JP2006106920A - 鮮度保持が要求される商品の販売システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 花卉類等の鮮度保持が要求される商品の販売、配送を効率よく行うシステムを構築する。
【解決手段】 センター1のサーバと、市場2及び商品の購入者である小売店A、B、Cの端末機とはそれぞれインターネット等の情報伝達システムによって接続している。センター1は市場専属生産者の商品を市場2に輸送する間に、この輸送途中の商品の一部ををWEB販売し、商品が配送センターに到着と同時に販売した商品を各小売店に配送する。また、商品の直販をセンター1に依頼した生産者4はWEB販売が完了した商品を予め預かり契約している小売店Bに輸送し、小売店Bはこの商品を保管する。配送手段3が小売店Bの購入した商品を配送して来たときに、保管商品は配送手段3が集荷し次回販売用の商品とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は生鮮商品の販売及び配送に関するシステムに係り、特に商品としての花卉(花き)類を輸送する間にインターネットを介して当該商品の売買を行うよう構成してた生鮮商品の売買及び配送を行うシステムに関する。
昨今、花卉類の取引もインターネットを介して電子取引が行われるようになってきており、商品としのて花卉類の輸送コストの低減等と相まって、取引の迅速化と低コスト化によりこの種のインターネット取引は今後増加することが予想される。
小売店は、商品としての花卉類の仕入れを卸売市場である花市場から行い、需要者に小売りするわけである。
ここで、花市場は東京、大阪等に設けられた巨大花市場と、地方に設けられた比較的小規模なローカル花市場とがあり、巨大花市場は全国規模で大量かつ多種類の花卉類取引を行い、ローカル花市場はその地方に根ざした花卉類もきめ細かく取り扱う等、それぞれの棲み分けが成立していた。
しかしながら、昨今インターネット等の通信情報伝達手段を用いた商品取引システムが逐次構築されており、その取引の手間も従来に比較してかなり緩和されるようになっていきている。しかし、インターネット等による電子取引に関するシステムの構築は必ずしも容易ではなく、かつ全国規模の取引を前提としなければそのシステムの利点も生かせない等理由により、電子取引に関するシステムは前記巨大花市場を中心として構築されているのが実情である。
全国規模のインターネット花卉類取引は、上述のような利点を有する反面次のような問題も有している。
即ち、取引が全国規模であるため、花卉類の取り扱い種類が如何に多くても、それぞれの地方に於けるニーズを全て満たすような商品の取りそろえは不可能である。つまり、市場が全国的に画一化されかつ全国規模の花卉取引に押されてローカルな花市場は駆逐される傾向にあるため、それぞれの地方においてはその地方独特の花卉類の流通が困難となり、かつまた同様にその地方における花卉生産者の比較的小ロットの商品の取り扱いが出来なくなる傾向にある。
花卉類の電子取引に関する従来技術の開示は極めて少ないが、一応関連のある技術として下記特許文献に示された技術がある。
特開2004−145581号 特開平9−196545号
このうち、特許文献1に記載の技術はインターネット等の通信ネットワークを利用するものの、小売店としての花屋が需要者に対して商品としての花卉を送付するシステムであり、後述する本願発明のような小売店に商品を提供するシステムではない。また特許文献2に記載の内容は商品としての花卉の輸送に関する技術が主体となっている。
小売店に対する花卉類の販売と商品としての花卉の配送をより迅速に行い、かつ商品の配送を行うエリアの花卉類生産業者の商品もより効率的に販売できるようにすることが本発明の課題である。
本発明は、インターネット等の情報ネットワークシステムにおいて花卉類等の鮮度保持が要求される商品を販売しかつこの商品を輸送するためのシステムであって、商品の卸売市場の端末機と、この商品を購入者である小売店等に販売するセンターのサーバと、センターから商品を購入する小売店の端末機と、センターに対して商品を直販するセンター契約生産者の端末機との間に形成され、かつこれら端末機およびセンターのサーバは情報ネットワークに接続し、センターのサーバは、卸売市場に対する商品の一部をWEB販売する手段と、センター契約生産者が直販する商品をWEB販売する手段と、WEB販売の販売データにより各購入者に対して配送する商品を仕分けする手段と、仕分けした商品を各購入者に対して配送する手段とを有し、センターは卸売市場専属の生産者が生産した商品を卸売市場に輸送する際に、この輸送商品情報に基づき当該商品の一部をWEB販売すると同時にセンター契約生産者が生産した直販商品のWEB販売も行い、かつWEB販売した商品を各購入者に対して配送するときに、センター契約生産者から直販商品を預かっている購入者たる小売店については商品の配送の外この預かり商品を集荷するよう構成したことを特徴とする鮮度保持が要求される商品の販売システムであることを特徴とする。
本発明は花卉類等鮮度の保持及び早めの売買が必要な商品において、商品の輸送と並行してインターネット等の情報伝達手段により商品の販売を行い、かつサーバによりこの販売データに基づいて商品の仕分けデータも作成できるため、商品が配送センターに到着すると共に商品の仕分け、配送ルートに対応した商品の積込みが可能とり、商品の販売から配送までの時間を大幅に短縮することが可能となる。
また、生産者から直販希望商品のデータを入力し、かつこの直販希望商品の販売も卸売市場商品のWEB販売時に行い、かつ販売が成立した商品のデータを所定の生産者の端末機に出力するため、WEB上のデータの授受により、時間的なロスを生じることなく生産者は販売が完了した商品を購入者である所定の小売店に対して直ちに輸送し、センターはこの小売店に購入商品を配送する時に小売店が預かっている直販商品を集荷することができる。
更に、巨大市場に出荷する商品の一部をWEB販売するため、販売する商品の品揃えを豊富にできると同時に、商品の配送区域或いはその近隣において商品生産を行っている生産業者の商品も販売可能となるため、ローカルな商品需要に対してもきめ細かく対応することが可能となる。
センター及び同センターの配送センターはローカル花卉市場内に設置されるか、このローカル花卉市場そのものがセンターとして機能するように構成される。センターのサーバーは、発注手段を介して中央の巨大花卉市場に対して所定の商品を発注し、この中央の巨大花卉市場からWEB販売用に提供された商品を、この巨大花卉市場専属の生産者がその商品を巨大花卉市場に輸送する途中でWEB販売し、WEB販売した商品を仕分けし、かつ自己所有の或いは運送会社等の別個の輸送手段によりWEB購入者に配送する。
同様に、例えばセンターと直販契約をした地元の花卉生産業者(以下実施例も含めて「センター契約生産者」とする)からの出荷可能商品のリストを受信し、このリストに沿った商品を上記商品とともにWEB販売する。センターが市場から提供を受けた商品のうち小売店との間に売買が成立した商品は配送センターにおいて仕分けされ、この商品を購入した小売店に対して順次配送する。この間に、WEB販売された直販商品のうち売買が成立した商品のリストを所定の生産業者の端末機に出力し、生産業者はこのリストに対応した量と種類の花卉を、最寄りの小売店等、予め定められた所定の小売店に出荷する。
所定の小売店はこの花卉を預かり、センターはこの小売店に対してWEB購入商品の配送をする際にこの小売店が預った花卉を集荷する。
先ず図1を用いて本発明に係るシステムの概略を説明する。
本システムは、WEB販売用に巨大花卉市場(以下単に「卸売市場」とする)から提供された花卉類を小売店に対して販売し、かつ各小売店が購入した商品を各小売店に対して配送する機能を有するセンターと、このセンターから商品を購入する小売店と、自己が生産した花卉の直接販売を行う生産者との間に成立するシステムである。
図1はこのシステムのうち商品の移動状態を示すものであり、本システムはこの商品の売買及び移動を迅速かつ確実に行えるよう構成したコンピュータネットワークシステムである。
先ずセンター1が卸売市場2から提供を受けた商品、或いはセンター1が特定の商品の提供を要請(以下この要請を「発注」とする)した商品は、卸売市場2の専属生産者が卸売市場2に商品を輸送する途中でWEB販売され、かつWEB販売された商品はこのセンター1の配送センター1Aに輸送されれ。商品が配送センター1Aに到着したならば、商品の仕分けが行われる。
次に商品の購入データを出力した各小売店に対する商品が、配送する順路に対応して順次荷積みされる。商品の配送は使い捨て型ダンボール容器等を用いることももとより可能であるが、省資源化やごみ処理上からは再使用可能なプラスチック容器等の所謂通い箱(以下「コンテナ」とする)を用いるのが妥当である。以下コンテナを用いる場合を例に説明する。
なお、発明者等はプラスチックコンテナを用いて花卉類の輸送を行ったところ、ダンボール等の容器に比較して花卉類の花持ちが大幅に向上することが確認できた。現時点ではその理由は子細には不明であるが、高分子材料であるプラスチック材がエチレン等の花卉を老化させる物質を吸着するためではないかと推測されている。何れにしてもプラスチック類によるコンテナは上述のように花持ちがよいという、商品に対して直接良好な結果が得られる効果と、使い捨て型のダンボール等のような大量のゴミが発生しないという大きな利点がある。また、本発明システムのように商品の配送と集荷を循環的に行うシステムにおいてはプラスチックコンテナの配送と回収が交互或いは同時に可能であるため、不要な空コンテナが需要者に滞留してしまうという問題も生じない。
トラック等のセンターの配送手段3は、先ず配送ルートの最初に位置する小売店Aに対して、小売店AがWEB購入した商品を配送する。この小売店Aにおいては購入した商品を配送すると共に、前回配送した際に用いたコンテナを回収する。
続いてルートの次に位置する小売店Bは、予め生産者4の生産した商品を預かる契約を生産者4に対して或いは生産者4とセンター1に対して結んでいる。生産者4はセンター1によるWEB販売サイトで販売が完了した商品のデータをセンター1から受領しており、例えばテッポウユリ5箱、カノコユリ3箱等、この販売データに基づいた種類の商品を所定量小売店Bに輸送し、小売店Bはセンター1による商品の回収があるまでこの商品を預かる。
センター1の配送手段3は、小売店Bにおいては小売店BがWEB購入した商品を配送しかつコンテナを回収する外、小売店Bが預かっていた生産者4の商品を集荷・回収する。また小売店Cは小売店Aと同様生産者からの商品を受託する契約をおこなっておらず、今回商品のWEB購入をしなかったため,コンテナの回収のみを行う。
図1の構成は本発明のシステムを最も単純化して示したものであり、実際には小売店の加盟店数は数十或いは100以上に構成することも可能である。また直販を希望する生産者およびこの生産者の商品を預かる小売店も実際には多数にのぼり、然も商品の輸送途中に商品の販売を開始するため、膨大なデータを極めて短時間で処理する必要があり、商品のWEB販売システムは人手を介さずセンターのサーバーによって自動的に実行される必要がある。このようなシステムは国内に多数構成することが可能であり、それぞれのシステムが独立して、或いはそれぞれ商品を融通しあう等して相互扶助的に機能することも可能である。
図2はセンター2における、商品の売買及び配送等に関するデータ処理を行うサーバの構成を示す。
符号5はセンター1が販売する商品に関するデータベースであって、センター1が卸売市場2から調達した(提供された)商品の種類及び入荷量(以下「市場経由商品Aのデータ」とする)に関するデータベース5A、及び前記生産者4がWEBを介して自己の端末機から出力した販売希望商品の種類及び入荷可能量等のデータ(以下「直販商品Bのデータ」とする)に関するデータベース5Bとを有している。
中央処理部6は、データベース5のデータに基づき価格決定手段7によりそれぞれの商品についての価格を決定し、商品の種類、量及び価格等を販売商品表示手段8を介してWEB上で公開する。例えばセンター1が開設するホームページの取引欄等に需要者がアクセスすることにより商品のWEB販売を行うようにする。
ここで、価格決定手段7は、前回までの販売実績や今後の需要の変化予測等を入力したデータベースとして構成され、これらのデータに基づいて各商品の価格を自動的に決定する。但し、センター1の所定の者が自己の判断を加味することによりこの決定価格を補正することはもとより可能である。
商品のWEB販売により、売買が成立したデータは逐次販売データ9として中央処理部6に入力される。中央処理部6はこの販売データ9に対応して配送商品の種類、量等の配送商品データ10を順次作成する。また同時に、これらの商品の配送先或いは、生産者から直販商品Bを預かっている配送先では預かり商品の集荷・回収を行う回収商品データ11を作成する。
更に、これら各データ10、11に対応して、商品の配送及び回収の順路を地図データ12により作成し、順路における小売店の配送順序を決定し、これに対応して商品積込み順次決定手段13によりトラック等配送手段3に対する商品の積込み順序を決定し、商品の積込みを行う。例えば図1の場合を例にとると、小売店A、B、Cの順で配送順路がより手前となるので、商品の積込みは小売店C、A、Bの順番で荷台の奥からおこなえば、配送順序が先の小売店の商品が荷台の手前側に位置するので、配送時の商品の取出が容易となる。
図3は上記センター1のサーバを介して商品の売買を行う際のデータ授受やデータの作成を時系列に示している。
センター1のサーバ(以下「センターサーバ」とする)20を介して花卉市場の端末商品の発注を行い(S1)、市場端末機21からはこの発注内容に対応した出荷商品Aのリストがセンターサーバ20に出力される(S2)。一方、図1に示される生産者4の端末機22からは出荷可能商品Bのリストがセンターサーバ20に対して出力される(S3)。
センターサーバ20はこの市場端末21及び生産者端末22から出力された各商品リストから商品AのWEBリストの作成(S4)、及び商品BのWEBリストの作成(S5)を行い、これら商品A及びBのWEB販売を行う(S6)。この間に各小売店は小売店端末23を介して商品A又はBのWEB購入を行う(S7)。
センターサーバ20は商品のWEB販売終了後、WEB上で売り上げた商品Bのリストを各センター契約生産者の端末機22に出力する(S8)。生産者は自己の端末22に出力された売上リストに対応する商品を、中継点として予め定められている小売店に輸送し、小売店はこの商品を保管し、小売店は今回購入した商品がセンターから配送される時に、保管商品をセンター1の回収手段3に渡す。
図4は図3に示されたWEB上の情報の授受および商品の移動に関するタイムチャートを示している。なお、同図のステップ番号は図3のフローのステップ番号に対応するものである。
先ず時間T0からT1において、センター1と契約したセンター契約生産者は自己の出荷可能な商品B2のデータをセンターサーバ20に出力する。ここで出荷可能な商品BをB2としているのは、この商品は今回WEB販売し、次回の商品配送時に小売店に配送する商品を意味する。因みに、後述する商品B1は前回のWEB販売で販売した商品で、今回配送する商品を意味する。なお、商品の配送経路の設定状態等の条件によってはWEB直販した商品を直ちに所定の小売店に出荷し、センターはこの出荷商品を集荷しかつ所定のWEB購入者に配送することにより、WEB直販商品を次回配送商品とすることなく配送することも可能である。
同様にこの時間帯T0からT1においては、センター1は花卉市場に商品の発注(S1)を行いかつ花卉市場は発注に対応してセンター1に対して出荷する商品のリストをセンターサーバに出力する(S2)。
次の時間帯T1からT2においては、センターは各市場からの商品Aを自己の配送センターに対して輸送を行い、この商品Aの輸送の間に前記センター契約生産者からリスト出力された商品B2のWEB販売と、卸売市場専属生産者から卸売市場に輸送途中の商品Aに対するWEB販売を同時進行して行う(S6)。小売店はこのWEB販売に対応して所望の商品をWEB購入する(S7)。
続いて時間帯T2及びT3において、生産者はWEB販売で販売が確定した商品のリストを受け取り、このリストに対応する商品B2を所定の小売店に輸送する。またセンターはWEB販売が完了した商品を小売店毎にリストアップし、このリストに対応して商品の仕分けを行い、かつ図3で示した順路に対応して、各商品を輸送手段3に積み込む。
続く時間帯T3及びT4においては、センター1の配送手段3は配送順路に従って、各小売店に対して仕分けした商品Aを配送し、かつ前回のWEB販売に於いて購入した生産者の直販商品B1があればこれを配送し、さらに生産者から商品B2を預かっている場合にはこの商品B2の集荷も行う。一方各小売店はこれに対応して、購入した商品A又はBを受領し、かつセンター1による集荷・回収があるまで預かった商品B2を保管する。
最後の時間帯T4及びT5において、商品の配送及び預かり商品の集荷・回収が完了し輸送手段3が配送センターに戻って来たならば、センター1は集荷・回収した次回配送商品B2を購入者毎に仕分けを行い、次回の商品販売に備え、1回分の商品のWEB販売、配送、商品Bの回収を終了する。このフローを繰り返すことにより商品の販売、配送、集荷・回収を高効率で循環的に行う。
以上、本発明を花卉類を中心として説明したが、本システムは商品を短時間で高効率に販売、配送、及び預かり商品の集荷を行うシステムであるので、花卉類と同様に鮮度の保持が要求される商品、例えば鮮魚の販売、配送等にも極めて有効に利用することが可能である。
なお上記のシステムを特定の地域を例に具体的に説明すれば以下のとおりである。
因みに、前記卸売市場2として説明されている巨大花卉市場は、我が国においては北海道1、東京3、大阪2、九州1の7大花卉市場として存在している。
従来は地方の小規模花卉市場はこの7大花卉市場から商品を一方的に供給を受けるだけであったが、本システムはこの商品の供給と共に地域生産物としての商品も含めて商品及びサービスが地域循環流通型となるよう構成されている。
例えば本システムの構成地域を岐阜県とし、特にセンター契約生産者とセンターとの関係をより具体的に示せば次のとおりである。
この場合、センター1も岐阜県内に設けられ、センター契約生産者のうちの一つは奥美濃でユリを生産する者とする。センターはこの奥美濃のユリ生産業者とWEB販売前に、WEBにより或いは直接に、翌日出荷、販売できる商品内容を協議し、センターはこれをWEB取引情報に掲載して販売する。
WEB販売終了時に当該奥美濃のユリ生産業者に販売済の内容を通知し、翌日より採花し、午後出荷する。出荷は前記実施例のようにユリ生産業者が商品預かり場所として予め指定されている場所に対して行ってもよいが、配送センターのルート設定によっては配送センターが当該ユリ生産業者から所定のユリを集荷してWEB購入した者に対して配送するよう構成してもよい。この場合には前記地域では採花から納品まで12時間程度で可能であることが発明者等の実地検証により明らかになっている。
また、前記実施例で示したように商品の配送をプラスチックコンテナで行った場合、発明者等が試作したコンテナは100回使用可能で価格3700円で構成可能である。従来のダンボール梱包の場合、ダンボール箱は使い捨てでありかつ単価300円程度となるため、単純計算で100回で3万円となりプラスチックコンテナに比較して非常に不経済である上、配送の都度大量のゴミが出るという問題もある。
これに対してプラスチックコンテナは前記の経済的利点の外、その強度が高いため、花卉類の保管時或いは輸送時に多数個積み上げても内部の花卉類に損傷は生ぜず、保管や輸送が極めて容易であり、然も前述の如く花卉類の鮮度保持に極めて有効であることも確認できた。
現時点で花卉類の生産者は市場出荷において、ダンボール箱代、地域経済連への手数料、運送代、市場販売手数料等により商品出荷額の約3割程度が差し引かれる。これに対して、本システムの場合には、センター契約生産者の負担はプラスチック箱代(37円/1回)及びセンターの販売手数料3パーセントとし、従来のシステムに比較して生産者の負担をかなり減少させることが可能であり、しかもこの状態でセンターは採算性が十分取れることも確認した。
以上は岐阜県を中心とした本システムのシミュレーション及び実験であるが、基本的には日本国内何れの地域においても実施可能なシステムであることは上記記載からも明らかである。
本発明に係るシステムにおける商品の流通状態を示す概念図である。 本発明のシステムの中心を成すセンターサーバの構成を示すブロック図である。 本発明のシステムにおける情報授受のフロー図である。 本発明のシステムにおける情報及び商品の授受に関するタイムチャートである。
符号の説明
1 センター
2 市場
3 配送手段
4 生産者
6 中央処理部
7 価格決定手段
8 販売商品表示手段
9 販売データ作成部
10 配送商品データ
11 配送先/回収商品データ
12 地図データ
13 商品積込み順序決定手段
20 (センターの)サーバ
21 市場端末機
22 生産者端末機
23 小売店端末機

Claims (7)

  1. インターネット等の情報ネットワークシステムにおいて花卉類等の鮮度保持が要求される商品を販売しかつこの商品を輸送するためのシステムであって、同システムは、商品の卸売市場の端末機と、この商品を小売店等の購入者に販売するセンターのサーバと、センターから商品を購入する購入者たる小売店の端末機と、センターに対して商品を直販するセンター契約生産者の端末機との間に形成され、かつこれら端末機およびセンターのサーバは情報ネットワークに接続し、センターのサーバは、卸売市場に対する商品の一部をWEB販売する手段と、センター契約生産者が直販する商品をWEB販売する手段と、WEB販売の販売データにより各購入者に対して配送する商品を仕分けする手段と、仕分けした商品を各購入者に対して配送する手段とを有し、センターは卸売市場専属の生産者が生産した商品を卸売市場に輸送する際に、この輸送商品情報に基づき当該商品の一部をWEB販売すると同時にセンター契約生産者が生産した直販商品のWEB販売も行い、かつWEB販売した商品を購入者たる各小売店に対して配送するときに、センター契約生産者から直販商品を預かっている購入者たる小売店については商品の配送の外この預かり商品を集荷するよう構成したことを特徴とする鮮度保持が要求される商品の販売システム。
  2. センターのサーバには、卸売市場から提供されたWEB販売用商品Aと、各センター契約生産者がWEB販売を希望する商品Bとについて販売価格を決定する手段と、この価格決定手段により価格が決定された商品をWEB販売商品として表示する手段と、WEB販売が成立した商品の種類およびこの商品の購入者データを作成する販売データ作成部とを有することを特徴とする請求項1記載の鮮度保持が要求される商品の販売システム。
  3. センターのサーバには、前記販売データ作成部のデータと商品の配送経路データに基づき、配送手段に対して配送商品の積込み順序を決定する手段とが設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の鮮度保持が要求される商品の販売システム。
  4. センターのサーバには、WEB販売が成立したセンター契約生産者の販売希望商品Bを次回配達商品B2のデータとしてそれぞれのセンター契約生産者の端末機に出力する手段が設けられ、センター契約生産者は当該商品B2を購入者たる所定の小売店に対して預かり商品として輸送することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の鮮度保持が要求される商品の販売システム。
  5. センターのサーバには、WEB販売を行うためのセンター契約生産者の販売希望商品BをWEB直販商品として販売する機能が設けられ、センター契約生産者はWEB販売が成立した商品を購入者たる所定の小売店に対して預かり商品として輸送し、センターは預かり商品を集荷すると共に、当該集荷したWEB直販商品と卸売市場専属生産者のWEB販売商品とを、所定のWEB購入者に配送することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の鮮度保持が要求される商品の販売システム。
  6. センターの配送手段は、購入者たる各小売店に対してセンターのサーバが指定した配送商品を配送すると共に、当該サーバが指定した小売店から生産者の預かり商品を集荷・回収するよう構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の鮮度保持が要求される商品の販売システム。
  7. 商品の配送及び回収はセンターが提供する所定のコンテナで行い、センターは配送商品を入れたコンテナを商品購入者に配送するともに、前回配送に用いた空コンテナを回収するよう構成したことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の鮮度保持が要求される商品の販売システム。
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