JP2006141111A - 地絡検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地絡の発生時にインバータの高周波の影響による負荷遮断の不動作を防止すると共に、高周波成分による零相変流器の鉄損の増大によるコイルの焼損を防止することができる地絡検出装置を提供する。
【解決手段】 交流電路の地絡電流を検出する零相変流器3、零相変流器に接続された低域フィルタ6、低域フィルタ通過信号が所定値を超えた時に出力するレベル判別器7、レベル判別器の出力が所定幅以上の時に出力する信号幅判別器8、零相変流器に接続された高域フィルタ11、高域フィルタ通過信号が別の所定値を超えた時に出力するレベル判別器12、このレベル判別器の出力が所定時間継続時に出力するタイマ回路13、信号幅判別器及びタイマ回路の出力を入力とするOR回路14の出力によりスイッチング素子5を導通させ交流電路の遮断器を引き外す電磁装置4を備えた構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】 交流電路の地絡電流を検出する零相変流器3、零相変流器に接続された低域フィルタ6、低域フィルタ通過信号が所定値を超えた時に出力するレベル判別器7、レベル判別器の出力が所定幅以上の時に出力する信号幅判別器8、零相変流器に接続された高域フィルタ11、高域フィルタ通過信号が別の所定値を超えた時に出力するレベル判別器12、このレベル判別器の出力が所定時間継続時に出力するタイマ回路13、信号幅判別器及びタイマ回路の出力を入力とするOR回路14の出力によりスイッチング素子5を導通させ交流電路の遮断器を引き外す電磁装置4を備えた構成とする。
【選択図】図1
Description
この発明は、交流電路における地絡の発生を検出して交流電路を遮断する地絡検出装置、特に負荷制御用のインバータを備えている場合における地絡電流検出用零相変流器の保護に関するものである。
近年、負荷側にインバータを接続して負荷制御を行なう回路への地絡検出装置の使用が増加している。この場合、インバータは例えば負荷としての誘導電動機の速度制御に用いられ、周波数を変換して負荷へ電力を供給するものが多い。
インバータからの供給電力には周波数を変換するために用いられる高周波が含まれており、これが所定のしきい値以上では非連続の微小パルスとなる結果、パルス幅の集積値も小さくなるため、地絡電流を検出しても負荷遮断が行なわれない場合がある。
このための対策として地絡検出装置に低域フィルターを設け、高周波成分を阻止することが行なわれていた(例えば特許文献1参照)。
このための対策として地絡検出装置に低域フィルターを設け、高周波成分を阻止することが行なわれていた(例えば特許文献1参照)。
従来の地絡検出装置は以上のように構成され、負荷側にインバータを備えている場合には、零相変流器に低域フィルターを接続して高周波成分を阻止するようにしているため、例えば10A以上の著しく大きな地絡電流が発生した場合には、高周波成分によって零相変流器の鉄損が増大し、零相変流器のコイルが焼損するという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、地絡の発生時にインバータの高周波の影響による負荷遮断の不動作を防止すると共に、高周波成分による零相変流器の鉄損の増大によるコイルの焼損を防止することができる地絡検出装置を提供することを目的とする。
この発明に係る地絡検出装置は、交流電路に接続され、上記交流電路の地絡電流を検出する零相変流器、この零相変流器に接続され、検出された地絡電流に含まれる高周波成分を阻止する低域フィルター、この低域フィルターを通過した信号が所定のしきい値を超えた時に出力を生ずる低域側レベル判別器、この低域側レベル判別器の出力が所定幅以上の時に出力を生ずる信号幅判別器、上記零相変流器に接続され、検出された地絡電流に含まれる低周波成分を阻止する高域フィルター、この高域フィルターを通過した信号を平滑すると共に、信号が別の所定のしきい値を超えた時に出力を生ずる高域側レベル判別器、この高域側レベル判別器の出力が所定時間継続した時に出力を生ずるタイマー回路、上記信号幅判別器の出力及びタイマー回路の出力を入力とするOR回路、このOR回路の出力にもとづいてスイッチング素子を導通させるトリガ回路及び上記スイッチング素子の導通時に動作して上記交流電路の遮断器を引き外す電磁装置を備えたものである。
この発明に係る地絡検出装置は以上のように構成されているため、地絡発生時にインバータの高周波の影響による負荷遮断の不動作を防止すると共に、高周波成分による零相変流器の鉄損の増大によるコイルの焼損を効果的に防止することができる。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1による地絡検出装置の構成を示すブロック図、図2は、実施の形態1による地絡検出装置の動作を説明するためのタイミング図である。
以下、この発明の実施の形態1を図にもとづいて説明する。図1は、実施の形態1による地絡検出装置の構成を示すブロック図、図2は、実施の形態1による地絡検出装置の動作を説明するためのタイミング図である。
図1において、電源からの交流電路1に接続された負荷10はインバータ30によって制御されると共に、交流電路1には地絡検出装置100が設けられ、地絡検出時に遮断器2によって交流電路1を遮断するようにされている。
地絡検出装置100は次のように構成されている。
交流電路1を1次巻線とする零相変流器3の検出信号は低域フィルター6と高域フィルター11に入力される。低域フィルター6で高周波成分がカットされ、低周波成分のみとなった信号は低域側レベル判別器7に入力され、所定のしきい値を超えた時に出力を生ずる。
交流電路1を1次巻線とする零相変流器3の検出信号は低域フィルター6と高域フィルター11に入力される。低域フィルター6で高周波成分がカットされ、低周波成分のみとなった信号は低域側レベル判別器7に入力され、所定のしきい値を超えた時に出力を生ずる。
信号幅判別器8は低域側レベル判別器7の出力を受けて信号の時間幅を判別し、所定の時間幅を超えた時に出力を生ずる。
一方、高域フィルター11は零相変流器3によって検出された地絡電流の低周波成分をカットして高周波成分のみの信号を出力する。
一方、高域フィルター11は零相変流器3によって検出された地絡電流の低周波成分をカットして高周波成分のみの信号を出力する。
図2(a)は高周波成分を含む地絡電流を示し、図2(b)は低域フィルター6の出力を示す。また、図2(c)は高域フィルター11の出力を示す。
高域フィルター11の出力は高域側レベル判別器12に入力される。ここでは図2(d)に示すように、高域フィルター11の出力を整流した後平滑し、所定のしきい値VTHと比較して信号がしきい値VTHを超えた時、図2(e)に示すように出力を生じる。
高域フィルター11の出力は高域側レベル判別器12に入力される。ここでは図2(d)に示すように、高域フィルター11の出力を整流した後平滑し、所定のしきい値VTHと比較して信号がしきい値VTHを超えた時、図2(e)に示すように出力を生じる。
なお、高域側レベル判別器12のしきい値VTHのレベルは、低域側レベル判別器7のしきい値レベルよりも高い値に設定されている。
高域側レベル判別器12の出力はタイマー回路13へ入力され、図示しないコンデンサを充電して信号レベルが図2(f)に示すように時間と共に上昇する。充電時間が所定の時間tを超えた時に図2(g)に示すように出力を生ずる。
高域側レベル判別器12の出力はタイマー回路13へ入力され、図示しないコンデンサを充電して信号レベルが図2(f)に示すように時間と共に上昇する。充電時間が所定の時間tを超えた時に図2(g)に示すように出力を生ずる。
タイマー回路13の出力及び上述した信号幅判別器8の出力はOR回路14へ入力されているため、タイマー回路13あるいは信号幅判別器8に出力が生じた時、その出力はトリガ回路9に与えられる。トリガ回路9の出力はスイッチング素子5のゲートに入力され、スイッチング素子5を導通させて電磁装置4を動作させる。この結果、交流電路1の遮断器2が引き外され、交流電路1が遮断される。
実施の形態1は以上のように構成され、高域フィルター11及び高域側レベル判別器12を設けているため、地絡電流の高周波成分の検出、判別が可能となる結果、零相変流器3のコイルを鉄損によって焼損することを防止することができる。
また、低周波成分を阻止することで、高域側レベル判別器12のしきい値を低域側レベル判別器7のしきい値より高く設定し、タイマー回路13により低周波成分の動作時間よりも長い時延特性をもたせることにより、インバータなど高周波による誤動作の防止の効果を下げることなく、焼損に至らないレベル以下では高周波成分による誤動作を防止することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2を図にもとづいて説明する。図3は、実施の形態2による地絡検出装置のタイマー回路の構成を示すブロック図、図4は、実施の形態2による地絡検出装置の動作を説明するためのタイミング図である。なお、タイマー回路以外の構成は実施の形態1と同様であるため図示及び説明を省略する。
次に、この発明の実施の形態2を図にもとづいて説明する。図3は、実施の形態2による地絡検出装置のタイマー回路の構成を示すブロック図、図4は、実施の形態2による地絡検出装置の動作を説明するためのタイミング図である。なお、タイマー回路以外の構成は実施の形態1と同様であるため図示及び説明を省略する。
高域フィルター11の出力を平滑した高域側レベル判別器12の信号は図4(a)に示されるものであるが、この信号が図3に示すように2乗回路20に入力されて2乗され、電圧電流変換回路21によってタイマ用コンデンサ23の充電用の電流に変換される。
タイマ用コンデンサ23と並列接続されたスイッチ22は高域側レベル判別器12の信号がしきい値VTH以下で出力が生じていない時は閉路されており、従ってタイマ用コンデンサ23は短絡された状態にあるが、図4(b)に示すように、高域側レベル判別器12の信号がしきい値VTHを超えて出力が生じるとスイッチ22が開路され、タイマ用コンデンサ23の短絡状態が解かれるため、電圧電流変換回路21から出力された信号によりタイマ用コンデンサ23が充電される。
タイマ用コンデンサ23の電圧は図4(c)に示すように上昇し、比較器24のしきい値VTH2を超えると、比較器24は出力を生じるため、タイマー回路13は図4(d)に示すように出力を生じる。タイマ用コンデンサ23の充電時間は地絡電流の大きさに反比例することになる。温度上昇は電流の2乗に比例することから焼損特性(温度上昇)に合わせた動作時間での保護が可能となる。
1 交流電路、 2 遮断器、 3 零相変流器、 4 電磁装置、
5 スイッチング素子、 6 低域フィルター、 7 低域側レベル判別器、
8 信号幅判別器、 9 トリガ回路、 10 負荷、 11 高域フィルター、
12 高域側レベル判別器、 13 タイマー回路、 14 OR回路、
30 インバータ。
5 スイッチング素子、 6 低域フィルター、 7 低域側レベル判別器、
8 信号幅判別器、 9 トリガ回路、 10 負荷、 11 高域フィルター、
12 高域側レベル判別器、 13 タイマー回路、 14 OR回路、
30 インバータ。
Claims (2)
- 交流電路に接続され、上記交流電路の地絡電流を検出する零相変流器、この零相変流器に接続され、検出された地絡電流に含まれる高周波成分を阻止する低域フィルター、この低域フィルターを通過した信号が所定のしきい値を超えた時に出力を生ずる低域側レベル判別器、この低域側レベル判別器の出力が所定幅以上の時に出力を生ずる信号幅判別器、上記零相変流器に接続され、検出された地絡電流に含まれる低周波成分を阻止する高域フィルター、この高域フィルターを通過した信号を平滑すると共に、信号が別の所定のしきい値を超えた時に出力を生ずる高域側レベル判別器、この高域側レベル判別器の出力が所定時間継続した時に出力を生ずるタイマー回路、上記信号幅判別器の出力及びタイマー回路の出力を入力とするOR回路、このOR回路の出力にもとづいてスイッチング素子を導通させるトリガ回路及び上記スイッチング素子の導通時に動作して上記交流電路の遮断器を引き外す電磁装置を備えた地絡検出装置。
- 上記タイマー回路は、その動作時間が上記地絡電流の大きさに反比例した特性を有することを特徴とする請求項1記載の地絡検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004327348A JP2006141111A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 地絡検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2004327348A JP2006141111A (ja) | 2004-11-11 | 2004-11-11 | 地絡検出装置 |
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| JP2006141111A true JP2006141111A (ja) | 2006-06-01 |
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Family Applications (1)
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Country Status (1)
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|---|---|
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Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101193153B1 (ko) | 2011-03-04 | 2012-10-22 | 한국전력공사 | 변성기의 철공진 검출 및 억제 장치 |
| CN102928730A (zh) * | 2012-10-31 | 2013-02-13 | 华东光电集成器件研究所 | 一种接地检测装置 |
| CN110783888A (zh) * | 2019-12-05 | 2020-02-11 | 西安国矽微半导体有限公司 | 一种漏电保护器电路、芯片及其漏电保护系统 |
| DE102021202171A1 (de) | 2021-03-05 | 2022-09-08 | Siemens Aktiengesellschaft | Fehlerstromschutzeinheit |
-
2004
- 2004-11-11 JP JP2004327348A patent/JP2006141111A/ja active Pending
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