JP2006121402A - 転送装置およびそれを用いたネットワークシステム、並びに通信方法 - Google Patents

転送装置およびそれを用いたネットワークシステム、並びに通信方法 Download PDF

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芳信 黒田
Yuzo Yamamoto
雄三 山本
Kazunori Hida
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Abstract

【課題】 ストリームデータを効率よく転送する転送装置およびそれを用いたネットワークシステムを提供する。
【解決手段】 ストリームデータを専用回線20を介して情報配信装置10から受信する受信部104と、複数の端末装置30から情報配信装置10に対するストリームデータの配信要求を受け付ける要求受付部108と、情報配信装置10に配信要求を通知する要求通知部116と、複数の端末装置30毎に転送前のストリームデータを格納する複数の送信バッファ120と、受信部104が受信したストリームデータを、配信要求を受け付けた転送先の端末装置30に対応する送信バッファ120に複製する複製部118と、送信バッファ120内のストリームデータを端末装置30に転送する送信部122と、を備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ストリームデータの転送装置に関する。
近年、ネットワーク通信技術の進歩に伴い、映像および音声のディジタルデータの高速通信化が進んでいる。ネットワーク上で、複数の端末装置に対して、サーバから同じ情報を同時に配信する技術としては、マルチキャスト方式の通信がある。このマルチキャスト通信システムとしては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特開平11−205312号公報
しかしながら、上記マルチキャスト通信方法においては、以下の点で改善の余地を有していた。
第一に、情報を配信するサーバ装置と、情報を受け取る端末装置との間は、一般的に通信速度の低い専用回線で接続されていることが多く、複数の端末装置に対し同時にサーバ装置から情報を配信しようとすると、通信量が専用回線の能力を超えてしまい、通信に時間がかかったり、または端末装置まで情報が届かなかったりしてしまう。この専用回線の低い通信速度のために、特に、映像や音声など、リアルタイムに端末装置側で再生する必要があるストリームデータの通信へのマルチキャスト通信方式の適用の実用化が困難になっていた。
第二に、既存のネットワークシステムに、マルチキャスト通信方式を採用する場合、既に構築されているシステムの構成機器を全てマルチキャスト通信方式に対応したものに変更しなければならなく、コストがかかるといった課題を有していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ストリームデータを効率よく転送する転送装置およびそれを用いたネットワークシステムを提供することにある。
本発明によれば、ストリームデータを配信する情報配信装置に通信回線を介して接続され、複数の端末装置に前記ストリームデータを転送する転送装置であって、
前記ストリームデータを前記情報配信装置から受信する受信部と、
前記複数の端末装置から前記情報配信装置に対する前記ストリームデータの配信要求を受け付ける要求受付部と、
前記情報配信装置に配信要求を通知する通知部と、
前記複数の端末装置毎に転送前の前記ストリームデータを格納する複数の送信バッファと、
前記受信部が受信した前記ストリームデータを、前記配信要求を受け付けた転送先の前記端末装置に対応する前記送信バッファに複製する複製部と、
前記送信バッファ内の前記ストリームデータを前記転送先の前記端末装置に転送する転送部と、
を備えたことを特徴とする転送装置が提供される。
ここで、ストリームデータとは、特に受信側装置がリアルタイムに再生するデータ、たとえば、音声、映像データである。また、ストリームデータは、たとえば、情報配信装置および端末装置間でパケット通信される。
この発明によれば、ストリームデータを効率よく転送することができる転送装置が提供される。
上記転送装置において、前記配信要求された前記ストリームデータが現在配信中か否かを判断する判断部を含むことができ、前記判断部が前記ストリームデータを配信中ではないと判断した場合、前記通知部は前記情報配信装置に前記配信要求を通知することができる。
上記転送装置において、前記要求受付部は、前記転送先の前記端末装置から前記ストリームデータの配信停止要求を受け付け、前記判断部は、前記要求受付部が前記配信停止要求を受け付けた前記ストリームデータを、前記転送部が他の前記端末装置に配信中か否かを判断し、前記通知部は、前記判断部が前記ストリームデータを配信中ではないと判断した場合、前記情報配信装置に配信停止要求を通知することができる。
この構成によれば、複数の端末装置にストリームデータを配信要求および配信停止要求に呼応して効率よく転送することができる。
上記転送装置において、前記情報配信装置および前記複数の端末装置間は、TCP/IPプロトコル(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使用した通信を行うことができる。
本発明によれば、ストリームデータを配信する情報配信装置と、
前記情報配信装置に通信回線を介して接続される複数の端末装置と、
前記情報配信装置および前記複数の端末装置の間に介在し、前記ストリームデータを前記情報配信装置から前記複数の端末装置に転送する転送装置と、を備えたネットワークシステムであって、
前記転送装置は、
前記ストリームデータを前記情報配信装置から受信する受信部と、
前記複数の端末装置から前記情報配信装置に対する前記ストリームデータの配信要求を受け付ける要求受付部と、
前記情報配信装置に配信要求を通知する通知部と、
前記複数の端末装置毎に転送前の前記ストリームデータを格納する複数の送信バッファと、
前記受信部が受信した前記ストリームデータを、前記配信要求を受け付けた転送先の前記端末装置に対応する前記送信バッファに複製する複製部と、
前記送信バッファ内の前記ストリームデータを前記転送先の前記端末装置に転送する転送部と、
を含むことを特徴とするネットワークシステムが提供される。
本発明によれば、ストリームデータを配信する情報配信装置から、複数の端末装置に前記ストリームデータを通信回線を介して転送する通信方法であって、
前記情報配信装置および前記複数の端末装置の間に介在し、前記ストリームデータを前記情報配信装置から前記複数の端末装置に転送する転送装置を準備するステップと、
前記転送装置が、前記ストリームデータを前記情報配信装置から受信するステップと、
前記転送装置が、前記複数の端末装置から前記情報配信装置に対する前記ストリームデータの配信要求を受け付けるステップと、
前記転送装置が、前記情報配信装置に配信要求を通知するステップと、
前記転送装置が、前記複数の端末装置毎に転送前の前記ストリームデータを格納する複数の送信バッファを準備するステップと、
前記転送装置が、前記受信するステップにおいて受信した前記ストリームデータを、前記配信要求を受け付けた転送先の前記端末装置に対応する前記送信バッファに複製するステップと、
前記転送装置が、前記送信バッファ内の前記ストリームデータを前記転送先の前記端末装置に転送するステップと、
を含むことを特徴とする通信方法が提供される。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、ストリームデータを効率よく転送する転送装置およびそれを用いたネットワークシステムが提供される。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る転送装置を備えたネットワークシステムのネットワーク構成を示す構成図である。本実施形態のネットワークシステムは、LAN40などのネットワークに接続された複数の情報配信装置10と、情報配信装置10から映像などのストリームデータをリアルタイムに受信し、再生する複数の端末装置(図中、「端末1」、「端末2」、・・・「端末n」と示す)30と、情報配信装置10および端末装置30の間に介在し、情報配信装置10から端末装置30にストリームデータを転送する転送装置100と、を備えている。
また、転送装置100は、情報配信装置10が接続されるLAN40に専用回線20を介して接続する第1のポート90(図中、「ポート1」と示す)と、複数の端末装置30が接続されるLAN42などのネットワークに接続する第2のポート92(図中、「ポート2」と示す)と、を含む。また、LAN40は、たとえば、本社のネットワークであり、そのデータ転送速度は100Mbpsであり、LAN42は支店のネットワークであり、そのデータ転送速度は、10Mbpsであるとする。また、LAN40およびLAN42の間を接続する専用回線20のデータ転送速度は1.25Mbpsであるとする。このように、一般的にも専用回線20の転送速度は、高速なLAN40やLAN42に比較して低いことが多い。
情報配信装置10は、端末装置30が再生可能なストリームデータを配信するコンテンツサーバや、ディジタルビデオカメラ、音声集音マイクなどに接続されたライブ映像配信サーバなどである。端末装置30は、パーソナルコンピュータなどであり、情報配信装置10から配信されたストリームデータを受信し、再生可能な構成を有する端末装置である。
なお、本実施形態において、ストリームデータとして、映像データの場合について説明するがこれに限定されない。たとえば、音声データであってもよい。また、ストリームデータは情報配信装置10および端末装置30間で、パケット通信される。また、本実施形態において、情報配信装置10および端末装置30間はTCP/IPプロトコルを使用した通信を行うが、これに限定されない。たとえば、TCP、UDP(User Datagram Protocol)、またはこれらを使用した上位プロトコル、たとえばRTSP(Real Time Streaming Protocol)などでもよい。
本実施形態のネットワークシステムは、複数の端末装置30から情報配信装置10に対して、データ転送速度が低い専用回線20を介して映像などのストリームデータの配信要求を行った場合であっても、各端末装置30へのデータ転送が滞ることなく行われるようにするものである。
図2は、本実施形態の転送装置100を示す機能ブロック図である。本発明の実施形態に係る転送装置(転送装置100)は、ストリームデータを配信する情報配信装置(情報配信装置10)に通信回線(専用回線20)を介して接続され、複数の端末装置(端末装置30)にストリームデータを転送する転送装置であって、ストリームデータを情報配信装置から受信する受信部(インタフェース部102、受信部104、および受信バッファ105(図中、「バッファ」と示す))と、複数の端末装置から情報配信装置に対するストリームデータの配信要求を受け付ける要求受付部(インタフェース部106および要求受付部108)と、情報配信装置に配信要求を通知する通知部(要求通知部116およびインタフェース部102)と、複数の端末装置毎に転送前のストリームデータを格納する複数の送信バッファ(送信バッファ120(図中、「バッファ1」、「バッファ2」、・・・「バッファn」と示す))と、受信部が受信したストリームデータを、配信要求を受け付けた転送先の端末装置に対応する送信バッファに複製する複製部(複製部118および転送先テーブル119)と、送信バッファ内のストリームデータを転送先の端末装置に転送する転送部(送信部122、転送先テーブル119、およびインタフェース部106)と、を備える。
さらに、転送装置100は、配信要求されたストリームデータが現在配信中か否かを判断する判断部(判断部110、通信制御部112、および通信記録部114)を含み、判断部がストリームデータを配信中ではないと判断した場合、通知部は情報配信装置に配信要求を通知する。なお、図2において、転送装置100に専用回線20を介して接続される情報配信装置10は1台のみ示してあるが、これに限定されず、図1に示したようにLAN40上の複数の情報配信装置10を、専用回線20を介して転送装置100に接続し、端末装置30にストリームデータを転送することができる。
なお、図2において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してある。また、転送装置100の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
インタフェース部102は、専用回線20を介して情報配信装置10と通信を行う。図2の受信部104は、情報配信装置10から専用回線20を介してストリームデータを受信する。受信バッファ105は、受信部104が受信したストリームデータを格納する。
インタフェース部106は、LAN42を介して複数の端末装置30と通信を行う。要求受付部108は、端末装置30から情報配信装置10に対する配信要求を受け付ける。ここで、配信要求は、たとえば、配信を要求するサーバなどの装置のIPアドレスと、ファイル名とを含む。
判断部110は、通信記録部114にアクセスし、要求受付部108が受け付けた配信要求が示す配信元の装置のIPアドレスおよびファイル名のストリームデータが、現在、配信中であるか否かを判断する。配信中であると判断した場合、複製部118に当該配信中のファイルを複製するよう指示する。配信中ではないと判断した場合、要求通知部116に配信要求を通知する。
通信制御部112は、受信部104で受信したストリームデータの配信元の装置の配信元のIPアドレス、転送先のIPアドレス、およびファイル名を通信記録部114に記憶するとともに、送信部122に送信指示をする。図3は、通信記録部114の構造の一例を示す図である。ここでは、2つの端末装置30から同じ情報配信装置10に対して同じストリームデータの配信要求がなされている場合のテーブルの状態を示している。通信記録部114には、現在転送装置100が転送中のデータについて、配信元装置のIPアドレスと、転送先装置のIPアドレスと、転送中のファイル名と、が記録される。
図2に戻り、要求通知部116は、判断部110からの配信要求に応じて、インタフェース部102を介して配信元のIPアドレスに対応する情報配信装置10に対し、ストリームデータの配信を要求する配信要求を通知する。このとき、転送装置100への配信要求は、端末装置30からではなく転送装置100から行われる。すなわち、情報配信装置10に対して、転送装置100のIPアドレスから配信要求を行う。
送信バッファ120は、記憶部(不図示)に複数の端末装置30毎に準備される送信前のストリームデータを格納する領域である。転送先テーブル119は、図4に示すように、複数の送信バッファ120と、複数の端末装置30のIPアドレスを対応付けて記憶する。転送先テーブル119は、後述する送信部122により更新される。複製部118は、判断部110からの複製指示に呼応して、指示されたファイル名のストリームデータを複製し、転送先テーブル119にアクセスし、配信すべき端末装置30に対応する送信バッファ120に格納し、送信部122に通知する。
図2に戻り、送信部122は、送信部122からの指示に基づいて、転送先テーブル119にアクセスし、配信先の端末装置30に対応する送信バッファ120に格納されているストリームデータをインタフェース部106を介して該当する端末装置30に送信する。また、送信部122は、転送装置100の起動時、または定期的、あるいは初期化要求受付部(不図示)が初期化要求を受け付けた時などに、LAN42上に接続されている端末装置30を検知し、そのIPアドレスを送信バッファ120に対応付けて転送先テーブル119に記憶する。あるいは、要求受付部108が配信要求を受け付けたとき、端末装置30のIPアドレスを送信バッファ120に対応付けて転送先テーブル119に記憶する。
専用回線20を介した情報配信装置10および転送装置100間の通信および、LAN42を介して転送装置100および各端末装置30間の通信は、それぞれPCT/IPプロトコルを使用する。
図5は、図1の端末装置30を示す機能ブロック図である。端末装置30は、インタフェース部201と、要求受付部203と、アドレス記憶部205と、配信要求部207と、受信部211と、再生部213と、表示部215と、音声出力部217と、を含む。
インタフェース部201は、LAN42を介して転送装置100と通信を行う。要求受付部203は、ユーザからの配信要求を受け付ける。配信要求には、たとえば、配信元の情報配信装置10(図5には図示されない)のIPアドレスと、ファイル名と、が含まれる。
アドレス記憶部205は、端末装置30が接続される転送装置100のIPアドレスが記憶されている。端末装置30の起動時または定期的に配信要求部207がインタフェース部201を介してLAN42上の転送装置100のIPアドレスを自動的に取得し、記憶してもよいし、予め記憶されていてもよい。
配信要求部207は、要求受付部203が受け付けた配信要求に呼応して、インタフェース部201を介してLAN42上の転送装置100に対して配信要求を通知する。具体的には、自身のIPアドレスと、配信を要求する情報配信装置10のIPアドレスと、ファイル名と、を含む配信要求を転送装置100のIPアドレス宛に送信する。
受信部211は、インタフェース部201を介してLAN42上の転送装置100から転送されたストリームデータを受信する。再生部213は、受信部211が受信したストリームデータをリアルタイムにデコードし、D/A変換して表示部215および音声出力部217に出力することにより映像や音声を再生する。表示部215は、再生部213が再生した映像を表示する。音声出力部217は、再生部213が再生した音声を出力する。
このように構成された本実施形態のネットワークシステムの転送装置100の動作について、以下に説明する。図6は、本実施形態の転送装置100の動作の一例を示すフローチャートである。また、図7は、本実施形態のネットワークシステムにおけるデータの流れを説明するための図である。ここでは、図2、図6および図7を用いて説明する。
まず、IPアドレスが192.***.2.1の端末装置30(以下、動作説明において、「端末1」と呼ぶ)がIPアドレスが192.***.1.2の情報配信装置10に対し、ストリームデータabc.mp4の配信要求301をしたとする。端末1から送出される配信要求301は、図7に示すように、たとえば、配信要求先の情報配信装置10のIPアドレスが含まれる。本図のデータ構造は例示であり、これに限定されない。
転送装置100において、要求受付部108は、この端末装置30からの配信要求301をインタフェース部106を介して受け付ける(ステップS11)。つづいて、判断部110は、通信記録部114にアクセスし、要求受付部108が受け付けた配信要求301が示す配信元の装置のIPアドレスおよびファイル名のストリームデータが、現在配信中か否かを判断する(ステップS13)。ここでは、現在配信中ではないと判断され(ステップS13のNO)、要求通知部116が該当する情報配信装置10に配信要求303を通知する(ステップS15)。また、判断部110は、要求受付部108が受け付けた配信要求303の情報配信装置10のIPアドレスおよびファイル名を通信記録部114に追加する。
つづいて、情報配信装置10が転送装置100からの配信要求303に呼応して、専用回線20を介してストリームデータ305を送信し、転送装置100において、受信部104がインタフェース部102を介してストリームデータ305を受信し、受信バッファ105に格納する(ステップS17)。
複製部118は、転送先テーブル119にアクセスし、転送先の端末装置30に対応する送信バッファ120を特定し、受信バッファ105に格納されたストリームデータ305を転送先の端末装置30に対応する送信バッファ120にそれぞれ複製する(ステップS19)。ここでは、IPアドレスが192.***.2.1の端末装置30の送信バッファ120に複製される。
つづいて、送信部122が、通信制御部112からの指示にしたがって、転送先テーブル119にアクセスし、転送先の端末装置30に対応する送信バッファ120を特定し、該当する送信バッファ120に格納されたストリームデータ307を転送先の端末装置30に送信する(ステップS21)。その後、ステップS11に戻る。
端末1にストリームデータ307が配信されている最中に、2台目の端末装置30が同じストリームデータの配信要求を行った場合の動作について、以下に説明する。
まず、IPアドレスが192.***.2.3の端末装置30(以下、動作説明において、「端末3」と呼ぶ)が、IPアドレスが192.***.1.2の情報配信装置10に対し、ストリームデータabc.mp4の配信要求311をしたとする。転送装置100において、要求受付部108は、この端末3からの配信要求311をインタフェース部106を介して受け付ける(ステップS11)。つづいて、判断部110は、通信記録部114にアクセスし、要求受付部108が受け付けた配信要求311が示す配信元の装置のIPアドレスおよびファイル名のストリームデータが、現在配信中か否かを判断する(ステップS13)。ここでは、現在配信中のストリームデータと同じと判断され(ステップS13のYES)、配信要求通知のステップS15はバイパスし、ステップS17に進む。
つづいて、要求通知部116からの配信要求に呼応して、専用回線20を介して情報配信装置10からストリームデータが送信され、受信部104がインタフェース部102を介して受信し、受信バッファ105に格納する(ステップS17)。
複製部118は、受信バッファ105に格納されたストリームデータ305を転送先の端末1および端末3に対応する送信バッファ120にそれぞれ複製する(ステップS19)。すなわち、IPアドレスが192.***.2.1および192.***.2.3の端末装置30に対応する送信バッファ120に複製される。一方、通信制御部112は、受信部104が受信したストリームデータ305の配信元IPアドレス、転送先IPアドレス、およびファイル名を格納する。
つづいて、送信部122が、通信制御部112からの指示にしたがって、該当する送信バッファ120に格納されたストリームデータ307およびストリームデータ313を転送先の端末1および端末3にそれぞれ送信する(ステップS21)。その後、ステップS11に戻る。
次に、図8を用いて、本実施形態の転送装置100が配信中のストリームデータの配信停止要求を端末装置30から受け付けた場合の動作について、説明する。
まず、図6のステップS11において、配信要求が受け付けられなかった場合(ステップS11のNO)の場合に、本処理が開始される。要求受付部108が、端末装置30から配信停止要求を受け付けると(ステップS31のYES)、判断部110が、通信記録部114にアクセスし、配信停止要求を受け付けたストリームデータは他の端末装置30に配信中か否かを判断する(ステップS33)。配信中である場合(ステップS33のYES)、判断部110は、通信記録部114から配信停止要求された端末装置30を削除する(ステップS37)。一方、他の端末装置30に配信中ではない場合(ステップS33のNO)、判断部110は、要求通知部116に通知し、インタフェース部102を介して情報配信装置10に対して配信停止を通知する(ステップS35)。
以上説明したように、本実施形態の転送装置100によれば、複数の端末装置30から同時に情報配信装置10に対してストリームデータの配信要求がなされた場合にも、情報配信装置10と転送装置100間の通信は1対1でのみ行うことができる。
すなわち、従来のネットワークシステムでは、図9(a)に示すように、複数の端末装置30からストリームデータの配信要求がなされた場合には、情報配信装置10から専用回線20を介して各端末装置30に対してそれぞれストリームデータが配信されるので、情報配信装置10および複数の端末装置30との間で、専用回線20を介して多対多の通信が行われることとなる。専用回線20の通信容量が低いと、この多対多の通信に対して帯域不足となり、通信速度が低下したり、通信が停滞し、端末装置30にパケットが届かなかったりする可能性が高くなる。
一方、本実施形態のネットワークシステムによれば、図9(b)に示すように、複数の端末装置30からストリームデータの配信要求がなされた場合であっても、情報配信装置10と転送装置100間の通信は1対1であり、転送装置100から複数の端末装置30に対して、複製したストリームデータをそれぞれ送信するので、転送装置100と情報配信装置10間の通信負荷を低減できるので、専用回線20の通信速度が低い場合であっても、複数の端末装置30に対してリアルタイムにストリームデータを配信することが可能となる。このように、本実施形態の転送装置100によれば、転送装置100から端末装置30に効率よくストリームデータを転送することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
たとえば、上記実施の形態において、情報配信装置10および転送装置100間、ならびに、転送装置100および端末装置30間でTCP/IPプロトコルによる通信を行ったが、これに限定されない。情報配信装置10および転送装置100間、ならびに転送装置100および端末装置30間で異なる通信プロトコルを使用することもできる。この場合、転送装置100は、情報配信装置10との通信を行うインタフェース部102と、端末装置30との通信を行うインタフェース部106と、がそれぞれ対応する通信プロトコルにしたがった通信を行うこととなる。
また、上記実施形態において、転送装置100は情報配信装置10側のLAN40に専用回線20を介して接続される第1のポート(図中、「ポート1」と示す)90、および端末装置30側のLAN42が接続される第2のポート(図中、「ポート2」と示す)92の2つの通信ポートを備えた構成としたが、これに限定されない。たとえば、転送装置100は、複数の異なるネットワークに接続可能な複数の通信ポートを備え、上記実施形態の構成を各ポート間に設けた構成とすることができ、これにより、各ポート間におけるストリームデータの転送を制御することが可能となる。
本発明の実施形態に係る転送装置を備えたネットワークシステムのネットワーク構成を示す構成図である。 図1のネットワークシステムの転送装置を示す機能ブロック図である。 図2の通信記録部の構造の一例を示す図である。 図2の転送先テーブルの構造の一例を示す図である。 図1のネットワークシステムの端末装置を示す機能ブロック図である。 図2の転送装置におけるストリームデータ配信要求受け付け時の動作の一例を示すフローチャートである。 図1のネットワークシステムにおけるデータの流れを説明するための図である。 図2の転送装置におけるストリームデータの配信停止要求受け付け時の動作の一例を示すフローチャートである。 従来のネットワークシステムと本発明に係るネットワークシステムの差異を説明するための図。
符号の説明
10 情報配信装置
20 専用回線
30 端末装置
90 第1のポート
92 第2のポート
100 転送装置
102 インタフェース部
104 受信部
105 受信バッファ
106 インタフェース部
108 要求受付部
110 判断部
112 通信制御部
114 通信記録部
116 要求通知部
118 複製部
119 転送先テーブル
120 送信バッファ
122 送信部
201 インタフェース部
203 要求受付部
205 アドレス記憶部
207 配信要求部
211 受信部
213 再生部
215 表示部
217 音声出力部

Claims (12)

  1. ストリームデータを配信する情報配信装置に通信回線を介して接続され、複数の端末装置に前記ストリームデータを転送する転送装置であって、
    前記ストリームデータを前記情報配信装置から受信する受信部と、
    前記複数の端末装置から前記情報配信装置に対する前記ストリームデータの配信要求を受け付ける要求受付部と、
    前記情報配信装置に配信要求を通知する通知部と、
    前記複数の端末装置毎に転送前の前記ストリームデータを格納する複数の送信バッファと、
    前記受信部が受信した前記ストリームデータを、前記配信要求を受け付けた転送先の前記端末装置に対応する前記送信バッファに複製する複製部と、
    前記送信バッファ内の前記ストリームデータを前記転送先の前記端末装置に転送する転送部と、
    を備えたことを特徴とする転送装置。
  2. 請求項1に記載の転送装置において、
    前記配信要求された前記ストリームデータを現在配信中か否かを判断する判断部を含み、
    前記判断部が前記ストリームデータを配信中ではないと判断した場合、前記通知部は前記情報配信装置に前記配信要求を通知することを特徴とする転送装置。
  3. 請求項2に記載の転送装置において、
    前記要求受付部は、前記転送先の前記端末装置から前記ストリームデータの配信停止要求を受け付け、
    前記判断部は、前記要求受付部が前記配信停止要求を受け付けた前記ストリームデータを、前記転送部が他の前記端末装置に配信中か否かを判断し、
    前記判断部が前記ストリームデータを配信中ではないと判断した場合、前記通知部は前記情報配信装置に配信停止要求を通知することを特徴とする転送装置。
  4. 請求項1乃至3いずれかに記載の転送装置において、
    前記情報配信装置および前記複数の端末装置間は、TCP/IPプロトコルを使用した通信を行うことを特徴とする転送装置。
  5. ストリームデータを配信する情報配信装置と、
    前記情報配信装置に通信回線を介して接続される複数の端末装置と、
    前記情報配信装置および前記複数の端末装置の間に介在し、前記ストリームデータを前記情報配信装置から前記複数の端末装置に転送する転送装置と、を備えたネットワークシステムであって、
    前記転送装置は、
    前記ストリームデータを前記情報配信装置から受信する受信部と、
    前記複数の端末装置から前記情報配信装置に対する前記ストリームデータの配信要求を受け付ける要求受付部と、
    前記情報配信装置に配信要求を通知する通知部と、
    前記複数の端末装置毎に転送前の前記ストリームデータを格納する複数の送信バッファと、
    前記受信部が受信した前記ストリームデータを、前記配信要求を受け付けた転送先の前記端末装置に対応する前記送信バッファに複製する複製部と、
    前記送信バッファ内の前記ストリームデータを前記転送先の前記端末装置に転送する転送部と、
    を含むことを特徴とするネットワークシステム。
  6. 請求項5に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記転送装置は、前記配信要求された前記ストリームデータを現在配信中か否かを判断する判断部を含み、
    前記転送装置の前記判断部が前記ストリームデータを配信中ではないと判断した場合、前記転送装置の前記通知部は前記情報配信装置に前記配信要求を通知することを特徴とするネットワークシステム。
  7. 請求項6に記載のネットワークシステムにおいて、
    前記転送装置の前記要求受付部は、前記転送先の前記端末装置から前記ストリームデータの配信停止要求を受け付け、
    前記転送装置の前記判断部は、前記転送装置の前記要求受付部が前記配信停止要求を受け付けた前記ストリームデータを、前記転送装置の前記転送部が他の前記端末装置に配信中か否かを判断し、
    前記転送装置の前記判断部が前記ストリームデータを配信中ではないと判断した場合、前記転送装置の前記通知部は、前記情報配信装置に配信停止要求を通知することを特徴とするネットワークシステム。
  8. 請求項5乃至7いずれかに記載のネットワークシステムにおいて、
    前記情報配信装置、前記転送装置、および前記複数の端末装置間は、TCP/IPプロトコルを使用した通信を行うことを特徴とするネットワークシステム。
  9. ストリームデータを配信する情報配信装置から、複数の端末装置に前記ストリームデータを通信回線を介して転送する通信方法であって、
    前記情報配信装置および前記複数の端末装置の間に介在し、前記ストリームデータを前記情報配信装置から前記複数の端末装置に転送する転送装置を準備するステップと、
    前記転送装置が、前記ストリームデータを前記情報配信装置から受信するステップと、
    前記転送装置が、前記複数の端末装置から前記情報配信装置に対する前記ストリームデータの配信要求を受け付けるステップと、
    前記転送装置が、前記情報配信装置に配信要求を通知するステップと、
    前記転送装置が、前記複数の端末装置毎に転送前の前記ストリームデータを格納する複数の送信バッファを準備するステップと、
    前記転送装置が、前記受信するステップにおいて受信した前記ストリームデータを、前記配信要求を受け付けた転送先の前記端末装置に対応する前記送信バッファに複製するステップと、
    前記転送装置が、前記送信バッファ内の前記ストリームデータを前記転送先の前記端末装置に転送するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 請求項9に記載の通信方法において、
    前記転送装置が、前記配信要求された前記ストリームデータを現在配信中か否かを判断するステップと、
    前記転送装置が、前記判断するステップにおいて前記ストリームデータを配信中ではないと判断された場合、前記情報配信装置に配信要求を通知するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  11. 請求項9または10に記載の通信方法において、
    前記転送装置が、前記転送先の前記端末装置から前記ストリームデータの配信停止要求を受け付けるステップと、
    前記転送装置が、前記配信停止要求を受け付けるステップにおいて前記配信停止要求を受け付けた前記ストリームデータを、前記転送するステップにおいて他の前記端末装置に前記ストリームデータを配信中か否かを判断するステップと、
    前記転送装置が、前記判断するステップにおいて前記ストリームデータを配信中ではないと判断された場合、前記情報配信装置に配信停止要求を通知するステップと、
    を含むことを特徴とする通信方法。
  12. 請求項9乃至11いずれかに記載の通信方法において、
    前記情報配信装置、前記転送装置、および前記複数の端末装置間は、TCP/IPプロトコルを使用した通信を行うことを特徴とする通信方法。
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