JP2006119528A - 画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低温低湿環境を含めたあらゆる環境で、長期にわたって安定した画像を得るための画像形成方法を提供する。
【解決手段】少なくとも、帯電部材に清掃部材を接触させて該帯電部材の清掃を行う清掃工程を有する画像形成方法において、該帯電部材が、該支持体の外周の最外層に少なくとも母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を含有し、該帯電部材の清掃部材が、撓み変形自在な可撓部材を備え、該可撓部材を撓ませることによる反発力によって、該可撓部材を該帯電部材の表面に対して面接触させ、そのときの該可撓部材の該帯電部材に当接する侵入量が0.1〜6.0mmであることを特徴とする画像形成方法である。
【選択図】なし

Description

本発明は、帯電部材及び帯電部材の表面を清掃する清掃部材を有する装置を用いた画像形成方法に関するものであり、例えば複写機やプリンタなどの画像形成装置を用いた画像形成方法に適用されるものである。
従来、電子写真画像形成装置の帯電装置としてはコロナ帯電器が使用されてきたが、近年、これに代って接触帯電装置が実用化されてきている。これは、低オゾン、低電力を目的としており、中でも特に帯電部材として導電性ローラを用いたローラ帯電方式が、帯電の安定性という点で好ましく、広く用いられている。ローラ帯電方式では、導電性の弾性ローラを被帯電体に加圧当接させ、これに電圧を印加することによって放電により被帯電体への帯電を行う。
具体的には、放電開始電圧(OPC感光体(有機感光体)に対して帯電ローラを加圧当接させた場合には、約550V)に、必要とされる感光体表面電位Vdを足したDC電圧を印加することで帯電を行うDC帯電方式、あるいは、環境・耐久変動等による電位の変動を改善する目的で、必要とされる感光体表面電位Vdに相当するDC電圧に放電開始電圧の2倍以上のピーク間電圧を持つAC成分を重畳した電圧を接触帯電部材に印加することで帯電を行うAC帯電方式がある。
しかし、このような接触ローラ帯電方式においては、感光ドラムに接触させるという性格上、クリーニングブレードをすり抜けてくる微粉トナー、外添剤などにより帯電ローラ表面が汚染され、特に低温低湿環境において付着物の抵抗アップによる帯電不良が発生し、画像に濃度ムラ(斑点状、スジ状及び帯状)や白部へのトナーの付着(カブリ)などが発生する場合があった。
そこで、このような帯電ローラの表面汚染への対策として、撓み変形自在な可撓部材を備え、該可撓部材を撓ませることによる反発力によって、該可撓部材を前記帯電部材の表面に対して面接触させて、可撓部材と帯電部材との面接触部を摺動させながら帯電部材の表面を清掃することにより、画像出力上問題のないレベルまで改善されてきた(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平11−288150号公報
しかしながら、近年、市場の高画質化の要求により、トナーが小粒径化し、微粉トナーの割合も増加し、それに伴い帯電ローラの汚染の度合いも増加してきた。また、長寿命化、カラー化などの要求により、帯電ローラ及び感光ドラムを含むユニットの目標耐久寿命値(時間)が大幅に伸びており(カラー化により1枚の出力を得るための動作時間は長くなる)、それにより付着物の堆積量が大きくなり、以前の耐久枚数では発生しなかった画像不良も耐久後半で顕在化してくるようになった。
また、帯電ローラ表面に固定配置した可撓部材を当接させることにより帯電ローラ表面の付着物を除去しているため、長期間使用する場合に耐久後半で帯電ローラ表面に微小な摺擦キズが発生し、縦スジムラが発生してしまうことがあった。
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、低温低湿環境も含めあらゆる環境で、汚れや帯電ローラの傷による画像不良が出ることなく、長期間にわたり安定した画像画像を得るための画像形成方法を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明においては、我々が鋭意検討を重ねた結果、以下の手段により上記目的を達成できることを見出した。
すなわち、本発明は、導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体に、回転自在な帯電部材を接触させて帯電させる帯電工程と、帯電された該感光体に静電潜像を形成させる静電潜像形成工程と、トナー担持体上に担持させたトナーを該静電潜像に転移させて可視化する現像工程と、該感光体上に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写工程と、転写後に該感光体上に残った転写残余のトナーを該感光体上から除去するクリーニング工程と、を有し、かつ、該帯電部材に清掃部材を接触させて該帯電部材の清掃を行う清掃工程を有する画像形成方法において、該帯電部材が、該支持体の外周の最外層に少なくとも母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を含有し、該帯電部材の清掃部材が、撓み変形自在な可撓部材を備え、該可撓部材を撓ませることによる反発力によって、該可撓部材を該帯電部材の表面に対して面接触させ、そのときの該可撓部材の該帯電部材に当接する侵入量が0.1〜6.0mmであることを特徴とする画像形成方法である。
また、本発明は、前記複合粒子の体積固有抵抗値が10〜10Ω・cmであることを特徴とする画像形成方法である。
また、本発明は、前記複合粒子の平均粒径が10〜500nmであることを特徴とする画像形成方法である。
また、本発明は、前記複合粒子の母粒子がシリカであることを特徴とする画像形成方法である。
また、本発明は、前記複合粒子の導電性材料がカーボンブラックであることを特徴とする画像形成方法である。
また、本発明は、前記帯電部材の最外層の膜厚が3〜30μmであることを特徴とする画像形成方法である。
また、本発明は、前記清掃部材がポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート及びポリエステルから選ばれる樹脂からなることを特徴とする画像形成方法である。
本発明によれば上記達成手段により低温低湿環境も含めあらゆる環境で、汚れや帯電ローラの傷による画像不良が出ることなく、長期間にわたり安定した画像が得られる。
高画質化を目的としたトナー粒子の小粒径化等によって、帯電ローラの汚染の度合いが増加する一方で、長寿命化、カラー化などの要求により、帯電ローラ及び感光ドラムを含むユニットの目標耐久寿命値が大幅に伸びてきている。このような状況の中、本発明は帯電ローラの汚れを長期間にわたって効果的に清掃する手段を提案する。
すなわち、帯電ローラの汚れを効果的に清掃するためには、クリーニングフィルムなどの清掃部材を帯電部材の表面に対して接触させることによりある程度は達成可能であるが、耐久後半では汚れの堆積量が多くなり、画像不良が生じる。また、クリーニングフィルムが長時間接しているため、接触面にかかる加圧力で徐々に帯電ローラの表面が削れてゆき、耐久後半では微小な傷に起因すると考えられるスジ状の画像不良が発生する。
本発明に使用する母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を含有した帯電部材は、異なる成分からなるため、被覆される母粒子と被覆物である導電性材料との間で、静電引力に差が生じるため、系内の導電性材料粒子同士の電気的な静電引力を弱め、通常の導電性粒子のみの場合に生じるような凝集を防ぎ分散性に優れている。その結果、帯電部材表面に均一に分散できるため、部分的な硬度の偏りが無くなり、清掃部材の接触に対しても清掃部材の加圧力が均等にかかるため帯電ローラ表面に傷がつきにくくなる。また、均一に分散していることから帯電ローラ表面の摩擦力にも偏りが無くなり、部分的に摩擦力の高い所に汚れがたまりやすくなることも無く、良好な離型性を保つことができる。
一方、表面を清掃する清掃部材としては帯電ローラの長手方向(軸方向)に対し平行に配置し、帯電ローラとの接触ニップを形成するよう配置された可撓部材としてのクリーニングフィルムを帯電部材の表面に対して面接触させて可撓部材と帯電部材との面接触部を摺動させながら均一に帯電部材に接触させることができ、帯電部材に対する接触面積も小さくするため、帯電ローラの清掃に効果的である。
この清掃部材の侵入量δ(図5参照;帯電ローラ102表面と、可撓部材122当接面の自由状態断面直線との距離の最大値δにて定義)の範囲は0.1〜6.0mmでなければならない。これは、侵入量δが0.1mm未満とすると加圧力が低くなり、汚れを取ることが困難となり耐久後半にて画像不良が発生する。また侵入量が6mmより大きくなると加圧力が高くなるため、前述した母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を含有した帯電部材を用いた場合でも、耐久後半に帯電ローラの傷が激しくなり画像が悪化する。すなわち、汚れをとるためにある程度の加圧力をかける必要があり、かつ本発明に用いる帯電ローラを傷つけない侵入量δの範囲は0.1〜6.0mmでなければならない。この侵入量δは0.5〜4.0mmの範囲が好ましい。
これらのことから、母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を含有した帯電部材と、可撓部材としてのクリーニングフィルムを帯電部材の表面に対して面接触させて可撓部材と帯電部材との面接触部を摺動させながら帯電部材の表面を清掃する清掃部材との組み合わせによって長期間優れた帯電均一性を保つことができると考えられる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がないかぎりは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(1)画像形成装置
図1〜図5を参照して、本発明の第1の実施の形態に用いる帯電部材及び帯電部材の清掃装置及び画像形成装置及びプロセスカートリッジについて説明する。
なお、本実施の形態では画像形成装置の一例としてレーザプリンタを例に説明する。
まず、図1を参照して、画像形成装置全体について説明する。図1は本発明の実施の形態に用いる画像形成装置(レーザプリンタ)の概略構成断面図である。
本実施の形態に用いる画像形成装置(レーザプリンタ)はパーソナルコンピューターやワークステーション等のホストと接続されており(図示せず)、ホストからのプリント要求によりビデオインターフェースを介して画像データを受け取る。
この画像データを基に、本実施の形態に用いる画像形成装置(レーザプリンタ)は、従来技術と同様に、イエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの4色に分解した画像データにより順次各色をトナー像形成し、それらを中間転写体上に重ね合わせて、紙などの転写材に一括転写してフルカラー画像を得るものである。
101は所定の周速度(80mm/s)を持って矢印(図2、4では矢印A)の方向に駆動回転される第1の像担持体としての被帯電体である電子写真感光体(感光ドラム)[外径100mmの導電性支持体(アルミ製シリンダー)上に有機感光材料による感光層を形成したもの]であり、まず、その表面が帯電手段であり、矢印(図2、4では矢印C)の方向に従動回転される帯電ローラ102により(約−600Vに)一様に帯電処理される。
次に第1色目(Y)の画像データに応じてON/OFF制御された露光手段(静電潜像形成手段)103による走査が施され、第1色目の静電潜像が形成される(露光部電位は約−100V)。
この第1色目の静電潜像は、第1色目のYトナー(極性−)を内包した第1の現像手段104により現像、可視化される。
この可視化された第1のトナー像は、感光ドラム101に所定の押圧力をもって圧接され、感光ドラム101の周速度と等速の速度(80mm/s)をもって矢印の方向に駆動回転される第2の像担持体としての中間転写体105(例えば、アルミ製シリンダー上に、NBRゴム等からなる導電弾性層の表面にカーボン、フッ素樹脂等を分散したウレタン樹脂からなる離型性を有する表面層を形成し、抵抗値を10〜1010Ω・cm程度とし、外径を153mmとしたもの)とのニップ部において、中間転写体105表面に、1次転写ローラ108により転写(1次転写)される。
この際、中間転写体105に対しては、トナーの帯電極性(−)とは逆極性で、予め一意的に設定された電圧VItr(+100V)が印加される。
1次転写の際に転写されずに感光ドラム上に残ったトナーは、感光ドラムに圧接されたクリーニング手段であるクリーニングブレードにより掻き取られ廃トナー容器107に回収される。
そして、上記工程を残りの3色(M,C,K)についても同様に繰り返し、その都度、第2の現像手段、第3の現像手段、第4の現像手段に各々内包された色の異なる現像剤によるトナー像を中間転写体105表面に順次静電転写、積層することによりカラー画像が形成される。
このカラー画像は、中間転写体105と、これに所定のタイミングで圧接され、中間転写体の周速度と略等速の速度をもって回転される接離可能な転写手段としての2次転写ローラ106とのニップ部において、給紙部より搬送されてくる転写材Pの表面に一括転写(2次転写)される。
この際、転写ローラ106に対しては、トナーの帯電極性とは逆極性で、予め一意的に設定された電圧Vtr(+1000V)が印加される。
その後この転写材は定着手段(図示せず)に搬送され4色のトナー像は永久定着され、排紙部より機外に排出され所望のプリント画像が得られる。
また、2次転写の際に転写されずに中間転写体105上に残ったトナーはトナー電荷制御部材(図示せず)により帯電極性を制御された後、中間転写体105と感光ドラムとの電位差により感光ドラム側に戻され、感光ドラム上に配設されたクリーニングブレードにより掻き取られ廃トナー容器107に回収される。
上記感光ドラム101及び帯電ローラ102、クリーニングブレード、廃トナー容器107、また後記する帯電ローラの清掃部材120は一つのプロセスカートリッジ(感光ドラムカートリッジ)として、画像形成装置に対して着脱自在に構成されている。
また、イエローY、マゼンタM、シアンC、黒Kの各現像手段はそれぞれ一つのプロセスカートリッジ(現像カートリッジ)として、その消耗度合いにより別々に交換可能となっている。
(2)帯電部材の清掃装置
次に、本発明の実施の形態の特徴である帯電ローラの清掃装置について特に図2〜図5を参照して説明する。図2〜図5は本発明の第1の実施の形態に用いる帯電ローラの清掃装置の説明図であり、図2、図4及び図5は帯電ローラと帯電ローラの清掃装置との関係を示した概略構成図であり、図3は帯電ローラの清掃装置の概略斜視図である。図中、101は感光ドラム、102は帯電ローラ、120は清掃部材、121は支持部材、122は可撓部材、Aは感光ドラムの回転方向、Cは帯電ローラの回転方向、δは清掃部材の侵入量である。
帯電ローラ102は、導電性支持体(芯金)102a、弾性層102b、最外層(表面層)102cからなり、不図示の軸受け及び加圧バネにより加圧され感光ドラム101に圧接接触し、感光ドラム101の回転に伴い従動回転する。帯電ローラ102の詳細については後述する。
帯電ローラ102近傍には、帯電ローラ表面を汚染する付着物(クリーニングブレードをすり抜けてくる微粉トナー、外添剤など)を清掃除去する、帯電ローラの清掃装置を構成する帯電ローラの清掃部材120が配設されている。
本実施の形態に用いる帯電ローラの清掃部材120は、帯電ローラ102の長手方向(軸方向)に対し平行に配置され、支持部材121と、可撓性を持つフィルム状部材であり該支持部材に一端を固定され自由端側近傍のフィルム面において帯電ローラ102との接触ニップを形成するよう配置された可撓部材としての例えばクリーニングフィルム122と、から構成されている。
クリーニングフィルム122としては、例えばフィルム厚50μmの樹脂フィルムを用いており、このクリーニングフィルムを帯電部材の表面に対して面接触させて、面接触部においてこれらを摺動させることで帯電部材の表面を清掃する。クリーニングフィルムを撓ませることによる反発力によって、可撓部材を帯電部材に対して面接触させるので軽圧かつ均一に帯電部材に接触させることができ、帯電部材に対する接触面積も小さくすることができ、面接触部の摺動により効果的に清掃できることがわかった。前記したようにこのクリーニングフィルムの侵入量δの範囲も0.1〜6.0mmでなければならない。この侵入量δも好ましくは0.5〜4.0mmの範囲である。
また、フィルム膜厚は、10〜1000μmの範囲が好ましいが、制限されるものではなく、帯電ローラの寿命や使用するトナーの特性、感光ドラムを清掃する手段の性能などにより、適宜最適値を選択すればよい。
更に、可撓部材(クリーニングフィルム)を撓ませた反発力によって当接力を得ているので、接触ニップを0.5mm程度に抑えることができ、帯電ローラ全域において均一に当接させることができるため、帯電ローラの清掃部材が掻き取った汚染物は接触ニップ内に滞留しにくくなり、ローラ表面の汚れを画像上影響のない程度にとどめることができる。
また、清掃部材を構成する部品の精度にも従来に比べ、それほど高精度を要求されない。
なお、帯電ローラの清掃部材は、上述の様に樹脂フィルムをそのまま使用したものの他に、樹脂フィルムをグラインダー法やサンドブラスト法、ケミカルエッチング法、微粒子分散法などにより適度に粗くしたものも良い。
フィルム材料としては、ポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアリレート、フェノール樹脂、ジアリルフタレート樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エポキシ樹脂、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルイミド、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレートなどの樹脂、PTFE、PVDFなどのフッ素樹脂などから選ぶことができるが、この中でもポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリエステルが好ましく、また、比較的摩擦係数が低く、機械的強度に優れており、摩擦帯電特性などの観点から良好であるポリイミドが特に好ましい。
(3)帯電ローラ
例えば、帯電部材は図2に示すようにローラ形状であり、導電性支持体102aと、その外周に一体に形成された弾性層102bと、該弾性層の外周に形成された表面層102cから構成されている。
また、帯電部材は弾性層102aのみの単層構成であってもよいし、弾性層102bと表面層102cからなる2層であってもよい。更には弾性層102bと表面層102cとの間に抵抗層(不図示)を設けた3層であってもよい。また、更には抵抗層と表面層102cの間に第2の抵抗層(不図示)を設けた、4層以上を導電性支持体の上に形成した構成としてもよい。
本発明に用いられる導電性芯金102aは、鉄、銅、ステンレス、アルミニウム、ニッケルなどの金属材料の丸棒を用いることができる。更に、これらの金属表面に防錆や耐傷性付与を目的としてメッキ処理を施してもさしつかえないが、導電性を損なわないことが必要である。
帯電ロ−ラ102において、弾性層102bは被帯電体としての電子写真感光体101に対する給電や、帯電ロ−ラ102の電子写真感光体101に対する良好な均一密着性を確保するために適当な導電性と弾性を持たせてある。また、帯電ローラ102と電子写真感光体101の均一密着性を確保するために弾性層102bを研磨によって中央部を一番太く、両端部に行くほど細くなる形状、いわゆるクラウン形状に形成することも多い。一般に使用されている帯電ローラ102が、支持体102aの両端部に所定の押圧力を与えて電子写真感光体101と当接されているので、中央部の押圧力が小さく、両端部ほど大きくなっているために、帯電ローラ102の真直度が十分であれば問題ないが、十分でない場合には中央部と両端部に対応する画像に濃度ムラが生じてしまう場合がある。クラウン形状はこれを防止するために形成する。
弾性層102bの導電性はゴム等の弾性材料中にカ−ボンブラック、グラファイト及び導電性金属酸化物等の電子伝導機構を有する導電剤、及びアルカリ金属塩や四級アンモニウム塩等のイオン伝導機構を有する導電剤を適宜添加することにより1010Ωcm未満に調整されるのがよい。弾性層102bの具体的弾性材料としては、例えば、天然ゴムやEPDM、SBR、シリコーンゴム、ウレタンゴム、エピクロルヒドリンゴム、IR、BR、NBR及びCR等の合成ゴム、更にはポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン樹脂等も挙げられる。
直流電圧のみを印加して、被帯電体の帯電処理を行う帯電部材においては、帯電均一性を達成するために、特に中抵抗の極性ゴム(例えば、エピクロルヒドリンゴム、NBR、CR、ウレタンゴム等)やポリウレタン樹脂を弾性材料として用いるのが好ましい。これらの極性ゴムやポリウレタン樹脂は、ゴムや樹脂中の水分や不純物がキャリアとなり、僅かではあるが導電性をもつと考えられ、これらの導電機構はイオン伝導であると考えられている。但し、これらの極性ゴムやポリウレタン樹脂に導電剤を全く添加しないで弾性層を作成し、得られた帯電部材は低温低湿環境(L/L)において、抵抗値が高くなり1010Ωcmを超えてしまうものもある。そのため帯電部材に高電圧を印加しなければならなくなる。
そこで、低音低湿環境(L/L)で帯電部材の抵抗値が1010Ωcm未満になるように、前述した電子伝導機構を有する導電剤やイオン伝導機構を有する導電剤を適宜添加して調整するのが好ましい。しかしながら、イオン伝導機構を有する導電剤は抵抗値を低くする効果が小さく、特に低温低湿環境(L/L)でその効果が小さい。そのためイオン伝導機構を有する導電剤の添加と併せて電子伝導機構を有する導電剤を補助的に添加して抵抗調整を行ってもよい。
また、弾性層102bはこれらの弾性材料を発泡成型した発泡体であってもよい。
3層構成とする場合の抵抗層は、弾性層に接した位置に形成されるため弾性層中に含有される軟化油や可塑剤等の帯電部材表面へのブリードアウトを防止する目的や、帯電部材全体の電気抵抗を調整する目的で設ける。
抵抗層を構成する材料としては、例えば、エピクロルヒドリンゴム、NBR、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、フッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポリブタジエン系熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビニル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー及び塩素化ポリエチレン系熱可塑性エラストマー等を挙げることができる。これらの材料は単独または2種類以上を混合してもよく、共重合体であってもよい。
本発明に用いる抵抗層は、導電性もしくは半導電性を有している必要がある。
これらの結着樹脂に離型性を付与する目的で、グラファイト、雲母、二硫化モリブテン及びフッ素樹脂粉末などの固体潤滑剤、あるいはフッ素系界面活性剤、あるいはワックス、及びシリコーンオイル等を添加してもよい。導電性、半導電性の発現のためには、各種電子伝導機構を有する導電剤(カーボンブラック、グラファイト、導電性金属酸化物、銅、アルミニウム、ニッケル、鉄粉、アルカリ金属塩及びアンモニウム塩等)あるいはイオン導電剤を適宜用いることができる。この場合、所望の電気抵抗を得るためには、前記各種導電剤を2種以上併用してもよい。
本発明では最外層(表面層)に母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を用いる。
このような複合粒子は異なる成分からなるため、被覆される母粒子と被覆物である導電性材料との間で、静電引力に差が生じ、系内の導電性材料粒子同士の電気的な静電引力を弱め、分散性に優れている。よって、部分的な硬度の偏りが無くなり、清掃部材の接触に対しても清掃部材の加圧力が均等にかかるため帯電ローラ表面に傷がつきにくくなる。また、帯電ローラ表面の摩擦力にも偏りが無くなり、部分的に摩擦力の高い所に汚れがたまりやすくなることも無いため、良好な離型性を保つことができる。
このように母粒子に導電剤を被覆されていないような通常の導電剤、例えばカーボンブラックの場合、導電剤の凝集が生じ、均一な分散が困難となる。このため、帯電部材の表面に部分的な硬度の偏りが生じ、帯電ローラに傷がつく。また表面の部分的な摩擦力の違いにより汚れがたまってくる部位が生じ、耐久後半には画像不良の度合いがひどくなる。
また、この複合粒子の体積固有抵抗値は10〜10Ω・cmであることが好ましい。複合粒子の体積抵抗が10Ω・cmより低いと、経時においてローラ表面に傷がついた場合、耐リーク性が悪化するため、好ましくない。また、10Ω・cmよりも高い場合には、帯電部材として所望の抵抗を得るには大量の複合粒子が必要となり、凝集しやすくなるため好ましくない。このような体積固有抵抗値の範囲を満たす複合粒子は、母体に被覆する導電剤の量を調整することによって、容易に選択できる。また、複合粒子の母粒子は導電性が低いものが良く、好ましくは体積抵抗が10Ω・cm以上である。このようなコア粒子を用いることにより複合粒子の抵抗を前記範囲に調整するのが容易となる。本発明の複合粒子の体積抵抗は、Loresta−GP MCP−T600(三菱化学株式会社製)を用いて測定した抵抗より算出した。印加圧力は10MPaとした。
また、複合粒子の大きさは、粒径は10nm〜500nmの範囲が好ましい。複合粒子が500nmより大きいと、樹脂層中での絶縁性部位と導電性部位のムラが大きくなるために帯電均一性が悪化する。10nmより小さいと、粒子の微細化による分子間力の増大により凝集を起こしやすくなるため、分散が困難となる。本発明の複合粒子の一次粒子径は二次凝集した複合粒子は除いた1次粒子のみを透過型電子顕微鏡(TEM)にて100個観察し、その投影面積を求め、得られた面積の円相当径を計算して体積平均粒径を求め、その平均を一次粒子径とした。このような粒径の範囲を満たす複合粒子は、粒径が1nm〜500nmの母粒子に導電剤を1nm〜100nm被覆することにより選定できる。
母粒子の被覆層は、発現する導電性が、環境による変動が少ないことより、電子伝導性を有することが好ましい。電子伝導性を発現させるための導電剤としては、例えば、カーボンブラック、グラファイト、アルミニウム、ニッケル、銅合金等の金属または合金、酸化錫、酸化亜鉛、チタン酸カリウム、酸化錫−酸化インジウムまたは酸化錫−酸化アンチモン複合酸化物等の金属酸化物等が挙げられるが、その中でも補強効果のあるファーネスブラック、ケッチェンブラック、チャンネルブラック等のカーボンブラックが好ましく用いられる。また、本発明においては、これらの導電性材料を母粒子に固着するために、母粒子の表面処理剤としてアルコキシシランから生成するオルガノシラン化合物またはポリシロキサンを使用して母粒子の表面処理を行うが好ましい。すなわち、母粒子にシラン化合物を表面処理し、更に電子伝導性を付与するためにその表面に導電性材料を被覆させる。アルコキシシランとしては、具体的には、メチルトリエトキシシラン、ジメチルジエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、イソブチルトリメトキシシラン、デシルトリメトキシシラン等が挙げられる。
これまで述べた複合粒子の母粒子としてはシリカ粉、ホワイトカーボン、微粉ケイ酸のシリカ粉末並びに硫酸バリウム粒子粉末、アルミナ粒子粉末、クレー、炭酸カルシウム粒子粉末、タルク及び透明性酸化チタン、二酸化チタン粒子粉末、酸化鉄粒子、酸化亜鉛粒子粉末等の無機粒子が挙げられるが、その中でもアルコキシシランとの接着性を高め、被覆したカーボンブラックの脱離を抑制させるシリカが特に好ましい。
本発明に用いる複合粒子は、母粒子と表面処理剤とを混合し、母粒子の表面をアルコキシシランで被覆し、次いで、このアルコキシシランで被覆された母粒子とカーボンブラックを混合することによって得ることができる。
本発明における母粒子の粒子表面への被覆は、母粒子と表面処理剤または表面処理剤の溶液とを機械的に混合攪拌したり、表面処理剤または表面処理剤の溶液を噴霧しながら機械的に混合攪拌すればよい。添加した表面処理剤は、ほぼ全量が母粒子の表面に被覆される。
なお、表面処理剤としてアルコキシシランを用いた場合、被覆されたアルコキシシランは、その一部が被覆工程を経ることによって生成する、アルコキシシランから生成するオルガノシラン化合物として被覆されていてもよい。この場合においてもその後のカーボンブラックの付着に影響することはない。
表面処理剤を均一に母粒子の粒子表面に被覆するためには、母粒子の凝集をあらかじめ粉砕機を用いて解きほぐしておくことが好ましい。
母粒子と表面処理剤との混合攪拌、及び、粒子表面に表面処理剤が被覆されている母粒子と導電性材料との混合攪拌をするための機器としては、粉体層にせん断力を加えることのできる装置が好ましく、殊に、せん断、へらなで及び圧縮が同時に行える装置、例えば、ホイール型混練機、ボール型混練機、ブレード型混練機、ロール型混練機を用いることができ、ホイール型混練機がより効果的に使用できる。
前記ホイール型混練機としては、エッジランナー(「ミックスマラー」、「シンプソンミル」、「サンドミル」と同義語である)、マルチマル、ストッツミル、ウエットパンミル、コナーミル、リングマラー等があり、好ましくはエッジランナー、マルチマル、ストッツミル、ウエットパンミル、リングマラーであり、より好ましくはエッジランナーである。前記ボール型混練機としては、振動ミル等がある。前記ブレード型混練機としては、ヘンシェルミキサー、プラネタリーミキサー、ナウターミキサー等がある。前記ロール型混練機としては、エクストルーダー等がある。
また、ローラを作成した場合の最外層の膜厚は3〜30μm、特に5〜20μmが好ましい。3μm未満だと、ローラ表面に傷がつきやすくなり、30μmより厚くなると、帯電部材として所望の抵抗を得るには大量の導電性粒子が必要となり、凝集しやすくなるため好ましくない。
また、帯電部材の表面に凹凸を形成させてもよい。例えば、凹凸を形成させる方法として、樹脂粒子や炭素粒子、珪素酸粒子、金属酸化物粒子などを表面層に含有させる方法や、帯電部材の表面を機械的研磨等によって処理する方法がある。
本発明の帯電部材の表面粗さは、10点平均表面粗さ(Rz)が3〜30μm、平均間隔(Sm)が10〜500μmにコントロールされていることが好ましい。更に10点平均表面粗さ(Rz)が3〜15μm、平均間隔(Sm)が20〜200μmであることがより好ましい。
清掃部材のないプロセスの場合、導電部材においては表面が粗い(導電部材の表面粗さが10μmを超える)と、表面の凹に現像剤が入り込み、導電部材表面の汚れの原因となる恐れがあった。しかしながら本発明においては前述したような清掃手段との組み合せによって、帯電部材の汚れを問題ないレベルまで低減することができた。
また、表面層には、画像の向上のために各種粒子や粉体などを単独、または2種以上併用してもよい。 具体的には、酸化亜鉛、酸化錫、酸化インジウム、酸化チタン(二酸化チタン、一酸化チタン等)、酸化鉄、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸バリウム及びジルコン酸カルシウム、カーボンブラック、酸化スズ、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、銅、アルミニウム、ニッケルなどの粒子や、ポリアミド樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、(メタ)アクリル樹脂、スチレン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、ウレタン樹脂、オレフィン樹脂、エポキシ樹脂、及び、これらの共重合体や変性物、誘導体などの樹脂粒子等や、硫酸バリウム、二硫化モリブデン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ドロマイト、タルク、カオリンクレー、マイカ、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ゼオライト、ウオラストナイト、けいそう土、ガラスビーズ、ベントナイト、モンモリロナイト、アスベスト、中空ガラス球、黒鉛、もみ殻、有機金属化合物、有機金属塩などの粒子を挙げることができる。
以下、実施例を用いて本発明を更に詳細に説明する。
「帯電ローラに直流電圧のみを印加した時の連続複数枚画像出し耐久試験(初期、30000枚後)」
図1に示す電子写真方式の画像形成装置に上記で得られた帯電ローラを取り付けて、環境1(温度23℃、湿度55% N/N環境)、環境2(温度32.5℃、湿度80% H/H環境)、環境3(温度15℃、湿度10% L/L環境)の各環境下において、複数枚画像出し耐久試験を行った。5000枚毎にモノカラーハーフトーン印刷を行った。得られた画像を目視にて観察して評価を行った。結果を表1に示す。
表中のA、B、C、D、Eは、帯電ローラ表面の汚れや、帯電ローラの傷に起因した画像濃度ムラ及びスジの発生について画像品質を5段階にランク分けしたものである。なお、Aを画像不良が全くないレベル、Bを画像端部に不良が少しだけ見られるレベル、Cを一部に画像不良が見られるが問題ないレベル、Dを大部分に画像不良が見られ、問題となるレベル、Eを画像全体に不良が見られるレベルとした。
(実施例1)
下記の要領で本発明の帯電部材としての帯電ローラを作成した。
<弾性層の製造>
エピクロルヒドリンゴム三元共重合体
(エチレンオキサイド含有量 56mol%) 100質量部
四級アンモニウム塩 2質量部
軽質炭酸カルシウム 50質量部
酸化亜鉛 5質量部
脂肪酸 3質量部
以上の材料を60℃に調節した密閉型ミキサーにて10分間混練した後、エピクロルヒドリンゴム100質量部に対してセバシン酸系ポリエステル可塑剤5質量部を加え、更に10分間混練し、原料コンパウンドを調整する。このコンパウンドに原料ゴムのエピクロルヒドリンゴム100質量部に対し加硫剤としての硫黄1質量部、加硫促進剤としてのノクセラーDM 1質量部、ノクセラーTS 0.5質量部を加え、20℃に冷却した2本ロール機にて10分間混練する。
得られたコンパウンドを、φ6mmステンレス製芯金の周囲にローラ状になるように押出成型機にて成型し、加熱加硫成型した後、外径φ12mmになるように研磨処理して弾性層102bを得た。
<複合粒子の製造>
シリカ微粒子(平均粒子径14nm、体積固有抵抗値7.7×10Ω・cm)7.0kgに、メチルハイドロジェンポリシロキサン140gを、エッジランナーを稼動させながらシリカ粒子粉末に添加し、攪拌速度は22rpmで588N/cm(60Kg/cm)の線荷重で1時間混合攪拌を行い、カーボンブラック被覆用粒子を得た。
次に、カーボンブラック粒子粉末(粒子形状:粒状、粒子径20nm、体積固有抵抗値2.0×10Ω・cm)3.5kgを、エッジランナーを稼動させながら10分間かけて添加し、更に攪拌速度は22rpmで588N/cm(60Kg/cm)の線荷重で1時間混合攪拌を行い、メチルハイドロジェンポリシロキサン被覆にカーボンブラックを付着させた後、乾燥機を用いて80℃で1時間乾燥を行い、複合粒子を得た。
得られた複合粒子は、平均粒子径が30nm、体積固有抵抗値は1.7×10Ω・cmであった。
<最外層(表面層)の製造>
表面層102cの材料として、
アクリルポリオール溶液(有効成分70質量%) 100質量部
イソシアネートA(IPDI)(有効成分60質量%) 40質量部
イソシアネートB(HDI)(有効成分80質量%) 30質量部
複合粒子(導電性粒子) 20質量部
ポリメチルメタクリレート(PMMA)樹脂粒子 50質量部
メチルイソブチルケトン(MIBK)溶剤 300質量部
をミキサーを用いて攪拌し混合溶液を作成した。次いで、その混合溶液を循環式のビーズミル分散機を用いて分散処理(処理速度500ml/min)を行い、ディッピング用塗料を作成した。このディッピング用塗料を前記弾性層の上にディッピング法にて塗布して、10分間の風乾後に加熱型乾燥機にて、160℃で1時間乾燥させ、表面層を被覆形成しローラ形状の帯電部材を得た。この時のローラの膜厚は15μmであった。
なお、ビーズミル分散機のメディアとしては、φ0.8mmのガラスビーズを用いた。
帯電ローラの電気抵抗を環境1(温度23℃、湿度55%)下で、抵抗測定機を用いて−250Vの直流電圧を印加して測定した結果、1.0×10Ωであった。これらの間の押圧力は用いられる画像形成装置と同様にし、外部電源S3から−250Vを印加した際の抵抗値を測定する。
<清掃部材>
クリーニングフィルムには、フィルム厚50μmのポリイミドを主成分とする樹脂フィルムを用いており、支持部材121の固定端からl=約6mmの位置(図2)でニップ幅n=約0.5mmで当接する。この際、帯電ローラに対して侵入量を1.5mmとなるように設定した。これらの評価結果を表1にまとめた。
(実施例2)
実施例1の清掃部材の侵入量を0.3mmにした以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、耐久後の画像評価では汚れに起因すると見られる斑点状の画像が得られたが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例3)
実施例1の清掃部材の侵入量を4.5mmにした以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、耐久後の画像評価ではローラの傷に起因すると見られるスジ状の画像が得られたが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例4)
前記、複合粒子の製造時に、カーボンブラック粒子粉末の量を6.8kgに増量して作成した結果、複合粒子の体積固有抵抗値が5Ωcmとなった。この複合粒子を用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例5)
前記、複合粒子の製造時に、カーボンブラック粒子粉末の量を1.9kgに減少して作成した結果、複合粒子の体積固有抵抗値が2.0×10Ωcmとなった。この複合粒子を用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、白ポチが発生したが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例6)
前記、複合粒子の製造時に、粒径3nmのシリカ微粒子にカーボンブラック粉末を2nm被覆して作成した結果、実施例1の表面層中に含まれる複合粒子(導電性粒子)の平均粒径が8nmになった。この複合粒子を用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、分散が少し不良気味であったためか、白ポチが発生したが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例7)
複合粒子の製造時に、粒径300nmのシリカ微粒子にカーボンブラック粉末を150nm被覆して作成した結果、平均粒径が600nmになった。この複合粒子を用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、濃度ムラが発生したが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例8)
表面層作成時に、混合するMIBK量を1100質量部にした結果、ローラ膜厚が2μmとなった。このローラを用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、耐久後の画像評価ではローラの傷に起因すると見られるスジ状の画像が得られたが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例9)
表面層作成時に、ローラを4回塗工して厚塗りを行なった結果、ローラ膜厚が40μmとなった。このローラを用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。この際、分散が少し不良気味であったためか、白ポチが発生したが、軽微であった。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例10)
弾性層(基層)作成時に、エチレンオキサイド含有量を73mol%にしたエピクロルヒドリンゴム三元共重合体を用いた以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。その評価結果を表1にまとめた。
(実施例11)
表面層材料に表面を処理した酸化チタン25質量部を添加した以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。その評価結果を表1にまとめた。
(比較例1)
実施例1の清掃部材の侵入量を0.05mmにした以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。
この際、耐久後の画像評価では汚れに起因すると見られる画像不良が斑点状に表れた。その評価結果を表1にまとめた。
(比較例2)
実施例1の清掃部材の侵入量を6.3mmにした以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。ローラの傷に起因すると見られるスジ状の画像が得られた。その評価結果を表1にまとめた。
(比較例3)
複合粒子の製造を行わず、単体のカーボンブラックを使用した以外は実施例1と同じ構成で画像評価を行った。分散性が悪いため初期から画像が悪く、耐久後の画像評価ではローラの傷に起因すると見られるスジ状の画像が得られた。その評価結果を表1にまとめた。
(比較例4)
複合粒子の製造を行わず、単体のカーボンブラックを使用以外は比較例1と同じ構成で画像評価を行った。分散性が悪いため初期から画像が悪く、また、耐久後の画像評価では汚れに起因すると見られる画像不良が斑点状に表れた。その評価結果を表1にまとめた。
Figure 2006119528
本発明に用いる画像形成装置の概略構成断面図である。 本発明に用いる帯電ローラと、その清掃装置と、電子写真感光体との関係を示す断面図である。 本発明に用いる帯電ローラの清掃装置の斜視図である。 本発明に用いる帯電ローラと、その清掃装置と、電子写真感光体との関係を示す斜視図である。 本発明に用いる帯電ローラの清掃装置の侵入量の説明図である。
符号の説明
101 電子写真感光体(像担持体としての被帯電体である感光ドラム)
102 帯電手段(帯電ローラ)
102a 導電性支持体(芯金)
102b 弾性層
102c 最外層(表面層)
103 静電潜像形成手段(露光手段)
104 現像手段(Y,M,C,Bk)
105 中間転写体
106 2次転写ローラ
107 廃トナー容器
108 1次転写ローラ
110 電子写真感光体(感光ドラム)
120 帯電ローラの清掃部材
121 支持部材
122 可撓部材(クリーニングフィルム)

Claims (7)

  1. 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体に、回転自在な帯電部材を接触させて帯電させる帯電工程と、帯電された該感光体に静電潜像を形成させる静電潜像形成工程と、トナー担持体上に担持させたトナーを該静電潜像に転移させて可視化する現像工程と、該感光体上に形成されたトナー像を転写材に転写させる転写工程と、転写後に該感光体上に残った転写残余のトナーを該感光体上から除去するクリーニング工程と、を有し、かつ、該帯電部材に清掃部材を接触させて該帯電部材の清掃を行う清掃工程を有する画像形成方法において、該帯電部材が、該支持体の外周の最外層に少なくとも母粒子の表面が導電性材料で被覆された複合粒子を含有し、該帯電部材の清掃部材が、撓み変形自在な可撓部材を備え、該可撓部材を撓ませることによる反発力によって、該可撓部材を該帯電部材の表面に対して面接触させ、そのときの該可撓部材の該帯電部材に当接する侵入量が0.1〜6.0mmであることを特徴とする画像形成方法。
  2. 前記複合粒子の体積固有抵抗値が10〜10Ω・cmであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成方法。
  3. 前記複合粒子の平均粒径が10〜500nmであることを特徴とする請求項1〜2のいずれかに記載の画像形成方法。
  4. 前記複合粒子の母粒子がシリカであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 前記複合粒子の導電性材料がカーボンブラックであることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成方法。
  6. 前記帯電部材の最外層の膜厚が3〜30μmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成方法。
  7. 前記清掃部材がポリイミド、ポリアミド、ポリカーボネート及びポリエステルから選ばれる樹脂からなることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成方法。
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JP2012022343A (ja) * 2011-10-31 2012-02-02 Fuji Xerox Co Ltd クリーニング装置

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