる多結晶シリコン膜を堆積し、例えば露光エッチバック法により所望の形状にフォトレジスト膜を形成し、例えばCDE(Chemical Dry Etching)等の等方性エッチングを行い、凸部上端の多結晶シリコン及びシリコン基板状の多結晶シリコンの選択的にエッチングする。半導体基板101の凸部11に凹部6を形成し、凹部6に物質検出材料を収容し、凹部6の開口部を被覆膜にて封止する。これにより図9に示す構造の電位センサが製造される。
(実施の形態14の電位センサの製造方法)
図62〜67は上記実施の形態14(図17)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、実施の形態13(図31〜34)と同様に半導体基板の表面に複数の溝部を形成し、半導体基板の表面にキャパシタ酸化膜201および多結晶シリコン膜301を形成する。その後、半導体基板の表面にシリコン酸化膜を例えばHDP−CVD(高密度プラズマ化学気相成長)法を用いて堆積した後、図62に示すように、CMP法(化学的機械的研磨法)等により半導体基板101の凸部11上のキャパシタ酸化膜201が露出する程度に平坦化を行い、それによって溝部内にシリコン酸化膜からなる埋め込み絶縁膜210を形成する。
続いて、フォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジストパターンR3を半導体基板101の凸部11上に開口すべく形成し、キャパシタ酸化膜201および半導体基板101の凸部11を順次エッチングし、凹部6を形成する(図63)。次に、図64に示すように、半導体基板102の表面に例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を滴下して、各凹部6内にレセプター蛋白質400を収容する。このとき、溝部は埋め込み絶縁膜210にて埋め込まれているので、少ない滴下量でレセプター蛋白質400を各凹部6に収容することができる。
その後、半導体基板を例えば回転させることで埋め込み絶縁膜210上のレセプター蛋白質400を除去し(図65)、半導体基板102上に例えばセルロース膜500でラミネート膜をラッピングもしくはPVD法などで成膜して密着させる(図66)。その後、上部電極端子を形成すべくフォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジストパターン(図示せず)を用いて、セルロース膜500および埋め込み絶縁膜210の一部を例えばRIE法等によりパターニング加工することで、多結晶シリコン301に達するコンタクト孔がセルロース膜501および埋め込み絶縁膜211に形成される(図67)。これにより、図17に示す構造の電位センサが製造される。なお、この後に、コンタクト孔に金属材料を埋め込んで上部電極端子(検出端子)を形成してもよい。
(実施の形態16の電位センサの製造方法)
図68〜75は上記実施の形態16(図19)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、レジストマスクR3をマスクに凹部6を備えた半導体基板102を形成するところまでは実施の形態13、11(図31〜34、44〜47)と同様であり、その後図68に示すように、埋め込み絶縁膜として、例えばフォトレジスト膜700(詳しくはポジ型有機レジスト材料膜)を半導体基板102上に表面が平らになるように塗布する。その後、レジスト膜700の表面層を露光もしくは現像液などにより全体を水平にエッチバックを行い、半導体基板102の凸部11の上端を露出させた後(図69)、各凹部6のみをフォトリソグラフィー技術により部分露光し、露光された各凹部6内部のフォトレジスト膜702を除去する(図70)。続いて、各凹部6に物質検出材料を配置すべく、例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を半導体基板102全体に例えば滴下する(図71)。その後、半導体基板を例えば回転させることで半導体基板102の凸部11上端もしくは多結晶シリコン膜301の上端を露出させ(図72)、例えばセルロース膜500でラミネート膜をラッピングもしくはPVD法などで成膜する。この際、セルロース膜500の一部が各凹部6に埋設され、半導体基板102の凸部11および多結晶シリコン膜301の上端面に密着する(図73)。
その後、図74に示すように、上部電極端子を形成すべくフォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジストパターンR5を用いて、フォトレジスト膜702上のセルロース膜500を例えばRIE法等によりパターニング加工し、続いて、多結晶シリコン膜301上のフォトレジスト膜702とセルロース膜501上のレジストマスクR5を同時に例えばRIE法などによりエッチングする。これにより、コンタクト孔9を備えるフォトレジスト膜703が形成される(図75)。フォトレジスト膜703を形成する際、セルロース膜500と選択比のある条件を用いれば、凹部6に埋設された物質検出材料は保護される。あるいは、セルロース膜500を透過する光源を用い、かつ、フォトレジストパターンR5ないしフォトレジスト膜702の材料に感光性材料を用いることで、セルロース膜500に開口部を形成した後、再度現像液に浸すことで多結晶シリコン膜301上のフォトレジスト膜702を開口させても構わない。これにより多結晶シリコン膜301が例えば化学反応物質の電位変化を検値する電極となる電位センサが製造される。なお、この後に、コンタクト孔に金属材料を埋め込んで上部電極端子(検出端子)を形成してもよい。
(実施の形態18の電位センサの製造方法)
図76〜87は上記実施の形態18(図23)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、図76に示すように、P型半導体基板100上にフォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジストパターンR11を形成し、該フォトレジストパターンR11をマスクに用いて半導体基板100を異方性エッチングとして例えばRIEにより深さが例えば1μm程度の溝部7および凹部6を形成する(図77)。この場合、凹部6の内面には後工程で酸化膜が形成されるため、酸化膜の厚みを考慮した幅寸法に凹部6を形成する。次に、得られた半導体基板101上のフォトレジストパターンR11を剥離した後、例えば熱酸化法により、膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜から成るキャパシタ酸化膜200を、半導体基板101の凹部6および溝部7を有する表面に形成する(図78)。
続いて、キャパシタ電極材料となるリンが不純物として1E19〜1E21/cm3程度ドープされた多結晶シリコン膜300を例えばCVD法等で膜厚200nm程度で、キャパシタ酸化膜200上に堆積させる(図79)。その後、キャパシタ電極を定義するフォトレジストパターンR4をフォトリソグラフィ技術により形成し(図80)、フォトレジストパターンR4をマスクに用いて多結晶シリコン膜300を例えばCDE法(ケミカルドライエッチング)とRIEを組み合わせてエッチング加工し、キャパシタ電極となる多結晶シリコン膜301を形成する(図81)。この際、下地のキャパシタ酸化膜200と選択比の高いエッチング条件を用いることで、選択的にキャパシタ電極材料である多結晶シリコン膜のみエッチング加工を行うことができ、図81に示すように、凹部6内および凸部11の上端側の多結晶シリコン膜が除去される。
その後、フォトレジストパターンR4を剥離し(図82)、各凹部6に物質検出材料を配置すべく、例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を半導体基板101全体に例えば滴下し(図83)、半導体基板101を回転等させることで半導体基板101の凸部上端側もしくは多結晶シリコン膜301の上端面を露出させる(図84)。次いで、例えばセルロース膜500でラミネート膜をラッピングもしくはPVD法などで成膜し(図85)、その後、半導体基板101の凸部上端側および多結晶シリコン膜301の上端面に密着したセルロース膜500を残存させるように例えばレーザー照射などにより選択的に除去し、物質検出材料を埋設する各凹部6の開口部をセルロース膜501にて封止する(図86)。その後、溝部7に残存したレセプター蛋白質400を洗浄除去し、各凹部6のみにレセプター蛋白質400を配置させる(図87)。これにより多結晶シリコン膜301が例えば化学反応物質の電位変化を検値する電極となる電位センサが製造される。
(実施の形態19の電位センサの製造方法)
図88〜98は上記実施の形態19(図26)の構造の電位センサの製造工程(一部)を説明する断面図である。
この場合、図88に示すように、P型半導体基板100上にフォトリソグラフィ技術によりパターニングされたフォトレジストパターンR12を形成し、該フォトレジストパターンR12をマスクに用いて半導体基板100を異方性エッチングとして例えばRIEを行って、深さが例えば1μm程度の凹部6および溝部7を形成する(図89)。この場合、凹部6の内面には後工程で酸化膜および導電膜が形成されるため、酸化膜および導電膜の厚みを考慮した幅寸法に凹部6を形成する。次に、得られた半導体基板101上のフォトレジストパターンR11を剥離した後、例えば熱酸化法により、膜厚が10nm程度のシリコン酸化膜から成るキャパシタ酸化膜200を形成する(図90)。
続いて、図91に示すように、キャパシタ電極材料となるリンが不純物として1E19〜1E21/cm3程度ドープされた多結晶シリコン膜300を、例えばCVD法等により膜厚200nm程度でキャパシタ酸化膜200上に堆積させる。これにより、凹部6の内面にはキャパシタ酸化膜200と多結晶シリコン膜300の積層膜が形成されることとなる。その後、キャパシタ電極を定義するフォトレジストパターンR4をフォトリソグラフィ技術により形成し(図92)、フォトレジストパターンR4をマスクに用いて多結晶シリコン膜300の上部を例えばRIEによりエッチングして、凹部の内面側に導電膜としての多結晶シリコン膜301と溝部の内面側に電極としての多結晶シリコン膜301を形成する(図93)。この際、下地のキャパシタ酸化膜200と選択比の高いエッチング条件を用いることで、選択的にキャパシタ電極材料である多結晶シリコン膜のみエッチング加工を行うことができる。
その後、フォトレジストパターンR4を剥離し、各凹部6に物質検出材料を配置すべく、例えば直径4〜6nm程度のレセプター蛋白質400を半導体基板101全体に例えば滴下し(図94)、半導体基板101を例えば回転させることで半導体基板101の凸部上端側もしくは多結晶シリコン膜301の上端面を露出させる(図95)。その後、各凹部に一部が埋設されるように、半導体基板101上に例えばセルロース膜500をラッピングもしくはPVD法などで形成する(図96)。続いて、各凹部6の周辺に密着した部分のセルロース膜500を残存させるように例えばレーザー照射などにより選択的にパターニングする(図97)。その後、溝部7に残存したレセプター蛋白質400を洗浄除去し、各凹部6のみにレセプター蛋白質400を配置させる(図98)。これにより図26に示した構造の電位センサが製造される。
以上、実施の形態3、6、11、12、13、14、16、18、19の電位センサの製造方法を述べたが、これら以外の実施の形態の電位センサも、上述の製造方法のいくつかを種々組み合わせて実施することができる。
(他の実施の形態)
1.上記実施の形態では、既存の容量測定器を用いて電位変化量を測定するように構成した場合を例示したが、電位センサデバイスと同一チップ内に容量測定回路を備えてもよく、さらに表示部もしくは測定値を記憶するメモリ部を一体化していても構わない。この時、事前に取得していた被測定物質(例えばブドウ糖溶液)の濃度と物質検出材料(例えばレセプター蛋白質)の反応特性(電位変化量)である相関データを用いて読み取った電位変化量に対応した被測定物質の濃度を外部表示機器に表示すれば良い。
2.さらに、電位センサデバイス(センサチップ)毎の測定精度を高くするために、校正手段を設けてもよく、例えば基準濃度のサンプルにて測定値を読み取り、測定器の表示との差を補正すれば良い。補正情報は本発明の電位センサデバイスと同チップ内に収めるのが好ましく、例えばROM(リードオンリーメモリ)やFLASHメモリ(不揮発性半導体)等の半導体デバイスに補正係数を書き込み、測定値が自動で補正されるのが好ましい。あるいはチップに補正情報を印字し、測定時に補正情報を入力した計算機でデータ処理時等の補正計算を行っても構わない。
3.上記実施の形態では、複数個の凹部を有する1つの電位センサにおいて、複数個の凹部(物質検出部)に対して1個の検出端子を設けた場合を例示したが、各凹部(物質検出部)にそれぞれ1個ずつ検出端子を設けてもよい。この場合、各凹部にはそれぞれ異なる物質検出材料を収容し、各凹部間で電極を分割し、各凹部に対応する電極にそれぞれ検出端子を接続する。
4.上記実施の形態では、半導体基板の溝部側面さらには凹部側面に絶縁膜を形成した場合を例示したが、この絶縁膜は省略しても電位センサとしての機能は確保される。
5.上記実施の形態では、半導体基板の表面に溝部を設けた場合を例示したが、溝部を省略することも可能である。この場合、凹部の基板平面に対して垂直方向の断面形状を蟻溝状とし、凹部開口部を除く半導体基板の表面に少なくとも電極を形成する。
6.上記実施の形態では、凹部内の物質検出材料を通過させずに被測定物質を通過させる被覆膜にて各凹部の開口部を封止する場合を例示したが、各凹部を封止する方法としては、例えばプラスチックフィルムを半導体基板の表面に剥離可能に貼り付け、使用時にこのフィルムを剥がして凹部を開口し、被測定物質を凹部内に滴下できるように構成してもよい。この場合、フィルムは剥離面に物質検出材料が付着しない素材が好ましい。また、フィルムの半導体基板表面への貼り付けは、半導体基板表面(凹部と溝部の間)に粘着剤を例えば塗りつけ、粘着剤によりフィルムを半導体基板表面に剥離可能に固定する方法が考えられる。あるいは、物質検出材料が凹部から容易に出ないものであれば、被覆膜を省略することも可能であり、プラスチック包装袋等にて包装しておけばよい。
本発明の電位センサは、ある特定の物質およびその量を検出するセンサとして用いることができ、例えば、ブドウ糖、グルコース、尿素、アミノ酸、その他例えば環境ホルモンのような化学物質等の物質およびその量を高精度に検出するためのバイオセンサとして好適である。
本発明の電位センサ(実施の形態Aグループ)の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、凹部が1列に配置された状態を示す。 本発明の電位センサ(実施の形態Aグループ)の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、凹部がマトリックス状に配置された状態を示す。 本発明の電位センサの実施の形態1を示す図1および2のA−A線断面図である。 実施の形態1を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態2を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態3を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態4を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態5を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態6を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態7を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態8を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態9を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態10を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態11を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態12を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態13を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態14を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態15を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態16を示す図1および2のB−B線断面図である。 本発明の電位センサ(実施の形態Bグループ)の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、凹部が1列に配置された状態を示す。
本発明の電位センサ(実施の形態Bグループ)の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、凹部がマトリックス状に配置された状態を示す。 実施の形態17を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態18を示す図1および2のB−B線断面図である。 本発明の電位センサ(実施の形態Cグループ)の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、凹部が1列に配置された状態を示す。 本発明の電位センサ(実施の形態Cグループ)の被覆膜を除去した状態での平断面図であって、凹部がマトリックス状に配置された状態を示す。 実施の形態19を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態20を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態21を示す図1および2のB−B線断面図である。 実施の形態22の電位センサデバイスを示す構成説明図である。 実施の形態23の電位センサデバイスを示す構成説明図である。 実施の形態13の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図31の工程のつづきを示す断面図である。 図32の工程のつづきを示す断面図である。 図33の工程のつづきを示す断面図である。 図34の工程のつづきを示す断面図である。 図35の工程のつづきを示す断面図である。 図36の工程のつづきを示す断面図である。 図37の工程のつづきを示す断面図である。 図38の工程のつづきを示す断面図である。 図39の工程のつづきを示す断面図である。
図40の工程のつづきを示す断面図である。 図41の工程のつづきを示す断面図である。 図42の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態11の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図44の工程のつづきを示す断面図である。 図45の工程のつづきを示す断面図である。 図46の工程のつづきを示す断面図である。 図47の工程のつづきを示す断面図である。 図48の工程のつづきを示す断面図である。 図49の工程のつづきを示す断面図である。 図50の工程のつづきを示す断面図である。 図51の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態12の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図53の工程のつづきを示す断面図である。 図54の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態3の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図56の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態14の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図58の工程のつづきを示す断面図である。 図59の工程のつづきを示す断面図である。
図60の工程のつづきを示す断面図である。 図61の工程のつづきを示す断面図である。 図62の工程のつづきを示す断面図である。 図63の工程のつづきを示す断面図である。 図64の工程のつづきを示す断面図である。 図65の工程のつづきを示す断面図である。 図66の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態16の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図68の工程のつづきを示す断面図である。 図69の工程のつづきを示す断面図である。 図70の工程のつづきを示す断面図である。 図71の工程のつづきを示す断面図である。 図72の工程のつづきを示す断面図である。 図73の工程のつづきを示す断面図である。 図74の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態18の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図76の工程のつづきを示す断面図である。 図77の工程のつづきを示す断面図である。 図78の工程のつづきを示す断面図である。 図79の工程のつづきを示す断面図である。
図80の工程のつづきを示す断面図である。 図81の工程のつづきを示す断面図である。 図82の工程のつづきを示す断面図である。 図83の工程のつづきを示す断面図である。 図84の工程のつづきを示す断面図である。 図85の工程のつづきを示す断面図である。 図86の工程のつづきを示す断面図である。 実施の形態19の構造の電位センサの製造工程を説明する断面図である。 図88の工程のつづきを示す断面図である。 図89の工程のつづきを示す断面図である。 図90の工程のつづきを示す断面図である。 図91の工程のつづきを示す断面図である。 図92の工程のつづきを示す断面図である。 図93の工程のつづきを示す断面図である。 図94の工程のつづきを示す断面図である。 図95の工程のつづきを示す断面図である。 図96の工程のつづきを示す断面図である。 図97の工程のつづきを示す断面図である。
符号の説明
1,100,101,102 半導体基板(シリコン基板)
2,201 シリコン酸化膜(第1絶縁膜)
3,301,302 キャパシタ電極(電極)
4,400 レセプター蛋白質(物質検出材料)
5,501 セルロース膜(被覆膜)
6 凹部
7 溝部
8,211,703 埋め込み絶縁膜(フォトレジスト膜)
9 コンタクト孔
11凸部
32 導電膜
800,801 シリコン窒化膜
R1,R2,R3,R4,R5,R11,R12 フォトレジストパターン

Claims (38)

  1. 被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料と、この物質検出材料を収容する少なくとも1つの凹部を有する半導体基板と、この半導体基板に設けられた電極とを備え、前記電極が前記物質検出材料と被測定物質との化学反応による電位の変化を検出することを特徴とする電位センサ。
  2. 物質検出材料を収容した凹部の開口部が、凹部内の物質検出材料を通過させずに被測定物質を通過させる被覆膜にて封止された請求項1に記載の電位センサ。
  3. 凹部半導体基板に溝部を有し、前記溝部の凹部側の側面に少なくとも上記電極が形成された請求項1または2に記載の電位センサ。
  4. 半導体基板溝部の側面と上記電極との間に第1絶縁膜が形成されている請求項3に記載の電位センサ。
  5. 半導体基板の凹部に第2絶縁膜が形成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載の電位センサ。
  6. 第1絶縁膜と第2絶縁膜が同一の材料で形成されている請求項5に記載の電位センサ。
  7. 半導体基板の凹部内の第2絶縁膜上に導電膜が形成されている請求項5または6に記載の電位センサ。
  8. 前記電極と前記導電膜が同一の材料で形成されている請求項7に記載の電位センサ。
  9. 前記電極の膜厚が第1絶縁膜の膜厚よりも厚い請求項4〜8のいずれか1つに記載の電位センサ。
  10. 第1絶縁膜が半導体基板の溝部の底面にも形成されると共に、電極が第1絶縁膜の底面部分上にも形成されており、第1絶縁膜における底面部分の膜厚が側面部分の膜厚より厚い請求項4〜9のいずれか1つに記載の電位センサ。
  11. 第2絶縁膜が半導体基板の凹部の底面にも形成されると共に、導電膜が第2絶縁膜の底面部分上にも形成されており、第2絶縁膜における底面部分の膜厚が側面部分の膜厚より厚い請求項5〜10のいずれか1つに記載の電位センサ。
  12. 第1絶縁膜の上端部分が、凹部から溝部に渡って膨出状に形成された請求項4〜11のいずれか1つに記載の電位センサ。
  13. 半導体基板の凹部の深さが溝部の深さよりも深い請求項3〜12のいずれか1つに記載の電位センサ。
  14. 半導体基板の凹部の深さが溝部の深さよりも浅い請求項3〜12のいずれか1つに記載の電位センサ。
  15. 凹部の側面は、開口幅よりも奥部幅が小さくなる傾斜面である請求項1〜14のいずれか1つに記載の電位センサ。
  16. 凹部の側面と底面は連続した曲面である請求項1〜14のいずれか1つに記載の電位センサ。
  17. 溝部の側面と底面との間に傾斜面を有する請求項3〜14のいずれか1つに記載の電位センサ。
  18. 溝部の側面と底面との間に曲面を有する請求項3〜14のいずれか1つに記載の電位センサ。
  19. 半導体基板の溝部の側面に形成された電極の上端面の高さが、半導体基板における凹部と溝部の間の凸部上端面の高さよりも低い請求項3〜18のいずれか1つに記載の電位センサ。
  20. 被覆膜の一部が、凹部の開口部に埋設されている請求項1〜19のいずれか1つに記載の電位センサ。
  21. 溝部が埋め込み絶縁膜で埋め込まれている請求項3〜20のいずれか1つに記載の電位センサ。
  22. 埋め込み絶縁膜が無機物である請求項21に記載の電位センサ。
  23. 埋め込み絶縁膜が有機物である請求項21に記載の電位センサ。
  24. 凹部が複数個マトリックス状に配置されている請求項1〜23のいずれか1つに記載の電位センサ。
  25. 埋め込み絶縁膜の一部に形成されたコンタクト孔を介して電極と接続する検出端子を有する請求項21〜24のいずれか1つに記載の電位センサ。
  26. 複数個の凹部にそれぞれ異なる物質検出材料が収容され、かつ、各凹部にそれぞれ対応した複数個の検出端子を有する請求項25に記載の電位センサ。
  27. 物質検出材料が生体物質である請求項1〜26のいずれか1つに記載の電位センサ。
  28. (a)半導体基板の表面に複数の溝部を形成する工程、
    (b)少なくとも前記溝部の内面に絶縁膜を形成する工程、
    (c)少なくとも溝部内の前記絶縁膜上に電極を形成する工程、
    (d)前記半導体基板の溝部間に凹部を形成する工程、
    (e)前記凹部内に、被測定物質と接触して化学反応を生じる物質検出材料を埋設する工程を含むことを特徴とする電位センサの製造方法。
  29. 凹部内の物質検出材料を通過させずに被測定物質を通過させる被覆膜にて、物質検出材料が埋設された凹部の開口部を封止する工程(f)を含む請求項28に記載の電位センサの製造方法。
  30. 工程(c)が、溝部の開口部周辺の電極を除去する工程を含む請求項28または29に記載の電位センサの製造方法。
  31. 溝部に埋め込み絶縁膜を埋設する工程(g)を含む請求項28〜30のいずれか1つに記載の電位センサの製造方法。
  32. 工程(b)が、凹部の内面に絶縁膜を形成する工程を含む請求項28〜31のいずれか1つに記載の電位センサの製造方法。
  33. 工程(c)が、凹部内の絶縁膜上に電極を形成する工程を含む請求項32に記載の電位センサの製造方法。
  34. 工程(b)が、溝部の側面および底部に、側面部分よりも底面部分の膜厚を厚くして絶縁膜を形成し、溝部の側面部分の絶縁膜を除去して底面部分の絶縁膜を残存させる工程を含む請求項28〜33のいずれか1つに記載の電位センサの製造方法。
  35. 工程(b)が、複数の溝部を有する半導体基板の表面に第1の酸化絶縁膜を形成し、前記第1の酸化膜上に窒化膜を形成し、前記窒化膜をエッチバックして溝部の側面に窒化膜のサイドウォールを形成し、第1の酸化絶縁膜の露出部分を熱酸化して、第1の酸化絶縁膜よりも膜厚の厚い第2の酸化絶縁膜を形成し、窒化膜を除去して、半導体基板における溝部間および溝部の底面に厚く側面に薄い絶縁膜を形成する工程を含む請求項28〜34のいずれか1つに記載の電位センサの製造方法。
  36. 埋め込み絶縁膜の一部に電極に達するコンタクト孔を開口し、このコンタクト孔に導電性材料を埋設することにより電極と接続する検出端子を形成する工程(h)を含む請求項30〜35のいずれか1つに記載の電位センサの製造方法。
  37. 上記請求項1〜27のいずれか1つに記載の電位センサを複数個備えたことを特徴とする電位センサデバイス。
  38. 物質検出材料が電位センサ毎に異なる請求項37に記載の電位センサデバイス。
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